全14件 (14件中 1-14件目)
1
日曜日。試食品を作り終え、トレイに乗せて、例の如く呼び込みを行なっていると、背後から「エクスキューズ・ミー」と声をかけられた。振り返ると、韓国の爽やかイケメンが(なぜ国籍がわかったかと言うと、振り向いた先に携帯の画面があり、そこにハングル文字が並んでいたから)。彼は、とある化粧品を探していたのだ。たまたま、私はその日の朝にバックヤードからデモ場所に移動する際、それが並んでいる棚を通り抜けたので、すぐさま彼に場所を教えてあげることが出来た。満面に喜びを浮かべながら、丁寧に礼を述べた彼。きっと、日本に旅行することを告げたら、恋人か姉妹、あるいは職場の同僚か学校のサークル内の女性たちに「日本に行くのだったら、これ、買って来てぇー」と頼まれたのだろう。優しい子だねー。こういう子のためにも、店内に案内専門の従業員を絶対に置かなくてはならない。今年7月に仕事をした大阪の某大型スーパーでは、「案内係」と、腕と背中にマークをつけた店員さんが、1日中、店内を巡回していた。巡回しながら、お客様の質問に応じ、手が空いた時には商品を前出ししたりPOPの歪みを直したりしているわけだ。見ていて、この業務をする人が、他の店でもいたらいいのになと、心より感じた。品出しその他に追われる従業員も、(お客さんへの質問応答のために)やたら作業を中断されることもなく、効率も上がるね。
2023.11.30
コメント(0)
デモンストレーションを実施する店舗やその店内の場所によっては、試食品を作っている時でも、ひっきりなしにお客さんに尋ねられるケースがある。「この商品、どこにあるの?」「ここの棚の鍵、開けてくれない?」とか何とか。そのたびにそこの店員さんに、尋ねたお客さんをつなげるのだが、昨今の人手不足でそれがうまくいかないこともしばしば。仕方なく、「ごめんなさい。私はこの店の店員じゃありません」やら「Sorry, I'm not a clerk at this store」やら言って勘弁してしてもらうが、重なるとうんざりしてくる。プラス、言ったところで、実際にはそこの店の商品を売っているのだから、お客さんにすれば納得がいかず、下手をすればクレームがくるだろう。こちらの業務は試食販売。こんな状況が続けば本来の仕事に集中できない。販売以前の問題だよ。似たことは、実はホームセンターでもよくあること。ホームセンターも、例にもれず人手不足で、店員さんは少ない。ついでに、その店で働いている人も「これを何時までに棚に並べてしまわなあかんのに(お客さんの質問で)仕事を中断されて、、、。もう少し、自分で探す努力をしてね」と、内心では舌打ちしたくなる時もあるのでは?ならば、いっそ「案内係」と腕章をつけた案内専門の係を設け、常に店内を巡回してもらったらどうだろう?「えっ、小売業界は戦国時代やのに、そんな係、雇うゆとりはないよ」となる?ならないでしょ。主に本社が担う管理業務はどんどんAI化が進んでいる。ロボットが出来る仕事は彼らにやってもらい、余った人員を案内係にしたらいいのではなくて?
2023.11.28
コメント(0)
火曜日、大阪市内の某スーパーに水産関係のデモで立っていたら、お客さんの1人にとつぜん話しかけられた。「おねえさん、試食販売が復活してきていると聞いたけれど、仕事、ある?」と。なんでも、お客さん、20代前半の頃は東京で試食販売の仕事をしていたそうな。それが、結婚後は見知らぬ大阪に来た上、基本的には土日祝が仕事の職種ゆえ、家族のことを考えて辞めた。子どもたちの手が離れてパートに出ることになった時も、販売や食品とは全く関係がない業種に。「そんでもね、心の底ではずっと元の試食販売の仕事がしたいと思っていた。いいよね、あの仕事。いろんなところに出かけていろんな人に会えて。介護とか引越しとか、そういう事態に対応してくれるのもありがたいし」。お客さん、子どもさんたちももう巣立っていて、ご主人と2人で年金暮らし。別に差し迫って(生活に)困っているわけではないが、年金の他に少しでも収入があれば、「孫にプレゼントをしたり、主人とたまに温泉に行ったりするにもゆとりが出るし」と語る。そうだよね。その気持ちはとてもわかる。ほんの少しのゆとり。これは、とても大切なものだ。プラス、社会参加の意味合いもあろう。いや、習い事やボランティアでも立派な社会参加で、別に仕事に限ったことではないんだけれど。私は、お客さんに、高齢のデモンストレーターも活躍している派遣会社ないしエージェンシーを3社、紹介した。会社名と電話番号をメモし、「一度、電話してみて下さい」。彼女と、いずれ、どこかで会えたらいいな。
