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勤務市の各学校をつないだオンラインのビデオ会議がここ数日開催されています。僕もそのうちの1回に参加させていただきました。大多数の教職員にとって、ビデオ会議はまだまだなじみが薄い存在です。ビデオ会議の経験のない教職員も、まだわりといらっしゃるのではないかと思います。ビデオ会議でありがちなことが、意見を求めても沈黙が続くことです。雑音をシャットアウトして話者の話をしっかり聞くために、他の人は基本的にマイクミュートにしているからです。マイクのミュートを外して、マイクに向かって発言するというのが、ハードルなのです。面と向かって会議をしていたら、挙手して発言をしたり、だしぬけに発言したりすることもあるかと思います。しかし、ビデオ会議だと、ビデオ会議自体に慣れないこともあり、発言のしにくさがさらに増してしまいます。では、どうしたらいいのでしょう?オンライン授業でもそうなのですが、対面式と全く同じようにしようという意識を、まず捨てなければいけません。オンラインにはオンラインに合ったやり方というのがあるのです。対面式でやっていることをオンラインでも同じようにやろうとしても、無理があります。「やっぱり、オンラインより、対面式のほうがいいね」となるのも、当然です。同じことをやるなら、顔を合わせて集まる、従来の対面式のほうがいいのです。オンラインならではのやり方を取り入れないと、いけません。オンライン会議の場合は、「平行チャット」だと思います。マイクミュートを切って発言するのは、ハードルが高いです。最初に、全員でチャットの練習をしておくのです。「よろしくお願いします。」だけでもいいので、とりあえず入れておき、会議と並行してチャットが使えることを確認しておくのです。藤原和博さんとかだと、会議のつかみで、「僕はある歌手に似ています。誰でしょう?」というクイズ(?)で反応を促しておられます。あんな感じで、アイスブレイクもかねて遊びがてら投稿できると一番いいです。↑藤原和博さんのつかみの例です。冒頭の3分だけでも、見てみてください。ビデオ会議と並行してチャットが使えると、何がいいのか?気が付いたときに、すぐに投稿できることです。気づきをすぐに、文字でシェアできるのです。これは、ビデオ会議でないとできません。文字ではなく音声で発言すると、今の話の流れを、切ってしまいます。チャットなら、そのときの話の流れを邪魔してしまうことが、ありません。チャットを見るのは、後でいいのです。その内容を会議で取り上げるにしろ、後回しでいいのです。そのうえで、会議が止まったときに、「チャットで〇〇さんが、~~~と書いていましたが、これについて・・・」と、新しい話題にすぐに持っていけるのです。講演会なら、講師への質問はチャットに書いてもらえれば、質問コーナーで無言の沈黙を過ごす前に、「チャットに来ていた質問について、これから講師の先生に答えてもらいますね」と、質疑応答に秒速でチェンジできます。ビデオ会議で並行してチャットをするのは、全く難しくありません。Teamsの場合だけ、やり方のリンクをはっておきます。▼会議でチャットTeamsする (Microsoft Teamsの公式サイト内)他のビデオ会議ツールもおおむね同じようなやり方だと思います。チャットは基本的に、残りますので、会議の後で見返すことも容易です。「会議が終わると同時に議事録もできている」というのは、オンライン会議をしっかりされているところでは当たり前にされていることです。そこまでいくとオンライン会議のメリットがはっきりします。対面式の会議でも、誰かがパソコンをカチャカチャ操作して議事録を同時並行で打っている場合がありますよね?しかし、オンライン会議の議事録なら、チャットのコピペも使えるし、自動字幕も使えるし、スクリーンショットも挿入できるし、会議の録画を後から見返すこともできます。議事録作成は、格段に簡単になるのです。オンライン会議は、自動記録を残す仕組みに結び付きやすく、議事録作成の仕事を軽減したり、なくしたりしてくれるのです。そういうわけで、慣れてくると、オンライン会議もなかなかいいもの・・・のはずです。なかなか、現状では、通常の会議ばかりで、オンライン会議自体の回数が少ないのですが、慣れていった上で、必要に応じて、「これは対面式がよい」「これはオンラインがよい」と選んでいけたら一番よいと思います。そんなわけで、オンライン会議では、とりあえずチャットも使いましょう! ▼オンライン研修会をするなら、ZOOM? Google Meet? Teams?▼オンライン部活で音楽演奏を遠隔で合わせる!
2021.09.30
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寝床に入っても、寝つきが悪く、最近は2~3時間寝付けずにいることもあります。寝付けないのでオーディオブックで本の朗読を聞きながら、「いつのまにか寝ているだろう作戦」を遂行することも多いです。以前はそれでいつの間にか寝れていましたが、最近はタイマーでオフに設定した1時間半後にもまだ寝付けられていないので、寝床の中で、「あ。終わった」と気づいていることが多いです。睡眠障害のうちの、入眠障害を疑っています。睡眠障害については以前に何冊か本を読んだのですが、最近また悩まされ始めたので、また別の本を買って読んでみました。『マンガでわかる 睡眠障害を治し ぐっすり安眠を手に入れる方法』(逢川 沙伎、新紀元社、2017、税別1200円)マンガで分かりやすく解説している入門書なので、ほとんどのことは前に読んだ本にも書いてあったことでした。ところが、1つだけ、新しいことが書いてありました。オレキシンです。=======================オレキシンは脳の覚醒を調整する役割を果たしています。ですから、不眠ではオレキシンが覚醒のスイッチを押し続けているために眠れないという状態が起こっているということになります。(同書p41)=======================これに、すごく思い当たりました。「これだ!」と思いました。調べてみると、オレキシン受容体拮抗薬という薬があるようです。普段から薬に頼らない生活を心掛けているのですが、眠れない場合の心と体のリスクと天秤にかけて、主治医と相談のうえで、この薬を試してみることにしました。今日処方してもらったのは、デエビゴという薬です。オレキシン受容体拮抗薬には2種類あるのですが、新しいほうになります。「依存性はある」ということなので、気を付けて飲みたいと思います。それでは、おやすみなさい。
2021.09.28
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勤務校は1人1台タブレットとして、Windowsタブレットが配られています。Windowsの場合、標準アプリとして「ボイスレコーダー」がついています。今日は、Windowsタブレットで録音するやり方をお知らせします。(1)まず、パソコンを起動した後の左下、Windowsマーク(窓のマーク)から、アプリの一覧に行きましょう。下にスクロールしていくと、あいうえお順で「ほ」の場所に、「ボイスレコーダー」があるはずです。(2)ボイスレコーダーを起動すると、下のような画面になります。 録音したり、録音したものを再生したりできます。(3)Teamsなどで他の人と共有したり、 誰かに録音したファイルを送りたいときは、 ファイルの保存場所にアクセスします。 「…」マークを押すと、「ファイルの場所を開く」というのが、現れます。録音機というのは、子どもにとってはかなり面白い遊び道具です。ただ、遊び道具であると同時に、自分の声を自分で聞くということを通して、「メタ認知」が鍛えられます。他者から聞こえているはずの声を、他者の耳で聞く体験ができるのです。自分ではそんなつもりがなかった、ということも、たくさん発見できると思います。自分の声を聞くのは恥ずかしいですが、とても有意義な勉強になると思います。 教師が学習活動として仕組む場合には、以下のような活用が考えられます。・音読を練習し、録音を自分でも聞く活動。 (気に入らなかったら録りなおし、最もよくできた録音を提出する)・複数の子どもの録音をつなげて、音読劇を完成させる活動。 (「ラジオドラマをつくろう」的な・・・)・リコーダーや鍵盤ハーモニカを学校で吹けないので家で練習して録音する。・身近な音を集めて、クイズを作る。 (扇風機やインタホンの音などを録音し、「これは何の音?」という問題を作る。)上のような課題は、全員一律に課題として出すのではなく、「やれる人は挑戦してみよう」といった形で子どもたちに投げかけるといいのでは、と思います。そうすると、なかには最初に挑戦してみる子も、現れるでしょう。1人がやってみると、何人か続く、ということが、起きるかもしれません。教師が強制的にさせるよりは、紹介だけしてチャレンジャーが現れるのを待つ、というほうが、主体的な学びになりそうです。▼タブレットPCを使いこなそう その1「Windowsキーの便利な使い方」▼Windows標準の「ペイント」で図形をキャラクター化▼WordやExcelには、専用のスクリーンショット挿入機能がある。▼Windowsの画面上の操作を録画する無料ソフト3選!
