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先日UPした下弦の月を撮影した鏡筒。 口径150mm 焦点距離900mm マクストフ・ニュートン式。 ロシアのインテス社製である。 「ロシア製の天体望遠鏡?」と云うのが、国内に紹介された頃、多く の国内天文ファンが抱いた第一印象だった筈である。 もちろん私も、半信半疑で、結局のところ「自分の目で観てみなければ 判らない。」と購入に踏み切った次第である。 口径150mmの鏡筒は、うちでは高橋製MT-160が比較対象になるが、MT-160 は、開放系の通常のニュートン式なので、単純な比較は出来ないのだが、 両方ともベランダで冷やし(外気順応)ながら、見比べてみた。 夏場で対象は木星だったが、有効最高倍率(この場合300倍位)あたり から、差がついてきた。 MN-61の方が、明らかに細部の模様がハッキリ見える。 確認のため、家族にも覗いてもらった。 私は高橋鏡筒のファンであり、MT-130を皮切りにMT-160,MT-200,CN212, μ250の他、TS-100などを愛用している。 それでも尚、この鏡筒の性能には、感服した。 理由は明確で、この鏡筒は「眼視観測」に特化して設計されているのに 対して、MTシリーズは、写真鏡筒も兼ねさせようとしており、3枚目の 写真にある、中央の「副鏡」径が大きく、見え味を損ねるのである。 逆に副鏡をギリギリまで小さくしたこの鏡筒は、直焦点撮影などには まったく不向きである。 それでも光学系のシャープさに誘われ、撮影したいときには、4枚目の 写真のように、先端にバローレンズなどを介して行う必要がある。 通常、鉄板を丸めて作られる鏡筒だが、コイツはアルミ無垢材からの 削り出しである(!) 国内で製造したら、とても庶民に買えるものではないだろう。 ロシアの光学機器関連の技術に関しては後日書かせていただくが、この 鏡筒、こと観望(眼視)に関しては、頼りになる1本である。 難点は、外気順応だが、このクラスなら1時間程度で充分だ。 急ぐ時には、鏡筒底面のビスを外すと蓋が外せ、主鏡を直接冷やすこと も可能である。 MN61-DX-01 posted by (C)kirk1701 MN61-DX-02 posted by (C)kirk1701 MN61-DX-03 posted by (C)kirk1701 MN61-DX-04 posted by (C)kirk1701
2013/03/16
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高橋FS60C+コロナドフィルター+LE30+Lumix LX7で撮影。 WATECのカメラで撮っていた時に比べ、ゲイン調整ができないので、 シャッタースピードで調整したが、上手くいかない。 結局、最初に何も考えずに撮ったものが一番滑らかだった。
2013/03/14
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太陽の観測は、2004年頃をピークに、休日はもちろん、日が昇るのが早い 季節は出勤前の時間を使ってまで、真面目に取り組んでいた。 当時、某天文雑誌にほぼ毎月入選させてもらったりしていたことなども、 観測意欲が掻き立てられる理由だったと思う。 その雑誌の休刊とともに、観測意欲が衰え、というより、入選の為の 「作品作り」が楽しくなくなってきてしまったというのが本当のところか。 丁度、太陽面の変化も淋しくなって来ており、いつしか、太陽観測は休止 状態になっていた。 日曜日。息子が本格参入してきたこともあり、観測対象として変化の激しい 太陽にも再び望遠鏡を向けることになった。 太陽観測専用にしているのは、高橋製FS60Cという小柄ながら、非常に しっかりした光学系を持つ屈折鏡筒である。純正のエクステンダー(バロー) で焦点距離を伸ばし、ペンタックスのXP接眼レンズで拡大、ワテックの モノクロCCDカメラからデジタルビデオカメラに繋いで、撮影していた。 今回、引っ張り出してみると、ワテックのカメラのゲイン調整が出来なく なっている。 丁度良いので、このところ大活躍のLumix LX7で試しに撮影してみた。 息子に、セッティングを説明し、また、通常の天体とは異なるファインダー を使用しない導入方法を教え、先ずは眼視観望。 久しぶりに見る太陽面は、意外に賑やかだった。 小ぶりだが、しっかりとプロミネンスが4箇所ほど吹き上がっており、また、 黒点やダークフィラメントも結構認められた。 動画と静止画で撮影してみたが、結構写る(!) 少し研究すれば、以前と同じような画像を得られるだろう。 太陽観測のいいところは、明るい昼間に操作するので、望遠鏡のセッティング ~操作がらみの不測の事故が避けやすく、初心者の練習には最適なところか。 また、活動期であれば毎日の変化がダイナミックで、観測していて楽しい点も 挙げられよう。 コロナドフィルターを通して真っ赤に見える太陽面を、それでも飽きずに観察 していた息子も、それなりに黒点やダークフィラメントが認識できたようだ。 2013-0310-sun posted by (C)kirk1701
2013/03/13
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先日UPした対空双眼鏡は、間違っても手で持てる代物ではなくカメラ三脚や 専用架台に載せて使うのだが、この写真のような、いわゆる普通の双眼鏡は、 元来、手持ちで使う機動性が持ち味でもある。 が、星空の観望に使おうとした場合、どうしても手ブレが邪魔になる。 馴れない人では、恒星のピントを合わせるのも難しいだろう。 我が家にも、20年以上前に購入した口径50mmの双眼鏡があり、手持ち用と してサブ的に愛用してきた。 対空双眼鏡は、倍率も20倍以上あるのだが、この双眼鏡は10倍程度なので、 星座の一部などを見渡すのには都合がいい。 で、この双眼鏡をもっと活用したくなり入手したのが、この「ユーハンター」 なる変わった格好の架台である。 この商品の広告は、数年前の一時期、専門雑誌などにも出ており、気には なっていたのだが、金属製で重そうに見えたので、敬遠していた。 今回、樹脂製であることがわかり、それならば、と購入したのである。 カメラ三脚の上に、この「ユーハンター」を固定し、双眼鏡を装着。 ベランダの、なるべく街明かりの影響を受けない位置に、チョコンと設置。 同じく、観望用に購入した、高さの変えられるイスに腰を据え、三脚ごと 双眼鏡を引き寄せる。 三脚の高さ調整機構で覗きやすそうな位置に合わせれば、セッティング終了。 持ち出してから、観望体制が整うまで、1分とかからない。 薄明から暗さを増してきた夜空の、オリオン座の方向に双眼鏡を向ける。 爆発間近といわれるベテルギウスでピントをしっかり合わせる。 そして覗き込んだ子三ツ星、つまりM42を含むオリオン座の星々が、いつも とまったく異なるキリッとした鋭い星像を結んでいるではないか! 理屈では判っており、また散々経験しておきながら、改めて架台の重要性に 気づかされた次第。 上下方向の調整は、ダイヤルを回してスムースに行なえ、水平方向はフリー に動き、こちらも期待以上に滑らかである。 普段はあまり観ることのないエリアを散策しながら、カミサンが魔法瓶に 作っておいてくれた濃い目の水割りを楽しむ。 数メートル隣では、息子が自分用の望遠鏡で、やはり観望を楽しんでいる。 至福のひとときであった。 YOU-HUNTER posted by (C)kirk1701