2023.11.23
コメント(0)
昨日、夫が大腸がんの手術を受けて1年目の定期検診の結果が出た。「転移なし」。わーい。天の恵み以外、何物でもない。肝臓をはじめ、他の臓器の状態も良好だとか。ますます、お天道さまは陽を降り注いで下さった。このところ、夫と小さなイザコザが絶えず。ストーマの状態が安定しないのが1番の理由なのだが、これってきれい好きな彼にとってはとてつもなく辛いことで、そりゃまわりに当たり散らしたくなることもあるわな。私も喘息の症状が出ると、チビってしまう時もあり、夫の怒りはさらに加速。尿にしろ便にしろ、排泄の問題は、程度の差こそあれ、「老い」には誰しもついてまわるもので。ここいら、お互いに今一度冷静にならないといけないな。
2023.11.21
コメント(0)
今日は生駒(奈良県)で仕事。コツコツと頑張ってこよう。販売や営業の仕事をしている人には2通りのタイプがある。「ドカン型」と「コツコツ型」。「ドカン型」は、大口の販売ないし契約を取ってくる人。ケース売りが得意とかね。対する「コツコツ型」は、小口の販売ないし契約を積み重ねて結果を出す人。私は、基本的には「コツコツ型」。そりゃ、効率を考えたら「ドカン型」であることに越したことはないけれど、あれはかなりの部分で「運」が作用し、その運とやら、そう何度もやってくるものじゃない。つまり、「ドカン型」で成功している人は、絶えず運を引き寄せるだけのパワーと体力、そしてヒラメキなどのセンスもある人だ。よく、「自分では営業しないのにお客さんがお客さんを紹介してくれ、そのお客さんがまた新しいお客さんを紹介してくれ、、、」という営業マンがいるが、これもコツコツ型ではないかな。ともあれ、自分がベースの部分ではどちらに属するかを知っておくことは強味になるね。これは、販売や営業職のことに限らず、生き方そのものがそうだ。あなたはどちらのタイプですか? 「ドカン型」? 「コツコツ型」?
2023.11.19
コメント(0)
今日は奈良の某店で牛乳のデモ。現場に入って目を剥いた。高ーい。セールでこの価格? コロナ前にこの牛乳はよく担当していたが、その時より、デモ時価格は〇〇円高騰している。こうなると、文句タラタラでも「仕事があることに感謝せにゃ」なる発想が生まれてくるんだなあ。だって、少額でも年金以外に収入があれば心強いもの。それにしても、この国は変わらない。皆ブウブウ言っても同じ政権が続いているやん。
2023.11.17
コメント(0)
最近、水産関連の仕事が多い。この火曜日もそうだった。ぶっちゃけ。水産関連のデモは、売上の面では楽な部類に入る。担当商品のほとんどは、旬、あるいは季節の行事や風習などの関係で、その時期に食べる商品だからである。ここいら、農産物とデモと共通のものがあるな。そのぶん、と言うべきかどうか。別の面では、他の部門のデモよりはるかに辛い面があるのだ。他ならぬ寒気、それも尋常ならざる寒気である。火曜日のこの日も、現場に立ってものの30分も経つと、指先が痺れ、やがて感覚がなくなってきた。手袋をしていてもこうなのだ。いかに低気温か、想像していただけると思う。昼休憩時。店内で弁当と豚汁を買って社員食堂に向かう前、思わず店のテラスにあった自動販売機で温かいミルクティーを。コインのお釣りの音とほぼ同時にガシャンと降りてきたボトルを手に取り、一瞬、「ええっーっ」と心の中で叫んでしまった。「ち、ちいさい、、、」。そうなんである。買い求めたメーカーのミルクティーのボトルタイプは、何度かデモした商品だから特別によく知っているのだけれど、一回り、いやもっと小さくなっていない? どう見ても発売当初の85%から90%程度の容量だ。そのくせ、値段は確実に上がっている。まあ、自動販売機の設置にも電力その他の経費がかかっているのだからね。自動販売機の飲料にも、物価上昇の影は忍び寄っていることを、まざまざと感じさせられた。それにしても、自動販売機の飲料。私が進学のために岡山東南部の農村から都会に出てきた当時(1975年)は、砂糖とミルクたっぷりのコーヒーや申し訳程度に果汁が入っているだけの甘いジュース類しかなかったのに、ざっと半世紀後の今日では、実にバラエティに富んでいるね。写真は、記事の現場ではなく、大阪市南部のとある中堅スーパーに置かれていた自動販売機。
2023.11.16
コメント(0)
ああ、このところ、ストレス満載だわ。昨日、京都は嵐山で、家族ぐるみで合流した娘にも話した。「じいじ、ああ見えてウルサイの、家では。頻繁に大騒ぎ。元々クドイあの口調に加えて、耳が遠くなり、何度も大声で聞き返され、、、。 それと、キレイ好きな人だから、あんなことになって、すごく辛いのだと思う」。年明け、久々に1人旅をしようとプランを練っている。まずは、国内から。1円5円10円の小銭を、かつてそうしてきたように旅行用としてコツコツ貯めてきたおかげで、費用はある。小さなカネをバカにしてはいけないね。うん。小銭で、これまで国内はもとより、台湾や韓国、フィリピンその他の国にも行かせてもらったんだしな。元気が出てきた。
2023.11.13
コメント(0)
昨日、登録派遣会社数社から片手以上の数の案件を打診されたが、日数その他の理由ですべて辞退。決めたもんね、週に2日、多くても3日以上は働かないと。結果、また仕事が楽しくなってきたし、必然的にベストを尽くせるようになってきた。70代の仕事上の先輩はおっしゃる。「職種がら表情筋は鍛えられるし、声を出すことで健康につながる。知らない土地に行ったり初めての人に会うことは、旅行気分になり、脳もイキイキして〇〇防止にも。しかも、ギャラという名の金がもらえる! エエこっちゃ。定年もないし、ウチ、この仕事、辞めへんで」はあ、確かに物事は考えようだわなあ、、、ただし、あくまで心身と相談した上で「ほどほどに」仕事をした場合に限る。それと、販売業は、営業や医療や美容や介護や教職同様、基本的にはアナログな業務だから、何もかもがデジタル化が進んでいっている現在、利用者にとってもどこか息抜きできる面があり、そこも「すたれない」理由の1つだろう、、、写真のような無人店も増えていっているけれど。
2023.11.11
コメント(0)
今日は大阪南部のスーパーで仕事。担当は刺身。さて、2000万かけて整形したインフルエンサーのインタビューが某雑誌の電子版に掲載されていた。「(離婚した)父親に似て、お前は本当に不細工だね。お前なんか産むんじゃなかった」と、物心つく頃より母親に罵倒され、周りからも容姿のことでいじめられて育った彼女は、「整形して可愛くなるしかない」と決意。中学を出るやダブルワークをし、食事も切り詰めて整形費用を貯めたそう。その根性と計画性、行動力は感動もの。もっとも、それを他の場でもいかせただろうに、とも思う。プラス、人間、としをとると誰でも肉が下に落ちてくるよね。だから、大なり小なり、お腹まわりがたるんできたり、二重瞼の幅が狭くなって奥二重瞼になったり、口元付近がブルドッグ化してくるんだが、整形していた場合も同じのはず。その時、どうなるのだろ?また、整形するの?それにしても、彼女の整形前と整形後の写真を見ると、人間、金を積めば、どんな顔にでもなれるんだなあと、つくづく感じたね。感じたから、晴れて念願の美貌を手に入れた彼女の「なりたい顔って特にないんです」の言葉が、どこか哀しみを帯びる。昔、医療関係の営業の仕事で知り合った整形外科医は私に言った。「整形して変われる人は、本来、とても強い人です」ああ、そうだろう。このインフルエンサーも、整形すると決めた後の軌跡を追っていると、強い人だとわかる、、、目的を貫く意志力といい、情報を集めて考察する分析力といい、何より心中の想いを実際にカタチにする実行力といい。その強さを今後の人生で存分に発揮して欲しい。
2023.11.07
コメント(2)
昨日は、京都市内の大型店で紅茶のデモ。知名度もあるメーカーなので売上は上々だったが、デモ場所に立っていた当の私は、実のところ青息吐息だった、、、周りには気付かれていないけれどね(気付かれてはプロ失格)。新しい降圧剤に、身体が過剰反応してしまうのだ。喘息発症以来なぜか血圧が上がってきたので、かかりつけ医に相談した上で変えた薬が、確かに血圧は下がってもどこかで合わないのだろう、、、動悸と眩暈がひどく、客寄せのために声を出していると息苦しくなってくる。ふうむ。困ったものだ。ちなみに今日はあえて降圧剤を服用していない。今日の担当商品は肉。デモ内容からして昨日以上の声出しは必須で、あまりに気分が悪くなると肝心の仕事に影響するやね。
2023.11.05
コメント(0)
時々行く園芸店に「インボイス登録店」のステッカーが貼ってあった。今後、タクシーや飲食店などにもこれは普及していくことだろうな。ううむ、、、。個人事業者でなくても、例えば給与所得者が商売上の打ち合わせで喫茶店を利用したとする。その際、領収書にインボイス登録番号が記載されていないと、それは経費として認められないから、必然的にインボイス登録喫茶店に行くようになるわなあ。当の喫茶店にとっても、今まで免税されていた消費税を払わないといけなくなるから、収入減。何より、こんな弱い者いじめ税を導入した政府のこと。次々と、ささやかに生きる庶民から税金をしぼりとる方策を打ち出していくに違いないのが、何とも恐ろしい。
