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(・・その2から続く)そして迎えた17:30。冷たい北風の止まぬディズニーシー、メディテレーニアンハーバー水域を囲む多くのゲストの前には、いつのまにか三人のメッセンジャーが姿を現していました。リドアイルでは、おそらくこのショーを夜間に上演するために特別に準備された照明がショーエリアをまるで円形劇場のように照らし出しました。冷たい海の底のようなリドアイル、スポットライトの輪の中に登場したクリスタルブルー氏は、ダンスや“シャイン・オン!”ポーズの指導を淡々と進めた後、東京ディズニーシーの物語を語り始めました。昨日の午前中ピアッツァトポリーノでクリスタルレッド氏の語りを聞いた時にも思いましたが(ショーは途中中断でしたけれど)、ショーの前のこの語りの雰囲気が1月13日以前のとは違っているために “シャイン・オン!”が始まる時は「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニーのグランドフィナーレバージョンが始まる」というよりは 「以前のとは全く違う旅立ちのショーが始まる」というような ちょっとセンチメンタルな気持ちになります。ひょっとしたらそれは、メッセンジャー達が語り始める時に少しだけ聞こえてくる東京ディズニーシーのテーマ曲のせいなのかもしれませんけれどね。いよいよショーの本編が始まると、ピアッツァトポリーノで観ていた時にはステージに遮られてあまりよく見えなかった大きなコンパスを搭載した三隻の船の登場シーンも、リドアイルの私達がいた場所からはしっかりと捉えることができました。また、船を追う照明が水面に反射してきらきら輝く様子は 昼間の公演では決して見ることのできない光景です。いろいろと迷ったけれど、ハーバーの水域を見渡せるこの場所を鑑賞場所に定めて良かったなあ と思いました。ドナルドとデイジーが上陸するリドアイルが戴くブルーのクリスタルに託された願いは“友情”。その象徴なのでしょうか、この場所には ダッフィー、シェリーメイ、ジェラトーニの三人(?)が揃って滞在する時間が比較的長いようです。(以前のバージョンをリドアイルで観たことがないので、以前からこうなのか“シャイン・オン!”になってからこうなったのか は ちょっとわからないのですが。)強風だから多分省略されてしまうだろう と諦めていた凧も四連ながらも夜空を駆け回り・・クライマックスでは東京ディズニーシーのテーマ曲とともにミッキー形に変化したコンパス船から無数のシャボン玉も出現し、ハーバー中から歓声があがっていたようでした。リドアイルのショーエリアにはミッキーやミニーがやってくることはありませんでしたが、ショーの最後にハーバーから去って行く際にはリドアイルのゲストに向けて一生懸命手を振ってくれましたよ。ミッキーもミニーもプルートも もう 全身を使って大サービスです。強い風に耐えながらハーバーを囲んでいた皆さんにとっては、彼らが溌剌として未来へと旅立っていく姿が観られたことが今夜一番の贈り物だったと思います。ショーがエンディングに向かう時に感じる 東京ディズニーシー15周年おめでとう! と心から拍手を送りたくなるような清々しさは、「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」の1月13日以前のバージョンではそんなに強く感じられなかった フィナーレバージョンならでは のものだと思います。厳しい北風の中、待っていた甲斐がありました。ディズニーシーの大きな節目にあたっての新たな出発をこうして見守ることができて 今夜は本当に幸せでした。赤青緑の三隻の船と大きな「15」のマークのクリスタル船がハーバーから完全に消えるまで見送ると 時刻は18:05。吹き荒れていた北風は、ショーが行われている30分の間にかなり収まっていました。これくらいの風の吹き方ならこの後18:45からドックサイドステージで予定されている「テーブル・イズ・ウェイティング」最終回も上演できるのではないか と思った私達は、リドアイルの橋の上を離れてアメリカンウォーターフロント方面へと向かいました。本日は 私達も鑑賞した朝方の初回こそ強風バージョンで上演されたものの、その後の回は風の影響で中止や中断ばかりだったテーブル・イズ・ウェイティング。土曜日の今日、最終回の開始まで40分を切ったタイミングではもう席もそんなに残っていないのではないかー?と思いつつステージ前に行くと、後方やサイドブロックならばまだまだ席はたくさんありました。私達の後ろには 同じように考えてドックサイドステージ目指して急ぎ足でやってきている多くのゲストがいらしたようで、キャストさんが大きな声で「お席はまだまだたくさんございまーす! 走らずゆっくりで大丈夫でーす!」と案内していらっしゃいましたよ。それからショーが始まるまでの30分ほどはあっという間に経ちました。私達は鑑賞席のサイドブロックから本日最後の、そして私達にとっても本当に最後の最後となる「テーブル・イズ・ウェイティング」を観ました。元々は、2008年の秋にディズニーシーで開催された“世界の食の旅”をテーマにしたスペシャルイベント「ディズニー・ア・ラ・カルト」で二か月間だけの期間限定で上演されたこの「テーブル・イズ・ウェイティング」。可愛くてきれいな衣装や色彩豊かなステージや親しみやすい音楽や演出など心ひきつけられる要素が満載で、特に難しいことを何も考えなくても ディズニー映画やディズニーキャラクターを知らなくても、たまたま通りかかっただけでも、誰もが足を止めて楽しむことができる貴重なショーだったと思います。このショーの上演が3月17日に終了した後 ドックサイドステージでは新しいエンターテイメントが行われることが既に決まっているようですが、そちらもぜひ 万人の心を明るくしてくれるようなものであることを願いたいです。ショー終了後はマクダックス・デパートメントストアやエンポーリオ、イル・ポスティーノ・ステーショナリーなどを回ってお買い物をしました。きょうは土曜日ということもあり、日中はダッフィー関連商品を扱うショップは混雑していて入店制限をしていたようでしたが、この時間(19:30頃)はどこのお店も普通に入ることができました。お買い物の最後にヴィラ・ドナルド・ホームショップで15周年グランドフィナーレのデザインのスーベニアメダルを作成した後は、ポンテヴェッキオから階段を少し下りて リドアイルの裏にあたる場所で20:30の花火を観ました。きょう一日あんなに風が吹き荒れてパーク内はショー中止ばかりで大変だったというのに、この時間の空は不思議なほど穏やかで、冷たい夜の空気の中で弾ける花火は光が研ぎ澄まされたようでとても綺麗でした。その後私達はPSしてあったレストラン櫻へ行き、夕食をとりました。夫はステーキ重、私は季節のうどん膳(きょうは鍋焼きうどんでした)という、私達が真冬にパークに宿泊しにきて帰る前に食べる御飯としてはもはや定番となった感のあるメニューを注文し、美味しくいただきました。レストラン櫻を出て、ホテルミラコスタのベルデスクへ行って 預けた荷物を正面玄関まで回しておいてくれるようお願いしたのは21:40頃でした。名前を告げたあと部屋番号を尋ねられ、部屋番号を記憶する習慣のあまりない私達が答えあぐねて「えーっと4階のこっち側の一番奥のダブルベッドの・・」とバッグの中のカードキーケースを探していると、「・・窓が2面あって 入って左手の窓からタワーオブテラー、正面の窓から水面と火山が見える素敵なお部屋ですね!」と キャストさんがぴたりと言い当てられたのは、ホテルが仕事場の方としては当然のことなのでしょうけれど 少々驚きました。その上、夜ももう遅い時間だというのに 私達が今回宿泊したお部屋の魅力を一緒になって楽しそうに語って賞賛してくださり、旅の終わりにキャストさんの明るい笑顔を拝見できて 私はとても嬉しかったです。どんなに遊び疲れていたって、もう帰らなきゃいけないという少し寂しい気持ちになっていたって、「心からの笑顔」を見て嫌な気持ちになる人なんてこの世の中にひとりもいないでしょう。他のホテルに無くて このホテルにはあるもの。それは 夜になってもこうしてロビーにいらっしゃる多くのキャストさん達の屈託のない親しみやすい笑顔と 「ゲストと喜びを共有したい」というまっすぐな気持ちだな と、あらためてそう思いましたよ。ホテル正面に車をつけ ドアサービスキャストさんに荷物を積み込んでいただいて、こちらもまたこの上なく爽やかな笑顔で見送っていただいて、私達がホテルミラコスタをあとにしたのは22時少し前でした。パーク閉園時間と重なったため 坂を滑り降りて合流したリゾート内道路はなかなかの混雑ぶりでしたが、それでも雨風に振り回されつつも楽しかったパークとホテルの余韻が私達の心の中から消えることはありませんでした。また来たい。 いや、きっとすぐにまた来る。口を開けばそんな言葉ばかりがついついこぼれそうになる いつも通りの帰り道でした。(おしまい)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 21, 2017
