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昨夜、今夜と高気圧が張り出しているせいか、シーイングもよく、非常に美しい土星を観望&ビデオ撮影している。環の傾きが昨年、一昨年よりは明らかに小さくなってきている。土星を導入する際、ファインダー(望遠鏡を目標に合わせる為の小さな望遠鏡)の視野に、プレセペ星団が綺麗に見える。50mm×7倍のファインダーなので、ちょうど、双眼鏡の単眼で見ているようなカンジだ。しばし、その光景にみとれてしまう今日この頃である。実際は、太陽系内の土星と、遥か遠く(510光年)のかに座のプレセペ星団が同じ方向にたまたまあるだけのことなのだが、すごく得した気分になる。~ プレセペ星団 ~散開星団。プレセペはかいば桶(馬の餌桶)を意味し、星団のすぐ北のかに座γ星(北のろば)と南のδ星(南のろば)がかいばを食べている姿に見たてたものとされている。存在は紀元前から知られていたが、1609年にガリレオが自作望遠鏡で初めて星の集団であることを発見した
2006/01/24
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金曜日の夜。天気は悪かったが、「もしかして」の予感で、望遠鏡はベランダで冷やしておいた。予想通り、夜半近くに土星が見えている。早速、電源を入れ、観測開始。ビデオモニタに写る土星の輪が、随分細くなったな~と思いながら見ていると・・・急に腰が沈んだような気がした次の瞬間、「ガシャン!」と座っていたイスがなくなった!使っていたレジャー用の折りたたみイスの、布が破れたのだ(笑)運悪く、右足をイスの下に折り込んでおり、同時に激痛が走った。自分の体重が、イスのパイプ経由で、右足首付近に集中したのだ。痛みとともに、あまりの間抜けさに、大笑いしたくなってしまった。慌てて部屋に入り、「痛ってぇ~!脚折れた~!」とのたうちまわってしまった。長年、脛はかなり鍛えてあり、例えばイスや机にぶつけてもびくともしないが、足首の内側なんて、そうそう鍛えているものでもなく、とにかく痛かった。当然、出血もあり、先ずはマキロンで消毒。しばらく感覚の麻痺していた脚だが、1時間もすると歩けるようになった。2日たって、いろいろチェックしてみたが、とりあえず、骨には異常はないようである。が、稽古でここを蹴られたら、またのたうちまわりそうである(笑)このイスは、10年近く使って重宝していたが、考えてみれば、安全管理が甘かった。観測には、風呂のイスなど、直接支えるものがいいと、改めて思った週末だった。
2005/12/04
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姿勢制御ロケットに異常ということだ。このままには、地球に向けて針路を取れないらしい。。。。心配だ。それにしても・・・地球から数億キロも離れた漆黒の宇宙空間で、必死に作動しようとしてもがいている「はやぶさ」が不憫でならない。帰還までの成功を望むのは、ちょっとかわいそうな気もしてきた。いっそ、近くの大き目の小惑星の重力に捉えられ、軟着陸して一休みしてくれてもそれはそれでいいと思うのだが。
2005/11/29
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久しぶりに応募したので、結構ドキドキでページを開いた。やはり嬉しいものである。今年は、なぜか応募時期(毎月月末)に予定が立て込んだりして、ついつい応募自体が少なくなっていた。まあ、月の半ばから準備すればいいのであるが、「情報の新鮮さ」にこだわり、また掲載時期との時間的ずれから、少しでも最新の撮影結果を応募したいゆえ、月末に仕上げることになってしまう。さらに今年は、トレーニングやGUNに、かなりの時間をまわしたことも原因か。
2005/11/29
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おめでとう!今日のNHKのニュースでは、「はやぶさ」は岩石採集に成功したらしい!太陽系創世記の情報を得ることができるのだろうか?月面探査も意義があったが、小惑星となると、桁が違う。この調子で、火星の石でも持って帰ってきた欲しいが、私の寿命が先に尽きそうだ(笑)地球への帰還は2007年ということだ。素晴らしい!帰路の無事を祈る!そんな今日、うちの末っ子は丸坊主になった。。。。。
2005/11/26
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今度はNEWSで、実は、「はやぶさ」は、小惑星「イトカワ」に着陸していたということだ(笑)なんか、「はやぶさ」が不憫に思えてくるぜ(笑)破片採集用の弾丸の打ち込みには失敗したらしいが・・・。いずれにしても、我が家の目的は達成されているので、これ以上、望むのもどうかと思うが、それにしても、報道が少な過ぎるな・・・・確かに、マンション構造計算偽造疑惑の報道も必要かもしれないが、技術立国である以上、もう少し、マスコミもまともに報道して欲しい。
2005/11/23
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「はやぶさ」なんてニックネームをつけるから、わからなくなるんだよ(苦笑)元々は「ミューゼスC」という名前だ。ということは・・・・惑星協会の公募で小惑星に打ち込むマーカーに、うちの家族の名前を刻印してもらってあるのだ!惑星協会のHPで確認したところ、マーカーの打ち込みは成功したようである。100年ぐらい後、小惑星イトカワから回収されたマーカーが、どこかの万博で展示される。「おおっ!これ、うちの先祖の名前だぜ!・・・しっかし、よくこんなもん、応募したよなぁ」とうちの子孫が彼女(彼氏)でも連れて、笑い話にしてくれたら、最高だ。てなわけで、今回は、小惑星の破片を回収できなくても、我が家にとっては大成功です。それでも・・・がんばれ!ミューゼスC(=はやぶさ)
2005/11/22
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小惑星探査機「はやぶさ」が、小惑星「イトカワ」へのタッチアンドゴーに失敗したようである。残念だが、着陸に使用するマーカーがまだ1個残っていて、最後の挑戦をするそうなので、期待したい! ただ、是非、認識しておきたいことは、小惑星に、「はやぶさ」自身の影が映るところまで接近していること自体、すごいことなのである。 スペースシャトルが国際宇宙ステーションに行くよりも、ある意味、高度な技術が要求される。 その起動計算~自動制御技術に至るまで、まさに科学技術の結晶であり、国民としては、もっと好意的に賞賛するに値すると思う。 マスコミは、失敗ばかりをとりあげるが、中国の有人飛行より技術的にははるかに難しいことにトライしていることは、強調して欲しい。 ただ、日本の宇宙開発機構の体質には、大きな問題と、高コスト体質があると思うし、もっと、EU各国などと共同でやった方が、より多くの探査機が飛ばせると思う。 自国技術にこだわるより、より多くの研究成果を上げ、小惑星・彗星という太陽系生成時の情報をふんだんに持っている研究対象に、もっともっとアプローチして欲しい。 さらには、ハッブルより小さくていいから、宇宙望遠鏡をもっと上げて、各惑星を継続観測して欲しい。 (ハッブルなどは数年先までスケジュールが詰まっている=つまり宇宙 望遠鏡は絶対的に足りないのだ) 大気圏の中から、望遠鏡で宇宙を眺めるだけの身としては切に願う。
2005/11/21
