不思議 0
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レアアース 鼻先ぶらり 欲しいかよ 謝れよ されば再考 考慮す 舐めに舐められた、某事件。 日本の行く末は? 仮に、もし・・・もし謝ったとしても、今度は「謝り方が悪い」とか難癖つけるんだろうな。まるでヤ●ザと同じ 枕草子 ~第二十三段 【すさまじきもの】 (一) すさまじこもの。昼ほゆる犬。春の網代。三、四月の紅梅の衣。牛死にたる牛飼ひ。児亡くなりたる産屋。人おこさぬ炭櫃、地火炉。博士のうち続き女子生ませたる。方違へに行きたるに、あるじせぬ所。まいて節分などはいとすさまじ。 人の国よりおこせたる文の、物なき。京のをもさこそ思ふらめ、されどそれはゆかしきことどもをも、書き集め、世にあることなどをも聞けば、いとよし。 人のもとにわざと清げに書きてやりつる文の、返り言いまはもて来ぬらむかし、あやしう遅き、と待つほどに、ありつる文、立て文をも結びたるをも、いと汚げにとりなし、ふくだめて、上に引きたりつる墨など消えて、「おはしまさざりけり」もしは、「御物忌みとて取り入れず」と言ひて持て帰りたる、いとわびしく、すさまじ。 ~第二十八段 【憎きもの】 (一) 憎きもの。急ぐことあるをりに来て長言するまらうど。あなづりやすき人ならば、「のちに」とてもやりつべけれど、さすがに心はづかしき人、いと憎くむつかし。すずりに髪の入りてすられたる。また、墨の中に、石のきしきしときしみ鳴りたる。 にはかにわづらふ人のあるに、験者求むるに、例ある所にはなくて、ほかに尋ねありくほど、いと待ち遠に久しきに、からうじて待ちつけて、喜びながら加持せさするに、このごろ物の怪にあづかりて困じにけるにや、ゐるままにすなはちねぶり声なる、いと憎し。 なでふことなき人の、笑がちにて物いたう言ひたる。火をけの火、炭櫃などに、手の裏うち返しうち返し、おしのべなどしてあぶりをる者。いつか若やかなる人など、さはしたりし。老いばみたる者こそ、火をけの端に足をさへもたげて、物言ふままにおしすりなどはすらめ。 さやうの者は、人のもとに来て、ゐむとする所を、まづ扇してこなたかなたあふぎ散らして、ちり掃き捨て、ゐも定まらずひろめきて、狩衣の前まき入れてもゐるべし。かかることは、言ふかひなき者のきはにやと思へど、少しよろしき者の式部の大夫など言ひしがせしなり。 某諸島付近でRIMPACでもやれば?相変わらず大学からアクセスの多い別ブログ 更新しました ●別ブログ 09/28の新着は「秋の味覚」 前回は「異常気象」 別ブログ、コメント欄は開けてますが・・・即時表示されません。尚、こちらではレスしておりませんが、あちらではレスしております。
2010年09月27日
相変わらず九州北部と山口で大雨が続いています。 行方不明になっている方の一部が発見され、いずれも死亡が確認されています。 犠牲になった方のご冥福をお祈りします。いったいいつまでこの大雨は続くのだろう。 地球規模の天候異変に人類はなすすべもない。 今まで地球を痛めつけてきた天罰なのか?さて、いまやどこにでもあるコンビニ ちょっとした買い忘れや、買う量のすくない独身族にとってはありがたい存在。 しかし、コンビニは原則 定価販売で、お値段はチト高い。それに店舗面積が小さいこともあり、品揃えは少ない。 それについては、商品の入れ替えを頻繁に行うことによって、ある程度は補っている。 売れない商品はすぐ棚から消える。これはコンビニ側の利益追求にもよるものだが、売れる商品しか扱わないことにより、利益率をあげることが主眼。そして、みなさん よくお世話になる「コンビニ弁当」(実は弁当類は利益率がいいのだ) 私も何度か買ったことはあるが、確かにお手頃価格だし、どこにでも店舗があるから買いやすい。 しかし、この弁当類の廃棄がすごい量なのだ。以前、次男がコンビニのバイトをやっていたことがある。 毎回、かなりの量(3~5個)の弁当類を持って帰ってきた。 栄養などを考えなければ、一家族の一食分は賄える。 --------------------------------------------------------公正取引委員会が、コンビニエンスストア最大手のセブン-イレブン・ジャパンに対し、販売期限が近づいた食品を値下げする「見切り販売」の制限に排除措置命令を出したことを受けて、読売新聞は主要コンビニ11社に緊急アンケートを実施した。見切り販売については、明確に容認する社はゼロで、値下げ販売に対するコンビニの強いアレルギーが改めて浮き彫りになった一方、売れ残った食品を廃棄する量は、1店舗あたり1日8~12キロに上ることも明らかになった。アンケートは7月中旬までに行い、11社のうち10社が回答。10社で国内に約4万2500店を展開し、コンビニ全体の約95%を占める。加盟店の見切り販売を巡っては、ファミリーマートは見切り販売を「やめるべき」と回答。セブン、サークルKサンクス、ミニストップは「価格は加盟店が決める」と答えた。ローソンは「地域ごとで対応すべき」とし、他の5社は「どちらともいえない」だった。ただ、セブンについては、アンケート回答後、見切り販売容認の方針を決めたことが分かっており、今後、他のコンビニにも容認の動きが広がる可能性もある。弁当などの廃棄では、セブン、エーエム・ピーエム・ジャパン(am/pm)、スリーエフの3社が「やめるべきでない」と回答。廃棄する量は7社が回答し、1店舗あたり8.45~12キロとなり、標準的な弁当で20~30個、おにぎりで70~100個程度が毎日各店舗で捨てられている計算となる。(2009年7月29日 読売新聞) --------------------------------------------------------この廃棄分があまりにももったいなく、また 廃棄分はオーナー負担なので、一部オーナーが安売りをしたが、本部が圧力を加えた。 それに反発したオーナー側が提訴し、本部側が敗訴したのはご存知だろう。6月22日、公正取引委員会はセブン-イレブンの加盟店オーナーが消費期限の近づいた弁当などを値下げして売る「見切り販売」をセブン-イレブン(本部)側が制限したことは、独占禁止法違反(優越的地位の濫用)に当たるとして排除措置命令を下した。これを受けて、やむを得ずセブン-イレブンは容認方向に向いた。 しかし、各FC本部側はまだまだ容認をしたがらないのが実態である。 ということで、本日のお題は 「見切り販売」尚、昨日のお題は 「関西・地名ハンバーガー」ご覧になってない方はこちらもどうぞまず、「見切り販売」について、フランチャイズ本部の言い分はこうだ。 「われわれは一物二価になってはいけない。 あっちの店は安くてこっちの店は高いじゃ、消費者の信頼が得られない」(鈴木敏文・セブン&アイ・ホールディングス会長兼CEO)コンビニは定価販売、これが原点になっているからこういう発言になる。 しかし、世の中 価格競争は熾烈で、どこでも値引き販売はやっているし、定価販売の元祖 百貨店ですら一部商品の値引き販売をしている。あるコンビニの実態ですが、金額に換算すると1日あたり約12000円前後の商品が廃棄になるそうです。 しかし、これでも比較的少い額だそうです。弁当で換算すると、仮に1個あたり単価400円とすれば、毎日30食位になります。 なんともったいない・・・現在、国内のコンビニは約4万2000軒(09年3月統計)あるそうです。 仮に、1店舗あたりの平均廃棄金額を1万円(実際はもっと多そう)として、 10000円 × 42000軒=4.2億円/日 4.2億円 × 365日=1533億円/年となります何ともすさまじい数字です。 これがオーナーの負担(=商品価格にも跳ね返ってきます)なのです。そこで、値下げして、一つでも多く売り切りたいオーナー、定価で販売させたい本部。両者の食い違う主張の原因は、コンビニの会計システムを理解すると納得がいく。 コンビニのビジネスはフランチャイズ(FC)契約のうえに成り立っている。本部はオーナー(加盟店)とFC契約を結び、本部はオーナーに対して店舗運営指導を行なう。 本部はその対価としてロイヤルティを受け取り、オーナーは店舗運営に専念する。ロイヤルティは、売上高から売れた商品の仕入れ原価を引いた粗利益に、一定の率を乗じて算出される。 粗利益をオーナーと本部が分け合う仕組みになっている。ただ、ここで重要なのは「消費期限の過ぎた商品の廃棄コスト(原価)は全額オーナーの負担となる」という点。 オーナーは本部と粗利益を分け合った後、自分の取り分から廃棄コストを出す。つまり 本部側はいくら廃棄が出ても自分の懐は痛まない。 それどころか、数(金額)が多ければロイヤリティーも多い。従ってオーナーは、利益確保のために少しでも廃棄商品を少なくし、廃棄にかかるコストを圧縮したい。 その手段の一つが見切り販売。しかし、本部は冒頭の鈴木会長の言葉にあるように、見切りによる値引き販売が行なわれると、「一物二価となり消費者の信頼が得られなくなる」ことや「見切り販売が広まると、それを待って買い控える消費者を生み出してオーナーの利益にならない」などの理由で、本部が決めた定価(推奨価格)での販売をオーナーに指導する。この両者の立場の違いのなかで、公取委の調査によれば優越的地位の濫用と認められる事例が34件存在した。 本部はオーナーに対し、「次の契約更新はできない」、「明日から商売ができなくなる」といった言葉で圧力をかけ、見切り販売を阻止してきたのだ。しかし、問題の本質は、優越的地位の濫用にとどまらない。 実は、「本部とオーナーでは商売において目指す利益が違う」という理由がある。長くなるので、続きは別ブログで・・・ こちら→「排除措置命令」私のブログ仲間、秘密の洗体レディさんが、この度 本を出すことになりました。 6/12 にamazonから発売されています。「おくりびと」の実態をとくとご覧あれ。 本にはおもしろおかしく書かれてはいますが、実態はかなり悲惨なこともあります。なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ 7/29の新着は 「排除措置命令」 前回は 「激安ラーメン」 こちらも見てね
2009年07月29日
相変わらず1日遅れの日記ですが、今日(4/4)は会社のお花見会でした。 が、残念ながら よって、現地お花見(桜ノ宮公園)は中止して、本社での飲み会に変更。もっとも私は、お花見なら行くつもりでしたが、「だったら行かないよ」と言ってましたので不参加。さて、この前 「値下げ合戦」、「回転寿司 値下げ競争」でも書きましたが、不況の影響で外食産業の低迷ぶりが目立ち、客寄せのために値下げ競争が展開されています。しかし、外食産業のなかでも業績が好調なところもある。 それは、ハンバーガーと餃子。 -----------------------------------------------------------不況の風邪が吹きすさぶ中、有名企業が次々と業績悪化を発表している。しかし、「赤字で当たり前」なこの状況下において、それでも業績をあげている企業があるのだ。 日本マクドナルドである。ファストフードの王道と言っても良いマクドナルドが、ここに来てなおも人気を集める秘密はどこにあるのだろうか。 それは柔軟さにあるだろう。 1つは値段だ。 100円マックでチープにすませるもよし、メガマックはクオーターパウンダーなどやや高めのバーガーを選ぶもよし。 また、ホットコーヒーは値段のわりにファストフードらしからぬ本格的な味で好評だ。さらに、店への行きやすさという点でも柔軟さは見受けられる。 24時間営業で終電を逃した人への駆け込み寺となり、自由に使用できる電源タップのある店舗ではケータイの充電をしている人を良く見かける。 またyahoo!BBアクセスポイントがある店舗もある。もはや空腹を満たすだけではない。 いかようにでも、ユーザーが自分に都合のいい使い方をできるという点において、マクドナルドは頭ひとつ抜きん出てている。不況で人々の心に隙間風が吹くならば、マクドナルドはその大小の隙間を絶妙に埋めてきているのだ。 これに対して他のファストフード店がどのように対抗してくるか、注目だ。(2009年2月20日 ココログニュース) -----------------------------------------------------------身体のためにはあまりおすすめではないファーストフードですが、生きていくためには食べなくてはいけない。 前に詐欺容疑で逮捕された小室哲也もハンバーガーの愛用者だったとか。確かに安くてまあまあの味。 一時的にお腹を満たすにはいいかも・・・そして もうひとつの好調、餃子。ということで、本日のお題 「バーガー・餃子が好調」尚、昨日のお題は 「宝くじ」←ご覧になってない方はこちらもどうぞレストラン「餃子の王将」を展開する王将フードサービスが外食産業で頭ひとつ抜けた存在感を発揮している。先月11日に発表した2009年3月期の連結業績予想では上方修正を行い、売上高は昨年5月時点の予想より17億円多い545億円、純利益は3億円多い32億円を見込んでいる。純利益は従来予想の29億円の時点で、すでに過去最高を見込んでいたが、さらに3億円を上乗せした。 全店黒字を達成。 既存店売上高は2月まで19ヵ月連続で前年を上回っている。 国内景気が落ち込み外食産業全体が不振に陥っている中、王将フードはなぜこれほど強いのか?好業績を支えるのは、やはり餃子 数あるメニューの中でも一番人気を誇る。 全国にチェーン展開しているのにもかかわらず、餃子の具材の豚肉は、国産を利用。中身も皮も自前で作り、半生状態で店舗に配送し、店内でその日のうちに手巻きして調理する。 決して作り置きをしないこだわりの味がリピーターを次々と生み出しているといえる。同社は原材料価格の高騰で昨年5月に餃子1人前(6個)を21円値上げするという苦渋の決断を行ったが、ふたを開けてみればこの値上げも客離れにはつながらなかった。むしろ アメリカリーマン・ブラザーズが経営破たんし、金融危機が勃発した10月ごろから家族連れや学生の来店が増え、既存店ベースの客数は前年同期実績を約4%上回って推移している という。また チェーン展開する外食業界の基本である「どの店でも同じメニューを同じ味で提供」という概念も「餃子の王将」には当てはまらない。500数店舗すべて立地・大きさ・レイアウト・定食メニュー等が一店ずつ異なり、各店舗がそれぞれの個性を発揮させるようなシステムを採用している。に余裕のない学生向けに大学限定メニューや「タダメシ」で書いたように、30分の皿洗いでを無料する店さえ存在する。 一店一店が地域・立地に見合った最適な販売方法を生み出し、地元に愛される好循環を生んでいる。しかし こうして各店舗にある程度自由な裁量を与える一方で、経営陣の数字に対する姿勢は厳しい。 毎朝、前日の売上集計の速報を全店舗社長自らチェックし、前年の同じ日と比べて売上の状態を分析する。売上の減少が目立つ店は、すぐさまエリアマネージャー(数店舗を統括管理する)と店長とで問題解決への話し合いがもたれる。こうした早めの改善策が、不採算店舗の発生を未然に防ぎ、「餃子の王将」 全店黒字を達成させた要因のひとつとなっている。これまでファミリーレストランがリードしてきた外食産業だが、家族客なども より低価格の「餃子の王将」やイタリア料理レストランチェーンの「サイゼリヤ」に、若者はマクドナルドへと流れている。外食産業は狂牛病や鳥インフルエンザ、残留農薬など外的要因が業績に影響を与えることも多いが、順調に新店舗出店計画が進めば、景気低迷が進む09年に王将フードサービス、マクドナルドが業界でひとり勝ちする可能性も出てきた。大学からアクセスの多い別ブログ まったく更新してませんが・・・ ●別ブログ2/25の新着は「謎の企業 B-CAS社」 前回は 「クレーマー保護者」 前々回は「アナログ放送終了」 こちらも見てね
2009年04月04日
昨日、今日と暖かい日が続いています。 まるで 春真っ盛りのような気温。 のつぼみも芽吹いています。 これで開花もグンと早まるかもしれません。 しかし、またもや週末は模様。 春雨は いたくな降りそ桜花 いまだ見なくに散らまく惜しも 万葉集より 作:不詳さて、GWもあと1か月あまりに近ずいてきました。 今年は不況で、おでかけも近場へ、と言う方も多いと思いますが、例の定額給付金狙いの商戦が手ぐすねひいて、待ち構えています。当然、旅行業界もそうで、あちこちで格安パッケージツアーが目立ってきました。 不況になれば、旅行業界はかなり打撃を受けますが、これは業界にとっては願ってもないチャンス!さてさて、定額給付金 みなさんは何に使いますか?昨年 アメリカのサプライムローン問題に端を発した世界同時不況ですが、まだしばらくは続きそうです。 その前、日本は戦後の「いざなぎ景気」を超える、長期間の景気上昇を見ました。 といっても庶民にはその感覚はありませんでしたが・・・その反動があるだけに、今回の不況は景況の差があまりにも大きい と言えるでしょう。 しかし、もう1つ忘れてならないことは、前回の景気回復が輸出主導である点です。日本では現在世界最速のスピードで少子高齢化が進んでおり、すでに人口もピークを超えたと言われています。これでは、GDPの約6割を占める個人消費は伸び難いですし、また 財政状況を考えると財政投資で経済を押し上げることも難しい。 勢い「外部的要因=輸出」に頼らざるを得なかった とも言えます。事実、2002年の年初以降、アメリカの消費ブームと中国の投資ブームに支えられて、日本の輸出は大きく拡大しました。 それが、前回の景気上昇の原動力でした。人口が減少している日本経済が成長を実現して来られたのは、輸出拡大のお陰と言っても過言ではないでしょう。すでに人口が減少局面を向かえ、少子高齢化も凄まじいスピードで進む日本。 さらに、国内の主要な資源を持たず、食料自給率が39%程度のわが国は、今後、どうやって生きて行けばよいのだろうか。その答えとしては、おそらく総合的な技術力や、新製品開発能力を磨くことが最も現実的と考えられます。ということで、本日のお題は 「モノ作り Part2」尚、昨日のお題は 「シェアリング」ご覧になってない方はこちらもどうぞ以前 「質の良さ」で書いたように、元々 日本には“モノ作り”の伝統が存在しました。国内にいると気がつきにくいですが、海外に長期滞在した方たちの話を聞くと、「日本製の多くのものは使い勝手がよく、耐久性にも優れているものが多い」という評判を聞きます。「他国で作ってもこれだけのものはできないだろう と感じることが沢山あります」とも聞きます。それは、日本の優秀な“モノ作り”の技術力が背景になっているからこそ、今でも、多額の貿易黒字を稼ぎ出すことができるのだと思います。また かつてウォークマンの大ヒットで「世界の文化を変えた」と言われたソニー。 そのソニーの苦戦が続いているのは、ご存知の通り。その現状は、まさに惨々たるもの。 昨年3月期の連結業績予想は大幅に下方修正され、一昨年10月時点で見込んでいた営業利益2000億円の黒字から、2600億円の赤字に陥る見通し。世界的な景気後退によって、薄型テレビやデジタルカメラを中心に、主力製品の需要が急速に落ち込んだことに加えて、円高進行による多額の為替差損が発生した影響があります。 まさにダブルパンチならぬトリプルパンチ。だが、憂慮すべきは、今回のソニーの苦戦は「単に業績が悪化した」という現象だけに留まりそうもないことです。 それはまさに、「モノ作り大国=日本」を代表する大手メーカーの“中長期的な存在感の後退”という問題が、表面化しているとも考えられます。「理系社長と文系社長」で書いたように、日本の高度成長を支えた“工場型物作り”では、人やカネのマネジメント力に長けた文系経営者がベストでした。高い技術力を持つ日本の技術者たちを使って、どうやって効率よく均質な製品を作るか。そして、完成した製品をどのようにして売るか。 それを考えるのが当時の経営者の仕事でしたから、自分自身が技術者である必要はなかったのです。今までのやり方では「どうやって造るか」が大事だったけれど、これからの経営者はマーケットのニーズを押さえたうえで「何を創るか」を考えなければならない。 ということが重要になってきます。 口先だけではモノは作れません。 元々ソニーは、わが国で最初にテープレコーダーを開発するような、高い技術力を基盤とする企業でした。 その経緯を振り返ると、同社の技術力は疑う余地もなく群を抜いていたことがわかります。ソニーは、50年代初頭に東京通信工業として設立。 上記の通り、その核となっていたのは外国企業にマネのできない「モノ作り」の技術です。テープレコーダーを製品化したことを皮切りに、トランジスターの研究を始め、トランジスターラジオの生産・販売に着手した頃から、同社は上昇傾向を辿り始めたのです。アメリカ市場を中心に、ソニーの商標でトランジスターラジオの販売が順調に伸び、続く「トリニトロン方式」のカラーテレビの開発で、確実に世界ブランドへの階段を上がり始めました。特に70年代後半に開発されたウォークマンは、それまでの“室内で聞くオーディオ”の常識を破り、歩きながら室外で音楽を聴くという新たな文化を作り上げたと言われます。それによって、“技術のソニー”という評価を確固たるものにする一方、押しも押されもせぬ“世界ブランド”としての地位を築いたと言えます。 当時の海外ユーザーには、「ソニーは日本企業ではないと思った」という人も多くいたほどでした。問題は、今後、そうした技術力や新しいモノを作り出す発想を、日本企業がさらに磨くことができるか否かです。 簡単な製品であれば、賃金水準の低い新興国で作ることは可能です。ということは、中国やインドで作ることができない新しい製品を作り出すことが必要になります。最近、「日本企業がiPodを考えられなかったのは残念」という指摘をよくにします。 確かに、iPodの部品の多くは日本製と言われており、その他細部にも日本の技術が生かされているという。にもかかわらず、iPodを世に送り出したのは、アメリカのコンピュータメーカーであるアップル。アップルには、世界の人が求める斬新な新製品を考え出す構想力がありました。 そのため、日本メーカーが後塵を拝する結果になってしまった といえます。日本企業が、今後アップルが考え出したような新しい製品を開発したり、それを作り出す技術力を持てば、他国で作ることのできない高付加価値製品を世に送り出すことが可能になると思います。突き詰めると、日本がこれからも世界経済の中で相応の存在感を維持するためには、どうしても「“モノ作り”の技術力と、新しいモノを作り出す開発力が必須になる」ということでしょう。尚、前回の「モノ作り」(←クリック)はこちら。 来ました、定額給付金申請書 さて、何に使いましょかね? 大学からアクセスの多い別ブログ まったく更新してませんが・・・ ●別ブログ2/25の新着は「謎の企業 B-CAS社」 前回は 「クレーマー保護者」 前々回は「アナログ放送終了」 こちらも見てね
2009年03月18日