2013/03/11
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3/10に近日点を通過するパンスターズ彗星。 果たして期待通りの明るさになってくれるか? うまくすれば、3月~4月にかけて日没後の西の空を彩ってくれる はずなのだが・・・。 彗星には正直、さほど興味があるわけではないのだが、自身で望遠鏡 を操作できるようになった息子にはいい観望対象だろう。 さて、昔は彗星には発見者の名前が命名されていたものだが、今回の パンスターズ彗星などは、小惑星などの接近を監視する「パンスターズ 計画」の一環として設置されたハワイの天文台によって発見されたもの である。 「コズミック・フロント」でこの天文台が紹介されていたが、ここまで 「プロ」がどんどん発見してしまうと、アマチュア・コメットハンター は苦戦することになるだろう。 今年は、ハッブルの後継機も打ち上げられる予定でもあり、楽しみだ。
2013/03/10
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3月5日の未明、結構寒い中で撮影した下弦の月。 鏡筒:ロシア・インテンス社製φ150mmマクストフ・ニュートン 拡大:高橋製LE30 カメラ:Lumix DMC LX7 上の写真は、Lumixで撮ったまんまの画像。 下は「SteraImage」という画像処理ソフトで、シャープ処理& 明度調整を行ったもの。 銀塩写真時代から、下弦の月は大好きで、何度も撮ってきた。 上記のような画像処理を、昔はフィルムや印画紙を変えることで行って 来たのだが、今ではPCで簡単にできる。 もちろん歓迎すべきことなのだが、趣味というものは、手間が掛るほど、 楽しいものであり、想い出に残るのも事実。 寒い冬に下弦の月を撮影し、学校の暗室や、自宅に作った御座敷暗室で 酸っぱい香りに包まれて現像、焼き付けをしたことが懐かしい。 下弦の月を撮る度に、記憶が蘇ってくる。 moon_2013-0305-01s posted by (C)kirk1701 moon_2013-0305-01e posted by (C)kirk1701
2013/03/07
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モノセントリックと呼ばれる、ドイツ製のアイピース。 20世紀の初めごろ、既にカールツアイス社が設計していたものを、 再設計したものである。 数年前、トレーディングと商品企画を併行して行っているK社で購入。 国産の優秀なアイピース、海外製ではナグラーなども愛用しているが、 それらよりも「抜けが良い」ということで、各焦点距離を揃えた。 いまどきのアイピースとは思えない程、小口径のアイレンズ。 それも当然、このアイピースのレンズは、1群3枚玉なのだ。 視野は非常に狭く、それなりにセッティングした赤道儀がないと、 すぐに視野から対象がいなくなってしまう。 それでも、中心で捉えた時の惑星像は、確かに他のアイピースより 「一枚上」である。 この春、久しぶりにこれで土星を覗いたのだが、ま~凄い。 特に、マクストフ系のしっとりとした像を結ぶ鏡筒と相性が良いよう に思う。 TMB-MONO-5mm posted by (C)kirk1701
2013/03/06
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Lumixが届いたその日に撮ってみた月面。 月齢13ぐらいで、もう、クレーターを撮影するには不向きな時だが、 何とか辺縁部を撮ってみた。 架台はMAK90付属の風が吹けば揺れるような架台、その上結構、風が あったが、指で適当にシャッターを押して撮ったものである。 (数日過ぎ、今ではセルフタイマーを使って、ブレないように工夫 している) それでも、この位は撮れる。なかなか秀逸なカメラだ。 moon2013-0222 posted by (C)kirk1701
2013/02/27
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光軸調整は、反射系望遠鏡では多かれ少なかれ必要になる。 どんなに優れた光学系でも、光軸があってなければ性能を発揮する ことはできない。 息子用と思って、あまり気にしていなかったMAK90の光軸の状態を 撮影してみた。 おおいぬ座のシリウスを視野に導入し、ピントをずらしたのがこの 写真である。 一応綺麗な同心円を描いており、光軸は合っているようである。 このチェックは、なるべく高倍率で行った方が良く、倍率を上げると 像は暗くなるので、なるべく明るい恒星が望ましい。 ということで、今回はシリウスを使ってみた。 驚いたのは、この鏡筒(望遠鏡)、ちゃんと光軸調整機構が用意され ている(!) 万一光軸がずれても来ても、これで安心である。 なかなかコストパフォーマンスの高い鏡筒である。 MAK90_koujiku posted by (C)kirk1701
2013/02/24
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某天文雑誌で、天体写真用の適性が非常に高いと紹介されており、 気になっていたコンパクト・デジカメ。 丁度、コンパクト・デジカメはFinePixが壊れたままで、量販店に 行くと、あれこれ観ていたのだが、天文用にと考えたことはあまり なかった。 メーカーが気に入らないのだが、ここは性能重視で購入した。 これまで、惑星などは、HDビデオやWEBカメラで動画撮影していた のだが、このカメラは動画も取れるので、撮影は非常に楽になりそうだ。 残念ながらリモコンがないので、静止画はセルフタイマー+連写、 動画は、昔ながらの筒先開閉で撮る必要があるかと思っていたが、 割とブレずにシャッターは切れる。 他の機材との組み合わせを色々試行錯誤したい。 Lumix posted by (C)kirk1701
2013/02/22
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MAK90に普段使っているカメラアダプタを取り付けてみた。 思いのほか、しっかり装着できる。 デジカメなら、この架台でも行けるが、一眼レフサイズになると、 もっとしっかりした架台が必要になる。 息子はこの日、まずこの自在に扱えるサイズながら、ヤワな架台で 撮影を楽しみつつ、ブレによる苦労も経験し、その後、ベランダに 常設してある大型の赤道儀にMAK90を載せ、安定した架台による 快適な写真撮影を一晩で経験した。 残念ながら気流が酷く、撮影には厳しい日が続いているが、とにかく 経験を積み、機材に慣れることが肝要だ。 MAK90andLumix posted by (C)kirk1701
2013/02/21