2021.09.27
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知り合いの方から、かなり良質な教育番組を教えていただきました。NHK教育番組「昔話法廷」(公式サイト内の番組紹介動画紹介ページへリンク)▼「昔話法廷」公式サイト(NHK for School)「桃太郎」や「浦島太郎」など、日本人になじみ深い「むかしばなし」。その登場人物が、裁判の被告になり、罪を問われるという裁判ものです。まず、この設定が「逆転裁判」みたいで、おもしろい。(「逆転裁判」はユニークなキャラクターが登場する裁判を題材にしたゲームです。 宝塚歌劇でも上演されるなど、非常に人気を博しました。)僕は公式サイトから「浦島太郎」を試しに観てみたのですが、被告人が、乙姫。証人として、カメが召喚されていました。裁判なので、どのような罪状であるかがリアルに掘り下げられていきます。検索側はなんと「玉手箱と同じ煙を使った実験映像」まで提示してきます。ぶっとんだことをおおまじめに豪華キャストでやっているという、NHKの真骨頂が、ここにあります!もちろん、教育番組としての価値も、素晴らしい。内容がおもしろいだけでなく、非常に考えさせられる内容にもなっています。肝心の判決は、視聴者にゆだねられるという、オープンエンド。この番組を視聴してから教室で議論してみると、かなり面白い授業になるのでは?小学校高学年~高校生という、大変幅広い視聴者層を対象にしています。大人でも楽しめます。このクオリティなら、子どもたちが大好きなYouTubeにも負けていない、と思いました。無料で視聴できますので、気になるものをまず1つ観てみてはいかがでしょう?(参考リンク)▼NHK昔話法廷の新作は「桃太郎」天海×佐藤の丁々発止に注目 (日刊ゲンダイ、2021/3/28記事、2021/4/5更新)(関連する過去記事)▼演劇・ミュージカルのDVDをヤフオクで売っています ↑宝塚版「逆転裁判」に少しふれています。逆転裁判大好き
2021.09.26
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緊急事態宣言下でリコーダーなどの吹奏楽器の演奏を制限している学校があるようです。しかぁし!!家でなら、思う存分、できます!実は、昨日は祝日だったので、うちの子の練習に付き合いました。音楽会でやる曲の、リコーダーの練習です。リコーダーは、最初のうちは、そばで教えてあげる意味が大きいです。なにしろ、子ども一人では、楽譜が読めない。うちの子はピアノを何年も習っているのに、読めません。そういうわけで、楽譜が示しているのがどんなメロディなのか、教えてあげました。僕の場合は自宅に僕のリコーダーがあったので、フレーズごとに、僕が吹いてみせてから、させてみました。シャープとかフラットの運指は、穴の押さえ方を子どもの笛の向きになるようにして見せて、まねをさせました。その中で、高い音は普通はサミングで出すのですが、うちの子が「親指を押さえなくても、その音、出るよ!」と発見しました。世紀の大発見です。サミングというのは、笛の裏側の穴を少しだけ開ける押さえ方です。爪を立てるようにして押さえます。ところが、これをしなくても、高い「ミ」が鳴るのです。なんだったんだ、サミング。(ちなみに、穴を完全にふさいでいても、強く吹けば高い「ミ」は鳴ります。 管楽器の発音原理として、基本的に息を強く吹けば同じ運指でもオクターブ高い音が出るようになっているのです。 ただ、「ミ」以外だと、また違うかもしれません。)楽器というのは個別レッスンだと、けっこうスムーズに早くうまくなります。順調に楽譜をやっつけていきました。ただ、一番難しいフレーズは、かなりゆっくりなテンポで練習を繰り返しましたが、そう簡単には吹けるようになりませんでした。ここだけは、今後の練習で克服していかなければならないようです。一個ぐらい、今後のための宿題が残って、よかったです。ともあれ、ある程度時間をかけ、楽譜の最後までは、いちおう練習しました。そこで、最後に、総仕上げ!「YouTubeで聴ける合奏音源と合わせて吹いてみよう」のコーナーです。(笑)最近はYouTubeで合奏の音源も公開されているのです。すごい。ところがYouTubeで「ドレミファ器楽」を聴かせても、わが子曰く、「こんなんじゃない」とのこと。(合奏と言えば、「ドレミファ器楽」が有名です!) ただ、わが子が学校で聴かせてもらった演奏は、これじゃなかったようです。うちの子が「これ!」と選んだのは・・・なんと佐渡裕さんが指揮するプロの吹奏楽団の演奏でした。それも、吹奏楽界にその名をとどろかせる、シエナ・ウインド・オーケストラです。佐渡シエナの吹奏楽に合わせて演奏!キーが一緒だったので、たしかに息子の言う通り、合いました。僕も一緒に演奏しました。これがめちゃめちゃ楽しかった!!「親も自分用のリコーダーを持っている」という家庭は珍しいと思いますが、親も一緒に音を出して合わせると、かなり楽しいです。(親の楽器は別にリコーダーでなくても、いいです。 ピアノやギターで子どもの演奏に付き合うのも、いいですね。 ちなみに、リコーダーは、2000円弱で買えます。)アウロス ソプラノ・リコーダー 303A(E)【バロック式】樹脂製:Aulosヤマハ ソプラノリコーダー YRS-37III 【ジャーマン式】樹脂製 YAMAHA学生時代に吹奏楽とかバンドとかをされていた方は、自分の子が「音楽会の練習を家でしないといけない」と言い出したら、ぜひ、付き合ってあげてください。あの頃の情熱がよみがえってくるかもしれません。今回、YouTube動画の概要欄を見てみると、「佐渡&シエナとおうちで一緒に演奏しましょう!!」と書いてあって、びっくりしました。僕がこの記事を書くのが、分かっていたかのようです。(笑)吹奏楽部も学校での演奏に制約がかかっているので、家での練習が推奨されているのでしょうね。「佐渡&シエナとおうちで演奏」は、本当に楽しすぎるので、おススメです!ちなみに、過去記事で取り扱いましたが、YouTubeは再生速度が変えられます。佐渡&シエナの動画なら、プロの演奏をスローモーションで見ながらゆっくりのテンポで練習ができるので、これは画期的な練習法かもしれません。▼「お手本」をスロー再生しておぼえよう! (2021/08/24の日記)全国の吹奏楽部員にも、教えてあげなくっちゃ!!
2021.09.24
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緊急事態宣言下の音楽授業において、勤務市内は「歌」も「リコーダー」も「鍵盤ハーモニカ」も、原則禁止となってしまいました。ううむ、この3つを封じられると、音楽の授業は厳しい・・・。ただ、そんな中、各学校の先生方は、非常に工夫されています。通級の巡回指導でうかがったある学校の先生は、手話歌をされていました。なるほど。手話で歌の世界を表現する。これなら、声を出さなくても、OKです。(声は、CDが代わりに出します。(笑))手話歌としてよく使われているのは、「ともだちになるために」。いいですね!こんな本も出ているようです。『新沢としひこの歌でおぼえる 手話ソングブック ともだちになるために』 [ 新沢としひこ ]中川ひろたか・新沢としひこコンビの曲には、ほかにも名曲がたくさん!4年前にベスト盤CDも出ていたようです。本当に名曲ぞろいでびっくりします。CD「新沢としひこ&中川ひろたか うたがいっぱい」(リンク先商品ページから試聴できます。 試聴は、別のウインドウで開きます。 ポップアップがブロックされた時は「許可」を押してください。)CD 「新沢としひこ&中川ひろたかソング」(祝・30周年記念 こども合唱版)僕が大好きなのは、何と言っても、「にじ」です。手話なしでも、とてもいいですが、手話をつけても、とてもいい!みんなで歌うと気持ちいいけれど、手話をするだけでも、気持ちいい!僕が特別支援学級の担任をしていた時は、支援学級合同で手話歌をしていました。そのときに愛用していたのは、「つばさ広げて」という曲です。ネット検索しても出てこないですが、兵庫県西宮市の「みんなげんきジム」というところが作られた曲。これがすごくいい曲なんです!みんなげんきジムの公式YouTubeチャンネルでぜひ公開してほしい。「きみにあえてうれしい」も、手話を付けると一段と楽しくなりそうです。こちらも、ほとんど知られていないかな・・・。(関連する過去記事)▼「きみにあえてうれしい」~卒園・入園・入学などふしめの歌に (2009/02/19の日記)コロナ禍こそ、音楽の明るさ・楽しさが必要!緊急事態宣言下の音楽授業は、手話歌!そろそろ緊急事態宣言は終了しそうですが、終了したら練習してきた手話に歌を重ねて歌っていくとよさそうですね♪
2021.09.23
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鴨頭さんの「私は自分の仕事が大好き」シリーズ第3巻、『私の働き方改革』を読みました。【中古】 『私は自分の仕事が大好き(3) 私の働き方改革』(鴨頭嘉人)「働き方改革」と言えば、仕事の合理化とか時短といったイメージですが、本書は「考え方」の本。なぜか「働き方」=「働く時間の捉え方」というイメージが世間には根付いていますが、まっさらな気持ちで改めて考えると、「働き方」=「どう働くのかという、考え方」とみなしたほうが、素直な捉え方だと言えます。本書には、仕事に本気で向き合う中から生まれてきた、名言・至言がいっぱいです。=======================『私の働き方改革』 ・仕事の価値は 自己評価がすべてです。 自分の仕事の価値は 他人が決めているんじゃない。 (p34)本書冒頭の中の言葉ですが、これが本当に重要だと思います。 子どもの勉強についてもまったく同じ。 評価されるためにやっているとしたら、やらされ仕事なわけです。 それは、本来の姿ではありません。 学校でも企業でも、「言われたからやっている」というのが蔓延していますが、それが一番いけません。 本書は、それに真っ向から立ち向かう書なのです。 僕の尊敬する生き方は、坂本龍馬の生き方です。 世の中の人がどう言おうと、自分の信じる道を行く。 ひとに、左右されない。<チンドン屋 宮田わかなさん の言葉>・私が売っているのは物ではなく、 空気感、縁起良さ、人を笑顔と元気にすること (p153) 本書にはたくさんの人のお仕事レポートが掲載されています。 世の中を明るくするチンドン屋のお仕事も、それを誇りに思うわかなさんも、本当に素敵です。 こういう考え方は、チンドン屋ならずとも、すべての職業に通ずるものだと思います。<高校教師 岩永光弘さん の勤務先の 奥田理事長の言葉>・先生の言うことを聞かない生徒を、「まず、喜ばせろ!」 (p251)・「生徒が一生懸命になのに、 何で先生たちが一生懸命になれないのだ!」 (p252)岩永さんの報告の中にある、奥田理事長の「非常識な改革」の中の言葉。 これを聞いて岩永さんは、大きな衝撃を受けたそうです。 改革の根底には「教育はサービス業だ」という言葉がありました。 徹底した改革の結果、荒れた教育困難校から、 「生徒の”やりたい”をとことん応援する学校」へと変貌を遂げたそうです。 僕は昔、現役の先生から「教育はサービス業じゃないんだ」という声を聞いたことがあります。 ただ、僕の考えは当初から「教育はサービス業」という考えに近かったです。 ただ、サービスとは言っても、子どもが望むものを与えるということではありません。 