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今回の修理は、「SONY WM-150 カセットウォークマン "WALKMAN" (発売日:1988年頃)」だ。 [SONY WM-150 "WALKMAN"] ["DOLBY B NR"機能を搭載] 部品取り機を含めて3台を提供いただいての修理。終盤で1台追加しての長丁場となった。 現状、修理が極めて困難な機種(WM-150メカ)系列だ。■主な故障と原因 一切不動(モーター音なし) → ゴムベルト劣化 TAPE再生不良 → クラッチASSY破損TAPE再生不安定 → テープ巻上げリール歯車破損再生リバース不良 → レバーASSY破損■修理 メーカーの部品供給終了を確認。また、部品取り機を含む3台に上記破損1,2,4を確認。最終的に修理対象とした機体を例に紹介する。 ゴムベルトが飴状に伸びている。これがモーター軸に絡み付き、回転を阻害していた。代替ベルトをモビロンコードで製作・交換。 クラッチASSY破損を確認。同一部品にクラックが生じていた。このため、同ASSYが常に空転状態となっていた。 正常な交換部品がないため、同破損部品を補修。接着剤数種と熱溶着を試みたが、結果的に4個中1個を熱溶着で補修するに留まった。 テープ巻上げリール歯車破損(クラック)を確認。 部品取り機から正常部品を摘出し、交換修理。 再生方向を切り替える「レバーASSY」。先のクラッチASSY裏面のガイドレールと連動し、動作する。同ASSYが1回転すると、必ず同位置でレバーASSYが動作し、逆再生モードに切り替わることが判明。 レバーASSYを取外した結果、部品の一つにクラックが生じ、不良の原因となっていた。こちらは熱溶着で一発補修完了。 他多数の修理を行い、各部調整を実施。エージングを実施し、作業完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★【オークション】整備済みラジカセ・ミニコンポ★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆
2015年05月04日
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今回の修理は、「CASIO MDH-505 MDラジカセ(発売日:不詳(おそらく1999年))」だ。ジョグダイヤルを採用し、CD/MD/TAPE/FM/AMを搭載したオールインワンラジカセで、凝ったリモコンが印象的な一台だ。 このシリーズには、MDH-505(本機種)、MDH-507、MDH-515の存在を確認している。ただし、ネットを検索しても情報がほとんどない。中身はほぼ一緒だが、外装と電子部品や回路の一部が異なったりしている。 [CASIO MDH-507 MDラジカセ]■主な故障と原因TAPE動作不良 → メカへの粉塵の進入とグリス劣化TAPE再生時に不定期間隔のスパイクノイズ → 代替ゴムベルトによる静電気発生液晶ディスプレス(LCD)の表示が薄い → 半田付け部の劣化FMロッドアンテナのぐら付き → 同アンテナ取付け部破損■修理 液晶ディスプレス(LCD)の表示が薄く、特定の角度でしか判読が困難な状態。 主基板の広範囲に半田付け部の劣化があり、LCD関連回路を含み、これらを補修したところ通常の液晶濃度に復旧。 FMロッドアンテナのぐら付きは、本体取付け部の破損と判明。 内外にワッシャーをかまして補修し復旧。 TAPEの動作不良(早送り、巻き戻しができないことがある)は、定番のゴムベルト劣化が原因と推測し、これを交換。正常に動作するようになったものの、不定期に「パチッ」とスパイクノイズが再生音に混じる不具合症状が発生。 フレームグランド不良などの原因を疑い、点検したがまったく異常なし。同系機で検証すると不具合は再現する。2日ほど散々試した挙句、既存ゴムベルトに戻すとこの不具合が発生しないことが判明。 これは初めて経験するケースだった。確かにこの機種でTAPEのゴムベルトを交換修理したのは初めてだった。原因の最終切り分けにおいては、代替ゴムベルト(バンコード)とフレームグランドを電気的にショートすると、この不具合が発生しないことを確認した。 これらの結果から、発生メカニズムとしては、(1)バンコードとプーリーの材質の相性から静電気が発生、(2)金属製が多いTAPEシャーシが、本機種ではプラスチック製であることから静電気が帯電、(3)帯電限界に達した静電気が近傍回路に放電してスパイクノイズが混入したと推測した。 結果的には、劣化の少ない既存ゴムベルトに戻し、TAPEメカのクリーニングとグリスアップを入念に行い、復旧を確認した。 因みにTAPEメカはMDH-507と共通で「ASAHI CORP DR-2400」だった。 その他各部を点検・クリーニングして組戻し。動作確認後、のエージングを実施し、作業完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 ---★【オークション】整備済みラジカセ・ミニコンポ★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆
2015年02月04日
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今回の修理は、「SANYO PH-PR910 WカセットCDラジカセ(発売日:1992年)」だ。 同社のPrimaire(プリミエール)シリーズの一台で、イルミネーションが印象的だ。同年の発売には、兄弟機のPH-PR810がある。[三洋電機 PH-PR910 WカセットCDラジカセ]■主な不具合症状と原因CD再生に限り、スピーカーとヘッドホンともに右出力が無い → ハンダ付部の経年劣化一部操作ボタンが誤動作する → 押下式スイッチの経年劣化■修理 分解開始。 主制御基板のハンダ付劣化部を多数補修。CD制御基板を接続するコネクタのハンダ付部劣化が主原因だ。 主基板とアンプ基板を跨ぐ配線のハンダ付劣化部を補修。 アンプ基板のハンダ付劣化部を多数補修。 表示・操作基板に実装されている故障した押下式スイッチを交換。 因みにCD光ピックアップは、同社の「SANYO製 SF-P1(13PIN)」 が搭載されていた。これは互換品を含め、ほぼ入手不可な現状となっている。 その他多数の修理を行い、エージングを実施。作業を完了した。 ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆
2018年05月23日
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今回の修理は、SONY "CFD-400" と SHARP "FX-1000"だ。どちらも往年のバブルラジカセだ。[SONY "CFD-400" (1990年製)レストア済み][SHARP "FX-1000"(1991年製)レストア済み] 今まで、あまりバブルラジカセを修理してこなかった。なぜなら、機能やボタンが多く、構造が複雑、修理作業に期間を要する割には修理断念の確率が高く、修理の「ワクワク感」と修理できた時の「達成感」を同時に享受しにくいためだ。また、次の楽しそうな故障機に取り掛かれないと言うのも、フラストレーションが溜まっていけない。 などと思っていたのだが、過去に落札頂いた方から、バブルラジカセの修理の依頼が舞い込んだ。修理代も頂けるとのこと。故障機入手の費用を掛けずに修理を楽しめるのは「ワクワク×2」だ。お住まいも近かったので、万一の際にも対処できるので、お引き受けすることにした。 そこで、依頼の修理品に粗相があってはいけないという事で、 デットストックしていた標記のバブルラジカセ2台を修理し、ウォーミングアップしようと考えた次第だ。 結果は、どちらもレストアを完了できた。(^_^)v SONY "CFD-400" は年を越すまでにレストアが完了。気分良く年を越せた。 一方、SHARP "FX-1000"は年始早々から着手した。もちろん故障品だが、程度が良かったので、修理完了までそうは時間がかからないだろうと高をくくっていたのだが、これが大誤算だった。 レストア完了までに、述べ5日は費やしただろうか。修理・清掃するには、分解・組立を何度か行うのだが、その度に異なる不具合が発生してしまったのだ。一時は断念しようかと思ったほどに故障が多発した。 全ての原因は共通で、電子基板の半田にクラック(半田の剥がれ)が新たに発生したためだ。内部のパーツをはずすためにコード類やコネクタ類をはずすのだが、このとき電子基板に力(応力)が加わる。この応力で経年劣化した半田に新たなクラックが発生したのだ。特にコネクタや入出力端子回りの半田で発生。 結局、レストアを完了させるために、200箇所余りも半田修正を行う羽目になり、かなりヘビーなウォーミングアップとなってしまった。(^_^; ただし、両機とも良い状態にレストアは完了した。 さて、修理依頼品が届いたので、この週末でレストアを行う予定だ。因みに機種は、「SONY "CFD-700"」。初めての機種なので、楽しみだ。--- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年01月14日
