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(…その1から続く)「ミニー、ウィー・ラブ・ユー!」が終了し、キャラクター達を乗せた船がスピードを上げてハーバーから去って行ったところで、時刻は11:43くらい。それからすぐに部屋のテレビ画面からエクスプレスチェックアウトの手続きをし、私達は部屋を出ました。今日は早く帰るから荷物はキャストさんに取りに来てもらってホテルに預けるまでもないよー 自分達で駐車場まで運べばいいよー この時間はサービスホットラインもなかなかつながらないしさあー...と珍しく夫が言うので私達は自らスーツケースを携えて廊下に出て歩き始めたのですが、これが大失敗。キャスターが付いているとはいえ、ふわふわのカーペット敷きの長~い廊下を転がしていくのは意外と骨が折れ、すぐに私は どんなにサービスホットラインが混んでいようともキャストさんに取りに来ていただく手配を電話ですべきだった と後悔しましたよ。(今回の部屋は駐車場から遠いのだということを私達はふたりともすっかり忘れていたのでした。)それから昼食までは、ホテルやパークの周辺を写真を撮り歩いて過ごしました。ホテルミラコスタのロータリーにある定番撮影スポットとして有名な噴水はメンテナンス工事中だったので、久しぶりに正面玄関のプレートの写真を撮ってみたり、パークエントランスノースのピクニックエリアにも下りてみたり。ホテル内に戻って、こちら↓お馴染み二階の廊下でも記念撮影してみたり。この↑廊下の存在は誰もが知っていると思いますが この場所はパーク内でいうとミラコスタ通りの上にあたります。ロビーからバンケットエリアへと続く自然光の入る明るい廊下もとても素敵ですけれど こちらの廊下もなかなか綺麗で私は好きです。客室のあるエリアに続いているので 宿泊で訪れた時以外は足を踏み入れるのがちょっと憚られるのですけれどね~ほんとうに、ホテルミラコスタには写真に残したくなる場所がたくさんありますね。その後、昼食のPSをお願いしてあった時刻が近づいてきたので、ベッラヴィスタ・ラウンジへと向かいました。…え? 一週間前にもベッラヴィスタラウンジ行ったよね??うん。まあ、自分でもちょっとそう思いますけれど、幸運にも予約が取れたのですから何日連続になったって伺わないわけにはいきません。私の中では、今シーズンのベッラヴィスタラウンジでのお食事は先週と今週との2回でワンセットです。というわけで。テーブルに案内していただいた後は、今日は(私だけ)グラスワインのセット「ミラコスタ・トリオ」をお願いし、お料理はふたりともダイニングイベント「メディテレーニアン・ヴォヤッジ」のランチコースにしました。今シーズンのテーマは中央イタリアです。ミラコスタ・トリオの最初のスパークリングワイン(フランチャコルタ)、ベッラヴィスタをグラスに注いでいただいた後、やって来たのは前菜。春の花畑を思い起こさせるような美しいお皿です。左側はサーモンや帆立貝柱を柑橘でマリネしたものと彩り美しい野菜をあわせたもの。上にはスライスしたカラスミ、他に洋梨のソース、サワークリームとカンパリのムースに薄切りのバゲットが添えてあります。右側の水玉模様は、オレンジ色のがカンパリとブラッドオレンジのソース、グリーンはズッキーニのソース、小さい透明なものはオリーブオイルのカプセルとのこと。このテーブルにこの前菜とスパークリングワイン。これだけで私はじゅうぶん幸せです。感慨に浸りつつもランチコースは続きます。次のパスタはスパゲットーニ・フラタッキオーネ。トスカーナ州キャンティ地方の郷土料理とのこと。スパゲットーニはスパゲッティーよりもかなり太いロングパスタです。具材はサルシッチャ、赤タマネギ、タマネギなど。たっぷりのペコリーノチーズも加えられています。上のグリーンは「セルバチコ」という野菜で、私は少しピリッとした辛みと苦みを感じました。メインは、お魚の方は先週のベッラヴィスタ・ランチコースでいただいたので、今日はお肉です。牛フィレのタリアータ。タリアータにはアーティチョークが添えられています。左は「ウチェレット」というトスカーナ州の郷土料理をもとにした白いんげん豆のトマト煮込み。上にはクレソンとトレヴィーゾという紫色の野菜が散らしてあります。キャストさんによれば、ウチェレットはトスカーナでは白いんげん豆とセージと一緒にチキンも入れてトマトで煮込むそうですが、今回はチキンの代わりに牛肉を使っているそうです。ミラコスタ・トリオの三杯目、キャンティがよく合ってとても美味しく楽しくいただけました。デザートはアイスと焼き菓子の盛り合わせ。紅茶クッキーに蜂蜜レモンのジェラート、アーモンドのムースに柑橘、手前の焼き菓子は「カントゥッチーニ」というアーモンド入りのサクサクしたクッキーでした。15:00からの「ミニー、ウィー・ラブ・ユー」も見ることができました。この時間に行われる水上ショーはこちらのお店からは逆光になりますが、食事しながら眺める分にはこれくらい見えればじゅうぶんだと思います。今回の真冬のホテルミラコスタ宿泊の最後を締めくくる良いお食事でした。特にお料理とワインの組み合わせがいつにも増して素晴らしく おしゃべりも弾んでとっても楽しく過ごすことができました。私はホテルミラコスタのお店には一人で訪れることも多いですが、やっぱり美味しい物を食べるとき「美味しいね」と言える相手が目の前にいるのはいいですね~2週連続でも「ほんとうに来てよかったな」と思いましたよ。 (メモ:今回のミラコスタ・トリオ) ・ベッラヴィスタ・キュヴェ・ブリュット ・カンテ・シャルドネ ・カステルイン・ヴィッラ・キャンティ・クラシコこのまま帰ってしまうのは少し名残惜しくて、ベッラヴィスタラウンジを出た後は一度ホテルの正面玄関を出て夕刻のパークエントランス&ミラコスタを眺めに行きました。その後、駐車場へ行って、日が沈む前に私達は舞浜を離れました。私のちょっとした思いつきから始まったミラコスタ宿泊だったけど、ひょんなことから二週末連続での舞浜宿泊になって忙しかったけど、でも楽しかったな。いきなりの休業で予定していたホテル宿泊も食事も全てが無くなってしまったあの時から まもなく三年が経とうとしています。舞浜のパーク&ホテルと私との付き合い方も 振り返ればこの三年間は「いつもと違う」ことを常に許容し続けてきた日々でした。私もそろそろ以前のペースに戻って 再びホテルやパークと適正な距離をとるべき時期がやってきたのかもしれないな。自分にとっての適正な距離っていったいどれくらいなのか、それはまた考えなければいけないことなんだけど。そんなふうに妙に冷静になって、冬の太陽が沈んでいく西の空を助手席から眺めながら 私は家に帰ったのでした。(おしまい)* ベッラヴィスタラウンジ の “メディテレーニアン・ヴォヤッジ”ランチコース~中央イタリア~ *・サーモンのカンパリマリネと帆立貝 洋梨のモスタルダ カラスミ・スパゲットーニ フラタッキオーネ サルシッチャ ペコリーノ・本日の魚のインパデッラ 海老とムール貝 サフラン香るブロテッド または 牛フィレ肉のタリアータ クレソンとトレヴィーゾ 牛肉と白インゲン豆の煮込み・アーモンドの軽いムースとカントゥッチーニ レモン風味の蜂蜜ジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・2023年1月10日~4月9日(6500)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 29, 2023