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(・・その1から続く)天気予報通りに北風の吹き始めたディズニーシー。ドックサイドステージ前方の鑑賞席に私が戻ったのは9:50頃でした。パークの南側 海沿いの場所に建造物に囲まれるようにして造られているこの場所は、普段から「南風には比較的強いステージ」と言われています。大きなSSコロンビア号の船体が南側から吹き込む風をしっかりと遮ってくれて、ここで行われるエンターテイメントが風の影響を受けにくいからです。しかし今日の風は客席の後方からステージに向かって吹く「北風」です。私達ゲストの座っている鑑賞エリアはくぼみのように地面に沈み込んだ位置にあるため 今吹いている風を体で感じることは殆どありませんが、一段高いステージに立つ出演者の皆さんやキャラクター達は正面から吹きつける風を全身で受けることになります。既に会場内では 10:05のショーは強風バージョンでの実施が決定しております というアナウンスが繰り返しされていましたが、それも「風の状況によってはショーがスタートしてからの中断中止もあり得る」という物騒な付け足し文言のあるものでした。そんな中、定刻10:05になると音楽とともにミッキーが船の甲板に現れて、昨日と同じようにショーはスタート。強風バージョンなので演出は多少変更されているもののオープニング、タコス(メキシコ)、カリー・スパイス(インド)とショーは順調に進んで行きました。昨日はこのあたりで音楽が止まりショー中止アナウンスが入ったのですが、今日はその気配もなくアメリカ(ハンバーガー)のパートまで突入し、元気なレタスのチアガールも登場。幕の内弁当(日本)のパートではお神輿が客席に下りてくる場面はありませんでしたが、可愛らしいデザート(フランス)は通常通りで、お約束の名場面もちゃーんと楽しむことができました。昨日はお目にかかれなかったショコラな衣装のミッキーともご対面できましたよ~この後、赤いテーブルクロスの上で食器たちとキャラクターがラインダンスするフィナーレもつつがなく行われ、10:05から始まったショーは、最後まで見事に上演されました。今年3月の17日に上演が終了してしまう「テーブル・イズ・ウェイティング」。今回のディズニーシー&ミラコスタが 私達にとってはこのショーを観られるラストチャンスになるのは明らかなので、こうして観ることができて本当に良かったです。中断か?最後までできるのか? とハラハラしながらのショー鑑賞だったので、フィナーレではホッとしたのもあってちょっと涙が出てしまいました。まあ、楽しくて笑いすぎて出ちゃった涙でもあるのですけれどね!ショー終了後はすぐにドックサイドステージを離れ、ホテルミラコスタへと戻りました。私達がミラコスタに泊まる時はチェックアウト日の午前中は部屋でのんびり過ごすことが多いので、今日のように チェックアウト時刻まであと数時間 というタイミングでパークに入ってショーを待つことに二時間近くも費やすなんて今までだったら考えられないことなのですが、パーク内にあるホテルなのですもの、たまにはこんなふうに過ごしてもいいのかもしれません。ちょっとバタバタして忙しかったですけどね~ それもまた楽しかったです。ポルトパラディーゾの出島と火山を望むホテルの部屋に戻り着いた時には、時刻は10:45になっていました。私達はそれからチェックアウトまでの一時間余りを、昨夜ホテルのショップに立ち寄って準備していたもので軽い朝食をとったり、室内の窓辺で記念撮影をしたりして過ごしました。部屋の窓から眺める空は青く、雲の流れは速く、風がどんどん強まっているのが室内にいても感じられるほどでした。水面(みなも)はまだ波立つほどでもなく、遠くに見える赤いハドソンリバーブリッジのさらにその先には平安な海が続いていて、大きな船が多数浮かんでいました。東京ディズニーシーの中を往く川も、あの大きな船の浮かんでいる海も。今この部屋の窓辺に立っている私にとっては どちらも本物であり現実の世界なのだと思うと、なんだかとてつもなく不思議なことのように感じられました。ホテルミラコスタに来てこうして海を眺められる場所にいると、ついつい いろいろなことに想いを馳せてしまいます。道理で あっという間に時間が過ぎていってしまうわけですねえ。やがて時刻は11:30を過ぎ 部屋を出なければならない時間が近づいてきたので、私達はいつものように帰りまで荷物を預かっていただけるようにホテルにお願いすることにしました。ホテルミラコスタのチェックアウトの際の荷物預かり手続きはここ数年とても簡素になり、エクスプレスチェックアウト利用であれば サービスホットラインに電話さえすれば荷物を部屋に置いたまま部屋を出られるようになってきています。今までは それは知る人ぞ知る非公式の方法だったようですが(荷物を何らかの方法でベルデスクに預けるのが公式の方法ですからね~)、今回はチェックインの際に案内の小さな書面(↓下の写真参照)をいただいたので 「荷物を部屋に置いたままでの出発も可」というのがこのホテルでは正式なサービスになりつつあるようです。この書面にある通りに サービスホットラインに電話をして荷物を預かっていただく手配をしたのは11:50くらいのことだったと思います。それからまもなく、私達はまさにパークの一部のようなポルドパラディーゾサイドの一角にある明るい部屋を出て、ディズニーシーに再入園するために「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を目指しました。ゲートを通ってパークに入園すると、ホテル前の広場ピアッツァトポリーノのショー鑑賞エリアでは14:00からの「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」を待って、既に多くの方々が場所を確保していらっしゃいました。この時、時刻は12:10少し前頃。ショー開始予定時刻の約二時間前ですが、広場の立ち見の最前列は隙間なく埋まり、昨日に比べたらかなり広く設定されている座り見エリアも前方から半分以上が埋まっていました。数日前から天気予報では「この週末は荒天だろう」ということが繰り返し言われていたので、これでも今日のピアッツァトポリーノのショー待ち状況は土曜日にしてはまだ「マシ」な方なのかもしれません。さて、そんな状況を眺めながら、私達が向かった先は奥地ロストリバーデルタでした。今回のディズニーシー滞在の二日間でぼんやりと考えていた三つの目的のうち二つは今日の午前中までに達成することができ、残るは「できれば“シャイン・オン!”が観たい」という最も難関と思われるひとつのみです。なので“シャイン・オン!”の14:00の公演を待って、あるいはそれが強風のために中止になった場合は17:30の公演を引き続き待って、ハーバーの水際のどこかで長時間を過ごすのも一案だったのですが。正午を過ぎたディズニーシーのパーク内は予想通りの(天気予報通りの) 十人中十人が「今日は風が強いねえ」と思わず言ってしまうような状況です。これからまだまだ風は強まるとの情報もある中、14:00の“シャイン・オン!”の開催を信じて風吹きすさぶ低温のメディテレーニアンハーバーで数時間じーっと待っていることは、今日の私達にはできないと判断したのです。そして その代わりに と思いついたのが、昨年夏に上演を開始してからまだ一度も観られていないハンガーステージの新ショー「アウト・オブ・シャドウランド」を観に行ってみるというプランでした。事前に聞いていたところによると、このショーはキャラクターが登場しないこともあって最近は会場の混み具合も比較的穏やかで 座席にこだわりがなければ混雑日でも慌てなくてもじゅうぶん鑑賞できるとのこと。その情報を信じて私達は13:00の公演目指してロストリバーデルタへ向かったのでした。12:25頃にハンガーステージ前に到着すると13:00の公演への入場はまだ始まっておらず、左右の入り口前にそれぞれ30~40名くらいずつ(合わせても100名弱)の方が待っていらっしゃいました。私達がその最後尾あたりに並んでから数分後、大きな扉が開いてハンガーステージは開場になり 客席への誘導が始まりました。場内は結構段差がある上にそんなに明るいわけでもないので、案内は安全を確保しながら非常にゆっくりと行われていきました。このショーを初めて鑑賞する私達は、とりあえず「常識的に考えて観やすそうな席を」と思い、会場内の中央ブロックの 前方寄りでも後方寄りでもないちょうど中盤あたりの列に座りましたが、早くから入場を待っていらっしゃった方は中央の後方寄りの座席を選択した方が多かったようでしたよ。ショー開始の5分ほど前に入場が締め切られシアターの扉が閉められた時には、サイドブロックには空席もまだあったようでした。先入観をいっさい排除して心を真っ白にして初めて鑑賞した「アウト・オブ・シャドウランド」は、私にとっては主人公の少女「メイ」の圧倒的な歌と、意外性のある舞台装置が印象に残るショーとなりました。約30分間というパークサイズの上演時間ではおそらくうまく描き切れないテーマを扱っているので、良かったとか良くないとか、面白いとかつまらないとか、私達ゲストの目に見える部分だけをとって簡単に評価してしまうのは難しいように感じました。ただ、このショーは生身の役者さんが日々観客と向きあって ステージの上で歌ったり踊ったり感情を表現したりするという究極の「生もの」なので、演劇やミュージカルなどの生のお芝居を観るのが好きな方にはたまらないショーであるのは確実だと思います。物語の出来、不出来はひとまずどこかに置いておいたとしても、見どころはたくさんあるのではないでしょうか。動画や写真などを観ただけで満足してしまわないで、全ての方にぜひ一度は現地で観てみていただきたいものだなあ と思いましたよ。ハンガーステージのショーが終了したのが13:30。私達はそれから 覚悟を決めて、強風吹き荒れるメディテレーニアンハーバーに戻ることにしました。あとはもう、「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」を観ることだけが、今日の私達の目標です。(でもまあ、もしも観られなかったとしても、フィナーレバージョンの“シャイン・オン!”になる以前の「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」のショーは観られているのですから、諦めはつくのですけれど。)ロストリバーデルタからポートディスカバリーを一瞬かすめ、ハーバー水域の見えるポンテヴェッキオ上にさしかかったのは13:40くらいでした。風速10メートルを超える北風が吹いているこの状況では14:00のショーはきっともう中止が決定しているのではないかー?と私達は勝手に思っていたのですが、まだこの時点では何のアナウンスも無いようで、既に定員になってしまったリドアイルやピアッツァトポリーノから溢れたゲストが観賞場所を求めて橋の上にまで押し寄せていました。もしも14:00の回が開催されるなら、雰囲気だけでも楽しめる場所がどこかに残っていないかなーと 私達がリドアイルとピアッツァトポリーノの間をウロウロしていたところ、13:50頃になってハーバー一帯に「14:00のショーは強風のため中止」とのアナウンスが流れました。―― さあ、どうしよう。残るチャンスは陽が沈んでからの 17:30からの“シャイン・オン!”のみです。これから探して、ストレスなくハーバーショーを鑑賞できる場所をどこかに見つけることはできるでしょうか。夜の回はきっと照明効果が美しいでしょうから、できれば水上部分も眺められる方がありがたい。でも、ショーエリアでのパフォーマンスも少しでいいから観たい。いろいろ悩んだ末 私達は、リドアイルの半円形広場へ下りる手前の 運河にかかる橋の上の立ち見場所の最前列で17:30からのショーを待ってみることにしました。時刻は14:15。ショー開始まであと三時間以上もあるというタイミングでしたが、リドアイル広場内もピアッツァトポリーノも、立ち見で尚且つ最前列状態でショーを鑑賞できる場所はもうあまり残っていませんでしたので、この時点では私達にとっての最善の選択だったと思います。