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前回に引き続き、「SONY ZS-M5 MDラジカセ(発売日:1997/4/21)」の修理だ。 押下スイッチの全数交換により、誤動作は解消した。早速点検すると、CD/MDとも再生不可で、上部パネルは電源投入と伴に、勝手に開くことを確認。 上部パネルについては、開閉知スイッチの接点劣化が原因であったため、接点回復剤を用いて復旧した。 続いてCD。フレームから取外す。 CD光ピックアップは、滅多に見ない「SONY KSS-213B」。レンズに顕著な曇りがある。メカ共々クリーニング。 CD制御基板。チップコンデンサが使用されている。この故障を疑い、状態を測定。 2個のチップコンデンサに異常を認めたため、これを相当の電解コンデンサで代替交換。 CD再生を確認すると、TOCミスリードや音とびを確認。CD制御基盤にある4個のチップ半固定抵抗器で調整。これ自体にも接点劣化があったため、同復旧剤を使用。結果、CDは無事に復旧。 主基板上の電気二重層コンデンサに液漏れ故障を確認し、これを相当品で交換。メモリー保持用と思われる。 続いてMD。金属製のシールドでカバーされている。 ここまでカバーされていると、粉塵の侵入も少ない。 カバーを外す。やはりMD光学レンズに曇りがある。録音用磁気ヘッドと伴にクリーニング。 これでMDは復旧。 MD制御基板。ATRAC ICは裏面に位置し、シールドカバー設置のため未確認。 MD光ピックアップは、これも滅多に見ない「KMS-194D」。入手不可部品だ。 その他各部のクリーニング。エージングを実施し、作業完了。 (おわり) --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★整備済み「ラジカセ」や「ミニコンポ」のオークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、こちら!☆
2014年07月18日
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今回の修理は、「AIWA(SONY) AWP-ZP5 ミニコンポ(発売日:2004/09/01)」だ。 アイワがソニーに吸収合併された後、"AIWA"ブランドで発売されたミニコンポで、めったに見かけない希少機種だ。[AIWA(SONY) AWP-ZP5 ミニコンポ] 前面にUSB端子を2ポートも装備するが、USBオーディオとしては利用できない。背面のUSB端子でパソコンと接続し、USBハブとしてのみ利用可能という、レアな仕様だ(パソコン用外部スピーカーとしての利用はできる)。■主な故障と原因CD取込不可 → 駆動用ゴムベルト劣化、部品はずれ CD再生不良 → トラッキング用ピニオンギアに亀裂 押下式スイッチ誤動作 → タクトスイッチの接点劣化■修理 筐体の金属カバーを外すと、直ぐにCD取り込みメカが現れる。オールプラスチック製でギアを多用した機構だ。 CD取り込みユニットを取り外すと、劣化した駆動用ゴムベルトを確認。これを交換するとCDを取り込むようにはなったが、所定のチャッキング位置まで取り込めない。しだしにメカが誤動作を始めた。 思い切って分解して確認。手動でメカの動作を確認した結果、部品の一部が外れかけていることが判明。この部品を所定の位置に戻すことで復旧した。 CD光ピックアップは、「SONY KSS-215C」が使用されていた。 CDメカをクリーニング中、手動でトラッキングさせると妙に動作音が大きい。 点検すると、トラッキング用ピニオンギアに亀裂を確認した。KSS-213Cのメカのものと共通部品であったため、手持ち品と交換して復旧。 押下式スイッチは、そのほとんどが誤動作する状態。スイッチの接点劣化による電気抵抗値の増加が原因だ。 全てのタクトスイッチを交換して復旧。 以上で復旧完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年04月06日
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修理困難機種を追加しましたのでお知らせします。■追加した修理困難機種 ◎メーカー:Panasonic◎対象:TAPEメカ「AR300シリーズ」搭載機種 1989年頃から1995年頃(主に1990-1993年)まで使用されていたTAPEメカただし、TAPEメカ以外の修理は可能◎理由:TAPEメカの修理に必要な一部歯車の交換部品(代替品含む)が入手できないため歯車の素材そのものの経年劣化が進み、たとえ形状が正常な中古歯車を移植交換しても、短時間のうちにこれが破損してしまうことを確認(2015/9/1)◎該当機種の例(当方で確認したもの。2015/9/1現在):機種名 発売年RX-DS05 1994RX-DS06 1994RX-DS35 1993RX-DS38 1993RX-DS45 1991RX-DT07 1994RX-DT501 1993RX-DT505 1991RX-DT55 1990RX-DT701 1992RX-DT707 1991RX-DT77 1990RX-DT901 1992RX-DT909 1991RX-DT99 1990RX-E250 1994RX-ST5 1995RX-ST5D 1995 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★【オークション】整備済みラジカセ・ミニコンポ★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆
2015年09月12日
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今回の修理は、「SONY SRS-VS5 アクティブスピーカーシステム(発売日:2001/11/21)」だ。「バーチャルホンテクノロジー」により、スピーカー2本だけで臨場感あふれる多チャンネルサラウンド音場を再現。また、2ch音源から5.1ch音場を作り出す「ドルビープロロジックII」を搭載するなど、気軽に5.1chを楽しむことができる一台だ。[SONY SRS-VS5 アクティブスピーカーシステム] デジタル音楽プレーヤーを接続しても、迫力ある音で再生してくれる。 ■主な故障と原因音量増減時に僅かにガリ音 → ボリューム接点の汚れ ■修理 DVDプレーヤーが搭載されていないことを除けば、中身はDVDコンポと同じ内容だ。 右用スピーカーには、電子基板が格納される。各種音信号処理や操作系、入出力系がまとめられている。 DC-DC変換部を取外す。 主要基板を取外す。 信号処理は全て専用ICが担っている。 これに対して音量調整には、調整用モーター付きのアナログ式ボリュームが採用されていた。リモコンで操作すると調整用モーターがボリュームを機械的に回転させ、音量を調整する仕組みだ。バブル期のAV機器では、よく使われていたものだ。 機械式ボリュームは、使っていなくても時間経過で電気接点が劣化する。今回は、ボリュームの隙間から接点復活材を垂らし込むだけで、ガリ音は解消した。 続いて左スピーカー部。こちら側には、AC-DC変換部が納められている。粉塵を掃除し、点検。 以上で復旧完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年05月04日
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今回の修理は、「SONY CMT-J500 MDミニコンポ(発売日:2002/06/21)」だ。 pepzシリーズだが、検索しても余り情報が出てこない希少機種だ。 [SONY CMT-J500 MDミニコンポ] 修理依頼を頂き、対応させて頂いた。■主な故障と原因CD再生不可 → トラッキング用ピニオンギア破損 ■修理 目にする機会の多い「SONY CMT-M333NT(発売日:2002/11/21)」と比較的すると、中身はほぼ同じだ。 CD光ピックアップは、「SONY製 BU-30」だ。ほとんど見かけないピックアップで、CDメカとCD制御基板が一体化されており、MD並みにユニット化されている。 CD再生不可の原因は、トラッキング用ピニオンギア破損(亀裂)だ。このユニットに特徴的な故障の仕方だ。亀裂により歯のピッチが開き、ギアが回転できなかったようだ。 ピックアップ側のラックギアにも破損があったため、正常なユニットとそっくり交換した。 一通りクリーニングして完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年02月15日