将来の投資に向けてのサービス業です。 サービスとは、個々のニーズにこたえ、ニーズに合ったものを提供することです。 「特別支援教育」は「スペシャルニーズ・エデュケーション」ですが、通常の教育だって、ニーズにこたえてやっていかないといけないと思っています。 とはいえ、世の中は「教育はサービス業じゃない」と考える人のほうが主流のようです。 このテーマで教育論議をすると、面白くなりそうです。 <高校教師 岩永光弘さん の言葉>・「本気」 理事長と出会って12年、私はこの「本気」という言葉を何回、何百回、何千回と聞かされたのでしょうか?・本気という言葉の持つ本当の意味は、絶対に、頭で考えてもわからない (p254)・毎日学校に行くときに、本気スイッチが入るのがわかるのです。 すると、何をやっても楽しい。・本気で働くって楽しいんです。 (p255)この理事長のすごさが伝わってきました。 学校の先生を変えるだけの熱量をもって、粘り強く「本気」という言葉を言い続けてこられたのですね。 くだんの理事長は2年後に校長になり、本も書かれています。 『ヤンチャ校長、学校を変える』 (奥田 修史、宝島社、2013) <農家 渡部佳菜子さん の言葉>・イメージが作り物ならば、 「私が作ったっていい」 「そうだ! 私が作ろう」 (p264)・よーし!本物のイメージガールになってやる!! 恥ずかしがったり、気後れしている場合じゃないんだ。 だって、未来の福島の農業を作っていくのは、この私なんだから。 (p265)原発事故による風評被害でマイナスイメージから手に取ってもらえなくなった福島の野菜。 そんな状況を「イメージは作り物なのだから、変えられる!」と前向きにとらえて頑張られた渡部さんの姿に感動します。 =======================いかがでしたか?世間一般の「働き方改革」とは違った内容ですが、こういった本も世の中には必要だと思います。働くことについての、夢や希望をいただきました。いくつになっても、夢や希望は大事にしたい。 ▼「イメージが伝わっているんです。」 ~鴨頭 嘉人『夢を叶える5つの力』 (2021/08/05の日記)▼鴨頭 嘉人(さんの子どもの、)『自己肯定力』 (2021/07/04の日記)
2021.09.22
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井上ひさしさんの戯曲『父と暮らせば』。新聞で紹介されていたのを機に、読んでみました。『父と暮せば』 (新潮文庫)(井上 ひさし、新潮社、2001、473円)原爆投下後の広島がテーマ。ちょうど、2学期の5年生の国語教科書で扱う物語教材も、原爆投下後の広島がテーマでした。光村図書の「たずねびと」(朽木 祥 作)です。この戯曲を読んでいたことで、子どもたちに原爆について関心を持ってもらう語りができたように思います。具体的には、原爆とはどういうものかを伝えるときの描写が、強烈に記憶に残り、その記憶で子どもたちに話をすることができました。『父と暮らせば』は戯曲ですので、お芝居の台本です。セリフが中心です。広島が舞台ですので、広島弁での語りです。広島弁で原爆のことを語られると、当事者の思いがありありと感じられ、とんでもない迫力で迫ってきます。「たずねびと」を教える前に、『父と暮らせば』。読んでみられることをおすすめします。以下は、僕が特に衝撃を受けた、原爆投下のその時を訴えた描写の一部です。=======================・爆発から1秒あとの火の玉の温度は摂氏1万2千度じゃ。 やい、1万2千度ちゅうのがどげえ温度か分かっとんのか。 あの太陽の表面温度が6千度じゃけえ、あのとき、ヒロシマの上空580メートルのところに、太陽が、ペカーッ、ペカーッ、2つ浮いとったわけじゃ。 頭のすぐ上に太陽が2つ、1秒から2秒のあいだ並んで出よったけえ、地面の上のものは人間(にんげ)も鳥も虫も魚も建物も石灯籠(どーろ)も、一瞬のうちに溶けてしもうた。 (p50より)=======================「やい」「分かっとんのか」と言われると、「すみません・・・」と頭を垂れざるを得ません。子どもたちに語る前に、自分自身が、もっと勉強していかなければなりません。今の子どもたちにとって、戦争や原爆は過去の話。平気な顔をして、「そんな昔、生きてなかった」と言います。生まれる前の話なので、無関心なのです。それではいけない、という井上ひさしさんの思いが、『父と暮らせば』を通して、僕に憑依しました。原爆投下は僕にとっても生まれる前の話ですが、だからといって風化させたくはありません。生まれる前の話だからこそ、現実に何があったのかを学び、子どもたちに伝えていきたいと思います。最後に、p104より、引用します。「あよなむごい別れがまこと何万もあったちゅうことを覚えてもろうために生かされとるんじゃ」『父と暮らせば』はこまつ座で何度も上演されてきましたが、現在は他の劇団のものがYouTubeで観られたり、ドラマ版が有料配信で観られたりします。時間のある時に観ておきたいと思います。↓舞台版動画さっぽろアートライブ MAM「父と暮せば」松橋/高橋バージョン↓ドラマ版予告編(参考リンク)▼朽木祥作「たずねびと」の指導方法-平和学習中心の読解教材 (「小松の教育」様)
2021.09.21
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図書館で国内温泉旅行エッセイ本を2冊、借りて読みました。どちらも温泉ツウの著者が日本全国の温泉を1人で訪れ、日常を忘れて癒しを得るという内容。実際に現地に行って体験してみたレポートが、短くまとめられています。『旅する温泉漫画 かけ湯くん』(松本 英子、河出書房新社、2018、1430円)以前読んだ『49歳秘湯ひとり旅』がとてもよかったので、この本も読みたかったのですが、まさか図書館にあるとは!速攻で、借りました。体が大喜びする温泉がいっぱい。入りたくなりました!一番惹かれたのは、島根の温泉津(ゆのつ)温泉。「温泉津」と書いて「ゆのつ」とは!検索してみたら、雰囲気が、めっちゃ好みでした。▼薬師湯 温泉津温泉 〜 石見銀山 世界遺産の温泉 〜 (yunotsu.com)ぜひ行ってみたい。『お一人さま逃亡温泉 身も心も浄化する旅!』(加藤亜由子、みらいパブリッシング、2021/7、1650円)このタイトルは秀逸。現実逃避は、時には必要です!訪問先は、わりとひなびた温泉が多いです。やはり、温泉は古来からの日本文化。わびさびの世界です!こちらの本は元になったサイトがあります。そちらのほうが写真がでかい!でかい写真のオンパレードで迫力があります。▼お一人さま温泉旅現地の雰囲気がストレートに伝わってきました。ぜひサイト内の記事をどれか一つでも見てみてください。Yahooニュースに著者のインタビュー記事も、あります。わりと最近の記事です。▼辛いなら、逃げちゃえ! 気疲れMAXの女性コピーライターがハマる「温泉デトックス旅」とは (Yahooニュース、2021/8/30記事)「逃げるは恥だが、役に立つ」。時には逃げていいんだ。逃げちゃえ!(笑)著者はFacdebookもされています。そこで紹介されていた動画もまたよかったので、貼り付けておきます。↑クオリティ高すぎ!2冊読んで分かったこと。長野が、温泉大国だった。▼マンガルポ『49歳秘湯ひとり旅』
2021.09.20
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今日は3連休の中日なので教育の話はお休みです!たま~に書いている、旅行の話です。(笑)コロナ禍のため、家族での温泉旅行を予約しては取り消しています。昨年の夏休みから、冬休み、夏休みと、長期休みが来るたびに、計画。結局コロナ禍がおさまらないので、キャンセルし続けています。こりずに次の冬休みにもまたまた予約を入れました。4度目の正直です。行き先は、福井県のあわら温泉です。ここまで予約とキャンセルを繰り返したからには、行かずには死ねない心境になっています。(笑)まあ、実際には行かないにしても、「もしかしたら・・・」と思ってワクワクして過ごすのは、精神衛生上よさそうです。ワクワクは、大事です!!(コロナ禍で疲れているので、せめて、夢を見させてください・・・)コロナ禍でなくても、長期休みの宿の予約は、一応入れておいて、行けそうになかったらキャンセルをする人が多いです。僕はそれを知らなかったので、20代のときは行けることが確実になってから予約を取っていました。そうすると、夏休みや冬休み、それからGWなどは、主要な宿はすでに予約がいっぱいで、とれなくなっていました。コロナ禍なのでまたまたキャンセルすることになることも考えられますが、今はそれは考えない。(笑)飛行機の予約とセットの場合はキャンセル料がかなり早くからかかってきますが、宿の予約だけなら、早いところでも1週間前からキャンセル料がかかるところが多いです。主流は3~4日前かな?「冬休みにはコロナ収束!」と願って、あなたも、とるだけ予約をとっておきませんか?いちおう、キャンセル料がいつからかかるかをメモして、その日をカレンダーに記入し、行けそうにない時は早めにキャンセルすることを忘れないようにしてくださいね。ちょうど明日の20日は、楽天トラベルで温泉宿の予約5%オフの日に当たっています。宿泊費用となるとけっこうデカイので、5%オフは馬鹿になりません。通常であれば公式サイトからの予約が一番安いところでも、このキャンペーンを使えば、楽天トラベルが一番安くなります。▼毎月5と0のつく日は国内高級宿・温泉宿が5%OFF!↑クーポン券は先着200,000枚なので、一応上のリンク先からクーポンをクリックしてゲットしておきましょう。毎月やっているキャンペーンなので、その月ごとに更新されています。こちらのキャンペーンは対象の宿数が多いです。というか、楽天トラベル内の、すべての高級宿と温泉宿が対象です。あなたの行きたいところも、おそらく対象になっているでしょう。一応、総額3万5000円以上が対象。家族旅行だと子ども料金を入れても、それぐらいの金額になってくると思います。そういうわけで、今日は、知っていてオトクな情報でした!ついでに僕が過去に行った、おすすめの宿も紹介しておきます。京阪神については、コロナの感染数が比較的少ない、田舎の方限定で紹介します。<兵庫県>宙の森ホテル 花郷里↑ここは穴場。場所は但馬。 ロフト付きの部屋で、子どもが大喜びしていました♪ロッジ ふじなし↑おおやスキー場のロッジ。夏に行ったけどよかったです。ホテルシルク温泉やまびこ↑シルク温泉は、お肌すべすべになります。東山温泉メイプルプラザ↑ここの温泉は免疫を高めるラドンです。あ~、また行きたい!塩田温泉 上山旅館↑昔ながらの温泉宿。現地が期待値を上回った宿で、妻にも好評でした。<京都府>小天橋温泉 海の宿 隆進↑漁師宿です。カニをたらふく食べました。思い出してもよだれ出る。湯の花温泉 すみや亀峰菴↑子どもが生まれる前に夫婦だけで行った。ゆっくり過ごせた。いい宿です。湯の花温泉 松園荘 保津川亭↑職員旅行で行った。温泉が広くて素晴らしい。家族でまた行きたいなあ。<香川県>小豆島温泉 オリビアン小豆島 夕陽ヶ丘ホテル <小豆島>(旧:リゾートホテルオリビアン小豆島)↑小豆島の高いところにあります。ここも、子どもが喜びます。<高知県>城西館(じょうせいかん)↑高知市内の老舗旅館です。坂本龍馬の生まれた家もすぐ近く。
2021.09.19
