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ドイツで唯一、希望の光を示したテイモリアンの元にオファーが殺到している。既に彼の所属するアブ・モスレムにはシュツットガルト、ドルトムントといったドイツのクラブやセリエA、トルコリーグ(ガラタサライか?)、UAEのクラブからオファーが届いているようだ。ただアルメニアの血をひく彼がトルコでのプレーを選択したとなれば物議を醸す可能性はありそうだ。既にキャリミやキアの代理人でもあるレザ・ファゼリと代理人契約を結んでいる事からブンデスの線が強そうだが、はたしてマインツでプレーした兄(セルジク・テイモリアン)の後を追うことになるのだろうか。彼がインタビューで見せる誠実さや、ピッチでの従順さに好感を抱かない人間はいないだろう。彼ならどのリーグに移籍しても成功を収めるに違いない。ただひとつ気になるのが、彼のアブ・モスレムの同僚で10番を背負うホセイン・バダマキが先日ピルーズィへ移籍したことだ。今季10得点4アシストとテイモリアンと共に攻撃を支えたタレントを放出したチームが欧州からのオファーを快諾するには新たな補強が可能になる金額でなければならないはずだ。これまでもアジジをはじめエナヤティ、ジャッバリ、ファリドーン・ファズリといった才能を惜しげもなく放出してきたアブ・モスレムだが、バダマキ、そしてテイモリアンまでも失うことは大きな痛手に違いないからだ。そして以前から伝えられていたようにヴァへディ・ニクバフトもライバルからピルーズィへの2年契約にサインした。最高のパフォーマンスでエステグラルを優勝に導きながら、怪我でドイツを棒に振ったレフティーには刺激が必要だったようだ。過去には彼と同じようにハシェミナサブなどもエステグラルからピルーズィへの禁断の移籍を果たしたが、当然彼らには裏切り者としての洗礼が待ち受けている。そしてバヘディと共にピルーズィ入りが濃厚であったU-23代表ベフシャド・ヤヴァルザデは一転してエステグラルへと移籍する事になったようだ。もともとエステグラルからシャヒド・ガンディにレンタルされ、ガンディが今季で降格した事による移籍のため、元の鞘に収まったと言えそうだ。これでエナヤティ、バヘディという両輪を失ったエステグラルだが、イラク人ストライカー、エマド・レザやラジャブザデー、そしてヤヴァルザデ、マジャール・ザレの加入で十分にIPL連覇とACLを戦い抜くだけの戦力は整いそうだ。そしてハズフィ杯制覇をピルーズィが成し遂げればイランの2大クラブがアジアにおいての復権を狙う事になるだろう。彼らの積極的な補強が実を結ぶことを祈りたい。そして7月1日インタートトカップ初戦を控えるカイセリポリスのカヴィアンプールにも注目だ。久しぶりに欧州の舞台でイラン人が実力を証明する事を祈っている。
2006.06.29
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U-23代表監督レネ・シモンエスはアジア大会を前に行うブラジルキャンプに25名を召集した。メンバーは以下の通り。Mehdi EslamiAli-reza HaghighiMohsen ArzaniSheys RezaeiMehdi ChamanaraJalal HosseiniPejman MontezariJalal AkbariSaeed ChahjoeiMaziar ZarehMohammad NouriMehrdad PouladiKhosrow HeydariBehshad YavarzadehMohsen YousefiEhsan KhorsandiMohammad GholaminMilad NouriMilad Mir-torabiEsmaeel GharaviAdel KolahkajHanif Omran-zadehFarhad AlekhamisHossein MahiniMohsen Forouzan先日発表したメンバーから6名が落ち、1名が加わっている。