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今夜、最接近だったが、当地方は曇りで、全く観測できず。まあ、昨夜、かなりいいシーイングで観測できたから、いいか。実際、かなり眠くて、正直ホッとしたところもある(笑)今回ほどの接近は、おそらく私の生きている間にはもうないとは思うが、まあ、遠くから見た10円玉と1円玉の大きさの差ぐらいで、二年に一度はかっちり接近してくれるし。今日、観測効率UPを目的に、南側の和室のレイアウトを変更。ミューロン鏡筒の出し入れが、従来の1/5程度の時間=エネルギーで可能になった。今日は、撤収のみでの実感でちょっと悔しいが。
2005/10/30
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30日の衝にむけ、今夜も、何とか観測できそうだ。いま、ベランダで望遠鏡を冷やしている。昨夜あたりは、やっとまともなシーイングになったが、10月なのに、上空は冬型の気流となった日が続き、正直、フラストレーションがたまった。今のマンションに住んで、10年になるが、ここ1~2年、コンクリが完全に乾燥したのか、近くを走るJRの電車の振動を拾っているような気がする。また、赤道儀もビクセンの旧アトラクスからEM-200(新型の高周波数型)に変えたが、どうも、振動が気になる。一昨年の火星接近時は、容積の割には質量のある、マクストフニュートン鏡筒だったのを、昨年より、比較的ガランドウに近い、ミューロン250に変えたせいもあるかも知れない。防振ゴムをかませるなど、工夫も考えたが、今回はこのままで行こう。それにしても、ミューロンは予想通り、火星のしっとりとした赤っぽい表面に暗いアルベド模様を観察するのには、最適な鏡筒だと思う。双眼装置で観察するときのコントラストは素晴らしい
2005/10/25
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久しぶりに専門誌に投稿した画像の一部。9月8日に発生した、太陽のプロミネンス。昨年は、本当に活況だった太陽の活動も、今年は、かなり静かな印象である。このループ型プロミネンス。地球がすっぽり入ってしまう大きさの炎である。晴れれば、ほぼ毎日(平日は出勤前)太陽面を撮影しているが、本当に、太陽がちょっと機嫌を損ねたら、地球上の人類を含む生態系は終わりだ。原始宗教は太陽を崇めていたが、文明がいかに進歩しようと、いまでも太陽の影響力は、全く変わらない。逆に言えば、人類の文明なんて、その程度のものである。謙虚にならなければ!
2005/10/04
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夜半過ぎに、観測可能な高度まで昇ってくる火星。10月の衝に向けて、日に日に視直径が大きくなってきている。今年も2003年と同等の接近になるので、期待している。前回はμ250は、我が家になかったので、どの程度見えるのかは不明だが、このところビデオ撮影している限りは、μは木星よりも、火星で適正を発揮してくれるような気がする。木星は、ガス体なので、中央部が明るすぎて、飛んでしまうように見える。その点、火星は、まあ、砂なので、いいカンジに見える。
2005/09/15
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数年来使っている、愛用のワゴン。最近の天文趣味は、とにかく電気なしでは考えられない。1.赤道儀コントローラ2.変圧器(100V→12V)×23.太陽撮影用カメラ ゲインコントローラ4.太陽撮影用ビデオ5.モニタ拡大用ルーペ6.100Vタップ7.手元照明(キティちゃん:笑) 下部をのばすとランタン形になる優れもの。8.赤道儀9.太陽観測用日よけ(ウィンドブレーカーを流用) これがないと、太陽撮影時のモニタはとても見えない。10.ケーブル養生用洗濯バサミ(非常に便利)冷却CCDなどのケーブルは、サイドに総てかけてある。ワゴン最上段は、PCが乗ることもある。このワゴンを導入する前は、これだけの機材を、いちいちセットアップしていた。当然、設置・撤収ともに30分ぐらいかけていた。現在は、ベランダ側の部屋からこのワゴンを出し入れし、コンセントに接続するだけで、ほんと1分程度で観測が出来る。物凄いリードタイム短縮で、密かに満足している。
2005/07/17
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夜空が明るい。近所の、数少ない観測ポイントも、次々に宅地化が進み、星野写真の撮影は、銀塩フィルムでは不可能だ。結局、冷却CCDか惑星観測に特化して行くしかなく、淋しいかぎりである。出張などで空の暗いところを訪れる度、真剣に転居を考えるが、現実問題、なかなか難しい。リタイアしてから・・・なんて希望は、今の日本では、甘い幻想だろう。ましてや、天体観測の機材のセットアップ、操作も、それなりに大きくなると、かなりの体力が必要である。実際、冬場の遠征観測でもセットアップが終わると、汗だくである(笑)やはり、自然に夜空が暗い方がいい。写真は、夜間の衛星写真であるが・・・明るすぎだ。昔、オイルショックの頃は、本当に節電したものだが。確かに、都会の街灯りはロマンティックでもある。ホテルの窓から見下ろす夜景で、出生率低下に歯止めはかかるのかも知れないが(笑)しかし、空に向かって、無駄なエネルギーを放出する光害は、文明を履き違えた成り上がり国家の象徴に思える。
2005/06/25
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7月4日 テンペル彗星の”核”にNASAの探査機が衝突する。彗星と、その核の構造・成分・衝突による変化などを観測する計画である。 彗星には、非常に長大な周期を持つものも多く、太古の太陽系の成分など、いわば歴史的遺産ともいうべき側面もあり、その観測は非常に有意義である。 核に近づく観測は行われたが(当然無人探査機)、今回は、近づくどころか、核そのものに探査機をブチ当てようという、正直、天文ファンとしても納得できないアメリカらしい、乱暴な計画だ。 実は、数年前、やはりアメリカで、木星の4大衛星にドリル型の探査機(プローブ)を打ち込み、氷結した大気の下を探ろうという計画があった。さすがに内外の反対を浴び、中止になったように記憶しているが、これはとんでもない話である。 木星の衛星の中には、巨大な木星の反射のおかげで、生命が育まれている可能性もあると以前より言われていた。 で、実際、プローブを打ち込んで、もし、生命体がいたら・・・・・・こりゃ、相手にとっちゃ、立派な攻撃じゃないか。 高度知的生命体だったとしたら、”宣戦布告”とも取られかねないぞ! さすが、白人種以外の生物は、格下と宗教上で定義されているアングロサクソンならではの計画である(笑) 科学探査であれ、先方への”気遣い”は必要だと思う。
2005/06/10
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5月中に発生した太陽のプロミネンスのひとつ。時には、分単位でその姿を変える。本当にダイナミックな天文現象である。今朝もうす曇ながら、何とか撮像できた。昨日の朝も、やはりうす曇だったが、Hαフィルタの角度を調整し、今日はそれなりの画像が撮影できた。スッキリ晴れて欲しいものだが、この季節は仕方がない。
2005/06/08
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曇りが続いているうちに、大賑わいだった太陽面も、やや寂しくなってしまった。 それでも、辺縁部に、中型の黒点が3つと、ダークフィラメントが廻ってきた。これから梅雨の季節。雨雲の向こうで、どんな太陽面の活動があるのかと思うと、本当にイライラする季節だ。
2005/06/06
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2003年9月18日の火星 2年振りに今年も来ます!
2005/06/03
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このところ、天候が悪く、久しぶりにスッキリ晴れた。さして期待もせずに、望遠鏡をセットアップし、ビデオのモニタ上に映った太陽面にピントを合わせると・・・。 ぎょえ~っ!なんとにぎやかな太陽面!休みてぇ~! 辺縁に隠れようとしている、小黒点と、それを取り巻くダークフィラメントと入れ替わるように、廻ってきた同じく小黒点とダークフィラメントに覆われ、赤道付近は、かなりにぎやかになっている。 当然、辺縁に行く明日辺りは、プロミネンスの変化もかなり期待が出来るのだが、再び天気は下り坂の模様。残念。 周期的には(約12年?)太陽は、今は活発な時期ではないということだが、昨年も、中々素晴らしい変化を見せてくれた。 この夏も期待しよう。
2005/06/01
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ここ2回、見事に落選していた月刊天文誌に何とか入選。しつこいようだが、入選が第一義ではないのだが、やっぱり嬉しいものだ。 このところ、変な雲がいつも流れていて、いい天体写真が撮れないのももどかしい。 太陽は、早く昇るようになったので、出勤前でもそこそこの高度で撮像することができるが、せっかく冬場の乱気流から抜けた木星がいまひとつなのは悔しい。 で、今夜も雲が出て、木星観測は出来なかった。望遠鏡を外気になじませるため、4時ごろには外に出す。空振りも多いが、チャンスを逃すわけにはいかない。 ま、筋トレだと思えば、苦にはならんが。
2005/05/29
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観測機材が電子化されて久しく、様々のケーブルが観測時には非常に邪魔になる。 夜間は、足を引っ掛けたりと危険もあるが、それ以上に、ケーブル自体がねじれたりして、断線した入りする恐れもある。 長時間露出の撮影時などをしているときに、接触不良で赤道儀が止まったりして、数時間が台無しになったことも。 そんなときにも、洗濯バサミは役に立つ。 うちの場合、通常の惑星観測でも、2~3個の洗濯バサミを、ケーブルの養生に使用している。 小さな工夫を重ねて、道具が段々使いやすくなってくるのも、趣味の楽しみである。 セッティング・撤収時間が短縮されたりするのも非常に楽しい。やはり貧乏性なのもあるだろうが、ここ一番のチャンスを逃さないためにも、常に工夫・改善は大事だ。
2005/05/10
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月に1日は、丸々、天文雑誌の応募作品の処理に費やす。 写真は、今回応募に使用した組写真の一枚。4/26のもの。入選が目的のひとつであることは間違いないが、それ以上に1ヶ月の観測の”まとめ”という意味が大きい。 また、作品用に素材(DV)を改めて点検していると、ひと月の太陽面の変化を、サーッと流すことが出来、思わぬ発見もあったりで、きわめて有意義である。 天文学の世界では常識だが、太陽の寿命も人間と同じく”有限”である。 残り50億年とも言われているが、精々、数千年(しかも近代的な観測は100年程度)の観測では、どこまで信頼できるか。 もちろん、数十億年のオーダーでは、俺はこの世にはいないし、子孫も絶えているかも知れないわけで、心配するのもどうかと思うが、気になるのはしょうがない。 毎日ダイナミックに変化する太陽面を観測していると、太陽の寿命が有限であることが、改めて思い知らされる。 それに比べ、人間の寿命は、何と短いことか。。。。
2005/05/08
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初めて、惑星をビデオに撮ることを思いついたのは、90年代のことだった。 長女の幼稚園の運動会のビデオを撮ったあと、自宅に戻り、観測の準備をしているとき、ふと、「このビデオで惑星を撮って見たら?」と思いつき、試しに撮ってみると、これが結構、よく映る。 早速、勤務先の職人さんに、アダプタを製作してもらった。そして、きちんと光軸が出るようになると、眼視以上の画像がTV画面に映し出された! 何より素晴らしいのは、大気にユラユラとうごめく、実際の観測の臨場感が見事に再現されるのだ。 静止画にはない、動画の魅力。とでもいおうか。 以来、40万画素から、100万画素に、そして3CCDへと、ビデオカメラもグレードアップ。 恥ずかしながら、子供の成長よりも、天体を撮ったテープの方が遥かに多い。悪い父親である。 一昨年より導入したToUcamなどのwebカメラも確かに素晴らしいが、DVの手軽さは別格である。 当分は、併行して使うことになりそうだ。 ビデオを取り付ける場合、やはりバランスの面ではカセグレン系か屈折がいい。 現在のビデオが写真のものである。 シャープなミューロン光学系と相まって、素晴らしい像を見せてくれるのだが・・・最近のDVは、CCD面自体は縮小する傾向にある。 シンチレーションが多い天体の撮影では、小さくなった画素が悪い結果をだすこともある。 結局、古いTRVなどのカメラも手放せなかったり、バックアップ用にオークションに同型機を求めたりと、道具は増えるばかりであるる
2005/04/07
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土星観望の時期に導入した、双眼装置を木星に試している。予想以上の素晴らしい見え味である。DVのモニタ上に映し出される木星に勝るとも劣らない。 C11(シュミカセ28cm)でも試してみたいが、光量のある木星では、μ250でも充分以上である。 アイピースがXP-28では明るすぎる程であり、LE-12.5あたりで本体の縞模様が非常にコントラスト良くみえる。 しばらく見ていると、気流が収まる瞬間は、息を呑むほどだ。土星も素晴らしかったが、やはり縞模様の変化が豊富な木星は楽しみがいっぱいである。 このところ、薄曇りの夜が多いので、もうひとつであるが、快晴の夜を待とう。 それにしても、花粉が主鏡につくのが怖い。
2005/04/06
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惑星撮影では、大気の揺らぎが禁物である。特に、ニュートン・カセグレンなどの開放系(筒先の開いている)鏡筒では、特に注意しなければならない。 冬などは特に、観測者自身の体温・呼吸などにも充分注意を払わなければならないので、着用する防寒着も、外に出しておき、外気に馴染ませ、観測の時だけ着用する。 撮影時には、息も静かに吐き出すようにして、万全の注意を払う。 「いったい、何やってんだろう?」と自問することも度々である。 木星の観望好期になった。 この季節は、シーイングも冬場に比べれば穏やかで、そうそう外れの夜はない。が、撮影レベルでの絶好の夜というのは、やはりそうそうあるのもではない。 さらには、花粉症の私にとっては、夜とはいえ、苦しい。 日本でシーイングの良い地域といえば、やはり沖縄だろう。 先日、出張で行ったときに、夜空を見上げてみたが、都市部ながらも、その落ち着いた気流には、うならされたものだ。 機会があれば、望遠鏡を持ち込んで観望・撮影を試してみたい。今回の画像は、3月に撮影した木星。 デジタルビデオで撮影したものを、PCに取り込み画像処理を施したものである。