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今回の修理は、「SHARP MD-Z5 MDラジカセ(発売日:1995年11月)」だ。 「MD STUDIO」のZシリーズで、MD-Z1、MD-Z3に続く3機種目の一台だ。 [SHARP MD-Z5 MDラジカセ] スピーカーには、北海道の高地に生息するチシマ笹の幼かん繊維を素材に新開発した振動板素材「HOROFINE(ホロファイン)」を採用。透明感のある音色で、高音域まで伸びのある優れた再生特性。個人的には、好みの音だ。■主な故障と原因 CD再生不可 → CD光ピックアップ故障■修理 大柄なボディ。スピーカーユニットも10cmコーン型フルレンジを搭載している。 CD光ピックアップは「SHARP H8151AF」だ。 既に発光していない。同系のピックアップをSHARP QT-K5から移植して復旧。 MD光ピックアップは「SHARP H8153AF」。SHARP MD-Z1のメカニズムと比較し、随分とすっきりした印象。特に問題はない。各部をクリーニング。 MDのATRAC ICは「SHARP LR37673」だ。 各部点検中に見事な半田付けの亀裂を発見。他の箇所も含めて補修して復旧。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検。動作確認と修理後のエージングを実施し、作業完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年10月19日
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今回の修理は、「三洋電機 PH-PR950 CDラジカセ(1995年製)」だ。バブル経済崩壊とともに過分な機能を削ぎ落として価格を抑え、コンパクトにまとめたWカセット搭載のCDラジカセだ。愛称の「primaire(プリミエール)」は現在も続いている。 機能を削ぎ落としたとはいえ、昨今のラジカセと同等以上の機能を有しいる。音質は数段に上だ。ラジオの感度も良い。乾電池でも動作可能だ。[修理の完了した三洋電機 PH-PR950] 動作確認の結果、主な故障箇所が判明した。Wカセットデッキには大きな故障がなかったので幸いだった。■主な故障状況CD再生不可操作スイッチ誤動作表示部バックライト不点灯 原因を推測しつつ、修理にかかる。まずはCDだ。ディスクを取り込むものの、再生はされない。とりあえずレンズ汚れを疑ってみる。 レンズは汚れていたが、クリーニングだけでは復旧しなかった。原因を特定すべくさらに分解。 CDユニットを分解すると、CD用のゴムベルトが劣化して弛んでいた。CDトレーの開閉はできるものの、ピックアップユニットを持ち上げ、CDをチャッキングするには弛みすぎているようだ。 バンコード(橙色のコード)で代替ベルトを作成し、交換する。 [劣化して弛んだCD用ゴムベルトを交換] 新しいCDは再生するようになったが、古いCDや擦り傷の多いCD、CD-Rは再生しない。レーザーの出力が低下しているようなので、出力ボリュームを調整した。OKだ。 次にカセットデッキだ。Wデッキとはいうものの、駆動モーターは写真中央の1台のみで、これを共有する仕組みだ。コストダウンのために考えられた仕組みだろう。 駆動ゴムベルトの劣化は認められない。クリーニングと調整だけで問題ないようだ。このカセットデッキの走行速度は、下の写真の半固定抵抗で調整するようだ。 左が通常走行、右が高速走行用となっていた。A/Bデッキを駆動するモーターは共通のため、別々の調整はできない。 走行速度は、分解しなくても背面から調整可能なようになっていた。走行速度とアジマスを調整した。 バックライトは単純な球切れだ。LEDではなく白熱灯(麦球)だ。手持ちの相当品と交換した。 スピーカーは埃を被っていたものの至って健全。クリーニングすると、独特の襟巻き付のセンターキャップが良くわかる。 操作ボタンの誤作動は、タクトスイッチの劣化による電気抵抗増加が原因だった。正常に動作しないスイッチを全て交換した。 [再塗装のためにマスキング処理された前面パネル] 埃で汚れていたが、洗浄すると思いのほかきれいだった。すると、スピーカー保護の金属ネットの塗装はげが目立つようになったため、気合を入れて再塗装した。 今回は復旧完了までに延べ5日を要するという、かなり気合の入った修理作業となった。 本日(2011/3/31)で三洋電機はなくなり、明日からパナソニックとなる。我が家では、三洋電機製の白物家電が最も多い。 今晩は、かつての三洋電機に思いを馳せながらブログを締め括ることとしよう。 --- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年03月31日
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実家の母から修理の相談があった。 新しい電子辞書を購入したものの、機能が多くて使い辛いので、古い電子辞書「SII TR-9700(発売日:1998年頃)」が修理できないかとのこと。当時35,000円ほどしたようだ。■主な故障と原因電源が滅多に入らない → [電源]ボタンのプリント配線の断線+スイッチ接点の劣化液晶表示部の開閉留め具が効かない → 同ラッチの破損■修理 症状を確認の上、分解。この年代の電気製品は、「爪」よりも「ネジ」固定が多いので、分解し易い。 侵入している粉塵を除去しつつ更に分解。 電子辞書のキーボードは、多くのリモコンと同じく、導電性ゴムを押下して直下の電気接点に通電させる型式を採用している。このゴムと接点が汚れや磨耗で、電気的に接触不良となり、上記の不具合を呈する。 同部を清掃の上、導電性ゴム部にはアルミ箔を添付(上写真)。接点にはハンダを薄く溶着(下写真)。 しかし、回復しない。同接点付近に僅かな液漏れ跡があったので、母に聞いたところ、「[電源]ボタン付近にお茶を少しこぼした」とのこと。 同部印刷配線の同通を点検すると、対向側接点にこれが無いことを確認。代替修理として、ジャンパー線(黄色)を設置したところ回復を確認。 液晶表示部の開閉留め具が効かないのは、ラッチのバネ部が内部で破損していた。疲労破損と推定される。手持ちのゴム管を小さく切って、そのバネの代替修理とした。 以上でほぼ復旧。ただし、[電源]ボタンがたまに誤動作するが、これが限界。 以上で修理完了とさせてもらった。母曰く「まさか直るとは思わなかった。新しい辞書にどうしてもなれない場合は、古い辞書を貰い受けに行く」とのこと。母の奮闘を期待したい。
2016年01月16日
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自宅の裏は林で、始終いろいろな野鳥の鳴き声が聞こえる。気が付くと、いつもと違う鳴き声と羽ばたきが聞こえる。なんだろうと窓から目をやると、驚いたことに我が家の小屋根の上に雛がいた。どうやら巣から落ちてしまったようだ。 この雛が、何と言う鳥か、残念ながら私には分からない。巣に戻してやろうと手を伸ばすと、雛は羽ばたいて向かいの屋根に飛び移った。ちょっとびっくり。しかし、思うようには飛べないらしい。短距離を行ったり来たりしているだけだ。 雛がピーピーさえずると、親鳥もそれに答えて鳴き、周囲を飛び回っていた。下が親鳥と思われるものを撮影した写真だ。 親鳥は雛を林に誘っているようだった。夕方には彼らの姿も声も聞こえなくなったので、何とか救出に成功したのだろう。
2011年07月28日
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今回の修理は、「SONY|ソニー ZS-M30 MDラジカセ(発売日:2000/10/21)」 だ。2ウェイ4スピーカーを搭載し、音に立体感を加える「パノラマサウンド」機能を装備するなど、手軽さと音質を重視したMDラジカセだ。[SONY|ソニー ZS-M30 MDラジカセ(発売日:2000/10/21)] デザインにも重視しており 、質感の高い塗料できれいに塗装されてる。■主な故障と原因CD再生不可 → CD光ピックアップ劣化寿命液晶表示不可 → ハンダ付け劣化表示部バックライト不点灯 → 電球玉切れ■修理 この個体の故障箇所は、この機種の典型故障と一致している。液晶パネルは、既にメーカーにも在庫がないようだ。 いきなり分解で伏兵に出くわした。ねじ穴に填まり込んだドライバーだにより、1箇所ねじを外すことができないのだ。試案と試行錯誤の挙句、 ねじ穴部を筐体の隙間から切断し回避した。 内部はきれいな状態だ。ちゃんとしたスピーカーユニット4個が確認できる。バックライトには麦球が使用されており、見事に切れていた。麦球の代替にLEDにを使用したいが、この箇所の電圧値が高いためにLEDの許容電圧値をオーバーし、直ぐにLEDが玉切れしてしまう。 よって、LEDとともに電圧と電流を制限する電子パーツも追加して復旧とした。 液晶が表示されない不具合については、幸いにもサービスマニュアルが入手できたため、回路を点検。結果として、ハンダ付けを修正したことで液晶表示が復活。目視では見つからなかったが、ハンダ付けの劣化による接触不良が原因だった。 CDは、光ピックアップ(型番:SONY KSS-213C)のレーザー発光がないため、手持ちの同等パーツと交換して、全復旧とした。--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆修理や入手代行のご相談は、ここをクリック!☆
2012年04月08日