さて、100年に1度の不況などといわれている現在、ワークシェアリングがしきりに言われていますが、シェアリングというのは以前からありました。 一向に振るわないカーシェアリングもそうですね。そして、この頃 にわかに脚光をあびているのが、ルームシェア。 これなどは海外では多く見られますが、日本で見られるようになったのは、つい最近のことです。 シェアリングとは、「共有、わかちあい」という意味で、最近では日常用語としても「このをシェアーしようよ」といった使われ方がされるので、何度かはにしているかと思います。尚、ワークシェアリングについてはこちら↓ 「ワークシェアリング」、「ワークシェアリング その2」これを突っ込んで語りだすと、また「格差」とか、「社会主義・資本主義」、はたまた「個人主義」いう問題になりますが、これは難しい問題ですし、また 今 置かれている立場によっても変わります。それに、価値観を何に置くか によっても変わります。 一般的によくいわれるのは、経済(つまり所得)ですが、経済ばかりではなく、精神など、心の問題も重要です。 少なくとも「格差」を語るには、上から目線で語ると、とんでもないことになります。例えば、子供と理解しあえるには、しゃがんで子供目線で話をしてあげないと、子供はうちとけてくれません。 同様に、なんとか学を持ち出して、上から目線で語るのは厳禁です。経済比率から言えば、中間以下の下位層のほうが多くなってきている時代ですし、なによりも庶民の気持ちを理解するには、どこかの政治家さまのような上から目線では理解できませんし、理解もされません。そういうのは、どこぞの経済学者や偉そうぶりたいメディアのコメンテーターに任せておけば良いのです。 また、価値観の違いで、まったく意味のないものになります。それに論文を書くわけではありませんから、ここではあまり突っ込みすぎても「専門用語の羅列」になり、これまた意味をなしません。(そういうのが好きな人もいますが・・・)ま、何にしろ、これはまたの機会に・・・さて、話を元にもどしまして、この不況で節約という言葉も俄然 復活しました。 バブル時代の使い捨てとは正反対の現象です。 その節約術に、自分が不要になったものを貸し出す、また 借りる、貸し借りや物々交換サイトの利用があります。これも一種のシェアリングですね。ということで、本日のお題は 「シェアリング」尚、昨日のお題は 「しもやけ」←ご覧になってない方はこちらもどうぞこの不況下、少しでも節約したい というわけで、自分にとって不要なものを他の人に渡して有効に使ってもらおうという交換サービスが評判になっています。ネット上にはこうしたサイトが、この頃 いくつも登場しています。例えば、エグニモ(東京渋谷)が運営する携帯電話向けサイト「シェアモ」(2008年1月からサービス開始)会員は、自分が使わなくなったものを「出品」し、商品を使いたいユーザーは「借りる(シェア)」ことができるという単純な仕組み。 その際、利用者は送料を負担するだけで借り受けることができる。そして、商品を出品したり、シェアしたりするときに発生するポイントを一定数ためれば、欲しいものを「引き取る」ことも可能。もっとも、人気の商品には希望が殺到するため、逃してしまったことが多いともいう。ある主婦の場合は、息子にキックボードが欲しいと迫られたが、すぐに飽きるだろうと推測。 そこで、「シェアモ」を利用して手に入れ、飽きたら再出品したという。 また、利用者同士が物々交換できるサイトもあります。CASUAL STYLING(埼玉県富士見市)が運営するのは、ファッションに特化した物々交換サイト「fazoo」(2008年3月 サービス開始)会員数は非公表だが、女性利用者がやや多く、6割をしめているという。 メディアに取り上げられたことも一因だが、08年11月、12月の利用者は前月比3倍と会員数が伸びているのだそう。「女性の場合、気軽におしゃれチェンジしたいという気持ちもあるのでしょう。 買うまでもないけれど、自分の手持ちと交換して、別の服を楽しみたいという人が多いようです」という。一方、子供服に特化した物々交換コミュニティ「こそだてママ・マーケット」(2005年 サービス開始)登録者は3万9000人。 月間の利用者は200~300人で、サイトでは、使わなくなった子供服などを出品した際に発生するポイントを貯めることで、新たな商品を注文できる仕掛け。子供の場合は成長が早く、洋服のサイズアウトも早いので重宝する人は多い。個人同士でやりとりした場合、基準がバラバラでトラブルになるケースもあるが、決済も含めて団体が管理することで、クオリティを一定に保ち、気持ちよく利用できるようにしているのが特徴。いずれにしろ、この不況下の節約法の一つとして、物々交換サイトがこれから脚光をあびるのは間違いない。一例として、「物々交換サイト WaWaWa」、「物々交換サイト モノチェン」、本に特化した「あるかも~ね.BOOK」、本・ゲーム・DVDを扱う「ビブリー」などがあります。昔は「貸本屋」というのがあって、低料金で本の貸し出しをした商売がありました。 いつの間にか廃れてしまい、今はほとんど残ってませんが、あれも一種のシェアリングですね。大学からアクセスの多い別ブログ まったく更新してませんが・・・ ●別ブログ2/25の新着は「謎の企業 B-CAS社」 前回は 「クレーマー保護者」 前々回は「アナログ放送終了」 こちらも見てね
2009年03月17日
ここのところ お天気が安定しませんね。 の日が多く、地域によってはもみられ、交通の乱れになっています。 世間も政治も不安定なのに、天候まで不安定だとよりどころがありません。もっとも 最近の世相は頼れるものもなく、自分が頼り といった世知辛い世相ですが・・・ だから 「自分だけが、自分の家族だけが良ければ良い」というような人間が増えてくるんでしょうね。ところで、アメリカの作家、ウィリアム・アイリッシュ(コーネル・ウールリッチ)の短編小説に『睡眠口座』という作品があります。当時のアメリカでは15年以上使用されていない銀行口座を「睡眠口座」とし、新聞に「告知する習慣があったらしく、主人公が新聞を見て、その人物になりすまそうとするストーリーです。これは全くのフィクションですが、実は日本にも「休眠口座」というのがあることを最近初めて知りました。 りそな銀行の「休眠口座」という制度。また 各金融機関にも「睡眠預金」がかなりあり、預貯金などは「時効は10年」で、時効を過ぎたものは、管理する金融機関の収入になります。ということで、本日のお題は 「睡眠預金」尚、昨日のお題は 「ハイボール」←ご覧になってない方はこちらもどうぞさて、「休眠口座」ですが、りそなグループは、一昨年4月に口座の名寄せ作業コスト等軽減のためと、睡眠預金が不正利用されないことを目的として、新規預け入れの普通預金口座の利用が2年間ない場合、口座の管理手数料として年1,200円を徴収することにしました。ちなみに、他行でも、長期にわたって利用のない口座が「休眠」状態になり、利用停止などになる場合はもちろんあり、口座を復活させたり、通帳の再発行を必要とする場合があります。だが、りそな銀行の「休眠口座」の場合、「2年間取引がない口座」が該当してしまい、「管理手数料」がかかってきます。ってことは、もしかして、知らない間に自分の口座も「休眠口座」になっちゃってたりして?「『休眠口座』は、2年間お取引がなかった口座が該当するものですが、平成16年4月1日以降に新規開設された口座が対象となっております。 そのため、それ以前に開設された口座は、対象外なんです」と、りそなコミュニケーションダイヤル担当者。さらに、該当する条件には、「残高1万円未満」、「同一支店で他に定期預金や投資信託などがないこと」、「借り入れがないこと」などが加わるという。つまり、平成16年3月31日までに開設された口座や、残高が1万円以上ある場合には、「休眠口座」にはならないということである。とはいえ、やっぱり知らない間に「休眠口座」になってしまうこともあるのでは?「休眠口座になる3カ月前には、連絡がいくことになっておりますので、『知らないうちに』ということはありません」 同 担当者。さらに、連絡があった後も一定期間取引がない場合には、「口座管理費」として年間1200円の手数料がかかり、その手数料も口座の残高不足で引き落とせなくなった場合には、口座が自動的に解約されるという流れになっているそうだ。ところで、このような制度は、大手銀行では他にあまり聞かないが、なぜ導入されたのか。「実際に利用していない口座が多いことがまずあります。 そういった口座を改めてご利用いただきたいという促進が1つ。 また、近年は口座の不正利用の防止という意味もあります」とのこと。確かに、近年は金融業で「口座の名義貸し」などが行われたり、犯罪に利用されることもある。 そういった意味では、現代ならではのものとも言えるけど、なんか納得がいかないような・・・また 前述のように「睡眠預金」というのもあり、長期間預け入れも引き出しもされない預貯金のことで、休眠口座、権利消滅預金などとも呼ばれています。では 実際にはどれくらいあるものなのでしょう?残念ながら睡眠預金の統計数値は発表されていません。 また各銀行に問い合わせをしてみても「公表しない、できない」という。銀行が睡眠預金について多くを公表しない理由はいくつか考えられると思います。 あくまで推測でしかありませんが、公開することで「振り込め詐欺」のような不正利用が増えるかもしれないという懸念が大きな理由でしょう。が、最大の理由は睡眠預金が銀行の収入源の一つと批判されることが考えられます。 睡眠預金は通常10年間利用がないと時効扱いとなり、銀行の収入として計上されています。もちろんその後でも、預金者が気づいて相当の手続きをすれば支払いはしてくれると言います。しかし 睡眠預金口座のほとんどは残高が1,000円もなく、預金者にとっては手続きが面倒であり、銀行としても収入源というよりは銀行の説明するように、データ維持等のコストのほうが大きいのかもしれません。現在、金融機関の口座数は郵便貯金を含め16億4千万件あるそうです。そして 上記のように、りそなグループは、一昨年 「休眠口座」制度を導入しました。 そして、今まで10年だった時効までの期間を5年にしました。このことは、昨年9月の中間決算に大きく表れ、時効までの期間を5年にしたことで、過去5年分の睡眠預金247億円をその他計上収益として計上したのです。日本郵便貯金会社の郵便貯金も、睡眠貯金を抱えています。 こちらは、未使用期間が10年を経過すると顧客本人に通知され、さらに10年後に再通知をし、それでも口座に動きがない場合、その2ヵ月後に貯金の権利は消滅し郵便貯金会社の収入になるそうです。「使ってない口座」は眠ったままでなく、多少動かすか、きちんと解約したほうがいいみたいです。なぜか大学からアクセスの多い別ブログ ●別ブログ2/25の新着は「謎の企業 B-CAS社」 前回は 「クレーマー保護者」 前々回は「アナログ放送終了」 こちらも見てね
2009年03月03日
有馬記念 荒れましたねぇ。 1着は1番人気のダイワスカーレットでしたが、2着は最低14番人気のアドマイヤモナーク、3着には10番人気のエアシェイディが入る波乱。おかげで3連単 13-14-6 は、98万55800円で、このレース史上最高の払い戻し金となりました。 あ 競馬は今はやってません。 30年以上前に卒業しました。 念のため。さて、ちまたでは今 歳末商戦真っ盛り。 スーパーなどは買い物客で賑わっています。 まあ 昔と違って、今は早いところは2日に開店しますし、遅くとも4~5日には店が開きます。それにコンビニなどは年中無休。 慌てて買い込むことも無いのですけどね。 それでも ついセールやらの掛け声に釣られて買ってしまう。一昨日、昨日も言いましたが、今はがあれば、ほぼ何でも買えます。 そのために、つい欲求を満たしたいために買ってしまう。 今 お金がなくても・・・注) 日記が1日遅れになってます。そう ローンとかクレジットです。 おかげで借金地獄になる可能性もあります。(アメリカなどはこれが多いらしい) 昔はこんなに物が豊富じゃありませんでした。それに 輸送の問題もあって都会から離れたところでは、生鮮品とか新しい物などは買えませんでした。 それを思えば今は何でも買えます。 買え過ぎるくらいに・・・ いいのか悪いのか。また 今は自由市場で、誰でもがその気になれば商売を出来ます。 もっとも営業戦略や資金など、いろいろの難問はありますが、資金が無ければネットで、ということも可能です。ただ ネットの場合はどうしても信用力が無い。 タマに変な業者がいるからですが・・・ しかし、やはり実店舗を持っている場合との格差はやむを得ないでしょうね。そのためにもネット店舗は工夫が必要です。 ま このへんの詳しいことはまた後日。(友人・知人がけっこうネットショップをやってますので・・・)前置きがずいぶん長くなりましたが、本日のお題 「自由市場」尚、昨日のお題は 「期限切れ おでんネギ鍋」ご覧になってない方はこちらもどうぞ40代以上の方なら、「商工業の規制を撤廃した楽市楽座は、織田信長が岐阜で始めた」と日本史で学んだのではないでしょうか。信長が、岐阜入城の年1567年(永禄10年)10月に出した加納楽市場の「定(さだめ)」は、主に以下の三項目からなっています。1) 楽市場住人は関銭(せきぜに・関所の通行税)など免除の自由通行権を 持つ2) 市場内では市場外での債権、債務関係が消滅し、課税・労役を免除する3) 市場内へ「使」(警察権力)の介入は認めないわかりやすく言えば、 勝手に関所を作って通行料を取るなど許さない 経済的独占権を持つ組合を全て解散させる 信長に上納金を納めれば、織田家の領地で誰でも商売をしていいその他に、売り手が望まないのに無理に買い取る押買(おしがい)、乱暴、けんか、口論の禁止や、市場内の平和維持を目的とした「宿とり非分」を規制する(無理やり宿泊させるよう迫ることを禁止する)内容もみられます。これらの項目は加納楽市場が今まで楽(自由)の市場として保持してきた社会的特権を、新しい領主として信長が保障し、承認したものです。 俗世間から切り離された「無縁の原理」の世界で、駆け込み寺と同じ縁切りの性格を持っています。言葉で言えば簡単そうに見えますが、これは現代からしてみても相当思い切った政策だったと思います。 なんたって平成の今の時代にも上に挙げた3点が不自由なんですから。(日本中にいっぱいある某団体さんと、それらと癒着しまくりな政治家や官僚どものお陰で)楽市があったのは、岐阜市の繁華街・柳ヶ瀬のすぐ東、御園町あたりとされています。 しかし、他の戦国大名も楽市令を出していた上、元々 寺社の門前など、武士の力の及ばない所で自由な市場が誕生していたことがわかってきました。1980年に刊行された「岐阜市史」も「信長入城以前から楽市場としてすでに存在していた」とし、信長の楽市令は戦火で荒廃した市場の「復興策」と指摘しています。元々 楽市楽座は16世紀の中ごろから17世紀はじめにかけて、戦国大名が戦乱で荒廃した市場の復興、また 新設市場・新城下町の繁栄を目的に出したものです。ところが、ここへきて再び信長の経済政策が評価されています。 「斎藤時代からあった市場は、寺社や川港近くなど、自然ににぎわいの生まれる場所。しかし、信長が選んだのはにぎわう要素の少ない荒れ野。 「そこに人が引っ越してきて住みつきやすいよう、好条件を出した」と 岐阜市歴史博物館学芸員の土山公仁さんは言う。いわば 郊外にニュータウンを造ろうとしたのです。 小牧の城下町と発想は似ています。 斎藤道三以来の城下町には手をかけない代わりでもある。「他の戦国大名は決まった日に市が立つ定期市の自由を追認したケースが大半。 定住を図ったところが信長の画期的政策」と 千田嘉博・奈良大准教授も言う。それを推し進めたのが安土城(滋賀県安土町)の城下町でした。 市場の法律から都市法へと昇華させ、城下町そのものを楽市楽座としました。ちなみに日本中にある 「●日市」 という地名は、市が開かれる日にちなんでつけられた地名である事が多く、四日市なら「毎月四の付く日に市が開かれていた土地」です。そして この時代、城造りでも集大成となりました。 小牧山で手がけた「石の城」は規模が拡大し、標高199メートルの山頂に高さ46メートル、地上6階、地下1階の高層建築「天主」を出現させました。寺院の屋根に使われてきた瓦を武家が本格的に使うのは初めてだし、五重塔と異なり、人が居住する空間としての高層の塔も初めてだった。 さらに 朱塗りで八角形の5階には仏の事績と地獄、金色の6階には儒教や道教の教えを説く障壁画を描かせています。「天主は政治・宗教・経済の体制を明示し、国づくりのシンボルだった」と 名工大名誉教授 内藤昌教授は言う。しかし、安土城は完成から3年、本能寺の変から12日後に炎上焼失した。 桶狭間の戦いで、天下取りレースに信長が鮮烈に登場してからわずか22年。 その後、豊臣秀吉、徳川家康に引き継がれていく。が、やはり織田信長の楽市楽座の制定は先見の目があった と言わねばならないでしょう。 ここに「自由市場」の本質が見えるからです。物の豊富な現代。 しかし、物の無い ひと昔前のほうが人の心は豊かだったように思う。 現代人は物と心を引き換えにしてしまったのだろうか?私の参加しているSNS 「虹天」からの転載ですNHKの年末スペシャル(12/29)「SAVE THE FUTURE」で桜井さんたちのapバンクの取り組みが紹介されます!第一部 絵本作家からの贈り物 19:30~第二部 ようこそ低炭素社会へ 21:00~第三部 想いをつなぐ融資~apバンクが支える環境市民活動~ 23:25~京都議定書の採択から10年。 日本国内ではNPOなど草の根の環境運動が広がりを見せている。そうした市民レベルの活動を資金融資という形で支援しているのが、音楽プロデューサーの小林武史さんとMr.Childrennの櫻井和寿さん、そして坂本龍一さんが2003年に立ち上げた「ap bank」です。ということで、本日の懐メロ「ゲレンデがとけるほど恋したい/広瀬香美」、「プレゼント/ジッタリンジン」、「JR東海シンデレラエクスプレス 1987」なぜか大学からアクセスの多い別ブログ●別ブログ12/10の新着は「激動の医薬品卸業界」 前回は「CAもプロレタリアか?」 こちらも見てね
2008年12月28日
急激な冷え込みで、人間さまは寒くて困りますが、遅かった紅葉も、やっと本格的になってきました。 京都・三千院門跡や大阪・箕面公園が見ごろになっているそうです。ただ 京都はどこも満員状態 とのこと。 まあ 世界に名だたる観光地ですからねぇ~、この時期 混むのは仕方ないのかも。で、行けない方のためにこちらを→「女ひとり/デュークエイセス」ところで、ガソリン価格がどんどん安くなってます。 今日はレギュラー125円/1Lの表示でした。 120円割れするのか? しかし 今年はガソリン価格に振り回された年です。春には揮発油税の暫定措置切れによって、一気に価格が下がったものの、その後の原油価格高騰により、200円超えするか と思われたものの、なんとか200円以下に納まりました。(一部 離島は200円超えしましたが・・・)振り回されたのは消費者はもちろんのこと、スタンドも同じ。 元々 安売り競争が横行し、年々利幅が少なくなっているそうです。 従って、店を閉めたところも多くあります。確かに、最近は閉店しているところも多く見かけます。 結果、山間部などでは町内にスタンドがないところもでてきたそうです。 ----------------------------------------------------------ガソリンスタンドの業界団体、全国石油商業組合連合会(全石連)は18日、人口減に伴う経営難などで全国的にガソリンスタンドが減少した結果、長野、青森、奈良など32都道府県の153町村が、今後、スタンドがなくなる恐れがあり、対策が必要な“スタンド過疎地”になっているとの調査結果を発表した。全石連は自動車が生活に欠かせない山間地などで支障が出る可能性があると警告している。 全石連によると、長野県内でスタンドが3カ所以下になっているのは23町村。 うち、下伊那郡内の村が9つを占める。(2008年11月18日 信毎日新聞) ----------------------------------------------------------昨日も書きましたが、田舎などはが生活必需品。 当然 ガソリンもです。 しかし 上記のようになれば、隣町まで行かないと補給できません。 これこそガソリンのムダ使いが増えてしまいます。落ち着きつつある原油価格ですが、無限のものではありません。 CO2削減の意もあり、やはり安易なの使用は控えたいもの。ということで、本日のお題は 「尺取虫」尚、昨日のお題は 「ゴキちゃんの冬生活」ご覧になってない方はこちらもどうぞ昨日に続いて、また 虫かよ~ とお思いの方、いやいやちょっと違うんです。 ま 詳しくはこの後で・・・さて、昨年春に「阪急百貨店」を書きましたが、その続きを書くつもりがいつの間にか忘れ去られた状態に・・・その証拠にこれ ↓ 工事中の阪急百貨店 (08/4/6) 毎日 この前を通って通勤していますが、今は外殻工事はほぼ終わり、全容が見えています。 以前は8階建てでしたが、今度は地下2階、地上41階建てになり、その地下2階から13階までを阪急百貨店が入ることになり、営業面積は以前の1.5倍にもなります。さて、本題の尺取虫ですが、実は 上の画像にあるクレーンのことなのです。 クレーンが尺取虫? まあ 続きをご覧あれこういう高層ビルを建てるのには、当然クレーンで鉄骨を吊り上げます。 しかし このクレーン、はじめは高い位置にはありますが、建てているうちにビルの高さが高くなると、どうするのでしょうか?ビルの高さが高くなると、いつの間にかクレーンがそれより高い位置にあります。 クレーンが勝手に登るわけでもないのに・・・ また 完全に出来た後はどうするのでしょうか? 高層ビルのクレーンで、建物中央とか側面に付いている小さめのものは、25t~50t位のクレーンを使って地面での作業で組立てを行います。 建物が1階とか2階位の時に組み立てることが多い。その後、建物の出来上がりに合わせてクレーン自体が自走で上に上がっていきます。 自分で上部階の部品を吊り上げ、組立てを行い、レールが出来たら自ら登って上がります。 後はこれの繰り返しで30階、40階でも登っていきます。撤去時はクレーン自身が小さいクレーンを吊り上げ、解体場所(屋上)に上げて、組立てを行い解体します。 組み上げたクレーンで最初のクレーンの部品を降ろし、今度は自分自身を降ろすクレーンを又上げます。基本的にはこれの繰り返しで、最後は人力で運べるサイズ、重さ、エレベーターに入る大きさ迄小さくしてから降ろします。 屋上にスペースがあれば最初に数機を一気に上げてしまう場合もあります。そして、大きなタワークレーンは大きな力がかかるため、足元はボルトで建物にがっちり固定されています。クレーンを上に上げるには、クレーン本体のバランスを保った状態で上層に固定し、ボルトをはずした足元をクレーンマスト(支柱)と共に上層へ油圧ジャッキで引き上げ、再び固定する という作業を繰り返しながら高い階層へ登っていきます。尺取虫のイメージに近いですね。 やっと本題の尺取虫が出てきました。高層で作業を終えたタワークレーンを降ろすのも一苦労。 これも前述の小さいクレーンと同じく、その場にタワークレーンを解体するための中型クレーンを組み立て、その中型クレーンを解体するための小型クレーンを組み立て と、少しずつクレーンを小さくし、最後は人力で解体するのです。中はそこで生活できるくらいに色々な設備があるそうです。 トイレはもちろん、電子レンジやテレビもあるそう。 1度入ると何時間も出てこないようです。高層ビル建設のためのタワークレーン、一番の働き者ですが、組立、撤去は大変なようです。 シリーズ化してしまった懐メロ冒頭に京都が出てきましたので、次は大阪、「大阪の女/石川さゆり」「そして神戸/前川清」、最後に「三都物語」なぜか大学からアクセスの多い別ブログ●別ブログ11/11の新着は「CAもプロレタリアか?」 前回は「医療費、介護費用」 こちらも見てね
2008年11月20日