その後の数時間、絶望的とも思えるような強い北風の中、私達は気象情報サイトで天気図を見たり風の予測をチェックしたり、あるいは交替で出かけて温かい飲み物を調達したりして時を過ごしました。信頼する気象予報サイトによれば15:00過ぎくらいからは風も徐々に弱まるはずだったのですが そんな気配は微塵も無く、16:00を過ぎて陽が傾いてからはハーバー周辺の気温もぐっと下がってきて、私達は使い捨てのカイロを何枚も使わずにはいられませんでしたよ。それでも17:00前くらいからはリドアイル広場内ではショー運営に携わるキャストさん達の手によって小道具が運び込まれるなどショー開催の準備が少しずつ進んでいました。気付けば ようやく風も弱くなってきたようでした。17:05頃には広場の平面部分の中央にこのショーの象徴ともいえる「ウィッシュ・クリスタル」の設置も完了しました。リドアイルのクリスタルの色はブルーなのですよね~私は今まで「赤いクリスタル」のピアッツァトポリーノ周辺でしかこのショーを観たことがないので、この青いクリスタルはなんだか新鮮です。リドアイルで観る「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」、一体どんな感じなのでしょうか。だんだん楽しみになってきました。(その3 に つづく・・・)↓↓待ち時間に、夫がニューヨークデリで調達してきた「エクストラ・ラージ」サイズのフレンチフライポテトです。期間限定メニューなんでしょうか?通常サイズの3~4倍の量でした。おなかいっぱい。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 21, 2017
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(・・前日の日記から続く)ふと目覚めたのは、午前6時10分過ぎのことでした。ディズニーシーのパークはまだ夜明け前です。窓辺に目を遣ると シフォンのカーテン越しに薄藍色の空が透けて見えました。今日は開園と同時にパークに入る予定はないのでもう少し眠っていられそうですが、今朝の空を見てみたい衝動に駆られて私はベッドを出て、南東のヴェネツィア側の窓のカーテンを開けてみました。街灯のあかり残る街並みの上の空の端はほんのり桃色、小さな雲がいくつか浮かんでいるものの澄んだ空気は今日の天気が 晴れ であることを予感させます。メディテレーニアンハーバー側からもカーテンを少ーし開けてパーク内を覗いてみましたが、こちらの窓の下にはまだ昨夜と同じ作業車両が停まったままでしたので、私はヴェネツィア側の窓だけカーテンを開け放してベッドに戻りました。―― あと30分もすれば日の出の時がやってくるでしょうから それまでベッドの中にいることにしようそうだ! 昨夜の強風予報はその後どうなったかな?外の様子を見た感じでは 今はまだ風は全く無いようだったけれど・・そんなふうに思った私は枕元のスマートフォンを手に取って気象情報サイトを見てみました。が、どこのサイトをめぐってもやはり「昼前から強風(暴風?)」の予測は変わらず。昨日は一日中降ったり止んだりの“ほんのちょっとだけ”の雨に振り回されましたが、今日のディズニーシーではどうやら風に悩まされそうです。―― これは万事思惑通りには運ばなさそう昨夜10時半に眠りについてから8時間近く経ってもまだ目覚めない夫を見習って、体力を温存しておくのがここは得策のようです。私は再び目を閉じました。少しウトウトして 次に目覚めたのは6:50くらい。―― あれーっ? 寝すぎちゃった?さきほどよりも外がかなり明るくなっているのに驚いて、私はベッドから飛び起きてハーバー側の窓のカーテンを開けました。と、窓の下のパーク内道路を 夜間作業を終えたと思われる車両が数台すーっと走り去っていきました。街灯のあかりは消え、ハーバー水上にはトランジットスチーマーラインも既に姿を見せています。少しだけ窓を開けてみると、パーク内からは控えめな音量のBGMに混じってアラーム音など防災訓練の音声が聞こえてきました。ちょっと二度寝している間に東京ディズニーシーは完全にお目覚め、今朝もパークオープンの準備は着々と進んでいるようです。私は部屋の二面の窓のカーテンを完全に開けて 身支度を始めることにしました。しばらくすると、窓の外パーク内の建造物には次々と朝陽が当たり始めてきました。タワーオブテラーにも、ポンテヴェッキオにも。それからプロメテウス火山の山肌にも。真冬の弱々しくも鋭い朝陽が当たって ディズニーシーのパーク内はあっという間にオレンジ色に染まりました。ハーバーに漕ぎ出したゴンドラまで朝焼けに染まってしまいそうです。―― あれれー? 試験運航のゴンドリエさん、ちゃんと帽子をかぶってらっしゃるーってことは、今現在のパーク内は本当に風が吹いていないのね?(風がある時はゴンドリエさん達は帽子をかぶりませんからね~)予想天気図によればあと数時間で強風が吹き始めるはずなのですが、そんな気配は今のところ全く感じられず ディズニーシーは穏やかな朝を迎えていました。7:20頃になって、夫はミッキーのモーニングコールでようやく起き出しました。(九時間睡眠ですよ!)夫がバスルームに行っている間に私は(窓の外の様子ばっかり見ていてなかなか捗らなかった)身支度をなんとか終え、少々散らかっていたデスクの上を片付けて 二人分のお茶をいれることにしました。お湯が沸くのを待つ間にまたまた窓辺に近付いてパーク内を覗き見ると、7:30を過ぎて完全に明るくなったパーク内には多くのキャストさんの姿が見られるようになってきていました。なんとなんと 写真撮影をする白い婚礼衣装の花嫁さんや撮影隊ご一行の姿も。ホテルミラコスタで結婚式を挙げるカップルには、オプションとして開園前のディズニーシーで記念写真が撮れるフォトセッションプログラムが用意されていると聞いたことがありますが(こちら)、その撮影なのか全く別の写真撮影なのかは判りませんが、これもお天気の良い朝ならではの風景ですね。あと10分ほどでディズニーホテル宿泊者の皆さんが入園してくるタイミングなのですが、開園前のパーク内では結構ギリギリまでいろんなことをなさっているんだな~って思いましたよ。そして、今朝はお天気が良いので、一昨年のこの時期にお隣の部屋に宿泊した時と同じようにプロメテウス火山の左横に真っ白な富士山が望めるかなーと思ったのですが・・・残念ながら今年はポートディスカバリーの新アトラクション施設の工事とちょうど角度が重なってしまい、部屋の窓から綺麗な富士山を眺めることはできませんでした。(あとでパークに入園したら 思う存分眺めなくてはね!)やがて7:40頃になると、ハーバーショー鑑賞エリアでもあるリドアイルの周辺にはさらに多くのゲスト誘導キャストさんやセキュリティキャストさんが姿を見せ、それぞれ持ち場につかれたようでした。7:45のハッピー15エントリー開始に続き、8:00には一般入園ゲートがオープン。部屋の窓から見ている限りでは、開園直後は半分以上の方がアメリカンウォーターフロント方面へと向かって行かれるようでしたが、真っ直ぐリドアイル内のショー鑑賞エリアへ入っていく方もけっこういらっしゃって、夫と私は「きょうの一回目の“シャイン・オン!”って14:00からだったよねえ・・すごい熱意だねえ~」と 思わず顔を見合わせてしまいましたよ。さて、一方、私達は。お茶を飲みながら昨夜と同じようにTodayを広げ、テレビの天気予報を見て、さらに気象情報のサイトをいくつもチェックし天気図とにらめっこし・・―― 今はほとんど無風みたいだけど 9:00か10:00ごろには確実に風が出てくるねえ ―― これは、昼間の屋外のショーは全滅かなあ・・ “シャイン・オン!”も”テーブル”も、やれるとしてもやっぱり夜の回だけかなあ・・―― 風の吹き始めの状況によっては 初回の“テーブル”なら上演できるかもね・・あーでもない こーでもない と昨夜とあまり変わらないことをふたりで言い合って、一応とりあえず出した結論は、「これからシーに入園して、10:05からの『テーブル・イズ・ウェイティング』が上演できそうか、ドックサイドステージまで風の状況を見に行こう。もしもやりそうならそのまま席を確保して待とう。中止が決定したら部屋に帰ってこよう。」という、極めて流動的な(いい加減な?)ものでした。だってねえ。同じディズニーシーのパーク内でも 風の吹き方や風の向きは場所によって全然違いますしね。窓から眺めていただけではわかりません。まずは現地に行ってみなければね! せっかく「シーの園内ホテル」に泊まっているのですから。というわけで、私達はしっかりと防寒の用意をして カメラだけを手にいったん部屋を出ることにしました。8:20頃のことでした。ホテル&パーク・ゲートウェイを通ってディズニーシーに入園し、アメリカンウォーターフロントのドックサイドステージ前にたどり着いたのは8:30過ぎでした。マクダックスプラザ辺りを通り過ぎる際には「ちょっと風が出てきたか?」とも思いましたが ステージ周辺ではまだ強い風は感じられず、キャストさんも特に変わったアナウンスはなさっておらず、10:05からの本日初回の「テーブル・イズ・ウェイティング」への入場待ち列もいつも通りの場所に各回ごとに作られていました。初回公演の入場待ち列には50組ほどの方がいらっしゃったようでしたが、「劇的なスピードで待ち列がどんどん伸びていく」というふうでもないように見受けられました。なので私達は、まずはドックサイドステージに向かって右側の展望台に上り、お部屋からはよく見えなかった富士山を眺めることにしました。(この↓↓望遠鏡は飾りではなく、本物なんですよ!)真冬のこの時期は空気が乾燥していて澄んでいるので、ゲートブリッジも富士山も綺麗に見えますよねえ。美しい山と海とパークが作り出す不思議な景色を満足するまで眺めた後、私達は8:50くらいになって「テーブル・イズ・ウェイティング」初回(10:05の回)公演の入場待ち列に並びました。9:00を過ぎると、天気予報通りに徐々に徐々に北風が強くなってきました。周辺にいらっしゃったキャストさん達のアナウンスも 「風が出てきたのでショーの内容変更や中止もありうる」 という強風時特有のものに変わってきました。目の前のSSコロンビア号の煙突から出る煙の流れ方を気にしつつ、私達は時間を過ごしました。会場内への誘導は9:15頃から始まりました。私達は昨日このショーを観た時よりもやや前寄りの座席を確保し、交代でお手洗いや買い物に出かけました。私は出かけた際にハドソンリバーブリッジを渡ってケープコッドまで足を伸ばしたのですが、この時間(9:30頃)の橋の上はものすごい強風が吹きぬけていたというのに、到着したケープコッドは風など殆ど感じさせない平和ぶりでした。また、ちょっとポンテヴェッキオの上に出た時には強い北風にあおられ歩くにも苦労しましたが、マクダックスプラザから通りを下ってホレイショスクウェアまで来ると風はだんだん弱く感じられ、ドックサイドステージに近付くにつれて吹き方も穏やかになりました。やはりパークは地形が複雑な上に 様々な高さ大きさの建造物で形造られているので、一言で「北風が吹く」といってもその現れ方は一様ではないのだなあ と、あらためて実感しましたよ。(その2 に つづく・・・)**ケープコッドで見かけた今年の「スウィートダッフィー」** ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 21, 2017