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(前日から続く)聞きなれた音楽がかすかに耳の奥で鳴っているように感じて、目を覚ましたのは6:30過ぎ頃でした。部屋の中はほの明るくなっていましたが、まだ日の出前。カーテンを開けたままにしていた東向きのヴェネツィア側の窓辺からは、昇ってくる寸前の朝陽の光に薄赤く色づいた空が見えていました。ベッドから抜け出してハーバー側の窓辺に寄ってみると、ごくごく小さな音量でBGMが流れているパーク内の水域には 既にグリーティングなどでお馴染みのあの大きな船が姿を見せていました。昨夜就寝前に偶然目にしたのが居残り練習だとしたら、こちらは「朝練」とでも呼べばいいのでしょうかね~船は昼間の水上ショーの時とよく似たコースを辿るように水域を回ると水道橋の向こうへと退場していって、1分ほどすると再び水道橋をくぐりぬけて水域に現れる... という動きを繰り返していましたよ。6:48くらいになると、ヴェネツィア側の窓から見えるブロードウェイミュージックシアターの建物脇から朝陽がひょいっと顔を出しました。薄暗かったハーバー水域も元気な朝陽に照らされて一気に明るくなり、プロメテウス火山もみるみるうちにオレンジ色に染まっていきました。朝陽はカーテンを開け放した部屋の中にも遠慮なく差し込んできて眩しいほどだったので、私は これはもう二度寝はできないなあ… と観念して 完全に起床して身支度を始めることにしました。大きな船の「朝練」が終了して 時刻は7:00過ぎ。しばらくすると、さざ波が収まったメディテレーニアンハーバーの水面には「逆さプロメテウス」が映し出されました。お天気が良くて 風が無くて 水面が鏡のようになる時にしか出現しないこの光景。水上がスチーマーラインの船やゴンドラで賑わっているパーク営業時間中にはなかなか見ることができないので、これもホテルミラコスタ宿泊時の楽しみのひとつかもしれません。ポンテヴェッキオの向こうには、ケープコッドの街並みから続く東京湾が広がっています。遠くに目をやると、今朝は対岸にある羽田空港までがはっきりと見えました。そして 水平線に沿って視線を右に移していくと…プロメテウス火山の左側 ポートディスカバリーにある海洋生物研究所の青いドームの向こうには、東京ゲートブリッジと真っ白な富士山が見えていました。ホテルミラコスタの中でもこの位置にある部屋の窓から富士山が眺められるのは以前から知っていましたが、前回同じ部屋に宿泊した際はたまたまこのポートディスカバリーのドームがメンテナンス中で 建物周囲に組まれた足場に隠れて富士山が見えず、ちょっと残念に思ったことを私はふと思い出しました。数年ぶりに同じ場所を訪れて同じように景色を眺めると、前回 前々回…に訪れた時のことを昨日のことのように思い出すものですね。小さな景観の変化に気づいて時間の経過を実感し、翻って自分の置かれている環境の変化や自分自身の変化にも気づいて呆然としたり、たった数年で状況が変わってしまったこの世界のことに想いを馳せたり。私にとって こうして舞浜をディズニーシーをホテルミラコスタを訪れて 一定の場所で立ち止まって景色を眺めることは、見えないはずの「時の流れ」というものを目に見える存在にしてくれる 貴重な機会なのかもしれません。…そうこうするうちに。気づくと、窓の前のリドアイル入口あたりには出勤直後らしきキャストさん達が続々と集まっていらっしゃったかと思うと 何やら打ち合わせを始めたご様子。時刻を確認すると、なんともう7:58。私がのんびり身支度してぼーっと窓辺に立って外を眺めて考え事をしている間にディズニーシーのパークには開園時刻が近づいて、ホテル宿泊ゲストが「ハッピーエントリー」を利用して入園してくる8:00まであと2分(!)となっていました。そして8:00を1分ほど過ぎると、私達の部屋の前の橋や坂道にもアメリカンウォーターフロント方面へ向かうゲストの皆さんが姿を見せるようになってきました。8:15にはパークは一般開園時刻を迎え、その数分後には大量のゲストがメディテレーニアンハーバー周囲に流れ込んできました。ハーバー水域の向こうのプロメテウス火山右側の山裾には「ソアリン」のスタンバイ列が作られているようで、最後尾がみるみるうちに後退していくのも見て取れました。パーク開園直後のいつもの風景をこのあたりまで眺めて、私はいったん朝の窓辺を離れました。恒例の朝風呂を終えた夫と窓辺で朝食をとり、記念撮影のためになんとなく部屋の中を片付けて私が再び窓辺に戻ったのは9:00を大きく過ぎた頃でした。開園時刻から一時間近くが過ぎたメディテレーニアンハーバー周辺は人の流れも落ち着いてきたように見えました。11:30からの水上ショーに備えてでしょうか、リドアイルには既に場所を確保していると思われる皆さんの姿もありましたが それもごくわずか。殆どの方はこの時間、お目当ての人気アトラクションやショップなどそれぞれの目的地にいらしているようで、火山を抱いたポルトパラディーゾの港町は穏やかな様子でした。きょうの私達はパークに行く予定もなく、チェックアウト時間までゆっくり過ごした後はホテル内で昼食をとって帰宅するだけだったので、室内や部屋の周辺の廊下などで記念撮影をした後はホテル内を少しだけ散策してしばらくのんびり過ごしました。その後、荷物を整理していつでも部屋を出られるように支度をし、パーク内で11:30から行われる「ミニー!ウィー・ラブ・ユー」を待つことにしました。(部屋の窓からプロメテウス火山の噴火も見られました。10:35頃。)やがて11:30になると パーク内にはミッキーの声が聞こえてきてミニーに捧げるダンスの練習がスタート。数分後には大きな船が結構なスピードで水道橋の下を抜けてハーバー水域に登場してきました。昨日の15:00過ぎにこの窓から同じショーを眺めた時は逆光でよく見えなかったのですが、今日この時間は光の具合もちょうどよく、ガラス越しでも船の姿をちゃんと捉えることができました。もちろん、船がピアッツァトポリーノ寄りに停止している場面は窓に近寄ってやっと見える感じでしたけれど、水域をぐるっと大きく回る時 そして帰っていく時には船はリドアイル前の水際を通って行くので、キャラクター達の仕草もよくわかって楽しかったですよ。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 29, 2023