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興味を持ってしまえば、子どもは覚えるのが早い。 最初の1~2回あたりは、コントローラーの設定に戸惑っていたが、 すぐに、アライメントも出来るようになり、自分で勝手に観たい天体を 導入し、観望を楽しんでいる。 「月に始まり、月に終わる」というのはある天文書にあった一文だが、 40を過ぎた頃から、心に染みるようになった。 誰でも最初は月面を観望し、クレーターを写真に撮り、やがて木星や 他の天体に興味を持ち、凝る人間は、より能力の高い機材を揃えていき、 様々な天体を楽しむ。 そういう環境(機材)になると、月面のより詳細な地形を改めて眺めて 観たくなるものである。 さらには、郷愁も相まって、昔のように低倍率で、月の全景も眺めて みたくもなる。 いままさに、天体の美しさに魅かれ始めた息子と、40年かけて「一周」 してきた私の興味が一致しているというわけだ。 愉しくないわけがない。 写真のMAK90には、マクストフ系特有の迷光を遮るために、BORG125ED用の 手製フードが巻いてある。 外装は「工作用紙」だが、内側には上質の植毛布が貼ってある。 MAK90-02 posted by (C)kirk1701
2013/02/20
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息子がハマって来たので、自由に扱える望遠鏡を、と検討を始めたのが 今年に入ってから。 直焦点撮影のガイド用に使っていたBORGの77mm屈折や、コレクションの 大昔のタカハシ製100mm反射などを、とも思っていたが、折角なので、 私も楽しめるものを、と思って、この口径90mmマクストフ・カセグレン を購入した。焦点距離は1250mm。 セレストロン製で自動導入架台が付属。 2/13に納品されたのだが、その日は珍しく残業となり、帰宅すると、 息子とカミサンで、大体組立が出来ていた。 そのまま、マンションの非常階段の踊り場に持ち出し、低く傾いた月と 天頂付近の木星を観望したが、まあ、スペック通りの像。 翌日は早く帰り、しっかり外気順応させ、光学系をチェックし、架台の 操作方法もシミュレーションした。 取説が英語だけなのだが、過去にビクセンのスカイセンサー、タカハシの Temmmaなどは使っていたので、すぐに理解できた。 初日は、街灯などによるゴーストも目に付いたので、自作の小口径用の フードを巻きつけた。 付属してくる、地上プリズムとアイピース(プローセル)がかなりチープ なものだったので、この日はタカハシ製のアイピースを使用してみた。 初日とは比べ物にならない、かなりの星像で、200倍程度に上げても、 しっかりとした像を結んでくれる。 副鏡の遮蔽率を考えて、あまり期待していなかったのだが、これなら 充分に楽しめる。 特に月面などは、我が家の主力機μ250などでは、明る過ぎて低倍率 では、眼を痛めてしまうのに比べ、これなら、月の全景を存分に堪能 できるのが嬉しい。 架台込みで5kg程度なので、小学生でも充分に扱える。 なかなか頼もしいニューフェイスである。 MAC90-01 posted by (C)kirk1701
2013/02/17
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重たい機材を持ち上げるのは、ウェイトトレを欠かしていないので、 何ということもないのだが・・・ 観望中に接眼部の位置が変化することによる、観望姿勢の変化。 これが翌日の筋肉痛の原因になる。 もちろん、そんな苦しい体勢を取らなくても、天頂プリズムなどを 併用すれば、ラクラクと観望できるのだが、鏡筒のポテンシャル限界 を引き出したい時は、余分な光学部品を介さずに観る必要がある。 そうなると、屈折やカセグレン系では、鏡筒の後ろから見上げる格好に なり、狭いベランダで、あれこれ体位を変えることになる。 しかも、昔の「ツイスター」さながらの格好のまま、静止する必要が あるので、これはなかなかキツイ。 ニュートン系は、横から覗けるので楽なのだが、こちらは、接眼部の 高さが対象によって変化するので、中腰になったりする必要がある。 こちらは、稽古のおかげで、騎馬立ち、前屈立ちなどを使い分け、 かつ、こういう立ち方ならかなり長時間観ていても楽勝だ。 が、息子の場合はそうはいかず、かなり脚がプルプルしている。 「良い運動になります」と強がっていはいるが、例えば素早く高さを 変えられる観測用椅子などの用意も必要かも知れない。
2013/02/16
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もう10年以上前。 先にUPしたC11を屋外観測に持ちだしたのだが、最低EM200がアトラクス クラスの赤道儀が必要で、セッティング掛る時間、冬でも大汗をかく 運動量に、さすがに持ち出すのを躊躇うようになってしまった。 タカハシのCN212なら、EM-10赤道儀に乗るのだが、筒内気流にかなり 悩まされ、これも移動観測には向かない。 MT-200は、長さが大き過ぎでNG、主力機のミューロン250は絶対に屋外に 持ち出す気にはならず、MT-160やMN61では、観望には良くても、惑星の 撮影にはやや光量不足。 で、丁度良いところで、このC9EXを入手した。 協栄産業さんのオリジナルということだが、純正のセレストロンのC9を 固体選別し、国内メーカー(ビクセンあたりか?)で、調整したものだ ろうと思う。 まんまセレストロンのモノに比べ、コーティングも綺麗だし、ミラーシフト も抑えられており、何より、無理をすればEM-10に乗る。 (これはタカハシを褒めるべきか) 惑星撮影にも使える上、取り回しも良い。 口径は235mmだが、280mmのC11同様、双眼装置を使っても光量は充分。 星像自体は、C11よりシャープである。 C9EX posted by (C)kirk1701
2013/02/15
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カミサンから、バレンタインデーのチョコレートを貰った。 珍しく「開けてみて」と催促するので、開いてみてビックリ。 なんと、太陽系内惑星のチョコレート! 地球と木星なんて、特に良く出来ているじゃないか! 「市販品だけど」と言われたが、いや~充分有難い。 パッケージも何とも洒落ている。 これは当分、食べるわけにはいかない。 ASTRO_Choco_01 posted by (C)kirk1701 ASTRO_Choco_02 posted by (C)kirk1701
2013/02/14
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星雲・星団観望用に購入した、宮内の100mmフローライト双眼鏡。 今は廃業(?)となってしまった宮内だが、この双眼鏡は本当に 美しい星雲・星団を満喫させてくれる。 住宅街ではあるが、南側には海なので、天の川も見える。 冬から春にかけての夜明け前。 さそり座付近の星々は、肉眼の限界等級まで楽しむことが出来る。 そんな時にこの対空双眼鏡を持ち出し、楽しんでいる。 また、月の観望にも好適である。 宇宙空間にポッカリと浮かぶ月。きめ細かいクレーターの風景は 視野が広いフローライトならではである。 問題は重量。カメラ三脚ではひとつ間違えると転倒してしまう。 宮内純正の経緯台スタンドが欲しかったが、購入しないままだ。 流通在庫はあるかもしれないが。 他社からも、それなりの双眼鏡用経緯台が発売されているので、 そのうち揃えたいとは思っている。 miyauchi_100 posted by (C)kirk1701