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(・・その3から続く)「ファンタズミック!」の準備が整ったディズニーシーのメディテレーニアンハーバーを通り抜け、ホテル&パーク・ゲートウェイからホテル4階の部屋に大急ぎで戻り着いたのは17:30になる数分前でした。(ロビーやホテル内の入場ゲートからとても遠いので、急いで歩いたら真冬だというのにうっすら汗をかいてしまいました。)私達は今回、ホテルの室内で写真を撮る時に便利だろう と簡単な三脚を持ってきていたのですが、窓辺にそれを広げてセットする間もなく窓の外ではサーチライトが駆け回り始め レーザー光線が水面を走って 17:30、「ファンタズミック!」が始まりました。室内の照明を消してカーテンに身を隠すようにして眺めたファンタズミック!は、見えない部分ももちろんありましたが(このお部屋はハーバービューではなく“ピアッツァビュー”ですのでね)すべてがとても近くに感じられ まるで自分の家のお庭でショーをやってくれてるみたい って おこがましくも思ってしまいました。この部屋のハーバー側の窓からパークを眺めた時 まるでディズニーシーを独占できたかのように私達が錯覚してしまうのは、たぶんここからはホテルミラコスタ自身の建物や他の客室の窓がまったく視界に入らないせいなのでしょうね。パークへの入場口からは一番遠いのに、パークとの心理的な距離はとても近くなる。不思議なお部屋です。ファンタズミック!が終了すると時刻は17:55。本日のパーク閉園時刻まであと30分あまりを残すのみです。とりあえず再びパークに入園してミラコスタ通りやピアッツァトポリーノをお散歩した後、私達は閉園時刻迫るパークのメインエントランスのゲートを出てディズニーシーステーションに向かい、やってきたリゾートライナーに乗り込みました。今夜このあとはホテルの部屋でゆっくり過ごしディズニーシーのパークを眺めながら少しお酒をいただきたいので、そのお伴になるような物を探しつつリゾート内を巡ってみようかなーと思ったからです。お目当ての物を置いていそうなお店としてすぐに思い浮かんだのは、ミラコスタ内の「ミッキランジェロ・ギフト」の他、イクスピアリの各店や品揃えの良いディズニーランドホテルの「ルッキンググラス・ギフト」などだったので まずは一番遠いディズニーランドステーションを目指そうかと考えました。が、隣駅のリゾートゲートウェイ・ステーションが近づいた時、私はふと リゾートラインが先日数量限定で販売を開始したという「ディズニーシー15周年記念フリーきっぷセット」のことを思い出しました。確かリゾートゲートウェイステーションでのみの販売だったよなあ・・それも夜の7時か8時くらいまでしか販売してなくて、遅い時間まで買えるわけじゃないんだったよなあ・・ と。なので一旦リゾートゲートウェイステーションで降り、改札の外にある販売場所を訪ねてみると。売ってました売ってました 可愛らしいケースに入った限定デザインのフリーきっぷ2枚セット。(↓この写真は帰宅後撮影)限定品だからといって特に価格を高く設定するわけでもなく 普通に1日券2枚の価格(1300円)で販売しているなんて良心的です。しかも発売してすぐ売り切れることなく(もう一週間くらい経ってるのに)まだ買えるなんて・・と、私が喜んでいると、キャストさんが ―― でも明日には、ひょっとして早ければ今夜中にも完売しそうだ ――というようなことを ちらっとおっしゃいました。あらあら! それは運が良かった。あとまわしにせず 思い立った時に買いに来て良かったなあ と思いましたよ。(※後日確認したところ、本当にこの次の日の朝に完売したそうです。私は幸運だったのですね~)フリーきっぶセットを購入して再びリゾートライナーに乗ろうと改札を入ると、リゾートゲートウェイステーション構内は「アナと雪の女王」仕様になっていました。今ディズニーランドで行われているイベント「アナとエルサのフローズンファンタジー」に因んでのことのようです。乗り込んだリゾートライナーもイベント仕様の「アナとエルサのスノークリスタルライナー」だったようで、つり革はエルサを思わせるようなクリスタルなブルー、車内には雪の結晶がちりばめられていました。リゾート内をぐるぐる回りながら 普段あまり時間をかけて見たりしないような日用品や食料品を扱うリゾート内のショップを巡って、私達がディズニーシーステーションに戻ってきたのは19:30頃。ちょうど本日の企業の貸切特別営業がスタートするタイミングだったので、ディズニーシーステーションで降りたゲストの殆どはそちらに参加予定の方々のようでした。これからの三時間をどう過ごそうか、皆さんが楽しそうに計画を語り合っていらっしゃる様子を見ていたら、私達もちょうど二週間前に同じように貸切の三時間を過ごしたんだったわ~ と、先々週の暖かな週末のことを思い出しましたよ。パーク内ディズニーシープラザのステージから流れてくる ウェルカムグリーティングのマリタイムバンド演奏を聴きながら ホテルへ続く連絡通路を通り正面玄関を入って、ロビーフロアのショップ「ミッキランジェロギフト」に立ち寄ってから ホテルの一番奥にある部屋に戻り着いたのは19:50くらいのことでした。――ところで、貸切営業が始まって20分後のパークは はて どんな感じなのかなー? そんな純粋な興味で窓辺に近付きカーテンを開けてみると・・あれれ?目の前のリドアイルに人が集まってきています。水上にはお馴染みのフロートが何台か準備され、窓を開けてみると パーク内から聞こえてきたのは、いつも「ファンタズミック!」のショー開始15分前を切った頃からメディテレーニアンハーバー一帯に流れている音楽でした。二週間前の私達が参加した貸切営業の時はファンタズミック!は21:00スタートでしたが、今夜はもっと早い時間に設定されているようです。同じ「企業の貸切営業」といっても それぞれプログラムが少しずつ違うんでしょうかね~やがて20:00から始まった 私達にとっては今夜二回目となる「ファンタズミック!」。今度は窓辺に椅子を並べてじっくり鑑賞しました。やはり 近いです。ハーバー水上の全てが完璧に見えるわけではありませんが、ショーの世界にすーっと入っていける環境でふたりだけで集中して観られるというのは素晴らしいことだと思いましたよ。ファンタズミック!終了後は部屋を出て、ホテル内のとある場所に行って20:30の花火を観ました。その後は再び部屋に戻り、テーブルの上にTodayを広げて、お酒をいただきながら そしていくつもの気象予報サイトを見ながら、明日のスケジュールをどうするかふたりで考えました。今日は雨のため結局観ることができなかった「テーブル・イズ・ウェイティング」と「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」。明日はその両方を観ることができればとてもありがたいのですが・・しかし、どの気象予報サイトを見ても、明日は雨の心配はないものの舞浜には「強い北風が吹く」という警告が出ています。それも、午前中はまだ「強風」レベルだけれどお昼前後には次第に強まって風速12~13メートルを超える「暴風」になるとのことなのです。確かに。明日正午の予想天気図を見てみると、関東地方にかかる等圧線の間隔がきゅーーっと狭くなっていて 素人の私でも暴風が吹き荒れるだろうと簡単に予測できるような状況です。う~ん どうだろうなあ。明日の朝9時か10時くらいまでなら風向き次第で屋外のショーもできるかもしれないけど、その後は難しいかもしれないねえ。夕方以降は風も収まってくるみたいだから、「シャイン・オン!」を観られるとしたら14:00の回じゃなくて17:30の夜の回の方かなあ・・・いろいろ思いを巡らせて何パターンもスケジュールを考えてみたのですが、出た結論は「明日の朝起きてから、実際の空模様と最新の天気予報を見てスケジュールを決めよう」ということでした。・・だってねえ。「何時何分頃から風が強まる」なんて、そんな分刻みの気象状況なんて 今夜の時点ではたぶん専門家だって確実にはわからないでしょうから。もう今日のところは明日どんなスケジュールになっても元気に過ごせるように、なるべく早くベッドに入ってコンディションを整えることにしたのです。そうと決まったら、夫の行動は素早いものでした。せっかくお湯をはったお風呂も「ボクは明日の朝にするから!」と宣言して、22:30にはベッドに入って眠ってしまったのです ホントに。(!)私はその後も、貸切のディズニーシーの様子を眺めたくてひとりでしばらく起きていました。特別営業の終了する22:30頃には 部屋の前のリドアイル周辺で記念撮影をする皆さんの姿もまだまだたくさん見受けられたのですが、それから15分ほどが過ぎるとポンテヴェッキオやマクダックスプラザあたりからはゲストの姿が殆どなくなりました。窓ガラスにくっついて目を凝らしても 見えるのはライトを手にパーク内を点検して回るセキュリティキャストさんの姿ばかりになってきた頃、私は窓辺から離れてバスルームに向かいました。すっかり休む支度をして、「今日の最後にもう一度だけ」と ハーバー側の窓のカーテンをそっと開けてみたのは23:45くらいだったと思います。ディズニーシーのパークの中に浮かぶような私達の部屋の真下には、既に数台の作業車両が姿を見せていました。少し遠くに目を遣ると パーク内のそこにもここにも明るい照明が点って、何か小さな工事やら整備やらをしている気配も感じられました。さきほどまでこの窓から眺めていたゲストの行き交う活気あるパークはとても近くに感じられたものですが、営業が終了した後の真夜中の こうしてこっそり修繕作業をしたり明日の支度に勤しむ「裏の顔」のパークもまた 違った意味で近しいものに感じられます。おもしろいものですよねえ。さて。私も もう眠らなくてはね。では きょうのディズニーシーよ、 おやすみなさい。(翌日の日記につづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 20, 2017
