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(・・その2から続く)奇しくも、東京ディズニーシー15周年のアニバーサリーイヤーのテーマに思いっきり便乗し、その結果たまたま偶然に(強調しすぎでしょうか?)幸運にもビッグバンドビートの座席券を得た私達は、一緒に喜んでくださったカストーディアルキャストさんと坂の上でお別れをして ポンテヴェッキオをポートディスカバリー方面へと歩み始めました。橋から見下ろせるハーバー水上では今にも「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」が始まりそうだったのですが、とにかく雨が降り出す前にストームライダー前に行ってカメラマンキャストさんに写真撮っていただかなくては・・との思いだったのです。しかし「未来のマリーナ」に到着して 目を皿のようにして探しても、カメラマンさんはなかなか見つかりませんでした。特徴的な制服を着ていらっしゃるし「ディズニー・スナップフォト」実施場所にはゲストの列ができていることが多いので、だいたいいつもすぐに見つけられるのですが。「ストームライダー前」って、ポートディスカバリーの いったいどこで撮影してるんだろう?アトラクション入り口前を通り過ぎ、FPの発券所のあたりまで行ってもいらっしゃらないようだったので、最後はグッズワゴンのキャストさんにきいて、私達はようやくカメラマンさんを見つけることができました。(今日この時間はストームライダーとアクアトピアの間の通路で撮影していらっしゃいました。)撮影待ちの列は無く、いま撮影中の方が終わったら私達の番 といったタイミングでした。その場で数分待った後、私達はカメラマンキャストさんの指示に従って「ストームライダー」の建物を背景にいろいろとポーズを取り、3~4分くらいかけて何カットも写真を撮っていただきました。そしてその中からキャストさんは2ポーズを選んで「これとこれをプリントしておきますので、フォトグラフィカで仕上がりを見てお好きな方を購入してください。気に入らなければ購入しなくても大丈夫ですよ!」と説明してくださいました。(なお、この時点でプリントしないデータもフォトキーカードに入れてくださるので、帰宅して30日以内に自宅でPCでチェックして「ディズニー・オンラインフォト」のシステムで台紙付きで購入することができます。本当に便利になりました。)(5月16日運営終了のストームライダー)撮影を終えて、時刻は14:00ちょっと過ぎ。写真を撮っていただいている最中からからなんとなく「ん?降ってきたかな?」といった気配だったのですが、この時間ディズニーシーのパーク内には なんと天気予報通りの細かい雨粒が落ち始めていました。この後はウォーターフロントパークで写真を撮って(お天気が持てば ですが)、そのあとは座席券を得ている19:30のビッグバンドビートまでお散歩やお買い物を と思っていたので、私達はとりあえずメディテレーニアンハーバー方面まで戻ることにしました。そして「どうせ戻るなら、小雨も降り出したしアトラクションを利用して」と考えて、エレクトリックレールウェイの乗り場に向かいました。15分待ちだったレールウェイに乗り、アメリカンウォーターフロントの駅に降り立ったのが14:25頃。階段を下りてブロードウェイに出ると、「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」の出演者の方々がハーバーから帰っていらっしゃるところに出っくわしました。小雨が降り出したので14:00からのショーは途中中断になっちゃったかしらん と思っていたのですが、この時間に出演者の方がここを通るということは完全版に近い形で上演できたようですね~良かったです。ディズニーシーのショーは何でもそうなのですが、近くで見ると衣装のつくりがとても凝っていることがよくわかりますよね。また、ここに写真は載せませんが、クリスタルの使者に扮している方々はショー中と同じのあのウィッシュクリスタルをイメージしたかのような不思議な動きをしながら歩いて行かれたので「さすが、徹していらっしゃる」と感心しましたよ。出演者の皆さんを見送ったあとは、まだ傘がなくてもなんとかなりそうな小雨の中 アメリカンウォーターフロント内を歩き、桟橋手前の停留所からビッグシティ・ヴィークルのニューヨーク周遊コースに乗りました。(一台待ちでした。)ヴィークルによるニューヨーク観光の途中、ホレイショスクウェアのあたりを通ると何か香ばしい美味しそうな匂いが漂ってきました。最近この場所にオープンしたばかりのベイクドポテトを販売するお店「ハドソンリバー・ハーベスト」からの香りでした。夫にこのお店のことを話すと「ぜひ食べてみたい」。なので、ヴィークルを降りたあとすぐに「ハドソンリバー・ハーベスト」に行って、ベイクドポテトを二種類(「ベーコン&チーズ」と「ハニーマスタード」)購入しました。すぐに味見すると これは完全に「おつまみ」である ということが判明したので、夫が私のために近くの「バーナクル・ビルズ」でビールを買ってくれましたよ。(夫はこれから車の運転があるのでウーロン茶です。)雨がだんだん本降りに近くなってきたので 私達は「ポテト休憩」を終えたあともバーナクルビルズの奥の桟橋の小屋の中でしばらく様子を見ていましたが、雨の降り出し時刻をぴたりと当てた気象情報サイトによれば「すぐに止む」というわけでもなさそうだったので、傘の準備をして小屋を出てショップ巡りの旅へと出発しました。だいたい15:15くらいのことでした。マクダックス・デパートメントストアからヴィラ・ドナルド・ホームショップ、フィガロズからエンポーリオへと 15周年商品を見たりスーベニアメダルを作ったりしながら歩き、その後CDや文房具を探しにイルポスティーノ・ステーショナリーへ。お目当ての物を購入し終わるころには、ウィンドウショッピングを苦手にしている夫の「疲れた~」連発が始まっていたので、すぐそばのザンビーニブラザーズ・リストランテでちょっと休憩しました。パーク内のレストランのPS制度が変更になってから「やたら混雑している」と洩れ聞いていたこのお店も、今日この時間(16:00過ぎ頃)は空いていて静かでしたよ。16:25頃お店を出ると、ハーバー水際にいらしたキャストさんが「まもなく水上にミッキー達がご挨拶にやってきますよ」と教えてくださったので私達はそのままザンビーニブラザーズ・リストランテ前で待ってみることにしました。雨のため16:30からの「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」は中止で、そのかわりにごく短いグリーティングが行われるようでした。16:30になって音楽と共に始まった「ご挨拶」は本当に短くて、水上に出てきた船が赤、青、緑の順に水際をぐるっとひと回りして帰っていく という簡素なものでした。「15周年」のロゴがついているこのフロートも 船が水上を周っている間ずっとクルクルと回転していましたよ。ミッキー&ミニーとプルート、ダッフィーが乗る赤い船だけは「おまけ」のように最後にもう一周してくれました。始まってから終わりまで4分ほど。とても短いですけれど ただ「ショーは中止です」と言われて何も行われないより レインコート姿のキャラクター達が見られる方がはるかに良いですよね~終了後、私達はスチーマーラインに乗ってロストリバーデルタ経由でマーメイドラグーンに行こうと思っていたのですが、キャストさんによれば「メディテレーニアンハーバー発の船は水上ショーがあるため20:30過ぎまで運休です」とのこと。マーメイドラグーンに行くだけなら歩いて行っても良かったのですが、どうしてもスチーマーラインに乗りたかった私達は この時間でも運航を続けているというアメリカンウォーターフロント(ケープコッド)の乗り場まで火山の麓をぐるっと回って歩いていくことにしました。スチーマーラインは現在、水上ショーなどでメディテレーニアンハーバーの乗り場が使えない時は ロストリバーデルタの乗り場とケープコッドの乗り場の二つを使って水域を小さく周ったり折り返し運航をしたりして対応しているようです。今日この時間(16:45くらい)のケープコッドの乗り場は待ち時間なしでスチーマーラインに乗船することができ、私達は17:00前にはロストリバーデルタの船着場に降り立ちました。それから歩いてマーメイドラグーンへ。ここでの目的は実はアトラクションではなく「セバスチャンのカリプソキッチン」で販売されているスーベニアランチケース付きセットの購入でした。スーベニアランチケースは以前は中身無しでの販売もされていたのですが、この何年かでお料理付きでなければ購入できなくなりました。「TODAY」に掲載されていた写真を見て、夫は「この紫色(!)のサンドイッチ、何だろう?食べてみたい」、私は「15周年デザインのランチケースが欲しい」と両者の意見が一致したので やってきたわけです。(紫色のパンはデイジーをイメージしたから だそうです。偶然ですがお皿も紫でした。)その後は、再びロストリバーデルタ発のスチーマーラインに乗って(18:00前頃、20分待ちました)ケープコッドに戻りました。この時間はまだ折り返し運航コースには切り替わっていなくて、メディテレーニアンハーバーに入ってから火山際を航行してハドソンリバーに向かうコースでした。待ち時間が長かったので一瞬「歩いちゃおうか」とも思いましたが、日が暮れたディズニーシーの水域はあちこちに灯りが点って美しく、風も気持ちよく、「私はやっぱりスチーマーラインが好きだなあ・・」とつくづく思いましたよ。ケープコッドで船を降りたのが18:25。ビッグバンドビート最終回の開場時刻までまだ30分以上あったので、私達はフォトグラフィカへパーク内で今日撮影していただいた写真を受け取りに行くことにしました。フォトグラフィカ店頭に着いたのは18:30過ぎでしたが、プリント発注も写真受け取りも特に長い列はできていませんでした。朝方ウィング・オブ・ウィッシュ号の前で撮影していただいたものは一種類だけだったので問題なく購入を決められたのですが、ストームライダー前での写真はキャストさんがおっしゃっていた通り二種類プリントされており、そのどちらもがとても素晴らしい出来だったので、どちらを購入しようか(あるいは両方とも購入しようか) と 私達は非常に悩みましたよ~。写真購入後は19:30開演のビッグバンドビートに備えてアメリカンウォーターフロント方面へ。雨が降っていたからか ブロードウェイミュージックシアター前の屋根下やレールウェイの高架下には開場時刻前から座席を得ていると思われる多数のゲストが待機していましたが、開場(入場開始)時刻が早まることはありませんでした。