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(…その4から続く)19:40。メディテレーニアンハーバーから一切の光が消えると、キャラクター達の可愛らしい声に導かれて新しいディズニーシー夜のハーバーショー「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」は静かに始まりました。上演が開始されてから二か月半ほどの間に既に私はこのショーを様々な場所から数回鑑賞していますが、周りに夫以外誰もいない状況で寛いでこのショーを観ることができたのはこれが初めてです。11月にパーク内で観た時は目の前に膨大な数の人影があったため、身長がそれほど高くない私は 水上を転がっていくたくさんの星たちや水面を走る光や象徴的な金色の海賊船の姿をあまり見ることができなかったのですが、少し高い場所であるミラコスタの部屋の窓からだとそのいずれもがよく見えて、暗闇から始まるこのショーの導入シーンの美しさを私は初めて理解しました。ピアッツァビューのこの部屋からは水域が全て見渡せるわけではないのですが、それでも視界にピーターパンやウェンディを乗せた金色の船がすーーっと滑り込んできたときは あ!船が来た! と思わず声をあげてしまいましたよ。ハーバーの中央(私達の視界でいうと右の端)に立つ大きな機材が 映像の力でラプンツェルの「塔」に自らの姿を変えた場面も、手に取るようにとてもよく見えました。ホテルミラコスタの建物への映像投影は部屋位置的にほぼ見ることはできませんが、プロメテウス火山への投影はとてもよく見えて楽しかったです。このショーは、既存のアニメーション映像を使った演出が多用されているためか、また構成が「願いをかなえた人たちの物語」をいくつも紹介する形で進んで行くにとどまり全体を貫くドラマティックな展開が無いためか 「ショー」鑑賞というよりは「パレード」鑑賞に印象が近く、内容的には強く心を揺さぶるという種類のものではありません。が、花火や噴水や炎や光など視覚に訴える演出や音楽など見どころはたいへん多いので、終始「すごいなあ」と感心しながら私は目の前で起こることひとつひとつを見逃さないよう努めました。また 全体がスクリーンにもステージにもなっている複数のバージや 中央に鎮座してその姿を変えながらショーを操る巨大な怪物のような機材の存在感はとにかく暴力的なほどに凄まじく、科学技術の進歩の前では人力に頼る旧来のエンターテイメントや牧歌的なテーマパークはもはや「参りました」と頭を垂れるしか術はないのだろうか… と、ちょっと複雑な気持ちにも一瞬なりました。ほんとうに、ディズニーシーがこの場所にこの造形で誕生した二十数年前、ここメディテレーニアンハーバー水域でこの「ビリーヴ!」のような風合いのショーが上演される日が来ようとは 誰も想像していなかったことでしょう。やはり、このパークは生きていて 日々変化し続けている。今このハーバーを埋め尽くしているたくさんのゲストが時を経て一人残らずいなくなっても、ディズニーシーはここに残って新しい楽しみをその時代の人たちに向けて提供し続けていくのだろうなあ。上演時間としては少々長い30分の間にはそんなふうに心は過去へ未来へと時間の狭間を飛び回り、ショーが終わりに近づくころには私は少し感傷的になっていました。始まった時と同じように静かにショーが終了すると、ハーバーの周囲を埋め尽くしていたゲストはすぐに四方八方に散り始め、部屋の窓から見える景色も見慣れたパーク夜景へとあっという間に戻っていきました。時刻は20:10過ぎ。このあと20:40には花火があって、それが終わればもうすぐに21:00の閉園時刻ですものね。皆さん残り少ない時間のうちでやりたいことがまだまだたくさんあるのかもしれませんね~私達もシーが閉園する前にパーク内で少しお買い物をしたくて ホテル内で花火を眺めた後20:50頃にはホテル&パーク・ゲートウェイから再入園をしました。向かったのはエンポーリオなどのミラコスタ通りにあるショップでしたが、この時間は当然のことながらどこもかしこもごった返していて、たったひとつのグッズを購入するために随分と手間どってしまいましたよ。ホテル館内に戻ってから軽い気持ちで立ち寄った「ミッキランジェロギフト」も かつて経験したことのないような混雑ぶりで非常に驚きました。(21:15くらい。)三年前とあまり変わらない数のゲストを受け入れ始めている現在でもパーク営業終了は「21時」と早い時刻に据え置かれているので、閉園後のホテル内ショップまでもこんなことにもなってしまうのかなあ とちょっと思いました。部屋に戻ったのは21:20過ぎ頃でした。窓からパーク内を覗き見るとまだまだ路上を行くゲストは多く、リドアイルへの入口あたりでは立ち止まって火山をバックに記念撮影をするグループもたくさんいらっしゃるようでした。もう一方のヴェネツィア側の窓からは、光煌めくニューヨークの街並とSSコロンビア号やホテルハイタワーが作り出す美しい夜景が見えていました。それからしばらくは 私はカーテンの陰に隠れるように窓辺に立って、くり返し流れる閉園のアナウンスを聞きつつ だんだんと人影が少なくなっていくパークの様子を眺めていました。21:30近くになると、警備担当のキャストさん達が手にするサーチライトの光の筋がアメリカンウォーターフロントやポンテヴェッキオの各所を照らしながらこちらに近付いてくる様子が部屋の窓からも見て取れるようになってきました。きっとパークの奥の方から順にゲストがいなくなったことを確認して回っていらっしゃるのでしょうね。21:35頃にはリドアイル入口あたりの橋の上の交差点に警備キャストさん達がいったん集合し、その後ヴェネツィアエリアやピアッツァトポリーノ方面へと分かれて進んでいらしたようでした。そして21:40を過ぎると部屋の窓から見渡せる範囲にはゲストの姿は全くなくなり、路上を歩いていくのは勤務を終えた制服姿のキャストさんばかりとなりました。22:30には、閉園後もずーっと流れ続けていたパーク内BGMが唐突に止まりました。マクダックスデパートメントストアやSSコロンビア号などパーク内の建物を明るく照らし出していた灯りも消えて、いよいよディズニーシーのパークの「今日」も完全に終わりを迎えるようです。私はこのあたりで一度、閉園後のパーク内を眺めるのをやめて窓辺を離れることにしました。一時間ほどして。ベッドに入る支度を終えた私は、窓の外からかすかにモーター音が聞こえてくるのに気が付きました。時刻は23:30過ぎ。再び窓辺に寄ってカーテンを開けてみると、月の光に照らされた真っ暗なハーバー水上ではさまざまな色に輝く小さな星々を乗せたジェットスキーが駆け回っていました。音楽も流さないままでいったい何をやっているんだろう?? と思ってぼーっと眺めていると、ビリーヴ!に登場する金色の海賊船までもがやがてハーバーに姿を現しました。よーく目を凝らしてみると、金色の船にはピーターパンやミッキー、ミニーもちゃーんと乗っていて そこにいるはずもないハーバーを囲むゲストに向かって盛んに愛嬌を振りまいているようでした。私に呼ばれて窓辺に駆けつけた夫は「きっと『ビリーヴ!』反省会のあとの居残り練習だね!」と笑っていましたよ~この「居残り練習(?)」はパターンを変えながら何度も何度も繰り返し行われていましたが、23:45には全て終了したようでメディテレーニアンハーバーには照明が点き いつもの穏やかな閉園後の風景が戻ってきたので、私もベッドに入って眠ることにしました。――夜更けに窓のカーテンを開けたら目の前の水上に色とりどりの星や金色の船が浮かんでいたなんて、ほんとうに本物のお伽話か夢の中の物語みたいだったなあ… なーんて。ちょっと得をしたような不思議な気持ちになってニヤニヤしながら、私は幸せな幸せな眠りに落ちていったのでした。(翌日につづく)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 28, 2023