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(・・その2から続く)今回の「ディズニーシー&ミラコスタ」で宿泊することになったのは、ポルトパラディーゾサイド・ピアッツァビューのスーペリアルームの ダブルベッドが一台のみ設置されているお部屋です。ルームタイプが多岐にわたることで知られているホテルミラコスタの中でも なぜだか私達はこのタイプの客室をよく利用します。(いつも夫婦ふたりっきりで宿泊するからでしょうか?)こちらのサイドのダブルルームはツインルームに比べて数が少なく、その大部分はホテルのロビーから遠く離れたアメリカンウォーターフロント側ウィングの最南端部分に集中しています。(他の場所にも無いわけではないのですが。)案内していただけたのはその中でも4階部分の一番奥。ホテルミラコスタに詳しい方ならよーくご存知だと思いますが、ドアを入って正面と側面の二か所に窓があるという一室です。私達のごく個人的な宿泊の履歴をたどれば、一昨年の同時期に宿泊した部屋のお隣であり、また以前クリスマスシーズンに何度か宿泊した部屋の真上にあたる ということにもなります。今日は朝から一度もお日さまが顔を見せずどんよりとしたお天気だったのですが、それでもこうして二面に窓があるとお部屋の中が明るいですよね~~案内してくださったキャストさんも このお部屋は明るくて開放感がありますね~いろいろな景色もお楽しみいただけますよ~ と まるでご自分が宿泊するかのように終始ニコニコして楽しそうでいらっしゃったので 私まで嬉しくなってしまいましたよ~ここはカテゴリー的にはピアッツァビュー(広場や街並みの景色)客室になりますが、正面の窓からはハーバーとプロメテウス火山も望めるという キャストさんのおっしゃる通りの申し分のない環境です。そして、キャストさんも丁寧に説明してくださいましたが、この部屋特有のもうひとつの魅力は ポルトパラディーゾサイドの客室でありながら別のサイドの景色もちょっとだけ楽しめるところでしょう。もう一方の、デスクのそばの窓に寄ってカーテンを開けてみると。ゴンドラの行き交うパラッツォ・カナルとリストランテ・ディ・カナレット。見渡せるのはディズニーシーのパーク内、ヴェネツィア地区の景色です。少し角度を変えて覗くと、アメリカンウォーターフロントの様子も眺めることができます。マクダックス・デパートメントストアやSSコロンビア号の煙突が見えますね。あのタワー・オブ・テラーの建物も見えるんですよ。本当に。交互にふたつの窓から外を眺めていると、まるでディズニーシーの中の建物に自分が引っ越してきたかのような 自分がディズニーシーの一部になってしまったような気持ちにさえなります。案内してくださったキャストさんが去って行かれた後も、私達は久しぶりに案内されたこの特殊な部屋の魅力を語り合ってしばらくを過ごしました。そして、同タイプのお部屋に過去何度か宿泊したことがあるとはいえ 一昨年の大規模内装リニューアル後はこれが初めての「ポルトパラディーゾサイド・スーペリアルーム、ピアッツァビュー・ダブルルーム」宿泊になるので、室内の様子も忘れずにカメラに収めておきました。何しろ予約が取りにくいことでは有名なホテルミラコスタですから、また同じタイプの部屋に泊まりたい!と思いたっても そのチャンスが再び上手く巡ってくるかどうかわかりませんからね~ 大事な思い出が記憶の彼方に消えてしまわないように、この機会にしっかり記録しておかねばなりません。ベッドのヘッドボードやサイドテーブルは ポルトパラディーゾサイドだけの独特なデザイン。ベッドスローはヴェネツィアサイドとも同じマーメイドミニーのデザインです。(ちなみに、このダブルベッドの下にはトランドルベッドも付いているので 一応大人3人まで宿泊することが可能となっています。)ソファーは置かれていませんが、窓辺には小さな八角形のティーテーブルと椅子が。椅子の座面の柄と カーテンや壁紙の柄の雰囲気が合わせてあるのもいいですよね。昨年ポルトパラディーゾサイドのツインの客室に宿泊した時はお部屋に置いてあったソファーの鮮やかな色(ワインレッド)に度肝を抜かれたのですが、こちらの客室には落ち着いたオリーブグリーンの肘掛椅子が一脚です。椅子の(ソファーの)色が赤から緑に変わるだけで、部屋の印象がこんなに違うのですねぇ。――素敵なお部屋だから なんだかもうパークに再入園しないでずーっとここにいたくなっちゃったねえ~ あと三時間ほどで閉園時刻になっちゃうんだし ねえ~そんな考えも頭をよぎりましたが、でもまだまだ。今日と明日の二日間で「できれば 行っておきたいな~見ておきたいな~」と思っているものが私達にはまだまだあるのです。雨のため途中までしか観ることができなかった「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」はもう今日は予定されていないので明日に賭けるとしても。このあと16:15からドックサイドステージで予定されている「テーブル・イズ・ウェイティング」の本日最終回のショーは、今後のお天気次第ではひょっとしたら上演されるかもしれません。各種予報によれば天気は概ね回復傾向で、昼前から降り始めた雨は降ったり止んだりしながら夕方にはあがる見込み とのことです。窓からパーク内を覗いてみても、この時間 傘をさして歩いている人はいないように見えました。なので、このあたりでパークに再入園してみて実際の外の様子を確かめてどうするか決めよう と意見が一致し、私達は部屋を出ました。長い長い廊下を経てエレベーターで1階に下り、ホテル&パーク・ゲートウェイからディズニーシーに再入園したのは15:30過ぎのことでした。ホテル前の広場ピアッツァトポリーノへ出ると、確かに雨は止んでいました。しかも 上空の雲が薄くなって空が明るくなってきているような気もします。これは! 16:15からの「テーブル・イズ・ウェイティング」、ステージさえ乾けば上演できるんじゃないの?希望を持ちつつ 私達はSSコロンビア号前のドックサイドステージへと向かいました。途中、運河を渡る橋にさしかかったところでふとビリエッテリーア前を見下ろすと。カストーディアルキャストさんの楽しいパフォーマンスが。魔法の箒によって石畳に現れたのは クリスタルな“ウィッシュ”輝くグーフィーでした。こんなところでおいしい道草をくっていたので、ドックサイドステージ前に着いた時には時刻は15:45過ぎ。鑑賞エリアは既に開場していて入場待ち列もなくなり「お好きな席へご自由にどうぞ~」という状況だったので、私達はサイドブロック前方の通路沿いの席を確保してショーの開始を待ってみることにしました。しかし。上空には明るさも見えるけれど、手元のスマートフォンで見られる気象予報サイトの雨雲レーダーによれば あと30分後 ちょうどショーの開始時刻くらいからディズニーシーの上には一時的に薄い雨雲が広がってくる見通しとのこと。会場内のキャストさん達も、「この後の天候の状況によってはショーの内容変更、途中中断、直前であってもショー自体が中止になる場合もございます」という、天候不安定の時のお決まりの案内を何度も繰り返し繰り返しアナウンスしています。どうだろうねえ。ショー、やるかしらねえ?さすがにちょっと不安になった私達は、直前になって「今回のショーは中止です」と言われても凹まないように ショーが中止になった場合の代案をいくつか考えながら待ち時間を過ごしました。(ホテルの部屋でなるべく多くの時間を過ごしたい気持ちが強くなったので、閉園間際の時間にPS予約してあったパーク内レストランはこの場でキャンセル手続きをし、ショー鑑賞後はパーク内のカジュアルなお店で簡単に軽食をとるか部屋に戻ってお酒でもいただくことにしました。)そうこうするうち時刻は16:05くらいになり、ステージの上には多数のキャストさん達が白いタオルを持って現れて 雨天後にショーを上演する際の「最後の仕上げ」である水滴を拭き取る作業が始まりました。この作業は「天候不安定ではありますがショー開催の方向で準備していますよ」という運営サイドからのメッセージでもあるので、会場内のゲストの皆さんに間に安堵の空気が流れたのは言うまでもありません。そうして16:15。音楽と共にSSコロンビア号の甲板にはミッキー船長が姿を見せ「テーブル・イズ・ウェイティング」が始まりました。華やかなオープニングは一部演出が省略されたものの無事に。次の「タコス」のパートもなんとか行われました。が、この後のドナルド登場あたりから雨雲レーダー通りに雨がポツポツと降り始め、次の「スパイス」のお姉さんとデイジー嬢のパートが終わったところでショー中止のアナウンスが入りました。直後、出番を待っていたキャラクター達が一斉に飛び出してきて「ごめんね」のご挨拶。もうあと二ヶ月、3月の17日で上演が終了してしまうこのショー。中断は残念ですが、こんな衣装のミッキーとミニーの組み合わせは普段は見ることができないので「ショー観られなかったけど、代わりに珍しいもの見られたな~」と納得するしかないですかね~この衣装の「ミッキー船長」が甲板から下りてきてステージの上で手を振っているというのも、めったに見られない光景ですからね~いやいや。それにしても今日は鑑賞しようとした三つのショーのうちの二つが途中で中断になってしまって、こうやって一生懸命手を振ってくれるミッキーの姿ばっかり見ているような気がします。まあ、こんな日もありますよね。テーブル・イズ・ウェイティングは明日は6回公演が予定されているので、夫と今夜しっかりミーティングして、明日もドックサイドステージに駆けつけられるよう予定を立て直すことにしましょう。さて、ドックサイドステージの客席から出て、時刻は16:27。私達はそれから目の前のSSコロンビア号の2階に続く階段をトントンと上がり、船内にある「テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ」へと向かいました。こちらのお店、本日の案内終了時間は16:30とのことで、どうやら私達が最後の入店客だったようでした。ソファーの席に案内していただいて、注文したのは東京ディズニーシー15周年記念ラベルのスパークリングワイン。あの 綺麗なブルーのスパークリングワインです。それにオリーブの盛り合わせや生春巻きなどもお願いしました。実はこちらのお店には以前 結婚記念日の当日の夜にもお邪魔したことがあり、ちょっと短い言葉ではうまく語れないような良い思い出があります。時が経ち メニューもずいぶん変わりましたけれど、ディズニーシー開園の頃から店内の雰囲気が殆ど変わらないままなのは本当に嬉しいことです。今日はパークの営業時間が非常に短いので まさかこのお店に来られる余裕が生まれるとは思っていなかったのですが、思い切って来てみて良かったなあ と素直に思いました。心地よいソファーとお別れして、私達がテディ・ルーズヴェルト・ラウンジをあとにしたのは17:15頃。本当はもうあと30分くらいここに居たい気持ちもあったのですが、閉園時刻の早い本日は「ファンタズミック!」が17:30から行われるというので、それに間に合うように部屋に戻ろうと思ってのことでした。地上へ下りようと船を出ると、眼下には誰もいなくなったドックサイドステージと客席が見えていました。(その4 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 20, 2017
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(・・その1から続く)東京ディズニーシー開園15周年イベントのメインハーバーショーは、 “願いを輝かせる新しい冒険への旅立ち” として「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」というタイトルで4月からずっと行われてきました。1月13日からは15周年イベントの「グランドフィナーレ」開始にともなって、それに「~シャイン・オン!~」というサブタイトルが付け加えられ、内容も少し変わったと伝え聞いています。私達はグランドフィナーレ開始以前にこのショーをパーク内鑑賞エリアでそんなに何度も観たわけではないので、どこが変わったのか その違いに気付けるかどうかはちょっと自信がないのですが、せっかくのグランドフィナーレバージョンなのですから 観られるものなら一度くらいは観てみたいものです。――そう考えて ピアッツァトポリーノのショーエリアが見える場所で待っていたのですが。11:30、ハーバーに音楽が流れ ステージの上にMC役のメッセンジャーことクリスタルレッド氏が現れた頃には、ディズニーシー上空に流れ混んできた低い雨雲から細かい雨粒がぱらぱらと広場に舞い落ちてきていました。しかし。「雨なんか降ってない! 降っていません!」と力強く断言するクリスタルレッド氏は、いつものようにミッキー達の「旅」についての案内を始め、みんなの願いを届けるためのクリスタルウィッシュ・ダンスや 願いが輝き続けるように祈る「シャイン・オン!」のポーズをゲストに対して粛々とレクチャーしていきました。そしてそれが終了すると、いよいよ本降りになっていく雨の中、ハーバーにはキャラクター達を乗せた青、赤、緑の船が登場してきました。キャラクター達は透明のレインコートも着ていないし、 あれれ~? このままできるところまでショーを強行するのかな~?? ・・そう思ったところで、音楽が急にストップしました。と、クリスタルレッド氏の口からは「雨のためこれ以上ショーを続けることができない」という説明が。11:30からのショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」は,「雨よ!これ以上降るな!」というゲストの そしてクリスタルレッド氏の願いもむなしく、悪天候のためここで中断となりました。ミッキーもミニーもとても残念そうな様子で、恨めしそうに空を仰いでいましたよ。その後、彼らはハーバーを囲むゲストに船の上からめいっぱい力の限り手を振って、名残惜しそうにハーバーから去って行きました。本来ならば25分間ほどのショーなので12:00頃まで私達はピアッツァトポリーノにいるはずだったのですが、約6~7分で中断、終了したため時刻はまだ11:40前です。いったん雨を避けて建物の屋根のある部分に入り 折り畳み傘を取り出すなどして支度を整えた私達は、「~シャイン・オン!~」鑑賞後に向かおうと考えていた13:30からの(抽選無しで観られる)「ビッグバンドビート」目指して 少し早いですがブロードウェイミュージックシアター前に行くことにしました。今日のこの人出の少なさならそんなに急ぐこともないだろうと思い、途中通りかかった「ゴンドリエスナック」前では歩を止めて この時期恒例となった「スウィートダッフィー」仕様のパラソルをカメラに収めました。今年のパラソルの色づかいは 背景のホテルミラコスタの建物にも馴染んでいて“なかなか”ですね。そして「ニューヨークデリ」のテラスも。このお店のテラス席にまでスウィートダッフィーが押し寄せてきた最初の年には それはそれはもう「びっくり!」だったのですが、今ではすっかり慣れてしまったような気もしますね。さてさて。ブロードウェイを下ってシアター前に着いたのは11:45頃。ハーバーでのショーが中断になってから私達と同じようにブロードウェイミュージックシアターを目指した方も多かったはずだと思いますが、ビッグバンドビートの初回13:30公演への入場待ち列に並んでいらしたのはこの時点で50~60名ほどといったところで のんびりとしたものでした。待ち列からふたり代わる代わる出かけた際には、夫が↓↓こんなものにも遭遇。(12:35頃)キャラクター達が日替わりメンバーで登場するという “ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”グリーティングドライブ ですね~今日はパーク内が空いていて人垣も薄かったので、シアター前の待ち列にいた私もミッキー達の乗るヴィークルがデランシーストリートへ曲がっていくところを遠目にですが見ることもできましたよ。「ビッグバンドビート」は いつもならショー開始の30分前を過ぎたあたりで開場時刻となり入場が始まるのですが、何か事情でもあったのか本日は若干開場のタイミングが早く、列の前の方に並んでいた私達がシアターのロビー内へと誘導されたのはショー開始35分前の12:55頃でした。このまま数分ここで過ごすのかな~とぼんやり思っていたら 座席への案内もすぐに始まり、私達は中央ブロックの前方席を穏やかにすんなり確保することができました。(いつのまにか開場のタイミングそのものが変更になったのかもしれませんね~)久しぶりにシアターの中央前方の客席で観たビッグバンドビートはただただ「楽しかった」の一言に尽きます。私達は先着順で座れる回でも普段はあまり中央ブロック前方席は選ばない(というか選べない?)のですが、やはりこのショーって中央の席から観た時に一番素晴らしく見えるようにできてるんだな~って 心底思ってしまいましたよ。(当たり前のことなんですけれどね!)ショー終了後、ジャズアレンジの「When Your Heart Makes a Wish」(15周年テーマ曲)に送られてシアターから出ると時刻は14:05。もしもお天気が良ければハーバーでは本日2回めの「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」が始まっているはずのタイミングでしたが、外ではまだ雨が完全にはあがっておらず、耳を澄ましてみてもハーバーの方からはショーが行われている気配は全く感じられませんでした。(ひょっとしたら雨天時だけに行われる短いグリーティングくらいは行われたのかもしれませんね。)その後の私達は、マクダックスプラザまでブロードウェイを上り、ハーバー周囲にあるお店を覗きながら対岸のザンビーニブラザーズ・リストランテ前まで歩いて、階段沿いのチューリップ畑を見に行きました。この時期のディズニーシーにやってきたら、このチューリップを見ずには帰れませんものねえ。辿り着いてみると、階段の下の方の小さめな区画は今年はちょっと珍しい色合いの花壇になっていました。オレンジと紫の組み合わせです。なにかちょっと新鮮ですよね~階段の上の方の大きな区画は赤、白、ピンクのバリエーションと黄色のお馴染みの色のチューリップがちょうど見ごろで、とてもきれいでした。晴れていればもっと美しく可愛らしいのでしょうけれど、何はともあれ今年も咲いているうちにこの場所へ来られて見ることができて 本当に良かったです。こちらから あちらから と、飽きもせずチューリップを眺めていたら時刻はあっという間に14:40くらいになっていたので、私達はそろそろホテルにチェックイン手続きに行くことにしました。ザンビーニブラザーズ・リストランテ裏を抜けてミラコスタに向かおうとすると、左側には工事用仮囲いが。ただの工事用の目隠しなのに、メディテレーニアンハーバー一帯で見られる「だまし絵(トロンプルイユ)」風にしつらえてあったので感心してしまいました。この塀の向こうには 既に発表されている通り2019年度に大型アトラクション「ソアリン」がオープンする予定になっていて、工事はあと数年は続きますから、あまり景観を乱さないように工夫されているのでしょうね。新しいアトラクションもとても楽しみですが、こういったちょっとした遊び心もとても楽しいです。坂道を下ってハーバーの水際に出て、カフェポルトフィーノ沿いにピアッツァトポリーノを歩き、マンマビスコッティーズ・ベーカリー隣にある「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通って私達がホテルミラコスタに入館したのは 14:45くらいのことでした。ミラコスタのチェックイン手続きは通常15:00から始まる決まりになっていますが、今日この時間は既に手続きの受付が始まっていたようで、レセプション(フロント)に近寄ると 私服姿のキャストさんが「本日のご宿泊のチェックインでしたら どうぞこちらへ」と声をかけてくださったので、私達はロビーで待つこともなくそのままチェックインの手続きに入ることができました。朝 到着時に預けた荷物もすぐに用意され、お若く楚々とした女性キャストさんの案内でサウスエレベーターを経て、ディズニーシーのパーク内に突き出したホテル建物の南端にある本日のお部屋に足を踏み入れたのは 15:00を少し過ぎた頃でした。(その3につづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 20, 2017
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首都圏に降雪の天気予報も出ていた今朝、私達の車は8:10頃に舞浜に到着しました。ディズニーシー&ホテルミラコスタに 今年もこの時期一泊二日でお邪魔します。一昨年も昨年も同じ時期 同じようにこの地にやってきましたが、いずれも一日目のお天気は雨。そして未明までにらめっこし続けた気象予報サイト各社の予想天気図によれば、今年もふたたび、いえ みたび、私達の舞浜での2日間は雨と風に見舞われそうです。まったく・・・ こういうのを 何かに呪われている とでもいうのでしょうか?でもまあ、私達の力ではどうにもならないお天気を恨んでもしょうがありません。数日前から 雨だ~ いや雪だ~ と天気予報は二転三転しましたが、最新の情報によれば気温は低いものの降水量も少ないようですし 降り始めるのはお昼頃とのこと。だったらそのつもりで「この状況下で楽しめることを楽しみましょう」と私達は半ば開き直り、リゾート内の道路をホテルミラコスタ方面へと向かいました。少々タイミングが悪かったのか きょうこの時間はパーク運営会社の搬入口前に関係車両が多数滞留していたようで、いつもはあっという間に走り抜けられる運動公園西側のT字路交差点からホテルミラコスタの車路ゲートを入るまでの数百メートルの距離を通過するのに10分以上を要してしまったため、私達がホテル正面玄関に車を着けた時には時刻は8:25くらいになっていました。礼儀正しいドアサービスキャストさんに荷物と私を託すと、夫はいつものように駐車場まで車を運転していきました。私は、ワゴンに載せられた荷物の傍らで キャストさんが手早く書いてくださった預かり証の控えを受け取ってから、早朝のホテルミラコスタのロビーへと足を踏み入れました。正面玄関で車を降りてからここまで1分ほど。鮮やかというか爽やかというか、ホテルミラコスタ到着時のこの一連の流れについては、最近特に手際が良くなったようで本当に感心してしまいます。さてさてところで、今日のディズニーシーの開園時刻は10:00です。そして閉園時刻はなんと18:30。19:30から企業の貸切特別営業(2週間前に私達が参加したのと似たイベントです)があるため、一般ゲストがパークを楽しむことができるのは八時間半というごくごく短い時間となっています。――事前に悪天候の予報も出ているし こんなに営業時間が短いのではきっと今日のディズニーシーは空いているんじゃなかろうか――そんな気持ちもあって、今日の私達は何とは無しにのんびり気分です。夫が駐車場から戻ってきてからも しばらくはロビーで写真を撮ったりして過ごし、ホテルミラコスタ宿泊者専用入場口が設けられている「パークエントランス・ノース」へ向かったのはホテル到着から10分以上が過ぎてからでした。ホテル正面玄関を出て右手側、パークエントランスまで続く通路のあたりは現在 外壁塗装工事のための仮囲いが設置されていて屋根と壁に囲まれた狭い迷路のようになっています。薄暗くなっている小さな階段をとんとんと下りて ミラコスタ宿泊者専用口にできていた入園待ち列の最後尾についてふと見上げると、そこには今日はあの美しいホテルミラコスタの姿は無く、こんな↓↓感じになっていましたよ。待ち列最後尾に並んだのはだいたい8:40くらいでしたが、この時点で私達の前には30~40組ほど(人数としては最終的には100人以上になると思いますが)がいらっしゃったように見えました。ディズニーホテル宿泊者が一般ゲストに先駆けて入園できるのは今日は9:45ですから、その一時間ほど前でこの人数しか並んでいないというのは これはやはり今日はちょっとゲストの出足が遅いのかもしれませんね。それでは。開園を待つ間に今日の予定をざっと決めましょう。今回の2日間で、私が「観れたらいいなー行けたらいいなー」とぼんやり思っているのは三つ。ディズニーシー15周年のグランドフィナーレのメインショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」と、この3月で終了してしまうレギュラーショー「テーブル・イズ・ウェイティング」、それに 内容をリニューアルするために2月9日からお休みに入ってしまうアトラクション「タートルトーク」です。「~シャイン・オン!」は本日の一回目公演が11:30から予定されているので、入場した後すぐにその観賞場所に向かってもいいのですが、良い場所が確保できてもこのお天気では予定通り上演されるかどうかは微妙です。――たった八時間半という本日の短いパーク営業時間の中での「一時間半」をショー待ちに費やして、それで「悪天候のためショーは中止です」と言われたらちょっと悲しいんじゃないかしらん??――そんなふうに考えた私達は、入園したらまずアトラクションにひとつふたつ行ってからハーバーに戻り、その時点で残っている観賞場所のうちのどこかで「~シャイン・オン!」を待つことにしよう と、本日の前半の基本方針を決めました。楽しいことを考えていると時はすぐに経つもので、気が付くと時刻は9:20、ミラコスタ宿泊者専用入場口にできていた待ち列にはホテルキャストさんがやってきて、間もなく宿泊確認と手荷物のチェックが始まりますのでご準備を との案内がありました。すぐに列が前方にゆっくりと動き始め、9:30には私達も指定の書類を提示して荷物チェックをしていただき、ゲート前のエリアへと通していただけました。9:35頃になるとゲートのシャッターが開けられてキャストさん達が多数パーク内に姿を見せ、入園時の注意事項アナウンスに加えて本日は「エクストラファンパスポート」の販売についての案内もアナウンスされました。(「エクストラファンパスポート」とは、その日訪れたパークが貸切営業のため18:30に閉園してしまう場合、使用済みパスポートを提示すればもうひとつのパークに15:00から割安価格で入園できる というものです。)そして9:45、ホテルミラコスタ宿泊者専用入場口のゲートがオープン。入場した私達は 2週間前の貸切営業にお邪魔した際には夜間でよく見えなかった「グランドフィナーレ」仕様のタペストリーを仰ぎ見て、迎えてくださるキャストさん達に手を振りながらミラコスタ通りを抜けました。メディテレーニアンハーバーに出ると、ピアッツァトポリーノのショー鑑賞エリアは今日は座り見エリアがかなり狭く設定されており、その周りを囲む立ち見最前列も埋まりが遅く こじんまりとしている印象でした。やはりこのお天気ではねえ。 開園直後から屋外ショーを待つ人は少なかろう・・・ と私達は頷き合い、そのままアメリカンウォーターフロント方面へと歩を進めました。さて。この時期恒例「スウィートダッフィー」の装飾が施されている「ゴンドリエスナック」や「ニューヨークデリ」前をチラ見しながら通り過ぎ、私達がまず最初にたどり着いたのは「トイストーリー・マニア」。アトラクションのエントランスを入ったのは9:51頃で、乗り場手前の3Dメガネを受け取る場所までは一度も立ち止まることなく行けてしまいました。これは 今までハッピー15エントリーを利用して朝一番にこのアトラクションにやってきた中でも一番順調だったかもしれません。約10分後にアトラクション建物から出た後は「タートルトーク」へ・・ のつもりでしたが、まだ一般開園時刻の10:00になったばかりで周囲に人が極端に少なかったので 思い切って「タワー・オブ・テラー」へ行くことにしました。こちらもノンストップで最初の部屋まで行けてしまいました。案内されたのは「A」エレベーターで、最上階から見えたディズニーシー全体の景色はまさに「絶景」、素晴らしかったです。その後ようやく、今回の目的のひとつ「タートルトーク」へ。時刻は10:20過ぎになっていましたが待ち時間は「10分」の表示で、船の外でほんの少し待ってからすぐに次回ショーへの待機ルームに案内されました。「タートルトーク」は、5月にポートディスカバリーにオープンする新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」と連動するバージョンに切り替わることが決まっていて、まもなく三ヶ月の休止期間に入るので、私達が現行のバージョンを体験できるのはおそらくこれが最後だと思います。リニューアルされる前にクラッシュに会うことができて ちょっと嬉しかったですよ。「タートルトーク」から出て、時刻は10:55。ここで私達はハーバー方面に戻り、11:30からの「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー~シャイン・オン!~」の鑑賞場所を探すことにしました。まだまだ余裕のありそうなリドアイルをとりあえず通り過ぎてピアッツァトポリーノまで戻ってみると、座り見の前方や立ち見の最前列は概ね埋まっている様子でしたが、鑑賞エリアをほぼ真横に見る立ち見場所ならば最前列状態で鑑賞できる場所がまだいくつか空いていました。いつ雨が降り出してショーが中止になってもおかしくないような空模様ですし、事実、スマートフォンで雨雲レーダーを見てみるとあと一時間ほどで東京ディズニーリゾート上空には薄い雨雲が広がってきそうな勢いです。なので、 今回はこの横っちょの立ち見場所で待ってみることにしよう、もしもショーが決行されたらラッキー!くらいの気持ちで待とう と私達は心に決めて、この場所(一番下の写真参照)に留まることにしました。この時、時刻は11:00頃でした。その後 私達は数分ずつ交替で出かけ、ハーバーやミラコスタ通りに施されている「イヤー・オブ・ウィッシュ(15周年)グランドフィナーレ」の飾りつけを見に行きました。ピアッツァトポリーノの街灯のキャラクターバナーはそれぞれブルー基調の物から白基調のグランドフィナーレ仕様に衣替え。ミラコスタ通りの内部のタペストリーも同じくです。そして印象的だったのが、いたるところに飾られている白とブルーの花々。ウィング・オブ・ウィッシュ号のモニュメント周りにももちろんエンポーリオ前にもカフェポルトフィーノ付近にも、白や青や薄紫の花が15周年のロゴ入りのブルーの花器に入った状態で置かれています。少し寂しいとも思われるような色調ですが、15周年イベントの最後を飾る格調高い式典のようなイメージでデザインされたのでしょうか。まあ、卒業式のような「旅立ち」の場面ではよく見られる色使いなので、いよいよグランドフィナーレを迎え 新しい未来へと旅立っていく「ディズニーシーの船出」にはこんな雰囲気が相応しいのかもしれませんね。11:15頃からは、私達は観賞場所でふたりそろってショーの開始を待ちました。天候が不安定なせいか いつもならショー開始の30分前や15分前にハーバーに流れる開催予告のアナウンスは無かったようでした。それでも11:20頃までにはステージには小道具も用意され、ハーバー水上には大きな「15」の文字のついたクリスタルフロートも登場してきました。ところが。もう数分、いや数秒で11:30になろうかという頃、ピアッツァトポリーノの鑑賞エリアにはごくごく細かい雨粒が散り始めました。すぐ収まればよいのですけれど・・・果たして11:30の「~シャイン・オン!」は このまま実施されるのでしょうか。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 20, 2017