2005/04/05
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双眼装置を導入して、1ヶ月経過。20回以上使用してみて、長所・短所を改めて整理してみると・・・<長所> 1.日常生活と同じ、両眼視になるため、惑星の模様がより詳細に 認識できる。 2.月面の昼夜の境界線あたりを見るとまさに、「立体的」に見える。 惑星も同様だが、月面の場合は、本当に驚く。 3.長時間の観望でも疲れない。<短所> 1.複数人で観望する場合、目幅調整のたびにピント調整が必要。 (今回購入したものがスライド式目幅調整のため) 2.赤道儀では定期的に水平調整が必要。 3.重い。 4.アイピースのコストがかかる(当然だが)結局、導入以来ほぼ毎回使用している事実が、長所が短所を上回っているということで、非常に満足している。先日、製造中止となった(らしい)ペンタックスのXL-28を購入。見口部分が太く、目幅の狭い人には苦しいかも。像自体はさすがに素晴らしいが、しっかり取り付けないと、アイピース自体の重さで、双眼装置の光軸がずれる可能性がある。
2005/01/23
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昨日も中々だったが、今夜のシーイングはさらに凄かった!観測前に、オリオン座の子三ツ星や、おおいぬ座のシリウスをサッと眺めるとすでに、気流が落ち着いている気配が・・・。期待で気持ちは急くが、落ち着いて機材のセットアップを行う。鏡筒(μ250)はすでに15時ごろから、外気順応させてある。まずは、双眼装置+XL28(215倍)で眺めてみる。カッシーニはくっきり、本体の縞模様もはっきり見て取れる。LE12.5(480倍)まで倍率を上げても、像は崩れない。気流の落ち着いた瞬間は、エンケも見えたような・・・。続いてHC-1000を接続して、DV録画を行う。気流が安定しているので、ピント合わせが非常に楽に行える。途中、子供たちの観望タイムを挟む。それぞれ、目幅・ピント位置が微妙に異なるように、着眼点も各自各様で、いまさらながら面白い。数回で、合焦装置のコントローラーも使いこなしている。そのまま、木星も観望しようと4時まで、寒いベランダで粘ったが、雲が・・・ちくしょうっ!!結局、計1分弱の木星撮像だったが、シーイングの良さは確認できた。考えてみれば、天体よりも雲を見ている方が多い晩も、結構あった。昼間は、目をつけていた大きな黒点が辺縁部に回り込んだが、期待したほどのプロミネンスの変化はなかった。
2005/01/22
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天文雑誌は4誌講読している。月刊天文,天文ガイド,星ナビ,スカイ&テレスコープだ。他の趣味の雑誌と合わせて、最新刊を枕元に置き、寝る前に頁を繰るのが、自分の場合、精神衛生上、非常に良いと思う。天文趣味が完全に休止状態だった、1980年前半の頃の月刊天文のバックナンバーを古書店よりまとめて購入した。ページをめくってみると、いやはや内容が非常に充実していて驚く。特に機材の情報が非常に興味深い。天文ファンの全盛期といった感じが伝ってくる、新型望遠鏡のオンパレードである。何しろ、再開した頃は、シュミカセなんてまともな望遠鏡に見えなかったもんだ。80年代後半に、MT130の直焦点セットをボーナスをはたいて購入。子供の頃は憧れだったクラスの機材に感激したが、これも情報は天文雑誌からであった。以後、我が家の一等地に鎮座している10本近い鏡筒は、そのほとんどが天文雑誌によって情報を得て購入したものである。最近では、天文関係のサイトも増えて、敢えて雑誌で機材の情報を収集する必要性は低下しているが、それでもインプレなどは注目している。最近はやはり、月刊天文(昔は天文と気象)が一番気に入っている。(入選させてもらっているからではない)広告より、天文自体の記事が多いからである。書棚に入れても収まりのいい装丁もいい。星ナビ(旧:スカイウォッチャー)は、ニュートン的な今日的話題の頁は興味深いが、正直、ちょっとノリが軽すぎてキツイ。天文ガイドは、相変わらず広告が多すぎる。表紙が取れやすい装丁も30年変わっていない。昨年、藤井旭さんに、拙作を見ていただきたくて、フォトコンに応募。幸運にも掲載してしただいたが、天ガとはいい関係で無いメーカーの望遠鏡を使用しての作品だったので、その公正さには正直、驚いた。スカイ&テレスコープは昨年から購読しているが、さすがに内容は濃い。広告は、米国らしい派手さで目に付くが、内容は素晴らしい。世界中で愛読されているだけのことはあり、Registaxの開発者の方自身の記事など、非常にありがたい。
2005/01/21
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しばらく静かだった太陽面に、久しぶりに大きな黒点が出現。まあ、太陽の場合、「ひと月の間なにもない」なんてことはなく、本当にありがたい。年末、T-maxを購入し、FS60Cとコロナドフィルタの間に装着したのだが、実は現時点まで使用したことはない。 当然、装着後すぐ試してみたのだが、どうも違いがわからない。 逆に、対物レンズとフィルタの間に、ほんのコンマ数ミリながら隙間が出来るので、埃の混入が気になるところである。 ビデオカメラなどをつけて、接眼側が重くなるアンバランスのカウンターウェイトとしては使えるが。 それにしても、コロナドフィルタ関連パーツ・・・高すぎる。 夜、土星観望。こちらも数日振りの好シーイングで、昨日届いた、LE24を双眼装置にセットして、じっくり観望。 LE30とLE18のちょうど中間。明るさ、像の大きさともに土星にはベストマッチだ。 双眼装置の場合、アイピースは総て2本必要になり、出費はキツイが、それ以上の感動を与えてくれる見え味に満足度は大きい。 家族にも確認したが、本体の模様が濃くなっているような気がする。 赤道付近の縞と、極付近の濃い模様は特に濃くなっているような気がする。 輪の方は、カッシーニは黒々と抜け、C環のきめ細かいグラデーションも美しい。 冬場でも時々こういうシーイングにぶつかるので、寒くても観測準備はサボれない。
2005/01/13
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久々にスッキリ晴れた夜空に、C11に待望の双眼装置を試してみる。 今日も、光軸が少々ズレていたので、外気順応の終わる頃に修正。2~3分で終了。 LE30を双眼装置にセットして観る。 予想以上に素晴らしい!μとほぼ互角といえる。 本日納品された、LE18に変えてみる。気流が落ち着くと、「エンケ?」と言うほどの 見え味である。 客観性を保つため、家人に見てもらったが、同様の感想である。 ただ、HC1000で写してみると、μよりやや暗く感じるが。 μではピントの出ないBORGのヘリコイドを左右双方に取り付けてみたが、気をつけないと 光軸が合わず、土星がまた二つになってしまう(笑) 片眼のヘリコイドを緩めておいて、微調整するのがコツか。 もっとも、ヘリコイドは不要のようである。 圧巻は、双眼装置のバローを外し、LE30(93倍)で観たM42だった。 トラペジウムを囲むガス雲が発光し、大きな星雲の広がりがハッキリとわかる。 内面塗装の効果は確かにある。 昼の観測では、最近、末っ子が「望遠鏡を出そう」とかコントローラを押したがり、 一緒に観測することが多い。 夜も、「一緒に土星を見よう!」と誘われることも多い。いつもは、結局、寝てしまう が、今夜はしっかりと双眼装置を覗いていた。 長女も、実はシューメーカーレビー彗星の木星衝突痕を、2歳頃、ほぼリアル タイムでMT-130で観ていたのだが、記憶あるかどうか・・・・。 末っ子も記憶に残るかどうかは定かでないが、雰囲気は心に残るはずである。