初めて一階席で観たリニューアル後のビッグバンドビートは、やはりとても楽しかったです。二階から観ていた時は内容が変わったせいで以前よりもライブ感が強まったのかな と思っていましたが、一階席に座ってみると それに加えてセットも変わっていて以前よりもステージの中心寄り 且つ客席から見て前方寄りの部分でパフォーマンスが行われていることが判り、それもライブ感を増したように感じられる要因なのかなーと思いました。次回観られるのはいつになるか 今のところは不明ですが、またきっと観たいです。ショー終了後シアターの外へ出たのが20:00ちょっと過ぎ。メディテレーニアンハーバーではファンタズミック!が始まっていました。私達は帰りに向けてホテルミラコスタ方面へと歩きながら、ビリエッテリーアへ下りる階段上で立ち止まってしばらくショーを眺めました。その後はそのまま階段を下り、ヴェネツィアン・カーニバル・マーケットの前で ミッキーがそのてっぺんに立つ大きなフロートがブルーの魔法の帽子に変わってショーが終わるまでを眺めました。そして音楽の終了するころ、ブルーの帽子に映し出された三日月と星が ころん とこぼれ落ちて消えるのを見守ってから、ホテルミラコスタの館内へと戻りました。20:30過ぎのホテルミラコスタの2階ロビーはとても静かでした。私達はベルデスクに行って 預けた荷物を玄関に回しておいてくださるようお願いし、駐車場へ向かいました。やがて車を着けたホテル正面玄関からの出発はいつもと変わらぬスムーズさで、他の場所では感じることのできない爽やかな見送りの余韻を胸に 私達は今夜もまた舞浜の丘をあとにしました。毎年この時期に舞浜にやってきてホテルミラコスタに宿泊して、帰り際にいつも思うことがあります。それは、来年も これからもまたこの時期にここに来られたらいいな ということ。「記念日」にあたり思い出のたくさん残るこの場所にやってきて、これまでのふたりでの歩みを振り返り これからも と思いを新たにしてここを出発つ。それはどこか、昨日の朝ピアッツァトポリーノで観たあの清々しい旅立ちにも似ています。10年以上に渡り繰り返し書いてきたことではありますが、私にとっての東京ディズニーリゾートとは、単なるリゾート施設ではなく そこで働く人や遊びに訪れる人や遠くにあってこの地に心を寄せる人達の「思いの集まる特別な場所」。東京ディズニーリゾートを形作っている一番大切な素材はコンクリートや金属や樹脂ではなく「想念」だと割と本気で思っているのです。そして、東京ディズニーシーの中にあるホテルミラコスタもそれは同じ、ここは私にとっては ただの宿泊施設ではありません。この先この場所がどんなに姿を変えても 時が過ぎ人が移り変わっても、私の重ねてきたささやかな思い出はきっとこの場所のどこかに残っていくと思うから。だからこれからも私は 自分の思い出に再会するためにホテルミラコスタにやってくるでしょう。ここに来て羅針盤の上に立てば、私はいつでも 過去へも未来へも 時空を超えて自由自在に旅をすることができるのですからね。来年3月まで15周年イベントの執り行われている東京ディズニーシーのパークエントランス、ディズニーシー・プラザ。そこでは金色の「ウィング・オブ・ウィッシュ号」が、たくさんの人の願いを乗せて未来へ飛び立とうと その翼をきらきらと輝かせています。でも、私にとってはここ「ホテルミラコスタ」こそが 明日への願いの翼を持つ船なのかもしれないな と、実は密かに思っています。(日記おわり)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 6, 2016
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(・・その1から続く)スペチアーレ&スイート客室についている朝食の会場であるベッラヴィスタ・ラウンジ店頭に行って名前を告げると、すぐにディズニーシー園内が見渡せる窓際のテーブルに案内していただけました。この時間(9:30前くらい)のベッラヴィスタ・ラウンジは朝食時間帯ももう後半にさしかかったところで、窓際二列分の丸テーブルにもいくつか空きがあるような状況でした。大好きなプロメテウス火山の雄姿を眺めながらブッフェ形式の簡単な朝食を一時間近くかけてとり、 さあ あとはもう少しコーヒーをいただいて そろそろお部屋に戻ってチェックアウトの準備をしないとね~ と話していると、食事の間じゅう何かと世話をしてくださった男性キャストさんがテーブルにやってきてコーヒーを注ぎながら「この後すぐにショーが始まりますので、お時間がおありのようでしたらどうぞご覧になっていってください。店内に音は流れませんが、ここからはよく見えますので ぜひどうぞ。」と言ってくださいました。なので私達は10:30からの「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」をコーヒーをいただきながらそのまま席で眺めることにしました。確かに、キャストさんがおっしゃった通り、昼食時間帯や夕食時間帯にハーバーでのショーが行われる時とは違って店内のスピーカーからショーの音楽も音声もいっさい流れませんでしたが、雰囲気を楽しむくらいならじゅうぶんです。ピアッツァトポリーノのステージは遠いですが 真正面になるのでキャラクター達の仕草も何とか認識できました。五連の凧も大きな窓いっぱいに飛び回っているように見えましたよ。そして、ピアッツァトポリーノのステージから出演者の皆さんが去って行き、青・赤・緑の三艘の船がハーバーをぐるっと回って去ろうとする頃、私達も窓辺の席を立ち 部屋に戻ることにしました。お店を出てすぐ前のエレベーターホールからエレベーターに乗って5階の部屋に戻り着くと時刻はまもなく11:00。私達はちょっと急いで荷造りをし、テラスや室内でふたりで記念撮影をしたり この二日間でいただいたお祝いカードやら15周年ワインのラベルを写真に撮ったり アンケートを記入したり・・あれやこれやと細かい用事をしていたらあっという間に時刻は11:40になっていました。 最後に客室のテレビで明細を確認し サービスホットラインに電話して荷物を帰りまで預かっていただく手配をし ドアノブにエクスプレスチェックアウトのカードをかけて、私達は部屋を出ました。11:50過ぎのことでした。ばいばいテラス。 ばいばいお部屋。チェックアウト期限の12時が迫っているだけあってルームメイク用のワゴンが多数並んでいる廊下を抜けて。サローネ前のエレベーターで階下におりる前に 今回の宿泊ではずいぶん何度もお邪魔したので記念に・・ との意味も込めサローネ・デッラミーコを写真に撮り。それから 夫とふたり吹き抜けの上からロビーフロアの大きな羅針盤を見下ろしました。(まさに、ホテルミラコスタそのものが大きな船のように多くのゲストを乗せて旅していることに気づかされる瞬間だなあ と私はあらためて思ったのですが、夫のほうはさて 何を想ったでしょうか。)さて。ホテル&パーク・ゲートウェイからディズニーシーに再入園したのは12:00を少し回った頃でした。今日はもうレストランのプライオリティーシーティングもないし(事前にいくつか予約はしていたのですが不要と判断してキャンセル手続きを済ませました) アトラクションのFPも取っていないし、のんびり過ごせる はず です。部屋を出る前の気象情報サイトチェックで、今日この後の天気予報が嬉しくない方に変わって 午後は曇り一時雨 ということがわかっていたので「再入園したらまず雨が降ってくる前にストームライダー前までお散歩がてら行って記念写真を撮ってもらおう」と決めていたのですが・・―― 待てよ!?今すぐに行けば ビッグバンドビート初回の2階席、まだ入れるんじゃないの?と気が付き、私達は方針を変更してまずはブロードウェイミュージックシアターへ向かってみることにしました。シアター前に着くと、初回2階席への入場列に並んでいらっしゃるのはざっと数えて100名ほどでした。(12:10頃。)昨日よりも並ぶタイミングが一時間遅いのと 今日は一応平日であること(しかもスマートフォンサイトの待ち時間情報によれば本日のパーク内はそんなに混雑していない模様であること)を考えあわせれば、まあこんな感じなのかなーと思いました。入場は12:35頃から始まりましたが、昨日と同じく20~30人ずつに人数を切って案内されました。私達は今日は(よくわかりませんが)4グループめくらいの案内だったので、階段で2階席に上がってみると既に中央ブロックは満席で、サイドのブロックへの着席となりました。それでも 自分なりに楽しむにはじゅうぶんな鑑賞環境でしたよ。ショーが終了してシアターの外に出ると13:30過ぎ。お天気予報の通りに空は厚い雲に覆われ始めていて、いつ雨が降り出してもおかしくないかな?といった様子でした。雨が降り出してしまうとストームライダー前での「ディズニー・スナップフォト」の撮影サービスも中止になってしまう可能性が高いし、さあ急いでポートディスカバリーへ向かおう と思ったのですが。ブロードウェイをニューヨークデリのテラス前まで上ったあたりで、夫が急に「先にビリエッテリーア行ってビッグバンドビートの座席抽選をしよう」と言い出しました。そしてさらに―― 今回抽選するにあたってはぜひとも当選したい、そのためには「願い」をこめないととか言うのです。・・そうでしたね。昨日、「当たっても当たんなくてもどうでもいいや~」って投げやりな感じで抽選したら、思いっきり外れたんでしたわね。しかし、「願いをこめる」って、どうやって?すると夫は言いました。「キャストさんに“Wish”シールを書いてもらう。」はあ? ウィッシュシール?“Wish”シールが何であるか は、もちろん私だって知っています。東京ディズニーシーの15周年イベント期間中にキャストさんにお願いすると名前を書いて渡してくださるというもので、現地で無料で配布されているパンフレット「TODAY」にもオフィシャルサイトにも紹介が載っています。(こちら)でもまあ この人は。なんと子供じみたことを言い出すんだろう。そんなふうに私があきれていると、コロンブス像の下まで来た時 夫が「あ!あの人に書いてもらうことにする!」と ひとりの女性カストーディアルキャストさんのもとに向かって早足で歩き出してしまいました。夫が「“Wish”シールが欲しいんですけれど」と声をかけると、カストーディアルさんはお仕事の手を止めて快く応対してくださったようでした。