I歯科医院の高楊枝通信。

I歯科医院の高楊枝通信。

2012/02/29
XML
カテゴリ: フッ素について
フッ素ほど詐欺のネタとして上手くいっているものはないように思う。

一般に検証が難しいまたは出来ないが、なんとなく有り得ると思わせるもの、だろう。
そして、実際に効能や効果があればなお良い。その理論的根拠も必要ない。

CO2による地球温暖化というものも、大々的に行われた詐欺の匂いがするが、
その因果関係の検証自体が難しいので、詐欺なのかそうではないのか、なかなかしっぽは掴ませない。
IPCCそのものが自作自演のヤラセで科学スキャンダルだということは露見しているが、
それでも、確証はないので、胡散臭いと思われながらも消えてはいない。
ウソは大きい程バレにくいという原則があるからだ。


化石燃料ではなく原子力を使おうという原子力屋の利権拡張の話だけが見え隠れしている。

たぶん、この点が重要なのだ。

フッ素もよく似ていて、なぜ虫歯予防に効くのか、という科学的根拠は明確ではない。
疫学統計上の好ましいデータがあるだけだ。
フッ素がなぜ虫歯予防に効くのか、効かないのか、検証は難しい。
単にフッ素ではなくて塩水でうがいをしても虫歯になり難いのかもしれないが、
そういう実験データは出てこない。
フッ素を使うと虫歯が減るというデータしかない。
フッ素以外のもので虫歯が減るという実験はだれもしていないのだ。
とにかく怪しさ満点だ。

フッ素は他のハロゲン族と違って生体の必須元素ではなく、毒性があることが知られている。

フッ素を使ってもよいのではないだろうか、という論理をよく聞く。
フッ素ではなく毒性がない他のものでも良いかもしれないということは誰も考えない。

フッ素を高校の化学の知識の範囲で考えてみると、
塩素やヨウ素などと同じハロゲン族でマイナスイオンになり、
プラスイオンになりやすい金属と親和性が高い、

食塩(NaCl)を考えていただければ良いと思う。
要するにフッ素と歯の構成物質であるカルシウムとは結びつきやすいが、
水にさえ溶けるので化学的に安定な物質にはなり得ない、
ましてや耐酸性のある物質になるとは考えられない、ということだ。

この性質により、ハロゲン族は金属腐蝕を促進させる。
つまり、マイナスイオンのハロゲン族は金属をプラスイオンとして
金属表面から引きはがすことで金属の腐蝕を進める。
これは塩水がかかると鉄は錆びやすいという経験を誰でもするので解りやすいと思う。

僕は歯がカルシウムという金属元素から成り立っている結晶構造をしているので、
虫歯は金属と同じようにカルシウムが溶出することで起こる金属腐蝕の一種ではないかと思って、
歯牙の電導性とイオン化傾向を測ってみたら 、見事に測れましたので、
虫歯は金属腐蝕の一形態という確証を得ています。

これを「 虫歯の電気化学説 」と名付けた。

しかも、細菌が関与する金属腐食にもすでに「 微生物腐食:MIC 」という名前が付いており、研究されている。
虫歯はMICの一種というのは間違いないと思われる。

また、歯牙は金属と違う性質として、結晶構造を持っているので、
条件さえ整えば、再結晶するということだ。
その条件とはリン酸とカルシウムの飽和溶液中にあり、
そして、その溶液のpHは高い程再結晶しやすいことが知られている。
この点、歯は金属とは違い、溶けてもまた再結晶で再生するというおおきなアドバンテージを持っている。

これらのことを下敷きにフッ素に虫歯予防効果があるとしたらどういうことなのか考えてみると、

フルオロアパタイトという単離できない、いわば架空の化合物を考えなくても、
フッ素の虫歯予防のメカニズムは容易に想像ができる。
それは、

まず、フッ素の細胞毒性により微生物腐蝕が抑えられる。

フッ素は塩素など他のハロゲン族と同じく金属の腐蝕を促進させるが、
このことは歯牙フッ素症という歯がフッ素で溶けるということはよく知られている。
もちろん低濃度のフッ素でも歯牙は溶けるが、
再結晶(再石灰化ということばでよく知られている)により、補完される。
再結晶>フッ素による歯牙の溶解、という不等式が成り立つ以上、
歯がフッ素で溶けることはない。