2013/02/13
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この時期、宵の口には南中するオリオン座。 御承知のように、M42はオリオン座の三つ星の下にある「小三つ星」の 真ん中。 肉眼で見ても、ちょっとボヤっとしており、通常の恒星とは異なる。 本当は、深夜に南中する11~12月頃が見頃なのだが、この春先、惜しむ ように眺めるM42を瞼に焼き付け、明け方に観れるようになる夏の終わり まで持たせるのが常である。 単眼で観ても美しいが、双眼装置で観ると、迫力はケタ違いだし、眼の 疲れは全くない。 タカハシの双眼装置は値も張るが、精度が高く、目幅調整の動きも、 スムースでありながら、適度が抵抗があり、簡単にはズレない。 ピント合わせは、まず、しっかり目幅を合わせてから行う必要がある。 この世代のシュミカセには、ミラーシフトがあり、主鏡を「押す」場合と 「引く」場合で視野内の星が僅かに動くが、光軸が合う方で大凡合わせ、 後は接眼部に別の合焦装置をつけて微調整することもある。 光路長の変更を最短に出来る、BORGのヘリコイドを愛用しているが、星雲 観望の時は、シュミカセ本体のもので充分である。 C11_2013-02-02 posted by (C)kirk1701
2013/02/12
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日本時間の2/16早朝に地球に最接近する、2012DA14の破片ではないか? という報道もあるが、信憑性はあると思う。 NASAは、信じられないことに地球に衝突する確率は「0%」と言っている が、それはその小惑星が全く壊れないものである場合だと思う。 接近して、地球の重力などでバラバラになれば、今日ロシアに落下した 隕石のように、地上・海上に降り注ぐ可能性も無いとは言えないと思う。 多数の科学者を擁するNASAが「0%」なんて発表をすることは、ちょっと 考え辛いのだが・・・。 帰宅してニュースで見ると、ロシアの小中学生も多く負傷しているようで、 なんとも痛ましいものである。 映像で見ると、我々天文ファンが「火球」「痕」と呼んでいるものが、 白昼、晴天のロシアの空を駆け抜けていた。 明朝は早起きして、一応、空を眺めてみるつもり。
2013/02/11
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15年ほど前に購入したシュミカセ。 惑星観測用のμ-250に対して、この280mmは、星雲星団を楽しむ 時に愛用している。 コントラストをよくするために、鏡筒内に植毛紙を張り付けたり、 自分でカスタマイズしたのだが、どんどん欲が出てきた。 数年前に、ヨシカワ光器さんで、オーバーホールと補正板の再 コーティング、さらには、結露防止に、黒かった鏡筒に、白い クロスを貼って貰い、さらに、外気順応を促進するための小さな 穴を空けて貰った。 埃が入るのが嫌なので、時間のある時には穴は塞いでいるが。 以来、コントラストは明らかに良くなり、小まめに光軸調整を してやれば、惑星観望・撮影用にも充分威力を発揮する。 M42(オリオン大星雲)を観る時には、この鏡筒にタカハシの 双眼装置を取り付け覗いているのだが、トラペジウムに巻きつく ようなガス雲の様は圧巻である。 写真とは異次元の迫力に、あっという間に時間が過ぎる。 架台はタカハシEM-200 Temma2だが、眼視観望には充分である。 唯一の難点は、外気順応だが、こうして観測時間の数時間前から 冷やしてやれば、バッチリだ。 C11_2013-02-01 posted by (C)kirk1701
2013/02/10
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FUJI FinePix S3Proを愛用してきたのだが、昨年、USB用のコネクタに ケーブルを挿そうとしたら、本体側(メス側)がなんとカメラ内に 引っ込んでしまった挙句、振るとカランカランと音がする(笑) が、撮影に支障はなく、そのまま使用している。 このカメラは、GUNの撮影にも使用しているので、壊れると困ってしまう のだが、後継機を選ぶのが難航。 ここ15年ほど購入した望遠鏡側の機材、アクセサリーは、マウントを ニコンFマウントに合わせて、各器材を揃えてきてしまっているので、 次世代のカメラも同じマウントにしたいのだが、最近の流れでは、天文用 カメラとしては、キャノンの独り勝ちの様相を呈している。 まあ、アダプタを買えばいいのだが、フランジバックを測り直すのも面倒。 何とかニコンFマウントで、納得できる性能のものがあれば良いのだが。 また、最近の流れはミラーレスで、これは天文には嬉しい。 少しでも重量が軽くなれば、有難い話である。 黄砂やPM2.5のおかげで、夏までは本格的な撮影は出来そうもないので、 じっくり時間をかけて選ぶ時間はあるのだが、う~ん。
2013/02/08
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2012DA14という小惑星が、静止衛星軌道より近くを通過する。 NASAによれば「地球にぶつかる可能性はゼロ」ということだが、 メキシコ湾はじめ、過去に小惑星の衝突の痕跡は、地球各所に残っている。 「自分が生きている間は大丈夫」という保証は無い。 ハッブル等の宇宙望遠鏡始め、すばるなど、これだけ多くのメガ天体望遠鏡 が揃っているのに、なぜこの手の接近警報が直近でなければ出せないのか? と、訝しむ向きも多いと思うが、上にあげた望遠鏡は、直径の小さな小惑星 の観測用に作られたものではなく、深宇宙観測用であり、また、高倍率故に 視野も狭く「掃空」には向かない。 観測スケジュールも各研究機関のリクエストがビッシリである。 そこで、イタリアに本拠を置く「NPOスペースガード財団 」や日本では 「スペースガード協会」などでプロ・アマチュアが協力して監視しており、 多くの小惑星が発見されてはいる。 然しながら、仮に地球に衝突する小惑星を発見、警告を出せたにしても、 ある程度以上のサイズ、速度ならば、人類どころか、地球上の生命の多くが 死滅するような惨事になる。 映画「アルマゲドン」のようには行かないだろう。
2013/02/04
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1990年代。 ニフティを使い始めた頃は、それなりに感動したものだ。 いくつかの「会議室」に参加し、情報交換を楽しんだ。 仕事でも、海外現地法人からのデータを、電話回線で受信し、 分析し送信。ドキドキしたものだ。 当初、wwwなんて一時の流行りで、こんなに拡がるとは正直予想して いなかった。 今世紀に入り、wwwを利用していて、つくづく「便利だなあ~」と 思ったことの一つが、「Sky & Telescope」の定期購読が、ネットで 注文できるようになったことである。 以前は、洋書専門店で買うしかなく、断片的に読んでいただけだった。 「Sky & Telescope」誌は掛け値なしに世界最古、最大部数の天文雑誌 であり、薄い冊子の中に、バランス良く情報が詰まっている上、装丁の センスが良い。 価格は日本の天文雑誌よりも安い(ま、為替レートによるものだが) このサイトのタイトル画像に使っている、木星の写真も、同紙に技術を 公開してくれた欧州のマニアの記事を参考に撮影・処理したものだ。 3年購読で、2回目の更新を済ませた。 英語力がないので、ドキドキしながらHPで更新手続きを行ったが、 メルマガは毎日のように来るのに、「処理には1週回程度かかる」という のが何とも古臭くて微笑ましい。 時の流れか、電子版も発行されるようになった。 今回は、雑誌と電子版の併行購読とした。 手続き終了が楽しみである。 sky_telescope posted by (C)kirk1701
2013/01/29
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本年も宜しくお願い申し上げます。 このところ例年、初日の出をUPしていたのですが、原点に戻って 「蔵出し」天体画像を。 普通の住宅街のマンションから撮影した「M20(三裂星雲)」です。 最近は、デジタル一眼で撮影していますが、この画像は、SBIG社の 「冷却CCD」で撮影しました。 当時は50万近くで購入したものですが、現在の10万のデジタル一眼に 性能的には追いつかれてしまっていますが、ノイズ低減のための 冷却機能は市販のデジタル一眼にはない機能です(改造品はありますが) それでも、三色分解して撮影した画像は、背景も「抜け」が良く、 これからも機会があれば引っ張り出そうかと思っています。 今年もライフスタイルは大きく変わることはないと思いますが、サボり 気味の天文の方は、力を入れて行きたいと思っています。 m20 posted by (C)kirk1701
2013/01/01
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紀元前100年頃に古代ギリシアで製作された、天体運行計算機。 TVのドキュメンタリー番組で観たのだが、いやはや驚きである。 18世紀頃の機械式時計と比べても遜色のない精緻な歯車が複雑に 噛み合い、暦ばかりか、日食・月食まで計算・表示する。 月の満ち欠けに関しては、ちゃんと白黒色分けの球体が回転し ビジュアルに表現されている。 一番驚いたのは、太陰暦を使用した機会でありながら、約240ヶ月 を基準にした補正版で、太陽暦と同等のシミュレーションを実現 していることである。 これには「江戸の天文学」もぶっ飛ぶレベルである(笑) 何となく「太陽暦が正しく、太陰暦は誤り」と認識してきたのだが、 キッチリ補正すれば太陰暦は、見上げる月がカレンダーとして使える 分、メリットもあると思えてくる。 補正用の観測期間(240ヶ月=20年)を思えば、何世代にも亘って、 観測され、記録されてきたのだろう。 これだけの技術があったとすると、伝えられる「昔は、日食や月食は 不吉なこととされ、人々は恐れおののいていた」という話にも疑問を 感じてしまう。 少なくともギリシアの市民たちなどは、この機会で予想された日食や 月食を楽しみにして、愉しく観察していたのではないだろうか? まるで今年の皆既日食の時の日本のように・・・。 伝えられるネガティブな逸話は「そんな解釈をする人もいた」という ものが大袈裟に伝えられたようにも思えてきて、2000年の時を超えて、 ギリシアの人達との距離が凄く近く感じられた。 2000年以上前に、これだけの技術があったギリシアが、今、多少 のんびりしているのも、長い歴史の中では、許されてしまうような 気にすらなってくる。
2012/11/27
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地人書館から毎年発売されている手帳。 14冊目になる。 昔から知ってはいたのだが、社会人になって数年は、勤務先で支給 される手帳が使い易く、そちらを使っていた。 バブルが弾け、経費節減で手帳が支給されなくなってから、旧知の この手帳を使うようになった。 ビジネスユースにも充分な書き込みスペースがありがたく、色々な 出来事が記録されている、準日記的な存在にもなっている。 地人書館は、良質の天文書籍を発行してくれている、私のような 天文ファンにとっては有難い存在である。 「月刊天文」は残念ながら、休刊になって数年経つが、前身である 「天文と気象」から、内容の濃さでファンの多かった雑誌である。 広告ばかりの「天文ガイド」や誰向けの雑誌なのかピンとこない 「スカイウォッチャー(廃刊)」に比べると、学校の資料室に置かれる ことを前提とした内容・装丁が大好きだった。 フォトコンに関しても、アカデミックな視点から、香西先生がコメント してくれるのが嬉しく、当初は、天文ガイド、月刊天文の両方に応募 していたのだが、気がつけば、月刊天文にばかり応募するようになった。 2~3年ほど、ほぼ毎月入選させてもらったことは、私の天文趣味人生 でも最高に充実していた時期でもある。 出来れば、私の最後の一年の予定も、この日記に記したいと願っている。 天文手帳2013 posted by (C)kirk1701
2012/11/08
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すばる望遠鏡用のデジタルカメラがが新しくなる、とのこと。 センサーは、約8億7000万画素(!)のCCDで、立てると人間より 大きく、重さは3tもあるそうな。 Hyper Suprime-Cam (HSC)と呼ばれるこのカメラ、国立天文台の 広報記事によれば、2012年、つまり今年には試験観測を開始する との事。 現在、二本を含む数カ国が共同で、すばるよりも遥かに大きい 反射鏡を持つ望遠鏡が、同じマウナケア山で建造される予定もある。 それにしても・・・ いくら高地とはいえ、所詮、大気圏内からの観測には限界もあり、 同じ税金を投入するなら、宇宙望遠鏡の建設をどんどん進めて欲しい ものだ。 既に、別の恒星系に惑星が当たり前のように発見されている以上、 一刻も早く、専門的な観測を行える環境の整備を望む次第。
2012/09/04
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以前も書いたが、リタイアしたら、じっくり宇宙物理学などを 勉強してみたいと思っている。 錆びついた脳に刺激を与えるために、放送大学の物理講座などを 小まめに見てはいるが、学生時代に理解できたことすら怪しい(笑) そんな頭で、「ヒッグス粒子」の解説を読んでも、正直、イメージが 湧かない。 ナショナル・ジオグラフィックのHPに、ヒッグス粒子が加速器の中で 他の素粒子に「質量」を与える「想像図」が載っていたが、こんなの を観てしまうと、余計に混乱してしまう(笑) それにしても・・・ 手元に、40年前の天文書があるが、あれから随分、新しい発見があり、 今回も、ヒッグス粒子が確認されつつあることで、 「今後10年で物理学の研究が劇的にすすむ」とも言われている。 ワクワクするような時代である。 経済が混迷する中、今回も、「対称性の自発的破れ」(南部理論)や 加速器自体の製造など、日本の多くの知能・頭脳、技術が随分貢献した ことに誇りを感じる一方、自分の理解力のなさが恨めしい。
2012/07/05
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6/6は休暇を取って万全の態勢で待ち構えたが・・・ 全く雲が抜けず、完全に空振り。 仕方がないので、昨年末、劇場に足を運んだ「ワイルド7」を観賞。 まだ満たされずに、1970年代にTVで放映された実写版、「ワイルド7」を 観賞して、やっと落ち着いた(苦笑) 髪が伸びてきたので、床屋に行こうと思って自転車に跨れば、ヘッドフォン で聞いているラジオから、 「川崎方面では晴れてきました!」との声。 見上げると、雲が抜けそうである。 慌てて自宅に戻ったが、結局晴れず。 ま、天文現象なんて、こんなのはしょっちゅうだ。 気が付くと、平日昼間から、ビール飲みならす、ジンを呷り、何とも 良い気分で昼寝を楽しみ、M93Rの発火を楽しんだ次第(UP済み) 次回は100年以上先。 曾孫あたりに観て貰うことにしよう。
2012/06/07
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前日の夜から、機材のチェックなどを行い、4時起床でスタンバイ。 日頃、3~4時に起き出してしまうのは、茶飯事なので目覚ましも 必要なかった。 湘南地方は曇り空。 5時から機材をセットし、日食を迎える準備が万端整ったところで 雨まで降りだした。 小学生の愚息には、先週末に、先生に届を出させ、遅刻させてしっかり 観望させることにしたが、この天気で不憫に思えてしまった。 金環前の部分日食は、まったく太陽が見えなかったが、気合いが通じた とは思えないが、7時31分からの金環の時間帯には、ポッカリと太陽 の周りだけ、雲に切れ間が。 天空に浮かぶリングは、なんとも幻想的に見え、思わず家族で歓声を 上げてしまった。 思わず拍手をしてしまった私だが、期せずして、近所の住宅、マンション からも、拍手と歓声が聞こえた。 僅か5分程、それでも生涯記憶に残るであろう、太陽と月が織りなす絶景 を存分に楽しんだ。 雲の流れでゲイン調整が上手くいかず、太陽専用望遠鏡は、金環後の 部分日食を僅かに記録したに過ぎなかったが、今回はヨシとしよう。 家族で見ることが出来たことは本当に嬉しいことだった。 さあ、次は6/6の「金星の太陽面通過」である。 今回の日食用グラスでも楽しめるので、周囲には捨てないように勧めて いる次第。
2012/05/21
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日本のH2Aが、韓国の衛星を打ち上げることに成功。 初の「ビジネス」としての成功は、ファンとしては喜ばしい。 四方を海に囲まれている上、技術シーズの多い日本は、東西の 地球の自転方向を考えると、衛星打ち上げの自由度は高い国土 だと思う。 米国の民間ロケットに比べると、「割高」の声もあるが、過去、 「官公需」として成立してきた業界だけに、実際、本気でコスト ダウンしたら、かなり下がるだろう。 残念ながら、宇宙開発は、納税者の生活に直接貢献することは 少ないだけに、ビジネスモデルとして成立することは、遠い将来を 考えても素晴らしいことである。 が、それはそれとして、人類の持つ文化的欲求を満たしてくれる、 学術面への資金の還流も、期待したいところである。 最近、NASAから「初の太陽系外での惑星写真」が発表された。 これも宇宙望遠鏡あればこそ、である。 私が天文に目覚めた頃に比べると、既に隔世の感がある発見と 撮影技術である。 この宇宙がどのように誕生し、終わって行くのか?という遠大過ぎる テーマはともかくとして、同じ銀河系内の「お隣さん」の顔が見れる ぐらいのレベルにはなって欲しいものである。
2012/05/19
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一応、準備をしておいた。 以前は夢中になって、出勤前にも観測していた太陽に、久しぶりに 望遠鏡を向けた。 どうもオイルが漏れているように感じるタカハシの赤道儀だが、 快調に作動する。 太陽観測専用のコロナド・フィルターも塩害の影響は受けていない。 久しぶりに太陽を視野に導入して観ると、アーチ型の大きな プロミネンスと、3つ程のそこそこの黒点が見えた。 最近、磁場の逆転とか、減衰期では?とか、太陽に関して様々な 報道がなされているが、永く観測してきた私の目から見ると、結構、 元気なように見える。 今回も、CCD~デッキに録画という従来のスタイルで考えている。 眼視用フィルタ(メガネ)も一応用意してある。 あまり期待できそうもないが、晴天を祈る。 telescope_20120519-01 posted by (C)kirk1701 telescope_20120519-02 posted by (C)kirk1701 telescope_20120519-03 posted by (C)kirk1701
2012/05/18
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大林組が2050年までに、「宇宙エレベーター」を実現するとの報道。 40年後も経てば、従業員もほぼ入れ替わるわけで、民間企業が、 あまりに先の目標を発表するのは、正直、疑問を感じる。 韓国が原発受注で「60年保証」を売りにしたのと同次元にも思える。 が、この宇宙エレベーター時代は、非常に期待が出来るものだ。 私の場合、随分昔にアーサー・C・クラークの小説で読んだのが最初だが、 ポツポツとメディアでは紹介されていた。 「スタートレック・ヴォイジャー」でも、宇宙エレベーターの話があった。 大林組のそれは、数日かけて、軌道上に昇るタイプのものらしいが、 実現すれば、私はこの世にいないだろうが、子どもたちは乗れるかもしれない。 あまり信じられる話ではないのだが、実現してくれれば、こんなに夢のある 話もないだろう。
2012/02/21
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天文入門書では赤色巨星の代表として、必ず登場するこの星。 このところ、天文誌でも特集が組まれたりしている。 もうすぐ「超新星爆発」が起きるかもしれないという。 爆発直後には、昼間でも見える程の明るさになるという。 生きている間に肉眼で観測できるなんて、幸運なことだが。 さて、心配なのはこの輝きが長期間続いてしまうと、闇夜に サーチライトを照らされたようになってしまい、他の星の観望・撮影には 非常に困ったことになる、ということである。 地球からの距離は約640光年。 今見ている姿は、640年前のこと。 とすれば、既に爆発している可能性も高い。 興味深い。
2011/12/13
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「ヒッグス粒子の存在を示す現象が確認された」との報道に関連して、 現在、ヨーロッパにある、山手線全周サイズの素粒子加速器よりも 高性能な、直線型の加速器の候補地として、日本も、東北と九州が 名乗りを上げているという。 地震の多い火山帯に設置するのもどうかと思うが、加速器に必要な技術・ 産業は、ほとんど日本国内で調達できるメリットもある。 経済効果も、研究者側は 5兆円 と見積もっているが、これはさすがに 過大だろう。 それよりも、物理学研究の拠点が日本に置かれることの学術的メリット は大きいと思う。 他にも、スイスやアメリカも名乗りを上げているのだが、期待したい ところだ。
2011/12/12
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昨夜の画像は、トリミングのみの生画像。 その分、見た目の雰囲気に近かったと思う。 ASA800で露出時間1/2秒が最適だったことから、皆既中の月は、かなり 暗かったはずである。 天体写真としては正しいのだが、「見栄え」を重視した「星景写真」と しては、少し地味である。 で、実際よりも明るめに処理したものがこの写真である。 単純に画像処理で明度を上げると、当然ながら、背景(夜空)も明るく なってしまい、見られたものではない。 そこで、同じ画像をコンポジットし、利得を上げるとコントラストも確保 できるようになる。 これ以上明るくすると、せっかくのクレータ等の模様が潰れてしまう。 Moon_2011-1210conp posted by (C)kirk1701
2011/12/11
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久しぶりの皆既月食。 天頂付近での食のため、今回は、望遠レンズで撮影しました。 もうすぐ皆既食は終わりますが、月食自体はまだ1時間以上たのしめます。 雲が流れていたので、こんなもんかな。 Moon_2011-1210 posted by (C)kirk1701
2011/12/10
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NASAが、「地球型生命に不可欠な液体の水が存在できる温度の太陽系外の 惑星を初めて確認した」との報道。 はくちょう座とこと座の方向に地球から600光年の距離にあるその惑星 「ケプラー22b」の大きさ地球の2.4倍で、温度は22度と推定される。 太陽に当たる恒星との距離は地球・太陽間よりやや短く、公転周期は290日。 ここまで揃うと、「もしや」と期待させてくれる。 お隣のアルファ・ケンタウリ(それでも約4光年)の100倍以上の距離では 探査機での調査は難しいが、より大きな宇宙望遠鏡などでガンガン観測して 欲しいものである。 それにしても、NASAのHPで公開されている想像図。 なんとも夢が膨らむではないか。 →元記事
2011/12/09
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もう四半世紀前から、「エウロパの氷の下には・・・」と、水、さらには 生命存在の可能性が指摘されてきた。 微生物程度のものから、水中で行きながら知性を持ったクラゲ状の生物まで、 様々に想像されてきているが、徐々に解明されつつある。 以前も書いたが、このエウロパの表面の氷に「ドリル・ミサイル」を撃ち 込んで、その下を調べようとする米国の計画は、心ある多くの研究者に諌め られたようだが、今回のような発見があると、短気な米国が、またぞろ良か らぬ計画を立てないことを願いたい。 万一、生命が存在した場合を考えて、慎重に観測を勧めて欲しいものだ。 NASAのニュース・アニメーション
2011/11/16
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小惑星「2005 YU55」。直径は400mほど。 精密な観測により、地球への衝突はないとされていたものの、地球と 月の軌道の「間」を通過する小惑星は稀であり、注目されていた。 観測通り、無事通過したが、太陽系スケールでみれば、まさに「ニアミス」 と言えるだろう。 事実、このサイズの小惑星が、ここまで近くを通過したのは、1976年以来 とのことである。 さて気になる次回接近する、このサイズの小惑星は 2028年 とのこと。 もちろん、現在、見つかっている範疇での話である。 「スペースガード協会」など、多くの望遠鏡が、地球に接近する小惑星など を観測してくれているが、仮に衝突が予見できても、「対応」は限られる。 専門家によれば、映画「アルマゲドン」のように爆破するのは最も避ける べき対応のようである。 現在、小惑星にロケットを取り付かせて、推進力で軌道を変える、という 実験がある程度の段階まで成功している。 この辺り、「はやぶさ」などで実証された日本の遠隔制御技術と、イオン エンジンのような、軽量で効率的な推進技術は、活躍できると思うのだが。
2011/11/10
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やっと読み終えた。 最後は、「ひも理論」か・・・・ この宇宙の最後は、とてつもなく寂しい終わり方をするようである。 宇宙の終焉に関しては、膨張~収縮~ビックバンを永久に繰り返す、 「終焉はない」とする理論と、「終焉はある」とする理論があるが、 この本では、「終焉はある」という理論を採っている。 何もなくなった空間に、ときどき素粒子だけがボ~っと亡霊のように 飛び交う宇宙の死・・・想像するだけで、寒々しい気分になる。 最後の方で、「ひも理論」が登場するが、この理論を最初に知ったのは もう、20年も前のブルーバックスである。 あまりに高次の方程式の羅列で、途中から訳が分からなくなってしまった のを憶えている。 「老後」なんてものがもし自分にあったら、稽古と並行して、物理学は もう一度、勉強し直したいものである。
2011/10/28
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この日の昼~午後にかけては、あちこちのサイトをチェックして しまった。 結局、衛星は北アメリカからアフリカにかけての広範囲に落ちた ようで、まずは一安心。 実は、私が今回、こんなに注目していたのには理由がある。 人間が人工衛星を打ち上げて半世紀。 初期の頃は、直径50cm程度の球体で、衛星自体に推進機構が ついていないものが多く、こんなものは、落ちてきても確実に 燃え尽きる。 やがて、衛星の目的・用途が多様化し、衛星自体で姿勢制御を 行うような物になり、当然、燃料を積む。 そのタンクも、今回のように、チタンなど、耐久性の強いものに なり、衛星自体も大型化する。 つまり、20世紀末に落下してくる衛星と、スカイラブなどの ように、大型化した衛星が落ちてくることは、別の次元なのである。 今回もし、アメリカが本当にコストの問題で、衛星を撃ち落とす ことを見送ったとすれば、これは由々しき責任放棄である。 さらに、以前、衛星を大気圏外で爆破実験し、デブリをばらまいた 中国のようなモラルの低い国が、今回も大型の衛星を打ち上げている。 物理的な問題と、モラルの問題。 その両面で、今回、せめて予測精度は?と、かなり注目した次第。 結果、当初「北アメリカには落ちない」と発表していたNASAの予測が 大きく外れ、北アメリカにも落ちたわけであり、その予測精度が全く あてにならないことが判明した。 今後も、大きな衛星はどんどん、落ちてくるというのに。 次は10月とも言われているようだが。
2011/09/24
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欧州合同原子核研究機関(CERN)の「OPERA実験」に於いて、 ニュートリノ(ミュー型)を加速器という装置で打ち出し、約700km 離れたイタリアのグランサッソー地下研究所へ地中を通して飛ばす実験が 行われたとのこと。 光はこの距離を0.0024秒で飛ぶところ、ニュートリノは光より1億分の6秒 早く到達していることが観測された。 結果として、光の速度より0.0025%速く飛んだ、ということらしい。 幾つかのメディアによると、以前にも同様の結果が報告されたが、その時は 「測定誤差」ということに落ち着いたらしい。 今回の結果が、「事実」ならば、人類が一世紀に亘り確信してきた物理学の 常識中の常識が覆ることになる。 面白いことになって来たぞ。
