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2017.10.13
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カテゴリ: ロコメート
ロコメートのC58は,大田治彦氏がRMモデルズ134号で述べられているように,後年,電装解除され,ダイキャストトイとして販売されています。
外見上の特徴としては,ロコメート時代は赤色であった下回りが黒色とされたこと,車体後方の枠(カプラー)が縮小されたこと,ナンバープレートが取り付けられたことなどが挙げられます。

この電装解除されたC58は,昭和46年に開催された「第10回日本玩具国際見本市」の商品カタログで,有限会社 小茂田商店のダイキャスト製蒸気機関車として紹介されています。


(「第10回日本玩具国際見本市 '71各社主力商品カタログ」より。右上が旧ロコメートのC58)

ラインナップは
「ベンケイ号蒸気機関車(テンダー付)」1800円
「D51蒸気機関車(テンダー付)」1150円
「C62蒸気機関車(テンダー付)」1200円
「C58蒸気機関車」480円
「D51蒸気機関車」750円
「C62蒸気機関車」800円
となっています。

このうち,弁慶号,D51,C62はいずれも中々精巧な出来で,弁慶号がほぼHOスケール,D51とC62がほぼNスケールとなっており,札幌の時計台などが描かれた箱に納められ,簡素なレールが付属した製品をしばしばインターネットオークション等で見かけます。
また,D51やC62には,「KS」(注)の刻印がありますが,C58にはないようです。

(追記)
小茂田商店「KKS SLシリーズ」の公称スケールは,弁慶号が1/80,D51,C62,C58は1/130となっています。この他,9600形やC11,C63(!)も予告されていましたが発売に至らなかったようです。日本模型新聞790号(昭和46年4月5日)によれば,まずC58が発売され,続いてD51が,さらにC62が加わったようです。
また,トイジャーナル昭和47年6月号によれば,これら小茂田商店発売のSLの製造元は,(有)鈴木製作所とのことです。鈴木製作所は,主にモデルガンを製造していた会社で,鈴木製のモデルガンを小茂田から発売するという関係だったようです。

(トイジャーナル昭和46年10月号より)


(玩具商報昭和45年12月15日号より。まず,旧ロコメートを改修したC58が発売された)


(トイジャーナル昭和47年1月号より。弁慶号やD51,C62が加わった)


(トイジャーナル昭和47年3月号より。「製造元(有)鈴木製作所 総発売元(有)小茂田商店」と明記されている)

(注)小茂田商店は,モデルガン・トイガンを主力商品とし,「KKS」のブランドで知られていますが,なぜか蒸気機関車には「KKS」ではなく,「KS」と刻印されています。「KS」は鈴木製作所の符号なのでしょうか?





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最終更新日  2019.09.04 22:34:18
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