シールを取り出して準備してくださっている間に夫が「・・泊まりで来ているんですけど、実は昨日はビッグバンドビートの座席抽選にはずれてしまって今日こそは当たりたいと思って今から抽選に行くんですが、その前にちょっと『お願い』をしておかなければなーと思ってー」などと軽口を叩くと、カストーディアルの制服がよく似合う小柄な女性キャストさんは そうですかー うんうん と頷いてくださって、「では、お名前の他に お願いもちょっと書いておきましょうか? 力(ちから)になれるかどうかわかりませんけれど・・」と 私達の顔を覗き込んで言ってくださいました。いやいやいや・・こんなお若い可愛い方に、テーマパーク内でのお遊びとはいえ(キャストさんにとってはお仕事とはいえ)私達のそんな欲望まで背負わせてしまうわけにはいかないでしょうよ、夫よ。私はそう思ったのですが、キャストさんとコミュニケーションを取るのが大好きな夫が ぜひとも書いて と同調したので、夫のシールには名前の他に「お願い」が書き添えられました。シールを手渡していただいて、記念に一緒に写真を撮らせていただいて、「では抽選に行ってきます!」と私達はカストーディアルさんのもとを元気に旅立った までは良かったのですが・・建物内に入ってみると、抽選所ビリエッテリーアはこの時「はずれ」の音の嵐でした。どうするよ。せっかくキャストさんにシール書いてもらったのに これじゃ「はずれ」るかも・・ っていうか今抽選したら「はずれ」そう。でも抽選は100パーセント「運」なんだからね。確率とか余計なこといろいろ画策しないで、希望の回を選んで、よし! ボタンを押そう。そう意を決して本日最終回19:30の回のボタンを押すと おめでとうございます の画面が現れました。そしてCブロックやや後方の座席券を私達は手にすることができました。抽選結果を見て嬉しくてこの場所でぴょんぴょん飛びはねてしまったのは、たぶん私はこれが初めてだと思います。(「はずれたらさっきのキャストさんに申し訳ないから顔を合わせないようにこっそりここを出なければなー」って思いを巡らせていましたのでね~)おめでとうございます!楽しんできてくださいね~ という抽選所担当キャストさん達の声に送られて ビリエッテリーアからゴンドリエスナック側に出ると、夫は坂道から橋にかけてのあたりを見上げてキョロキョロし始めました。―― さっきのカストーディアルキャストさん いないかな?そうよね 私もそう思っていました。当選の報告と お付き合いいただいたことにお礼を言わないとね。しかし時刻は13:50。クリスタル・ウィッシュ・ジャーニーのショー開始直前ということもあって、ハーバー周辺にはたくさんのゲストがあふれていました。ゲスト整理のキャストさんもカストーディアルキャストさんも大勢、それぞれご自分のお仕事に一生懸命です。―― こんな中でさっきのキャストさんに再会できるわけないよね。半ばあきらめつつ、ゴンドリエスナックの屋根下を経てヴィラ・ドナルド・ホームショップの前から坂道を上り始めると、私達の行く手にあのカストーディアルキャストさんの姿が見えました。夫はすぐさま近くまで行って、当選の報告をしました。聞けばキャストさんも私達の抽選結果が気になって、ビリエッテリーアの出口周辺を注視していらしたとのこと。夫と手を取り合って喜んでくださっている 私達の娘と言ってもいいくらいの歳の頃の小さなキャストさんの姿を見て、ただの一ゲストである私達のこんな些細な「“願い”をかなえること」に巻き込んでしまって またお付き合いいただいて、ほんとうに申し訳なかったなあ・・ と 私は思ったのでした。(同時にまた、抽選所では残念な結果になった方も多いでしょうに こんなに人目につくところでゲストと共にあからさまに喜んでいては キャストさんが後で誰かに叱られやしないかしら と 私はちょっと心配にもなりましたよ。)が、こんな出会いも夫の「願い」あってこそ。夫が 抽選所に行く前に“Wish”シールを と言い出さなければここでカストーディアルキャストさんとお話をすることも手を取り合って喜びあうこともなかったのですから、願い(=“Wish”)にはやはり 何かプラスになるものを生み出す力(ちから)があるのかもしれませんね。私達の“Wish”シール(名前部分は加工して消してあります)(その3 に つづく・・・)デザインが新しくなったミラコスタの結婚記念日カード(左)と誕生日カード(右)こちらはカードの外側、結婚記念日カード(左) 誕生日カード(右)新デザインのミラコスタ、ルームキー(スペチアーレ&スイート)とケースそして、昨日セイリングデイブッフェで「記念に」といただいた席札など◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 6, 2016
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(前日からつづく)ディズニーシーの片隅で迎えた朝、最初に自然に目が覚めたのは5:10頃でした。ベッドから抜け出して遮光カーテンを開け テラスへの扉を開けてみると、外はまだしーんと静まり返っていて鳥の声だけが盛んに聞こえていました。私はカメラを手に、夫を起こさないようにとリビングルーム側からテラスに出てみました。やや曇りがち、でも今のところお天気は悪くはないようです。タワー・オブ・テラーやSSコロンビア号の向こうに水平線もしっかり見えました。ふと振り向き仰ぐと、窓の上の雨どいのあたりには雀が数羽遊びにきているようでした。朝鳥の声の主は君たちだったのか。早起きなのねえ。私はおそるおそる手すりに寄って(両隣のテラス手すり際にどなたかいらっしゃるかもしれないと思ったので・・)パーク内を見下ろしてみましたが、ここから見える範囲に人影を見つけることはできませんでした。そりゃそうだよね~まだ5:00過ぎだもの。そんなふうに思いつつ、早朝の誰もいないヴェネツィアの風景を私はカメラに収めました。昨日ここから眺めて感心したリストランテ・ディ・カナレットの外壁工事の目隠しの幕も この機会にしっかり撮影させていただきました。いやあ、本当によくできています。昨日の夕方は窓の部分に灯りも見えたんですよ。さて、今日のディズニーシー開園時刻は8:30ですが、私達はディズニーホテル宿泊者が開園15分前に入場できる「ハッピー15エントリー」の制度を利用する予定はありません。夫は確か目覚ましのアラームを7:00前後にセットしていたようなので、もう少し眠ることにしよう と 私はテラスからベッドルームに戻りました。再び目が覚めたのは6:20過ぎ頃でした。私の経験則に基づけば、開園時刻の2時間前を迎えてディズニーシーのパークもそろそろ目覚めるころです。私は今度は躊躇なくベッドから飛び起きてテラスに出ました。外はさきほどの5:00過ぎと同じようにまだ静かなままで鳥の声ばかりが聞こえていましたが、数分後 時刻がちょうど6:30になると、パーク内のBGMが控えめな音量ながらも一斉に流れ始めました。東京ディズニーシーの「きょう」が始まったようです。それからは私は テラスと室内を行ったり来たりしつつ身支度をしました。時折手すりに近づいてパーク内を見下ろすと、このころには各施設に出勤していくキャストさんの姿も見受けられるようになってきました。また7:00近くなってくると パーク内アメリカンウォーターフロント方面からは結構派手なアラーム音とアナウンスが繰り返し聞こえてくるようになりました。どうやら営業開始前の今日この時間帯のパーク内では 災害に備えての避難訓練が行われていたようです。東京ディズニーリゾート内ではほぼ毎週、非常事態に備えてこういった訓練が営業時間前に行われていると聞いていましたが、本当なのですね~。キャストさん達のこんな地道な日々の取り組みが安全安心なパークを作り出しているのだなあ と、頭が下がる思いがしました。7:00を過ぎると、今度は室内ベッドルームで目覚まし時計やスマートフォンのアラームが次々と鳴り始めました。最後に鳴ったミッキーからのモーニングコールを受けて、夫はようやく起きてバスルームへと向かっていきました。夫が朝風呂で目を覚ましているその間に、私は昨日気になっていたのに写真撮るのを忘れていた室内の様子をカメラに収めておくことにました。まずはこれこれ、室内の天井です。ミラコスタの客室は実はどこもこういった折り上げ天井(っていうんですかね?)になっていると思うのですが、テラスルームは小さめの部屋がふたつくっついている形になるので スーペリアルームよりもこの天井が目立つ(目につく)ように思います。改装前はこの部分は白とブルーの二色使いが基本でシンプルだったので目立たなかったのですが、改装後は廻縁がブラウンになり 上がった部分に装飾が加えられ、さらにマーメイドミニー柄のモールまで使われるようになったので、かなり印象的で賑やかになりました。二室が続いているところを見通すと、窓回りの装飾なども加わってこんな可愛らしい感じになります。それでも(昨日も思いましたが)ベッド周りは窓回りと雰囲気をきっちり合わせてあるので、落ち着いた感じがします。スーペリアルーム(ふつうの部屋)もこのお部屋と同じような調子なら、改装後のヴェネツィアサイドの内装、私は結構「好き」だと思います。私達は今までヴェネツィアサイドはテラスルームしか宿泊経験が無いのですが、こんな感じならヴェネツィアのスーペリアルームも今後利用してもいいかな って思いましたよ。そしてそして、壁紙のあちこちにはかなりはっきり分かる形でミッキーが隠れています。(ポルトパラディーゾサイド宿泊時も客室内の壁紙は同じものだったので、おそらく全室共通なんでしょうね~)開園一時間前の7:30になると、パーク内では控えめに流れていたBGMのボリュームがぐんと大きくなり、加えて各種の効果音も聞こえてくるようになりました。こうなってくると、ディズニーシーはもう「パーク内にゲストがいないだけ」で、営業中とほぼ同じ姿です。テラスから眺められる範囲だけでもキャストさんの数もずいぶん増えてきて、テラス真下の運河ではゴンドリエさんの操船練習と航路確認作業も始まっていたようでした。少し遠くのパーク外の方に目を遣ると、ディズニーリゾートラインが軌道を行くのも見えました。「ダッフィー&フレンズ・ライナー」 ですかね~その4分後には、同じ軌道上をブルーの「ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ・ライナー」が滑っていきました。 リゾートラインも既に4分間隔で走ってるのか~ パークエントランスの今日の混雑具合はどんなだろう?朝風呂ですっかり目が覚めた夫と朝のテラスでそんな話をしながらお茶を飲み、私達はお天気予報をチェックしつつ今日の予定を簡単に決めました。―― 館内のゲートが開いたら入園→アクアスフィア前で記念撮影→ベッラヴィスタラウンジで朝食→チェックアウト&再入園→→・・・・ビッグバンドビート??