OUT:Sasha Makani、Mehrdad Oladi、Nader Ahmadi、Saeed Daghighi、Hojat Chaharmahali、Esmail KarimianIN:Mohsen Forouzanぱっと見でナデル・アーマディ、チャハルマハリ(フーラド)とダギーギ(サバ)が外れたのは意外だがモンタゼリ(フーラド)が入っているためACLとの絡みなのかは不明。彼らはシモンエスの故郷で地元チームと20試合の武者修行を行う事になる。実はここ数日、チーム・メッリがドイツで無残な敗退を喫してから目まぐるしい変化が起こっている。IFFの会長モハマッド・ダドカンが更迭され、暫定の会長としてキウマルス・ハシェミ(Head of Championship Sports Promotion Center)が就任。一時期噂にのぼったマイェリ・コハン(元代表監督、五輪監督、サイパ、ペイカン監督)やアンサリファード(ピルーズィ会長)の就任は見送られたようだ。そしてドイツに代理としてアハマディネジャド大統領が送り込んだモハマド・アリアバディ副大統領はTarbiat badani(体育庁、PEO)の長官に就任している。この流れが何をいったい示しているのか。イランのフットボールはまたしても政治の道具と化してしまうのか。これ以上自分がフットボールに関わることが、イランサッカーの後退につながる事など彼にはどうでもいい事なのかも知れない。連日繰り返されるチーム・メッリの耳をふさぎたくなる様な噂と相まって、いい加減辟易するような話題ばかりだ。そんな危惧を抱いている時に新たな信じがたい話題が飛び出した。次期監督候補にアリ・ハーンが有力視されるなかレネ・シモンエスがアジアカップ予選をU-23代表で戦わせてくれと言うのだ。シリア、台湾、韓国と決して侮れないフル代表を相手に無謀な申し出をしたようだ。しかしTarbiat badani(体育庁)はこのブラジル人監督の申し出を検討していると伝えられている。ただでさえ費用のかかるブラジルでの長期キャンプを行うことが決定した事に驚いたが、もしこれさえも受け入れられれば、シモンエス一人の意思とはとても思えないのである。ただ、冷静に見れば予選のみをU-23代表で戦い(本選はA代表で)2008年の五輪に備えたいということか。勿論2010年南アフリカW杯の主力になるであろう五輪代表でシモンエスが成功を収めれば、自然と次期イラン代表監督の座は近づく事になる。テイモリアンやショジャイーを見事に育て上げ、ドイツに送り込んだブラジルの名将が五輪代表監督で終わるつもりは無いだろう。ただこの様々な人間の思惑やしがらみがイランのフットボールを取り巻いている状況では、いかなる成功をも掴むことは難しそうだ。2010年でのリベンジの為にはチームが一つになり、組織が、国民が一つにならなければならない。それでもキングが退く事がイランサッカー再興のきっかけになる事は間違いない。そしてここ最近、傲慢な噂が流れるアリ・キャリミが第二のキングにならない事を祈るばかりである。
2006.06.28
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あるファンがU-23イラン代表ボランチ、マジャール・ザレの印象について「中盤を駆け回り、強烈なシュート、素晴らしいパスを駆使するあいつはまるでGhayeghranの生まれ変わりだ。」と語っていた。Sirous Ghayeghran(シリウス・ガイエグラン)とは90年初頭のイラン代表のキャプテンでカスピ海の港町バンダル・アンザリに拠点を置くマラヴァンの地元の英雄としても知られている。幼い頃から地元のユースで活躍し、マラヴァンのトップチームへ上がると1984年に初代表に選出。1990年北京で行われたアジア大会ではアリ・パルヴィン率いるチーム・メッリのキャプテンとして準々決勝で日本を破るなど中盤を仕切り16年ぶりの優勝に貢献。特にガイエグランが準決勝の韓国戦で見せた決勝点となった強烈な30メートル弾は伝説として語り継がれている。