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(…その2から続く)ミニーマウスにありったけの「愛」を伝える短い水上ショーが終わって ハーバーから船が去っていったのは15:15になる少し前でした。(ちなみに、「ミニー、ウィー・ラブ・ユー!」というタイトルのこのショーは、船の停止場所がハーバー水域のうちのピアッツアトポリーノ寄りということもあり、このお部屋からは「全然見えない」というわけではないけれど よく見ることができたのは船が水上をスピードを上げて移動している場面が中心でした。)船が水道橋をくぐって完全に姿を消した後、私はいつものように部屋の中を探索して宿泊の記録のために写真を撮ることにしました。とはいっても 実は今日のこの客室、たぶん過去に宿泊したことがあるのではないかな~ と思い当たったので、今回は簡単にしておきました。お部屋のタイプとしては、 ポルトパラディーゾサイド ピアッツアビュー(ダブルベッド一台) ということになります。ファンの皆さんはよーくご存じと思いますが、このタイプのお部屋はホテルミラコスタの建物内でこの位置にのみあるわけではありません。客室位置の違いによって各部屋少しずつ仕様(窓の数や大きさ、窓の外側のフェイクバルコニーの有無、調度品の配置など)も窓から見える景色も異なってくるので、このタイプは何回宿泊しても楽しいです。今回のお部屋はたまたまパーク内に突き出しているように伸びている建物の先端の角にあったので、窓が二面ありました。部屋のドアを入って正面に見える窓は、パーク内のメディテレーニアンハーバーエリアに面しています。この窓から望めるのは、いかにも「ポルトパラディーゾ・サイド」の客室らしい景色。火山とハーバー(とリドアイルとポンテヴェッキオ)が見えます。ハーバー水域はピアッツアトポリーノ寄りの部分は全く見えないので、全体の三分の二弱が見える感じでしょうか。(ハーバービューではなく「ピアッツアビュー」ですからね!)もう一方の窓はパーク内のヴェネツィア地区に面しています。ヴェネツィア地区はテーマポートでいえば「メディテレーニアンハーバー」の一部ですが、地図上では「アメリカンウォーターフロント」のニューヨーク地区と隣り合っているので、窓からはそのニューヨークの建物や街並みも見ることができます。やや右に視線を向けるとマクダックスデパートメントストアやホテルハイタワーのあるニューヨーク地区。左側や真下にはヴェネツィア地区の運河やリストランテ・ディ・カナレットの建物、その背景としてニューヨーク地区のエレクトリックレールウェイの車庫やブロードウェイミュージックシアターの建物までもが見える という、とても情報量の多い景色です。過去何度もここで呟いたことですが、このお部屋は自分が本当にディズニーシーの住人になったように錯覚してしまうような パークとの一体感をめいっぱい楽しめるような客室だと思います。(パーク内が見えすぎてなんだか落ち着かない... という方もいらっしゃるかもしれませんけどね! それはまあ、人それぞれかと思います。)…と、いつもの入室直後と同じように客室内を眺め回してあちこちで写真を撮って… とバタバタしていたら、朝方到着の際に預けた荷物をキャストさんがお部屋まで運んできてくださいました。(15:20過ぎくらいだったと思います。早かったですね~ ありがとうございました。)その後、私達は荷物を整理して 次の予定に向かうまでの間お茶をいれてしばらく休憩しました。早い夕食をパーク内でとるため出かける支度をし始めたのはそれから約一時間後、窓の外が夕景に変わりつつあった16:30頃。午前中は青く晴れ渡っていた空にはこの時間になると絶妙な量の雲がわき それが沈みゆく太陽の光を受けて、二つの窓から見える景色はどちらもまるで絵画のようでした。夕食のPSは17時台の半ばにいれていたのでそんなに慌てる必要も無かったのですが、何せこの部屋はロビーまで遠くてパークに入園するまでにそれなりに時間を要しますし、夕方のパーク内は路上を行くゲストも多く混雑しているので移動にも時間がかかるのでは? と考え、「少し時間に余裕をもって」と 私達が部屋を出ることにしたのは16:50頃でした。さてさて、ところで本日の夕食場所はプロメテウス火山の麓にある「マゼランズ」。なので「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からシーに再入園したあとはアメリカンウォーターフロント方面へ続く坂を上りポンテヴェッキオを渡ってハーバーの対岸を目指しました。(宿泊している部屋の窓からはポンテヴェッキオが真正面に見えるので、「この窓から梯子をかけて地上に下りればすぐにポンテヴェッキオを渡って向こうまでいけるのになあ…」と妄想しましたよ!)ポンテヴェッキオの上から望むアメリカンウォーターフロントの夕景。この時間(17:00過ぎ頃)は、ここで立ち止まって写真を撮っている方も多くいらっしゃいましたよ。メディテレーニアンハーバー、フォートレスの一角にある隠れ家のようなレストラン「マゼランズ」前に到着したのは 優先着席(PS)予約時刻の10分ほど前でした。お店の前に立っていらっしゃるキャストさんに名前を告げるとすぐに中へ通してくださり、「お呼びするまでお好きな席でお待ちください」と、レストランの上にある 普段は「マゼランズラウンジ」として使用しているエリア(※現在は営業休止中)へ案内してくださいました。(マゼランズラウンジから見下ろすダイニングエリア)10分ほどすると名前が呼ばれ、私達は階下に案内されて地球儀の近くのテーブルに着きました。前回こちらのお店に来たのは一年と9か月ほど前。その時はまだ社会の施策もパークの運営状況も混沌としていて ワインがご自慢のここマゼランズでも「アルコールの提供ができない」という理不尽な状態に陥っていましたが、今日は大手を振ってワインをいただくこともできます。なので私達、嬉々としてシャンパンをボトルでお願いしたところ…テーブルの上にワインクーラーを置く余地がない ということで(こちらのお店では現在 ワインクーラースタンドは使用していないようです)、急遽広いテーブルにお引越しすることとなりました。で、場所を改めましてお食事スタート。私がお願いしたのは「シェフのおすすめコース」です。(夫は「どうしてもデザートのクレームブリュレが食べたい!」とのことで、さんざん悩んで「マゼラン」コースを選択しました。)おすすめコースの方は、前菜には名古屋コーチン。お魚料理には蝦夷あわびと帆立貝柱。お肉は和牛のグリエ&カルボナードという、充実した内容でした。美味しいものを少しずついただけるので、やっぱり私はコース料理が好きです。久しぶりにパークで以前のようにのんびりと過ごせた今日一日の最後にこうしてこのお店に来られて本当に嬉しかったです。これからも、「マゼランズに行けば外れなく美味しいものが食べられる、マゼランズなら間違いない」と言われるお店であり続けてほしいものだと 心からそう思いましたよ~食事を終えて外に出ると、時刻はまもなく19:20になろうかというところ。