2023.11.04
コメント(0)
(注)1年前の今日、書いた記事。さて、土曜日の仕事の件。日にちが迫った今なお、指示書も資材も届かない。そもそも、販売商品を使って何を作るかも不明。派遣会社に火曜日に電話をかけ、今回の仕事を派遣会社にまわしたエージェント、Aに聞いてもらったら、そこの社長、「僕も知らないんですよ。エージェントのBがうちに仕事を持ってきたし、指示書や資材はそこがデモンストレーターさんの自宅に送ることになっていますので。Bに聞いてもらえますか、エヘヘ」。あまりに無責任な発言ではなかろうか。社長はBに聞く義務があるし、派遣会社は、Aにもっとバシッと言う責任がある。実は、これと似たことが日曜日の現場で発生し、現場にいるデモンストレーターだけがすべての責任を負って走り回らねばならず、それでも業務をどうにか終え、疲労困憊して帰宅した。派遣会社によると、Bなるエージェントは、「とにかくやることが遅い。いつもギリギリで行動する」。それをあらためてくれるよう提言しても、常にモゾモゾ。結局、BもAも「コロナで仕事が少なくなった中、こちらは仕事をとってきてお前ら派遣会社やデモンストレーターに回してやっとるんや。ガタガタ文句を言うな! こちらは仕事を出す立場。お前らはもらう立場やがな」のスタンスでいるのだと思う。何よ、これ?確かに向こうは仕事を「出す」立場で、私たちは「もらう」立場。出してくれる側が存在しなければ、もらう側も存在しない。でも、そのもらった仕事を実際にこなしてフィードバックしているのは、他ならぬ私たちだよ。どちらが上か下かではない。立場は対等のはずだ。こんなケース、他の業界でも多いんだろうな。親会社と子会社、大手企業の下請け、その他。で、こういうノラリクラリなところほど、予期せぬハプニングがおこっても、課題は末端にいる現場の人間に丸投げするのだ。
2023.11.03
コメント(0)
「諸君、砂糖に警戒したまえ」。こんなタイトルの記事が、雑誌「暮らしの手帖」に掲載されたのは、私が小学校高学年の5年生か6年生の時だったか。西暦であらわしたなら、1967年か68年のことだ。当時、初の非白人国開催の東京オリンピック1964年)を成功させた日本は高度成長の真っ只中。同時に、食事をも含めた生活様式全般が急激に欧米化していっている渦中で、当然ながらバターなどの油脂と共に砂糖の摂取量も増えつつあった。岡山南東部の、ブドウ栽培以外はこれといって特徴のない農村の一件しかないよろず屋の店頭にすら、日々テレビでコマーシャルされているチョコレートが所狭しと並んでいたところからも、それはうかがえる。実際、私やいとこたちが当時から子どもたちに人気のあったグリコのポッキーやら森永のチョコフレークやらを口にするのを見るたび、大正13年生まれの亡父は言ったものだ。「昔は砂糖は貴重品じゃったから甘いもんなぞ食べられなかった。ワシのちいせえ(幼い)時分にゃ、どこの家も子どもに祭りの時に5つか6つアメ玉を買うてやるんがやっとじゃった」。その貴重な砂糖をたっぷりと使ったお菓子や飲み物が、一般に所得が高いわけではない農民や工場労働者その他の庶民層の子弟にも一般化していっていた、まさにその最中に、くだんの「諸君、砂糖に警戒したまえ」の記事だったから、少なからぬインパクトを読者に与えた。小学生だった私は、そこに書かれていた砂糖の弊害を、詳細には記憶していない。むしろ、ほとんど理解できなかったのが本当のところだ。それでも、砂糖を必要以上に摂ることが身体にマイナス面をもたらすことは、読んでいてわかった。あれから半世紀以上。砂糖は、警戒レベルを超えて、すっかり悪者にされた感がある。とは言え、砂糖はそんなに身体に悪影響を及ぼすものなのだろうか?宣伝販売の仕事に長年就いてきた私には、「諸君、砂糖に警戒せよ」どころか、「諸君、砂糖に敬意を払いたまえ」と本気で勧めたい場合もあったし、現在もあるのだが。そこいらを、順次、書いていこう。そもそも、砂糖は砂糖でも、いろいろな種類の砂糖があるしね。写真は、1番下の孫(4歳)。この子も、チョコレートもドーナツもシュークリームも、つまり甘いものが大好きな子だ。
2023.11.03
コメント(0)
全14件 (14件中 1-14件目)
1