その後ブンデスリーガからの誘いを断りカタールのアル・イテハドに移籍するも、故郷のクラブであるマラヴァンがハズフィ杯を戦う際にはクラブに戻り優勝に貢献している。この優勝は決して強豪クラブではないマラヴァンにとって数少ない偉業のひとつである。その後Keshavarz FCにコーチとして赴いたが奮闘むなしくチームは2部地域リーグに降格。その時、彼の胸には監督として故郷マラヴァンに戻りたいという想いが強くなっていった。1998年ノウルーズの3月26日、休日を楽しむため彼は家族と共に車でテヘランへと向かっていた。その途中、トラックと衝突事故を起こしてしまう。即死だった。享年35歳。マラヴァンに愛を誓った偉大なキャプテンは愛する息子と共に天に召され、そして伝説となった。 ファンは今でも彼を愛し、マラヴァンのスタジアムには彼の雄姿が飾られている。そして彼のクラブへの真摯な愛を見て育った選手達はたとえクラブを離れても、その絆を失うことは無い。たとえばパスのサイドバック、ジャヴァド・シールザドや、イランのヤープ・スタムと呼ばれ近い将来レザイーやゴルモハマディの後継者になるであろうジャラル・ホセイニもサイパに移籍したが、かつてキャプテンを務めたクラブへの忠誠を忘れていない。試合前には当然のようにベンチを訪れ整列の際も、よく見るとマラヴァンのユニを着込む入れ込み様だ。もちろん試合後にはかつてのチームメイトを慰める姿も見られる。そしてノウルーズもアンザリに帰り、マラヴァンの仲間と過ごすのだ。(右:モハンマド・ゴラーミン)ホセイニの他にもラスール・ミルトローギのようにチームと喧嘩別れをした選手は戻らないが、ペイカンを経てピルーズィに移籍した元イラン代表MFペジマン・ノウリなどもノウルーズには車を飛ばし、必ずアンザリへと帰郷する。 このようにガイエグランが示したクラブへの愛は、脈々とマラヴァンの選手たちによって引き継がれている。そしてマラヴァンユースからの生え抜きで彼の再来といわれるマジャール・ザレもまたマラヴァンを愛し、夭逝した偉大な英雄を慕っている一人だ。この夏、彼がエステグラルに引き抜かれマラヴァンを離れる事になっても、その故郷への愛が失われることは無いだろう。また彼がクラブとU-23で背負っている8番はかつての英雄と同じである。 イランの2006年W杯ドイツ大会は終わったが12月からはドーハで第15回アジア大会が開催される。マジャール・ザレはレネ・シモンエス率いるU-23イラン代表の主力として参加することになるだろう。もし彼がその強烈な右足のシュートでチームを勝利に導くとしたら、多くのファンの脳裏にはガイエグランの姿が目に浮かぶ事だろう。16年前の同じ大会で韓国のゴールに強烈なシュートを叩き込みチームを優勝に導きながらも、志半ばでこの世を去ったマラヴァンを愛した英雄の姿を。TOPの画像のガイエグランと手をつないでいるのが幼い頃のマジャール・ザレ。ザレの父親もマラヴァンのGKであったため、この2ショットが実現した。この幼子が後に友人からマジャール・ガイエグランと呼ばれ現在に至る。
2006.06.26
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アンゴラ戦を辛くも引き分けたチーム・メッリの姿を見て、失望以外の感情が湧き上がることは無かった。それぞれが身勝手なプレーに終始し、チームと呼ぶにはおこがましい内容であった。一部の選手たちは灼熱のピッチで勇敢に振舞ったが、決してレベルの高くない相手にやっと引き分けるという内容は最悪のシナリオに近いものがあった。それと同時にこのチームを作ったブランコに対する怒りがおさまらない。どうして解任論が巻き起こった時に首を切れなかったのか、この男のやっていることはどう見ても素人レベルだ。まず実戦で初めてレザイーとバフティアリザデがコンビを組んだのは、W杯本番のこの試合が初という事実が信じられない。さらに負傷交代した左サイドバックの代わりにトップ下のショジャイーを投入。