フッ素により歯牙の表面の結晶構造に欠陥のあるところから溶けて、
再結晶時には結晶構造はより欠陥の少ないきれいなものになるので、
虫歯になり難い歯になる。

フッ素の効能というのは、ただこれだけのことだ。

フッ素はすでに虫歯になっているところを修復する力はない、
一度出来た虫歯にフッ素を塗っても虫歯は治ることはない、進行する一方だという事実はこれを裏付けている。
つまり、フッ素は歯を溶かすだけで、フルオロアパタイトのような耐酸性のある物質を作るわけではないということだ。つまり、再結晶>フッ素による歯牙の溶解、という不等式が成り立たなくなったら、
虫歯の進行を止めることはできないということだ。

これらのことから、わざわざ毒性のあるフッ素で洗口などしなくても、
フッ素と同じような性質を持つハロゲン族系の消毒薬でうがいをすれば
フッ素洗口と同じような効果があることが類推できるがどうだろうか?
例えばイソジンで洗口すれば良い。

じつはフッ素などよりももっと虫歯予防に効果があり、できてしまった虫歯さえ治る方法がある。
虫歯の電気化学説によれば、
それは重曹水(アルカリ)で洗口することだ。

アルカリは酸(水素イオン)を中和する。
歯は直接酸で溶けるわけではないが、酸(水素イオン)は電子を消費する。
電子をうばわれた歯牙は溶解する。
アルカリはそれを防ぐ。
さらにアルカリは歯牙の再結晶(再石灰化)を促進する。

詳しくは「 虫歯の電気化学説 」のカテゴリーをご覧ください。
実際に虫歯が治る画像をアップしています。

http://plaza.rakuten.co.jp/mabo400dc/diary/?ctgy=23

そして、地球温暖化と同じくフッ素には大きな利権が見え隠れしているということだ。
それは、アルミニウムやウランを精錬する際に多量に出来る有害産業廃棄物であるフッ素を
歯磨き剤に混ぜて世界中に販売するという巨大な利権。
有毒な産業廃棄物を処理する手間が省けるどころか、儲かるのです。

しかも世界中の歯科医師がフッ素の効能をただで宣伝してくれる。
そして、全世界に毒物をまき散らすことにだれも反対しない。
こんな美味しい話はないだろう。

フッ素と原子力は裏で繋がっている。

フッ素はブラックなビジネスと考えるとよく理解できると思う。















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012/03/01 11:35:01 PM
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

人権啓発の研修の後… New! Shige&Happyさん

些事 定点観察 New! 柳居子さん

ウクライナを使った… New! Condor3333さん

UZ-6304という真空管 イィヴィ平野さん

スピーカー測定につ… K459SSさん

Freepage List

重曹が虫歯を救う!?


重曹水の作り方


MMS口腔用二酸化塩素水の作り方


唾液中のHCO3(重曹成分)の濃度は?


重曹はみがき


重曹が虫歯に効くワケ2動画(酸の中和)


重曹水の作り方動画(重曹うがい用)


歯周病01。


歯周病解説その1~その4+おまけ。


咬合の常識と非常識


うがい剤 「プロトンフリー」、リリース!


使用している材料器具


α-TCPセメント+3MI○


僕が使っている機械器具・材料00


僕が使っている機械器具・材料01


CRでの隣接面の作り方


3MIXの作り方


3MIX(スリー・ミックス)


歯と金属間の自然電位差


虫歯の常識、非常識1


虫歯とはどういうものか?