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今回の修理は、「DENON CDA-5.5K CDアンプ + TU-5.5K FM/AMチューナー + SC-E202 2ウェイスピーカー(発売:1996年)」だ。 高級ミニコンポ = ハイコンポ = DENONポイントコンポ「PRESTA(プレスタ)」シリーズの入門機的位置付けの一台だ。[DENON CDA-5.5K CDアンプ + TU-5.5K FM/AMチューナー][DENON SC-E202 2ウェイスピーカー] ■主な故障と原因 CDトレー開閉不能 → CDトレー開閉ベルト劣化。グリス劣化。電気二重層コンデンサ故障右スピーカー出力不安定 → メカニカルパワーリレー故障■修理 実はこのセットを入手した時には、MDデッキ「DMD-5.5」とカセットデッキ「DRR-5.5K」も付属していた。しかし、最善を尽くしたが、いずれも一部に機能的な不具合が残り、完全復旧には至らず、遺憾ながら廃棄処分とした。 残るチューナーデッキとスピーカーに故障はなく、クリーニングのみ。CDアンプは何とか修理できた。 CDアンプを分解する。 基板への部品集積度は普通だが、限られた容積に多数の部品を詰め込むため、基板6枚が箱状に設置されている。発売年から察するに、設計に3D-CADは用いていないと思われる。経験とカンと試作で、部品が干渉せぬよう設計したと思われる。その努力には敬意を表したい。 要所には、国産部品が多用されている。 CD光ピックアップは「SONY KSS-210B」。ゴムベルトを交換し、メカをクリーニング、グリスアップ。しかし、トレーの閉が弱々しい。 確認すると電源補助用の電気二重層コンザンサの容量が極端に低下していたので交換。CDトレーの開閉はOKとなった。 CDピックアップ調整用の可変抵抗器があり。問題ない範囲だったが、こころもち調整した。 右スピーカーの出力が、ある程度ボリュームを上げないとなされない。また、左スピーカーよりも出力が小さい。調査の結果、メカニカルパワーリレー(G5Z-2A DC24)の故障(内部接点の劣化寿命)と判明。 同じ形式のリレーは既に生産されていないため、同等のもの(G2RL-2A DC24)に交換した。ただし、寸法上の制約で元の場所には取り付けられなかったため、別途基板を用意し、配線を引き回すこととなった。 チューナーは特に問題なし。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検、調整。動作確認と修理後のエージングを兼ね、連続24時間の試聴テストを行って完了とした。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年09月21日
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今回の修理は、「SONY CDH-101S CDリピーター(発売日:不詳(おそらく1993年))」だ。 英語教材(プログレスなど)のCD再生用プレーヤー(リピーター)で、「CD-ROM XA規格」に対応したCD-ROMコンテンツの、オーディオ再生に対応した機種のようだ。 もちろん、通常の音楽CDの生成にも対応している。 前にCDH-101、後にSDリピーターも発売されていたようだが、本機を含め、いずれも滅多にお目にかからないレアな機種だ。[SONY CDH-101S CDリピーター] ■主な故障と原因 CD再生不可 → CDレンズ汚れスピーカー出力不安定 → 音量ボリューム内の接点劣化■修理 スピーカー付きのCDウォークマンといった感じ。ただし、電池は使えず、ACアダプタ(DC 9V)からの給電が必須だ。 CDは、レンズ汚れのクリーニングで復旧。内外部もキレイな状態だ。 CD光ピックアップは、「SONY KSS-331A」だ。1993年に発売されたCDウォークマン等に搭載されていたものと同じだ。 フルレンジのスピーカー(メーカー記載なし、8Ω、1W)が1個(モノラル出力)搭載されていた。因みにヘッドホン出力も装備し、こちらはステレオ出力。 音量ボリュームの接点が劣化しているようで、音量を上げるとガリガリ音の後、急に音が出た。接点復活材を使用し、概ね復旧。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検。動作確認と修理後のエージングを兼ね、音楽CDを連続4時間の試聴テストを行った。残念ながら、CD-ROM XA規格のCD-ROMはないため、こちらは未確認。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年10月03日
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今回の修理は、「DENON DMD-80 MDデッキ(発売日:不詳)」だ。検索してもほとんど情報がない。MDLPに対応していないので1999年以前、使用部品から推測するに、恐らく1997年か1998年の発売と思われる。 [DENON DMD-80 MDデッキ] ■主な故障と原因なし ■修理 幸い故障箇所はなく、 点検と分解・クリーニングが主な作業だ。 MDユニット(シャープ製)を取り外し、クリーニング。 ATRAC ICは、「SHARP LR37646」。 MD光ピックアップは、「H8153AF」 。 以上で復旧完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年04月13日
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前回は台所用換気扇を交換したが、トイレの既設換気扇も設置から15年が経過したため、交換した。[15年経過した壁埋込形の同時給排形換気扇 National FY-13GH] 撤去開始。まずは、ルーバーを外す。 旧型は木ねじ4本を外し、仮止め用定ねじ2本を緩めると、本体を外せる。 しかし、粉塵の付着が多い。過去に何度か除去したのだが、どうしても付着する。粉塵は主に紙粉だ。付着すると動作音が若干大きくなる。 旧型本体撤去後の壁面開口部。 奥に見えるのは屋外フード(FY-HSP13)。先日取り外して点検・清掃したときに問題ないことを確認しているので、これは現状のまま継続使用する。 新しい換気扇には、同型の「Panasonic FY-13GH2」 を選択した。新型と旧型で、基本的な仕様は同じだが、異なるものがいくつかある。 まずは、ルーバーのデザインと表面の質感(ツルツル→サラサラ)が、また、本体の色がグレー色から黒色に変更されている。[写真左がNational FY-13GH、右がPanasonic FY-13GH2] また、旧型にあった仮止め機構が新型では廃止され、固定ねじ4本のみとなっていた。 取扱説明書と工事説明書が付属する。 新型を取り付ける。プロペラ形状等が変更され、排気風量(m3/時)は旧型より向上。また、旧型では取り外せなかったプロペラも、新型ではワンタッチで取り外せるように変更されており、清掃性が向上している。 また、消費電力(W)は、旧型の76%程度に低減されていた(すごい!)。騒音(dB)はほぼ変わらず。 最後にルーバーを取り付けて試運転。問題ないことを確認し、交換完了。 「使用期限:15年」 のシールが貼付されていた。次の交換は、15年後の2031年だ。 作業は、30分ほどで完了した。(おわり)
2016年12月06日
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今回の修理は、「KENWOOD MDX-02 MDラジカセ(発売日:2000/7/1)」だ。外見の趣が異なるモデル「MDX-01」もラインアップ。かつカラーバリエーション(前者3色、後者5色)も展開し、”より自分らしい選択”を売りにした一台だ。コンパクトな筐体にCD/MD(MDLP非対応)/AM/FMチューナーを装備する。[ケンウッド 本体:MDX-02-S、リモコン:RC-MDX0001]■主な不具合症状と原因CDの認識に失敗したり音跳びする → CD光ピックアップ及びCD基板の電解コンデンサの経年劣化MDの挿入/排出/再生等ができない → MD基板の電解コンデンサ及びMD光ピックアップの経年劣化AM/FMともに受信不可 → TUNER基板のハンダ付け部劣化操作ボタンの大半が誤動作したり操作できない → 押下式スイッチの経年劣化右スピーカーの出力が少し小さく、また電源を切った直後に「ズズズ」様の異音 → パワーアンプICの入力側の電解コンデンサの経年劣化(写真掲載無し)■修理 各部の動作確認の後、分解開始。 まずは、操作ボタン誤動作の原因である押下式スイッチ(タクトスイッチ)を交換。 CD光ピックアップ(CDOPU)「SONY KSS-213CL」を「KSS-213C」に交換。(これまでの修理経験では、同機種のCDOPUには「KENWOOD(JVC) KCP3H」が使用されていた) CD基板の電解コンデンサをすべて同等品に交換(下記の写真は交換前のもの)。 MD基板を取り外す。 同等スペックの固体電解コンデンサがそろわないため、セラミックコンデンサで代替交換。因みにATRAC ICは「SONY CXD2654R 」だった。 MDの挿入/取出しは回復したものの、MDの認識や再生は不可。MD光ピックアップ(SONY KSM-260B)を交換。 仮組してCDとMDの動作確認・調整を実施。 今回交換した部品。 各電子基板のハンダ付劣化部の補修やその他多数の修理・調整を行い、エージングを実施。作業を完了した。♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆
2021年08月18日
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今回の修理は、「Panasonic RX-MDX81 MDラジカセ(発売日:2003/9/25)」だ。 CD/MD(MDLP対応)/カセットテープ/FM/AMを搭載したオール イン ワン ラジカセだ。CD→MDに6倍速で高速録音できる。[パナソニック RX-MDX81 MDラジカセ]■主な不具合症状と原因MD再生不可 → 異物(紙片)侵入MDローディング不良 →粉塵の侵入、ローディング用ゴムベルト劣化カセットテープの挿入不可 → ローディング用ゴムベルト及びグリースの劣化カセットテープ再生/録音不良 → ゴムベルト及びピンチローラーの経年劣化操作ボタンの誤動作 → 押下式スイッチの経年劣化■修理 まずは不具合症状を確認する。MD再生不可の原因は、内部にラベル紙片が残留し、MDレンズを遮っていたためだった。 分解開始。 取り外したカセットテープブロック。TAPEメカとローディングメカが一体組品となっている。このタイプのローディングメカは、経年使用や劣化による故障が多い。 メカを清掃・注油し、劣化して延びたカセットテープローディング用ゴムベルトを交換する。 メカを清掃・注油し、カセットテープのゴムベルトを交換。 同ピンチローラーを交換。 MD光ピックアップは「Panasonic RAF2200A-12V」、ATRAC ICは「Panasonic MN66624RL」を搭載する。 まずはMDメカへ侵入した粉塵を除去。 劣化して硬化・亀裂の生じたMDローディング用ゴムベルト。 MDローディング用ゴムベルトを交換。 押下式スイッチを交換。 因みにCD光ピックアップは「Panasonic RXQ1013」。 その他にも多数の修理を行い、エージングを実施。作業を完了した。 ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆
2017年12月27日
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今回の修理は、「ビクター UX-A70MD MDミニコンポ(発売日:2000年7月)」だ。現在では全て生産終了となった「Lip×Lap」シリーズの初代モデルで、かつ、ビクター初のMDLP対応モデルの一つだ。 [Victor UX-A70MD MDミニコンポ] イルミネーション機能など、フッション的デザイン性を重視したミニコンポだが、ビクターらしく音もなかなか良い。■主な故障と原因 動作確認で発見した不具合と原因は、下記だ。 CD再生不能 → CD光ピックアツプ(OPTIMA-7)の劣化、またはレンズ汚れカセットテープ再生不安定 → ゴムベルト劣化、ピンチローラー劣化スピーカーのツイーターユニットのセンターキャップ陥没■修理 この機種の修理は2度目。もう、3年近く以前のことなので、ほとんど忘れてしまっている。まずは分解。 カセット部は最上層、CD部は最下層なので、結局全てを分解しないと各部が確認ができない。 CDはレンズをクリーニングしても復旧しないため、CD光ピックアプ(OPTIMA-7)の劣化寿命と判断した。 CD光ピックアプを再生品に交換してやると、無事に復旧。 フロントパネルに問題はないが、洗浄のために分解。結構凝った作りをしている。 カセットテープは、駆動ゴムベルトとピンチローラーが劣化していた。これが原因で再生等が不安定となっていたようだ。この年代のビクターのカセットデッキ部は、ほぼ100%近くが駆動ゴムベルトおよびピンチローラーが性能劣化している。 確認した全ての不具合箇所が修理できたので、改めてオーバーホールし、その後、全てを組み上げ直して完了である。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆修理や入手代行のご相談は、ここをクリック!☆
2012年06月18日
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今回の修理は、「PIONEER PD-F51 CDプレイヤー(50枚+1枚 CDチェンジャー)(発売日:1994年)」だ。 BGMを終日流したい店舗などでは重宝な一台だ。 [PIONEER PD-F51 CDプレイヤー(50枚+1枚 CDチェンジャー)] ■主な故障と原因 CD再生できないの時が多い → CD取込ガイドの位置ずれ■修理 この手の不具合は、原因特定が難しい。どういった条件で不具合が発生するか、根気よく探す。 CD再生に失敗する時は、シャラシャラと回転音がある。一方、成功するとシャラシャラ音はない。どうやらCDのチャッキング不良だ。 ガイドフレームを取外して分解する。 CDメカ心臓部を取外し、手動で歯車を動かしてCDチャッキング動作を試みる。 原因発見! 隣接部品が干渉し、CDをチャッキングできない。部品位置がずれてしまったことが原因だ。 部品位置の修正のため、更に分解。 紺色フェルト部品(下写真中央)が問題のそれだ。CDを取り込む際にガイド役をしている。両面テープが劣化し、取り付け位置がずり下がっていた。 両面テープを取替え、部品位置を元に修正した。 CD光ピックアップは「PIONEER CMK-54XT(違うことが判明 → PEA1319)」 だ。問題はなく、レンズとメカをクリーニング。 シャフトを抜いてローリングラックを取外し、クリーニング。 続いてラックベースを取外すと、プラス1スロットインメカを取外せる。こちらも問題はないので、分解してクリーニング。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検、調整。動作確認と修理後のエージングを兼ね、連続24時間の再生テストを行って完了だ。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年08月17日
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今回の修理は、「SONY ZS-5 "ソナホーク" CDラジカセ(発売日:1991年)」だ。同時期に発売の「ZS-7」の下位機種だ。愛称は「ソナホーク」。 何とか修理できないかとご相談いただいた。 [SONY ZS-5 CDラジカセ] ■主な故障と原因CD再生不可 → 主基板ハンダ付け部の劣化主基板の一部が破損 → 筐体の組み戻し時の作業ミスTAPE A/Bとも再生等の一切の動作不可 → ゴムベルトの劣化左スピーカーの音声出力がない → ヘッドホン端子内部の電気接点劣化■修理 分解したこの時点で、ハンダ付け部の劣化が多数目視できた。全ての基板を点検してハンダ付けの劣化を補修。CD再生不可等は、この作業で回復。 マイク入力端子の基板取り付け部。プリント配線がはがれている。同端子と筐体の穴がずれて圧迫されたことが原因。過去の修理時の作業ミスと思われる。ジャンパ線で代替補修。 取外したダブルテープデッキ。磁気ヘッドやピンチローラーは磨耗や劣化が少なく、クリーニングのみ実施。 ゴムベルトは劣化(伸び、硬化)があったために採寸・製作・交換。 TAPE走行速度やアジマス、レベル調整を行って回復。 CD系メカも分解清掃。CD光ピックアップは「SONY KSS-240A」 。比較的高級機種に使用されるタイプ。経年なりの劣化はあるものの、交換するまでには至っていなかった。 CDトレーの開閉用ベルトも劣化していたので交換。 TAPE調整中に突然、左スピーカーの出力が無くなった。ヘッドホンは左右とも問題なく出力がある。原因は、ヘッドホン端子内部の電気接点劣化。分解してクリーニング。 他多数の修理を行い、エージングを実施。作業を完了した。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★【オークション】整備済みラジカセ・ミニコンポ★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆
2015年11月28日
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息子が彫刻刀を研いで欲しいと頼んできた。この彫刻刀は、私が子供のときに使っていたものを譲り渡したもので、さすがに切れ味も悪く、刃も減っていた。 包丁や鎌は研いだことはあるが、彫刻刀は初めてだ。インターネットで先達のノウハウを検索してみる。 YouTubeに「彫刻刀の簡単な研ぎ方」があったので、こちらを参考にさせていただいた。感謝。[彫刻刀を研ぐために使った道具] 合板とガラス板、紙やすりを用意した。合板の上にガラス板を置き、600番の紙やすりから研ぎ始めることにした。まずは簡単そうな印刀から始めた。 動画を思い出しながら研いでみた。が、研ぐ前よりも更に切れなくなってしまた。(^_^; ポイントは丸くなった刃先を真直ぐな直線に直し、鋭角に研ぎ上げることだ。と理屈は分かってはいるものの、体がより刃先を丸くしてしまうようだ。刃渡りが短いので刃の角度を維持するのが大変に難しいのだ。 そこで体が慣れるまで、角度を維持する道具を使うことにした。 手近にあった洗濯バサミを代用してみた。 [研ぎ角度を維持するために洗濯バサミを代用] 角度が一定し、なかなかうまい具合に研げる。1000番の紙やすりで仕上げ研ぎを行い、紙を試し切り。OK! 印刀大、印刀小、平刀と三本を研ぐ頃には、洗濯バサミがなくても研げるようになった。 三角刀、丸刀大、丸刀小とも同じ要領で研ぎ上げた。動画にはなかったが、少しだけ裏研ぎ(刃の反対側から研ぐ)すると、更に切れ味が増した。刃先の返りが無くなるためだろう。 [研ぎあがった彫刻刀] かまぼこ板で試し彫り。初めてにしてはまずまずの研ぎ上がりでした。