一体なにが起こったのかと目を疑ったが、その左サイドバックにマダンチをさげたのだ。彼はインタビューで自分はSBに向いていないと告白していた。さらに今までに一度でも実戦で彼がSBを務めた事は無い。勿論コンバートする事に反対するつもりは無いが、W杯本番の舞台で今まで試してもいないことを連発する采配に思わず目を疑った。結局アンゴラの一点目はその左サイドから上げられたクロスによって刻まれた。そして今大会プレースキックからのゴルモハマディとバフティアリザデの2人のCBの2点のみしか決められなかった事はなんとも情けない結果だ。また得点を演出するはずのマハダヴィキアも明らかにトップフォームではなく、またザンディも中盤をさ迷うだけで試合をコントロールする術を持たなかった。またカービィもW杯レベルでのサイドバックとしては限界を晒し、攻守両面にアジアで見せるパフォーマンスを発揮できなかった。またキャリミがアンゴラ戦の途中交代と守備的な戦術に納得がいかず出場を拒否したなどの噂もあり、ピッチ内外でチームとして機能していなかった印象が強い。さらに怪我人続出で、選手間の確執も噴出するなどフィジカル、メンタル両面でのケアも今大会の重要な課題だった。唯一テイモリアンの素晴らしいパフォーマンスだけが収穫だったように思う。彼がドイツで流した涙はきっとイラン代表の明るい未来につながるに違いない。どちらにせよ、これからチーム・メッリは生まれ変わらなければならない。新たな協会、新たな監督、新たな10番、新たなキャプテン、そして2006アジア大会、2007アジア杯、2008ユーロ、そして2010ワールドカップへと闘いは続く。試合後モハマッド・ダドカンを更迭したイランサッカー協会の次期会長は土曜日に発表される予定だ。
2006.06.21
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いよいよ今夜、最終のアンゴラ戦を迎えます。予想スタメンはこちら。--------------Mirzapour-Kaabi----Bakhti---Rezaei---Nosrati-------------Teymourian------Kia------------------Zandi--------------Karimi-------Hashemian----Khatibiポルトガル戦で肩を負傷したゴルモハンマディと累積警告のネコーナムが欠場するためバフティアリザデを加えた攻撃的な4-1-3-2システムが有力。尚、ゴルモハンマディはポルトガル戦後に代表からの引退を表明した。98年のW杯を怪我で棒に振り、2002年は主力としてプレーしながら予戦敗退、そして念願のW杯で唯一のゴールを刻んだ男の最後は、肩の負傷を負い交代するという波乱の幕引きであった。この戦友の引退をダエイはどう受け止めるのだろうか。またスタメンにはいつものメンバーが顔を揃えることになりそうだ。特にネコーナム不在となる中盤の守備を任される事になるテイモリアンはその真価が問われるだろう。またエナヤティやショジャイーには是非ともチャンスを与えて欲しいところだ。そして最後にダエイにW杯での最後のチャンスを与えるのも悪くは無い選択だ。彼との決別を図り、その偉大な英雄の功績を称えるには絶交の機会でもあるからだ。どちらにせよ勝利が絶対条件、もしこの試合を落とせばドイツ大会はファンにとって最悪の記憶として刻まれる。そしてポルトガル戦交代の際にメディカルキットを蹴り飛ばし苛立ちを露にしたキャリミにとっても名誉挽回のチャンスとなる。たとえ万全の状態ではなくとも、自身初で最後になるかもしれないW杯をこのまま終えるわけにはいかないだろう。だが悲観ばかりする必要は無い。既にミルザプールにはポルトガルのCDナショナルが接触しておりニマ・ナキサ以来のイラン代表GKの海外移籍が濃厚だ。ポルトガル戦での素晴らしいセービングがスカウトの目をひいたそうだが、フランス大会でも対戦国のドイツにパシャザデやマハダヴィキア、そして米国のヘイダックが移籍したように対戦国に移籍するケースは珍しくない。そしてネコーナムは以前から噂のあるヘルタ・ベルリン、テイモリアンにはドルトムント、ザンディにはデュイスブルグからのオファーが噂されている。代表として結果を残せなくとも、彼らが欧州移籍へのきっかけを掴む事ができれば、これほど素晴らしいことは無い。既にW杯後にはアリ・ハーンのイラン代表監督就任が有力視され、2010年に向けた動きも始まっている。そして12月からは始まるアジア大会に挑む若き戦士達も虎視眈々とフル代表入りを狙っている。ゴルモハンマディ、ダエイという老兵が去りホセイニ、ヤヴァルザデ、シェイス・レザイー、マジャール・ザレといった恐るべき才能を秘めた若手が十分にその穴を埋めることだろう。その若手に胸を張ってバトンを渡すためにも国民のためにもアンゴラ戦では奮起を期待したい。
2006.06.21
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トルコリーグ5人目のイラン人としてカイセリ・スポルに移籍したハメド・カヴィアンプールは、7月1日に行われるインタートト杯初戦に向けていち早く始動したチームに合流。キャリミのかつての相棒は怪我で出遅れドイツ行きこそ叶わなかったが、トルコで自らの才能を証明して欲しいところだ。トルコ人はこの男がなぜイラン代表から漏れたのか不思議に思う事だろう。現在W杯に参加しているボランチコンビのネコーナム、テイモリアンには既に海外クラブからのオファーがあるという噂があるが、両者の代理人を既にレザ・ファゼリが担当している事からも噂の真実味は高い。ネコーナムは豊富な代表経験があり攻撃力の高いボランチとして、テイモリアンは攻守両面でサポートを惜しまない堅実なボランチとして需要はあるのだろう。しかし、私が最もイランらしいボランチとして評価するのがカヴィアンプールだ。3人の中でも最も攻守のバランスをとる能力に優れ、イランらしいリズムを中盤にもたらす。これを一言で説明するのは難しいが、例えばネコーナムやテイモリアンは中盤で2人のプレスを交わすドリブル精度を持ち合わせていない。イランらしいリズムとは、中盤でのらりくらりとボールを回し、時にはドリブルで敵をおちょくるように交わすキープ力、はたから見るとリードされている場面などでは攻める気があるのかと勘ぐりたくなるような、見ていて苛立ちすら覚える動きの事である。これはブラジルの中盤のパス回しにも近いものがある。確かに現代サッカーにおいて中盤の選手の役割は、状況判断の早さ、そして的確なパスをつなぐ事が重要視されるが、その能力に優れたネコーナムやテイモリアンが果たしてドイツで効果的なイランのリズムを生み出しただろうか。確かに彼らは勇敢にボールを追ってはいたが、それらは皆無だったように思う。この能力に最も優れたのがハミド・エスティリである。ずる賢くしたたかで老獪、中盤でのらりくらりとボールを回す、決して技術に優れてはいないがその動きは確実にイランの独特のリズムを刻んでいた。そして右サイドをジャヴァド・ザリンチェがナイーム・サーダヴィとのパス交換で抜け出し中央に折り返したところを、飄々と後方から現れたエスティリが頭で叩き込んだアメリカ戦のゴールはイランのリズムが生んだ最高傑作のようにも思えた。その男の後継者こそが同じクラブでプレーしたカヴィアンプールなのである。ブランコがキッシュ島キャンプに一度は彼を呼び戻しながら、ドイツへ連れて行かなかったのはむしろ中盤をヨーロッパナイズドする意思の表れだったのかも知れない。そう考えれば海外組重視の姿勢も頷ける。(またカヴィアンプールがキャプテンを務めたピルーズィを追われたのも欧州からやってきたアリ・ハーンの下、出場機会を失ったからである。)しかしキャリミという最高の指揮者が不調を囲ったメキシコ、ポルトガル戦では何のハーモニーも奏でることが出来なかった。私が言いたいのはブラジルにも、メキシコにも、ポルトガルにもその国独自の攻撃のリズムがあり、それはイランにもあるという事だ。そして少なくとも98年の代表にはそれらは存在していた。アジジやエスティリ、アベドザデなどはその最たる演劇者で生真面目なダエイやバゲリと違った役割を演じていた。欧州で活躍する選手が増え、欧州で育ったイラン人が逆輸入され、欧州の監督が指揮をとるようになってもそれらは失われるべきでは無い。(参照:過去ログ1、2)そういった意味で私の好きなタイプのイラン人が欧州の舞台に身を投じる事は、W杯と同等もしくはそれ以上に楽しみな事だ。そのカヴィアンプールの入団会見の模様がまた面白かった。映像はこちら。トルコ記者からさかんに「ハミッド、ハミッド!」と声をかけられ、リフティングを披露。室内で契約書にサインをする場面でも記者の盛んな呼びかけに「イエス」と応じ、隣に座ったカイセリスポルの幹部Türker Horoz氏が「ハメディ?」と発音を確認すると若干むっとした表情で「ハーメッド!」と答えると、「ああ、ハーメッド・・・ハメド、スペルは?」みたいな流れがなんとも微笑ましい。(会見画像はこちらのスレッドにあります。)尚、背番号は映像ではズボンが3、シャツが6とばらばらだがお気に入りの7になる可能性もありそうだ。その他動画:メディカルチェック、練習風景、カイセリ・スポルは7月1日、ハンガリーの強豪Fc Sopronとのインタートト杯初戦を迎える。
2006.06.19
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2連敗、念願のグループリーグ突破はなりませんでした。しかし批判にさらされたミルザプールがスーパーセーブを連発し、ノスラティ、カービィの体を張った守りは我々に勇気を与えてくれました。そして最後までボールを追い続けたテイモリアンや左サイドで幾度と無く持ち味を発揮したマダンチなどは評価に値します。2失点もデコのスーパーゴールや、フィーゴの老獪さが生んだPKなどどうしようもない代物だった。ブランコもダエイこそ外しましたが、やはり最後までこの愚かなクロアチア人に望みを託すことは出来ませんでした。どうして好調のマダンチを下げたのか?なぜ負傷上がりの走れないザンディをあの場面で優遇して送り出したのか?そして2-0となった時点でなぜボランチを一枚削ってショジャイーを使わなかったのか?それ以前になぜ怪我人であるキャリミを再びピッチに送り出したのか?もはや彼の考えていることは我々ファンには理解不能です。選手達がいかにピッチで全力を尽くそうと、指揮官が能無しでは勝利を得ることは不可能だ。彼は辞任し海外クラブで監督を務めたいと言っているが、どこのクラブがこの頑固で不公平で無能な監督を雇うのか見物だ。残るアンゴラ戦。ダエイ、ゴルモハマディというロートルをピッチから排除し挑むべきだ。そして怪我人をピッチに送り込むなと言いたい。アリ・キャリミは初のW杯の舞台で足首に痛みをひきずり多くの落胆を招いた。彼がもし2004アジアカップの頃の彼なら・・・イランの最高のタレントが調子を崩したことが敗退の要因の2割を占め、残り8割は無能な指揮官だろう。次節ネコーナムが累積で欠場する事も私にとっては嬉しい話だ。スプリント能力に欠け、ウリであるパスもミスを連発するようではスタメンをはる資格は無い。------------MirzapourKaabi---Nosrati----Rezaei----Sadeghi------------Teymourian----Kia-------Shojaei--------Madanchi--------Hashemian---Enayatisub:Khatibi,Kazemian,Borhani全ての怪我人とロートルをピッチから排除するべきだ。この貴重な試合をダエイの引退の花道にする必要はまったく無い。今まで干され続けた多くの若手が経験を積み未来につなげる試合であるべきだ。手土産にいくつかの素晴らしいゴールも期待したいところだ。ともあれ残念な結果ではありましたが、イランファンの皆さんお疲れ様でした。最後のアンゴラ戦までチーム・メッリに声援を送りましょう!