さて、最近の日本の経済情勢は下降線をたどっていることが政府発表でもあきらかになっています。 以前にも書きましたが、これは昨年暮れあたりからわかってました。私たちの業界は企業の設備投資と深く関わっています。 つまり 一般社会より早くわかる立場にあります。この前から書いているように、こういう世相のなか、仕事のあることは幸せなことです。 しかし、仕事のあることが当然 と思っている方も世の中にはいらっしゃるようです。失業したらよほどの特技を持ってない限り、今の世の中 なかなか職にはありつけません。 特に高齢の方は・・・ ハローワークにもそういう方がいっぱいおられます。自信過剰で今までの条件を要求されて、ミス【まっち】も多いそうです。 私の高校の同級生がハローワークに勤めていますが、「20年以上 大企業や条件のよいところに勤めていた人は、まず 無いそうです」それに、転職経験の無い、また 非常に少ない人もダメだそうです。 口先ばかりで使いものにならない・・・ 条件のよかった職場が当たり前 と思ってる。そういう方はホントに幸せですね。 官庁 およびそれに類するところ(特定されますので、書けませんが・・・)は再就職も決まっているし・・・ が、底辺にいる人たちは、今 この影響をモロに受けています。 ------------------------------------------------------------伊那市内のブラジル料理店で近況を報告しあう日系ブラジル人たち。 景気減速が雇用に影を落とす。 世界的な景気減速で、県内の工場で働く日系ブラジル人の雇用が相次ぎ打ち切られている。ほとんどが派遣契約で突然の失業に戸惑い、職探しに奔走する人がいる一方、あきらめて帰国する人も多い。 日系人相手の飲食店や商店の経営も苦境に陥り、1990年代初めから県内の労働現場を下支えしてきた日系人をめぐる状況は「今が一番厳しい」との声も上がっている。「仕事がなくなった」 伊那市内のテレビ部品製造工場に1年半ほど派遣されていた日系ブラジル人男性は9月末、派遣会社からそう告げられ、10月から失業した。派遣会社が用意したアパートで日系人女性と同居。 収入の一部を母国の家族に送金してきたが、12月までに派遣先が見つからなければアパートを出なければならない。 見通しはなく「どうしたらいいか、分からない」。安曇野市の日系人男性も、派遣されている大町市内の工場での勤務が今週末で終わる。 人員削減で約200人いた日系人ら派遣社員は60人ほどに。 来年3月まで働く条件だったが、10月に入って打ち切りを告げられた。履歴書を携えて諏訪、上伊那地域で求職活動を始め、「早く探したい。 どれでも、どこでもいい」と焦りを隠さない。県内では8月の有効求人倍率が3年ぶりに1倍を切り、金融危機を受けて雇用環境はさらに悪化。 派遣受け入れを打ち切った伊那市のテレビ部品製造工場側は「今後増産の予定もないため、派遣契約を終了した」と説明する。同工場で働いていた日本人派遣社員らによると、派遣社員は約500人で、7割ほどが日系人。 同市の派遣会社役員男性は「これまでよかった南信の経済情勢も悪化しており、今は派遣したくても仕事がない」と話す。こうした状況を受け、同市でブラジル料理店を営む日系人女性は「客の減少は特に今年に入ってから目立つ」と嘆く。 ブラジル食材を販売するスーパーの日系人男性も「客は7割がブラジル人。 今月に入って売り上げは2割落ちた」と心配する。塩尻市のブラジル食品販売店では、店の窓に、帰国を前にした日系人が張る「車売ります」というビラが急増。 日系人の男性店長によると、店の売り上げが昨年より3割落ちる一方、店内に入居するテナントが扱うブラジル行きの航空券の売れ行きは好調という。店の常連客で、市内の工場で契約社員として働く日系人男性は日本滞在歴約16年。 帰国する仲間も多いといい、「今が一番厳しい」とこぼした。(2008年10月24日 信濃毎日新聞) ------------------------------------------------------------日本経済を過酷な労働条件にもかかわらず、縁の下で支えてきた出稼ぎ労働者に不景気の波は容赦なく押し寄せてきています。 派遣という、多忙なときだけの労働力。正社員を守るためにはしかたないとはいえ、派遣労働者にとっては当分はつらい年になるでしょうね。それに比べ、防衛省の守屋前次官収賄事件や、財務省の居酒屋タクシー問題のように、官僚が業者から利益供与を当然のように受けている実態も目立ちます。彼らは、民間では考えられないような手当で会社員を凌ぐ収入を得ているにもかかわらず、違法な小遣い稼ぎに勤しんでいる。 いつまで"税金ドロボー"たちの「役得」を許すのか?ということで、本日のお題は 「天下り」尚、昨日のお題は 「退職金」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ天下りとは、もとは神道の用語で、神が天界から地上に下ることをいい(天孫降臨など)、「天降る」といった。転じて、現在では退職した高級官僚が、関連する民間企業や独立行政法人・国立大学法人・特殊法人・公社・公団・団体などの高い職に就く(迎えられる)事を指して批判的に用いられる。民間企業の上位幹部が子会社の要職に就く際にも使われる場合がある。とある。尚、天孫降臨については過去ログ「続・神話のロマンとミステリーシリーズ」を参照ください。日本の大手航空会社JALは今でこそ民営ですが、昔は官営でした。 当時 航空運賃は法律で決まっており、概略は航空法で「原価+適正利潤」となっておりました。 官僚様からお墨付きを頂いて航空会社やってりゃ、どんなあふぉ~でもちゃんと利益が上がるように法律が保証していたわけです。そして 民営になっても(実際は株は政府がほとんど持っている)、社長は運輸省OB様ですし、その後も次々と元運輸事務次官様などがおいでになりました。結果、つい最近までの内紛、業績の凋落ぶりはご存知のことと思います。 別にJALだけではなく、官庁自体が徹底的に天下りの世話をします。「どうして民間なんかに行 くんだ。 ここにいれば65歳までは天下り先を保証できるのに・・・」と、まず 公務員が加入する共済年金の掛け金比率は、サラリーマンの厚生年金より0.8%高いが、受け取る年金額は約20%多い。 さらに、共済年金には厚生年金加入者の企業年金に相当する「職域加算」制度があります。これは「1階部分」の基礎年金、「2階部分」の報酬比例年金に上乗せされる「3階部分」の給付で、官民共通である1、2階の合計額の8%程度が支給される。 月にして2万円程度(モデル世帯)になります。財務省は職域加算の根拠について、「スト権など労働三権が制約されていることへの見返り」と説明し、「民間には企業年金がある」と反論するが、そもそも企業年金の対象者は厚生年金加入者の3割にも満たないもの。尚、職域加算は廃止され、新たな"上乗せ"年金制度が創設される予定だとか。もはや言い尽くされてきたが「天下り」は官僚にとってもっともおいしい"役得"と言っていい。国家公務員の再就職先である特殊法人、独立行政法人に対し、国が事業の発注や補助金交付などで計12兆6047億円を支出しました(06年度)。 再就職先となった法人は計4696あり、1法人当たり平均26億円。天下り人数はおよそ3万人超なので、1人当たり約4億円の支出になる勘定です。 天下り先のキャリア官僚の年収は、課長級で約1200万円。 審議官・局次長は1500万円、局長が1800万円、次官は2000万円を超える。退職した役人の第2の人生も、国民の血税で賄われているということです。 もっとも これは官庁に限らず、一部の大手企業、その他 特殊な法人(あまり収支の関係ないところ)などでもおこなわれています。「民間に天下っても最近は食っていけない。 業者も徐々に天下り顧問の使い道がなくなっていることに気づいてか、昔に比べると冷遇されていると感じる。かつては局長クラスの顧問料は100万円程度もらえたが、今は30万~50万円。 ノンキャリアなら10万円ほどになった。 年金生活になるまでは、数社の顧問をやらないとやっていけない」などとおっしゃる、あふぉ~な官僚もいる。能力もないのに役所の権威でタカっている立場で、よくこんな図々しいことが言えたものだ。一方、不景気とは縁がないのが、消防庁と警察庁だという。「同期だった警察OBは顧問料として1社100万円ももらっています。 現役幹部の異動、署長の新任などでは数千万円のご祝儀が集まることもある。 不景気だからこそ、"用心棒"は必要ということかもしれませんが、他省庁とは別格ですね」(警察庁OB)一般的な国民の感覚とはおよそかけ離れた言葉を口にする官僚たち。 国民生活の実態を知らない者がこの国の行政を司っていては、庶民の暮らしが改善されるはずもない。苦労知らずのお坊ちゃま、お譲様議育ち議員の多い今の国会。(ま これは議員さんに限らず、一般社会でも言えますが・・・) ホテルのバーの利用は当然のこと、と言っている方もおられる。こういう人に庶民の痛みがわかるはずもなく、官僚に限らず、庶民感覚とずれた価値観を持っている人間が口先だけの「思いやり」などは言ってほしくない。男は黙って・・・なら、黙ってろよ! なぜか大学からアクセスの多い別ブログ やっと更新しました。●別ブログ10/26の新着は「医療費、介護費用」 前回は「北野・異人館街」 こちらも見てね
2008年10月25日
台風、どうも歩みがのろいようで、なかなか進んでいません。 しかし、のろい分 勢力は確実に大きくなっているわけで、日本に進路を向ければ大きな被害の出る可能性があります。 充分ご注意。さて、この前 「暑いのは苦手」で、内閣府が発表した景気ウオッチャー調査の結果「景気の現状は厳しい」と発表しました。 また 国内企業の倒産状況も悪くなっています。 おりしも、米大手証券のリーマンブラザース経営破綻は、世界をゆるがしています。 昔は「アメリカがくしゃみをすれば、日本は風邪をひく」と言われていましたが、今はそれよりはマシですが、この構造は今なお、そんなに変っていません。国内政治も何の改善もなく、総理大臣がサジを投げ出す事態になっています。 今のままでは、悪化の一途をたどるのみ、となるかもしれません。 総理大臣の椅子争いをするよりも、今の日本経済の立て直しを真贋に考えてほしいものです。 ま 今の政治屋ではムリかも・・・ -------------------------------------------------------------民間調査会社の東京商工リサーチが8日発表した8月の全国企業倒産状況によると、件数は1254件で前年同月比4.2%増えた。増加は3カ月連続で8月としては5年ぶりの高水準。 市況の悪化や原材料価格の高騰で不動産や建設業で倒産が相次いだほか、運輸業で息切れする企業が目立った。 負債総額は前年同月に大型倒産があった反動で微減となった。集計は負債額1000万円以上の企業倒産が対象。 業種別にみると全10業種のうち5業種で倒産件数が増えた。 とくに運輸業は64.1%増の64件で5年2カ月ぶりに60件を上回った。燃料価格の上昇分を輸送価格に転嫁できていない企業が多く、「基礎体力による我慢が限界にきている」(商工リサーチ)という。地価の下落や金融機関の融資姿勢の厳格化などで不動産(23.5%増)や建設(13.8%増)の倒産件数の増加にも歯止めがかかっていない。上場企業もアーバンコーポレイションと創建ホームズの2件が倒産。 上場企業の倒産は8月までに12件で、すでに昨年(6件)を上回っている。(2008年09月09日 日本経済新聞) -------------------------------------------------------------ホントに日本の将来はどうなるんでしょうね。 私達の業界でも不景気感は充分感じます。 実はさきほども同業者から、「仕事があればまわしてほしい」の依頼がありました。で、私のお仕事ですが、エライことになりました。今朝 出勤してメールを見ると、先月に客先承認を提出していた物件の最終訂正が回ってきていて、「承認訂正後、すぐに製作図を着手してください」と・・・「シングル」、「アン・アン」で書いたように、私は今 3件の案件を掛け持ちしています。 せっかく土曜日に出勤して、外注さんと打ち合わせし、1件の大部分をはかせたというのに、また 1物件増えました。これで4物件掛け持ち。 ここに、以前から聞いているが、遅れ遅れになっている物件もいずれは出てきます。 合計5件。 もーこれ以上はムリポ! シャッチョー SOS業務多忙のため、お返事、ご訪問コメが遅れております。 ご容赦ということで、いきなり本日のお題 「中流意識」尚、昨日のお題は 「1リッタークラス」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ厚生労働省の2007年 国民生活基礎調査の概況によると、生活が「苦しい」と答えた世帯の割合は57.2%に達していることがあきらかになった。 これは6年連続で過去最高を記録しており、10年連続で過半数を超えていることになる。かつては「一億総中流」なんていわれた時代もありましたが、最近聞こえてくるのは、“下流”とか“下層”とか、“下”ばかり。 反対に“勝ち組”なんて“上”の種族もいるらしい。 では、そんな現代の「中流意識」とはどのようなものなのだろうか?注) 一億総中流: 1960年頃から見られる日本の国民意識を指す。 1964年から1997年頃までにかけては特に強くみられた。昭和37(1962)年、国民生活センターが20代の人びとに10年後の自分を聞いたところ、“中流”と予想する人が83%いた。 昭和47年になって、自らを“中流”とする人は30代に89%いた。つまり 当時は予想通りに中流階級が増えてきた訳だが、ところが この中流階級が実際に増えてきた現在、かつての中流意識というものが大きな変化をみせている。 かつての中流階層の特徴は消費性向の高いことだった。 当時、経済的な自由度は低かったものの、一般国民の生活はそこそこ豊かで平等であったといえる。 中流とまでは行かないまでも、生活が苦しいと感じたり、将来に不安を覚えたりする人は、周りを見ても非常に少なかったと思う。 「もはや中流という言葉自体がほとんど死語です。 高度経済成長期は、三種の神器とか、マイホームとか全員が一律これを達成したら中流という同じ価値観を共有できていたんです。 しかし価値観が多様化した現代では、金銭的な満足度と精神的な充足度が必ずしも一致しなくなってしまいました。例えば、仕事を辞めて田舎でスローライフとか、仕事はそこそこにして趣味三昧、とか いろいろな生き方が受け入れられるようになりました。 ただし 所得における中間層がなくなったわけではありませんから、単純な意識調査をすれば今でも半数以上が収入を基準に“中”と答えますよ」と、ある経済学識者は言う。所得だけでみるなら、現在も“中”の人たちが多数を占めるが、“中流意識”となると別ということらしい。 ちなみにR25世代(25~34歳)にとっての“中流”とはどのようなものなのだろう?「40年前のR25世代は、結婚して、子供がいて、家があって、それがあたり前でした。 それに経済も右肩上がり、社会も終身雇用で、ある程度出世も約束されていました。 それがかつての中流の条件です。今ではリストラや倒産も日常的で、将来に対する漠然とした不安がまん延しています。 なかなか自らのことを気軽に“中流”と見なしづらくなっていると思いますね」(同 経済学識者)どうやら自由になり、多様性が認められるようになった価値観のため、同じ物差しで他人と自分を比べることを難しくさせ、加えて時代の閉塞感や不安感が、“中流”という意識を持つことを難しくさせている というのが答えらしい。お金と心と時代背景が複雑に絡み合った現在の“中流意識”は、なかなか一筋縄ではいかないようです。また 近年の格差は拡大傾向にあり、民間企業で働く労働者の平均年収は1997年をピークに右肩下がりに推移しています。 2006年の平均年収は435万円と9年連続で減少しました。そして、子供を持つ親は教育費、習い事費用の負担を、重く感じているといわれる。 子供が、自発的に望んだ習い事も、経費の点で同意できない事が多々あるという。しかし、あれもこれも駄目では子供の自主性を損なうから、なにか1つはかなえようとする。 それが結構、生活に響くようです。 これが この前「シングル」で書いたように、生涯未婚派、子供を作らない派、が多くなるゆえんかもしれません。終身雇用で労働者を保護していた一億総中流の時代と比べ、労働環境が大幅に悪化しているといえます。 財界などに労働者を保護する意識が薄れている現在では、長期間フルタイムで労働してもワーキングプアからいつまでも脱却できないことも多い。20代、30代の若年労働者はこういった劣悪な労働環境や格差社会に嫌気がさし、フリーターやニートになってしまうことも少なくない。 これが「プレカリアート」でも書いたように、若年層の貧困者増大にもなっています。尚、関連事項として、「人材派遣」、「人材派遣 その2」、「人材派遣 その3」も ご参照ください。 シリーズ化してしまった懐メロ 政治は勝手にしてもらっては困りますが、「勝手にしやがれ/沢田研二」、「あなた/小坂 明子」、「帰って来たヨッパライ/フォーククルセイダーズ」なぜか大学からアクセスの多い別ブログ●別ブログ9/10の新着は「北野・異人館街」 前回は「A. KY」 こちらも見てね
2008年09月16日
オリンピック女子マラソン 土佐選手は無念のリタイア! 野口選手の欠場で期待が大きかっただけに、本人も無念だったでしょうね。 女子レスリングでは「気合だー!」で浜口選手が銅メダル獲得。いろいろのドラマが展開されています。 各選手には悔いのないよう、がんばってもらいたいもの。 また 競技者(選手だけではない。 まだ良くわかってない人がいるが、詳しくは過去ログ「競技者」参照)もがんばってもらいたいものです。さて、以前に「買い負け」でも書きましたが、日本の食料調達がどんどん困難になってきています。 最近の原油高騰もその要因のひとつ。天井知らずの原油高に追いつめられ、日本全国の漁師たちが先日 一斉休漁しました。 「出漁しても燃料代で消えてしまう。 魚の値段はセリで決まるから、燃料代があがったから といって、セリの値段に上乗せできない。」という理由です。このまま原油高騰が止まらなければ、国内の漁業は文字通り壊滅の危機に陥ります。 また 輸入も外国勢に「買い負け」する現象が多くみられる。 日本の食卓から将来、魚が消える日が来るのでは・・・ということで、本日のお題は 「魚が消える」昨日のお題は連チャンあり、1つ目「海水浴」、2つ目「人材派遣 その3」 ご覧になってない方はこちらもどうぞお盆も過ぎ、これから旬になるサンマも確実にその影響を受けている。 サンマ、アジなどの大衆魚が高級魚になるかもしれない。 -----------------------------------------------------------------生活を圧迫する原油高は、三陸の秋の味覚を全国に届ける本県名物のサンマの宅配便にも影響を及ぼしている。 本県二大産地で全国有数の水揚げを誇る大船渡、宮古両市の宅配便は、昨年よりそれぞれ200円と300円の値上げに踏み切った。資材価格や輸送費などの高騰が背景にあり、関係者は「ぎりぎりの価格だ」と消費者に理解を求めている。販売数量県内一の「大船渡港さんま直送便」を実施する市秋刀魚(さんま)まつり実行委員会(会長・佐々木英一大船渡水産物商業協同組合理事長)は、全7コースのうち5コースで200円値上げした。 9年ぶりの値上げで、人気のサンマ(大10匹)やワカメなどのセットコースは今年から3200円となった。スダチ入りで有名な「宮古さんまふるさと便」を行う宮古水産物商業協同組合(坂下尚組合長)は、1996年のスタート以来初の値上げ。 低価格が売りだったが、全2コースで300円値上げし、「サンマ大・20匹」は今年から2800円になる。値上げは原油高で発泡スチロールなどの資材価格が高騰したことに加え、全国一律の「送料込み」の価格のために、輸送費の上昇が重くのしかかっていることが背景にある。昨年の大船渡と宮古の水揚げ量は、それぞれ全国7、8位。 サンマ漁は今月から北海道沖で本格化しており、本県に水揚げされるのは盆明けになる見込みだ。 しかし、燃油高騰の影響で、北海道の漁港より遠い両港への水揚げが減る可能性もある。大船渡の佐々木理事長は「本当ならもっと値上げしたいのだが。 消費者への影響を考えるとぎりぎりだ」と苦渋の表情。 宮古の坂下組合長は「今年は魚価そのものが上がる可能性もある。 水揚げもどうなるか心配だ」と今後の動向を注視する。(2008年08月14日 岩手日報) -----------------------------------------------------------------原油高で経営が苦しいのは、製造業や運送業など各業種も同じ。 ただ、漁業の場合は、コストに占める燃料費の割合が特に高いだけに、影響は甚大である。大きいのはやはり燃料費。 その他にも、石油を原料とする資材、漁網や保冷用の発泡スチロールの値上がりも負担になっている。「漁業はコストに占める燃料の比率が高い。 トラックなど運送業は約10%ですが、漁業は30%を大きく超えており、燃油高は経営を直撃してしまうのです」と 漁業特有の悩みを語る。漁業の中でも、特に被害甚大なのがイカ釣り漁。 理由は、イカを集めるために使う漁り火、つまり集魚灯の燃料代がかさむためで、「全国いか釣漁業協議会」(本部・東京)によれば、燃油高騰により、各漁船で集魚灯の光量を一昔前の半分近くに落として操業しているものの、それでも採算は全く合わないという。「集魚灯を発光ダイオードにすれば燃料代は今のさらに半分ぐらいになると思われますが、設備投資に1000万円ほどかかる。 イカ釣り漁業者には厳しい額」だという。 イカ釣り漁船は、今回の一斉休漁に先立つ先月18日にも全国で一斉に漁をやめており、窮状は特に深刻。関係者によると、イカ釣り漁船操業のための燃料代はA重油1リットルあたり60円が採算ラインとされるが、現在の価格は120円に届く勢いにあり、まさに「漁に出れば出るほど赤字」の危機的状況だそう。 スルメイカ漁はこれから秋にかけて盛漁期を迎えるものの、漁に出られない漁船が日本中にあふれているとみられる。「もう一斉休漁はない。すでに廃業した漁師も相当数あるとみられ、これ以上燃料油が上がれば、みんな自然にやめていく」と 危惧する。 イカ釣り漁は末期的段階にある。主に漁船の燃料となるA重油価格は7月に1キロ・リットルあたり11万5400円にまで上がったと見られ、1月の価格に比べて1・4倍にもなっている。 5年前に比べれば、実に3倍に跳ね上がっている計算になる。漁に出れば出るほど赤字になる異常。 これに危機感を募らせている全国漁業協同組合連合会は、漁業の将来を占う、驚がくの試算をはじき出している。A重油の価格に影響を及ぼすドバイ産原油(7月中旬時点で1バレル約130ドル後半)の価格が150ドルにまで達した場合、A重油1キロ・リットルの価格は13万円を超える。ここまで燃油高騰が進むと、06年時点で全国に21万2000人いた漁業就業者が最大8万5000人減、実に4割も減るのだという。 さらに、漁業生産量は05年に566万トンだったのが、半減するというのだ。「そもそも、漁船はA重油1キロ・リットルあたり5万~6万円が採算ラインなのに、13万円台になると、漁に出る度に赤字になり、私財を売らないと生活できない漁師が相次ぐことになりかねない」(全漁連関係者)と 危機感を募らせている。事実、原油高騰の勢いは今も衰えを見せず、1バレル=150ドルの「危険水域」到達は現実味を帯び始めてもいる。さらに金融界の一部は、原油の国際的な指標であるテキサス産軽質油(WTI)が1バレル=200ドルに達するとの試算まで出している。 こうなると、漁船の燃料となるドバイ産原油も同190ドルを突破することが予想され、A重油は単純計算で漁業の採算ラインの3倍、16万円を超える事態まで想定される。「そんな燃料価格では誰も漁に出なくなる。 日本の漁獲量はゼロですよ。 自給率も限りなく0%に近づくでしょうね。 魚食文化の崩壊ですよ」と 全漁連関係者は言う。水産庁によると、国内の食用魚介類の供給量は06年で736万トンで、うち自給率は約6割。 これをベースとして原油高騰が進み、全漁連が言うように仮に自給率が0%まで落ち込むと、単純計算で食用魚介類の供給は約300万トンに激減することになる。庶民の魚だったサンマやアジが、スーパーなどで2~3倍、あるいはそれ以上の値段に高騰することもあり得る。国内の水産物が壊滅状態になったとき、輸入に頼ればいいという考え方もあるかもしれない。しかし、輸入でまかなえるほど、今の日本は裕福ではない。「10~15年前なら輸入でまかなうことも可能でしたが、今の日本は『買い負け』の状態にあります。輸入に頼るという考えは、甘すぎる」と 北海道漁連常務は語る。日本で消費量の多いマグロ、サケ、タラなどの魚で、現実に買い負けが起こっている。 背景には、世界的な水産物資源の減少もあるが、魚を健康食として高値でも買う欧米諸国や購買力を付けた中国、さらにロシアの富裕層が魚の値段を押し上げている。漁師全滅で国産水産物がなくなり、輸入物も手に入らない。 世界有数の魚消費国ニッポンの食卓から、魚は消えてしまうのか。「極端な話をすると、イワシ、サンマも、ごく一部の人しか食べることができない鯨のような超高級食材になるかもしれない」ともいわれる。しかし、消費者も代わりに肉などを購入することで魚の需要が減少し、いずれは魚の価格も安定していくこともある。 つまり、「魚がない」という事態に生産者、消費者がそれぞれ対応し、急激な値上がりは招かない ともいえる。ただ、楽観はできない。 肉や卵といったほかのタンパク源も飼料となる穀物価格の上昇で、ただでさえ値上がり傾向にある。 魚の需要が減れば、代わりに需要が増える肉など代替タンパク源の価格上昇にさらに拍車をかけてしまう。 値上がりの連鎖を、さらに悪化させかねないとの側面もある。魚の自給率0%か、はたまた肉などほかのタンパク源値上がりか。 日本の食卓が究極の選択を迫られる日は、近いかもしれない。 昨日の雷で家の中へ避難中のごんた なぜか大学からアクセスの多い別ブログ●別ブログ8/17の新着は「壱億円札」 前回は「値引き値札」 こちらも見てね