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昨日の午後から調子を崩していました。持病があって、たまに頭痛が来ます。(ついでに腹痛もやってきます。)職場近くの実家に泊まって、回復を図りました。わが子の運動会が台風の影響で延期になり、休養日に当てられてよかったです。ずっと寝てたのですが、今日は寝ながらでもちょっとスマホで動画を観ていたりもしました。まだしんどかったので、「しんどいときに観る用の動画」を探していました。(なんだ、それ。)そこで観たのが、これです。動画と言っても、ほぼ音声です。(だから、寝ながら聴くのにちょうど良かったです。)齋藤一人さんは、日本でも有数の大金持ちですが、幼少期から病弱だったそうです。なので、病気のときは一人さんの話を聞くといいかなーと思って、検索して聞いてみました。すると、「体調が2割でも、絶好調って言うの」という趣旨のことを言われていました。周囲を心配させないためだそうです。これを聞いて、元気が出ました。周囲を心配させないためもそうですが、自分にとっても、「体調悪いな」とずっと言っているよりは、ウソでもいいことを言っている方が、気がよくなります。「病は、気から」ですからね。おかげさまで、絶好調になりました。(笑)明日はわが子の運動会を見に行けそうです。
2021.09.18
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昨日の続きです。今回は、子どもの世界だけでなく、大人の世界も含めて、ネット上の悪意ある攻撃に気づき、身を守ることの大切さについて、書きます。 ↓昨日の日記▼タブレット機器でできることを知り、悪事に「気づける」大人になろう!子どもたちの変化について、気づきのアンテナを高めることは、非常に大事なことです。ただ、ネット上の悪意による攻撃については、大人の世界にも、あります。子どもだけでなく、大人が自分を守るためにも、「学んで防衛する」という姿勢は重要です。問題は、コンピュータ関係は、専門性を突き詰めると、際限がないというところです。ネット犯罪の手口について調べようとしても、それこそ多種多様にあります。また、どんどん高度化していっています。専門知識がないと、正直よく分からない・・・ということも、多いと思います。たとえば現在は小学生でもプログラミングを学ぶようになりましたが、プログラミングを突き詰めていって悪用を考えれば、コンピュータウイルスを作って個人情報を抜き取ったり、遠くからパソコンを遠隔操作したりすることもできます。僕にはどうやってそんなことをするのか詳しくは分かりませんが、技術的にはそういったことが可能で、現にそれを行う犯罪者が、世の中にはいるのです。コンピュータを悪用する事例については、大人の世界の事例を入れると、一般人が想像も付かないような手口があります。魔法のようなことができてしまう手があるのが、今のコンピュータです。子どもたちだけでなく、自分の身を守るためにも、ネット上の「悪の手口」については、知っておいた方がいいと思います。そのうち子どもに関係するものについては、子どもたちにも知らせていった方がいいでしょう。ただ、1個1個の手口について受験勉強のように覚えておかないといけないわけではありません。「なんか、怪しい」という感覚を磨くだけでも、十分だと思います。大切なのは、気づくことです。ハッと気づいて、立ち止まることです。おそらく、警察のサイバーパトロールなどは、そういったネット上の悪の手口について情報収集し、対策を講じることができるプロです。詳しいことは分からないにせよ、「怪しい」と気づくことさえできれば、そういった専門家に相談することができます。警察以外にも、相談機関は、あります。身近な人で、コンピュータに詳しい人に相談するのも、いいでしょう。悪いことをする方も、頭を使ってきます。見かけ上「安全」だと見せかけるぐらいの知恵は使ってきます。見破るには、こちらも頭を使います。「もしかしたら」という疑いを持ち、思考を巡らせることです。コンピュータの世界の偽装にだまされては、いけません。ミステリー小説が好きな人なら、サイバー犯罪を扱った本などを読んでみるのもいいかもしれません。ジャンルとしては「サイバーミステリー」というものになるようです。僕が少し前に読んだ「ハッカー探偵」のシリーズ2作目などは、非常に具体的にサンバー犯罪の手口が描かれていて、小説として面白いだけでなく、自分自身の勉強にもなりました。著者は私が以前大変お世話になった方なのですが、プログラマーでありながら小説も書かれるというすごい方で、尊敬しています。大人向けの小説なので子どもには勧められませんが、よければ読んでみてください。↓「窓の杜」に詳しい推薦記事があるので、リンクを貼っておきます。▼サイバーミステリーの著者が考えるリアルな“ハッカー探偵”像とは? (窓の杜Book Watch/著者は語る 2017年8月25日記事)『裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』【電子書籍】[ 柳井政和 ]『顔貌売人 ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』 [ 柳井 政和 ]大切なのは、気づきのアンテナを高めることです。ネット上の悪意に気づけるアンテナを伸ばそう!
2021.09.16
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昨日の続きです。昨日の日記を未読の方は、まず先にそちらをご覧ください。▼タブレットがいじめに使われていたという報道記事について (2021/09/14の日記)いじめ報道の元記事を細かく見ると、子どもたちは「Alt」+「Tab」で誰かが来たらさっと画面を切り替えてしまうというようなことも書いてあり、大人がこういうことを知っているか知っていないかで大違いだと思いました。子どもたちはいろいろな使い方をするものです。大人がそれを想定できているかが、非常に重要だと思います。もちろん、すべてを想定することは無理だと思います。でも、たとえば保護者が小学生にスマホを渡すとしたら、「長時間使いつづけるかもしれない」「隠れて知らない人とやりとりをするかもしれない」「ネットいじめに巻き込まれるかもしれない」など、いろいろ想像して、リスクを想定したうえでの事前の話し合いや約束決めを経て、ようやく使わせると思うのです。だから、「スマホでできる、悪いこと」についても、大人は知っておかないといけないのです。タブレット機器についても同じです。家庭で使わせる場合でも、学校で使わせる場合でも、「使いようによっては、こんな悪いことができる」という情報は、大人が事前に知っておくべきだと思います。子どもたちは、いいことも、悪いこともします。それは、当たり前です。でも、子どもたちはいいことも悪いことも繰り返しながら、学んでいくんです。大事なのは、大人が気づいて、悪いことをしたときに子どもと向き合い、正していくことです。子どもが悪いことをし続けるのは、もしかしたら、気づける大人が周りにいないからかもしれません。この件に限らず、特にネットにつながる機器に関しては、大人よりも子どもたちのほうが詳しい、ということが往々にしてあります。子どもたちは、ウラ技を見つける天才ですし・・・。ただ、だからこそ大人たちもせめて「こんなことができるらしい」と学ばないといけないと思うのです。そうでないと、ネットにつながる機器で何か悪いことをしていたり、トラブルに巻き込まれたりしていても、大人がまったく気づかないということが起こってしまいます。「Alt」+「Tab」というのを、手元のパソコンのキーボードで、ぜひ押してみてください。キーボードのはしっこの方にあると思います。「Alt」を先に押しながら、「Tab」もポン!と押し、両方一度に、指を離します。すると、瞬時に、今さっき見ていた画面が、違う画面に切り替わったと思います。(設定によっては、ならないときもあります。)これを知った時、皆さんはどう思いましたか?「職場で、仕事に関係ないホームページを見ていても、これを使えば、さっと切り替えられて、上司にバレずに済むぞ」と思いませんでした?そんなのは、僕だけでしょうか・・・技術を知った時、悪用することも思い浮かんでしまうのが、人間です。そして、大人も子どもも、そういう点は、変わりません。「ズルや悪さをするやり方」を知っても、ズルや悪さをせずにいられる心の強さを子どもたちに求めるのは、現実的ではありません。(それについて考えさせるのは、必要です。)大人も、「ズルや悪さをするやり方」を知ったら、ズルや悪さをしてしまう人が、けっこういるのです。特に、「バレそうにない」と思ってしまったら、心の誘惑に勝つのは至難の業です。こんなときに道をただせるのは、「気づいてあげられる人」です。「気づいてあげられる人」になりましょう。
2021.09.15
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タブレットがいじめに使われていた件がニュース報道されており、非常にショックを覚えています。(ネット上の報道記事へのリンクは後掲)現在はまだ調査中だと思いますが、これについては情報をしっかり全国の学校・教職員が共有し、同じことが二度と起こらないようにしないといけない、と思っています。もしかしたら同じような状況が、ほかの地域・ほかの学校でもあるかもしれません。気づいたらすぐに修正して事態の改善を図るべきで、至急共有すべき情報であると思います。今出されている情報の中でも、タブレットの運用に関する管理設定で疑問に思える箇所がありました。△一人一人に割り当てられたIDは出席番号であり、パスワードは全員同じだった。 →他人になりすますことが簡単にできてしまう!僕がこれまでに読んだ本では、「パスワードは家のカギと同じ。容易に人に教えないで。人に推測されるものをつけないで」と書いてありました。このブログの過去記事でも、2度、パスワードについて本に書かれていた内容を取り上げています。▼GIGAスクール構想の1人1台は何のため?何をする? 低学年向けパワーポイント資料を作成しました。▼IDやパスワードはなぜ大切? ~『 サイバーセキュリティのひみつ』たしかに、学校の悪しき文化として、パスワードを秘密にせずに、うまくいかなかった時に教師がすぐに助けられるようにしたり、全員がスムーズに一斉授業の中でログインできるようにしたりすることが、これまでにはあったかもしれません。しかし、1人1台端末の導入に伴い、他人に覚えられにくいパスワードをそれぞれに割り当て、パスワードの意味も合わせて教えるのは、必須事項だったと思います。今すでに他人から容易に推測されてしまうパスワードで運用してしまっている学校は、すぐに変えた方がいいと思います。△児童生徒どうしのヒミツのチャット(プライベートチャット)ができ、大人がチェックできなかった。 →チャットでの悪口・いじめにつながった!これは管理設定で禁止できる項目だと思います。Teamsの場合だと、監視付きチャットというものも、あるようです。学校の端末はあくまでも学校のものであり、子どもたちの自主性に委ねる部分はあるにせよ、自主的に行っているその全ては学校側に筒抜けになっているという状態が必要だと思っています。教師が見ている中で不適切な使用が認められたら、指導したり、使い方を考えさせたりすることができます。個人的には禁止にせずに使える自由を与えるのは、主体性を尊重する素晴らしい方針だと思いますが、学校側が把握できない状態にすると、「不適切な使い方」に学校が気づかないまま、エスカレートしてしまうことがあります。こういうことがあったからと言って、反動でなんでも禁止になってしまったり、タブレットを使わせないということになってしまうのは反対ですが、やはり「気をつけるべきこと」をしっかり把握した上で使わせないと、大変なことになってしまうと思いました。最後に、僕の情報入手源について、書いておきます。僕はGoogleアラートで「GIGAスクール」というのを入れています。そうすると、ネット上の記事でこのキーワードに関係する記事の一覧が、毎日メールで送られてくるのです。そこで気になったニュースはチェックするようにしています。今回のいじめ自殺報道については、最初に知ったのはYahooニュースでしたが、プレジデント・オンラインが大元だったようですので、そちらの元記事を主として参照しました。Yahooニュースについては転載されたものですが、世間の人のコメントも合わせて見ることができます。元記事のプレジデント・オンラインは、今後も続報を出していくとのことです。▼小6女子をいじめ自殺に追い込んだ「一人一台端末」の恐怖 (Yahooニュース 2021/9/13 17:16)▼小6女子をいじめ自殺に追い込んだ「一人一台端末」の恐怖 (PRESIDENT Online 2021/09/13 17:00)▼「小6女子いじめ自殺」チャットに書かれた誹謗中傷はなぜ消されていたのか (PRESIDENT Online 2021/09/14 13:00)こういったネット上の報道記事にはあおり報道と思えるものもあるので読む側にも注意が必要ですが、ネットリテラシーを踏まえた上で最新の情報を収集し、各自で今後の改善につなげることが大事かと思います。
2021.09.14
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僕の住む市には、いくつか図書館があります。ふだんよく行く一番近い図書館とは違うところに行ってみると、なんとコミックエッセイが大充実していました。冊数上限の10冊を借りてきました。その中の、最後の1冊を、読み終えました。その本を紹介します。『自分を好きになりたい。 自己肯定感を上げるためにやってみたこと』(わたなべぽん、幻冬舎、2018、税別1000円)コミックエッセイというのは食レポだったり、旅レポだったりするものが多いのですが、この本は、著者の「生きづらさ」をシンプルなかわいいイラストで表現し、その「生きづらさ」を自分なりの工夫で少しずつ解消していかれたエピソードが書かれています。冒頭に、「知っている人を見かけると避けてしまうエピソード」が出てきます。僕にも全く同じことがあります。だから、自分に向き合うつもりで、借りてきました。結果的に、10冊の中で一番、「読んでよかった本」になりました。マンガの中では、自分の子どもの頃がにゅるんとイメージの中で出てきて、そのイメージが喜ぶことをしよう、と決め、実際に行動していくところが描かれています。子どもの頃の自分の声を、大人になった自分が聞いてあげる。子どもの頃の自分と向き合い、結果的に今の自分をも、癒していく。「自分なんて・・・」と思ってしまうことがある人には、もしかしたらすごく響く本では、と思いました。おそらく、心理学の本などでも、本書の内容に似通った癒やしの方法なり理屈なりが書いてある、と思います。ただ、こういう内容をマンガで読める、というのが、すごくいいのです。しかも、当事者の生の声であり、生の体験談です。マンガだからこそ、喜怒哀楽の分かりやすい表現をつたって、ストレートに響いてくるのです。悩みだけで終わらず、基本的には「解決」が感じられる体験談ですので、理想的なほっこり感が醸し出されています。そのため、心にすっと、入ってきます。癒されている著者を見て、読者も癒されるのです。僕自身は、小学生時代、ほとんど話さない子どもでした。外向的か内向的かと言うと、100%内向的な方でした。友達と遊ぶことはありましたが、つながっている感覚は薄かったです。1人でいることや、人と違うことを好みました。だからこそ、「自分が自分の一番の友達」みたいなところがありました。本書の著者は実母から虐待を受けていて、そんな過酷な環境とは比べようもありませんが、自分の過去を振り返って自分の人生を生き直すところからは、「自分もあれから自分を変えてきたんだな」と振り返ることができ、改めて自分を認めてあげることができました。本書のエピローグでは、たまたま放送大学で聞いたという、次のメッセージが書かれていました。「つらい体験をして心にダメージを負った方は 日常生活を営むことすら困難になってしまうことがありますが でもそんな方々が 自ら立ち上がり 行動をするとき どんな人よりも思いがけない工夫や前向きさを発揮して 自分らしい生き方を取り戻すことができると 私は思っています」 (p107)このメッセージは、著者を大変勇気づけましたが、同時に、読者も、大変勇気づけられると思います。過去の自分、幼少期の自分を好きになれなかったり、トラウマを抱えていると思っている人は、ぜひ、読んでみてください。あなたの中のあなたが、元気になると思います。
2021.09.13
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昨日のブログで少しだけふれていた以下の本を紹介します。『未来の学校のつくりかた 5つの教育現場を訪ねて、僕が考えたこと』(税所篤快、教育開発研究所、2020、1800円)著者の税所篤快(さいしょ・あつよし)さんは、教育後進国にICTを使って教育を届けてきた方。この方の経歴も、かなり面白いです。このブログでは、過去に『突破力と無力』を取り上げています。これまでは海外の教育後進国に教育を届ける活動をされてきた税所さんですが、『未来の学校のつくりかた』では、国内の先進的な取組を取材されています。取材されている「教育現場」は、それぞれ本当に素晴らしい取組をされていて、刺激を受けます。具体的には、次の5つの場所を取材されています。・大阪市立 大空小学校 (映画『みんなの学校』の舞台として有名)・N高・杉並区・侍学園・大槌町以下、僕の個人的な読書メモです。=============================『未来の学校のつくりかた』<大空小学校>・1年~6年までの全クラスの数字を記したテニスボールを箱に入れ、それを校長も含む教員が1つずつ引き、書かれていたクラスで1時間の授業をする(p29より)大空小についてはすでに映画を何度も観たり、木村泰子先生の著書を何冊も読んだりして影響を受けてきました。なので、すでに知っていたことも多くあったのですが、この取り組みは初めて知りました。 すべての先生が、どの子にも、かかわる。 それにランダムなゲーム的要素を持たせて、非常に面白い取組になっていると思います。 実は僕も以前同じような取組を、過去の勤務校でしたことがあります。 そのときは、本の読み聞かせでした。 これも、部分的な担任解体制と言えるかもしれません。 担任だけが自分のクラスを見る、というのは、弊害も多くあります。 「みんなの学校」である大空小学校では、「みんなでみんなを見る」ということが徹底されている気がしました。<侍学園>・役を演じることがそのままがそのまま 「自らの過去の葛藤や絶望をさらけ出し、 いま抱えている想いを精いっぱい叫ぶ」 ことにつながる(p136より)サムガクの学園祭で行われる舞台発表についての記述です。 劇団員だった平形有子教頭による、本気の演技指導。 「学ぶことはまねることから」というのはよく言われますが、 演劇というのは、まさにまねることにほかなりません。 僕自身も演劇で自分を出せるようになり、成長させてもらったと思っています。 僕の場合は大学4年生になって誘われてから、はじめて演劇に関わりはじめました。 それ以来、演劇とは人間教育に他ならないと思っています。 サムガクが演劇を教育に取り入れているのは、非常に素晴らしい着眼点だと思わずにいられません。・「とにかく話しかける。自分を偽らないで行動する。 俺ってこういう人間だよと、できるだけ自己開示する。 そして、何かを伝えるときは、常に真摯に」(p145より)サムガクの新米教師である、齋藤匡彦さんの言葉です。 信条は、「嫌われる勇気」を持つことだそうです。 こういう先生がたくさん集まっている侍学園は、子ども達の信頼も厚いだろうな、と思います。<大槌町>・「明日がないと思って生きる。それを震災の時に学んだ。(略) 希望は自分でつくるものだった」(p199より)東日本大震災の被災地である大槌町。 その被害はすさまじく、まさに、ゼロからの復興だったようです。 ゼロから新しくつくるときに、希望なんてない。 おそらく不安でいっぱいで押しつぶされそうな毎日だったと思います。 しかし、「希望は自分でつくる」と覚悟を決めることで、前に進み続けることができた。 どんな状況下でも希望を持つことはできると分かり、勇気が持てます。=============================最後に、「おわりに」のところから、税所さんの気づきが集約された言葉を引用します。「賞賛は最大の罠。初心に帰れよ、ばかものよ」「あの頃の世界への好奇心と、軽やかな足取りを思い出せ」(p226より)バングラデシュで成果を挙げた税所さんがもう一度初心に帰ることを思い出したように、僕ももう一度初心に帰って、がんばりたいと思います。▼「こぼれ球でいいんです。」 ~税所篤快『突破力と無力』 (2020/05/31の日記)▼無料の授業動画「とある男が授業してみた」 (2017/05/20の日記)▼「インクルーシブ教育」を考えるテキスト『「みんなの学校」をつくるために』 (2020/07/25の日記)
2021.09.12
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少し前に、長岡秀貴先生のYouTube動画を見ました。ネット上で「これは観たほうがいい」「必見!」という意見をたくさん目にしたからです。それが、伝説の動画、「時間という財産」でした。のっけから、引き込まれました。シビレました。そこで、ご著書のうち、1作目の『ダッセン』を購入。『ダッセン 新装版』(長岡秀貴、サンクチュアリ出版、2006、1200円)「ダッセン」は、「脱・先生」の略。「脱線」も、かけてあるかもしれません。その名の通り、「先生」の枠を遥かに超えた「先生」像がそこにありました。予想の遥か斜め上を行く本でした。圧倒されました。本書に関しては、まるごと読んでいただいて、感じてもらうのが一番です。部分的に取り出して、それについてどうこう言ったところで、この本の持つ空気・熱気は伝わりません。ただ、自分用の備忘録として、自分が覚えておきたいところだけを少し切り取って、残しておきたいと思います。くれぐれも、未読の方は本書をまるごと読んでいいただけますよう、お願いします。(^^)とにかく、影響力のある本です!!=======================『ダッセン 新装版』(自分用)・(有也先生は、)子どもの話に、しっかり耳をかたむけ、うなずきながら共感してくれる大人だった。妙に自分が大人扱いされている気分になり、早くこの先生と学校生活を共にしたいと思った。 (p66より)高校時代、左半身麻痺になった著者を病院まで面会に来られた「有也先生」。 長岡さんに最も影響を与えた先生が、この方だったと思います。 ・俺は荒れている奴らから、積極的に話し掛け、今の不満を聞いた上で、俺の理想を熱く語った。(略)真剣に訴えた。 (p78-79より)奇跡的に回復し、学校に復帰した長岡さんは、有也先生が自分にしてくれたように、周囲に対して真摯にかかわっていき、荒れていた現状を変えていきます。 クラスのイベントとして仕掛ける内容には、かなりハチャメチャなものもありました。 ただ、だからこそ、クラスの結束を固くしていったことが、伝わってきました。・俺の世代にも、そして子ども達の中にも気軽に「死ね」や「殺すぞ」と口にする奴らがいる。俺もそれまで、簡単にその言葉を使ってたのかもしれない。自分が死の淵を経験したにもかかわらず、そんな排他的な言葉をいとも簡単に人に投げかけているような駄目な人間だった。 俺はその言葉を聞くと、誰でもかまわず不快感を示し、「その言葉は撤回してくれ。本当に殺せるのか?本当に死んでほしいのか?」と異常なぐらい責め立てる。 (p177より)ここは、僕が一番覚えておきたいと思ったところです。 自分自身も、口では「その言葉が一番嫌いです」などとかっこつけて全校集会の場などで言うくせに、荒れている子どもの姿を見て見ぬふりをしたり、真摯に向き合うことから逃げていたところがあります。 ここを読んだだけでも、この本を読んだ価値があると思いました。・日々増え続ける学校に行けない、行かない子ども達の数。 130万人の子どもたちが行き場を失っている現実。 誰もやらないのであれば、気づいた俺がやる以外ない。 そう。俺はもう誰も殺したくなかったんだ。 誰にも死んで欲しくなかった。(略) その気持ちだけが、俺の冒険への出発を後押ししてた。 (p222)教師として母校の教壇に立ち、充実した生活を送っていたにもかかわらず、辞めて学校設立に動き出す著者。その思いと行動力に、胸を打たれました。=======================とにかく最初から最後まで、マンガやドラマの中でもここまでのことは起こらないのではないか、という波乱万丈な人生ストーリー。ただ、この人なら、不可能を可能にしていけると思えてならなくなりました。勢いでダダダーッと書かれたところがある本なので、文章の校正が追い付いていないところがありますが、一気に著された本だからこそ、著者のあふれんばかりの思い・情熱・空気感が伝わってくる本です。教師であれば、ぜひ、読んでいただきたい本です。なお、長岡先生はその後「NPO法人 侍学園」を設立されています。その学校のことを僕は、2年ほど前に『未来の学校のつくりかた』という本で知りました。そのときも、侍学園=サムガクの精神に圧倒された記憶があります。『未来の学校のつくりかた 5つの教育現場を訪ねて、僕が考えたこと』(税所篤快、教育開発研究所、2020、1800円)サムガクについては長岡先生の次の著書で詳しく書かれているようです。未読ですので、こちらも今から読んでみます。(今なら、文庫化もされているようです。)『サムライフ』
2021.09.11
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読みが苦手な子の中には、音読の宿題が1人ではできない子が、います。努力不足ではなく、読むことだけが極端に苦手だったり、漢字の読みが覚えられなかったりして、本人に意欲はあるのですが、たどたどしくなったり、つまったりして、1人では読めないのです。そういう子の場合、おうちの方が、国語の本の漢字にふりがなをふったり、担任の先生がふりがなをふったり、言葉の区切りに線をいれてやったり、いろいろな工夫をされているケースが、あります。ただ、こういった支援をずっと続けるのは、なかなか厳しいですよね。小学校高学年以降は、教科書の文章量もずいぶん多くなっていますし、手書きで支援者が書きこんでやるとなると、かなりの労力です。そこで、既存のものを利用する、という手があります。実は、学校予算で購入していることが多い「指導書」の中には、教科書のルビ打ちデータや、分かち書きデータが入っていることがあります。勤務市の採択教科書で言うと、以前は各学年ごとの指導書には入っていなかったのですが、新学習指導要領に切り替わってから、各学年ごとの指導書に入るようになりました。具体的に言うと、光村の国語の指導書です。(他社でも、おそらく、あると思います。)(参考リンク)▼令和2年度版 小学校指導書・指導用教材のご案内 (光村図書公式サイト内)うそだと思ったら、上のリンク先から、「国語」のリンクを開いてみてください。「指導書」の<CD-ROM>のところに、こう書いてあるはずです。=======================当該学年の振り仮名付きの紙面データと「読むこと」教材の分かち書き紙面データを収録しています。特別支援教育や,日本語が十分獲得 できていない児童への指導に役立ちます。=======================実は、これを知らない先生方が、思ったよりも多いようなのです。該当のCD-ROMの表面には、でかでかと「振り仮名付き紙面 分かち書き紙面」と書いてあるのに、です。僕は、こんなにでかい字で書いてあったら、各学年の担任の先生方は、当然ご存じだろうと思っていたのです。ところが、実は、気づかれていなかったことが分かりました。今日、読むことが苦手な子どもが多い学年の先生に、「こういうものがありますよ」とご紹介しました。忙しい先生方にすぐに分かってもらえるよう、ルビ打ち版と分かち書き版をそれぞれ1枚ずつ印刷したものを同時にお見せしました。「これは、いいですね!」と言ってもらいました。この話、文字だけだとわかりにくいですよね・・・。ただ、指導書の著作権は教科書会社にあるので、写真は掲載できないのです。代わりに、著作権の切れた文学作品である「ごんぎつね」を題材に、私のほうで作ってみた「たとえば、こんなかんじ」というイメージを載せておきます。 ↓ ↓ ↓ △ルビ打ち版イメージ(ごめんなさい。「わたし」と「もへい」だけ大きくなっちゃいました。他意はありません~。 「青空文庫」からテキストデータを借りてきた際に、もともとふりがながふってあったところが大きくなっています。指導書付属のものは、こんなことにはなっていませんのでご安心を。(笑)) △分かち書き版イメージ(言葉の意味の区切りで、少し間隔があいていますね! 分かち書きには、ルビはありません。 特別支援的には、ルビと分かち書きの両方が欲しい場合もありますが、 その場合はデジタル教科書での対応となります・・・。)つたない自作イメージでしたが、なんとなくどんなものか分かってもらえましたか?現職教員の方は、指導書の付属データを直接見てもらうのが一番話が早いので、ぜひ一度見てみてください。PDFデータなので、校務用パソコンにデータをコピーしておいて、好きな時に該当ページだけ印刷して使うことができます。せっかくあるものなので、役に立つのならぜひ使ってもらいたいと思います。ただ、これを印刷したものを渡しても、子ども本人が「みんなと同じ教科書でないとイヤだ」と拒否する場合もあります。その子だけにする特別な支援がその子を傷つけることがないよう、十分留意することが必要です。周りの子に見られないよう、封筒に入れて家庭用のお手紙として家庭にお渡しして、家での音読だけで使ってもらうという手も、考えられます。そのあたりは、実態に応じてください。決して、お仕着せにならないようにしてくださいね。なお、こういったデータは、通常学級在籍の子どもだけでなく、特別支援学級在籍の子どもにも有効なことがあります。ただ、支援学級の担任は通常学級担任用に購入してある指導書をわざわざ取り出して見る機会がないために、気づかれていないケースがあります。ぜひ、支援学級の先生とも共有してもらって、必要な子どもには使ってもらえたら、と思います。最後に。最近話題の「デジタル教科書」の中には、こういったルビ打ち・分かち書きをPC画面上で行うものがあります。それは、指導書付属のPDFデータとは別のものです。デジタル教科書におけるルビ打ち・分かち書きについては、以下の過去記事をご覧ください。▼読み支援デジタル教科書「デイジー」をインストール不要でブラウザから利用する! (2020/12/26の日記)▼デイジー教科書をWindowsタブレットでインストールせずに使う方法 (2021/04/13の日記)
2021.09.10
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コロナ禍ですが、秋の運動会の練習時期なので、過去の投稿を再度シェアさせていただきます。聴覚過敏の子の対応について。運動会ダンスの曲のうち、1曲目は大丈夫だけれど2曲目はとてもいやがる、という聴覚過敏の子がいます。耳栓などの使用も考えられるのですが、こういった、ある音楽はだめだけれど別の音楽はOKという子の場合、どういう音楽がだめなのかがわかれば、「だめな音楽」自身に音響処理を施して、駄目じゃなくすることが可能かもしれない、と思いました。具体的には、ある周波数以上とか以下とかをカットするなどの処理です。そういった処理で、流す音楽自体を処理してしまうことで、曲そのものを変更しなくても、大丈夫な音楽にならないか、と思いつきました。もし仮に、本来人には聞こえないはずの高周波を聞き取れてしまうが故にその音楽を嫌がっている子がいたとすれば、聴こえない高周波をカットするフィルタリングで、その子もほかの子と同じようにその音楽を普通に聴こえることになります。もしそういうことが分かれば、それはすごい大発見だと思うのです。 あくまで、可能性の話ですが・・・。ちなみに、4年前に試した時は、聴覚過敏の子に「ちょっと加工したCD」を作ってやり、渡しました。それを先に聞き慣れたせいなのか、もともとの曲も大丈夫になって、加工なしの原曲そのもので普通に踊れるようになりました。そういうことを全くやらなかったとしても結局聞き慣れて平気になった可能性もあるのですが…。もし参考になるのであれば幸いです。↓詳しくはこちらの過去記事をお読みください。 (過去記事では音楽波形編集ソフトを使っていますが、音楽プレイヤーの各種エフェクトボタンを押すだけでも、簡易的な効果は得られると思いますよ♪)▼聴覚過敏対策に、音楽の超高音と超低音をカット! (運動会ダンス曲で耳をふさぐ子のために) (2017/10/01の日記)
2021.09.08
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「失敗」というものをどうとらえるかで、生き方が変わってくると思うんです。僕が好んで読む本は、「失敗」をかなり前向きに捉えているものが多い。少し前に読み始めたら止まらなくなったこの本も、その一つ。『国境のない生き方 ー私をつくった本と旅ー』 (小学館新書、ヤマザキ マリ、2015、税別740円)著者のヤマザキマリさんは、マンガ「テルマエロマエ」を描いた作者さんです。(お名前からのリンクはWikipediaに飛んでいます。)いろんなものに熱中する子ども時代を過ごし、日本を飛び出て、そしてまた日本に帰って来るという、なかなかすごい生き方をされてきた方。(先ほどのリンク先のWikiを読むだけで、その人生のすさまじさの一端は分かると思います。)これを読むと「僕の人生はまだまだ甘いな」と思います。(^^;)本のカバーは僕の持っているものはほぼ文字のみのシンプルなものですが、最近の装丁は絵で内容を表したものに変更されているようです。さて、この本の中に、次のような一節があります。====================・私にとって「失敗」は、ダメージ・ポイントじゃないんですね。 失敗が増えれば増えるほど自分の辞書のボキャブラリーが増えるわけですから、 「やっちまった」「しまった」と思って、またやり直しっていうのは、 死ぬまでやっていいと思うんです。 (p173より)====================本書を読むと、ここの一節は、死ぬほどの説得力を持って迫ってきます。この本は2~3ヶ月前に、驚愕しながら読んだ本です。とにかくヤマザキマリさんの遍歴がすさまじい。「失敗」もそのレベルがすごくて、こうやって本になるくらいです。ただ、あるときは失敗だと思えたものが、後に実を結んだり、何かの結果につながったりすることも、よく分かります。読み物として大変面白い本ですが、特にマンガ好きや本好きにはおすすめします。かなりワールドワイドな行動をされている方なので、外国に興味がある人にも、オススメです。▼飯田史彦『生きがいの教室』2 ~「生きがい論」の特徴
2021.09.07
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特別支援教育に関係する実践的な本には、いい本がすでにたくさん出ています。あまりにいい本がたくさんありすぎて、困ってしまうぐらいです。今日は、阿部利彦先生の名著『発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画』から、「ここぞ」というところを紹介したいと思います。『発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画』(阿部利彦、ぶどう社、2006、1870円)==================== 目次(「BOOK」データベースより) 1章 子どもたちから教わったこと/2章 大人のまなざしを変えよう/3章 心のストライクゾーンを広げよう/4章 「いいところ」応援計画とは/5章 「いいところ」応援計画の実際/6章 教師による「いいところ」増やし/7章 家庭や学校でできる「言葉かけ」の応援/8章 保護者と教師で「いいところ」応援計画をすすめよう====================僕が選ぶ、「ここぞ」というところは、104ページです。章タイトルは、・大人が「見過ごす能力」を身に付けるです。障害の部分をどう指導するかということよりも、子どもと教師の関わり方の部分です。このページから、要点だけをかいつまんで引用します。====================・要点を明確にして 「~してはいけない。~するように」と、 譲らない姿勢で「強く短く」指導する・「だだこね」や「わざとら行動」に対しては、 あえて見て見ぬふりをするといった 「見過ごす能力」を発揮する・見過ごす時と、ここぞと強く指導する時の 「メリハリ」(p104より引用)====================特別支援教育の専門性とは全く関係ないところですが、こういうところがえてして大事なのです。子どもとの関わり方における、教育の基本が、本質的に詰まっているところだと思うのです。実は今日、ここに書いてあるような「わざとら行動」に困らされていました。「わざとら行動」とは、「先生にかまって欲しくて、わざと悪い行動をしてしまう」というものです。(この説明もp104による)子どもによっては、この「わざとら行動」が非常に頻繁にあり、教師である僕たちが「どうしていいか、わからない・・・」と困ってしまっている状態にあるのです。阿部利彦先生の本を久しぶりに読み返して、大変よいヒントをいただきました。「わざとら行動」に踊らされないように、「見過ごす能力」を身に付けたいと思います。ちなみにこの本のほかのページには、子どもを見る視点や、具体的な支援方法も詳しく書かれています。僕は本書を読んだ時、「書くことの支援」の中にあった「グラフや図を写す時にトレーシングペーパーを使わせる」を読んで、すぐさまトレーシングペーパーを買ってきました。(p123)もう2年ぐらい前のことです。買ってきただけで使うのをすっかり忘れていたので、使いたいと思います。▼コロナ禍での学びと気づきを共有する ~新刊『オンラインとオフラインで考える特別支援教育』 (2021/07/01の日記)▼全ての子に「問題が読める」という前提を (2021/05/28の日記)▼『特別支援教育の実践情報』2021/2・3月号「デキる先生は持っている ちょこっと指導スキル」など、特別支援教育の雑誌の最新情報! (2010/03/05の日記)
2021.09.06
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ゲオで借りて、『ドラゴン桜2』の最終巻を読みました。ネタバレは控えますが、気持ちのいい終わり方でした。『ドラゴン桜2 フルカラー版(17)』【リンク先は電子書籍版】(三田紀房、講談社モーニングKC、2021)====================~リンク先の商品説明より~いよいよ東大二次試験! 一年間、「自分を変えたい」という気持ちで猛勉強してきた早瀬と天野は、こじれかけていた関係を修復し、互いに感謝しあう。引っ込み思案でプレッシャーに弱かった自分、お調子者でこらえ性のなかった自分はそこにはない。日本の最高峰・東大を目指すことで完全に変わった二人が挑んだ東大二次試験。Webで結果を待つ早瀬と天野、東大へ掲示板を見に行った小杉と藤井。歓喜の瞬間が最高の演出で届けられる。そして、桜木が自身の進退をかけた合格者数13人という無謀な挑戦はーー?====================この巻の最初の方で、ひたすら同じことをやり続けることの効果が書かれていました。まず、バスケ部の先輩が全体練習の後、毎日100本シュート練習をするというエピソードが紹介されていました。====================・「はじめは すぐに飽きたね」 「でも 続けているうちに だんだん気持ちが変わってきて そのうち」 「面白くなってきた」 「シュートが決まる時と決まらない時の打ち出しの角度の違いとか・・・・・・」 「リリースする瞬間の指先の感覚とか」 「1本1本にいろんな気づきとか発見があることがわかった」 「そうなると 面白い」 「楽しい」 (p12-13より)====================このエピソードを聞いた東大受験生は、過去問ばかり解いている自分に、やりがいを見出していきます。このシーン、実はリンク先の「立ち読み」からフルカラーで読めるので、よかったら読んでみてください。▼『ドラゴン桜2 フルカラー版(17)』【リンク先は電子書籍版】(再掲)こういう、いろんなことに普遍的な示唆を得られるのが、『ドラゴン桜』のすごいところです。単に受験ノウハウやテクニックだけが書かれているわけではありません。学生だけでなく、社会人にも大切なことが、分かりやすい具体例をもとに描かれています。僕はドラマの方は第1話でもう観るのをやめてしまったのですが、息子は「めっちゃ面白い」と言って、ずっと観ていました。僕はやっぱりドラマよりマンガの方がいいかな。▼スマホを授業で活用する ~『ドラゴン桜2』と「Cラーニング」 (2020/05/09の日記)▼「みんなでチャレンジ」が習慣化の決め手!~習慣化アプリ「みんチャレ」 (2021/01/24の日記)▼『エンゼルバンク』~社会(会社)のなかで本質的に大事なことを教えてくれるマンガ (2010/03/20の日記)
2021.09.05
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ある日、ネット上に次のような投稿があり、驚愕しました。▼Excelで一番感動したキーボードショートカット「フラッシュフィル」が便利すぎる(togetter記事)エクセル職人の「かりゆし」さんが、「個人的に一番感動したショートカットキーです。 」として、「Crl」+「E」を紹介されていました。エクセルはずいぶん使ってきましたが、初めて知りました!どうやらだいぶ前のバージョンのエクセルから実装されていたようです。これがすごいのが、マクロどころか、数式も入れなくていいところ。なんと、「Crl」キー +「E」を押すだけで、エクセルが自動判別してくれるのです。エクセル「この人、たぶんこれがやりたいんじゃないかなー」と考えて、エクセル「エイッ!」と魔法のステッキを一振りするがごとく、一瞬でバーンと結果を出してくれます。これは、名簿管理でよくありがちな、「空白の前を名字、空白の後を名前として、別々のセルに分ける」といった作業でかなり効力を発揮します。今までは「文字列を分ける関数があったよなー。なんだったかなー。」とそのたびにやりたいことを実現する関数を調べて、それを入力していたのですが、なんと、それがいらないのです。もう、びっくり。玉手箱。さて、これが実際どんなものなのか、実際にやってみました。「空白の前を名字、空白の後を名前として、別々のセルに分ける」というのはあっさり実現してしまいそうで面白くありません。そこで、空白の前後という分かりやすいルールが存在しない、都道府県名でやってみたいと思います。こんな風に入力してみました。↓さて、エクセル君は僕がやりたいことを忖度して、空白セルをうまく埋めてくれるでしょうか?「Crl」キーを押しながら「E」を押すだけで、一気に、こうなりました! ↓おおーーーーっ!!ただし、この場合の自動判別ルール、実は「前の2文字をとってくる」という判断をエクセル君がしています。なので、「和歌山県」を入れると、「和歌」「山県」と分かれてしまいます。そういう場合は、自動判別するための判断材料を2つにしてやればいいのです。以下のようにあらかじめ入力しておくと、エクセル君は上の2つからルールを判断するので、僕がやりたいことをちゃんとくみ取ってくれます。 「Crl」キー +「E」↓どうですか?覚えておくとかなり便利なこの機能。ぜひぜひ、使ってみてください!今回の「フラッシュフィル機能」がエクセルで実際に動作するところは動画にも撮ってみたので、よろしければご覧ください。↓ ▼Word文書でルビ付き漢字の読み上げをさせる方法 (2021/09/02の日記)▼大規模校で役立つ!エクセルファイルの複数人同時編集(エクセルファイルの共有) (2020/04/04の日記)▼【速報!】エクセル野球シミュレーション「脳内野球」2.0が公開 (2021/03/12の日記)▼大規模校で役立つ!別のエクセルデータから「探してくる」操作の自動化 (2020/04/05の日記)▼エクセルの技 自動更新される年齢表示 (2007/07/08の日記)
2021.09.04