2004/12/11
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九州のY光器にオーバーホールに出していた、C11鏡筒が戻ってきた。 今回の依頼は、以前、自分で施工した鏡筒内面の植毛布の撤去~再塗装と、 主鏡・副鏡の反射率チェック、補正版の透過率チェックなどである。 途中、業者さんと電話などで連絡をとりながら、結局、補正版の再コーティ ング、内面再塗装、通気穴加工、鏡筒外装シート貼付などを、お願い することになった。 特に、補正版のコーティングは、ご近所に”窯”を持っている業者さんが居ると いうことと、他のお客さんも一緒ということで、予想を遥かに下回る費用で作業 してもらえることになった。 また、一番気になっていた光学系エレメントの出来具合については、基準器に もつかえそうなくらいの良鏡であるとのコメントをいただいた。 もどってきた鏡筒は、壁紙(?)のような撥水加工シートに覆われ、黒一色の姿 とは別の鏡筒ではないかという印象を受ける。 まだ溶剤の匂いのする蓋を取ってみると、ブルーのコーティングが素晴らしい! わくわくしながら、夕方、EM-200にセット。さすがに、ウェイトが足りず、先日、 オークションでゲットしたμ250とセットで来た5kgのウェイトを1個追加、計3個 でようやくバランス。 外気順応に時間をかけ、上ってきた土星に合わせてみる。・・・・ん・・・・・・??? 元々、楕円の土星の内外像が妙に色ついて見える。 もしやと思って、恒星に向けてみると、思いっきり光軸がずれている! やはり、九州からの長旅で、光軸がずれたようである。 元々、光軸のズレやすいシュミカセ。しかもC11は補正版も大きく重い。 観測中に子午線をまたぐ時に鏡筒を入れ替えるだけでも、光軸の再調整が必要とも いわれており、ここは、覚悟を決めて、毎回調整することにした。 家人に覗いてもらいながら、LE12.5(224倍)で光軸調整。 かなり締めて追い込んであったらしく、しかたなく、3本ともちょっと緩めてから調整。 ほぼ同心円に追い込む。 再度、土星を導入すると、先ほどとはまったく別の良像がそこにあった。 ドライバ1本で、5分程度の手間なので、今後は毎回、光軸をチェックすることにした 次第である。
2004/12/09
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気になって眠れなかった昨夜の「ふたつの土星」 よく取り説を読んでみると、「必ず水平に使用せよ」と言うことである。 で、今夜はきちんと、接眼部にまっすぐ向き合うように椅子をセットし、接眼装置を 常に水平にし、目幅調整を正確に行ってからピント合わせをして、リトライ。 単眼とは全く異なる土星がちゃんと、ひとつに見えた! いや~素晴らしい眺めである。確かに、単眼では不明瞭な本体縞などのディティールが しっかりと見える上、何より、長時間観望でも目が疲れない。 結局、撮影するのももどかしいぐらい、いつまでも眺めつづけていた。 M42の中心部も素晴らしい光景である。 気になっていた、片眼づつのピント微調整も、購入しておいたBORGのヘリコイドを使用する までもなく、気にならない。 間違いなく”眼視派”の仲間入りをした次第。
2004/12/04
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昨年来、導入を検討していた「双眼装置」を遂に導入。 最高級(?)のテレビューから、最も安価な笠井のものまで、4機種ほど検討した 結果、スターベース扱いのTwinViewに決定。 手持ちのLE30に1本追加し、さらにLE12.5を2本導入。 スタベに聞いてみると、高額商品との差は、プリズムの大きさだという。 ということは、広角・低倍率アイピースでの星空散歩用には、やや不向きということ になる。 が、主目的は惑星観望なので、問題ないと判断、さらに、45°傾斜型という点で、 決定した次第。 帰宅後、早速セットしてみるが・・・どうしても、土星が二つに見える・・・・不良品かっ?
2004/12/01
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PENTAXの拡大撮影専用アイピース、XP-3.8,24を使っている。3.8は銀塩時代は惑星撮影には必須のアイピースであったが、デジタル化以後は、殆んど使用していない。比べて、24の方は、太陽撮影には常用している。FS60C+専用エクステンダー+XP-24+WATEC-N100をSD-1Xで接続すると、拡大率を最小にすると丁度、太陽全景が画角に収まる。また、拡大率最大で、中拡大で、ダークフィラメントや黒点郡のUPに利用できる。その後、Or-18で各黒点のUP・プロミネンスのUP、最後に、Or-12で黒点の強拡大を撮影するのが、通常の太陽観測の流れになっている。また、プロミネンスが変化しそうなときは、再度Or-18に戻したりと、結構、手間がかかる。この手間を省き、さらに、周辺像の改善を図るため、XP-14が欲しいと思っていた。残念ながら、とうに生産中止であり、ネットオークションで見かけても、かなりの高値がつく人気で、やや諦めかけていた。先日、何気なく天ガをめくっていたら、S社の広告の片隅に、XP-14が!早速、翌日TELしてみると、「あれは当に在庫がなくなっています」との回答。ここで、記憶がよみがえる。この春先、同じように広告で発見し、TELし、在庫があったのが今使っているXP-24だったのだ。かわりに、XP-8があるというので、即注文、最中、店員さんより、「XP-12の中古なら、丁度入ったところ何ですが・・・」という、願ったりの言葉。状態も、まずますということで、早速注文。日曜日夕方、無事届いたXP-14mmと8mmをチェックしてみると、XP-14は視野周辺に多少の埃が見られるが、実用上は全く問題のないレベルである。当日の太陽は間に合わなかったが、夜、μ-250+DCR-HC1000にXP-14を試用してみる。HC1000で、マニュアルシャッタースピードが利用できるとわかってから(購入後1週間以上経ってから発見)、光学ズームのみでの強拡大を狙いたかったが、XP-14で1/30露出で、最適な画像が得られた。残念ながら、雲が多く、また、気流の状態も悪かったが、好条件ではかなり期待が持てることは確信できた。ついでに、HC1000はTRV-900以上の発色を持つ上、軽量なので、カセ系の鏡筒に取り付けた場合は、非常に安心感がある。操作も、モニタでのタッチパネルで可能なので、視野内での対象のズレも小さい。が、多少光軸のズレがあるので、ゴムバンドなどで、ファインダー脚から吊るようにしている。ミザールのフレーム型のアダプタは持ってはいるが、あまりに無骨で、光軸出しも結構手間なので、使用していない。原始的だが、ゴムで吊る方が遥かに手っ取り早い。EM200の微振動MN61を使って、月面撮影(webカメラにて)をしているときに気が付いたのだが、約1秒サイクルで周期的な振動がある。FS60Cでも同様である。μ250の場合は振動は気にならないので、ある程度の荷重をかけるといいのかも知れない。現在オーバーホール中の旧型EM200が戻ってきたら、比較検証してみたい。アトラクス(旧型)と比べると、明らかにバランスに対してシビアである。多少アンバランスでも、随分と、追尾遅れが発生したりする。正直、思っていたほどの赤道儀ではなかった。アトラクスがあのままの形で進化してくれれば良かったのだが・・・。