2008年08月17日
お盆中日 明日は精霊送り。 各地で送り火や精霊流しの行事が行なわれることと思います。で、再び「精霊流し」←クリックオリンピックたけなわですが、日本のメダルも、はじめはかなり落としましたが、中盤 挽回してそこそこ取っているようです。 まあ あまり期待をかけられすぎると、プレッシャーで、思う存分力を発揮できないこともあります。共産圏の選手などは成績如何で、帰国後の今後の生活にも影響するので必死ですね。 ま それ以外でも、スポンサーの意向とかでいろいろあります。 なかなか純粋にアマチュアスポーツとして臨むのは難しいこの頃。しかし 平和のスポーツ祭典、オリンピックの精神を忘れず、各選手たちにはがんばってもらいたいものです。さて、日本経済もかげりが見え始め、政府、日銀もこれからの舵取りを模索しています。 日銀発表でも減速を追認しました。 -----------------------------------------------------------------日銀は18、19日に開く金融政策決定会合で、景気の情勢判断を下方修正する方向で検討に入った。 4―6月期の実質GDPが前期比マイナスになったことなどを踏まえ、「さらに減速」との判断を変更し、景気の停滞色をにじませる。政策金利は緩和的な水準にあり、現行の0.5%で据え置く見通しだ。 政府は8月の月例経済報告で景気後退を事実上認めており、日銀もほぼ同じ認識を示す。(2008年07月14日 日本経済新聞) -----------------------------------------------------------------私たちにすれば「何をいまさら」という感じも否めないですが、後退局面をうまく処理していかないと、とんでもないことになります。 政府の対応はいかに・・・ ま あまり期待すると腹が立ちますけどね。職業上 私たちの仕事は企業の設備投資関係を扱います。 よって、景気後退などは世間さまより だいたい半年くらい前にわかります。 もっとも 政府だって調べれば、同じようにわかるはずですが・・・ところで、日銀の扱うのはお金ですが、少し前 大阪の遺跡で、保存状態のよい古銭が発見されたそうです。 -----------------------------------------------------------------大阪市天王寺区の細工谷遺跡で5月、市文化財協会が、奈良時代の和同開珎(直径約2センチ)1枚をぴかぴかの銅色のままで発掘した。 素材本来の色がわかる極めて珍しい例。出土した場所の上流に貨幣の鋳造工房があったとみられ、下流へ流される途中で表面が磨かれ、地下水を豊富に含んだ地層に埋もれたために酸化を免れたらしい。同市中央区の大阪歴史博物館で今月27日~10月27日、発見時の写真と現物を展示する。 小倉徹也学芸員は「すぐに変色すると直感して写真撮影したが、見つけて15分でくすんでしまった。 約1300年前のみずみずしい色に驚いた」。(2008年08月09日 読売新聞) -----------------------------------------------------------------この和同開珎などを手軽に見られるお菓子がある。 和同開珎や寛永通宝など、日本の古銭や小判を型どった、非常に渋いビスケット菓子、「エースコイン」ということで、本日のお題は 「古銭」尚、昨日のお題は 「きれい好き Part1」←ご覧になってない方はこちらもどうぞそれと、け・せら、せらー!さん よりブラジル人日系出稼ぎ労働者の実態をご報告いただきましたので、リンクしておきます。こちら→「日系出稼ぎ労働者の実態」また ブラジルの義務教育、以前はプリスクール(文字の読み書きを学ぶ)を終え、7歳から小学校に入学し8年生(中3同等)まででしたが、2年位前に改定があったようで、今ではプリスクールを小1と見なし、6歳の1年生から9年生までが義務教育です。 そのなかの小4までが、基本教育となり、小5から中等教育となるようです。 とのこと。ついでに、日本での外国人就労者の子女については義務教育は適用されず、各自治体が強制できません。 保護者の任意です。 ただ 就学するについては、適法就労ビザを持っている子女については授業料などは無料です。さて、補足が長くなりましたが、本題です。 このお菓子、実は、今から40年ちょっと前に販売されていたものの復刻版。「わが国最古の貨幣」といわれる、7世紀後半の富本から、1938年発行の十銭アルミニウム青銅貨まで、20種類の古銭型ビスケットがラインナップされている。20種類もあると不勉強ゆえか知らない古銭だらけで、食べながらチェックしていっても、「洪武通宝」や「元豊通宝」、「削頭千」など、存在そのものや、どのぐらいメジャーなものなのか、分からないものだらけである。発売元の「日清シスコ株式会社」によると、2002年にリニューアルされたのち、今年の2月に再発売されたそうで、一番のウリは、「20種類のコインをかたどった、おもしろさ感です」とのこと。 味や古銭のラインナップには変更はないそうである。元々の発売のきっかけについては、「昭和39年ごろ、空前のコインブームが到来しまして、小学生から大人まで、幅広い年齢層がコレクターになった時代がありました。 そこで、ブームにあやかり、コインにヒントを得まして、古銭を型どったビスケットが誕生したというわけなんです」とのこと。そういえば私もコインを集めたことがあった。 当時は記念切手も人気で、今でもコイン、記念切手の一部は残っている。 もっとも高価なものはひとつもないが・・・「エースコイン」の20種類のラインナップの基準については、「『歴史的特徴が古文書等で確認できる』、『文字、柄がはっきりしたものが現存している』、『ビスケットの型として復元性がある』という3つが、選定基準になっています」ということなのだそうである。ほどよい甘さがどこか懐かしく、ホッとする感じの味でサクサク食べながらパッケージの解説を見てチェック、「おっ、これなんだ、『新二十円金貨』、1897年発行。 へぇ~」とかいうのが、楽しいお菓子である。ところで、20種類のコインビスケット、1袋でちゃんとコンプリートされているのだろうか? なんとなく気になったので、その全貌を確認してみた。1袋に入っていたビスケットは、全部で74枚。 ちゃんと20種類すべてが確認できた。(商品によって、内容のばらつきはあります) その内訳で、最も多かったのが、760年発行の万年通宝で、実に9枚が入っていた。 なんか、この「万年」のヤツが、あまりにもしょっちゅう登場してくるので、「万年、発行しすぎだよ」と、インフレ化した通貨だったかのような気持ちにもなってくる。次に多かったのが、「富本」と、現在の500円硬貨にちょっと似た感じの「桐一銭青銅貨(1916年)」の6枚。逆に最も少なく、レアビスケ化していたのが1408年発行「永楽通宝」で、1枚しか入っていなかった。 こうなると逆に、この「永楽」自体がなんとなく貴重な古銭のような気がしてきたりして・・・いろんな通貨の名前を知ることができ、ちょっと賢くなった気分になれるお菓子です。 和同開珎は708年、富本銭は683年頃で貨幣としては富本銭のほうが最古であるが、通貨としては和同開珎であり、富本銭は通貨として流通したかどうかの検証はされていない。 シリーズ化してしまった懐メロ「いちご白書をもう一度」、「それが大事/大事MANブラザーズバンド」、「あの時君 は若かった/ザ・スパイダース」なぜか大学からアクセスの多い別ブログ●別ブログ8/6の新着は「値引き値札」 前回は「1人前」 こちらも見てね
2008年08月15日
今日は忙しかった。 やっと資料が客先から来たものの、なにも決めてない。 休み前にもらった最終ユーザーの設計仕様書から進展していない。 電話であれこれやり取りして、結局はこちらですべて計算書を作ることに・・・機器選定をしようと思って、社内のカタログを探して調べると・・・ ふるっ! 10年以上前のカタログ。 こんなもの、役にたたん 今は型番が変わって新しくなってるはず。とりあえず、すぐ使う物だけはネット検索。 メーカーが駅前第2ビルに営業所を構えているので、カタログを貰いに行くことを電話予約。それだけで半日以上かかってしまった。 午後からカタログを貰いに行き、機器選定。 そして計算書を仕上げて客先にFAXで送り、承認依頼する。 結局 図面作成は全然できず。ちかれた~で、昨日の「派遣問題」続き。 -----------------------------------------------------------------県内で働く外国人の4割が派遣社員で、年金には3割超が加入していない-。そんな状況が17日、県人権・男女共同参画課が公表した外国籍県民実態調査で分かった。国籍別では県内で最も多いブラジル人ほどこうした傾向が強く、出稼ぎ労働者の現実の一端をうかがわせた。調査は、県が外国籍県民の課題を検討する目的で本年度設けた多文化共生研究会の資料にするため実施。 5-6月、市町村の外国人窓口などで調査票を配り、20歳以上の外国人1041人から回答を得た。(2008年7月18日 信濃毎日新聞) -----------------------------------------------------------------本文は昨日の「人材派遣 その2」参照ください。 暑い! 2階などムぅ~としていて、数分たりとも居られない。 で、かき氷。 連日の熱帯夜、昨日も睡眠不足で頭痛いので、寝ますぅ~なぜか大学からアクセスの多い別ブログ●別ブログ7/21の新着は「派遣会社の収支」 前回は「高齢男性の病気 前立腺肥大」 こちらも見てね尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。
2008年07月22日
やっぱり暑い! 3連休、あれもしよう、これもしよう、と思ってたけど、ほとんど出来ず。 熱帯夜で何度か目が覚め、夜の寝つきが悪い。それで、ぐったりしてお昼寝(2~3時間)の毎日。 今日も羽曳野の友人宅に行くつもりだったけど、頭痛がしていて、またお昼寝してしまった。さて、最近 話題になっている派遣問題。 労組などが支援するNPO法人が発足した。 -----------------------------------------------------------------●労組などがNPO法人 13日設立大阪や京都の労働組合の関係者らが13日、労働者に仕事をあっせんするNPO法人「関西仕事づくりセンター」(大阪市北区)を設立する。賛同する企業や自治体などとセンターが委託契約を結び、請け負った仕事を会員の労働者に再委託して割り振る仕組み。 センターは、委託料の5%程度を事務手数料として差し引くほかは、会員に還元する。人材派遣会社による不透明なマージン(手数料)が問題となる中、センター事務局は「働く者の立場に立った仕事を生み出したい」としている。個人で加入できる労組の関係者や、労働問題に関心がある弁護士が呼びかけ人となり、昨年10月ごろから設立準備を進めてきた。会員になるには年6000円の会費が必要。 年金や雇用保険などはないため、万一けがをした場合に備え、民間の損害保険にセンターとして加入するか、会員に加入してもらうことを検討している。事務局は「管理職ユニオン・関西」(大阪市北区)に置き、将来は支部を同ユニオンの京滋支部(京都市)と、「北大阪合同労働組合」(豊中市)に設けることを検討する。すでに30~50歳代の約20人が会員となり、引っ越し作業やチラシの戸別配布など短期的な仕事を試行的に行っている。設立総会は13日午後2時から、大阪市中央区のエル大阪で。 活動を支える賛助会員も募集しており、問い合わせは事務局(06-4792-7376)厚生労働省のまとめでは、2006年度の人材派遣会社の売上高は、前年度比34.3%増の約5兆4200億円に上る。 派遣労働者が実際に受け取る賃金は、派遣料金から平均3~4割差し引かれているという。(2008年7月11日 読売新聞) -----------------------------------------------------------------確かにこれはいいですね。 でも これやられると派遣会社はたまらん。 利益を追求する企業では、ある一定の利潤(悪い言葉では"ピンはね"ともいう)がないとやっていけません。ところが、これはボランティアみたいなもの。 5%程度ではおそらく事務人件費も出ません。別ブログで示していますが、一般的に25~30%程度でないと利潤は出ません。 利潤なしの奉仕的精神でも、10~15%程度はないとペイしないはずです。ということで、本日のネタは 「人材派遣 その2」尚、昨日のネタは 「サインを見抜く」←ご覧になってない方はこちらもどうぞさて、派遣業でよく問題になるのは外国人を扱っているところです。 私の取引先でも、過去に「不法入国者を使っていた」として、摘発され、大々的にメディアで取り上げられました。実際に使っていたのはある派遣会社で、その企業は詳細は知らなかったのですが、社会通念上 「知らない」では済まされません。1993年、日本政府は発展途上国の「人材育成」と「技術移転」を目的に「外国人研修・技能実習制度」を実施しました。1年目は研修生、2年目以降は実習生という資格で働くことができ、滞在期間は3年。 いい制度です。 その通り運営すれば・・・ これを中小企業、派遣業者が目をつけないはずがない。だが、その実態は「研修」などとは程遠く、日本入国直後から低賃金の肉体労働に従事することになることも多い。 むろん 正規の扱いで、研修・技能実習させているところもある。しかし 今 日本の産業の底辺を支えているのは、実は、こうした研修制度名目で来日する中国やインドネシア、フィリピンなどの青年たちなのだ。バブル期、日本は都市部を中心に不法就労者で溢れ返った。 人手不足に陥った中小企業が、観光ビザなどで来日した外国人を雇い入れた。 当然 悪徳派遣業者も介在する。海外現地で送り出す業者。 それを受け入れる業者。 現地業者は渡航費などは立て替え(むろん本人の借金となる)、送り出す。 まるで ひと昔前の人買いである。こうした状況を正すために政府は入国管理法を改正し、「外国人研修・技能実習制度」を作った。南米などの日系人に無期限の就労を認める一方、研修制度という新たなシステムをつくり、3年の期限付きで外国人労働者を呼び寄せ始めた。現在、研修制度を使い入国する外国人は年間10万人近くいる。 受け入れ企業は2万社にも上る。 しかし 失踪者は06年度で1635人。 少ないようだが、あくまで届け出があった数に過ぎず、来日1年以内に失踪した研修生は含まれていない。では、なぜ研修生は危険を冒してまで不法就労に走るのか。 インドネシア出身で、現在は日本人女性と結婚し、建築会社で働く元研修生が言う。「研修生は"研修する"つもりで日本にやって来る。 しかし、現実は簡単な仕事の繰り返しで技術の習得などできず、3年間の研修期間が終われば使い捨てられるだけ。 そのため"騙された"と感じ、逃げ出す者が続出するのです」研修制度は「現代の奴隷制」とも酷評される。 日本行きをエサに現地でブローカーが暗躍。 日本円で100万円を超す借金を背負って来日する研修生も少なくない。入国後には、給料の未払いやパスポート取り上げといった人権侵害も頻発している。また、どんなに仕事を覚え、日本語が堪能になろうとも、一律3年間での帰国が義務づけられ、再び来日することは許されない。 研修生にとっては、夢の持てない制度でもある。つまり、当初から「国際貢献」など、おためごかしに過ぎなかったのである。愛知県の有効求人倍率は全国で最も高い。 全国平均と比べると、景気の良さが際立つ。 その背景には、年間2兆円を超す営業利益を上げる「トヨタ」他自動車産業の存在がある。トヨタを核として自動車産業が集積する愛知県にあって、下請けになるほど人手不足は著しい。 仕事は増えても受注先から厳しいコスト削減を迫られ、赤字を続ける下請け企業も多い。 当然、賃金も上げられず、日本人の働き手は集まらない。 その結果、低賃金・重労働をいとわない外国人労働者が重宝される。 約30万人の日系ブラジル人在留者のうち、半数以上が在住しているのも愛知を始めとする東海4県だ。不法就労者にとっても、働き場所を見つけることは難しくはない。 ある外国人労働者も人材派遣業者を通じ、自動車部品工場で職を得た。業者にパスポートのコピーを提出する際には、上から紙を張って在留期限の数字を書き換えた。 業者側はわかっているが何も追及しない。配属先は典型的な「3K」職場だった。 毎日、数10kgもある部品を手作業で運んだ。 持ち上げる際、思わず力んでしまうため、仕事を始めてすぐ痔になった。日本人は監督するだけで、現場で働くのは日系ブラジル人やベトナム人、フィリピン人など外国人ばかり。 不法就労者も数多い。 日本人もたまに就職してきたが、仕事の厳しさに耐えきれず、たいていは1か月もしないで辞めていったという。時給は1300円で、朝6時から夕方6時まで週5日働き、月収にして30万円。 それでも研修生時代と比べれば夢のようだ。 とはいえ、就労ビザを持つ日系ブラジル人の時給は1500円。 会社側は不法就労と知って安く使っていた。職場には現役の中国人研修生もいた。 彼らの時給は法律で決まった最低賃金の800円程度。 同じ仕事をする外国人であっても、3段階の賃金格差が存在している。日本人の派遣社員も同様に格差はある。 就職氷河期を経て、格差社会の中で「多様な働き方」は一気に色あせた。 採用バブル時代になり、大手企業志向組と、就活の波にすら乗れないニートやフリーターの格差はますます広がっている。尚、前回の「人材派遣」はこちら。なぜか大学からアクセスの多い別ブログ●別ブログ7/21の新着は「派遣会社の収支」 前回は「高齢男性の病気 前立腺肥大」 こちらも見てね尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。
2008年07月21日
今日も暑かったですね。 しかし 丹波方面(神戸の六甲山裏側)では夕方に大雨洪水警報がでてました。 こちらも京都方面の空は雷さんがピカピカと光ってました。さて、昨日はぴよちゃんが職場の研修で来阪していたため、半年ぶりに再会しました。私がいつもの携帯を忘れたため、もうひとつ持っている携帯でやり取り。 ところがこの携帯、普段はカバンに入れっぱなしであまり使っていないため、呼び出し音を小さくしてあります。前回と同じく大阪駅で待ち合わせましたが、「駅に着いたら連絡するね」と事前にメールがありましたが、上記のごとく、音を小さくしたままだったので、着信があっても気がつきませんでした。前回は他のお友だちも一緒だったので、待ち合わせ場所にすんなり来れたのですが、今回はひとり。 そこに来るまでちょっと苦労したようです。(めんごね~)ここで、BGM こちら→「旅の宿」←クリックなんとか私の居るところまでたどり着いたらしく、ふと前を見ると、な、な、な、なんと、着物姿。(まあ 仕事柄 着物は着慣れてるはずですけどね) 前回は普段着のような服装だったので、チト見直しました。 それで決めたわけではないですが、会社近くの北新地(曽根崎新地)へ行くことに・・・まあ もっともリーズナブルなところですがね。 マトモ、というか、一般的なところへ行けば、おひとり様 諭吉さん1枚以上は要るという土地柄。 一応 社用族ご用達のところですから・・・昨夜は楽しく過ごせました。 ちょっと色っぽいぴよちゃんも、また粋でありました。 あ 飲みすぎには注意しよーね。(ひとりで飲んでおりました)てなことで、本題に戻りまして、以前にも書きましたが、日本の食料自給率は先進国ではかなり低いほうです。 また 現在、世界的に食料不足もおこっています。 -----------------------------------------------------------------米農務省は9日までに、食料と燃料の価格高騰が原因で、07年の世界の食料不足人口が、前年に比べて推定1億3300万人も増加し、9億8200万人になったとする食料安全保障の年次報告書を発表した。食料と燃料の価格高騰と世界経済の低迷により17年までに食料不足人口は12億人に増えると指摘。 特に、アジアで改善傾向が減速し、人口の約20%が低栄養状態に陥るという。(2008年7月10日 共同通信) -----------------------------------------------------------------これには食材の多様化。 世界での日本食ブーム。 また バイオ燃料化による、食料の横流れ など、いろいろな要素があります。 しかし、世界の食料不足は深刻化してきています。以前「食料自給率 その3」で日本の「買い負け」が最近起きている ということを書きましたが、それがどんどん加速しているようです。で、本日のお題は 「買い負けニッポン」尚、昨日のお題は 「キレる大人」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ最近 世界各地でニッポンの「買い負け」が目立つ。 日本企業が、より高い価格を提示する外国勢に魚介類や肉類を奪われ、買い付けできなくなっているという。この食料争奪戦に負け続ければ、庶民の食べ物 トンカツやたこ焼きが「高値の花=高級品」になることもある。ある有名総合商社の幹部は最近、ノルウェーの加工業者から、こう言われた。「このサバは、ロシア相手なら1キロ当たり350円で売れる。古い付き合いだから、日本にも同じ値段で売ってやるが、値引き交渉には一切応じない」と・・・「我々が国内市場や加工賃、末端の売値まで考えて、買値は300円までと見積もっていても、値下げ交渉の余地がない。 アイスランドやカナダの業者相手でも、強気な態度は変わらない。 最近の交渉は非常にドライだ」と 総合商社の幹部は嘆く。ロシア人業者の算段を探ってみるが、「原油高で好景気に沸くロシアの業者は、その値段であっという間に全部持っていってしまう」ことも多いそうだ。この売り手の言葉は必ずしもハッタリではない。 結局買い付けを断念するか、予定量の半分から7割程度しか買えないこともあるという。ニシンやアカウオの商談でも同様で、ロシアがすでに大半の魚を買い占めており、残りの魚について、買い付け交渉を行わざるを得ないケースもあるそうだ。ロブスターの場合はさらに深刻で、買い負けは5~10年前からなのだという。 「派手な姿と色が中国人好みで中国が買い占め、日本に入るのは小型ばかり」という。また 買値をはずんでも、以前のように「いいとこ取り」はできなくなっている。例えば、タコの場合、日本側が欲しいのは小型だが、欧州の業者は全サイズを買い付けるため、小型だけでは売ってもらえないケースもある。 また タコを食べる国が増えたこともある。そういう場合、イタリアなど買い付け先の国から欲しいサイズのタコだけ買うのだという。 そのタコとマダラが「二大買い負け水産物」との声もある。加工原料用の冷凍タコの輸入量はモーリタニアなどから2000年、計11万6260トン、1キロ当たり335円(運賃・保険料込み、輸入関税含まず)だったが、07年は60%減の4万6784トンで、平均価格は2・2倍の734円(同)に急騰している。確かに最近スーパーなどでもタコの値段はかなり高い。 それにつれて明石タコも高くなってる。 明石タコは高級魚なみ。 冷凍マダラも、00年に米国やロシアなどから計2万7109トン、1キロ当たり307円だったが、07年は8796トンで68%減となり、価格は1・7倍の526円に上がった。 冷凍サバも、07年は00年比71%減の4万5695トン、価格は2・4倍の265円まで急伸している。また 日本のベニザケの半数は米国産が占めるが、米国産冷凍ベニザケの輸出単価を見ると、日本の買い付け価格はカナダ、ドイツ、英国に水をあけられ、中国にもしばしば後塵を拝している。米国のマダラの輸出先としての日本のシェアは、00年の52・4%から07年に14・7%まで減少。 代わって中国やポルトガルの伸びが目立つ。ノルウェー産サケをみても、スペインやドイツなど欧州連合(EU)諸国に押されて、日本のシェアは00年の11・6%から07年に4・1%まで縮小。米国やインドネシアなど対日主要輸出国に占める日本のシェア低下が顕著なうえ、中国とチリ以外では輸出金額も縮小傾向にある。前回も書いたが、カツオも台湾船などが日本に寄港せず、タイ・バンコクに直行する船もあるという。 バンコクは欧州向け加工場があるからだ。北欧産のトラウト鮭も「東欧にシフトして日本向けが激減、明らかに“日本飛ばし”が進んだ」という。マグロ、アジ、イクラ、カニ、ウナギも高騰しており、日本市場が主導権を握る海産物はカズノコ、スケコなどごく一部といわれる。食肉の輸入でも、買い負けは顕著だ。 牛、豚、鶏はいずれも、輸入量が減って輸入価格が上昇傾向にあり、特に厳しい状況にあるのが、鶏肉。日本の輸入ブロイラーは、ブラジル産が92%を占め、ブラジルの完全な売り手市場になっている。 鳥インフルエンザの影響で中国・タイ産が激減した。そこに、ロシア、サウジアラビア、エジプトなどの資源国に加え、中国や韓国、インドネシアのアジア勢など多くのライバルが争奪戦に参画している。「ブラジル企業は『この価格についていけなければ、ヨソに買われますよ』と強気姿勢を崩さない」という。 まさに買い負けである。「買い負けニッポン」 冒頭にも書いたように、このまま負け続ければ、庶民の食べ物もいずれ「高値の花=高級品」になるのは時間の問題だ。 次回につづくところで、昨夜 17万番をオーバーしました。 しかし 冒頭のように、おでかけしておりましたので17万番が誰かわからず(帰宅後、見たら既に最低が17万30番)、それで 独断と偏見で17万100番をキリ番とし、ニアピン17万104で「X-FACTORさん」がGET! おめでとーよって 「X-FACTORさん」に粗品進呈! なんかシリーズ化しつつある懐メロ「喝采」、「微笑みがえし」、「ひょっこりひょうたん島」 ←クリックなぜか大学からアクセスの多い別ブログ●別ブログ6/29の新着は「高齢男性の病気 前立腺肥大」 前回は「足のむくみ」 こちらも見てね尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。
2008年07月15日
天の川、浮津(うきつ)の波音、騒くなり、 我が待つ君し、舟出すらしも 作: 山上憶良(やまのうえのおくら) 万葉集より 明日は7月7日 七夕です。 今夜は曇っていてイマイチのお天気ですが、予報では明日はどうやら晴れそうです。 久しぶりに夜空を仰いでみませんか?さて、G8/洞爺湖サミットも今日からはじまり、課題の多いサミットですが、ホスト国の首相である福田首相はうまく対処できるのでしょうか?経済的にも中国など東南アジアを除き、欧米各国は減衰ぎみですし、地球温暖化、食料危機と、目の前に迫った課題も数多くあります。また 国内問題ではいまだに未解決のものがずら~と並んでおり、ただ先送りしているに過ぎない状態。ガソリン税の暫定税率もやっとのことで切り抜けたが、後期高齢者保険が騒がしくなっています。 それに 年金問題はいまだに不明分が次々に発覚する始末。サミットが終われば首相交代で、「前のことは知らんよ」(←これ やりそう)と言わないようにしていただきたい。で、無粋な話ですが、本日のお題 「道路は美味 その2」尚、昨日のお題は 「体温のリズム」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ前回 「驚くことに、実際にはその1.5倍前後の単価の工事もザラだという。 もちろん、それでも前記の一般国道1m=300万~400万円の数字に及ばない。このほか用地費や、橋やトンネルなどの建設費があるからだが、それらは舗装工事と同様に国交省の水増しによってハネ上がる仕組みになっている。」で終わりました。実は一番オイシイのは、入札が終わり、工事が始まってからの「追加工事」例えば、北海道函館市内を走る国道5号線の一部区間(2.4km)を渋滞緩和のために2車線から4車線に広げる「亀田拡張工事」は工事費14億円で計画されたが、完成(06年)まで8年もかかった上に6倍の84億円が支払われました。国交省の内部資料には、「拡幅部に不良土が確認され、地盤改良を要した」などと記されています。 これが「追加工事」なのです。「追加工事は"打ち出の小槌"です。 軟弱地盤だ、水が出た、とかいって設計や工法を変更してもらえば、工事費が追加される」と、ある土木コンサルタントがいう。自民党道路族の実力者、二階俊博・総務会長の地元・和歌山県で建設が進む「那智勝浦道路」(国道42号線バイパス 通称・二階道路)の川関トンネル工事も約36億円で契約されたが、地盤沈下で工法を変更し、約13億円が追加払いされました。国交省の追加支払いリストには、「予期せぬ地質状況及び湧水」で12億円増えた歌道谷トンネル(兵庫県)など、理由欄には「予期せぬ」がズラズラ~と並んでいます。しかし 業者は最初から追加工事をあてこんでいるのが実態なのです。 なかには、はじめから予測されているのに、後から追加理由をあげる場合も・・・02年から今年2月までに同省が発注した事業費100億円以上の1176道路関連事業(当初計画で、合計40兆5900億円)のうち、約半数が当初事業費を上回っており、国の追加出費は総額8兆6400億円にも達しています。これが「道路マフィア」の暴利の一部なのです。 しかし まだまだあります。 「予定価格の水増し」、「追加工事」と並ぶ3番目のカラクリが「規格アップグレード」です。 日本の道路は道路構造令によって第1種(地方の高速道路など)から第4種(都市部の一般道)まで分けられます。 それぞれ交通量などに応じて1~4級があり、高規格ほど工事費も増える仕組みになっています。道路族たちはここに目をつけました。 例えば 安倍晋三・前首相の地元、山口県で建設中の「萩・三隅道路」(通称・安倍道路)の計画交通量は1日1万4000台。道路構造令では「1種3級」に分類され、4車線の立派な道路となりました。 2車線の道路とでは工事費が格段に違います。前述の"二階道路"(同じく1種3級)は計画交通量1万5600台に対し、今年3月末に部分開通した交通量は1万100台前後(国交省発表)と目標にまだまだ及ばない。 安倍道路は目標を達成できるのか? ちなみに、二階道路の工事費は1m700万円、安倍道路は1m550万円(いずれも工事費のみ)で、この単価の高さ(=地元業者の儲け)こそが、大物政治家の証しとされています。「倒産の危機で、なんとか次の工事を取るために地元の有力政治家に泣きつきました。 すると『前金で4%』と条件をつけられました。 寄付(裏金)の要求です。我々の業界では、寄付(裏金)は受注額の『3%を後払い』が"相場"なのですが、最近は地方の不況につけ込んで、ますます政治家が潤っています」と 九州の土木会社経営者が、明かす。道路整備特別会計から、国土交通省OBが天下りする56団体に年間約1888億円(06年度)が流れています。 「国道事務所の所長クラスは地場の中堅建設会社に年収800万~1000万円で天下ります。見返りに、会社は毎年10億円程度の工事をもらいます。 「そうしたOBたちが、天下り団体などを通じて受注調整の役割を果しています」と 自民党議員のベテラン秘書が明かす。別の建設会社経営者は、「政治家のパーティ券購入や自民党建設支部の会費 といったつきあいを含めると、政治家と役人に受注額の7~8%はもっていかれる」と 地場建設会社は明かす。しかし こういうもので地方経済がもっているのも、また事実なのである。 お寒い限りだが・・・最近は資材の値あがりも激しい。 となると、建設会社も苦しくなってくる。 その上、足元を見透かしたような政治屋連中の要求UP。日本国民はおとなしい。 「文句いってもしかたない」と趣味や お気楽旅行、グルメなどにせっせと精出す。 どこかの国では暴動でも起こっているかも・・・ 先ごろ中国・四川大地震では「おから工事」が問題になった。 日本の道路が「おから」ではないと、果たして断言できるのだろうか?尚、前回 「道路は美味 その1」←はこちら右手人指し指の痛みと業務多忙もあり、ご訪問、レスが滞っております。 ご容赦●別ブログ6/29の新着は「高齢男性の病気 前立腺肥大」 前回は「足のむくみ」 こちらも見てね尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。
2008年07月06日
蒸し暑い お昼間は冷房完備の事務所にいますから快適ですが、帰宅するとモロ感じます。 それでもエアコンはまだ入れてません。 昨年もほとんど使わなかった。 今年もエコをがんばります。(単に電気代をケチってる という噂もあり)お仕事、多忙が続いてるので、右手人差し指が少しおかしい。 数ヶ月前からですが、腱鞘炎みたいな感じ。 実はこの指は昔、ナナハンに乗ってて、やーさんの車に当てられて骨折した指。骨折後 手術するも完全に元通りになってません。 指の第二関節がまっすぐ伸びず、少し曲がった状態。 だから 疲れると、時々こういう状態になることがあります。 もっとひどくなると、痙攣がでてきます。 あ アル中ではありません。 きっぱり!その後 追っかけたおしました。 さすがに組事務所まで乗り込む勇気はありませんでしたので(気が弱いし?)、結局 逃げられたけど・・・さて いよいよ今日からガソリン価格があがりました。 帰りにスタンド価格の看板を見てみると、186円(レギュラー1L)がありました。 いよいよ 180円代突入です。 もっとも 離島などはとっくに越えてますが・・・また 電気料金、ガス料金も値上がりします。 食品の値上がりが続いているさなか、公共料金も値上げになり、国民の暮らしは増々苦しくなるばかり。その割には給料などは上がらず、かえって企業は正規社員を派遣などの非正規社員に置き換えようとしており、雇用すら危うくなってきています。 もっとも そのおかげで私のいる派遣会社は売上好調なんですけど・・・ あ 蟹工船のように過大搾取してませんからね~しかし こう一気に何もかもあがれば、節約するにも限度があります。 庶民はいったいどうやって生活すればいいのか?ということで、本日のお題は 「道路は美味 その1」尚、昨日のお題は 「拝啓お医者さま」←ご覧になってない方はこちらもどうぞところで、ガソリン税の暫定税率復活、道路特定財源を10年間維持する道路特措法の成立と、今国会は終始、道路族議員が最後には押し切るシーンが繰り返されています。 総理はガソリン税の道路特定財源を09年度からの一般財源化を閣議決定しましたが、これも周りの族議員たちに骨抜きにされることは目に見えています。 現総理は自分の意見を押し切る力はありません。しかし なぜ そこまでこだわるほど道路というのは"おいしい"のだろうか? その秘密をよく知っている政治家たちは、決してこれを語ろうとしません。 実はここにこそ官業癒着の構造があり、日本の道路は世界一高いと言われる建設コストのカラクリがあるのです。 今 新宿から渋谷まで山手通りの地下30mを掘り進めている中央環状新宿線。 全長11kmの総事業費は1兆550億円。 すなわち「1m=約1億円」になる勘定です。東京都など首都圏をぐるりと回る圏央道(全長230km、4車線)の総事業費4兆円に対して、ロンドンのM25環状高速道路(全長180km、6車線)は2300億円で完成しました。日本の場合 用地取得費が高くつくのはわかるが、用地費、工法の違いを考えても、日本の道路建設コストは他国に比べて割高であることは明白です。知っている人は知っている。 知らない人は知らない。 当たり前ですが・・・そして 国民のほとんどが、この「知らない人」なのです。国土交通省の資料でも、日本の高速道路事業費が1mあたり平均536万円なのに対して、アメリカ221万円、ドイツ162万円、フランス136万円となっています。用地費を除いた工事費だけを比べてもアメリカの2倍以上。 高速道路だけではなく、一般国道(4車線)でも1m300万~400万円もかかっています。それでも国土交通省は、日本の道路は橋やトンネルが多く、建設コストの内外価格差はほとんど無い と主張してきました。 確かに、長大な高架道路やトンネルを民間が建設することはまずありません。この海外比較、官民比較どちらも容易にできないことが「道路役人」と呼ばれる族議員たちの開き直りを許しているのです。●アスファルトを敷くだけで民間の1.8倍全国各地で道路を掘り返し、交通渋滞の原因となっている道路工事は主に「アスファルト舗装」です。 製鉄所など大型トラックが出入りする大規模な民間工場内の私道と仕様がほとんど変わらないため、官民のコストが比較できます。「民間工場用ならアスファルト2層の舗装を1平方メートルあたり3400円程度で施工できます。 ガードレールや中央分離帯はなく、車道部分だけですが、整地工事から労務費(人件費)まで合わせた価格です」と、大手ゼネコンの積算担当者が語る。4車線、幅員14m(3.5mx4)の道路なら、1m4万7600円が民間舗装工事の相場ということになります。 では、"お上"がやるといくらかかるのか。道路建設コストを決めるのが道路役人たちが積算する「予定価格」(入札の上限価格)です。 上限とはいっても、なぜかほとんどの工事がこれに近い高値で落札されます。その裏には談合などがありますが、今回はこの問題はひとまず横へ置いておきます。工事費積算のベースになるのが「電話帳」と呼ばれる建設単価表。 国交省の関連団体「財団法人 建設物価調査会」がコンクリートや砂、鉄骨から樹木や種子、ブルドーザーまで、個別の実勢価格を地域ごとにまとめた分厚い冊子で、毎月改定されます。舗装工事の場合は約150種類の資材、人件費などが積み上げられ、「歩掛け」という数字を乗じて算出しますが、公表されるのは総額だけで内訳は非公表です。建設物価調査会が作成した東京 八王子市の4車線バイパス都道(施工延長500m、工期150日)の舗装工事の工事積算内訳書から見てみると、「工事内訳書」によると、車道部分(幅員14m、面積6750平方メートル)の舗装工事は4段階に分かれ、道に砕石を高さ20cmに敷き詰める砕石路盤工事が約517万円。次に15cmの安定処理路盤工事が約2054万円。 その上にアスファルト混合物を2層(合計10cm)に吹き付け、ローラーで固める工事が約1557万円となっています。車道舗装工事の合計は約4128万円。 およそ半分が砕石やアスファルトなど材料費で、残りの半分が労務費、機械のレンタル料などを合わせた作業費にあたります。 1mあたりの工事費は約8万5600円で民間の1.8倍にもなります。「工事のコストは工法と工期、発注規模によって大きく変わる。 何十kmも一括発注すれば、資材も大量購入できるし、準備費や運搬費、営繕費も抑えられる。 1日の作業員を倍にすれば工期は半分、ガードマンの費用ひとつとっても半分で済む。 当然、渋滞も減る。ところが、票が欲しい政治家はできるだけ多くの地元の中小建設会社に工事を配分したい。 そこで国交省は、工事区間を数100mごとに細分化して発注し、中小にも請け負える一方、高コストで時間がかかる工法で積算する」と、大手ゼネコンの積算担当者が語る。少し大きな道路工事を良く見てみればわかりますが、数100mごとに施工業者(看板で表示されています)が変わっていることに気がつくと思います、 建設単価表そのものが、中小業者が少量注文する前提で作られており、「実勢価格」とは言い難い代物なのです。八王子の「工事内訳書」のびっくり査定は車道部分で終わりではない。 歩道部分の舗装や排水の側溝、ガードレールの設置などを含めた工事費が約1282万円。それに 建設機械の運搬費のほか、事務所や作業員用休憩所のプレハブに簡易トイレ、作業員を運ぶマイクロバス賃貸料などの営繕費などが事細かに積み上げられます。工事費の総額は6590万円。 これに「現場管理費」(相場は20%)と「一般管理費」(10%)を加算し、消費税をのせた総工事費(請負工事費)は、ざっと9000万円(1mあたり20万2800円)にものぼる。が、驚くことに、実際にはその1.5倍前後の単価の工事もザラだという。 もちろん、それでも前記の一般国道1m=300万~400万円の数字に及ばない。このほか用地費や、橋やトンネルなどの建設費があるからですが、それらは舗装工事と同様に国交省の水増しによってハネ上がる仕組みになっています。 業務多忙のため、ご訪問、レスが滞っております。 ご容赦●別ブログ6/29の新着は「高齢男性の病気 前立腺肥大」 前回は「足のむくみ」 こちらも見てね尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。
2008年07月01日
今日は午前中はお客さまのところへ打ち合わせ。 以前から資料不足で止まっていた仕事がやっと動き出す。 工期がかなり先だからお客さまものんびり構えてます。しかし 蒸し暑いです。 歩いているとじっとりと汗がまとわりつきます。ところで、一昨日も廃油燃料を使ったエコロジーをご紹介しましたが、自動車関連や部品メーカーでもこの動きは広がっています。 -----------------------------------------------------------------アイシン精機は9日、社員食堂で使った食用油を自社の通勤バス燃料に再利用する取り組みを始めたと発表した。これまでは廃棄していた天ぷらを揚げた油などを回収して、バイオディーゼル燃料に精製して使用する。 二酸化炭素(CO2)排出量の低減につなげる。まず本社(愛知県刈谷市)と知立駅(同知立市)を結ぶ1路線で、再生燃料の利用を始めた。今後、愛知県内の事業所と駅を結ぶほかの路線にも順次広げるほか、従業員宅の食用油を回収して燃料にすることも計画している。油の回収やバス運行、給油はアイシンのグループ企業が手掛ける。アイシンの社員食堂で使う食用油は年に約2万リットル。 全量をバイオディーゼル燃料として利用すると年間50トンのCO2を減らせるという。(2008年5月9日 日本経済新聞) -----------------------------------------------------------------こういうことはどんどんやってほしいですね。 できることから少しずつ。 エコを進めるコツはここにあるのかもしれない。さて、本日は昨日の「格差」に続き「格差 その2」 ↑ご覧になってない方はこちらもどうぞ最近 よく言われる「ネットカフェ難民」私も客先へ短期出張のおり、客先でIT接続ができないときなどは、近くにあれば昼休みに時々利用します。 しかし 私の利用するのはビジネス街にあるネットカフェ。見ている限り、ビジネスマンやそれ以外でも健全な利用者が多いようです。 でも 以前の会社の同僚が利用していたところなどは、怪しげな人物が多かったとか。昔は深夜映画館が帰宅しない者の宿代わりになってましたが、最近は映画館自体が少なくなっており、急進してきたネットカフェに集まるようになってます。ということは、今に始まったわけではなく、こういう人たちは昔から居たことは居たわけです。 ただ その数が増えてきただけなのです。厚生労働省によると、住居を失い、ネットカフェやマンガ喫茶などで寝泊まりしながら不安定な仕事を続けている、いわゆる“ネットカフェ難民”は、全国で約5400人に上ると推計されます。また ここ数年、日雇い労働者向けの簡易宿泊所が密集している大阪のあいりん地区に、日雇い経験のない若者が増加傾向にあり、特にネットカフェを“住居”にしている人が増えているようです。(特に電気の街「日本橋」周辺から少しはずれたところ)NPO釜ヶ崎支援機構は、ネットカフェなどを寝泊りの場所として利用している100人を対象に聞き取り調査を行いました。調査場所はネットカフェまたは漫画喫茶、自立支援センター、NPO釜ヶ崎支援機構、ファストフード店。(調査時期は2007年6月から12月まで)●ネットカフェ難民の実態「ネットカフェ難民」と聞くと、年齢は10代後半~20代前半、日雇いの仕事に就き、ネットカフェで寝泊まりしている若者を想像しますが、これはマスコミによって作られたイメージであり、実態とは異なる という。この度 調査に協力した65人の内訳を見ると、30~34歳が20人で一番多く、35~39歳が14人、25~29歳が12人。 20歳代後半~30歳代が中心であることが分かる。40歳以上も13人おり、このうち7人は50歳以上。 彼らがネットカフェなどを住居にしている原因は何だろうか?最も多かったのは「失職し、住み込み先を出なければならなくなった」が35%、次いで「失職し、家賃を払えなくなった」29%、「日雇派遣または非正規で働いていたが家賃を払えなくなった」20%ということが、今回の調査で分かりました。日雇派遣または非正規ではあるものの、働いていたにもかかわらず、なぜ住む場所を失ったのだろうか?「仕事の準備をして出かける前に『今日は(仕事が)なくなりました』と突然言われる」とか「少ないときは週2~3回、多いときは週6日と仕事にばらつきがある」といった実態がありました。また 日給は6000~9000円が多かったが、交通費や作業着代などを天引きされるケースが目立ちます。仕事が不安定なために就労日数も少なくなり、働いても1日の収入は数千円。 低賃金の上に交通費なども出ないため、野宿などを余儀なくされるケースが多いようです。例えば日雇派遣で働く、ある20代後半男性の場合。彼は現在、家賃3万8000円のワンルームマンションを借りているが、昨年の12月末ごろから家には帰らず、ネットカフェでの生活になったという。彼が仕事で得られる日給は6000~7000円で、月に約20日勤務しており、月の収入は約13万円。支出は、家賃が3万8000円、食費が約4万円、ネットカフェの宿泊費が約1万円、携帯電話代が約2万円、その他ゲーム・雑誌代が約1万円。毎月ぎりぎりの生活をしており、貯蓄もほとんどない。 彼がネットカフェ生活を始めた理由は、奈良・京都方面の仕事が増えて家まで帰るのがつらいため だという。携帯電話代が約2万円 というのは中高年族から見れば多すぎると思うが、彼らの年代ではごく普通で、どちらかといえば、まだ少ないほう。 まあもっとも 所得が低いのだから、これを節約すればいいんですけどね。 ●給料から寮費などが引かれるため、アパートを借りるのが困難何らかの理由で仕事を失い、住み込み先を出なければならなくなった人の日給は、8000~1万円(深夜勤務含む)が相場。 ただ 寮費などが差し引かれるため、自分でアパートを借りることは困難な状況にあるようです。住込みで新聞配達をしていた人からは「配達、集金、勧誘の仕事をすべて行い、研修期間のうちから誤配率3%未満、集金率も97%達成しないと給料が出ない」といった意見がありました。また「(自動車メーカーで)2年11カ月期間工として働いた。 戻りたくても、辞めてから半年たたないと戻れない」との声もありました。 尚、よくチラシなどで季節従業員を募集していますが、最高で3年以下の期間しか働けないことが多いようです。寮といっても個室ばかりではなく、3LDKに3人、2LDKに2人といったケースもありました。 このため「人間関係の問題も生じ、それが早期に仕事を辞めて派遣会社の寮を出る要因になっている場合もある」という。1990年代中頃から社会問題化したホームレス問題は、豊かな社会の『終わりの始まり』であったともいえます。(尚、このホームレスも年々増えています)それから10年以上経った現在、かつての中間層は存在しておらず、社会の安定も増々不確かなものになるだろう という識者もいます。 そして この格差はこれからも拡大傾向にある と思えます。 すでに現在、格差がどんどん広がっています。これも 以前に書きましたが、自分は「中間層と思う」という人たちが減っています。 また 仮に「そう思う」と回答しても、昔のような余裕はなく、「本人がそう思っているだけ」という生活レベルが多くなってます。尚、この「難民」という言葉は正確な使い方ではない(確かにそうですが) という意見がありますが、今回は一応 今 世間で言われている言葉をそのまま使いました。私もあまり好きな言葉ではないですが、経済的には「勝ち組み」、「負け組み」の二極分化が進んでいることは確かです。ただ 経済的に優位だから「勝ち組み」、低所得だから「負け組み」と分けるのは、どうかと思いますが・・・ 今朝 お客さまへ行く途中 「西区うつぼ公園」 ◆行方不明の ケイ君 まだ見つかっておりません。 長くなりそうなので、お知らせはヘッダーに移動しました。●別ブログ6/1の新着は「足のむくみ」 前回は「長野・聖火リレー裏話」 こちらも見てね尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。
