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ミステリとは少し違うかもしれませんが、コナン・ドイルの陸の海賊を読み終えました。『クルンバーの謎』に続いてドイルのホームズものではない作品が読めるのは大変喜ばしいことです。 内容は、ボクシングの話、クリケットという球技の話、海賊の話、などまさにスポーツ・冒険の物語集です。医学生が学資金を得るためにボクシングの試合に登場する「クロックスリーの王者」屋、意外な相手とボクシングの試合をする「ブローカスの暴れん坊」、推理小説の面影がある「シャーキー船長行状記」、ユーモアにあふれたクリケット物語の「スペティグの魔球」などの作品を含んでいます。 わたしが最も面白いと思ったのは「スペティグの魔球」です。主人公が一見してたいしたことなさそうに見える青年であるにもかかわらず、(時には見たところのままであるが)謎の魔球を投げて活躍するのです。その落差は面白いです。それだけでなく、青年が選手になる家庭や人々の反応もユーモアたっぷりに描かれています。 解説については、ドイルの伝記やスポーツのルールなどいろいろなことに言及しています。その中で「英国的公正」というのがあったのですが、その解説がもっと長かったらなsと思いました。このような小説には、今・こことは違ったものに触れることを味わい楽しむという面があると思います。文化を知ることも楽しみでしょう。それなので、イギリスの伝統的考え方を収めておけばますます異世界を楽しめると思うのです。 作品の内容については、バラエティーに富んでいるところが魅力的です。もちろんドイルのことですからどの作品においても楽しませてくれます。しかし作品によって、ユーモアに触れる部分が多いもの、スリルのあるもの、謎を含んだもの、意外な展開を含むものなどいろいろな面を堪能することができるようになっています。まさに「多面体としてのドイル」なのです。
2008.07.06
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今までずっと読みたいと思っていたポッターマック氏の失策が翻訳されたことを少し前まで知らないでいたという「失策」をしていました。(気づいて、急いで入手して読み終えましたが)。 思っていたほど大掛かりな感じの作品ではありませんでしたが、犯人の心境やかなり細かい証拠の描写など非常にうまくできています。ソーンダイクシリーズは確かに科学的探偵小説ですが、心理描写やロマンスもおろそかにされていないのはさすがです。しかも今回はそのロマンス的内容とトリックがある程度重なり合って、謎を提出していますから。 ところどころページ数を稼いでいるのでは、と思ってしまったところもありますが、それは良しとしましょう。 事件の証拠がやはり最も注目すべきでしょうか。この証拠は絶対に最後まで読まねば(ソーンダイクの解説がなければ)わからないだろうというような証拠です。ただしわたしの考えでは、犯人と被害者の体型(多分体重も違うだろう)の違いを考えると、もっと簡単な証拠がありそうに思われるのですが。 倒叙ですので犯人は初めからわかっています。ただ犯人のたどる運命は最後まで読まなければわかりません。最初は牢から脱獄した男から物語が展開されていきます。次には、題名にもあるポッターマック氏のところへ話が移っていきます。平穏に暮らしていたポッターマック氏ですが、ある日とんでもないことになってしまうのです。そして事件とその偽装が告ぐ次に繰り広げられていくのです。 ちなみに登場人物は少ない。まさに犯人と探偵との対決(犯人の描写に力が入っているように感じられるが)を演出するにはふさわしい少なさです。
2008.07.05
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Paul Zenonの 100 ways to win a ten spotというマジックの本を紹介します。この本は、10ドルをかけによって手に入れる100の方法を紹介した、引っ掛けクイズやバーベット、そしてパズル、マジックを紹介した本です。 最初のほうは科学マジックっぽいものやパズルなど良く知っているものが主だったので、軽く読み進めようと思いましたが、88番目あたりから興味深いトリックがたくさん出てきました。このあたりは、体だけを使ったマジックを扱っているといえる場所です。この辺はミスディレクションが聞いていて、しかも観客と一緒に遊べるものが多いのでとってもと読みどくな感じがします。 文章で紹介するのは難しいですが、できる限り紹介してみます。Feet Up・・・・ 演者の催眠術によって、観客は左足を動かすことができなくなります。実際は科学的な原理に基づいているので、自分の左足が動かないという感覚を味わうこともできます。Trial separation ・・・演者は左右の手の指先を突き合わせます。どんなに怪力の人がそ れを引き離そうとしても、引き離すことができません。Hands Down・・・・手首をひっくり返すことなく、手のひらを上に向けた上体から、手の甲を上に向けた状態になってしまいます。Thumbs Up・・・・・演者と同じ動作を観客はしようとしますが、それが不可能になってしまいます。ミスディレクションの練習といってもいい手品。Tongue tied・・・・長い糸を一瞬で口の中に入れます。The massage・・・・紐の両端から手を離さずに結び目を作ります。「ハンターノット」のやり方とは異なります。なぜなら観客に両端を持ってもらうからです。しかもそこにトリックの鍵があるという恐ろしく巧妙なつくりのマジックです。
2008.07.02
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