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ご縁あって、東京ディズニーシーの夜間貸切営業時間帯のパークにお邪魔することができました。公式スポンサー企業が開催する「東京ディズニーシー・ドリームナイト」というプライベート・イブニング・パーティー・プログラムで、19:30から22:30までの三時間が一企業の完全貸切となる というものです。たった三時間ではありますが、招待客は入園無料でパークを楽しむことができます。私達はずっと以前に東京ディズニーランドで開催された類似のプログラムに参加したことはあるのですが、ディズニーシーでのこういった催しに参加したことは今までありませんでした。なので「ディズニーシーの夜間貸切って一体どんな感じになるのかな~?」という純粋な興味を抱いて ちょっと出かけてきました。数日前に問い合わせをした結果、「1月6日の特別営業時間帯は 花火と『ファンタズミック!』と『マイフレンド・ダッフィー』一回公演以外はショーの上演は無し、19:30の開園時刻から20分間のウェルカムグリーティングはあるが他には特別なショーも無し」ということが判っていたので それならそんなに早く行く必要もないかな~ と考えた末、ディズニーシーのエントランス到着は17:00頃になりました。が、私達がパークエントランス・ノースに到着したその時には、19:30~の特別営業の開園待ちをする方が(ノース側だけで)ざっと数えて100組ほど 列を作っていらっしゃいました。サウス側にも同じような列が作られているとのことでしたから、この時点で既に数百人が入園を待っていたということになります。(ちょっと早く来過ぎちゃったかな~くらいに思っていた私達としては「皆さんこんなに早くからここに来ていらっしゃるけれど、今日は何を第一の目的としていらしてるんだろう??」というのが非常に気になるところでした。)エントランスの端に長ーく伸びていたこの列は、私達が最後尾に並んだのとほぼ同じくらいのタイミングで人数を区切っての移動が始まっていて、私達も17:20頃にはチケットブース横での手荷物検査を経てゲート前まで誘導されました。その後、特別営業用のスペシャルマップが前から順に配布されました。(マップの写真は一番最後↓↓に載せておきますね。)事前情報ではショー関係は 「花火とファンタズミック!とマイフレンド・ダッフィー以外は何も無し」 と聞いていましたが、このマップによれば他にも「キングトリトンのコンサート」が3回、公演を予定しているとのことでした。さて、本日の東京ディズニーシーの通常営業時間は18:30までとなっていました。パークは一旦18:30に閉園し、再度19:30から特別営業オープンとなる手筈なわけです。18:30が過ぎ 19:00を過ぎても、パーク内にはまだまだたくさんのゲストの皆さんが残っていらっしゃるようでしたが、そんな方々の退園も19:15頃までに無事完了したらしく、19:20には貸切営業入園組に対して「荷物を整理して立ち上がって待つように」との指示がキャストさんからありました。そして 19:30になる数分前。特別営業の開始に備えて一旦照明が落とされたディズニーシープラザのアクアスフィア周囲に、なんだか見たことのある人影(?)がひとつふたつと現れました。あれれー? これは?・・と思っていると、19:30、東京ディズニーシー・マリタイムバンドの演奏開始と共にプラザ内では強烈な夜間照明が点灯して(この時あがった嬌声はすごかったです)ゲートがオープンし、「東京ディズニーシー・ドリームナイト」三時間だけの貸切特別営業がスタートしました。入園すると、プラザのステージ上ではミッキー&ミニー、ダッフィー&シェリーメイがお出迎え。ステージの下、アクアスフィアの周りではキャラクター達と女性ダンサーさん(たぶん)が迎えてくれていましたよ。私達は今日は特に「絶対行く!」と決めていた場所も無かったので、しばらくプラザに留まってキャラクター達の様子を眺めたり、「この日ならでは」の風景(スポンサー企業のバナーなど)を見つけて写真を撮ったりしていました。ミラコスタ通り入り口の両側には まだ松の内ということで新年を祝う門松も出ていたので、キャストさんにお願いしてその前で写真を撮っていただいたりもしました。私はここ数年はこの門松を近くで拝むことができていなかったので これは大変嬉しかったです。「あとで入園の人波が落ち着いた頃にまたここに戻ってきて ぜひぜひもっと門松の写真を撮ろう」と心に決めましたよ~私達がようやくプラザ周辺を離れたのは19:50頃。それから「何かアトラクションにでも行ってみるか」と興味本位でアメリカンウォーターフロント方面へ向かってみたのですが、この時点ではトイストーリー・マニアは「120分」待ち、タートルトークは「40分」待ち、エレクトリック・レールウェイですら「20分」待ちだったので、思い切って奥地方面まで歩いてみることにしました。で、結局、ここ数年行っていなかった「インディー・ジョーンズ」に並んでみました。(20:10過ぎ頃、40分待ち表示でしたが30分ほどで乗れました。)屋外の待ち列にいる時にちょうど花火の打ち上げ時刻となり、「アトラクションに並びながら木々の間から花火を見上げる」という“いかにも遊園地~”な経験もできて とても新鮮でしたよ。ちなみに本日はアトラクションはどこもスタンバイのみの運営(FPの発券なし)となっていました。私達はこういった待ち時間の長いアトラクションにスタンバイエントランスから入ることが滅多に無く、アトラクション内のせっかくの凝った造りをゆっくり見られるチャンスも普段は殆どないので、今日はそういった部分をじっくり見ることができたのも良い経験でした。インディージョーンズから出てからは、時刻が20:55になっていたのでちょっと急いでメディテレーニアンハーバーまで戻りました。21:00から「ファンタズミック!」があるので、その上演中ならプラザの様子やミラコスタ通りの門松を心ゆくまで眺めることができるのでは?と思ったからです。ポートディスカバリーを抜けて、私達がちょうどポンテヴェッキオをミラコスタ方向へ渡り始めた時、ハーバー水上では「ファンタズミック!」が始まりました。私達はファンタズミック!を横目で観つつポンテヴェッキオを渡り切り、坂を下り、ピアッツァトポリーノをかすめてミラコスタ通りにたどり着きましたが、水辺にいる皆さんはどこでもだいたい立ち見一列 せいぜい二列でゆったりとショー鑑賞をしていらっしゃって、まるでディズニーシーのテレビCMで見るような光景でしたよ。さてさて、そして、「この時間なら人が少ないんじゃないかな~」と期待していたミラコスタ通りは・・本当に人っ子一人いないような状況でした。誰もいないのでプラザからハーバーまでがよく見通せて、すごく遠かったですがファンタズミック!もじゅうぶん楽しめてしまいました。先ほど特別営業の開園まもなくに通りかかった時はとても混雑していて やっとの思いで一枚だけ写真を撮った門松前も この時間は本当に誰もいなかったので、私達はショップのキャストさんとお話ししながら何パターンも記念写真を撮っていただきました。(2017年酉年の門松にはドナルドの羽子板が添えられていました)(ふと見上げると こんなところにも本日の主催企業名が)門松前の風景を楽しんだあとは、私達はミラコスタ通りからピアッツァトポリーノへ出てザンビーニブラザーズ・リストランテ方面へと まだまだ終わらない「ファンタズミック!」を眺めながら歩きました。こちら側の水際でもほぼ全員が余裕を持ってハーバーショーを立ち見しているような状況で、まさに「テレビCM状態」でしたよ~「ファンタズミック!」が終了すると時刻は21:25。特別営業の終了まであと約一時間です。あと一時間か~ どうしようかな~ 何ができるかな~まあ とりあえず、私の好きな小っちゃいアトラクションを巡ってみましょうかね~ということで、まずはアラビアンコーストの「ジャスミンのフライングカーペット」。5分待ちくらい(案内一巡待ち)でした。展望デッキで夜景を眺め、次はマーメイドラグーンへ。トリトンズキングダムの中に入って、ふぐ(「ブローフィッシュ・バルーンレース」)へ行きました。こちらは15分待ちの案内でしたが、実際はそんなにかからず 案内三巡待ち といったところ。そして、これで最後のつもりで「スカットルのスクーター」へ行き、待ち時間が殆ど無いようだったので二回続けて乗りました。(ごめんなさいね~ 私これ好きなんですよ~)ここで時刻は22:15。このタイミングでは、もうあとはエントランス方面まで歩いて戻って終わりだろう・・と思っていたのですが、帰りに向かうためプロメテウス火山の中を通過する際、ふと思いついて「センター・オブ・ジ・アース」の入口に立ち寄ってみると、「10分待ち」表示のボードの前にキャストさんが3人並んで笑顔で「どうぞ~」。なので、つい乗ってしまいました。数年ぶりとなる「センター・オブ・ジ・アース」体験を終え、メディテレーニアンハーバーとホテルミラコスタを望む火山の麓に出たのは22:40頃でした。私達は最後にここで記念写真を撮って、まっすぐディズニーシーのパークを出ることにしました。ゲートを出たのが23:00近くだったので、私達が家に帰り着いた時には既に日付が変わっていました。たった三時間のパーク、 何もできないんじゃない? と思って出かけたのですが、門松も観られたしファンタズミック!も楽しめたし、調子に乗っていつも行かないアトラクションにまで行ってしまうという 結構忙しい夜になりました。たいして下調べもせず計画も立てずに行った私達でもこんな感じなのですから、目的を絞ってしっかり遊び方を決めて行けば「貸切の三時間」ならじゅうぶんに楽しめるのかもしれませんね。たまにはこういう催しに参加してみるのも悪くないかな~ と、素直にそう思った真冬の週末でした。※本日配布された「東京ディズニーシー・ドリームナイト」スペシャルマップ※こちらは本日到着時のパークエントランス・ノースホテルミラコスタがあまりに美しかったのでつい撮ってしまいました◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 6, 2017
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