2008年06月09日
ただいまプチ宴会より帰ってきました。 久しぶりの焼肉(10数年ぶり)、チョー久しぶりのバー(20数年ぶり)に行ってきました。 なにしろ夜の街を歩くのは久しぶりです。 根がマジメなもんで・・・てなことで、滑り込みセーフ。本日は非常に手抜きブログで、お題は、正社員と契約社員の給与「格差」尚、昨日は週末のお約束 温泉シリーズ 裾花峡温泉「元湯うるおい館」 ご覧になってない方はこちらもどうぞ最近は終身雇用が徐々に崩れてきています。 と、同時に年功序列制も怪しくなってきました。 未だ固く守られているのは、官庁、超大企業くらいなものでしょうか。そして 企業は正社員を増やさず、パートタイマー、アルバイト、フリーター、派遣労働者、契約社員を増やしています。 もっとも そのおかげで私のいる会社は業績をあげているんですけどね。ということで、今 話題の「プレカリアート」が増えているわけです。まず 「プレカリアート」とは、「不安定な」(英precarious、伊precario)という形容詞に由来する語句で、新自由主義経済下の不安定な雇用・労働状況における非正規雇用者および失業者を総称する言葉です。国籍・年齢・婚姻関係に制限されることなく、パートタイマー、アルバイト、フリーター、派遣労働者、契約社員、委託労働者、移住労働者、失業者、ニート等を包括する。主に「負け組」とも呼ばれている。 この他に貧困を強いられる零細自営業者・農業従事者等を含めることもある。互いの生を貶めあう際限なき生き残り競争へと人々を駆り立てる新自由主義経済下、自らの不安定な「生」を強いられながらも、その競争への参加を「放棄」する人々は、上記のカテゴリーにとらわれることなくこの範疇に包摂されうる。尚、プロレタリアートと語呂を合わせることで、新自由主義における新貧困層の現実との向き合い方を示している。 プロレタリアートはイタリアでの落書きから始まった言葉と言われる。と言われています。そこで、本題の正社員と契約社員の給与格差はどのくらいあるか?終身雇用や年功序列賃金など従来の雇用システムが多様化している中、東京都で働く契約社員(有期・直接雇用のフルタイム労働者)の年収はいくらぐらいだろうか。 契約社員の2007年度の年収見込額は平均で340万円、70.4%の人が400万円未満であることが、東京都の調べで分かった。男女別で見ると、年収見込額の平均は男性が398万8000円、女性が301万6000円。 ちなみに東京都で働く正社員の平均年収(2007年)は、531万760円(勤続年数10年4カ月)と、正社員と契約社員の年収に191万760円の開きがあった。郵送による調査で、東京都内の正社員30人以上の事業所1003社と契約社員497人が回答した。(調査時期は2007年10月から11月まで)◆契約社員の仕事を選んだ理由正社員ではなく契約社員の仕事を選んだ理由は、「正社員として働ける適当な企業がなかったから」が最も多く33.6%、次いで「やりたい仕事だったから」が28.0%。「専門的な技術や資格が生かせるから」は男性23.7%に対し、女性が14.2%で9.5ポイント男性が高く、一方で「自分の都合に合わせて働けるから」は女性が20.9%だったが、男性は5.7%と15.2ポイント女性の方が多かった。今後の働き方については「現在の会社で正社員になりたい」が32.0%で最も多く、「ほかの会社で正社員になりたい」の16.7%を合わせると、約半数の人は正社員志向であるようです。つまり 大半が望んで契約社員になったわけではないのです。 もちろん ある一定のところに束縛されるのはイヤ という理由で、望んで契約社員になった人もいますが、少ないようです。しかし この「格差」かなりのものですねぇ~私自身は当然正社員ではなく、また 契約社員でもありません。 区分わけするならば、委託事業者(一応 会社名義なので)ということになりますでしょうか。だから 拘束もありますが、ある程度の自由もあります。 また その代わり責任もついてきます。ただ 専属ですから最終責任はありませんけどね。(これが非常に楽です) しかし、最終決定権もありません。自営時代はそれこそ自分の自由です。 その代わり、最終責任も自分の元にきます。 いわゆる これがホントの「自己責任」ですね。 現代はこの「自己責任」が誤って解釈されています。 ま これを語り出すと長くなるので、また 別の機会に・・・ということで、本日は中途半端ですが、おしまい。尚、過去ログに「地域格差の拡大」、「格差の拡大 Part-2」がありますので、ご参考に・・・◆行方不明の ケイ君 まだ見つかっておりません。 長くなりそうなので、お知らせはヘッダーに移動しました。●別ブログ6/1の新着は「足のむくみ」 前回は「長野・聖火リレー裏話」 こちらも見てね尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。
2008年06月08日
昨日も書きましたが、業務多忙で、ずいぶんブログ更新が遅れました。さて 昨日から今朝にかけて、かなり風雨が強かったです。 しかし 午後から晴れるという予報より早まり、10時過ぎには雨もやみ、午後からは青空が・・・せっかく電車で来たのに・・・ あ 「乗る直前に行ってしまう確率」で書いたように、今朝も駅の階段を降りきる少し手前で電車の扉が閉まり、降りきったら発車していました。まあ いつもなら、1~2分後にすぐ来るので安心しきってたら、駅のアナウンスが・・・「●時●分発の電車が●●駅で事故のため4分ほど遅れております。 ご迷惑をおかけしますが、今 しばらくお待ちください」で、結局5分遅れで次の電車がやってきました。 運の悪い・・・(いつもの行いはいいんだけど・・・)ところで、日本は食糧の多くを輸入しています。 そして、以前は景気も良かったので(庶民にはその恩典はなかったが)、世界で高値をつけて輸入してきました。が、最近は景気も下降ぎみ。 それに 東南アジアやインド、中国などの国が景気高揚で追い上げてきています。 また 原油高によるオイルマネーも溢れています。そのため、それらの国々が、今まで日本が輸入してきた食糧を高値落札して自国に輸入するようになりました。また 嗜好の変化により、日本食が脚光を浴び、日本食材が世界で人気にあり、輸入する国が多くなった という要因もあります。 -----------------------------------------------------------------政府は20日、2007年度の水産白書(水産の動向)を閣議決定した。世界的な需要拡大による魚価高騰から、日本の輸入業者が希望する安い価格で魚を調達できない「買い負け」などが起き、日本の水産物輸入の減少が加速している。白書は「もはや輸入にばかりは頼れない情勢」との懸念を示した。 水産物輸入の減少は、食卓の「魚離れ」に加えて国際的な水産価格の上昇が原因。背景には、05年に日本を抜いて世界最大の水産物輸入国となった中国や、健康志向で魚を食べるようになった欧米の存在がある。水産庁によると、日本の水産物輸入は01年をピークに減少傾向に転じ、06年はピーク時に比べて17.5%減の315万トンに落ち込んだ。(2008年5月20日 夕刊フジ) ------オマーンのマクブール商工相は、同国政府がコメ20万トンを国際市場で買い付ける計画を明らかにした。 3日のオマーン国営通信が報じた。 オマーン需要の2年分とされるコメ20万トンの買い付けは異例。ペルシャ湾岸諸国ではアラブ首長国連邦(UAE)が穀物の戦略備蓄の検討を始めており、こうした動きがコメや小麦の国際価格の上昇につながりそうだ。オマーンは5万トンの小麦粉も確保した。 湾岸の主要産油国は原油価格高騰で通貨供給量が急増。通貨のドル連動(ペッグ)の影響もあり、オマーンなどで消費者物価上昇率が食料を中心に年10%以上に達した。 人口も急増、食料の安定供給が優先課題になっている。(2008年5月5日 日本経済新聞) -----------------------------------------------------------------前回も書きましたが、日本の食料自給率は40%をきっており、世界から食料を買わなければ、現在の家庭の食材は揃えられません。しかし、こういう状況が徐々に他の国にもあらわれてきたら、今までのように買うことは困難になってきます。 今 日本の家庭の食材の大部分が輸入ものなのですから・・・と いうことで、本日のお題は 「食料自給率 その3」尚、昨日のお題は 「仕事の喜び」←ご覧になってない方はこちらもどうぞまた 前回の「食料自給率 その2」←はこちら日本で現在 自給率No1は米です。 ただし これも政府の多額の補助金で成り立っていることは忘れてはなりません。米の消費量が減ったとはいえ、米は私たち日本人の主食です。 そして 日本では古くから実に多くの田んぼが拓かれてきました。これは昔の人が,日本の風土が米作りに適していること、米が食糧として優れた作物であることを知っていたからです。米作りには、暖かい気候と大量の水が必要ですが、雨が多く夏の気温が高い日本は充分にこの条件を満たしています。また 米は収量が多く、何百年も続けて同じ場所で作ることができる作物です。 そして 食べる時は小麦のように「粉」にする必要がないので調理も簡単です。しかし 今 日本では何も栽培されず荒れ地のようになる田んぼ(耕作放棄)が増えています。 いろいろな要因がありますが、ひとつは後継者不足です。ところで、アメリカや中国から「コシヒカリ」が輸入されて、「アメリカ産コシ」、「中国産コシ」として売り出されたら、あなたの街の人たちは買うでしょうか。「安くて安全でうまいなら、外国の米でもいい」と、地元の米を押しのけても買うかもしれません。しかし 「アメリカの米は、赤とんぼを連れてくるだろうか?」、「中国の米は、田んぼを渡る爽やかな風を連れてくるだろうか?」「安い」と引き換えに、田んぼで生まれる赤とんぼや涼風は消えて、耕作放棄の荒地が増える。 そんな農業・農村になって、はたして豊かな暮らし、豊かな食の環境といえるのだろうか?もっとも 環境破壊で、今でも赤とんぼなどは居なくなってるではないか と言われれば、それまでですが・・・さて、食料生産と国土保全を担う国内の農地で、今の日本は耕作放棄が止まらなくなっています。 今や埼玉や滋賀県の面積に相当する38万ヘクタール余りが荒廃しています。農山村での過疎・高齢化による耕作放棄拡大は「農村崩壊」につながります。農業を担うのは高齢者ばかり。 70歳以上が45%を占め、90代現役(1%)もいます。次代の「農地の守り手」不足は深刻です。 家族内に後継者がいない世帯は全体の6割を占め、面積ベースでは全農地の4割にも達しています。10アール以上の農地がありながら、町外で暮らす「不在地主」も全体の13%にのぼっています。 不在地主の農地は、借り手がいなくなれば耕作放棄に直結します。高齢化、担い手不足、耕作放棄。 日本の農村は悪循環に陥っているのが現状です。これに追い打ちをかけるのが米価の下落。 10年前は全国的に1俵(60キロ)2万円近くあったが、最近は1万5000円を割り込む。 そして米の消費減がさらに拍車をかけています。国内の耕作放棄地は増加の一途。 1985年までは13万ヘクタールと横ばい状態でしたが、90年は21万7000ヘクタール、2005年は38万6000ヘクタールと増え続け、農地(牧草地を除く)の1割近くに達した。このうち、15万3000ヘクタールは、農業を振興する上で重要な「農振農用地」の耕作放棄だということが、2007年の農水省調査であきらかになっています。耕作放棄地の増加のあおりで、農家の経営耕地面積は440万ヘクタール(1985年)から359万ヘクタール(2005年)にまで減少。 食料自給率が39%と4割を切ったなかで、食料生産の基盤は弱まる一方。「このままでは日本の農業は自滅する」と関係者は危機感を強めているそうです。 食料自給率向上には農地の確保は欠かせない。 が、耕作放棄が今も増え続けています。◆行方不明の ケイ君 まだ見つかっておりません。 長くなりそうなので、お知らせはヘッダーに移動しました。今回は珍しく別ブログを先に更新しました。 衝撃の内容です。アクセス数は落ちてますが、順位はドンドンあがってます。 やはり興味シンシンなんでしょう。●別ブログ5/23の新着は「長野・聖火リレー裏話」 前回は「鹿せんべい」 こちらも見てね尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。
2008年05月29日
長いGWもおわり、ほとんどの方は今日から平常勤務。 身体がお仕事モードになっていない人も多いのでは? ま 人のことは言えませんが・・・ところで、成人式は普通 1月15日の成人の日に行いますが、地方などは都会に出ている若者のために、帰省時(お正月、お盆、GW)に行なうところも多いようです。新潟中越沖地震の被災地 柏崎市でも、このGWに成人式が行なわれました。 -----------------------------------------------------------------新潟県中越沖地震の被災地・柏崎市の成人式が3日、市総合体育館で行われ、約800人が決意を新たにした。体育館は昨年7月の地震で壁にひびが入るなどして閉鎖。 例年通りの時期に式ができるようにと改修工事を進め、開催にこぎつけた。隣接する野球場には今も仮設住宅が並び、会田洋市長は「復興のために皆さんの力を」と呼びかけた。自宅が半壊し、親類宅で暮らす会社員の須田仁さんは「地域のために何かしたいという気持ちが強くなった」と話していた。(2008年5月3日 読売新聞) -----------------------------------------------------------------「地域のために何かしたいという気持ちが強くなった」 そうなんですよね~ 自分がそういう目にあわないと、なかなかその気持ちが起こらないものです。なんだかんだ言っても、まったく被災経験のない人にとっては「対岸の火事」なんですよね。私も昨年、2度 震災ボラに行きましたが、現地の被災程度はかなりひどいものでした。 1年や2年では完全復興は無理 と思います。 あちこち遊びに行かれたり、何かの参加のためにあちこち行かれる、また 金にあかしたグルメ三昧。 その費用の一部でもこういう方たちのために使って頂けないものでしょうか? 自分だけ楽しんでないで・・・ 明日は我が身かもしれないのです。ということで、本日のお題は 「食料自給率 その2」尚、昨日のお題は 「糖尿病防止 その1」ご覧になってない方はこちらもどうぞ前回 「食料自給率 その1」でも述べましたように、日本の食料自給率は40%を割っており、大半を輸入に頼っています。 輸入食材がなくなれば、現在の食卓はかなり寂しいものになります。日本人の味覚の原点ともいえるカツオだしにしても、原材料であるカツオはかなり輸入されています。 カツオは現在 かなり価格高騰しています。価格高騰の主因は輸入減少ですが、それには健康志向で日本食がブームになっている、ヨーロッパの輸入増大している ということが一番にあげられます。カツオ大国の日本は毎年 世界の漁獲量の15%にあたる30万トンほどを時前で水揚げしています。 しかし 漁獲量の減少もあり、それでも足りず、5~8万トン程度を輸入しています。近年 ヨーロッパはユーロ高を背景に日本より高い値段をつけられるようになり、日本が買い負けするようになりました。 それに、日本経済も景気高揚から下降へと低下しつつあります。そのため、台湾などの漁船は日本には寄らず、ヨーロッパ向けの缶詰加工基地のあるバンコクへ向かいます。 また オイルマネーに沸く中東でもツナ缶の需要は増えています。一方 国内のツナ缶メーカーでは、漁獲制限で高値となったマグロから、より安価なカツオに切り替える動きがあります。 某メーカーではツナ缶のカツオ比率を3割から4割に増やしています。このように、国内外で繰り広げられるカツオ争奪戦のしわ寄せは、中小の地場産業をも直撃しています。 枕崎で廃業したカツオ節業者は昨年は5社にのぼっています。また 前回も述べたように、、「日本はうるさいけど、中国はあれこれ言わずに買ってくれるので、日本に売らず中国に売る」ということで、大豆などは中国への輸出が多くなっています。中国が大豆を本格輸入するようになったのは、1996年からですが、食の洋風化に伴って食用油の需要が増大し、1人あたりの食用油消費量は今年、日本を上回る勢いになっています。また とうもろこしはバイオエタノール向けの栽培が多くなっており、食用生産が減っています。 それに バイオエタノール向けには遺伝子組み替えで、栽培が容易なこともあります。これまでの日本は経済力を背景に(景気増大)、世界中から質の良い食料を比較的安く買うことができました。 しかし 今 食料調達の最前線は強敵を前に苦戦しています。景気が良いから高値入札が出来ます。 景気が悪いとそれも出来ません。 経済の大原則です。 「札束で横面をひっぱたく」 あまり良い方法とは言えませんが、経済力があればそれも出来るのです。 もちろん為替差益、差損の影響もありますが・・・また、干ばつなどによる生産量の減少、環境問題による漁獲高の減少、そして 世界的に見れば増えている人口など、他にも複雑な要素がありますが、決してひとつだけの問題ではありません。輸入による日本の食料安定供給は、今 足元より大きく揺らいでいるのです。 つづく◆行方不明の ケイ君 まだ見つかっておりません。 長くなりそうなので、お知らせはヘッダーに移動しました。 ●別ブログ4/29の新着は「お米をもっと食べよう」 前回は「老眼」 こちらも見てね尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。
2008年05月07日
もうすぐGW、みなさんはどこかへお出かけの計画はありますか? ガソリンの安いときに行ってみよう と思っている方も多いと思います。ところで、以前「暫定税率」で書きましたが、租税特別措置法改正案の失効で、現在安くなっているガソリンが4/30の衆議院採決で延長が決定になるようです。元の値段に戻るのは確実なようです。 ところが、元の値段よりもあがる可能性もあるかも・・・ -----------------------------------------------------------------石油連盟の渡文明会長(新日本石油会長)は17日の定例記者会見で、ガソリン税の暫定税率が4月末に復活した場合、5月以降のガソリン価格が1リットルあたり30円近く値上がりすることもあり得るとの見方を示した。暫定税率上乗せ分の25.1円に、原油価格の高騰分が加わるためだ。渡会長によると、新日石の5月出荷分のガソリンなどのコストは、原油高騰などで1リットルあたり3円上がる。一方、為替レートの円高・ドル安で0.6円分コストが下がり、差し引き2.4円の上昇となる。これに、暫定税率の復活分と消費税分(1.3円)を合わせると、28.8円の値上がり要因となる。さらに、これまで販売価格に転嫁できていなかったコストが上乗せされる可能性もあるという。(2008年4月18日 読売新聞) -----------------------------------------------------------------えっ 元に戻るのを通り越してそれ以上になっちゃうの?そんなの反則じゃん!(どこが反則?)そのために 今のうちに入れておこうと、昨日から各地のGSにはかなり混雑している模様。 ただ ガソリン税は蔵出し価格なので、必ず5/1からあがるとは限りません。GSによっては安いうちに多く仕入れておき、しばらくは安値を持続するところも多くあると思います。 特にGWの需要期には、そこでGSの明暗も分かれることにもなります。さて、ガソリンの値上げもさることながら、昨年から今年にかけて食材の値上げが相次いでいます。 以前に経済問題で、景気がいいから値上げ傾向にある と書きました。これは経済面から言えば当然なのです。 景気の悪いときに値上げすれば客離れがすすみ、売れなくなります。 需要と供給の関係で、需要がなければ売れません。いくら生産量が少なくとも、需要がなければ価格は安くなり、反対に生産量が多くとも、それを上回る需要が多ければ高くなる。 経済の大原則、当たり前のことです。もっとも この当たり前のことが崩れたときは、デフレーション、インフレーションが起こります。ただ 残念ながら、現在の日本の景気は下降ぎみです。 各社が値上げを画策していたのは昨年。 つまり「景気が悪くなる前にやっちゃえ」ということなのです。 だから 今は景気の下降と値上げのWパンチ ということで、本日のお題は 「食料自給率 その1」尚、昨日のお題は 「姫路おでん」←ご覧になってない方はこちらもどうぞさて、現在の食材価格高騰ですが、過去のときとは若干異なります。 現在の価格上昇はあきらかな生産不足です。 それに加え、人口増大、世界各国の嗜好変化による需要拡大です。もちろん 昨年以前もそういうことがあり、価格高騰はしました。 しかし 昔の不景気の時代は原材料の高騰を食材の変更、調達先の変更など企業努力で乗り切ってきたのです。もちろん 価格高騰とはいえ現在の高騰幅より小さかったことも、それができる一因だったからです。数年前から昨年にかけて、日本は景気は良かった(庶民に実感はないが)から、「この際 原材料の値上げ分も含めてあげちゃえ」となったのです。それに 上記でも書いたように、最近の価格高騰幅はかなり大きく、少しの企業努力では吸収できないほどです。 事実、メーカーなどではお手上げ状態に近いそう。日本は食材の大半を輸入に頼っています。 したがって、原産国の値上げがモロに効いてきます。 それに 日本の輸入基準は厳しいこともあります。実際、「日本はうるさいけど、中国はあれこれ言わずに買ってくれるので、日本に売らず中国に売る」ということもあるようです。 まあ 安全の関心度の問題でもありますが・・・そのためにも食料自給率はあげないといけないのですが、残念ながら日本は年々落ちてきているのが現状です。さて、本題の食糧自給率ですが、まず「食糧自給率」とは、食べ物がどれくらい国内生産でまかなえているかを示す指標です。品目ごとの自給の度合いを示す「品目別自給率」、家畜などの飼料も含めた穀物の自給の度合いを示す「穀物自給率」、熱量(カロリー)を元に自給の度合いを示す「供給熱量自給率」があります。共通のものさしとして、基礎的な栄養素であるエネルギー(熱量)を用いて計算される「供給熱量自給率」が使われています。日本の平成10年の供給熱量自給率は約40%、昭和40年は73%であったのが50%をきってしまっています。 また、穀物自給率も62%から29%と低下しています。ほかの国はどうかというと、供給熱量自給率はオーストラリアがトップの309%、続いてカナダが159%、フランス141%、アメリカ132%となっています。先進国は食料自給率の維持、向上に向かう中、日本は低下の一途をたどっています。しかし そもそも、どこかの国と比べて良い悪いを言うのはちょっとおかしな話です。 その国の主食も違います。 小麦主体のところもあれば、日本のように米主体の国もあります。そして 穀物主体のところもあれば、肉・魚などが主体の国もあります。 また 副食や野菜の品種にしても違うでしょう。 相対評価も時に必要ですが、こと生きる基本の「食」については、これはもう絶対評価で、どうあるべきか、どうありたいか、から考えていく必要があるのではないでしょうか。さて、食品偽装や輸入食材の危険性を肌身に感じた昨今ですが、食量の自給率をあげる ということは食料の安全保障をあげるということでもあります。不測の事態に備えるという「食料安全保障」の観点はもちろん、国内の農水産業の存続という点からも、幾度となく自給率の向上は叫ばれてきたが、日本の改善は依然見られません。その一方で、期限切れ食品等の廃棄、飲食店や家庭における調理ロスや食べ残しといった、生産・消費の各段階における「食料ロス(食料廃棄)」の問題があります。国民一人一日当りに供給される食料は約2650キロ・カロリー。 そのうち 実際に摂取されるのは約1950キロ・カロリーです。(農水省資料より)この差の約700キロ・カロリー、なんと25%以上を廃棄しているということになります。食料自給率が低く、食料輸入大国である我々が心すべきことは、食料のムダを省くこと。 その上で廃棄物の再生利用など資源の有効利用に向けて積極的に取り組むことではないでしょうか。そして まず何よりも、ひとりひとりが「食」に対して襟を正すことが求められているのではないでしょうか。 続く・・・◆行方不明の ケイ君 まだ見つかっておりません。 長くなりそうなので、お知らせはヘッダーに移動しました。●別ブログ4/21の新着は「老眼」 前回は「泥酔で記憶がない という人の努力」 のんべえ必見! こちらも見てね尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください。