歯茎部カリエスの電気化学


抜歯再植症例リスト0.01


ほんとうの虫歯の発生メカニズム


ほんとうの虫歯の発生メカニズム2


隣接面カリエスのでき方


虫歯の発生実験


無限大バッフルの製作0.00


無限大バッフルの製作0.01


無限大バッフルの製作0.02


無限大バッフルの製作0.03


無限大バッフルの製作0.04


無限大バッフルの製作0.05


無限大バッフルの製作0.06


無限大バッフルの製作0.07


無限大バッフルの製作0.08


無限大バッフルの製作0.09


無限大バッフルの製作0.10


無限大バッフルの製作0.11


無限大バッフルの製作0.12


無限大バッフルの製作0.13


無限大バッフルの製作0.14


無限大バッフルの製作0.15


無限大バッフルの製作0.16


無限大バッフルの製作0.17


無限大バッフルの製作0.18


歯の電気伝導経路(遠心歯根面カリエス)1


歯の電気伝導経路(遠心隣接面カリエス)2


歯の電気伝導経路(八島、藤森論文)3


ストリップスを使わない隣接面CR1.0(虫歯の電気化学説)


ストリップスを使わない隣接面CR1.1(虫歯の電気化学説)


1回で終わる根管治療8.0(α-TCP+3MIXによる根管充填法)


抜歯再植症例1.0


高カリエスリスク症例0.2(虫歯の電気化学説)


高カリエスリスク症例0.3(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例0.4(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例0.5(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例0.6(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例0.7(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例0.8(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例0.9(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例1.0(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例1.1(糖質と虫歯の関係)


高カリエスリスク症例1.2(右上6の再建)


高カリエスリスク症例1.3(右下6の修復、歯の発生上の虫歯の問題)


歯の発生のイメージ


高カリエスリスク症例0.0


高カリエスリスク症例0.1


1回で終わる根管治療(歯髄壊死症例)


部分的歯髄失活歯の歯髄保存法


CR歯冠再建法


ストリップスを使わない隣接面CR0.2


Calendar

Comments

mabo400@ Re[1]:玉木雄一郎 相関図(11/08) 楽天ルシファーさんへ そうでした。日米合…
楽天ルシファー @ Re:玉木雄一郎 相関図(11/08) 陰謀論とか、影の政府とかの前に、現在の…
mabo400 @ Re[3]:今日のボロボロシリーズ5.00(10/15) かとうさんへ 20年程前に数年経ったCRを除…
かとう@ Re[2]:今日のボロボロシリーズ5.00(10/15) mabo400さんへ 実際、論文通りに硬化でき…

Category

カテゴリ未分類

(16)

虫歯の電気化学説

(296)

削らない・抜かない歯科治療

(1053)

オーディオ

(931)

もったいない学会

(437)

バイオフィルム

(29)

フッ素について

(17)

メインテナンス歯科

(8)

食べること。

(151)

太陽

(146)

虫歯予防一口メモ

(50)

電気二重層キャパシタ

(3)

エネルギー

(66)

節電

(53)

地球温暖化

(33)

マネー

(169)

ドクターのつれづれ。

(577)

江戸時代

(7)

お知らせ

(148)

院内感染対策。

(18)

食料備蓄

(6)

発明塾

(35)

スタッフからの便り

(12)

都市農業

(137)

歯科検診

(9)

プリウス

(13)

マイクロ水力発電

(4)

秋月

(9)

モデル

(38)

原発

(335)

ソーラーハウス

(906)

アマチュア無線

(10)

幸運を呼ぶシリーズ

(15)

ダイアグノデント

(5)

義歯

(232)

試作スピーカー

(199)

外傷性咬合

(76)

今日の諦めよっかな〜、、wシリーズ

(53)

今日の充填治療シリーズ

(186)

今日の抜歯再植術シリーズ

(189)

今日の2次カリエスシリーズ

(28)

今日の何やっているの?シリーズ

(64)

若い子の歯科治療シリーズ

(31)

今日も野戦病院シリーズ

(52)

今日の歯列矯正シリーズ

(59)

CPUを創ろう

(6)

拾った?ネコ

(3)

ボロボロシリーズ

(25)

近未来の根管治療シリーズ

(94)

before/after シリーズ

(31)

スーパーテクニック・シリーズ

(45)

ストリップスを使わない隣接面CRシリーズ

(67)

コーヌス義歯の製作過程

(40)

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: