海外旅行紀行・戯言日記

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2021.01.13

イヨマンテとユーカラ－アイヌ文化博物館

テーマ：好きなクラシック(2294)

カテゴリ： Classic Music

東北から北海道に居住して、和人の侵略に依って居住地も文化も虐げられて来たアイヌ民族の国立博物館が北海道白老町にオープンしたらしく、少なくとも文化の復興に光が差して来た様です。

1945～1955年に掛けては、小学校教育の一環として、アイヌの人達に来て貰い、その文化風習を学ばせてくれたのです。
最大の儀式とされる「イヨマンテ」は、ヒグマを殺してその魂であるカムイを神々の世界に送り帰す祭りのことですが、野生動物を殺害すると言う野蛮さから、禁止されたままになっています。

歌手の伊藤久男氏が唄う「イヨマンテの夜」は、歌唱力と声量に優れないと歌えないと言うことで、NHKのど自慢でも、我こそは言う方々にはよく唄われていたのです。

イヨマンテの夜　作曲　古関裕而　昭和25年　（唄　伊藤久男）

又、アイヌ文化を伝える叙事詩「ユーカラ」は、国文学者の金田一京助が日本の古語を研究する傍ら、アイヌの人達から口伝された叙事詩を復活させ紹介したことから、フィンランドの北方民族の叙事詩「カレワラ」と共に、世界の3大叙事詩とされたこともあった様ですが、アイヌ文化の衰退と共に忘れ去られてしまいました。

私は「ユーカラ」については無知識の極みですが、優れた文化は廃却すること無く、永く残して行きたいものです！

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