2008年04月27日
今の話題といえば、「ロス事件」の三浦和義容疑者を米警察当局が逮捕。 この「ロス事件」 当時の妻、一美さん殺害の銃撃事件があったのは1981(昭和56)年、27年も前です。日本の裁判で無罪にはなったものの、当時からグレーぽく、「疑わしきは罰せず」の理論だったのだろうと思います。 しかし アメリカの執念さには脱帽ちなみに 私が自営してから会社組織にしたのが、その前年 1980(昭和55)年でした。(自営はその1年前)当時は大卒サラリーマンの初任給が12万800円。 神戸市でポートピア'81が開幕した年です。 また 今は亡きダイアナ妃がチャールズ王子と結婚。 作家向田邦子が航空機墜落事故で死亡。 映画は薬師丸ひろ子さん主演の「セーラー服と機関銃」が封切られ、NHK大河ドラマ 「おんな太閤記」が人気を博しました。 音楽では寺尾聰さんの「ルビーの指環」が大ヒットし、松任谷由実「守ってあげたい」もこの年でした。 そして 横浜銀蝿の「ツッパリHigh School Rock'n Roll(登校篇)」がヒット。 これにつれて一世を風びしたのが「なめ猫」 「なめ猫」画像はこちら→「なめんなよ!」年も押し詰まって11月、ロッキード事件公判で「ハチの一刺し」があり、田中被告(当時の田中首相)の証言をひっくり返す爆弾発言また 「ノーパン喫茶」が出現したのがこの頃です。(定かではないが、発祥は大阪と言われています) ノーパン喫茶嬢出身のイヴちゃんは日活ロマンポルノにも出演し、当時 人気がありました。さて、ずいぶん長々となりましたが、四半世紀の時の流れをかみしめながら、ロス事件の今後の展開に注目してゆきたいものです。ということで、本日のお題は 「高齢者犯罪の増加」尚、昨日のお題は 「ロールケーキ、タルト」ご覧になってない方はこちらもどうぞ刑法犯全体は減少傾向にあるなか、低年齢化、高齢者の犯罪が増加している。 特に近年 高齢者による犯罪が全国的に急増傾向にある。背景にあるのは、「世の中の不正義」(マジメな人がバカを見る)、「他人との不干渉」、「自己中心」、そして 高齢者は「孤独」、「孤立」、「喪失」。また 高齢者には最近 「格差」と「認知症」も加わった。 団塊世代の大量退職により拡大も懸念され、抜本的な対策に迫られている。尚、平成17年版 高齢社会白書によると、65歳以上の高齢者人口に占める1人暮らし高齢者の割合は、昭和55(1980)年には男性4.3%、女性11.2%であったが、平成12(2000)年には男性8.0%、女性17.9%と顕著に増加している。今後も1人暮らし高齢者は増加を続け、特に男性の1人暮らし高齢者の割合が大きく伸びることが見込まれているまた 兵庫県警の統計では、1995~2005年の高齢者による犯罪のうち、各年の6~7割が窃盗。 県警刑事企画課によると、大半は万引という。全窃盗犯に占める高齢者の割合(高齢者率)は、01年に初めて1割を突破。 06年は、上半期(1~6月)だけで803人に上り、全体の18.3%と2割近くまで急増している。人口10万人当たりの刑法犯を示す「犯罪者率」で全国の刑法犯(交通事故関係を除く)を見ると、高齢者は1989年以後、3倍以上に増加している。「カニが食べたかった」あるスーパーで1500円のカニ缶詰1個を万引きして警備員に捕まった老人は、悪びれた様子もなく店長にこう言った。老人は1人暮らしで、無職。 身寄りはいない。 その老人は万引きの常習犯だったので、店長は警察に通報した。「万引きで捕まえても、警察に突き出すのはほんの1~2割。 高齢者ということもあり、ほとんどは説諭で帰してしまう」万引きGメンを40年間続け、数多くの高齢者の万引き現場を見てきた、ある万引き対策コンサルタント会社の責任者は、こう言う。警察に通報するのは、常習者で罪を認めようとしないなど、悪質なケースに限られる。「高齢者の万引き常習者の特徴は、カニ缶やお茶など1500円から2000円クラスの比較的値段の高い商品を1品だけ万引きすることです。 品数も少ないため見つからないという気持ちがあるんです」スーパーなどに設置の防犯カメラにはダミーもある。 高齢の万引き常習犯は、作動するカメラやダミーの位置も熟知しているそうだ。死角の場所も把握しており、手口はますます巧妙になっているかと思いきや、無防備にカニ缶などをポケットに入れる。万引きを繰り返しているうちに警戒心が緩んで、スキが出てくるという。バブル経済がはじける90年代初めまで、万引きする高齢者は興味半分や出来心でやっていた。 ところが、今は、お金のない高齢者が万引きをしている。「捕まえてみると、財布には10円玉が数個しか入っていないことが多い」そうだ。高齢者の犯罪パターンは、1) 若いころから犯罪を繰り返す 2) 中年(40代)から犯罪を繰り返す 3) 若いころに初犯の経験があり、高齢になってから再び罪を犯す 4) 60代になって初犯、その後、犯罪を繰り返す・・・ などの4つに分類されるという。深刻なのは 4) のケース。 2007年版「犯罪白書」によれば、06年末、全受刑者7万496人のうち60歳以上は8671人で、全受刑者の12・3%を占めているそうだ。このうち65歳以上の新受刑者は1882人(前年比285人増)で、新受刑者全体の5・7%を占めている。高齢者の約4分の3が2年以内に再犯を起こしている。 そして、65歳以上で犯罪件数が10犯以上の「多数回高齢再犯者」を見てみると、最も多いのが窃盗(51.4%)なのである。警察庁のまとめでは、昨年1~11月に刑法犯で摘発された65歳以上の高齢者は約4万5000人で10年前の約3.5倍(同期比)に増えている。その、ほぼ半数が万引きだった。 ほかにも10年で増えたのは、暴行の約1700人で17倍、傷害も約1000人で4倍以上。法務省矯正局によると、60歳以上の受刑者は97年末に3500人弱だったが、06年末には2.5倍増の約8700人になった。しかも、自力歩行が困難など、日常生活に支障のある高齢受刑者は増加の一途で、「今年3月末までに1000人ぐらいになる見通し」という。(同省・矯正局職員)なぜ、こうも高齢者の犯罪が増えているのか。「背景にあるのは、格差社会です。 社会的地位の低い貧困層の高齢者がダメージを受けています。生活保護を受けるのが難しくなっているので、身寄りのない高齢者は経済的にも追い詰められ、孤立していくのです。万引き急増は生活苦から。 介護殺人も増えていますが、孤立と生活苦が誘引している点は同じです。 地域のサポート機能が弱まっていることも一因です」法務省出身で、横浜刑務所首席処遇統括官などを歴任し、刑務所問題に詳しい龍谷大学法科大学院の浜井浩一教授(犯罪学)は、そう説明する。「身元引受人がいて、帰るところがあれば仮釈放になるが、高齢受刑者の多くは身内や親族などからも見放され、帰る場所がない。だから満期まで刑務所にいる。 高齢受刑者にとって刑務所は、ある意味で無料の福祉施設となっているのです。日々の食事の心配や世間の目を気にしながら生きるよりも、暖房や自由はなくても、仲間がいて生活が保障される刑務所のほうがましだと思う受刑者が増えています」とも言う。高齢受刑者のうち、満期受刑者は、約40%に及ぶという。 軽度の認知症を抱えるケースも増えている。「コミュニケーションが満足にできなくなり、自分がなぜ刑務所に入っているのか、自分の状況が分からなくなる高齢受刑者も増えている。 介護を必要とする受刑者が今後、さらに増加してくる」という。加齢に伴い、キレやすくなる傾向もある。 脳の前頭前野の外側部が衰えてくると、怒りっぽく、キレやすくなる。 諏訪東京理科大の篠原菊紀教授(脳・人システム論)は、こう言う。「高齢者がキレやすいことは、抑制力がなくなってきていることの表れです。 幼稚園児から80歳までの脳を調べていくと、怒りなどを抑制する機能は30歳をピークに徐々に落ち始め、60歳になると、6歳児とほぼ一緒になってくるのです。高齢になればなるほど先のことが思い描けなくなって、衝動的に目先のことばかりに思考がいくのです」と・・・増え続ける高齢受刑者に対応するため、07年度補正予算に、83億円が計上された。広島、高松、大分の3刑務所に、エレベーターや廊下の手すりを整備したバリアフリー型の「高齢者収容棟」を設置、今年中の運営開始を目指している。収容人員はそれぞれ約360人で、いずれの施設も市内の中心地に近く、医療機関と連携しやすい。 同省・矯正局職員はこう話す。「現在、一般施設に高齢受刑者を分散収容しているが、職員数も制限されているので、高齢者の処遇がなかなかできず、重荷にもなっている。すでに広島・尾道刑務支所に50人ほど収容できる施設があるので、新たな3施設を加え、1000人の高齢受刑者をカバーできる」といわれるが・・・高齢化社会の進む日本。 また 年々暮らしにくくなる日本。 それに 受給年金額も年々減額される。増えている「高齢者収容棟」 それより福祉的な高齢者施設を作るほうが先ではないか。 現在「特養ホーム」の入所待ちは半年から1年 という。 年々福祉予算が削られるなか、世の中は容赦なく高齢化社会に突き進んでいる。●別ブログ2/25の新着は「コタツでみかん」 前回は「美術鑑賞とグルメ三昧」 こちらも見てね尚、迷惑書き込みがやたら多いため、現在 別ブログのコメント欄は承認後でないと投稿表示できません。 ご了承ください
2008年03月01日
さて、お仕事 昨日「家庭訪問」で書きましたが、「月曜まで待ってください」というのが明日に順延になりました。 しかも 催促して、やっと返事がきた。引き上げはしませんでしたが、打ち止めです。 つまり 「今やってる分以上はもうやらなくていいよ。 後はこっちで書くから・・・」です。 それに 唯一 社内で考えながら書くマトモな図面を書いてる人が体調不良で休みがち。今日もお休みでした。1週間のうち2日お休み、1日午後から出社。 仕事になりません。 当然 間に合わないので、自分で書くことに・・・ マトモなのはおらんのか!両方あわせてこちらの負担増大。 ひとりでできる量を超えています。 それでも できるだけやらなければならないのは民間企業のサービス業。某(社保)官庁のように、「処理できないからできません」という無責任なことはできません。いいよなぁ~ そんな無責任なことして信用丸つぶれでも官庁は潰れないんだから・・・ところで、値上げラッシュの中、またまた値上げのニュース。-----------------------------------------------------------------●キッコーマンしょうゆ11%値上げ、影響波及の恐れもしょうゆ最大手のキッコーマンは14日、しょうゆ全商品を来年3月16日出荷分から値上げすると発表した。対象は国内で製造販売する家庭用、業務用を合わせた132品目で、値上げ幅は家庭用の希望小売価格で約11%になる。キッコーマンのしょうゆの値上げは1990年9月以来17年半ぶりだ。しょうゆは多くの食品に使われるため影響が大きく、めんつゆなどの関連商品から加工食品、外食産業まで値上げが波及する可能性もある。しょうゆ2位のヤマサ醤油も「原材料高をコスト削減だけでカバーするのは難しい」(広報)と値上げを検討していることを明らかにした。最大手のキッコーマンの値上げで、中小メーカーを含めた他社も追随する可能性が高い。キッコーマンによると、大豆や小麦など原材料価格の高騰が値上げの理由だ。主力商品の「キッコーマンしょうゆ」(1リットル)は38円高い368円(税抜き)、「特選丸大豆しょうゆ」(1リットル)は49円高い479円(同)などとなる。外食産業などでは、「しょうゆは和食を中心に多くの料理に使われており、牛丼やラーメンなど大量に使う店ではコスト高につながる」(外食大手)との声も出ている。(2007年12月14日 読売新聞)●森永も34年ぶり値上げ、ヨーグルトや飲料など64品目乳業大手の森永乳業は14日、ヨーグルトや飲料など計64品目について、来年3月1日以降の販売分から、希望小売価格の引き上げや内容量の減量による実質値上げを行うと発表した。値上げ幅は3~20%としている。 ヨーグルトや飲料を値上げするのは、オイルショック後間もない1974年以来34年ぶり。乳原料などの原材料価格や、包装材の価格が高騰しているのが理由という。「ビヒダスヨーグルト」(500グラム)は10円引き上げ210円(税抜き)となる。同社はチーズの値上げを13日に発表したばかり。(2007年12月14日 読売新聞)-----------------------------------------------------------------やっぱり という感じです。 さて、来年はどんな暮らしぶりになるやら・・・ということで、本日の本題 「値上がり」尚、ここに書ききれませんので、続きは別ブログになります。●値上げラッシュティッシュ、トイレットペーパー、食用油、マヨネーズ、スキムミルク、コーヒー、芋焼酎、レギュラーガソリン・・・これらはすべて今年6~7月にかけて価格が上昇した。 8月以降も、マグロ・カツオの缶詰や、ハム、ソーセージ、乗用車向けバッテリーといった製品の値上がりが続いています。そして、今回 上記のごとく、しょうゆに乳製品。 まさに軒並みといっていい。 これらの価格が上昇した理由は複合的なものがある。穀物の高騰や原油高、木材や金属など素材の需要拡大、輸入品の価格を上昇させる円安などが重なって値上がりに拍車がかかっている場合もある。ただ、ここに挙げた商品はどれも生活に欠かせないものが多い。 価格アップに踏み切った各メーカーは、異口同音に理由を説明する。「これまでコスト上昇に対し、製造や販売部門で自助努力を継続してきたが、企業内の合理化で対応できる限界を超えた」企業が、値上げ回避を懸命に努力したものの、消費者に価格転嫁をのんでもらわざるを得なくなった という最近の値上げの現状を、日常生活の場面ごとに見てみたい。●食料品 庶民の好物が標的に日本人に愛されている代表的な国民食といってもいいインスタントラーメン。 これも業界大手が来年からの値上げを決め、他社も追従する見込み。もちろん お店で出す本格ラーメンも同じ。 めんは小麦粉で作られ、スープは、しょうゆ味でも、みそ味でも大豆が使われ、隠し味となる魚介類も値上がりしている。セットで頼みたいギョーザも皮が小麦で、具のひき肉も豚肉が中心的な存在。 あるラーメン店チェーンは、「メニュー全体の値上げを検討せざるを得ない」と打ち明ける。子どもに人気のカレーライスも危機に瀕している。 ルーは小麦粉がベースで、メインの具は肉類。同じく子どもが好きなファストフード、ハンバーガーの大手、マクドナルドは6月から東北などで値下げする一方で、東京、神奈川、大阪、京都の4都府県で値上げした。値下げ幅より値上げ幅が大きい。 なおかつ、都市部の売上のほうが圧倒的に大きい。 背景は人件費や店舗賃料の地域格差が広がっていることだが、他のチェーンに与える影響を心配される。ファストフードのメニューに使われる原料は、値上げ傾向の食料品が多い。 当然 苦しい他社もマクドナルドに追随する構えです。そして 庶民の味方のはずだった「第3のビール」さえもピンチ。 大豆、トウモロコシ、サトウキビ、小麦を原料にしているからです。 ビール各社は「昨年に酒税法改正で値上げしたばかり。ビール各社は「検討していない」と強調するが、いつまで我慢できるか。 原料高騰が製造面の重荷であることは間違いない。ヨーグルトやチーズなどの乳製品は、健康志向で国内市場が拡大する一方で、原料の生乳はヨーロッパからの輸入が多い。昨年から顕著なユーロ高・円安は現在も止まらず、輸入コストはかさんでいる。 中国やロシアなど経済成長が著しい国で需要が大きく伸びている点も、潜在的な値上がり要因です。そして、料理になくてはならない、しょうゆやみそは、原料の大豆の高騰だけでなく、6月から製塩大手が「製造の燃料となる石炭の価格上昇」を理由に、卸売価格を2割弱引き上げている。その結果、上記のごとく17年半ぶりとはいえ、かなり大幅な値上げ。 当然 外食産業を含む食の業界には影響は出る。●バイオ燃料転用の影響は甚大これら食料品の全般的な値上げの背景にあるのは、世界的な穀物の不足です。小麦、大豆、トウモロコシの価格の推移を見れば一目瞭然。 2000年を基準にすると、小麦と大豆は現在のところ2倍近くに達する勢いになっています。トウモロコシは倍を超えています。 来年は、小麦と大豆が2・5倍、トウモロコシに至っては4倍に達する推移という。なぜ、こんなにも高騰しているのか。 この原因として、新たなエネルギーとして注目されるバイオエタノールの世界的な量産を挙げられる。 もちろん干ばつという自然環境も一部はある。バイオエタノールはトウモロコシやサトウキビなどを発酵させて作るアルコールの一種で、ガソリンに混ぜると自動車燃料として使えます。植物は二酸化炭素を吸収して育つので、燃やしても二酸化炭素の総量は増えない計算となり、地球温暖化を防ぐと期待されています。アメリカは12年までに年間75億ガロン(1ガロン=約3・8リットル)をガソリンに混ぜて販売することを義務付け、日本もバイオエタノール入りガソリンが売られ始めています。このため、原料のトウモロコシやサトウキビは需要が急増して供給が不足し、価格高騰を招いたともいえます。それを補おうと、アメリカを中心に小麦や大豆畑などをトウモロコシやサトウキビに転作する動きが広がり、その余波で小麦や大豆の価格も上昇しているのである。また 弁当店で食用油の値上げも、原料の菜種が盛んにサトウキビに転作されているためだ。 転作の動きは、オレンジなどのかんきつ類にも及んでいる。地球規模で頻発する異常気象や干ばつも穀物高騰の原因に挙げたうえで、こういう見方ができる。「米国農務省の穀物在庫に関する統計を見ると、トウモロコシを中心に大きく減り、来年も減る見通し。 需給関係を考えると、食料品値上げは避けられない」と・・・当然、小麦や大豆、トウモロコシなどが高騰すれば、これらを原料や材料にする食料品も、たちまち値上げ圧力を受ける。日本の食料自給率は40%以下で、特に小麦の自給率は14%、大豆に至っては3%。 食料の価格高騰は、じわじわと日本人の食卓を揺さぶりつつある。ということで、時間切れ。 この続きは別ブログで・・・ こちら→「値上げラッシュ」今 大阪ではSDD運動がFM大阪を中心に広がっています。詳しくはこちら→「STOP!! DRUNK DRIVING PROJECT」(飲酒運転撲滅キャンペーン)「飲んだら乗るな! 乗るなら飲むな!」●別ブログ12/17の新着は「値上げラッシュ」 また、前回は「荒っぽい運転も記録」 前々回は「第六感をも制するか」 こちらも見てね
2007年12月17日
お仕事 えらいことになってきました。 恐れていたことが、ついに・・・なんだ いきなり とお思いでしょうね。 すんましぇ~ん 先週 「ハーレー、陸王、メグロ」で言ってたように、別口のお仕事がとうとう出てきました。 それに これまた別口の私のお客さまから、常駐派遣員の要請が・・・まあ 仕事をいただけるのはいいことなんですが、忙しいときには重なってくる。 もうちょっと均等にあればいいんですけどね。 まあ サービス業ですから多少のムリはしかたないんですが・・・一応 シャッチョーに報告して、お持ち帰りの外注探しと、派遣要員を探すのをお願いしました。 来週 両方の件で打ち合わせです。(来週は今の件で忙しいんですけど・・・)てなことで、ひじょーに忙すぃでふ~(今週 日曜日も出勤確定)あ なぜか私の時間単価が今月より、いきなり2割UPになりました。これは文句なくうれぴーさて、本日は時事ニュースとともに、いきなり本題の予定なので、ここいらで昨日のブログの宣伝。 昨日のブログは 「赤鼻のトナカイ」←ご覧になってない方はこちらもどうぞところで、来春より自動販売機でたばこを買う際には、ICカードが要るようになったのはご存知でしょうか? 未成年者の購買を防ぐためだそうです。非喫煙者には関係のないことですが、喫煙者にはおおいに関係あり。 めんどくなりました。 しかし 未成年者の喫煙を防止するためですから、やむを得ないと思います。 そして こんな自販機も出現。-----------------------------------------------------------------カメラ搭載 たばこ用カメラによる顔認証の機能で成人かどうかを判別し、未成年者の喫煙防止につながるというたばこの自動販売機を、自販機製造・販売のフジタカ(京都府長岡京市)が開発し、たばこ販売店向けに11/12日売り出す。上部にあるカメラに顔を向けてボタンを押すと、たるみ、しわ、骨格などから購入者の年代を3秒程度で判別する。 10~60歳代の500人で実験したところ、9割の確率で成人かどうか特定できたという。はっきりしない時は、運転免許証を読み取り機に差し込むよう音声で案内して 年齢をチェックする。 想定価格は80万~110万円で、初年度の販売目標は1万台。(2007年11月10日 読売新聞)-----------------------------------------------------------------上記のように、来年(2008年)から自動販売機でのたばこの購入方法が大きく変わります。 たばこを自動販売機で購入する際に、成人かどうかを機械に識別させる専用ICカード「taspo(タスポ)」が必要になります。この取り組みは未成年者の喫煙防止策として、「社団法人日本たばこ協会(TIOJ)」、「全国たばこ販売協同組合連合会(全協)」、「日本自動販売機工業会(JVMA)」の3団体が主体となって行うもので、全国の自動販売機、約56万5000台に適用されます。そう、来年 春からはこの「taspo(タスポ)」がなければ、自動販売機でのたばこの購入ができなくなるのです。 「taspo(タスポ)」は成人のみに発行されるICカードで事前の申し込みが必要です。申し込むには、小売店やインターネットのtaspo公式サイトにある用紙に必要事項を記入の上、運転免許証、各種健康保険証、住民票など氏名、住所、生年月日、住所がわかる資料のコピー、顔写真を添えて郵送しなければならない。えーっ めんどい~もちろん、申し込み時点で20歳であることが最低条件なので、運転免許証のように誕生日の1か月前から受付なんてことはない。昔 子供が小さいときに、よく買いに行かせました。 確か 180円のときで、200円を渡して、残り20円をお駄賃としてあげていましたけど、そういうのはできないですね。 てか、そういのは良くないんでしょうね。いや、それにしても顔写真まで必要とは・・・ で、「taspo(タスポ)」について導入のきっかけやそのしくみについてをちょっとウンチク。「現在、たばこの売り上げは自動販売機と対面販売とで半々です。 でも、未成年者に限っていうと、自動販売機からたばこを購入する割合も高く、カードでの成人識別を導入することになり、ICカードでの成人識別を決定いたしました」と 日本たばこ協会未成年喫煙防止対策室担当者。「顔写真はシステム的には必要ではないのですが、本人のみがカードを使用、他者へカードを貸さない、といった帰属性を高めるための対策として取り入れました。成人の方にはカード入手などご不便をおかけすることになりますが、これも未成年喫煙の防止のため、とご理解をいただきたいと思っています」とのこと。そして、そのtaspoの使用法は・・・「『taspo(タスポ)』では2種類のたばこの買い方が可能です。 『taspo(タスポ)』はプリペイド式になっているので、カードにチャージ(入金)をしておけば電子マネーで購入することもできます。もちろん、カードは成人識別だけに使って、従来通り現金で購入することもできます」とのこと。現在、たばこの売り上げは自動販売機と対面販売とで半々。 たばこ販売店などで購入する場合は「taspo(タスポ)」は必要ないけれど、ここではきっちり購入者が未成年かどうかの確認がなされていることをお忘れなく。未成年者喫煙禁止法では、未成年本人の刑事処分はないとされるが、未成年者が自分自身で喫煙することを知りながらたばこや器具を販売した者に、50万円以下の罰金と明記されている。また 未成年者の喫煙を知りつつも制止しなかった親権者やその代わりの監督者は、科料(1000円以上1万円未満)に処せられるとなっている。だけど 注意したら、「なんやねん! おっさん」と、すごまれたら怖いしなぁ~ なにせ気が弱いし・・・尚、すべての販売機が「taspo(タスポ)」に対応するのは来年の7月ですが、「taspo(タスポ)」の申し込みは所定の申込み書を入手次第可能とのこと。申込み書は主にたばこ販売店などに置かれるが、鹿児島、宮崎、神奈川では今月12月より、その他の全国エリアは2008年2月からとなっている。 尚、taspo.jpからは今月12月より全国でダウンロードが可能。今後は2008年3月の鹿児島、宮崎での稼働を皮切りに2008年5月から3つに分けられたエリアごとに順次稼働される。 エリアと「taspo(タスポ)」開始時期(申込・導入)についてはtaspo公式サイトでぜひ一度事前のご確認を・・・自動販売機の成人識別については「taspo(タスポ)」の他に自動販売機の内臓カメラで購入者の顔を撮影し、識別する方法もある(上記記事参照)とのことだけれど、このタイプの自動販売機に取り組んでいるのは1社のみ。いずれにしてもたばこは20歳を過ぎてからということをお忘れなく。 そして、未成年喫煙防止は周囲の大人の協力も必要です。 未成年の喫煙に関しては周囲の大人の責任は大きいようです。 知らん顔していてはいけません。今 大阪ではSDD運動がFM大阪を中心に広がっています。詳しくはこちら→「STOP!! DRUNK DRIVING PROJECT」(飲酒運転撲滅キャンペーン)「飲んだら乗るな! 乗るなら飲むな!」●別ブログ12/11の新着は「荒っぽい運転も記録」 また、前回は「第六感をも制するか」 前々回は「遠吠え」 こちらも見てね