2004/11/28
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宵の口。上弦の月を撮影している最中に、分厚い雲が空を覆う。それでも、せっかくの連休なのでと、あきらめずに、月面用のMN61を格納し、μ250を架台に載せ、主鏡の裏蓋を外し、外気順応させる。この間副鏡の清掃も軽く行ったので、その成果だけでも確認したい。23時ごろ、雲が晴れてきた。ここ数日に比べ、なんとなくシーイングも落ち着いているような気が。わくわくしながら、モノセントリック8mmで覗いてみると、う~ん、すごい!予想を遥かに超える鋭像が、シーイングによるものなのか、副鏡の清掃によるものか、恐らくは前者が主要因とは思うが、とにかく恐ろしい程の見え味だ。流れる雲を心配しながら、接続したwebカメラなどの機器が外気に順応するのを待つ。そして、撮影。アイピースで拡大するよりも、テレビューのパワーメイトで拡大した程度で,充分な大きさの像が得られる。ついで、HC-1000でDV録画を行うが、これまた、モニタ上で既に、エンケミニマムが時折、スッと見える。撮影後、寒さを忘れて、眼視観望に没頭する。のちに処理した画像、DV再生画像が遥かに及ばない、素晴らしい鋭像がしっかりと脳裏に焼きついた。シープさだけでなく、明るさ(コントラスト)と、ナグラー9mmで見る周囲の衛星が、本当に素晴らしい光景を見せてくれた。そのまま明け方の木星に。こちらはさすがに高度が低く、評価の対象にもならないが、それでも時折鋭い像が見えた。やがて、薄明。雲ひとつないスッキリとした朝焼けだった。
2004/11/20
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冬場はシーイングが悪く、月や惑星の撮影には不適である。ということで、月全体を撮影するのに、デジタル一眼レフなどで直焦点の一発撮りではなく、やや拡大し、5~6分割し、Webカメラで撮影、画像処理したものを、モザイク合成して1枚に仕上げる方法を、ここ2週間ほどトライしてきた。なかなか満足行く結果が得られなかったが、今回、何とか鑑賞に耐え得るものが出来上がった。さて、つなぎ目はどうだろうか。望遠鏡はインテスのMN61DXを使用。新しく導入したVAIOノート・X505/Pの処理の早さ、コンパクトさのお陰で、非常に撮像がしやすくなった。屋外の持ち出しの際にも、重装備の電源は不要となり、高度のある惑星撮影も、かなり楽に取り組めそうである。MN61は15cm。関東圏でのシーイングでは、これ以上の口径では、あまりに画像が揺れすぎ、あまりいい結果は得られない。ということで、今回のモザイク法、折衷案としてはいいのではないだろうか?
2004/11/16
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11/13夜、雲が出ていたが、夕方、試しにセットアップした鏡筒を、そのまま外気順応させ、土星が昇ってくるのを待つ。C11をそのまま長くしたような鏡筒は、うちのベランダでは、限界の大きさに思える。EM-200でも、ウェイトは5kg×2に小さいやつを追加して、やっとバランスしている。鏡筒に付属しているマグネット式ウェイトも、かなり先端ギリギリである。追加で購入する必要があるかも知れない。それでも、我々の世代には、C11などのような黒色鏡筒より、白い鏡筒はいかにも「望遠鏡らしく」見え、ちょっと嬉しくなる。10時過ぎ、何とか雲に切れ目が出て、まずはM42に鏡筒を向ける。惑星用ということで、期待しないでLE30で覗いてみると、これが何とも素晴らしい!電動フォーカスも快調で、ミラーシフトも認識できないくらいだ。ナグラー9mmに変えてみると、トラペジウムが美しい。やはりMN61の150mmとは格段に違い、C11よりもシャープである。やがて、高度15度程度の低い土星がみえて来たので、鏡筒を向けてみる。ファインダーで覗いても弱々しい輝き具合だが、ナグラー9mmで覗いてみる。筒内気流とは別に、外気流の悪さでゆらゆらしているが、時々、形が整う。ちょうど顔を出した次女にも覗かせたやったが、ニュートン式に比べ、接眼部が低く抑えれられるカセ系や屈折は、こういうときに都合がよい。テスト的にTRV-HC1000を取り付け、Or9mm経由のコリメートで、モニタに写して見る。(HC1000は長さがあるので、たわまないように、ゴム紐でファインダーの脚から吊ってやる)ピント調整は、電動フォーカスのおかげで快適だ。このくらいの拡大率でも、やはりミラーシフトは認められない。また、CN212やC11などのように、鏡筒自体に手を触れなくても良いので、筒内対流を防止する点で、大いにメリットがある。ただ、万一、駆動系が故障したときのことを考えると、接眼ユニットのモニタ上の土星は、もっと高度があるときのMN61の像より明らかに明るく、僅かではあるが、はっきりと差が出ている。もっと高度が上がれば、差は歴然と思われたが、ここで雲が全天を覆ってしまい、次回への期待を高めつつ、ファーストライト終了となった。明けて日曜日。子供達も手伝ってくれて、μ250の鏡筒の汚れを落とす。輸入品の錆取りワックスを使用したら、小一時間で、見違えるように綺麗な状態になった。後は、鏡筒内に、ホンの少し、土(?)のような汚れがある。が、これは基本的には光学的に関係ないのだが。鏡筒のフロントキャップは布製で、さすがに傷んでおり、メーカーに問合せ、もしあれば、金属製を購入したい。なければ布製を買うことにする。鏡自体は、思ったよりは綺麗で、埃が少々ついているが、軽く拭いてやれば、しばらくはそのまま使用できると思う。また、機会をみてY光器さんなどでオーバーホール&再メッキしてもらえば、当然、今以上の状態になる訳で、それはそれで非常に楽しみである。赤道儀は、確かに赤緯方向がスカスカで、グリスは完全に空である。こちらは、オーバーホールとし、メーカーに送った。屋外用に車に積みっぱなしにしてあるのは、NewアトラクスとEM-10であるが、EM200にすれば、撮影にも耐えられそうである。S3Proによる、星野撮影に活用できそうだ。
2004/11/14