「予定を決めよう」なんて言ってても、まあだいたいいつもこんなもんです。やがて8:20くらいになると、テラスから見えるアメリカンウォーターフロント地区のブロードウェイ通りに ゲストの姿が現れ始めました。(ディズニーホテル宿泊者の入園が始まったようです。)見下ろしたヴェネツィアンゴンドラの乗り場でも、ゴンドリエさん達が着々と営業開始の準備を進めていらっしゃいました。―― ゴンドラ、乗りたいねえ。昨日の午後からこうやって眺めているばっかりで、乗ってないもんねえ・・そういえば、私達 今回のシーではまだひとつもアトラクションに行っていません。あまり待ち時間なく行けるようならゴンドラ行ってもいいかな~ なんてそんな呑気なことを話しながら、私達は8:25頃 ディズニーシー入園のために部屋を出ました。エレベーターで2階ロビーに降り立ったのは8:28くらいだったと思います。今日は連休も狭間の金曜日。ホテルミラコスタ宿泊客専用の入園口も開いてしまったこのタイミングでは、ロビーは静かなものでした。8:30になると、「ホテル&パーク・ゲートウェイ」に続く階段上にいらっしゃったキャストさんが控えめに周囲にゲートオープンの案内をなさり、特に混乱もなく行列することもなく、通行証を持つミラコスタ宿泊客だけが階段の下へと順に通されました。小さな入場ゲートを通ってディズニーシーに入場できたのはおそらく開園時刻から1分も経たないうちだったと思いますが、ミラコスタ通りからピアッツァトポリーノにかけてのあたりには既に一般入場してきたゲストの波が押し寄せていました。朝一番にアクアスフィア前のフォトロケーションで写真撮影したかった私達は、このゲストの波に逆行するように危険を避けて建物沿いやショップの中を選んで進み、ディズニーシープラザに出ました。アクアスフィア前「ウィング・オブ・ウィッシュ号」のフォトロケーション前でのカメラマンキャストさんによる台紙付の有料記念撮影(ディズニー・スナップフォト)は この日は開園時刻から行われていました。(最近はこの撮影サービスが行われる場所や時間も当日オフィシャルサイトで確認することができるようになりました。本当に便利になりました。)私達がその撮影待ちの列に並んだのは開園の3分後くらいで、この時点で私達の前には3~4組ほどの方が並んでいらっしゃいました。ふとアクアスフィアの向こう側のステージを見ると、毎朝恒例の開園セレモニーがまだ続いていて マリタイムバンドが演奏するその前でミッキーとミニーがゲストに愛想をふりまいているようでしたよ。(これは開園時刻から10分ほど続きます。)私達は撮影待ちの列に並んでいる間に、このディズニー・スナップフォトは今日は他にはどこで行われているのだろうか?と思い、オフィシャルサイトをチェックしてみました。と、今日はウォーターフロントパークや「ストームライダー」の前でも行われているとのこと。 ストームライダー前?? なぜ?ディズニーシー開園以来の名物アトラクションだった「ストームライダー」は、いよいよこの5月16日で運営を終えてしまいます。なのでその前に建物を背景に記念写真をお撮りしますよ ということなのでしょうか。「それ、おもしろそうじゃない?あとで行って写真撮ってもらおうよ!」夫がそう言うので、私達の今日の予定には「ストームライダー前で記念撮影」というのがひとつ加わりました。ウィング・オブ・ウィッシュ号の前で撮影を終えて、キャストさんから写真の受取証をいただいたのは8:45くらいだったでしょうか。ベッラヴィスタラウンジでの朝食の時間まで、まだ30分以上の余裕がありました。意外に早く撮影が終わったので「ゴンドラ行ってみよう!ゴンドラ!」という夫の発案で、私達はヴェネツィア方面へ向かうことにしました。ミラコスタ通りを抜けてゴンドラ乗り場前に行ったのは8:50くらい。だいたい5分から10分くらいの待ち時間 とのことでしたので、私達は思い切って列に並びました。昨日チェックインしてお部屋に入ってからずっと眺め続けたゴンドラ乗り場。そのゴンドラ乗り場から宿泊している部屋のテラスを見上げる というのもなかなか面白いものです。小舟に乗せていただけるまで10分弱、それから15分弱の運河の旅を終え、ゴンドリエさんに記念撮影をしていただいてからミラコスタ館内に戻ったのは9:20頃のことでした。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 6, 2016
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(・・その4から続く)リストランテ・ディ・カナレットを出て、私達はミラコスタ通りやディズニーシーのパークエントランスあたりを少しお散歩することにしました。とにかく食べ過ぎ、飲み過ぎたので、身体をまっすぐにしてしばらく歩かないともうベテランになった消化器官(?)がどうにもならないなー と思ったからです。運河にかかる橋を渡り ゴンドラ乗り場前からミラコスタ通りに入ると、ライトアップされた天井には「ウィッシュ・クリスタル」を思わせる動く映像が投影されていていました。―― そうか~ ウィッシュ・クリスタルってこんなふうに動くイメージなんだ~ 私はこれを見て 朝方ピアッツァトポリーノで鑑賞したクリスタル・ウィッシュ・ジャーニーのショー中での「クリスタルの使者」さん達の印象的な動きを思い出し、「あの不思議な動きにちょっと似ているなー」と思ってしまいましたよ。ディズニーシープラザでは、アクアスフィアの前の「ウィング・オブ・ウィッシュ号」がこちらもまたきれいにライトアップされ、きらきらと金色に輝いていました。振り返って、ミラコスタ通りの入り口も。誰もがきっと思うことでしょうが、東京ディズニーシーというテーマパークはそれ自体がとても美しい場所です。造作だけをとっても、昼間ももちろんですが日が暮れてからも景色が楽しめるよう照明などが工夫されていて、一年中どんな季節のどんな時間帯に訪れても、どこをどう眺めても見飽ることのない空間になっていると思います。ここに来ると、簡単な小さなカメラしか持たない私達でさえ ついついたくさんシャッターをきってしまうのですから、写真撮影が趣味で良いカメラをお持ちの方などはきっと時間がいくらあっても足りないでしょうね~。美しいディズニーシーの夜を背景に、思い思いに写真撮影する若い方々のグループやご家族連れの様子をそんな思いで眺めつつ。私達はこのあたりで部屋に戻ろうと思い、ミラコスタ通りをピアッツァトポリーノ方面に抜け「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を経て、ホテル館内に入りました。エレベーターに乗り込んで、時計を見ると時刻は19:50過ぎ。もう少しで「ファンタズミック!」が始まる というタイミングだったので、部屋に戻る前にサローネ・デッラミーコに立ち寄ってみました。この時間のサローネには相当数のゲストがいらっしゃったようでしたが、私達と入れ違いに席を立たれた方々もとても多かったです。(出ていかれたのは おそらくご自分のお部屋からファンタズミック!をご覧になりたい方なのだと思います。)20:00直前になってサローネの灯りが落とされようとする頃、ハーバーを望める窓の近くにいらっしゃったのは数名といったところでした。私達は今回は、数時間前クリスタル・ウィッシュ・ジャーニーを見せていただいた美しい大きな窓からではなく案内していただいたテーブルのすぐ前にある細長い窓からショーを観ることにしました。こちらの窓は大きな窓よりも少しだけ奥に位置していますが ハーバーに対する角度はあまり変わりません。ガラス扉もまったく開かないのですが ショーが始まる数分前に来てこれだけ楽しめるなんてじゅうぶん過ぎるくらいですよね。約20分間のショーが終わった時には、真っ暗なサローネからは 「おおー・・」という低い歓声ともため息ともつかぬ声があがりました。灯りが点いた後ふと見ると、あの大きな窓は今回も全開放されておらず20センチほど開けられていただけでしたが、それでも窓辺にいらっしゃる皆さんはとても感激し興奮していらしたようだったので、「ああ 窓が以前のように全て開かなくても皆さんじゅうぶんに楽しんでいらっしゃるんだなあ・・」と私はなぜか安心したのでした。20:30の花火は中止 ということが既にオフィシャルサイトで告知されていましたので、ファンタズミック!終了後はそのままサローネに居続けてお酒をいただいても良かったのですが、テラスからの夜景を眺めたかった私達はいったん部屋に戻ることにしました。パーク営業時間中でないと、美しい夜景を眺めることはできませんからね。静かな廊下を行くと、途中では何台ものルームサービスワゴンと出会いました。テラスルームやスイートルームが集中している5階のこの一角では、お部屋で夕食をとりながらパーク内の景色を楽しみたい、夜のショーを観たい と考えるゲストの方もきっと多いのでしょう。戻り着いた部屋の中は、私達がいない間にターンダウンも終わっていて 今すぐにでもベッドに飛び込んで眠りたくなるような気持ちになりました。こうやってカーテンをしっかり閉めてくださってあると、ベッド周りの装飾がお部屋に溶け込んで本当にいい感じです。そして、サイドテーブルの上には「おやすみなさい」のメッセージカードとこんなタオルアートが置かれていました。実はこれ、こどもの日にちなんだ「兜(かぶと)」だったのですが、最初これを見た時 私はなんだかわからず悩んでしまったんです。「折り紙の兜に似てるなー」とは思ったのですが、ここは天下のディズニーホテルですから、「兜なワケがない。何かディズニーキャラクターに違いない!」と思ってしまったんですよねー。で、私が今まで見たことのあるナプキンやタオルで作られたキャラクターといったら、ミッキー&ミニー、ドナルド&デイジー、チップ&デールくらいだったものですから、「こちらのキャストさん達はまた何か新しいバージョンを生み出したのかな??」と 悩んでしまったというわけなんですが、後ほどサローネにてキャストさんに確認してやはり「兜」だということが判り一件落着したのでした。さて、それではお目当てのテラスからの夜景を楽しみましょう。こちらはテラスから右手方向を見た時の 運河沿いやアメリカンウォーターフロント方面の様子です。ヴェネツィアのテラスルームといえばこれ というお馴染みの夜景ですが、現在はカナレットが外壁工事中のため例の見事な写真転写幕が張られているので いつもよりもやや灯りが少ない気がします。それでも、タワー・オブ・テラーやSSコロンビア号のライトアップは相変わらず美しいし、手前のヴェネツィアの街の灯りが運河の水面に反射してとてもきれいです。