2007年12月12日
この前 「地震」で、建物が現在の建築基準法に合致していても、倒壊の危険性があることを書いた。 また 「耐震性」では、木造軸組工法の耐震性のことを書いたが、このほど日本の伝統工法は地震に強いことが立証された。-----------------------------------------------------------------●日本の伝統工法揺れかわす中越沖地震でも確認/持ち味生かし耐震補強古い木造住宅は地震に弱いと考えられてきた。 だが、日本古来の伝統的な建築法は、古くても意外と耐震性が高いことが、今年7月の新潟県中越沖地震などで確認された。ただ、その持ち味を考慮せずに増築や耐震補強を行えば、かえって倒壊しやすくなる可能性がある。●柔よく剛を制す大手住宅メーカーなどが建設している木造住宅では主に「在来工法」という建て方が採用されている。 特徴は、 コンクリート基礎の上に土台をしっかり固定 柱とはりなどの横架材との接合部を金物で補強 壁に筋交いや合板、石こうボードを使用などで、頑丈な造りだ。それに対し、神社仏閣などの建設を通して発展した日本古来の木造建築は「伝統工法」と呼ばれ、 土台は敷設せず、柱脚を礎石に載せるのが一般的 柱と横架材はほぞとほぞ穴で緩やかに接合し、金物では補強しない 壁は土塗り壁が多く、筋交いや合板、石こうボードは入れないという特徴がある。 一見、弱々しく、揺れやすそうに感じられる。耐震性を調べるため、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)と京都大防災研究所は今年1、2月に兵庫県三木市の「実大三次元震動破壊実験施設(E―ディフェンス)」で実験を行った。震動台の上に、屋根の構造を変えた典型的な伝統工法の2棟を建設。 阪神大震災で記録した最大震度7の地震動で揺らしてみた。いずれも、柱脚が礎石の上を滑ることで、地面の急速な動きを建物に伝えにくくする免震効果が働いたほか、柱と横架材が接合部でしなやかに動いて揺れを建物全体で受け流し、倒壊を免れた。壁は設けなかったが、実際には土壁が壊れて地震のエネルギーを吸収するという。 こうした実験結果は、住宅6493棟が全半壊した今年7月の中越沖地震でも実証された。京都大防災研究所の鈴木祥之教授らのグループは、被災地で現地調査を行った。柏崎市中心部の北東約15キロにある木造民家は、築105年と調査対象で最も古かったが、被害は土壁に亀裂が入り、漆喰(しっくい)がはがれた程度で、いずれも修復可能という。耐震性を保つには伝統工法の建物でも、湿気やシロアリで接合部が傷むと、本来の持ち味が発揮できなくなる。中越沖地震や今年3月の能登半島地震などでも柱と横架材の接合部の劣化による倒壊被害が多数確認された。被害の集中した1階が店舗、2階が居室という木造住宅では、壁の少ない1階が柔らかく、壁の多い2階が固くて重いというバランスの悪さが影響した可能性があるという。伝統工法の建物を在来工法で増築したり、補強したりすると、かえって耐震性が低下することもわかってきた。鈴木教授らは、伝統工法の土壁と、筋交いの入った在来工法の壁をつないで揺らす実験を実施。土壁だけなら、筋交い入りの壁で限界となる変形を超えても壊れないが、両方をつなげると筋交い入りの壁が壊れた衝撃で土壁も壊れた。鈴木教授は「伝統工法の建物を耐震補強する際は、在来工法の壁を加えたり、接合部を金物で固定したりせず、柔らかくしなるという伝統工法の持ち味を損なわない配慮が必要。1階と2階のバランスが悪い建物では、2階の壁を減らすという方法もある」と提言している。(2007年10月22日 読売新聞)-----------------------------------------------------------------昔の人は偉かった。 現代のようにコンピュータもない。 当然 地震係数とやらを織り込んだ建築の強度計算などはできない。 すべて今までの経験と勘、そして しっかりした手先の技術の結晶だ。現代の日本は生産を忘れている。 大半の普及品は人件費が安いから といって、安易に海外工場で生産し、それを日本に逆輸入している。 または、それを第3国に輸出して利益を出している。もっとも そのおかげで我々は安い商品が入手できるし、現在の一部大手の業績回復の一因にもなってはいるのだが・・・ しかし 海外で作っているから、雇用も生まれない。 だから、いつまでたっても景気回復感がないのだ。昨日のブログ「偽装」にも書いたが、これが一般庶民に景気回復感がない原因の一部だ。 それに 企業格差がありすぎ、業績回復しているのは大手の一部。 半数以上の企業が、まだ業績悪化のまま推移している。また 業績回復している大手企業は、自分たちのグループ内で仕事をまわしている。(大手企業ともなれば、多いところは100近い関連会社がある) 従って、中小企業などはいまだに景気回復感はまったくない。話がずいぶん横道へそれたが、生産を忘れて日本の将来像は大丈夫なのか? また 効率化を追うあまり、手間のかかるものを捨ててしまっていいのだろうか?団塊世代はちょうど日本の高度成長期にいた世代である。 技術的にも基礎を築いた時代。 何もない外国の物まねから、今の技術を生み出した。 従って、ひとりがなんでもできるオールマィティーが多い。反面 現代は専門分野別に分業体制がすすんでおり、そのことには非常に詳しいが、そこからはずれると、まったく無知な専門技術者も多い。また 業務の推進もマニュアル化されて、マニュアルがないと何もできない、創造性などとはほど遠いロボット人間ができあがっている。そして 3Kの仕事を嫌い、見かけのカッコよさだけで仕事を選ぶ若者も多い。 そして その3Kの仕事は海外(主に中国、東南アジア、ブラジル)の出稼ぎ組がになっている。失業率が高いのも、こういうミスマッチ(ぜいたくともいう)が多くなったからだという。グルメを追い、おかげで肥満でダイエットに励む現代人。 何か矛盾してないだろうか?尚、建築関係として、過去ログに「古代建築」があります。こちらもご参考に・・・ ●別ブログ10/28の新着は「遠吠え」 また、前回は「大地震直前に何ができるか」 前々回は「もやし」 こちらも見てね
2007年11月01日
ヤバイです! 右肩がだるい あ 50肩ではありません。 きっぱり!昨日 がんばってチェンソーで雑木伐採したものの、今朝になって右肩のだるさが出てきた。何のことかわからない方、昨日のブログ「地震でガスは自動停止」参照ください。ま 翌日出てくるのはまだ若いのかなぁ~ てなこと言ってる場合じゃないけど・・・ だるいだけで、痛いということはないので、まだマシ。 仕事にはたいした影響はありませんから。そういえば、ここ 10数年 シャープペンシルより重いものは持たなかったもんなぁ。 だけど これでも若いときは工場の現場にいてましたから、鉄の塊(30~40kg)を持ってました。それからでも40代くらいまでは30kg前後は平気で持てましたね。 木曽のログ工事のときも、小型冷蔵庫を背中に背負ってひとりで担ぎ上げましたし、コピー機も持ってあがった。でも つい最近 21インチのモニター(20kgくらい)を持って帰るとき、息切れしましたな。 しかも モニターだから、落としたりしたら大変。 途中で何度放り出したかったか・・・確かに体力の衰えは序々にきてます。 が、まだ 普通の人よりは力仕事はできますよ。 ただ 普段やり慣れてないから、こんなように後からきますけどね。 ところで、昨夜 スーパーでこんなものを見つけた。 パイナップル・メロンパン(下) 明太子ウインナ・フランスパン(上) その名のとおり、メロンパンにパイナップル片が入っている。 フランスパンはウインナソーセージに明太子をまぶしたものが中に入っている。 一見 ミスマッチのようだが、意外といけまする。パンといえば、最近 ブログ仲間のまっちゃもかさんがパン焼きに凝っている。 前回も自作の星型パンを頂いた。 今日はこんな頂き物が届いた ↓ 彩の国ぽてと など詰め合わせ 右端外は抹茶マドレーヌ まっちゃもかさん ありがとー!(デジカメが壊れたので、携帯で撮ったから画像が悪いのはご容赦)てなことで、本日の本題。 「うなぎ」明日 7/30は土用の丑の日。 スーパーにはズラ~ッとうなぎの蒲焼きが並んでます。 しかし 「少し高くても美味しい国産を選ぶか、安い中国産を選ぶか」の2択。 1年に1回だからと、国産うなぎを選ぶ人が多いかもしれない。 でも 高い。が、最近の中国騒ぎで、中国ものが不評だ。 昨年に比べて1/10くらいだそう。 新聞でもこういう記事が載っている。「土用の丑」の30日を前に、中国産の食品の品質への不安から中国産ウナギへの不信感が高まり、国内で養殖された国産ウナギに人気が集まっている。(読売新聞より)詳しくはこちら→安さより「高価な安心」、中国産ウナギが品質不安で不振尚、記事は時間の経過とともに変わることがあります。最近の中国騒ぎで、中国ものは敬遠ぎみにあるようだが、やはり値段の差は大きい。 特に今年は上記のように中国産不信 があるので、かなり高い。 だけど、国産はなぜこんなに高いのか。 しかも どこともほぼ同じ値段。ブランド化している浜名湖のうなぎは高くて、あまり知られていない産地のうなぎは安い とことがあってもおかしくないのに、実際はそうでもない。 これにはちょっとした秘密がある。「うなぎの価格は、愛知県一色町(いっしきちょう)という小さな町の値段が基準になっています。 それで、産地関係なく日本全国すべて同じになるんです」と あるうなぎ組合から聞いた。( ̄▽ ̄:) エッ そんな取り決めがあるの。それって いま流行りの談合じゃない?「日本全国、組合などの地域単位で池揚げ価格(組合や問屋などが養殖業者から買い取る値段)を統一させているんです。例えばAの養殖業者からもBの養殖業者からも、同じ地域なら同じ価格で買い取るんです。 それが一色町でも行われ、生産量の多い一色町の価格が、他の地域の目安になっているようです。」愛知県一色町は、市町村単位でのうなぎ生産高が日本一の町。 人口2万5千人という小さな町にもかかわらず、1983年から連続でトップの座を守り続けている。そうしたことから、一色町の価格が、全国の基準値になっているそうだ。価格の決め方は、需要と供給のバランス。 さらに中国モノや台湾モノの値段も参考にして、漁協と販売組合が話し合って決めているそうだ。「昔はうなぎが獲れないとき、1匹3千円など、業者によってはとんでもない高値で売ることがあったんです。 でも それだと消費者はうなぎを買えなくなり、うなぎ離れの危険が出てきます。そこで、安定した価格で消費者に提供するため、だいたいの価格を決めるようになったんです。」と おっしゃる。 決して高値取り決めの談合ではありません! とのこと。 ただ あくまでもこれは池揚げ価格。 消費者の手元に届くまでに問屋や業者を経由しているから、そこで価格が大きく変わったり、産地によって差が出ることもあります。引き続き、新潟県中越沖地震の支援をお願いします。尚、全防災では災害支援ボランティアを募集をしています。詳しくは、こちら → バード防人新潟県中越沖地震で被災した柏崎市で、介護を必要とするお年寄りの施設への入所希望が相次いでいる。(共同通信)詳しくは記事で→「高齢者の施設入所が増加 地震被災地、定員の1.5倍」尚、記事は時間の経過とともに変わることがあります。バードさんから、柏崎からの第1報が「とにかく人手が足りません!」第2陣、3陣のボランティアを募集しています。 また その人たちを支援するための義援金も募集しています。 現地に行っていただく人の負担を、少しでも軽くしてあげたい との願いからです。 多くの方の協賛をお願いします。昨日 第2陣先発として、バードさんが柏崎に向け出発しました。現地より第2次報告が入っています。尚、日程調整がつき次第、翌々週に私も現地入りする予定です。●別ブログ7/26の新着は「初恋」 林芙美子の初恋物語 前回は「キムチ」 今 人気の各務ヶ原キムチ また、前々回は「亜麻の花」 乳ガンで早逸した帯広の歌人のお話 こちらも見てね
2007年07月29日
今回の新潟県中越沖地震 意外と被災規模が大きかったようです。 17日午後2時現在 死者9人・負傷者1088人にのぼった。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。前回 新潟・中越大地震がおこったのは3年前の11月。こういうことを書いていました。→「10日の日記」尚、全防災では災害支援ボランティアを募集をしています。詳しくは、こちら → バード防人さて、日本の経済ですが、6月の街角景気指数は悪化しているそうです。----------------------------------------------------------------内閣府が9日発表した6月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数は46.0で前月より0.8ポイント低下した。悪化は3カ月連続。 良い悪いの境目を示す50も3カ月続けて下回ったが、内閣府は街角景気の基調判断を前月までの「このところ回復に弱い動きがみられる」という表現で据え置いた。調査は景気を肌で感じやすい小売店などで働く人ら約2000人が対象。 3カ月前と比べた景気の現状を「良い」から「悪い」まで5段階で答えてもらい、現状判断指数をつくっている。6月は家計動向関連の指数が45.1と、前月より1.3ポイント悪化した。ガソリン価格の上昇に加え、6月からの住民税引き上げが影響したとみられ、「税負担が増えて客1人あたりの購入額が減った」(近畿の百貨店)などの声が目立った。 (2007年07月10日 日本経済新聞)反面、5月の機械受注は上昇しており、基調判断を上方修正する というちぐはぐな政府方針である。 一体どっちなのよ と言いたくなる。内閣府が9日発表した5月の機械受注統計によると、国内設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」(季節調整値)は1兆717億円で、前月比で5.9%増えた。増加は2カ月連続で、主要調査機関による事前の予測の平均値(2.6%増)を上回った。 内閣府は基調判断を前月までの「足元は弱含んでいる」から「一進一退」に上方修正した。基調判断を「一進一退」とするのは今年2月以来、3カ月ぶり。機械受注統計は内閣府が機械メーカーが受けた注文の状況を調査・集計したもので、変動の激しい船舶・電力を除く民需は半年から9カ月程度先の設備投資の動向を示す指標とされる。 ただ、単月では振れが大きい。5月は製造業からの受注が前月比15.3%増と4カ月ぶりにプラスとなり、全体をけん引した。半導体製造装置や通信機械などの「電気機械」や自動車工業などからの注文が増えた。 一方、非製造業(船舶・電力を除く)からの受注は1.8%減で、2カ月ぶりにマイナスに転じた。(2007年07月09日 日本経済新聞)----------------------------------------------------------------まあ 政府としては内閣支持率が大幅に下がっており、明るい話題には「わらをもすがる」思いで大々的に訴えたいのであろう。確かに一部企業の景気は良くなり、今年のボーナスは小幅ながらUPしたところ多かった。 しかし 小手先の技ではそろそろ通用しない。 もっと根本的な解決を考えてもらわなければ・・・ところで、この前「古い紙幣はどこへ?」で、くたびれたお札の行方を追及したが、今日は新札発行に伴う旧札の行方を追ってみることにした。その前に、昨日のブログは「合コン」←ご覧になってない方はこちらもどうぞ昨年の11月1日、20年ぶりとなる新紙幣の発行から早くも9ヶ月が経った。 なんだかやたらウキウキして、驚いたものだったが、野口英世のちょっと不気味な目つきにも最近やっと馴れてきたかな~ というところ。初めて新紙幣を手にした際、思わず一枚保存しようとし、「これからはこっちの方が普通になっていくんだよ」と友人に言われてハッとしたことがあった。そうそう、貴重なのはこれからなくなっていく旧紙幣の方。ちなみに 伊東博文の千円札 保管してます。 また 板垣退助の100円札もある。それにしても、この旧札、一体いつごろ姿を消すのだろうか? 現状ではまだけっこう見かける気がするが・・・というわけで、紙幣の発行元「日本銀行」に聞いてみた。それによると、昨年11月の新紙幣発行の時点では「2年間」をおよそのメドにして回収していく予定だったのだが、旧紙幣の偽造事件が相次いでいるため、目標期間を「1年半」に、つまり半年早めて回収に力を入れているところだという。そもそも 新紙幣の発行の大きな目的の一つが「偽造防止」にあるのだから、旧紙幣がいつまでも残っていて偽造されてしまったのでは意味がない。なるほどこれは急がなくてはならない。 各金融機関から日本銀行に「回収」された旧紙幣は検査の上、順次廃棄されているとのこと。予定の通りに回収が進めば、来年の夏前には姿を消す旧紙幣。 夏目漱石と新渡戸稲造にお別れを言うなら今のうち!ちなみに、日本銀行のサイトの「お金について」のコーナーはわかりやすくて面白いのでおすすめですよん。 現在はほとんど見ることができない旧旧紙幣も見ることができる。 日本銀行のHPはこちら→「日本銀行」この中の「にちぎん☆キッズ」に、「にせ札防止のひみつ」では、偽造防止技術がマウス操作により確認できます。ちなみに、10円札 使ったことあります。(かすかな記憶ですが・・・)●別ブログ7/15の新着は「キムチ」 今 人気の各務ヶ原キムチ また、前回は「亜麻の花」 乳ガンで早逸した帯広の歌人のお話 また、前々回は「カレーに何をかける?」 こちらも見てね
2007年07月17日
さて、大型で非常に強い台風4号さんですが、午後2時ごろ、鹿児島県の大隅半島に上陸し、宮崎県日向灘を通過、四国の太平洋沿岸を経て15日朝に近畿に達し、同日深夜にかけて東海、関東の太平洋沿岸を進む見込みです。これから進路にあたる地域のみなさんは充分な注意が必要です。尚、バードさん率いる「全防災」は、これからの被害に備えて待機しています。 もし 被害地域への支援が必要なときには、ご協力をよろしくお願いします。こちら 大阪も雨が強くなってきました。 風は今のところひどくはないですが、これから深夜にかけて強くなってくるものと思われます。 充分 ご注意ください。ところで、話は変わりまして、先日 こういう記事を見ました。----------------------------------------------------------------●日本の「富裕層」、147万人に・・・100万ドル(約1億2300万円)以上の金融資産を持つ日本国内の「富裕層」が、昨年1年間で5.1%増加し、147万人となったことが、米証券大手のメリルリンチなどが実施した調査でわかった。増加率は、前年(4.7%)を上回った。 富裕層は企業経営者が多いとみられ、同社は「戦後最大の景気拡大が続き、ビジネス環境が好転したことが要因ではないか」と分析している。世界全体の富裕層は、新興国の急成長を背景に8.3%増えて950万人に達した。 日本の富裕層はこのうち15.5%を占め、米国に次いで世界2位となっている。(2007年7月7日 読売新聞)----------------------------------------------------------------確かに日本の高額所得者も増えているし、過去の経済成長で富裕層も増えた。 しかし ここまで増えているとは・・・ (ちょっとは回してくれよ)現在 地域格差、経済的所得格差がよく言われているが、これからも格差が広がっていくだろう。 ただ 問題は低所得者層が増えていること。 これがこれからの日本経済の問題であろう。 ということで、本題に入ります。 以前 「お金」で模擬紙幣の画像を載せましたが、本日はその紙幣のお話。半分に切れていたり(セロテープで張ってある)、ボロボロになりすぎて 心なしか表面がつるつるになっていたり、明らかに過労気味なお札ってありますよね。(お札は過労死しないけど・・・)買い物などでお釣りを貰う時、ボロボロのお札だとなんだかガッカリ。 折れ目の入っていない新札だと、なぜかうれしくなってしまうのは私だけでしょうか。本日はそんなボロ札が主役。 ただし 紙幣の入れ替わる時期じゃない通常の紙幣での話。果たしてあのボロボロお札は一体どうなるのでしょうか?誰だ! ボロボロお札でもいい、欲しい とか言ってるのは?まあ 私も同じ気持ちですが・・・日本銀行によると、お札の使用期間には大体の目安があるそうです。 1万円の場合は3年から4年、5千円や千円の場合は1年から2年が回収の目処になっているとか。もちろん それ以前に切れたりしたものは銀行などで回収し交換されますが、だいたい それぐらいの期間が経つと、検査の機械に引っかかるようになるそうです。その回収されたお札はと言うと、残念ながら ほとんどは細かく裁断されて焼却処分されます。 しかし一部は、外壁やトイレットペーパーにリサイクルされているとか。 さらに調べてみると、ちょっと変わったリサイクル商品もありました。そんな商品を取り扱っているのは、日本銀行と同じ通りにある「ときわ総合サービス」こちらではお札の裁断片が入った「ボールペン」や「マウスパッド」、裁断片で作られた「時計」や「貯金箱」を販売しています。 当然 本物のお札が使われているという豪華感からか、かなり売れているそうです。お金でお金で作られた商品を買う、ちょっと不思議な図式ですが、こんなリサイクル方法もユニークじゃないですか。とは言っても まだまだ大半が焼却処分になってしまうボロボロお札。 他にも何かリサイクル方法があるような気がしますが、お金という面からシビアな部分があるのかも知れません。裁断片がグラム単位で販売されていたりしたら、ちょっと買っちゃいそうな気がしますが、日本銀行さん いかが?いつものスーパーに行ったら、「宮崎県フェア」をやっていた。 おりしも 台風さん 日向灘を通過 ということで(関係ないと思うが・・・)、こんなものを つい買ってしまった。 日向のまんじゅう ↑ ちょっと見にくいが、食べかけ中のあんはふつーの白あん。 まんじゅう本体に日向夏みかんを使ってある。●別ブログ7/15の新着は「キムチ」 今 人気の各務ヶ原キムチ また、前回は「亜麻の花」 乳ガンで早逸した帯広の歌人のお話 また、前々回は「カレーに何をかける?」 こちらも見てね
2007年07月14日
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