夜のハーバーショー「ビリーヴ!」開始まであと20分少々となっていたので、宿泊している部屋からショーの様子を眺めたかった私達は少し急いでホテルミラコスタまで戻ることにしました。そして、ホテル&パーク・ゲートウェイを経て 長い長い廊下を歩いて ようやく部屋まで戻り着いたのはショー開始の5分ほど前。ハーバー側の窓辺に寄ってみると、右手にはあの巨大なメイン機材がしっかり見えていました。この部屋の窓からは「ビリーヴ!」はどれくらい見えるんだろうか? ひょっとしたらハーバーの中心部分は見えないんじゃないだろうか? …と思っていた私は、 とりあえず何かしらは見えそうだな~ と少し安心しました。(その4 に つづく・・・)** マゼランズ の シェフのおすすめコース **・名古屋コーチンのガランティーヌ、ソーテルヌワインのジュレを添えて・蝦夷鮑と帆立貝のブルギニヨン・和牛のグリエ 白味噌とクレソンとアーモンドのコンディマン、和牛のカルボナード・パン・紅茶クリームとオレンジのヴァシュラン、ホットチョコレートソースを添えて・コーヒーまたは紅茶 ・・・・・・・2022年12月26日~2023年4月9日(10000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇前回
January 28, 2023
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(…その1から続く)船の中へと続く階段を上り、建物でいうと2階にあたる「Cデッキ」にあるテディ―・ルーズヴェルト・ラウンジ店頭に行くと、お店の前には予約あり(PS登録済)のゲストの列と 予約なしで入店を待つゲストの列が分けて作られていました。名前とPS時刻を告げてから列に並び、ニューヨークの波止場とハドソンリバー越しにプロメテウス火山の姿を眺めて待っていると…数分後には名前が呼ばれ、私達はお店の中に通していただくことができました。本日案内していただいたのは、このお店の中でもSSコロンビア号の船首部分に一番近い 甲板の様子も少し眺めることのできる明るい窓辺のテーブルでした。ソファーの置かれている暖炉前のエリア全体を見渡すこともできます。ラウンジ内の壁の何か所かに描かれているセオドア(テディ―)・ルーズヴェルトの全身像もとてもよく見ることができましたよ。ごくごく軽い昼食として注文したものは、サンドウィッチプレートがひとつと前菜のプレート「アラウンド・ザ・シー」をひとつ、それに夫はビール、私はグラスのスパークリングワインを一杯ずつ。以前はお酒の他にいろいろとお食事になるものやおつまみになるものを豊富に取り揃えていたこちらのお店も、現在はバーラウンジに特化したのか ものすごーくメニューが少なくなってしまっているので、大半のゲストがほぼ同じものを注文しているようでした。こちら↓がこの店唯一のお食事メニューともいえるサンドウィッチプレート。サーモンと海老のサンドウィッチ(美味しかったです!)にフライドチキン、フライドポテト、ワッフルにメイプルシロップなどの盛り合わせです。キャストさんによれば、チキンやフライドポテトにも少しシロップがかかってしまうくらいにして「甘じょっぱい」ややこしい味を楽しむのがおすすめとのことです。こちらはお酒と一緒に楽しむのにちょうどよい前菜プレート「アラウンド・ザ・シー」。名前の通り、ディズニーシーのパークをぐるっと一周して楽しむような趣向の前菜盛り合わせです。お皿の上の各テーマポートの配置も実際のディズニーシーと同様に、真ん中にプロメテウス火山をいただく「ミステリアスアイランド」、手前左の黒いゴンドラが「メディテレーニアンハーバー」で、時計回りに「アメリカンウォーターフロント」→「ポートディスカバリー」(ニモです)→「ロストリバーデルタ」(遺跡)→「アラビアンコースト」(チャンドウのもぐり込んでいる宝箱)→「マーメイドラグーン」となっています。アメリカ国旗翻る「アメリカンウォーターフロント」のこれ↓は、SSコロンビア号を表現しているのだそうです。(中身はボロネーゼとチーズのブリュレでした。)プロメテウス火山はビーフのムースでできています。溶岩はラズベリーソースです。手前、マーメイドラグーンの桜色の貝殻の中には帆立貝柱のマリネが入っていました。お皿の上の全てを次から次へと物語のように紹介し質問にも快く答えてくださるキャストさんの話術はたいへん心地よく、メニューが削減されてしまった寂しさと利用時間に70分の制限が加えられてしまった残念さを補って余りあるような楽しい時間となりました。少ないPSの枠を事前になんとか確保することもでき、素晴らしいキャストさんとお会いすることもでき、今回は久しぶりにこのお店に来ることができて本当に幸運だったなあ と つくづく思いましたよ。そして、状況が落ち着いてきたとはいえまだまだパーク運営に制約の多い現在の状況では、この場所を支える最後の砦はやっぱり「人の力(ちから)」なんだな と、またもや私はあらためて実感したのでした。食事を終えて船から陸におりると、時刻は14:30過ぎ頃。私達はそれからショップを覗きつつホテルミラコスタへと向かい、ホテル&パーク・ゲートウェイを通って館内に入ったのは14:45くらいでした。階段を上ってロビーに行くと、きょうこの時間はまだチェックインは始まっておらず レセプション前には手続きの開始を待っている「らしい」ゲストが大勢立っていらっしゃって、皆さん所在無さそうにしていらっしゃいました。順番を待つための列がどこかに作られているのかしら? と思って近くにいらしたキャストさんに聞いてみると、「特に列はお作りしておりませんのでチェックイン開始までもうしばらくお待ちください」というお答が返ってきました。以前は 館内が混雑する週末などは手続き開始時刻を早めて対応してくださっていたこともあったのですが、ここ数年でホテル側の方針が変わったのでしょうかね~オンラインチェックインやアーリーチェックインなどのシステムを整備して15:00~のチェックインに対応するキャストさんの数を減らしたのか、あるいはキャストさんが本来の勤務時間外の労働をすることを厳しく制限するようになったのかもしれませんね。そんなことをいろいろ考えているうちに時間が過ぎ、15:00になる10分ほど前だったでしょうか、突然 ロビー全体に対してごく控えめにチェックイン開始を予告するアナウンスがあったので、私達はキャストさんの案内通りにレセプション前に並びました。その後まもなくカウンターの中にチェックインを担当するキャストさんが揃い 順番に手続きが始まりました。私達の手続きも順調に進み、レセプションを離れてふたりで部屋へ向かって歩き始めたのは15:00少し過ぎ頃。エレベーターと長い廊下を経て 15:05くらいには本日宿泊する部屋のある4階にたどり着くことができました。レセプションで手渡された館内地図に記入されていた部屋の位置は長い長い廊下の果て、パーク内でいうところのアメリカンウォーターフロント側ウイングの先端にあたる場所でした。(地図を見て部屋が遠いことがすぐにわかったので、荷物は自分たちでは運ばずに 後ほど部屋まで届けていただくことにしました。)なんだか 過去に何度も見たことのあるようなこの景色。この廊下のつきあたり 右手側が私達の本日宿泊するお部屋です。ドアを開けて中に入ると。カーテンは閉まっていますが、正面と向かって左側と窓が二面あることがわかります。部屋に入って正面にある窓まで歩み寄ってカーテンを開けると、プロメテウス火山の前の水上を 船がスピードを上げて滑っていくのが見えました。パーク内ではちょうど、15:00からのハーバーショー「ミニー、ウィー・ラブ・ユー!」が開催中のようでした。ごくごく短いショーであることは知っていたので、私達は とりあえず今はこのショーが終わるのを見届けよう と、カーテンを開けてそのまま窓辺にとどまることにしました。(その3 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 28, 2023
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1月最後の土曜日の朝、既に開園時刻を迎えていたディズニーシーのエントランス・ノースで、私達はパークに入園するための保安検査の列に並び 順番がやってくるのを待っていました。三か月ほど前のこと。そろそろ夫の誕生日(2月です)に備えて何か手配しなければ...と ふと思いついて覗いたオンライン予約購入サイトで 私はうまい具合にホテルミラコスタに空室を見つけました。――そういえば、5~6年前まで1月下旬~2月初めの週末に夫の誕生日祝いも兼ねてミラコスタに一泊していたことがよくあったじゃない?! 久しぶりにそれ、復活させようじゃないの!そんなふうに咄嗟に(自分に都合よいことを)思いついた私は即座に部屋を確保。その後 その一週前に舞浜を訪れる機会を偶然にも得られたため今回のミラコスタ宿泊の計画は一時頓挫しかけましたが、やはり一度手にした宿泊できる権利を手放すのは惜しく、当初の予定通り決行されることとなりました。というわけで。ごく普通にパークを楽しむことは先週末の舞浜滞在でじゅうぶんにできたうえ、ここ数年の混乱を経て かつてホテルミラコスタ宿泊ゲストにのみに許されていた「チェックイン日にもディズニーシーにアーリーエントリーできる」制度も今は無くなってしまっているので、今日は以前していたようにマイペースで真冬のパークを楽しむべく(私達にしては比較的のんびりと)8:10過ぎ頃にホテルミラコスタの正面玄関に到着して手荷物を預け パークエントランス・ノースにふたりして下りてきていたのでした。到着してからいろいろ寄り道をしていたため、パーク入園ゲート手前の保安検査待ち列最後尾についた時には時刻は8:30過ぎになっていました。一般開園時刻から15分以上が過ぎていたこの時点では列ももうさほど長くなく、私達が検査を終えてゲートを入ったのはそれから十数分後の8:50くらいのことでした。きょうの私達は朝一番から人気アトラクションに向かうつもりもなく 急いで購入したいグッズもなく、唯一「行きたいなあ」と思っていた抽選無し先着順で観られるビッグバンドビート初回まではまだ4時間も(!!)あったので、それまではパーク内を軽く回ってみることにしました。ミラコスタ通りを抜けてハーバーへ出て、頭上に広がる青空を見上げながら まずは先週来た時はゆっくり眺めることができなかったザンビーニブラザーズ・リストランテ前の階段付近に広がるチューリップ畑へ。この場所のチューリップが見ごろになるのは毎年「1月前半ごろ」と早いので、1月の末ではもう花が終わってしまって植え替えられているのではないかな と心配しましたが、時期的にはギリギリ間に合った!といった感じでした。近寄って見るともうずいぶん開いてしまって散りそうな花も多かったですが、遠目に見るとお花の絨毯を敷き詰めたようでまだまだ綺麗です。ソアリンの前まで階段を上って振り返ると、チューリップの段々畑の向こうにはメディテレーニアンハーバーの水面が元気な朝の太陽の光を受けてキラキラ輝いて見えていました。考えてみたら、この場所で「火山とハーバーとチューリップ」の風景をのんびり眺めたのもずいぶんと久しぶりです。ほんの5~6年前まで 毎年この時期はこのチューリップ畑を見ることが何よりも楽しみで、少々寒くても頑張ってシーのパークに来ていたんだったなぁ… と、ふと懐かしく思い出しましたよ~チューリップを心ゆくまで愛でた後は、すぐそばにあるトランジット・スチーマーライン乗り場から船に乗ってディズニーシー水域半周の旅へ出ました。(9:10くらい、待ち時間は殆どありませんでした。)どんなに冷たい風にさらされても、ディズニーシーにやってきたらやはり水上に出たいものですよね。船から眺めるシーのパークは今朝も どこをとってもたいへん美しくて清々しい気持ちになりましたよ~ロストリバーデルタの船着き場で下船してからは、マーメイドラグーンのショップまでスーベニアメダルを作成しに行きました。それから再びロストリバーデルタに舞い戻り、ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナの外壁に登場していたダッフィーとリーナ・ベルのフォトロケーションをカメラに収めました。(この場所にこれがあることは先週来た時に知ったのですが、その時は人通りが多くてなかなか写真を撮ることができませんでした。パークで思い通りに写真撮影をするのは やはり午前中の早い時間に限りますね~)その後はエレクトリック・レールウェイのポートディスカバリーステーションまで歩き、高架を走る電車に乗ってアメリカンウォーターフロントまで戻りました。(乗り場に行ったのは9:30過ぎくらい、待ち時間は5分ちょっとでした。)私達の乗った電車(レールウェイ)がアメリカンウォーターフロントステーションに到着したのは9:45を過ぎたころだったと思います。駅の階段を降りてすぐ目の前にあるブロードウェイミュージックシアターを覗きに行ってみると、この時間既にシアターのロビー内には 先着順で観られるビッグバンドビート初回公演への入場待ち列ができていました。時刻はまだ9:50。ビッグバンドビート初回公演まで約三時間、客席エリア開場時刻までだってまだ二時間半以上もあります。シアター入口にいらっしゃるキャストさんも、「お席にこだわりが無いのであれば もう少しあとで来ていただいてもじゅうぶんご入場いただけますよ~」と親切にアドバイスくださったのですが、今日の私達には他に行きたいアトラクションがあるわけでもなし、観たいショーがあるわけでもなし。それに 今から入場列に並んだ場合でも短時間の買い物などならば交代で出かけても問題ない とのことでしたので、私達は思い切ってこの時間からビッグバンドビート初回入場待ち列に並んでしまう決断をしてシアター内のロビーに入りました。(当時流行のフランス語風の綴り表記が特徴的な“シアター”看板)鑑賞席へ続く大きな扉あたりを先頭に作られていた待ち列の最後尾についてみると 私達の前に並んでいらっしゃる方はざっと数えて40人前後、お出かけ中の方も含めればおそらく50~60人になるだろう といった印象でした。皆さん ロビーでは前後の方と間隔を空けて距離を取りつつ腰をおろして待っていらっしゃるようだったので、私達もそれにならってしばらくの間ここで静かに開場時刻を待つことにしました。