(それにしてもこの目隠し用の幕、本当によくできていますよね~)そして、左手方向の夜景はこんな感じ。ゴンドラ乗り場の上の細かい照明や ライトアップされたホテルの建物やプールが幻想的な雰囲気を醸し出していて、こちらもなかなか素敵です。一番奥に見えるのは実はリゾートの敷地外の工場や倉庫の灯りなのですが、それさえもここから眺めると素敵に思えてしまうから不思議です。そのあと30~40分ほど私達は明日に備えて荷物を少し整理して、それから 今日一日の最後の時間をサローネ・デッラミーコで過ごそうとお部屋を出ました。サローネにお邪魔したのは21:30頃で、おそらくこちらの場所が一番混雑する時間帯だったと思います。それでも奥の二人用のテーブルには空きがあったようで すぐに案内していただくことができました。夕食後からの満腹状態が続いていたので「サローネに行っても何もお願いする物がないんじゃないか?」と思っていたのですが、アルコールだけなら意外といただくことができて 私はスパークリングワインを辛口甘口と2杯、夫のほうは期間限定のカクテル「ウィッシング」を2杯いただきました。「ウィッシング(Wishing)」は東京ディズニーシー・ホテルミラコスタの15周年を記念した綺麗なブルーのシンプルなカクテルでしたよ。一時間ほどサローネにいた私達が部屋に戻ったのは22:30頃。既にディズニーシーのパークは閉園時間を過ぎ、テラスから見下ろしたヴェネツィアの街は人影も少なく静かでした。明日の支度を整え 休む準備をし、再びテラスに出た時にはパーク内の照明の一部は落とされた後でした。さきほど一旦部屋に戻ってゆっくり夜景を眺めておいてよかったなあ・・ と私は思いましたよ。時刻は23:30過ぎ。耳を澄ましてみると、パーク内のどこかから路面を水で洗い流す「ミラコスタで過ごす夜のいつもの音」が聞こえてきましたが、目を凝らしても私のいるテラスからは作業するキャストさんの姿は見つけられませんでした。でも、また明日の朝になったら始まる新しいパークのために夜を徹して黙々と環境を整備する多数のキャストさんがパーク内にいらっしゃるという気配だけは しっかりと感じ取ることができました。さてさて。私も もう眠らなくてはね。今日は一日食べたり飲んだりすることに一生懸命だったので 私達のこの時期の「ホテルミラコスタ&ディズニーシー」に恒例の記念撮影をする暇が無かったんだもの。明日は入園したら まずそれをしなくては。お天気、崩れないといいな・・おやすみなさい。静かなヴェネツィアの夜、今夜も私はよく眠れそうです。(翌日につづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 5, 2016
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(・・その3から続く)サローネにお邪魔してみると、ディズニーシーのパーク内を眺めることのできるあの美しい窓周辺のテーブルには 不思議なことに殆どゲストの姿がありませんでした。キャストさんは、窓辺近くの席に私達を案内してくださると「間もなくパーク内でショーが始まりますので、こちらからぜひご覧ください。」と すすめてくださいました。私達が席から立ちあがり、窓から少し離れて外を眺めていると どうぞ椅子を窓辺に並べて腰掛けていただいて大丈夫ですので と、椅子の移動までしてくださいましたよ。時刻はいつのまにか16:30を過ぎ、メディテレーニアンハーバー水上には「15」のロゴのクリスタルバージが登場し、陸上のステージの上にはMC役のメッセンジャーの方が既にいらっしゃる様子。この時のサローネは、私達の他に数組のゲストがいらっしゃるだけで比較的落ち着いていました。やがてパーク内でショーの音声が高まるころになると、キャストさんがロックを外してショーの音がよく聞こえるように大きなガラスの扉を開けてくださいました。5階の窓辺から眺める「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」は、(この場所から眺めるといつでも何でもそうなのですが)水域全体が一望できて素晴らしかったです。どんな場所でどんなことが起こっているのか、ショーの展開がよくわかります。水面を走り回るジェットスキーの航跡もよく見えて楽しいですね~。ピアッツァトポリーノのステージは遠いのでキャラクターを近くでよく見たい方にはあまり面白みがないのかもしれませんが、たくさんのキャラクターや出演者の皆さんが一緒にダンスする場面は遠くから見ていても綺麗でしたし楽しかったですよ。ハーバーの上空を飛び回る凧も、まるで目の前で舞っているようでした。ところで、ショーが終了して我に返ってふと気づいたことがあります。それは、この大きな窓の解放具合(?)です。サローネのこの窓、以前は確か(少なくとも昨年同時期は確かに)ショー開催時は90度近くまで開けてほぼ全開放にしてくださっていたのですが。今日は、ショーが終わってからよくよく確かめると こんな感じでした。これでも普通の客室の窓の3倍くらいの解放幅はあるでしょうかね~。(ちなみに全開放していた時の様子はこちらの日記の写真が参考になるかと思います。)ショーを観ている間は全く気が付かなかったので、ガラス窓があっても鑑賞にはそんなに差し支えないのでしょう。このサローネの大きな窓には 高さ1mほどの手すりがあって奥行きの幅が50cm以上あろうかという立派な飾りバルコニーが付いていますし、今まではショー開催中にそばにキャストさんが付いていてくださったので「全開放にしても危険はない」との判断だったのかもしれません。が、ここ数年のさまざまな状況の変化で、やはり 「ホテルの5階の窓をお客様がいる状態の時に完全に開けるのは安全確保の面で不安がある」 ということになったのかもしれませんね。(というか、こうなってみると今まで全開放だったのが「すごい!」というか、奇跡のように思えてきますよね~~。)この件については私はキャストさんに直接確認していないので実際のところは(毎回これくらいの開け方なのかどうか)わからないのですが、「まずはゲストの安全第一」という考え方は きっと舞浜の全施設に共通なのだと思いますよ~。クリスタル・ウィッシュ・ジャーニーが終了して17:00になるとサローネ・デッラミーコはアルコール提供時間帯に入りましたが、私達はパーク内のレストランで夕食の予定があったので席を立ち、エレベーターで階下に向かい、1階の「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からディズニーシーに再入園しました。夕食に向かう前にまず私達はショー抽選所「ビリエッテリーア」に立ち寄りました。お昼頃に先着順自由席である2階席から鑑賞したのでふーっと忘れていましたが、今日はまだビッグバンドビートの1階席の座席抽選に挑んでいなかったのです。この時点で抽選可能だったのは「18:00」と「19:30」の2回分だけで、このあとすぐに夕食の予約時刻がやってくることを考えると、私達には最終回の19:30しか選択の余地がありませんでした。しょうがない。当たったらそれはそれでいいし、外れたら時間を気にせずのんびり夕食をとることができるんだからそれもいいし。もういいじゃない 気楽に抽選すれば。・・・なーんて言いながらちょっと投げやりな感じで抽選ボタンを押すと、結果は案の定「はずれてしまいました」でした。ダメですねー こんなんじゃ。やっぱり「当選したい!ショーが観たい!」という強い願い(ウィッシュ)をこめて挑まないと、未来は開けないのかもしれません。では気を取り直して 夕食に向かいましょう。本日の夕食、PS(プライオリティーシーティング)をいれてあるのは、夫の大、大、大好きな「リストランテ・ディ・カナレット」です。この日記の中でも過去何度も書いているので再度述べるのもなんなのですが、「カナレット」という言葉はわが夫の脳内では=(イコール)「テラス席」という言葉に変換されます。夫は今日もお店に向かいながら(というか、カナレットで食事することが決まった時からずっと)「あの店行ったらテラス席でピッツァ食べたい」と繰り返し言っていました。実は「リストランテ・ディ・カナレット」は昨年末にグランドメニューが大幅に変わり、コース料理中心のレストランになってしまってピッツァ単品での注文ができなくなってしまったのですが、それでも夫の「テラス席でピッツァ食べたい」という気持ちは変わることはありませんでした。(コースの中に一応「ピッツァ」が組み込まれていますのでね~。)で、ついさっきビッグバンドビートの抽選に外れたこともものともせず、予約時刻ちょっと前に意気揚々と夫は「リストランテ・ディ・カナレット」の店頭を訪れ キャストさんに名前を告げたわけです。と、キャストさんは名前と時刻を確認して、「お待ちしておりました。こちらへどうぞ」と私達を店内へ案内しようとしました。ですが ・・・あれ?なんかいつもと違う。いつもならここで「屋内のお席と屋外のお席がありますが、どちらがご希望ですか?」と聞いてくださるはずなのに、今日はその問いかけがありません。あら、どうしよう。私がそう思うとほぼ同時に、夫が口を開きました。「テラス席がいいんですけれど 」と。すると店頭にいらした二人のキャストさんが急に黙り込んでしまわれたので、私は「ひょっとしてテラス満席なんじゃないの?」と思って様子をうかがってみたのですが、この時間なんとテラスには一組もゲストの姿はありません。やがて 少々戸惑った表情のキャストさんの口をついて出た言葉は、「・・ただ今テラスには西陽が差し込んでいてまぶしいですし、風の影響も受けますのであまりおすすめはできないのですが。小さな虫も飛んでおりますし。そういったことを了承していただけるなら確認して参りますが・・」というものでした。「かまいません。僕はこのお店のテラスで食事がしたいです。」夫は当然そう答え、キャストさんは私達をウェイティングエリアへと案内した後 テラス使用の確認をしに奥へと消えていきました。が、この時点で大人である私達にはなんとなく ―― 事情はよくわからないけれど、今 このお店はテラス席を使用したくないらしい。自分たちはこの店に対して「無理」を言っているのではないか? ――ということが判ってきていました。どうしよう。テラス席ダメです って言われたら、夫はきっとこの店での食事そのものを断って 店を出てしまうだろうな・・(だって夫の脳内では テラス席=カナレット なんですから・・)そんなふうにぼんやり思っていたら、「お席の準備ができました。テラスへご案内します。」と、キャストさんがやってきました。ホッとしました。