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前例のないコロナ禍の中、みんなが迷いやあせり、戸惑いを感じています。連日の会議では、「これ、どうする?」「あれ、どうする?」といった応酬が、来る日も来る日も、繰り広げられています。自分の意見と違う人たちの意見を聞きながら、「分かり合えない」と思うことも、増えているかもしれません。たとえば僕の場合、ICT活用やオンライン学習の実施に関しては、周囲の先生方との温度差を感じています。特に「オンライン学習」なんて、今まで全くやったことのない人が、ほとんど。1人1台端末を使ったオンライン授業の研修も十分にはできておらず、「やり方が分からないのに、やれと言われても、できない」と思われている方が主流です。一方、僕のほうは自宅で休日も使って勉強したり、オンラインイベントやオンラインセミナーに参加したりしてきました。公的な研修は実際足りていないのですが、自主的に経験することで分かってきたことは、多くあります。こんなふうに、自分と周りの歩調が合わないとき、どうすればいいでしょうか?「ひとはひと、自分は自分」と突き放して関わりを断つのは簡単ですが、組織としては一緒に成長していかなければなりません。今こそ、本当のリーダーシップが問われています。そんなわけで、今日は福島正伸さんの『リーダーになる人のたった1つの習慣』のコミック版を読み返してみたいと思います。(昔から僕はコミック版というのが大好きです。ストーリーに感情移入しやすいので。)『コミック版 リーダーになる人のたった1つの習慣』(※リンク先は、電子書籍版)(原作:福島 正伸、作画:カネダ工房、中経出版、2013、1000円)本書では、お店のリーダーを任された3人の「新人店長」の体験を通して、リーダーのあり方に気づき、学ぶことができます。=======================『コミック版 リーダーになる人のたった1つの習慣』 ・「ここまでやれば、成果が出るはずだ」と思っていると、 成果が出なかったときに 意欲を失ってしまうのです。 (p70)・相手は、こちらの姿を見て、勝手に変わるのです。 (p71) 1週間前の『本当にやりたかったことを、今すぐはじめよう!』の読書メモの時にも書いたのですが、結果よりも過程を大事に思っているか、これが決定的に大事ですね。 プロセスを楽しむことなければ、結果だらけの世の中、すぐにストレスで胃が痛くなってしまいます。 特に、コロナなんて、理不尽な不可抗力の最たるものですからね・・・。 自分が何をやったか、何をできたかにこだわりすぎると、おじゃんになったときにすごく落ち込んだり、結果が悪いのを周りのせいにしてしまいがちです。 そうではなく、プロセスなんです。 プロセスを見ていた人たちが、勝手に変わっていくのであって、人を勝手に評価して勝手に変えようとしても、ダメなのです。 さあ、そのプロセスで、何を大事にしていくか? それはまた後のところから、引用してみましょう。 ・スタッフに対しては、一緒に仕事ができることに感謝し、どのような出来事があろうとも相手を否定することなく、やる気になる言葉や機会を与え続けます。 そして、スタッフの成長を何よりも楽しみにして、何かひとつでもできるようになれば自分のことのように喜びます。 (p107) ここに書かれていることは、理想かもしれません。 でも、これができるリーダーと一緒に働けたら、本当にうれしいでしょうね。 仕事をするプロセスの中で、一緒に働く人たちに対し、こういった感謝の気持ちを持ち続け、好意的・肯定的な関わりができるかどうか、好意的・肯定的な受け止め方ができるかどうか。 リーダーの資質というのは、決して知識や技術、経験が一番にあるのではない。 一番は、周りとの関係性なのですね。 えらそうに書いていますが、僕が一番できていない部分です!! ・「人を変えることができるのは人だけだ。 身近な人たちの気持ちなんだよ」 (p114:マンガの中のセリフ) 僕がマンガの中で一番「いいセリフだ」と思ったのが、このセリフです。 「気持ち」というたった3文字の言葉に、本質がギュッと詰まっています。 僕は気持ちを表現するのがヘタなので、その分、いっそう身に沁みます。 ・人は、他人との強い絆を実感することで、どんな困難でも乗り越えていくことができるようになるのです。 (p148) 非常事態における対処行動は、ひょっとするとリーダーのトップダウンでやったほうが、速く結果が出て、いいのかもしれません。しかし、1人の力で何かを成しえたとしても、上に書いてあるような「強い絆」の実感は、ありえないでしょう。 人と一緒にやるということは、その分、時間もかかるし、面倒も多い。 それでもなぜ一緒にやるのか? 乗り越えた後の「強い絆」の実感が、何よりの報酬なのかもしれません。 ======================= 本書を読み返してみて、「1人でやるより、みんなとやろう」という気持ちを強く持ちました。結果の見えない暗い夜道のようなプロセスですが、心に明るい灯をともし、がんばっていきたいと思います。・・・しんどいけど! ▼本田健×バシャール『本当にやりたかったことを、今すぐはじめよう!』(2021/8/30の日記) ▼福島正伸『キミが働く理由(わけ)』5~相手を「信じ切る」 (2010/01/31の日記) ▼福島正伸『未来が輝く魔法の言葉100』2~「すべてはたった一人の本気からはじまる」 (2012/02/03の日記)
2021.09.03
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Wordの読み上げ機能「イマーシブリーダー」は、ルビ付き漢字を飛ばしてしまいます。ルビ付き漢字を読み上げさせるにはどうしたらいいか、という相談を受けました。Wordのままだと、確かにルビ付き漢字は飛ばして読み上げますね・・・。それなら、Wordではなく、PDF形式にして、Edgeで読み上げさせてみましょう。やり方は、いったんWordで開いた後、「名前をつけて保存」でPDF形式で保存。おそらくそれをダブルクリックで開くと、Edgeで開くと思います。Edgeの「音声読み上げ」なら、すべての文字を読み上げます。ただし、漢字もルビも読むので、ルビがあると2回読み上げます。どうしてもWordで読み上げさせたいなら、「和太鼓」などのアプリを使う必要があると思います。(※「和太鼓」は現在は有料化して「Word Talker」になっています。有料ですが30日間なら試用できます。これなら、完璧に読み上げます。)(参考サイト)▼Word で音声読み上げ (バリアフリーパソコンサポート「まほろば」様、2017.11.30記事)▼【まとめ】漢字のルビ振りに関する情報 (kintaのブログANNEX様、2021.03.24記事)今回の件は実際の読み上げがどうなのかを聞いてもらわないと分かりにくいので、動画にもしてみました。 ▼Wordの音声入力が進化していた! (2021/05/23の日記) ▼音声読み上げソフトがすごい!(「VOICEROID」(ボイスロイド) (2020/11/21の日記) ▼すごいぞ!「UDブラウザ」(iPhone、iPad用) (2019/08/25の日記)▼国語科教材「ごんぎつね」の朗読をYouTubeで公開 (2019/12/01の日記)▼漢字が読めない子のための教科書(PC、タブレットでの支援) (2017/07/13の日記)
2021.09.02
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コロナ禍で遠出できない日が続いています。でも、遠くに行くばかりが、いつもと違う景色を見る方法ではないのです。早朝に早起きをして散歩に出ると、いつもと違った景色に出会えるのを知っていますか?僕は、8月の後半、習慣的に早朝散歩を続けていました。そのなかで、「美術館に行かなくても、散歩の景色が美術館!」というのを強く感じました。しかも、五感で楽しむことのできる、自然のミュージアムです。特に、朝5時過ぎの景色は、昼間とは違って、とっても幻想的。本当に、美術館のようですよ。いつも見慣れている山も、雨上がりの早朝の山は、雲と一緒に名画の雰囲気です。まさに、深山幽谷。そんなにすごい山奥ではないんですけどね。早朝は、月も見えたりします。朝ぼらけの月も、また、いいものです。ある日には、カタツムリに、自宅のすぐ近くで出会いました。散歩から帰ってきても、ほとんど場所が変わっていませんでした。カタツムリの動きがのろいからなのか、僕の散歩がすぐ終わっているからなのか。カタツムリの次は、テントウムシにも、出会いました。出会いは次々とあるものです。生き物に出会うと、なんだか、楽しくなってきます。歩いていると、次々と、民家の屋根が見えてきます。屋根には、鳥が歌っていました。高いところにいる鳥は、とても手が届かない距離にいますが、僕の視線を感じると、あわてて逃げてしまいます。非常に珍しい、反応が返ってくる美術館です。(笑)もう、蝉の声はずいぶん減って、秋の虫の声があちこちでするようになりました。蝉の生き残りは、どうやら標高が高めのところにいるようです。さてさて、実は、こんなふうに「散歩のときの景色が美術館のようだ」と感じたのには、あるきっかけがあります。ミマスさんの作った合唱曲に、「空の美術館」という曲があるのです。(「教育音楽」中学・高校版2021/9月号に音源と楽譜を収録)その曲を少し前に聴いていたので、そのことを思い出したのです。自然と、この曲が口を突いて出たのでした。そして、散歩しながら、「朝の景色も、そういえば、美術館のようだね」と思ったのでした。ミマスさんの「空の美術館」は、夜の星空を美術館にたとえたものです。(ミマスさんは「地球星歌」「COSMOS」など、星を歌った歌でとても有名な方です。)でも、夜にならなくても、朝でも、昼でも、目に見えるものはすべて、捉えようによっては美術館のように値打ちのあるものばかりです。もし僕の目が見えなくなって、今見えている景色を、もう一度見せてあげると言われたら、入場料として5000円払っても、高くないと思いました。それだけ素晴らしい景色を、見ようと思ったら、いつでも見られるのです。しあわせですね。ところで朝に散歩する習慣というのはとても良い習慣だと思うのですが、なにしろ僕は3日坊主の常習犯です。そのため、習慣化するために、少しアプリの力を借りています。1つは、習慣化アプリ「みんチャレ」です。軽い運動を毎日しよう、というグループに入らせてもらって、朝散歩をしたら、そのときの写真を投稿して報告するようにしています。みんチャレは同じ目的をもつ5人までの人が同一グループに所属しています。他の方から「すごい」「すばらしい」「いいね」などのほんわかするスタンプをもらうと、じーんときます。みなさんの優しさに背中を押されて、「またがんばろう」と思います。もう1つは、万歩計アプリです。とりあえず「東海道五十三次」というのを入れています。非常にシンプルな万歩計アプリで、歩数だけしかカウントしません。東海道五十三次の宿場町の、次の目的地までの歩数が出ていて、累計歩数がそこまで達すると、目的地到着を知らせてきます。(参考リンク)▼ゲーム感覚でウォーキングを楽しめる 歩数計アプリ (Softbankのアプリ紹介、2020年2月26日記事)そんな感じで、朝の散歩を楽しんでいます。==================== チケットは いつもタダ どこのだれでも だいかんげい もちろん君も 招待状を 生まれたときからもらってる(ミマス作詞・作曲「空の美術館」より)====================皆さんも、よかったらいかがですか?(そう言っておきながら、緊急事態宣言下の朝の検温立ち番で早朝から出勤しないといけなくなったので、そろそろ早朝散歩もできなくなりそうです・・・。 早くコロナ禍が終わってほしい・・・。) ▼「みんなでチャレンジ」が習慣化の決め手!~習慣化アプリ「みんチャレ」 (2021/01/24の日記) ▼正しい姿勢でリズミカルに歩く ~『酸素を飲んでイキイキ生活』 (2021/08/02の日記) ▼散歩したくなるゲーム「ドラゴンクエストウォーク」 (2019/11/02の日記)▼坂道を逆向きに歩くといい (2006/06/20の日記)▼コスモス ~群れあった個々が、別の色~ (2016/10/25の日記)▼富澤裕の合唱曲「地球星歌~笑顔のために~」 (2011/09/10の日記)▼合唱新曲「青の記念日」が素晴らしい ~『教育音楽』小学版10月号 (2017/09/28の日記)
2021.09.01
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