キャストさんの「ロビー内では飲食はできないけれど水分補給はできる」との説明をきいて夫がドリンクを購入しに一回列を離れて外出し、私もスーベニアメダル作成など用事を済ませるために一回外出し、そのほかの時間は会話も控えて時間を過ごしましたけれど、約二時間半は意外に早く過ぎていきました。12:15過ぎ頃になると「間もなく座席へのご案内が始まるので移動の準備をお願いします」とのアナウンスがあり、その10分ほど後には大きな扉が開いて列の前方から順番に 人数を少しずつ区切って座席への誘導が始まりました。会場内では、あいかわらず最前列は安全のため(感染症対策のため)着席できないようになっていたり、中央ブロック前方席はバケーションパッケージ用の予約席になっていたり と座席の選択にはいろいろと制限があるようでした。そんな中で、私達が本日着席したのはこんな↓場所。サイドブロック前方の通路に近い席です。座高があまりなくてもステージが見やすいので、自由に座席を選べる先着順入場の時は私は以前からこのあたりの座席を選択することが多いです。私にとってはよく知る慣れた角度でステージを眺めることができて、過去をいろいろ思い出すこともできて、今日の「ビッグバンドビート~ア・スペシャル・トリート」はとても楽しかったです。二時間半、他へ行かず待っていた甲斐がありました。大満足です。ショー終了後は、軽い昼食をとるために入れていたレストランPSの登録時間が迫っていたので少し急いでシアターを出ました。が、お店に向かう途中で通りかかったウォーターフロントパークが 現在行われているイベント「ミニー・べスティーズ・バッシュ!」のデコレーションでとても可愛らしくなっていたので、足を止めてちょっとだけ写真を撮らせていただきました。あっちもこっちもミニーさんだらけです。「あずまや」や回廊の柱も赤地に白の水玉模様のリボンやハートでデコレーションされていて、公園全体がまるでミニーさんへのプレゼントのようでした。その後、昼食場所の「テディ・ルーズヴェルト・ラウンジ」のある豪華客船SSコロンビア号デッキ入口に駆けつけました。時刻は13:30少し前頃。なんとか約束の時間に遅刻しないで済みそうだったので 私は胸を撫でおろしました。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 28, 2023
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ホテルミラコスタ、ベッラヴィスタラウンジでお昼をいただいてきました。このところ本当に予約(オンラインでのPS登録)をすることが難しくなってしまったこちらのお店ですが、諸事情で昨夜はアンバサダーホテル泊だったため その宿泊特典で少し前に運よく席を確保できていました。アンバサダーホテル駐車場からディズニーシーのパーク駐車場に車を移動して ホテルミラコスタに入館したのは13:30前頃。すぐにベッラヴィスタラウンジへ伺うと、ディズニーシーのパークを見渡すことのできるテーブルに案内してくださいました。このお店の窓辺のテーブルは冬の午後は低い角度で太陽の光が差し込むため 大きな窓のシェードは下げられた状態になっていましたが、それでも 今日も文句なく素晴らしい お店の名前通りの美しい眺めです。現在こちらのお店のランチタイムに提供されているコースは二種類、お馴染みのベッラヴィスタラウンジ・ランチコースと スペシャルの”メディテレーニアン・ヴォヤッジ”ランチコース「中央イタリア」 ですが、実は近日中に再度来られることが決まっているのでスペシャルはその時まで取っておくことにして、本日はふたりとも ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース の方にすることにしました。そして私だけ フランチャコルタ「ベッラヴィスタ」のグラスをお願いしました。以下、簡単に本日の昼食の記録です。開けたてのボトルからベッラヴィスタをグラスに注いでいただき 香りを楽しんでいると、まずテーブルに前菜がやってきました。ポークパテや生ハムなどお肉をたっぷり盛り込んだ ボリュームのあるサラダです。ポークパテに添えてある赤いのは この一年くらいホテルミラコスタのレストランでよくお見かけするペッパードロップ(辛くない唐辛子)、白い水玉のようなソースはレフォール(西洋わさび)のクレマ。アンディーブと生ハムのサラダには芽キャベツやセロリや蕪なども入っていて、上にはペコリーノチーズが散らしてありました。パスタはごく短いペンネ。具はつぶ貝のコンフィとブロッコリーなど。魚介だしを使ったアーリオオーリオベースのショートパスタで、上にはカラスミとオリーブオイルで炒めたパン粉がふりかけてありました。。貝の旨味が移ったソースを最後までいただくためにパンが大活躍でしたよ。メインは魚か鴨の選択でしたが、ふたりとも魚にしました。「本日の魚のインパデッラ 海老とムール貝 サフラン香るブロテッド」。ちなみに、スペシャルのコースのお魚料理もこれと同じ内容だそうです。お魚は今日は金目鯛とイトヨリダイの相盛りで インパデッラの下にはキャベツが隠れていました。エビ、ムール貝の他には菜の花やカリフラワー、蕪、アーティチョークのフライも入っていました。ブロテッドとは魚介を煮込んだイタリア郷土料理のことだそうで、サフラン風味のスープがとにかく美味しかったです。一滴も残したくなくて、こちらのお料理でもパンが大活躍しました。デザートはティラミスとジェラート。ジェラートはヨーグルトとブルーベリーで、果実の入ったソースも添えてありました。私達がデザートタイムにさしかかる頃、メディテレーニアンハーバー水上では水上グリーティングが始まりました。「ミニー、ウィーラブユー!」という「ミニーにみんなから愛を贈る」という趣向の短いグリーティングですが、これが15:00から開催されることを私達はすっかり忘れていたので音楽が始まった時は少々焦りましたよ!ベッラヴィスタラウンジの窓辺からは逆光になるうえ遠いので写真は上手く撮ることはできませんでしたが、可愛らしい歌はしっかり聞くことができました。グリーティング終盤で、皆からの愛に応えてミニーマウスが「…ここでみんなといるわたしはラッキーガール」と歌う場面があるのですが、それをきいていた私は ふと「あら!今の私と同じ心境だわ!」と思ってしまいました。だって、なかなか足を踏み入れることができないベッラヴィスタラウンジにやってくることができて 大好きなメディテレーニアンハーバーとプロメテウス火山を眺めながら夫と二人で食事をすることができて 身も心も充たすことができて。こんなに素敵な時間をここで過ごせるなんて私はミニーさんに負けず劣らずラッキーだわ~ と思い至り、 神様だか何様だかよくわからないけれど本当にありがとうございます と、何かに感謝せずにはいられない気持ちに今日もまた なってしまったのでした。食事を終えてお店を出たのは15:30前だったと思います。その後私達はあまり寄り道もせずパーク駐車場に停めた車に戻り、帰路に着きました。昨日から今日にかけての二日間、思いがけず 美しいディズニーシーの姿を夜に昼にと間近に見る機会を与えられ、自らの幸運をかみしめての帰り道でした。* ベッラヴィスタラウンジ の “ベッラヴィスタラウンジ”ランチコース4月9日までのメニュー *・ポークのパテ 黒胡椒風味のクランブル 生ハムとアンディーヴのインサラータ・彩り野菜とツブ貝のパスタ カラスミ・本日の魚のインパデッラ 海老とムール貝 サフラン香るブロテッド または 鴨むね肉のアッロースト キノコのトリフォラーティ 洋梨と無花果のマルメラータ・ティラミス ブルーベリーとヨーグルトのジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・2023年1月10日~4月9日◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 22, 2023