それからの私達は、以前と同じように、「リストランテ・ディ・カナレット」のテラス席で ピッツァを含んだディナーコースをお願いして 楽しい食事を繰り広げました。テラスに通されてわかったことですが、今現在のカナレットの屋外席は外壁塗装工事のためにごく一部しか使用できなくなっているようです。(数えてみたところ、今日は七テーブルしか使えていないようでした。)そして、テーブルを担当してくださった若い可愛らしいキャストさんによれば、この4月15日からPS制度が変わったことにより「全てのテーブルサービスレストランで『席が空くまでゲストにお待ちいただく』ということが不可能になった」とのことで、その縛りがあるためにカナレットではゲストに対して席の希望を聞かなくなったのだ ということがわかりました。(席の希望を聞いてしまったら、希望の場所に空きがない場合お待ちいただくことになってしまうので・・ということらしいです。)なので、訪ねたその時に空きさえあれば、屋外の席であろうと屋内の席であろうと希望を告げれば多少考慮はしていただけるようです。(あくまで今日の時点では ですが。)決して テラスの席を使いたくなかった というわけではないのですね~そんなふうに疑って申し訳なかったなーと思いましたよ。(とはいえ、テラスを使用して営業するには新たな担当人員が最低一人は必要になるわけですし、準備もしなければならないのですから、お店の方々に余計なお手間をかけさせてしまったことは間違いないんじゃないかと思います。ほんとうに、夫の望みをかなえてくださってありがとうございます。いくらお礼を言っても言い足りないくらいです。)その後は。PS制度が急に変わってキャストさん達もずいぶん戸惑っている というお話やら、昨年末の突然のメニュー変更で混乱したお話やら、このお店が取り上げられたTV番組が大反響を呼び 放送翌日から大行列でそれはそれは大変だった というお話やら・・キャストさんが笑顔とともに披露してくださるエピソードにも時折耳を傾けつつ、私達は楽しい時間を過ごしました。15周年のハーフボトルワインも、白、赤、といただきました。ただ一つ心残りは、ドルチェをつけなかったにもかかわらず、ディナーコースのお料理二人前を食べきれなかったこと。やはり私達くらいの年齢の者にはこのお店のコース料理は量が多すぎるのかもしれません。もう少し軽めに、コースは一人分にして それにアラカルトの前菜を付けて二人で分けていただくくらいでちょうどいいのかもしれないなー と思いましたよ。私達が席を立ったのは日もすっかり暮れた19:00を過ぎたころ。日没前にはこの場所には私達しかいなかったというのに、ふと周りを見るとランプの灯りが点った運河沿いのテラス席にはいつの間にか数組のゲストが着席していて、みな楽しそうに時を過ごしていらっしゃるようでした。(その5 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 5, 2016
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(・・その2から続く)東京ディズニーシーとホテルミラコスタをつなぐ「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からホテル館内に入り、エレベーターで5階に上がってすぐの場所にある「サローネ・デッラミーコ」を訪れたのは15:00を少し過ぎた頃でした。今日宿泊するのは、例によって総合予約センター風にいうと スペチアーレ&スイート ヴェネツィアサイドのテラスルーム となるので、2階のレセプションではなく5階のサローネでチェックインです。チェックインのピーク時間だったので当然のことながらサローネはとても混んでいましたが 空席はいくつかあり、私達はキャストさんの案内でパーク内が眺められる窓の近くのテーブルに落ち着きました。こちらでのウェルカムドリンクは数年前から提供方法が変更になり 現在は壁際のカウンターから自由に飲み物をいただくスタイルになっていて、今日はちょっとみたところそこには冷たい飲み物ばかりが並んでいるようでした。「温かいお飲み物はキャストにお申し付けください」とのことでしたので、私達はセルフサービスで美味しいお水をいただいたあと温かいコーヒーを用意していただいて、チェックインの順番が来るのをのんびり待つことにしました。が、意外に早く物事は進んだようで それから10分と経たないうちにキャストさんがテーブルまで迎えにいらっしゃいました。そして夫がひとりで手続きを済ませて、ホテルが用意してくださった結婚記念日のお祝いのカードやら私の誕生祝いのカードやらを手に席に戻るとまもなく「お部屋にご案内を」と先ほどとは別の女性キャストさんが私達のもとにいらしたので、私達はキャストさんとともにサローネを出てヴェネツィアサイドに向かい、比較的サローネから近い本日のお部屋に入りました。15:30頃のことでした。この「ヴェネツィアサイドのテラスルーム」というのはホテルミラコスタには全部で5室あり、室内の間取りや内装は皆同じですがテラスの造りが5室それぞれで異なり、また部屋の位置によってテラスから眺められる景色も少しずつ違ってきます。私達はこのタイプのお部屋には今まで二回ほど宿泊したことがあるので「今回の部屋位置はどこだろう?」と思っていたのですが、案内されたのは ちょうどディズニーシーが開園10周年のイベントを執り行っていた時の2011年に宿泊したのと同じお部屋でした。しかし。ホテルミラコスタは皆さんご存知のように去年から今年にかけて全客室を改装したので、以前宿泊したのと同じ部屋とはいえ、足を踏み入れてみるとそこは全く別のお部屋のように思われましたよ~。また、今回の改装でサイドごとにテーマの異なる内装になったので、前回(三ヶ月ほど前)宿泊した改装後のポルトパラディーゾサイド客室とはまた雰囲気が違っていて新鮮でした。お部屋に入ってすぐにリビングルーム側の扉を開けてテラスに出てみると、石造り風の手すり越しに申し分のない青空を背景に、SSコロンビア号とタワーオブテラーの建物が見えていました。そして、ディズニーシー内のアメリカンウォーターフロント地区のキャストさん達がいつも茶目っ気たっぷりに「こちらが大西洋です!」と紹介してくださる 本物の「海」も。(もちろん実のところは東京湾ですけれどね!)このお部屋、テラスの左側(リビングルーム側)には凝ったデザインの屋根と手すりがついていて、室内から景色を眺めようとすると少し邪魔なようにも感じますが テラスに出てみるととても素敵な雰囲気です。そういえば5年前このお部屋に宿泊した時はお天気が悪くて、テラスのこの屋根下の部分で雨を避けながらパークの景色を眺めたり写真撮ったりしたっけね~・・なんて思い出話をしながら、私達はキャストさんのおすすめに従ってテラスで何枚か記念写真を撮っていただきました。ポルトパラディーゾサイドであれヴェネツィアサイドであれ テラスルームに宿泊した際のこの「テラスでの記念撮影」は、毎回まるで決まったことのようにキャストさん達がすすめてくださるためにチャンスを逸することがなく、とてもありがたいと思っています。せっかく外に出られる貴重なお部屋に泊まるのですから、ディズニーシーのパークを背景に二人一緒に写った写真を残しておきたいですものね~。(これはテラスにて、ベッドルーム側からリビングルーム側の屋根下部分を眺めたところです)(反対に、リビングルーム側からベッドルーム側を眺めるとこんな感じ)ホテルに宿泊しているというよりは、時間を遡ったヴェネツィアの街に住んでいるような気持ちになりますよね。ポルトパラディーゾサイドのテラスルームと違ってパーク内からの視線もあまり気になりませんし、このタイプのお部屋のテラスはとにかく静かで居心地が良いです。お部屋に案内してくださったキャストさんが去った後、私達は本格的に このリニューアル後のヴェネツィアサイド・テラスルームのあちこちを観察して回りました。(リニューアル前のヴェネツィアサイド・テラスルームの内装は、別のお部屋になりますが こちらの日記が参考になるかと思います。)まずはお部屋の入り口のドアから近いリビングルーム側ですが、目を引くのはやはり 新しくなった照明スタンドやソファーなどの家具です。ポルトパラディーゾサイドのお部屋ではソファーが赤くて(ワインレッド っていうんですかね!)飛び上がるほどびっくりしたのですが、こちらのお部屋は落ち着いた色使いでした。クッションはグリーンですが この「グリーン」はどうもヴェネツィアサイド客室の内装においては重要な色のようです。それから、私がとても心ひかれたのが 冒険の旅をテーマとするホテルにぴったりのこの椅子。背部分の裏側に地図がデザインされています。テーブルは以前は楕円形でしたが、長方形のものになっていました。(テラスルーム全室これでしょうか?以前はサイドの別なく同じものでしたが・・)タペストリーの絵柄も、ポルトパラディーゾサイドのお部屋のとは違いますね~。さて、次はベッドルーム。窓辺のカーテンとベッド周りの部分の装飾が統一されているので、とても落ち着いた雰囲気です。(カーテンの柄そのものはたぶんポルトパラディーゾサイドも同じだったように思います。)印象的なのはこのヘッドボード。ヴェネツィアの運河の街が寄木細工風に描かれています。ベッドスローはおそらくポルトパラディーゾサイドと共通だと思いますが、ヴェネツィアサイドの客室ではその色調が内装にとてもよく馴染んでいるので、キャラクターが大きく描かれているわりには騒がしい感じがなくて良いですね。ベッドの両側のサイドテーブルは、ポルトパラディーゾサイドとは違ったデザインのものでした。格子がはまっているドアはバスルームへの扉ですが、スーペリアルームのそれとは違いミッキーマウスの姿は無く スペチアーレ&スイートらしい落ち着いた雰囲気になっています。テラスルームのバスルームは洗面台とバスタブとシャワーブースが一体となっているタイプで、気を許すとバスルーム中がびしょ濡れになってしまいがちなので「それでもスーペリアルームと同じようにスツール置いてあるんだろうか??」と思っていたのですが、ちゃんと設置されていました。可動式の手鏡もありましたよ。アメニティ―は開業15周年の特別デザインのものになっていました。ところで、今回チェックインしてお部屋に入った後に結構時間をかけて室内をじっくり観察したり写真を撮ったりできたのには、ちょっと理由があります。毎年この時期ここに宿泊する際に、過去十年以上に渡って続けてきた「結婚記念日のお祝い」の手配を 今年は夫がとりやめたので時間の余裕が生まれたのです。客室で記念日を祝いたいならばホテルが公式に謳っているサービスを利用すれば済むことです。