2006.06.17
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いよいよ全てが決まる決戦の時です。引き分けでも可能性は残りますが、今夜ポルトガルに勝利しなければイランにとってのドイツ大会は苦い記憶として人々の心に残る事でしょう。思えば20年ぶりのW杯であったフランス大会では、ユーゴスラヴィアに互角以上の戦いをし、アメリカを破るなど予選突破はならならいまでも国民に勇気を与えてくれました。そして多くのタレントが欧州に新天地を求めるなどイラン人選手が評価を得た大会でもありました。そしてドイツ大会、より多くの海外組を抱え日韓大会のリベンジとして位置づけられた今回はグループリーグ突破という目標を持って臨みました。そして日韓での失敗から人気が低迷する国内リーグを盛り上げ、UAEなどに流出するタレントを食い止めるという目的もその裏にはあるのです。ここでフランス大会以下の結果しか残せなければ、イランが再び世界から評価を得ることは難しくなるでしょう。その運命の一戦、未だダエイがスタメンで出るかどうかは直前まで誰にも分からない。有力視されているラインナップはこちら。--------------MirzapourKaabi----Yahya-------Rzaei-----Nosrati--------Teymourian---Nekounam-----Kia-------Karimi-------Madanchi--------------Hashemianただダエイが未だに出るという情報や、ザンディが間に合うという情報などが錯綜している。もはやブランコには何も言う気が起きないのが本音だが、あえてひとつ進言するとすれば怪我人をピッチに出すなという事だ。これが親善試合レベルなら分かるが、W杯というハイレベルな舞台において怪我をひきずった選手が活躍できるほど甘くない。そしてもう一つ、この試合勝利を挙げることができなければすぐにブランコは辞任すべきだ。たとえ敗北を喫しアンゴラ戦の意味が薄れたとしても、W杯という貴重な舞台でイランの未来を支える選手にチャンスを与える事は、彼らにとって貴重な経験となるからだ。そしてこの腰抜けのクロアチア人が、最後にそのチャンスを若手に与えるかすら怪しい。思えばもっと早く彼は辞任させるべきだったのだろう。2004年、自国で開催された西アジア選手権を制した頃までは私も彼のチーム作りに疑問を抱くことは無かった。ネコーナムの横にはカヴィアンプールがいて、イランらしいリズムを刻んでいたからである。その後彼がアジア杯直前に怪我をすると、チームは安定感を失い、ブランコの采配にも疑問符がつく事が増えた気がする。そこに老朽化する英雄と、左サイドの守備、守りを軽視するワンボランチなどの問題が拍車をかけチームはおかしな方向へと進みだす。そしてブランコとマスコミの関係、ブランコと国民の関係もぎくしゃくした部分が見え隠れするようになる。W杯を迎えるにあたってテイモリアンという才能がチームのバランスを保ちかけたが、指揮官は大会を前にして契約延長を拒絶する発言をするなど、もはや彼の心がここには無い状況に陥ってしまった事がすべてに悪影響を及ぼしているのは確かだ。私の目には彼がイランサッカーから離れることが寂しいという感情があるようには見えないし、その采配にも愛と情熱を感じない。ただ、この男が卑怯なのは、それでも監督の座に居座り、不可解な采配をふるい続けることだ。私のように10年来イランサッカーを負い続け、そこに喜びを感じている人間にとっては耐え難い状況である。確かにイランの監督に対する重圧が凄い事は承知している。マスコミの対応に追われ、さまざまな質問に何時間も費やす苦痛は言葉の通じない国ではなおさらだ。かつて彼の師ブラゼビッチも同じ問題を抱え、辟易していたと語っている。しかしだ、自らが逃げ出さずに采配をふるう以上、勇気ある決断と公平な判断をしてもらいたい。彼の采配には大胆さもなければ、驚きも喜びも含まれていない。せめて最後くらい勇気のある戦いを見せてほしい。大胆に考えれば現在の海外組は全て外してもいいくらいだ。ただマハダヴィキアの右足だけは万全の状態でなくてもチャンスを生む力がある。