2010年12月04日
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今回の修理は、「SANYO U4-W26 ラジカセ(発売日:不詳、内部基板に'91/8の印字)」だ。1980年台のTVコマーシャル「♫三洋~おしゃれなテレコ~♫ U4」のキャッチコピーで一世を風靡したラジカセ「U4」を型番に冠した一台だ。 [SANYO U4-W26 ラジカセ] 普及価格帯の機種だが、Wデッキに倍速録音やサラウンド再生など、充実した機能を装備している。 ■主な故障と原因 電池BOXの汚れ → 乾電池の液漏れ跡スピーカー保護のパンチングメタルに凹みと塗装はげ ■修理 機能的な故障は特になし。ボリューム類のガリ音もなし。やはり普及価格帯の機種は長持ちするのようだ。 今回は、オーバーホールによる点検・クリーニング・グリスアップが主作業となる。 内部には、経年相応の粉塵が堆積。 テープ部も特に問題なし。 2ウェイ4スピーカを搭載。いずれもサンヨー製だ。 ゴムベルトも交換の必要が無い。 テープスピードとアジマスを調整。 スピーカー保護のパンチグメタルを板金修正し、再塗装を実施。 その他各部のクリーニング、組戻し、点検。動作確認と修理後のエージングを実施し、作業完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年10月27日
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今回の修理は、「SONY PS-Q7 レコードプレーヤー(1982年頃)」だ。 何と言っても小サイズが特徴だ。小型ながらダイレクトドライブ方式やフルオート機能を内蔵しており、当時のSONYの意欲が感じられる一台だ。[SONY PS-Q7 レコードプレーヤー] [LPジャケットの3分の2サイズ][LP盤を再生時の様子] [FMトランスミッターを搭載。レコード再生信号をFM電波で送信] この機種は、部品取り機を含めて計2台で修理依頼をいただいたのだが、結局修理できたのは部品取り機の方だった。 因みにこの機種には、初期型(1982年以降)と改良型(1983年以降)が存在するようだ。 今回紹介するのは、初期型(1982年6月製造)の方だ。■主な故障と原因 スタートボタン押してもアームが移動しない → ベルト劣化。プーリー位置ずれ等スタートボタンを押しても自動的にアームがインしない → リード・イン・ラッチ破損アーム動作や針降下位置が異常 → 自動針降下位置調整プレート破損ねじ穴破損箇所多数 → 経年劣化(ストレス・クラック) ■修理 元々、部品取り機として提供いただいた機体で、電源投入すると、勝手にローターが回る以外は何の動作もしない状態。レコードの出力信号も無い。 分解して状態を確認する。プラスチックカバーに、ねじ穴の亀裂が多い。これは熱溶着と補強テープで補修した。 針信号線が切断状態。後に再接続。接続箇所がプリント基板に色名で記載されている。青線と緑線は同じ箇所に半田付けする。 アームブロックを取外すと、既にゴムベルトが脱落状態。 ゴムベルトを製作・交換。モーターに直接電源を印加すると、アームメカが動作することは確認。 ただし、この時点では、レコードプレーヤーとしては、正常に機能しないことも確認。 アームブロックを更に分解し、「針降下位置調整プレート」 の破損を確認。補強に鉄心を追加して補修。 更に「リード・イン・ラッチ」 の破損も確認。熱溶着+熱溶融樹脂で補強補修。初期型は写真のようにプラスチックの板ばねだが、改良型では金属コイルばねに変更されていた。 主に以上の修理で一通りの機能回復を確認した。この後、回転数やゲインなどの電気的調整、針圧や針降下位置などの機械的調整を実施。 その他各部を点検・クリーニングして組戻し。動作確認後、エージングを実施し、作業完了。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★【オークション】整備済みラジカセ・ミニコンポ★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆
2015年04月25日
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今回の修理は、「SONY CFM-104 SPORTS(海外仕様)ラジカセ(発売日:1993年)」だ。日本国内では発売されていなかったようで、検索しても日本語の情報はあまりヒットしない。 仕様はFM(87.6-108MHz)/AM(530-1710kHz)ラジオとカセットテープ(モノラル録再、自動リバース無し)、防滴構造、内臓マイク、単体スピーカー等とシンプルだが、ハンドルを有し軽量で可搬性に優れる。付属のACアダプタまたは単二型乾電池4本で動作する。[SONY CFM-104 SPORTS(海外仕様)ラジカセ][付属ACアダプタ:AC-104]■主な不具合症状と原因カセットテープの巻戻し・早送りをすると、徐々にテープを巻く勢いが弱まり、途中で止まってしまう → ゴムベルトの劣化■修理 機能がシンプルな分、分解もシンプルだ。 ゴムベルト2本中1本が劣化していたため、これを交換。 ハンダ付劣化の補修やその他多数の修理・調整を行い、エージングを実施。作業を完了した。♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆
2019年12月25日
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今回の修理は、「AIWA CSD-SR8 CDラジカセ(1990年製)」だ。当時、重低音が流行っていたが、この機種はあえて迎合せず、堅実な機能と音作りをコンセプトにしたに一台と思われる。故に当時はさほど人気がなく、生産/流通数の少ない。しかし、その堅実な音質は今も健在で、バブルラジカセ中でも評価の高い一台となっているようだ。[AIWA CSD-SR8 CDラジカセ(1990年製)]■主な故障状況と原因電源が入ったりは入らなかったり → タクトスイッチの経年劣化、半田付けの経年劣化押下式スイッチ類誤動作 → タクトスイッチの経年劣化、半田付けの経年劣化バックライト不点灯 →麦球のフィラメント断線、半田付けの経年劣化乾電池での動作不能 →乾電池液漏れによる配線腐食切断■修理作業 古いラジカセのご多分に漏れず、 内部は薄手の粉塵コートを施した状態。掃除機を片手に埃を吸いながら分解を進める。 写真だとササッと分解しているように見えてしまうが、 実は結構時間がかかっている。特にCD部分の外れない理由が、プラ爪で引っ掛かっていることを発見するのに時間を要した。 CD光ピックアップ(SONY KSS-210B)は、クリーニングのみでOKだった。結構な基板とユニットの数だ。 バックライトの不点灯は、麦球が切れていた。あいにく手持ちがなかったため、LEDで代替修理した。電流/電圧値設定がLEDには大きすぎるため、定電流/低電圧ダイオード使い、LEDの許容値に制限した。ただし、麦球に常時電気を流すような回路になっていたため、スタンバイ時もLEDが薄っすらと点灯してしまうが良しとしよう。 スピーカーは埃が積もっているものの、至って健全。スピーカーエッジは布製が幸いし、劣化は認められない。 バブルラジカセの上位機種には、ウレタン製エッジを採用したものも多い。当時音質は良かったものの、ウレタンの経年劣化が激しく、原形を留めないほどボロボロになっていることが多い(登山靴のウレタン靴底と同じ理屈)。 バブルラジカセを入手する場合、ウレタン製スピーカーエッジを採用していない機種(多くは中級~下級機種)を選択した方が修理の手間は少ない(私はやらないが、エッジを貼り替えるつわ者方も居られる)。 2台あるカセットテープデッキは、入手時からいずれも動作していた。分解して駆動ゴムベルトを確認したところ、極めて状態が良かった。おそらく一度交換修理したのだと思う。ベルトはそのまま生かす。 メカ部分を分解・クリーニングし、アジマス/再生速度/録音速度を調整した。因みに録音速度の調整は、TAPE→TAPEとCD→TAPEとは別々に行う。 上の写真右下中央の2つの穴から覗く半固定ボリュームで調整する。ラジカセ前面を上にして見た時、左が前者、右が後者である。高速録音モードで調整すれば、通常録音時も結果的に調整される。 さて、電源が入らなかったりスイッチが誤動作するのは、タクトスイッチの結果が原因だ。30個もあるタクトスイッチを全て交換した。また、仮組み/調整中に不動や異常動作が散見されたため、全ての基板の全ての半田付けを粛々と修正、電池ボックスへの配線も腐食のため交換修理した。 修理完了まで延べ7日間。やはり古い機種は一筋縄では修理できない。経年数に比例し、手間と時間がかかる。もはやアンティーク/骨董の域である。--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
2011年10月08日
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今回の修理は、「PIONEER PD-F25A 25枚ファイルタイプCDプレイヤー(1997年10月発売、2002年製)」だ。1997年の発売以来、現在まで販売が続くCDチェンジャーのロングセラーモデルだ。[PIONEER PD-F25A 25枚ファイルタイプCDプレイヤー] 旧モデルPD-F25と比較し、機能を絞り、機構を単純化、ねじ1本まで無駄を排除、結果、高い費用対性能を実現している。■主な故障状況と原因CDチェンジ/CD再生不可 → CDレンズの汚れ■修理作業 CDチェンジ不可と言うことだったが、動作確認すると問題なくCDチェンジをする。CDは再生するものとしないものがある。再生不良だ。 内部は至ってきれいだ。基本的な構造は、旧モデルPD-F25と同じだが、随所が改善されているようだ。格段に分解しやすく、機構もシンプル化されていた。 CDチェンジメカ部を取り外し、クリーニング。 メカ駆動用ゴムベルトは2本。CDチェンジ用とCD光ピックアップ用だ。いずれも劣化は認められない。 CD光ピックアップユニットを取り外す。 CD光ピックアップ(CMK-54XT(違うことが判明。型番不詳)) が曇っている。しっかりとクリーニング。 電源スイッチのボタンが、プラスチックフレーム部から取れていた。接着剤では強度が不足するため、熱熔着で補修した。 以上で問題なく修理完了。手持ちのCDを全てセットして1日ほど試聴。問題はまったくない。お気に入りのCDを1日かけっぱなしにできるのは、BGMプレーヤーとしては大変うれしいところだ。追記(2014/2/4) 本機種は1997年の発売ですが、2011年まで生産が継続されていたため、現在もメーカー修理が可能(製造打切り後8年)であることを、同社修理窓口にて確認しております。 まずは、メーカーでの点検・修理をお勧めします。最寄の家電販売店を経由し、修理の依頼が可能です。 -- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★【オークション】整備済みラジカセ・ミニコンポ★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆
2011年09月03日
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先日、テレビを地デジ対応の液晶テレビに買い換えたのだが、音がいまいち良くない。普段ニュースを聞いたりする分には何の不満もないのだが、映画や音楽番組を見たりする時には、さすがに物足りなさを感じる。 液晶テレビのスピーカーは、フレーム下端に左右1個ずつ下向きに設置されている。 物理的な制約から、小ぶりな角丸長方形のスピーカーユニットが採用されていた。頑張って音を出してくれているのだが、スピーカーサイズの制約は如何ともし難いようだ。スピーカー付きのテレビ台が販売されているのにも納得する[地デジ対応の液晶テレビ] 古いサラウンドスピーカーシステムが屋根裏にあるのを思い出し、引っ張り出して設置してみた。SONY SRS-VS5(2003年製)という機種だ。 [SONY SRS-VS5(2003年製)] スピーカー2台で5.1chのサラウンド音場を作り出してくれるありがたい製品だ。ドルビーデジタル・ドルビープロロジックII・DTS・MPEG-2 AACと多くの形式デコードに対応し、光デジタル入力も2系統装備する優れものだ。 テレビとDVDレコーダーをそれぞれ光ケーブルでSONY SRS-VS5に接続した。設置場所を思案したが、写真のように液晶テレビの背面に置いてもサラウンド機能が成立するので、ここに落ち着けた。多少リモコンが聴きにくいが、常時操作する訳でもないので由とした。逆に見えない分、液晶テレビのすっきり感を失わずに良いと思う。 古い機種とはいえ、やはり専用システムだけあり迫力のある良い音がする。 新旧機器の見事なコラボができたと、ちょっと自己満足。
2010年11月08日
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今回の修理は、「ビクター RC-Z1MD MDラジカセ(発売日:2002/09/13)」だ。 同社独自の音場再生回路「αサウンド」とカラーイルミネーション搭載している。 [ビクター RC-Z1MD MDラジカセ] 機能と価格を高水準でバランスさせた大衆向け製品の手本のような一品だ。■主な故障と原因CD再生不良 → ディスク回転用モーターの劣化故障TAPE再生録音不良 → ゴムベルトおよびピンチローラー劣化 ■修理 ビクターのラジカセは構造が良くまとまっており、分解と組立ては容易な部類だ。 MDメカニズムは同社オリジナル。CDは他社製と同社オリジナルの場合とがある。この機種は、ビクターオリジナルのメカを搭載していた。CD光ピックアップは入手困難な「OPT-73B1」だ。 CDは再生されないが、CD光ピックアップは発光(直視厳禁)し、初期動作を実行していた。しかし、ディスクが回転していない。手でディスク回転を補助してやると、うまく再生を行う。どうやら原因は、ディスク回転用のモーター劣化のようだ。 幸いなことに、同系のCDユニットがあったので、これと交換して復旧とした。 次はカセットテープだ。手動でメカニズムを動かしてやると、駆動用ゴムが劣化して伸びていることが判明。また、ピンチローラーのゴムも劣化による効果が著しいことも分かった。 私の経験的にビクターのピンチローラーゴムは、他社と比較した場合、経年劣化が顕著に思われる(使用環境による寿命差有り)。同部品はウレタンゴム製と推測たれるため、加水分解が促進され易い高温多湿な使用環境で使用すると、劣化が促進される。 ビクターに純正部品を確認したところ、ピンチローラー単体での提供はなく、「ヘッドセット」として再生録音磁気ヘッドと一体部品(2000円程度)としての提供になるとのことで、価格的に断念。 幸いなことに、同系のTAPEユニットがあったので(^_^;、これと交換して復旧とした。 お決まりの調整を行い、全復旧、修理完了とした。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆修理や入手代行のご相談は、ここをクリック!☆
2012年04月27日
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今回の修理は、「CASIO MDH-5 MDラジカセ(おそらく発売日:1999年)」だ。市場のMD浸透に合わせた普及価格帯の一台だ。とは言え、それなりのスピーカーユニットを搭載しており、最近のラジカセと比べれば、音はすこぶる良い。[CASIO MDH-5 MDラジカセ] 普及機らしく、ファンクション(CDやラジオなどの)切替は手動で、ラジオもアナログ式だ。 長い間大切に使ってきたので修理できないかと相談を頂き、修理させて頂いた一台だ。 流通数が少なく、初めて修理する機種だ。■主な故障と原因 MDに録音ができない。最近はMDの再生ができないこともある → MD光ピックアップの劣化故障操作スイッチの多くが誤動作する → 押下式スイッチの劣化故障CD扉が正常に開閉しない → 開閉ノッチの経年使用による摩擦抵抗増加■修理 機能が少ない分、分解は比較的容易だ。 多くのスイッチが動作しないか誤動作するので、点検前に押下式スイッチを全交換した。 操作できるようになったので、点検を再開。MDレンズのクリーニングで再生は復旧したが、録音は以前できない。 この状況から、MD光ピックアップの劣化が原因とあたりを付け、その交換を試みる。 再度分解し、MDユニットを取外す。 MDユニットを分解し内部を確認。MDメカはカシオのオリジナル。MD光ピックアップは「SONY KMS-260B」、ATRAC ICは「Panasonic MN66614R4C1」だ。 MD光ピックアップを交換してみる。 これを交換した場合、個別調整が必要となる。しかし、当該機もご多分に漏れず、整備マニュアルが入手できない。調整しなくても問題ない場合もあるため、これを期待し、確認。 結果、録音はできたが、数箇所に音跳びがあった。やはり未調整が影響しているようだ。今回は、個別調整を割愛できないと判断した。 改めて整備マニュアルを精査すると、「ZD-3」の機種名で英語版を発見した(ただし、各所微妙に異なる)。 早速、MDの調整方法を確認したところ、「現場ではできない。工場の専用マシンで行え」の記載を発見。仕方なくMDピックアップの交換を断念した。 メーカーが当初より工場以外でのMD修理をしない方針は、初めての経験だ。更に調べると、カシオの他機種も同様のようだ(まいったなぁ)。 幸い、手元にあったカシオの別機種のMDユニットを整備したところ、これが正常に動作したため、MDユニットごと交換を行い、修理を完了できた。[取外して点検中のMD制御基板] 一方のCDは、特段の不具合は無く、全体をクリーニング。CD光ピックアップは、これも初見の「SONY KSS-880A」だ。国内はもちろん、海外からの入手も困難なレアパーツだ。 CD扉の開閉不良は、開閉機構の整備で復旧した。その他各部のクリーニング、組戻し、点検を行う。動作確認と修理後のエージングを実施し、作業完了。 今回は、何度も分解と組戻しを行ったため、かなりの日数を要してしまった。手を動かす事は簡単だが、やはり事前の調査が大切だ。かつ、定石は最善の道程。これらを再認識した修理となった。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
2014年03月04日
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【6月初旬】取外した後、水洗いできれいになった既設のポリカーボネート波板を改めて設置していく。 「波板の張り方」にも、外せない多数の施工条件があり、設計段階で全ての値を決めておく必要があった。 例えば、「止め付けは、6山おき」、「重ね代は、2.5山」といった具合だ。設置場所の建屋や気象条件で変化する。 波板の止め付けには、若井産業の波板専用ビス「波座セット 木下地・アルミ兼用 トラス頭(仕様:Φ5×35mm:ポリカ製波座+EPDM製スポンジワッシャ+ラスパート表面処理の鉄ビス)」を選択した。 結果、止め穴は、(日射等による波板の伸縮を考慮して)ビス径よりも、1-2mm大きくする必要があると言う施工条件に従い、「Φ6.5mm」とした。これは穴あけに電動ドライバーに取り付けて使用できる「スターエム 六角軸波板キリ」の製品仕様でもある。 新規購入したこの波板キリは、刃先が滑らずに山に穴あけできて作業性が大変に良い。100箇所以上穴あけするので、買って損は無い一品だった。下穴なしでビスを直打ちするのは厳禁だ。遊びが無くなり、夏場に波板が波打つ原因になる。 既設の波板だったので、古い穴が開いていた。これを塞ぐべきか事前に思案た。もちろん古い穴から、雨水が漏れ入らないかが心配だったからだ。 結果的には、塞がずとも問題になる程の事態が無いことを、後日の雨天で実際に確認した。 一方、 風の吹き上げによる波板の「まくれ破損」を防止するため、棟先と軒先とには「押え縁」を設置した。この押え材は、専用部材の市販が無いようだった。よって、強度があり、薄くて耐食性に優れた材料を条件とし、他部材を流用することにした。 材質はアルミに決定。だが、安価で気の利いたアルミ材がホームセンターなどには無い。特にアルミに穴あけすることは、手間なので避けたかった。八方探索した結果、産業用電装で使用される「DINレール(アルミ製)」を選択、設置した。 押え縁の威力は絶大。一山ごとにビスを打つよりも、固定効果が高いと思う。ゴミの引っ掛かりが、多少心配ではある。 これでようやく波板の張り替えが完了。 張り始めれば、1日ほどで仕上げられた。下地に追加した桧材が、透けて丸見え状態。接合部が2本取りとなっているため、見場は今一だが、仕上がりは上々。 下から見上げるとこんな感じ。 最後に雨樋に排水ホースを取り付けて完成。 後日、太陽の熱線を遮るため、波板裏には、断熱アルミシートを設置した(冬場にカーペットの下に敷くあれです)。 なお、以前設置していた「アルミプチ」は、この用途には不適切だったようで、既に撤去した。アルミ蒸着層がプチプチから剥がれてしまったためだ。おそらくは、風のあおりによるプチプチの繰り返し変形が、剥がれの原因と思われる(もちろんメーカー指定外の用途で、自己責任での設置である)。
2014年07月12日
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今回の修理は、「DENON D-A03 システムコンポ(発売日:2001年8月)」だ。 短い奥行きで、シンプルなデザインと高音質を実現した「ラピシア」シリーズの一台だ。[DENON D-A03 システムコンポ]■主な故障と原因CD再生不可 → CD光ピックアップ故障一部スイッチ誤動作 →スイッチ接点劣化CDトレーカバー割れ■修理 設置面積が少なく音も良いので、個人的に好きなシリーズだが、分解には少々"コツ"が必要だ。分解は、筐体を前後部に分割するのだが、噛み合わせ部にシームテープが貼られており、少しずつ力を入れながら分けていかないと、分割が覚束ない。 分解できれば、後はユニット単位で修理ができる。 後ろ半分には、電源ユニットとスピーカーシステムが設置されいる。 前半分には、主基板、CDユニット、表示部、操作部がある。 電源ユニットには、多数の半田付け劣化があることが多い。点検し、全て補修する。 CDピックアップは、「SHARP HPC-3LX」だ。 国内での入手が困難なパーツだ。今回はレーザーの発光が確認できなかったため、交換修理した。 MDユニットは、丸ごとシャープ製だ。 MD光ピックアップは「HPM312S」、ATRAC ICは「LR37816A」だ。 MDユニットは、CDやTAPEユニットより密閉度が高いため、粉塵による汚れが少ない。レンズと磁気ヘッドを中心にクリーニングする。 今回はこれで無事に復旧。ただ、最近は修理が完了できないケースが増えてきた。CDが所定の性能が出ないのだ。どうやら、いずれのケースでもCD制御基板のICに故障があるようで、CDピックアップを交換しても修理が効かない。 当方は個人診療所と同じで、高価な診断機器を所有していないため、これ以上はお手上げで、修理を断念することにしている。ICも入手できないしね。追記(2014/10/21) 交換テスト用に使用していた同CD光ピックアップの一部に故障があったことが判明。正常品に交換することで、無事に復旧することを確認した。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセとミニコンポ修理のご相談は、ここをクリック!☆
2013年03月02日
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今回の修理は、「Panasonic RX-ED707 CDラジカセ(発売日:1998年10月)」だ。 同社独自のコントロールパネル「コブラトップ」を搭載したCDラジカセ最後の一台だ。 [Panasonic RX-ED707 CDラジカセ] ■主な故障と原因 TAPE1/2とも再生・録音動作不良 → ゴムベルト劣化 バックライト不点灯 → ランプ球切れ■修理 分解は底面から行う。 TAPE駆動モーターの半田付け2箇所を取り去らないと、主基板が取外せないなど、少々分解が面倒な機種だ。 因みにCD光ピックアップは、「Panasonic RAE0152Z」だ。 同社はパーツ型番を部品に記載していないので、その確認作業に手間がかかる。 TAPEはゴムベルト3種4本が全て劣化(切れ、伸び、硬化)していた。それぞれ経路を採寸し、バンコードで代替品を製作。全て交換した。 コブラトップ部を取外す。 バックライトは特殊電球。シリコンゴム製のホルダーに納まっている。取り外すと、やはりフィラメントが切れていた。電球の両端には、8.75Vの電圧がかかっていた。 バックライトの色調と明るさを考慮し、赤色1個と黄色1個のLED計2個で代替修理。LEDの電流・電圧値を調整するため、抵抗器も追加する。これらを限られたスペース内にどのように取り付けるかに頭を使う。 各部クリーニングをし、組戻し、点検・調整して無事に復旧。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2013年07月20日
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朝、朝刊を取に行くと鉄門にきれいな雪の結晶があった。鉄門も零度を下回る温度だったのだろう、雪の結晶は、まったく解ける気配はない。[六角形の雪の結晶] 肉眼で見るのは初めてのこと、思わず写真を撮ったしだいだ。たくさん雪が降ると一粒ずつを見ることはないが、このように一粒ずつ結晶があると、思わず見入ってしまう。 他にも形の異なる雪の結晶があったが、ピントが合って写真に写せたのがこの一枚だけだった。 カメラが悪いのか腕が悪いのか、それは不明だ。
2011年01月25日
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今回の修理は、「SHARP SD-FX20-AL MDラジカセ(2004年発売)」だ。乾電池駆動も可能としながら、1ビットデジタルアンプを搭載し、クリアな高解像度音質を実現したモデルだ。因みにこのブルー系カラーは、 限定モデルだ。[SHARP SD-FX20-AL MDラジカセ]■主な故障と原因CD再生不可 → CD光ピックアップの劣化故障 表示部バックライト不点灯 → LEDの劣化故障■修理作業 この機種は何度か修理をした経験がある。いずれもCD再生不可の故障だった。今回も同様の症状。 CD光ピックアップ(SANYO SF-P101N)から、レーザー光がまったく照射されない(裸眼直視危険)。ユニット交換で復旧。 バックライトはLEDの玉切れと劣化による光量低下が原因だった。この機種のバックライトLEDは、オレンジ色が3個使用されているのだが、この限定モデルは白色2個青1個だ。 手持ちのLEDは電気的性能が異なるため、生きていた青1個も含めて交換した。因みにこのLEDをSHARPから純正保守部品として調達すると、1個600円(交換工賃別)である。
2012年02月25日
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