2011/09/22
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”ナショナルジオグラフィック ニュース”によれば、 「ガスやちりに囲まれるカリーナ星雲の大質量星イータ・カリーナ。 専門家は寿命間近と見ており、最期に迎える壮大な超新星爆発は 地球からでも観測できるという。」 とのことである。 マイナス等級の明るさの超新星爆発は、へびつかい座の SN 1604 であり、1604年に観測されているのが最後である。 -2.5等と言えば、金星に近い明るさで、さぞや目立ったことだろう。 天文関係の書籍には、おうし座のかに星雲が超新星爆発の残骸として、 必ず載っている。 こちらは-6等と記録されており、さぞや明るかっただろう。 当然、今生きている人類は、そんなに明るい超新星爆発は観たことが ないわけで、仮に生きている間に観れるとすれば、こんな僥倖はない。 残念ながら、南天の天体なので、オーストラリアあたりで観るしかないが、 どのくらいの明るさになるか? 最悪、Sky&Telescopeの読者投稿写真でもいいから、拝見したいものだ。
2011/05/25
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ガセネタと一笑に付していたのだが、検索するとかなり多くの記事が それなりの信憑性(?)で公開されており、ちょっと考えてみた。 Mark Sircus博士によれば 「NASAの分析モデルを見ると、巨大な天体がすでに太陽系の中に侵入 しているという事がわかる。エレーニン彗星は現在内太陽系に入ろう としている。このまま今のコースを進めば2011年秋に地球すれすれを 通るか最悪の場合地球に衝突する危険性がある。」 ということである。 地球に最接近する時期は2011年10月16日ころ、地球からおよそ2100万マイル 離れたところを通過するだろうと予測されている。 天文ファンとして、彗星・小惑星が驚くほど頻繁に太陽系内を駆け巡り、 地球に接近、或いは衝突したものも、地球誕生以来多くある事実は認識 している。 事実、現在の地球にも、多くの痕跡が残っており、その「偶然」が、今年 起きない保証はないだろう。 マヤ暦の予言にも、ほぼ当てはまるし・・・・
2011/05/19
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我々SFファンには、夢を壊されるような記事だが、実際、内容を 見ても、良く分からない。 「夢を砕いたのは、アメリカ、メリーランド大学のイゴール・スモリ アニノフ氏とハン・ユージュ(洪玉珠)氏。光の曲がり方が通常とは 異なる先進素材を使って宇宙誕生をシミュレーションした。 実験の結果、「前進する“時間の矢”を後ろ向きに曲げ、既成事実を 元に戻す」という現象は実現不可能と示された。」 → 元記事はこちら タイムトラベルが可能か不可能かは、親父、オジキ達との子どもの頃の 討論から始まり、学生時代の大学教授、社会に出てからは物理専攻の 同僚と、素人ながら語り合ってきたが、実は今でも可能性を信じている。 そう、我々の知らないところで、歴史はどんどん変わり、また、別の タイムラインが無数に発生しているのだ、と。
2011/05/08
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4月26日の朝、たまたま電波塔に太陽が隠されていたので。 花粉のせいか、黄砂のせいか、まるで疲れた夕陽のような朝日。 asahi2011-0426 posted by (C)kirk1701
2011/05/05
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残念なニュースである。 金星の重力に捉えられるための減速時に吹かす、逆噴射の時間が 足りなかったようである。 6年後に再投入のチャンスが来るということだが、そんな後ろ向きな ことではなく、ここは一番、「支援用衛星」を仕立てて、打ち上げ、 6年後に、金星軌道近くでランデブー、マニピュレーターで「あかつき」を 捕まえて、金星軌道に投入するような「離れ技」を計画して欲しい。 遠隔制御技術は、「はやぶさ」で実証できたわけで、次は、故障した衛星を 遠隔で支援・修理する技術があれば、さらに進歩が期待できる。 高額な観測機器を積んだ「あかつき」を、再製作するよりも、遥かに安価に なるし、同じ目的に二重投資する愚をさけることにもなるだろう。 変に衛星を擬人化して、情緒的に煽るより、差別化された技術を磨き、 宇宙探査の中でのメインプレーヤーになることを願う。
2010/12/07
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まず、仮にカプセルが空っぽだったとしても、イオンエンジン初め、はやぶさの 功績に傷がつくものではなかったと思っている。 その上で、今回の報道には、さすがに興奮した。 TVで喧伝されているように、これで太陽系の起源が解明される筈もなく、 飽くまで、無限に近い謎の一部分に仮説が立てられるだけであろう。 それを踏まえた上で、何が期待できるかと言えば、 ・人命のリスクを冒さなくても、他天体のサンプルを入手することができる。 ・資源など、地球上には不足しているものや、存在しないものも、入手する ことが出来る技術を立証した。 (もちろん、モラルの問題はあるが) などであろう。 遠くの惑星から、採集したサンプルを入れたカプセルを思いっきり加速し、 軌道上の衛星、シャトルなどで最終的に軌道を制御して落下させる、或いは 日本が開発した、宇宙宅急便のようなもので戻せば、研究速度は飛躍的に 高まるだろう。 今回、金星探査衛星などで行ったように、世界各国の研究機関と相互補完的に 計画が進められていくことを望む。 ついでに言えば、中国のように資源目当ての宇宙開発や、飛行士の人命に 拘わる衛星爆破実験を行うような国は、大気圏外に関わることを国際条約で 禁止すべきであろう。
2010/11/15
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ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイトのメルマガを、職場のメアドで 取っている。 首題のセンセーショナルなタイトルを見て、仕事の手が止まってしまった。 ”時間”て、終わりのあるものだったのか? 記事によれば、 「この予測は、われわれが住むこの宇宙は多元的宇宙の一部であるとする 永久インフレーション理論に基づいている。その広大な構造は無数の宇宙 から構成されており、各宇宙はさらに無数の孫宇宙を生み出すことができる。」 という。 時間も、宇宙ごとにリセットされるということなのだろうか?
2010/11/09
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