が、夫にはいろいろとこだわりがあるために「決まりきった方法ではなく公式以外の方法で、且つマナーにもルールにも反せず自分の意に沿うようにお祝いしよう」とすると 毎年ホテルキャストの皆さんの手をいろいろ煩わせなければならなくなってしまうのです。そのことについて それはいったい是なのか否なのか と 何かにつけ考えるところがここ数年 夫にはあったようです。「今年はお祝いの手配はしないことに決めたよ」と随分前に私は聞かされていましたので、がっかりするとかは無かったのですが(オチェーアノでも自宅でも「お祝い」はしましたしね~)、常日頃から他人とコミュニケーションを取ることが好きでイベント好きである夫がこんなふうに決断した経緯を思うと、東京ディズニーリゾートを訪れる一ゲストとしてのホテルやパークとの距離の取り方の難しさについて あらためて考えずにはいられませんでしたよ。さて。せっかく客室での自分たちの結婚記念日祝いをやめたことで新たな時間を生み出せたのだから、ディズニーシーの15周年をしっかりパークでお祝いしたいものです。時刻は16:15過ぎ。まもなくパーク内では15周年のショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」の本日三回目公演が始まるころですが、私達の本日の部屋はヴェネツィアサイドですから当然パーク内メディテレーニアンハーバーは望めません。それではサローネ・デッラミーコにちょっと行ってみて 混み合っていないようだったら雰囲気だけでいいからクリスタル・ウィッシュ・ジャーニーを観せていただこう と思い立ち、私達は部屋を出ました。(その4 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 5, 2016
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(・・その1から続く)東京ディズニーシー15周年の特別なショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」をパーク内のショー鑑賞エリアで観るのは、私はこれが初めてです。(オチェーアノのテラスから全体を眺めた時の日記は こちら )10:30になると、ピアッツァトポリーノのステージ上にはMC役のメッセンジャー「クリスタルレッド」と名乗る男性が現れました。彼の説明によれば、ハーバー周り三ケ所に用意されたこのクリスタルにはそれぞれ意味があり、またこのクリスタルを輝かせるためにはみんなの「願い」が必要だとのことで、ピアッツァトポリーノでは(おそらくほかのショーエリアでも)クリスタルに願いを届かせるための「ウィッシュダンス」の練習がいきなり始まりました。唐突な感じではありましたが、考えてみればディズニーシー10周年のショー「ビー・マジカル!」の時も同じようにキャストさん(役の方)のダンスレクチャーからショーが始まりましたし、2周年の時のパレードもこうやって皆でお祝いダンスを練習した記憶があるので、今やこの地でのアニバーサリーイヤーのショーにはこういう要素は欠かせなくなっているのかもしれませんね。ダンスの練習が終わると、音楽の高まりとともにハーバーには三艘の船が 青、赤、緑の順に姿を現し、水域をぐるっと一周した後それぞれの持ち場で停止しました。それぞれの船はキャラクター達を乗せ、青い船はリドアイルに、赤い船はピアッツァトポリーノに、緑の船はザンビーニブラザーズリストランテ前にやってきたのは良いのだけれど・・なんと一行は「どこへ向かっているのかわからない」、出航したのはいいけれど旅の目的地がわからないのだ と言うのです。その答えは一人一人が持っているクリスタルに隠されているよ というメッセンジャーの言葉に導かれ、キャラクター達は船を降りて陸上に。ピアッツァトポリーノのステージ上でクリスタルに触れたミニーは、赤いクリスタルに「愛」という自分の願いが込められていることに気付きます。その後、続々と現れる多数のクリスタルの使者とともに、キャラクター達はそれぞれ自分の願いが何なのかをディズニー音楽にのせてゲストに紹介してくれました。さらに、自分のクリスタルが透明なのは青赤緑のクリスタルの輝きが集約されているからだ と気づいたミッキーも、メッセンジャーの助言を受けて仲間たちやゲストのさまざまな願いを集めてクリスタルを輝かせよう と 船から陸地へとおりてきます。そしてここで さきほど練習した「ウィッシュダンス」の出番がようやくやってきます。―― 願いとは心の道標、みんなの願いを集めればどんな困難な旅だって乗り越えられる ―― と仰るメッセンジャーのクリスタルレッド氏。彼の言うとおりにゲストも一緒にクリスタルに願いをこめると・・みんなの願いは光となって船にも届き、船に搭載されている大きな羅針盤がキラキラと輝き始めます。5色の凧も空を舞い、いよいよ旅立ちの準備が整いそうです。一足先に船に乗り込んだメッセンジャーが大きな羅針盤の中心にクリスタルをはめ込むと、針がゆっくりと動き始めます。これでもう旅の途中で迷うこともなさそうですね。やがてキャラクター達は再び船に乗り込み、15年間の思いやハーバーを囲んだみんなの願いを胸に 未来へと旅立っていきました。東京ディズニーシー15周年のイベントタイトルは“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”。キャッチコピーの「きらめく海へ!」という言葉と旅の行く先を指差すポーズのミッキーの姿が、舞浜には溢れています。公式の印刷物やオフィシャルサイトによれば、今回ここでいうウィッシュ(願い)とは「未来を思い描いてワクワクする気持ち」ということだそうで、初めてこの説明に触れた時わたしは 「このご時世に、未来~ミライ~ と無邪気に言われても、果たしてパークにやってくるさまざまな人達の心に響くんだろうか?」 とちょっと思いました。ですが、「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」のショーの中では「願い」とは明日を生きるための 前に向かうための原動力なのだ というメッセージが強く打ち出されており、また この大きなクリスタルは「15年間の願いや思い出の結晶」であるという言葉や、ミッキーが旅を「始めたい」と言わず「続けたい」と語るなど、私達の向かおうとしている「未来」とは思い出や過去の記憶があって初めて生まれるものだということもうっすらとですが描かれ謳われており、私は少しホッとしたのでした。クリスタルの使者たちもキャラクター達も全てがハーバーから姿を消して ショーが終了すると時刻はちょうど11:00。それからの私達はショーエリアを離れ、アメリカンウォーターフロント方面への坂を上ってブロードウェイミュージックシアターへと向かいました。もちろん、4月15日から上演が始まった リニューアルされた「ビッグバンドビート」初回を観たかったからです。この「ビッグバンドビート」、以前は毎日初回公演だけは座席抽選の対象外だったので 先着順で自由に鑑賞することができました。しかし数か月前からちょっと制度が変わり、会場内の1階席は初回公演から全て抽選の対象になり、先着順で観られるのは各回の2階席のみになりました。(抽選に当たらないと1階席でショーを観ることはできなくなりました。)なので私達が目指しているのは初回公演の「2階席」への入場です。まだ今日はショーの座席抽選には挑んでいないので、抽選してから(はずれてから?)行けばいいんじゃないか? とも思ったのですが、かなりショー内容が変わったと噂で聞いていたので「2階席でもなんでもとりあえずこの目で早く見てみたい」という思いの方が私達の中では勝ったわけです。本日の初回公演は13:00スタートですが、シアター入り口に行ってみるとこの時間(11:10くらい)、初回の2階席入場待ち列には30~40人の方が既に並んでいらっしゃいました。たぶん2階席は300ちょっとくらいの席数だと思うので、このぶんだとまだしばらくの間は土曜日曜などは早めに来ないと「2階席にすら入れなかった」ということになりかねないようです。さて、列内で数十分待って12:30を過ぎたころに、2階席への案内は始まりました。(2階席へは階段を使って上がるので、案内は全員一度にではなく20~30人くらいずつ数回に分けて 時間をかけて行われます。)私達は中央ブロックを選んで着席しましたが、リニューアルでショーの上演をお休みしている間にシアターの客席のシートが全て新しいものに取り換えられたようで、座席が以前よりもやや高くなり座り心地も良くなっていたので驚きましたよ。13:00になって始まったリニューアル版「ビッグバンドビート」は、オープニングとエンディングを除いてほぼ全ての曲目が入れ替わっていましたが、楽しさは相変わらずでした。以前はキャラクター出演パートが真ん中に挟まれている「なんとなく3部構成」だったように思うのですが、リニューアル版ではそのパートごとの断絶感がなくなったように思います。最初から最後まで生歌や生演奏が切れ目なく続くので「ライブ感」が増したように思いましたよ。(そして個人的には、じっと座って鑑賞しているのがもったいないような、大人がアルコール片手に一緒に歌ったり踊ったりしたくなるようなエンターテイメントに様変わりしたな~と思いました。逆にいうと、小さなお子さんなどキャラクターの出演場面をじっと見ていたタイプの方は ひょっとしたら楽しむのに努力が必要なショーかもしれません。)ビッグバンドビート終了後は、ウォーターフロントパークを突っ切ってPS(プライオリティ―シーティング)をお願いしてあった「セイリングデイ・ブッフェ」へ。普段からブッフェ形式を少し苦手にしている私ですが、今回あえてここへやってきたのはこのお店で「15周年記念ラベルワイン」を扱っているからです。特に15周年の「スパークリングワイン」についてはパーク内で取り扱いのあるレストランがこのお店含め4店舗しかないので、まずはその「スパークリングワイン」をいただくことにしました。オフィシャルサイトで写真を見た時にその色に大変驚きましたが、写真の通りの綺麗なブルーで二度びっくりしましたよ~グラスに注いでも、当然ながら青いです。味は、私はほんのり甘く感じました。原材料として葡萄の他に日向夏も使われているそうで、柑橘系の爽やかな香りも感じられました。ワインについてくる青いリボンのメダルはお持ち帰りができ、また、ビンは持ち帰ることはできませんが キャストさんにお願いすればラベル(エチケット)をはがして持ち帰ることができます。(あくまでも本日の段階では、です。今後も対応していただけるかどうか、他のお店でも対応していただけるかどうか は不明です。)セイリングデイ・ブッフェは店内にも15周年の飾りつけが施されていました。このお店は90分の時間制限があるのですが、ホテルへのチェックインが控えていた私達は食事を70分ほどで切り上げて席を立ちました。それでもかなり「おなかいっぱい」になってしまい、やっぱり私達の年齢ではもうブッフェは難しいのかな~と思わずにはいられませんでした。(でも、量の関係で食べられなかったお料理が多いので、15周年の間にもう一度くらい訪れたいものだ と正直思いましたよ~)お店を出たのが14:50くらい。その後私達はウォーターフロントパークの15周年の飾りつけやクリスタルポイントなどを冷やかしつつ、メディテレーニアンハーバーに出てチェックインのためにホテルミラコスタに向かいました。午前中の数時間を過ごしたピアッツァトポリーノに戻り着いたのは 15:00になるほんの少し前のことでした。(その3 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 5, 2016
