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2026.06.22
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カテゴリ: 金融と投資
 先週の6月18日、日経平均は終値でもついに未踏の7万円を突破した( 写真 =終値で7万円突破を表示する証券会社のボード)。




◎全体は下げたのに日経平均「上げ」の怪
 この相場を、歯がみしながら一部アクティブ投資信託のファンドマネージャーたちは見ているという。自分の運営する投信のパフォーマンスがさっぱりだからだ。
 今の相場は、東証プライムのほんの一部の銘柄、すなわち半導体・AI関連株だけが大幅値上がりし、他の銘柄は業績が良いのに置いてけぼりだからだ。
 例えば翌19日についに10万円を突破したキオクシアは、日経平均寄与度が2位で、同じくこの日も単独で1440円も上げた絶好調のアドバンテストに次ぐ。この2銘柄だけで日経平均をプラスにした。この日、日経平均は196.57円高の7万1250.06円で引けたが、プライム市場全体の値動きを示すTOPIXは逆に23.22安の4044.96ポイントだった。
 相場全体は下げたのに、たった2銘柄の上げだけで日経「平均」株価は上昇を粉飾したのだ。

◎好業績なのに買われないソニーが今の相場を象徴
 この日の商況を象徴するように、どんなに今27年3月期が増収・増益が見込まれても市場で買われない。例えばアクティブ投信ファンドマネージャー好みのソニーグループの27年3月期予想は純利益が前期比13%増の1兆1600億円と過去最高益が見込まれるのに、19日終値は3140円と昨年末の株価4024円から22%も安くなっている( チャート図 )。


 つまりソニーグループなど業績好調だが今のテーマから外れるアクティブ投信は、惨憺たる成績になっているのだ。

◎年初来安値も続出
 そうした思いは、多くの個人投資家にも共通するだろう。例えば日経平均が最高値を更新した18日でも年初来安値を更新した銘柄が27、続伸した19日でさらに増えて49銘柄もあった。日経平均株価が年初来で44.5%も上げているのに、だ。
 年初来安値を更新するのは食品、薬品、小売り、陸運など業績の伸びの見込めない銘柄が多い。しかしこうした業種は、株主優待銘柄の多い業種でもあるから、持っている人には地団駄踏む思いの毎日かと思う。
 総合スーパーの雄であるイオンは、株主優待が厚く、保有者は買い物のたびにキックバックが受けられ、主婦層の人気が高い。実際、イオンの個人投資家比率は30%強と高い。
 それは、株価形成の大きな歪みをもたらした。例えばPER(株価収益率)は、年初には200倍(!)近くに達していた。1980年代末のバブル期にもめったに無かったほどの高PERだ。

◎株主優待の雄、イオンの株価は半分以下!
 実態と乖離したそんな極端な株価は、必ず調整される。
 約半年前の25年11月25日には一時2920円(終値は2785.5円)だった株価は先週末の19日には一時年初来安値の1301円と半分以下になった( チャート図 )。同じ下げでもソニーグループと違って、下げ一直線、である。



 株主優待は、個人投資家には嬉しいが、それを目的に株式投資するのは、はっきり言って邪道である。
 株主優待の多い銘柄が今の相場に置いてけぼりになっていても、投資の本筋から見て仕方がないとは思うが、前記のソニーグループまで相場の埒外に置かれていることは、どうもおかしい、と考えざるを得ないのだ。

昨年の今日の日記





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Last updated  2026.06.22 04:46:27


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