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ネットオークションで、意中の名機、ミューロン250を落札。今日は、地元の赤帽さんと一緒に、都内某所の出品者の方のお宅に引き取りに。天気も良く、快適な(?)ドライブを楽しみながら、無事、取引終了。前オーナーは大変良い方で、こちらもこの鏡筒は大事にすることは勿論、しっかり活用し、ご厚意に応えたいものである。帰宅後、早速架台に載せ、日が暮れる頃より冷え込む外気に馴染ませる・・・が、20時過ぎた今、空は一面の雲(涙)待望のファーストライト(我が家での)は、しばらく先になりそうである。モータ駆動の合焦装置の機能確認のため、直線4kmほど離れた電波塔に付いている常夜灯にOr9mmであわせてみる。う~ん・・・やはりシュミカセとは異なるしっかりした見え味である。所有している、CN212に近いが、口径が50mmアップしていることと、ドールカーカム式の中心像の切れ味に期待したい。残念ながら、木星も土星も冬場が見ごろとなってしまい、250mm開放鏡筒が安定した像を結ぶには厳しい環境が続くが、ここ数年、冬場も根気よくウォッチしていたおかげで、月に1~3度は、なかなかのシーイングに巡り会った。この冬も、是非期待したいものである。現在、オーバーホール中のC11と、MN61DXも状況に応じて活躍してもらう。2年ぶりに新しい鏡筒を迎え、気持ちも新たに観測に取り組めそうである。
2004/11/13
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地球から6000kmほどのところを、小惑星が”通過していた”ことが報じられた。宇宙のスケールでいえば、6000kmは、ほとんど”当たっている”距離である(苦笑)もっとも、大気圏に突入したところでバラバラになっていただろうとのコメント。気になるのは「スペースガード協会」なるものが存在し、世界中のボランティアを動員して小惑星の軌道特定が行われているのに、やはり、今回のように、間隙を縫ってくるものがあるという、厳然たる事実である。東西冷戦時代、米ソ対立を中心に、互いの軍事基地、ミサイルなどを人工衛星から監視することに躍起になっていた。これからは、ハッブルのようなディープ・スカイ観測用宇宙望遠鏡以外にも、従来の衛星に関する技術を転用して、小惑星の監視を怠らないことも重要だと思う。しかし、実際、地球を壊滅させる規模の小惑星が突っ込んできたら、今の科学技術では如何ともしがたいだろうとも思うのだが・・・。
2004/08/29
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今月も、拙作を掲載してもらった。相変わらずの太陽面の変化であるが、それなりに工夫はしている。他にも、プロミネンスなどでいい素材も撮れたのだが、せっかく継続観測している黒点をどうしても優先的に応募してしまう。時間があれば、多少暗いところに遠征して、夜の星雲星団も撮るのだが、末っ子がまだ小さく、少しでも一緒に居てやりたいという理由で、このところ、遠征はしていない。春にせっかく購入したイプシロン160の復刻版も、全く出番がない。「まあ、そのうちのんびり」などと考えているが、人間、来年も生きている保証はない。もうじき、明け方に土星が見ごろになってくる。カッシーニが傍まで行って、かなりの画像を送ってきているが、地球からの眺めも悪くない。ただ、木星に比べると、日々の変化に乏しい点、さみしいものがあるが。
2004/08/28
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ナベツネさんではないが、ドラマは好きである。もちろん、具にもつかない色恋ものは見ないが、骨太系のドラマは、ほとんど見る。時間がないので、家内にビデオ録画してもらい、トレーニング中や食事中、PCの画面に小さく写して操作中に見る、果ては、TVを2画面にして、プレステに興じながら見たりも。今シーズンでは、「人間の証明」が良く出来ていると思う。松田優作主演の角川映画版もジョージ・ケネディやリック・ジェイスンが出るということと、角川の宣伝戦略に乗り、勇んで見に行ったものである。正直、映画としては及第点のものだったが、森村誠一は若い頃、かなり読んだ。結局、どれもパターンでその後は司馬遼太郎などの時代小説に興味が移り、さほど目にすることはなかったが、今回のドラマは何故か面白そうな予感がし、的中した。主演の竹之内豊は相変わらずセリフが聞き取りづらいのは、彼の個性かもしれないが、屈折した棟居刑事を良く演じていると思う。池ノ内演じるジョニーは爆笑ものではあるが。映画版では、戦後だったジョニー出生時設定を、学生運動に置き換え、時代観のズラシ方も違和感がない。風間杜夫、國村 隼のエピソードもいい。味がある。一見、傍流のように見えるこの二人のエピソードが、いちばん現実感を持っていると思う。棟居の父を暴行殺害するときの米兵の悪逆ぶりは、見事なくらいである。我々の世代では、ちょっと生々しいくらい占領下の(今でも)日本が描かれていて、妙に切ない描写がいい。☆本日の太陽 なかなか見事なプロミネンス。これは、今週辺縁部に隠れつつあった大きな黒点付近に 発生しているものと思われる。 20分程度のインターバルで、4回ほど変化を追う。後半、見事なアーチを描いていた。
2004/08/19
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今回締め切り分の天体写真の仕上げが完了した。懲りずに、またも太陽黒点である。夏になって、黒点出現には困らなくなったが、継続観測データとして記録したDVから、期間中の黒点の変化をわかりやすく表現するのは、結構手間がかかる。今回は、約10日分の動画を、VideoStudio7でaviファイルに変換、各動画を、Registax2というソフトで、約400枚を重ね(コンポジット)、ウェーブレット変換という画像処理を行い、やっと、1枚の画像が出来る。さらにそれらを、A4のプロフォトペーパーに印刷するために、レイアウト。最後に日付などのデータを入れて、ようやく完成である。手間はかかるが、毎月の変化をこうやってまとめてみると、確かに観測記録としては有意なものになる。応募するために作成しているのはもちろんだが、自分の観測記録を作成しているという視点で見ると時間をかけた分の満足は得られる。
2004/08/02
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8月号は、選に漏れた月刊天文、9月号では、再び載せてもらえた。もちろん、入選が目的で天体写真を撮っているわけではないが、太陽などの継続観測の場合、ともすれば、単にDVテープの山を作るだけになってしまいがちである。毎月の応募ということになれば、いやでもテープを起こし、その月の太陽面の変化を確認し、PCに取り込み画像処理をし、1枚ないしは数枚の写真に、リポートの感覚でまとめることになる。これにより、継続観測の「結果」を残せることになり、ルーティンとして、観測を継続するモティベーションを高めることが出来る。事実、一昨年に折角高額なHαフィルタを購入したにもかかわらず、昨年の夏は、一度も太陽観測をしなかった。理由は「夏は暑いから」ときたもんだ(苦笑)まあ、昨年は火星大接近があり、夜の観測で忙しかったこともあるが、太陽観測の「意義」に気がつかなかったことも多い。何しろ、天文の世界に足を踏み入れた小学生のころは、太陽観測といえば「地味な黒点観測」がせいぜいで、木星や土星などの美しさから比べると、さほど興味が湧かなかった。今では、Hαフィルタなどにより、黒点以外にも、その周辺の微細な模様、ダークフィラメント、時には数分で姿を変えるダイナミックなプロミネンスと、天文台などでしか観測できなかった現象を、アマチュアの機材で観測することが出来る。そんなことに気が付き、昨年末より、意を決して遅ればせながらの投稿を開始した次第。幸運にも、すでに7回ほど拙作を掲載していただいたが、そのたびに、選考者のK先生の、本当に心温まるコメントをいただき、このコメントをいただきたくて、雲さえ出ていなければ、否、雨さえ降らなければベランダに望遠鏡を出しつづけている日常である。残念ながら、リーマンである現在、夏場は出勤前に観測できるが、他の季節は、時間的制約により、かなりのチャンスを逸しているのが実情である。勤務先に持ち込み、昼休みにやろうかと真剣に思っているぐらいである。さらには、仕事も変えちまおうかとも思っている今日この頃である。人類最古の学問である天文学、アマチュアとして、その端っこで自分の出来る観測を地道に続けていくことの喜びがある。http://kobe.cool.ne.jp/kirk1701/img.htm