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世間でいうところのゴールデンウィーク終盤。我が家は今年はこのタイミングで ディズニーシーとホテルミラコスタでの一泊二日を過ごすことになりました。毎年恒例の 結婚記念日のお祝いを兼ねてのお出かけ ではありますが、ここ最近舞浜を訪れる機会がぐっと減ってしまっているので 今回は自分たちの記念日よりもどちらかといえばディズニーシーの開園15周年をお祝いする方に重きが置かれそうな予感です。さて 暦通りであれば三連休の最終日、明日は平日なので学校やお仕事が控えていらっしゃる方も多いはずの5月5日の朝6:30前頃、私達は車で舞浜に到着しました。いいお天気です。道中は交通量もそんなに多くなく順調でしたが、ホテルミラコスタのゲートを入り車路を上がると ホテルの正面玄関車寄せは今朝は結構な賑わいぶりでした。一応は三連休最終日なので 今日あたりはミラコスタも空いてるんじゃないかな~ なんて思っていた私は、まだ6時半だというのに人の出入りの多いホテルエントランスの様子を見て少々びっくりしましたよ。いつものようにキャストさんに荷物を委ね、駐車場から戻ってくる夫を待つためにロビーに足を踏み入れた私はここでさらにびっくり。予想外に人であふれていたのです。(よくよく考えてみれば、連休最終日までリゾート内に滞在しようというゲストが多ければ最終日の朝のホテルに人が多いのは当たり前のことなんですけれどね~)レセプションにはチェックアウトのためなのかプリチェックインのためなのかわかりませんが長い列ができていましたし、反対側のレストラン入り口あたりにも ちょうど朝食時間帯に当たっていたせいか多くのゲストの姿がありました。ロビーのあちこちに設置されたソファーも椅子も殆どが埋まっていて気軽に腰掛けられる場所を見つけられそうもなかったので、私はホテル&パーク・ゲートウェイへ続く階段の降り口へ行って、ディズニーシーの様子を眺めてみることにしました。と、こちらの場所もなんだかいつもと様子が違います。開園時刻前なのでロープが設置され通行が止められている階段上のスペースに、カメラを持ったゲストの方が数名いらっしゃるのです。なになに?・・と思ってディズニーシーのパーク内に目を遣ると、ブルーのTシャツ姿のゲストが大勢 ピアッツァトポリーノにいるのが見えました。そうでしたそうでした。今日は「こどもの日」、東京ディズニーシー初となる パーク内を親子で走るイベント「ディズニー・ファン・アンド・ラン」が営業時間の前に開催される日です。ホテル前の広場ピアッツァトポリーノでは7:00過ぎからステージを使ってのスタートセレモニーも行われるとのことですので、ひょっとしたらこの場所からその貴重なイベントの様子がちょっとだけ見えるのかもしれませんね。―― ところで 駐車場まで車を運転していった夫、いつもならとっくに戻ってくる頃なのですが・・今日はまだ戻ってきません。そろそろ夫が姿を見せるはずなんだけどなあ と思い、駐車場に続く廊下の方へ行ってみたのですが、気配もありません。この時、時刻は6:40。おかしいなあ。私がパーク内を眺めている間にロビーを素通りして、パークエントランス・ノースの入場口まで先に行っちゃったのかしらん?・・と思っていたら、夫から電話がかかってきました。今朝は駐車場がとても混んでいて 平面部分になかなか空きを見つけられなくて停めるまでに時間がかかってしまったのだそうです。僕はこれから直接パークエントランス・ノースへ向かうからあなたも向かってください、もし先に入場待ち列についたら並んでてください、と夫が言うので、私はホテルの玄関を出てパークエントランス・ノースへ向かうことにしました。そして、ひとりでチケットブース脇の階段を下りてみると。ホテルキャストさんが高く掲げる「ミラコスタ宿泊者専用エントランス待ち列最後尾」の看板はこの時間(6:45くらい)既に遠くのバスターミナル方面まで行ってしまっているようで、私はここでまた驚いてしまいました。列の最後尾に到着する寸前に夫が追いついてきてくれたので私達は二人そろって列に並ぶことができましたが、その位置はバスターミナルのほんのちょっと手前。私達の後ろに数組が並んだところで列は折り返したようでした。ですが、どんどん伸びていくホテルミラコスタ宿泊ゲストの列に比べると今朝の一般ゲストの出足はどちらかと言えば鈍いようで、ざっと見てごく普通の日曜日よりもさらに少ないかな~ といった感じがしました。やっぱり連休ですもの、今日のパークは日帰りゲストよりも宿泊ゲストの方が多数を占めるのかもしれませんね。本日、ディズニーシーの一般開園時刻は8:30、ミラコスタ含めディズニーホテル宿泊客が入園できるのはその15分前の8:15です。かなり余裕を持って作られていたミラコスタ宿泊ゲストの列に対して「列が前方に動くのでご準備を」という案内があったのは7:50頃。その後すぐに列は動き出し、チケットブースの屋根下での宿泊確認と手荷物検査を経て 私達は8:00前ごろには入場ゲート前のエリア中ほどに落ち着きました。 8:15になると、特に目立った案内も混乱もなく宿泊者専用の入場ゲートがオープン。そんなに前の方に並んでいたわけではない私達でしたが、3分かからないうちに入場することができ、今日はディズニーシープラザをかすめてまっすぐミラコスタ通りへ。ミラコスタ通り周辺の「15」のマークのデコレーションには心惹かれるものがありましたが、ここはひとまず仰ぎ見るだけにとどめて、10:30からメディテレーニアンハーバーで行われる本日一回目の「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」を鑑賞エリア内で観るために、私達はピアッツァトポリーノへと向かいました。そして辿り着いたのは こんな場所。側面立ち見エリアの最前列です。今日はここから「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」を観ようと思います。(昨年同時期も同じような場所から「ファッショナブル・イースター」を観ました。 こちら その時に撮った写真が今回とほぼ同じで、思わず笑ってしまいましたよ~)観賞場所を確保した後は広場で出迎えてくれていたキャラクター達にご挨拶。ピアッツァトポリーノにホテル宿泊者しかいないこの十数分間は キャラクター達もとても自由です。ショー鑑賞場所を確保しているゲストは基本的にその場を離れることができないのを知っているのか、今日は彼らの方から立ち見エリアの近くまで寄ってきてくれたりして面白かったですよ。いたずらっ子のチップ&デールなんかは 私達ゲストに紛れてショー鑑賞エリアで場所を確保するそぶりを見せ、キャストさんに 「ダメでしょ! キミたちはこれからこのショーに出るんでしょ!」って指摘されて頭をかいていましたよ~。その後は「人の少ない今のうちに」と ハーバー周辺の15周年を撮影するために夫を鑑賞エリアに残して私だけひとりでお出かけ。カフェ・ポルトフィーノは開店前なので、外から見える範囲だけ。こちらはマーチャント・オブ・ヴェニス・コンフェクションからヴェネツィアン・カーニバル・マーケットの前あたり。正式な開園時刻の8:30からしばらくの間は二人で一緒に鑑賞エリアに留まって様子を見ていましたが、今朝のピアッツァトポリーノについては座り見も立ち見も埋まり方は穏やかでした。(ショー開始一時間前まで座り見エリアを案内していました。)一般入場ゲートが開いてすぐに入園してくるゲストの中には随分と急いだ様子の方も時折見受けられます。以前はこういったゲストにもキャストさんは笑顔で「ゆっくり進んでくださいね~」と声をかけるだけだったのですが、今日のミラコスタ通りからピアッツァトポリーノにかけての辺りでは はたから見ていても「明らかに危険」と思われるような行動をするゲストには私服のキャストさんが直接きちんと対面で厳しく声をかけて止めていらしたので、ご苦労なことだなあ・・と心底思いましたよ。周囲が落ち着いた8:50過ぎになって、私達はお手洗いやお買い物をしに交替で出かけることにしました。出かける際には再び 周辺の「15周年」を眺めてきました。こちらはミラコスタ通りの中。こちらはディズニーシープラザのアクアスフィア前に出現した夢の帆船「ウィング・オブ・ウィッシュ号」です。この帆船、実際に見ると とっても大きいです。キャラクター達もみんな乗っています。船首にいて船の向かう先を指差しているのは、もちろんミッキー。ディズニーシープラザからミラコスタ通り入り口にかけて。今回のこのあたりの飾り付けは、色合いのせいか色数を抑えているせいか とても落ち着いていて格調高い印象を受けます。ミラコスタ通り入り口の上。「15」の文字をまあるく囲むように「TOKYO DISNEYSEA」の文字が配置されているのがわかって嬉しかったです。9:30を過ぎた頃からは、私達は確保した観賞場所にふたりそろっていられるよう努めました。ショー開始の15分前を知らせるアナウンスがハーバーに流れてから数分後には、キャストさんから立ち見エリアにいたゲストに対して「立ち上がるように」との指示がありました。ステージ上にはこれから始まるショーの鍵となる「クリスタル」もいつのまにか用意され、準備は万端です。さあ いよいよです。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 5, 2016
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