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車利用でアンバサダーホテル泊8:30~21:00 ディズニーシーパーク、ホテルミラコスタなど
January 21, 2023
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きょうは年が改まって最初の東京ディズニーリゾート、夫と二人 オチェーアノのブッフェで「新年会」です。諸事情でこのところアルコールとは縁遠かった夫も、 新年会なら乾杯ぐらいしちゃうかも!… とのことだったので、今日は車ではなくふたりで電車に乗って舞浜に向かうことにしました。JR舞浜駅で下車してリゾートラインのリゾートゲートウェイステーションに向かい、まず最初にしたことは 駅の券売機でお正月デザインのフリーきっぷを購入すること。デザインは二種類あったので、夫と私 別々のものを購入してみました。車両に乗り込んでからは 夫は久しぶりのリゾートラインに少々はしゃぎ気味で、車窓を眺めては あっ富士山だ!!新しいホテルだ! …と あちこちにカメラを向けてさかんに写真を撮っていました。(途中の駅で乗り込んできた外国の小さなお子さんたちの方がよっぽどお行儀がよく、ちょっと恥ずかしくなりましたよ~)東京ディズニーシーステーションのホームに降り立ったのは10:55くらいだったでしょうか。降車ホームにあるパークに面したデッキは今日は工事中で出ることができなかったので、ホームの大きな窓からガラス越しにパーク内ディズニーシープラザを眺めました。遠くてよくわかりませんでしたけれど、ミラコスタ通り入り口の両脇には今年も無事 門松がお目見えしているようでした。連絡通路を通ってホテルミラコスタに入館したのは11:00過ぎ、オチェーアノ店頭へ行ったのはそれから少し経ってからでした。きょうはランチオープンの時間にPSをお願いしてあったので キャストさんは快くウェイティングエリアに通してくださいましたよ。ダイニングエリアへの案内が始まったのは今日は少し早くて11:20前くらいでした。入口からほど近い窓際の席に着くと 飲み物の注文をききにキャストさんがテーブルまでいらっしゃったので、乾杯したいと考えていた私達はワインリストを見せてほしいとお願いしました。そして数分後ワインリスト(現在は冊子ではなく一覧表をプリントしたもの)を手に戻っていらしたキャストさんがおっしゃるには、「本日はこの後11:30からパーク内で行われる水上グリーティングをテラスからご覧いただけますがお飲み物のオーダーはテラスから戻られた後でうかがいましょうか?」とのこと。え? テラスに出られるの??ええ! どうぞどうぞ もう扉開けてますのでご自由に……とのことでしたので、私達はとりあえずテラスに出てみることにしました。手前の「シェル」の部屋のテラスです。見渡すディズニーシー、メディテレーニアンハーバーは晴れやかな青空のいいお天気です。この時、時刻は11:27くらい。テラスには私達の他に一組のゲストがいらっしゃるだけでした。そして11:30。和楽器の音と共に始まった2023年のニューイヤーズ・グリーティング。「2023」とデコレーションされた大きな船はハーバー水際をゆっくりと回り、ザンビーニブラザーズリストランテ前、ピアッツァトポリーノ正面、リドアイル前の三か所で停止し、和服姿のキャラクター達はハーバーを囲むゲストに丁寧に新年のご挨拶をしてくれました。ご挨拶の後 船はもう一度大きく水際を一周してハーバーから去っていきましたが、この時に流れた曲が かつて東京ディズニーリゾートのカウントダウンでも使われたことのある、映画「Wiz」の中の曲「A Brand New Day」で、これが予期せず私の心を強く動かしました。ほんとうに。何にも脅かされることなく新しい明日のことだけ考えて生きていける そんな素晴らしい一年に今年こそなるといいのに。あなたにとっても わたしにとっても、世界中のみんなにとって2023年が希望に満ちた良い年になりますように と、祈らずにはいられませんでしたよ。そういえばここ何年か、私はお正月のグリーティングの様子をガラス越しにしか眺めておらず、その「音」までしっかりきくことができたのはおそらく三年ぶりくらいです。パーク内に流れる音やショーの音楽は東京ディズニーリゾートには欠かせないものですが、そんなものもひっくるめての生(ナマ)のパークの素晴らしさを たった15分弱の水上グリーティングで私はあらためて実感してしまい、「来年のお正月は久しぶりにパーク内を訪れてみようかしら...」と思ってしまうほどでしたよ~ダイニングエリアのテーブルに戻ってからは、キャストさんにシャンパーニュのハーフボトルをお願いして ブッフェカウンターからそれに合いそうなお料理をまず取ってきて、私達は2023年の新年会を始めました。その後はゆっくりお料理を堪能し、コーヒーを追加で注文してデザートもいただいて 新年の明るい陽射しまぶしいオチェーアノの窓際でのんびりと過ごしました。今年のお正月のブッフェには和食をイメージさせるものがあまりなく、やや「日本のお正月」感に欠ける感じもしましたが、ここはメディテレーニアンハーバー ポルトパラディーゾの港町ですからね~ここならではのお正月と思えば、これもまた然り。私達にとっての 佳い舞浜初めとなりました。楽しかったです。食事を終えてホテルミラコスタを離れ、東京ディズニーシーステーションからリゾートラインに乗り込んだのは14:00前頃でした。たまたま乗車したのが「リーナ・ベル」ライナーだったので、きょうはフリーきっぷで乗車していた私達はリゾート内を少々ぐるぐるしてからリゾートゲートウェイステーションで降り、ボン・ヴォヤージュに立ち寄ってお買い物をし(今日もまだボンヴォヤージュにはお菓子や食品類が殆ど置かれていませんでした)、15:00頃には帰路に着きました。この世界にとって 私達にとって、今年がどんな年になっていくのかはまったく見当もつきませんけれど、前向きでいられるようにだけは心がけたいものだなあ と心から思わせてくれた、清々しい年の初めの舞浜でした。(おまけ:本日乗った 車内に「リーナ・ベル」のデザインが施されたリゾートライナー)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 4, 2023
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