2004/07/29
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というより、”酷暑”だった。観測は朝行っているが、それでも汗たらたらで機材に影響がないかと心配しているぐらいだ。薄雲が流れ、もうひとつのコンディションだが、それでも新しい黒点群が楽しませてくれる。子供たちは終業式。通知表を見て、親らしくコメントをするが、あまり効き目はないようだ。末っ子の髪を切ってやる。男前になった(笑)
2004/07/20
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二つの小ぶりな黒点と、短いがしっかりとしたダークフィラメントは順調。それでも、雲があり、あまりいい条件ではなかった。プロミネンスは、「噴出している」というカンジのものが、最近、多い。目の錯覚かもしれないが、昨日、一昨日と、”何か”がかなりの高さまで噴出しているのが見えた。一瞬のことなので、ビデオをよく見てみないと何ともいえないが・・・参院選は、大方、マスコミの”誘導”どおりの結果になった。民主党は自由党と合併しているので、自由党分の人数は割り引いて自党の評価をする必要があると思う。また、共産・社民に投票していた人間が、言わば”勝ち馬”に乗るように、民主に入れたのではないだろうか?自分の一票を”効かせたい”と思うのは当然だろう。昔、小沢が自民党を出たときに結局、政界をかき回し、解体・再構築をして、最後に自民党にもどるシナリオではないか?」思ったのだが、今回、民主党の”顔”となった岡田氏も小沢の元舎弟筋であることを考え、さらに、社民・共産が事実上崩壊していていることも合わせると、2大政党どころか、1大政党=”政治が国民の手から離れる”時代も遠くないような気がする。かといって、現在の民主党に政権という”実務”を担えるとは思えない。出自の多様さは武器にもなりえるだろうが、”重み”が感じられず、学生の延長のような政治家が多すぎるような気がする。マスコミで顔を売るだけでなく、良し悪しは別として、現実の経験を通した、人間力を養うべきではないかと思う。
2004/07/12
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プラージュから成長(変化?)した黒点の他に、もうひとつ黒点が出現。黒点は”対”で発生するのだが、近すぎてひとつに見えることもあり、なかなか判別が難しい。黒点の南側のダークフィラメントは、まだ元気だ。本日は、横浜で診断士の更新研修。元町のLプラザで行われたが、研修中に横浜では”雹”が降ったらしい。おかげで、夕方はやや涼しくなった。帰路、参院選の投票に寄る。もっと選挙区を広くしてくれないと、選挙区の方は、投票に値する候補がいない。
2004/07/11
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予想どおり、辺縁部のプラージュは黒点に変化した。あまり大きくなりそうにはないが、やはり黒点があると、太陽面が引き締まる(笑)最近は、ほとんど黒点に成長するケースを見分けられるようになってきたのは嬉しい。連れ添っていたダークフィラメントは、いつの間にか消失or離れてしまった。プロミネンスはコンスタントに出現している。モニタが小さくなり、ピント出しが難しくなった問題点は、昨年、子供用に購入したルーペでクリア。11日の日記 (AM 05:45)プラージュから成長(変化?)した黒点の他に、もうひとつ黒点が出現。黒点は”対”で発生するのだが、近すぎてひとつに見えることもあり、なかなか判別が難しい。黒点の南側のダークフィラメントは、まだ元気だ。本日は、横浜で診断士の更新研修。元町のLプラザで行われたが、研修中に横浜では”雹”が降ったらしい。おかげで、夕方はやや涼しくなった。帰路、参院選の投票に寄る。もっと選挙区を広くしてくれないと、選挙区の方は、投票に値する候補がいない。----- Original Message ----- From: To:
2004/07/10
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出現したプラージュはまだ、黒点にならない。このまま消失か?否、このパターンは、どうみても黒点に変化するはずだ!(さほど自信はないが:笑)プロミネンスは4箇所で発生。切れ目なく出現しているカンジだ。それにしても、今日は暑すぎた。都内で地下鉄駅を出たら、こめかみがチリチリっと音を立てたような気がした。地元駅に着くと、海が近い分、さすがに今度はなんとも涼しい。ありがたい。
2004/07/09
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昨日、辺縁部から正面にまわってきたダークフィラメントの下方に、プラージュが出現。黒点に成長してくれれば、面白くなってくる。プロミネンスは相変わらず活発で、毎日途切れることはない。2月のような劇的な変化を思わせるプロミネンスが出現していたが、20分程度ではさしたる変化はなかった。平日は仕事もあり、朝しか見れないのは残念だ。本日より、TRVに代わってPCにDVが換った。モニタが小さい分だけ、ピント出しがちょっと辛い。
2004/07/08
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夏本番を思わせる、うだるような暑さ。☆太陽面は、先週に引き続き、落ち着いている感がある。 辺縁部に大きなダークフィラメントが出現している他、プロミネンスはコンスタントに現れている。 朝方でも、照りつける太陽は容赦なく機材を直撃。 アダプタ,CCDカメラなどは全て黒色塗装なので、さすがに心配になる夏場である。☆K-1。強豪タイ人は直前にキャンセル(させる?)などして無理に日本人を優勝させた昨年に 比べ、今年はまともなムエタイ選手が出場。大人と子供の試合となったが、右ロー一発で倒せる のに、何故か蹴らずに3Rまで。それでも、判定は明らかなはずだったが、なんと延長。 さすがに、観客も騒然としている中、やはり延長でもローを蹴らない。 ”禁じ手”とされていたのか?(笑) 延長後、順当にムエタイが制したK-1中量級。あのような判定をしてたら、衰退期も近いのでは?
2004/07/07
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