それ以外のザンディ、キャリミを無理にスタメンに押し込む必要はない。それは敗北宣言のようなもので、予選3試合しか戦えないから怪我がちな主力を無理して出すようなものだ。グループリーグを突破するつもりがあれば、彼らを休ませ調子のいい若手でポルトガルに挑んでもいいだろう。もし彼がそのようにして負けても私は決して批判をしないだろう。これができないブランコの脳裏には、試合後にメディアや国民が「どうして主力を出さないんだ」と糾弾される自らの姿が浮かび、恐れおののいているのだろう。もしそう言われれば胸を張って「怪我人よりも、全力でプレーできる若手で挑んだんだ」と言い放てばいいじゃないか。それが信念の通った勇気ある采配であれば誰も文句は言わないはずだ。日韓大会敗退の瞬間、クロアチアを3位に導いたブラゼビッチにはイラン代表をW杯に導くという強い情熱が感じられず落胆した事が脳裏をよぎる。忘れたい記憶だ。今大会も既にグループリーグ敗退が決定した国もでている。それでも彼らの中には国民に喜びと勇気を与える戦いを見せてくれたチームがある。チーム・メッリは国民に未だ落胆しか与えていない。選手の勇気あるプレー、監督の勇気ある采配が見られれば結果は二の次になるという事だ。私がイランサッカーの虜になったのもジョホールバルでの勇気ある死闘を目の当たりにしたからだ。ブランコよ、結果は問わない、最後にひとかけらでもいいから勇気ある采配を見せてくれ。
2006.06.17
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先日、配布をしたものの改訂版です。2006W杯ドイツ大会出場メンバー23名の数値、容姿再修正、ユニフォーム(GKともに)細部まで完全再現。このエクセルのみでイラン代表を完全Edit可能です。勿論追加選手もフォロー済みです。例えば最近活躍中のテイモリアンは「Andranik Teymourian」よりもクリスチャンネームである「Anderanik Timotian」をひそかに名乗りたいがために「ANDERANIK T.」という表記にしています。おまけとして選手着用モデルスパイク画像など。尚、先日エクセルを配布済みの方にも変更点が一目で分かるように、修正点は赤字で明確にしています。配布希望の方は例によってメールにてお知らせください。もし不明な点があればブログにてお尋ねください。
2006.06.17
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先日ヤヴァルザデのピルーズィ入りをお伝えしたが、今度はマラヴァン所属のU-23イラン代表ボランチ、マジャール・ザレ(20)のエステグラル入りが濃厚になった。パスに移籍したジャヴァド・シールザドや、サイパに移籍したジャラル・ホセイニと並び若くからマラヴァンの主力として活躍し、B代表で挑んだイスラム大会ではネコーナムの相棒として、スプリング杯ではテイモリアンとボランチを組んだ大型ボランチだ。フィジカルの強さは勿論、右足に秘めた強大なパワーで国内リーグでは素晴らしいゴールも披露し、正確なフィードも兼備している。この移籍が実現すればヤヴァルザデ同様TM入りへの近道となるであろう。レネ・シモンエス率いるU-23代表はW杯後にシモンエスの故郷であるブラジルでキャンプを行い8試合の練習試合を予定している。そしてドーハで12月に開かれるアジア大会2006に参加するはこびだ。この大会には23歳以下の選手に3人のオーバーエイジで挑むわけだが、ここのところホセイニ、ルードバリアン、ネコーナムがシモンエスのお気に入りのようだ。こういった国際大会を経験し、名門クラブで優勝を争う試合をこなせば彼らの才能はさらに輝きを増すことだろう。来季のエステグラルの布陣は-------------Talebloo---Ghorbani----Fekri-------Sadeghi----------Kazemi---M.Zareh----------Amirabadi-------------------Vahedi------------------Jabbari---------------Rajabzadeh------Akbarpourチームを優勝に導いたエナヤティをUAEのアル・エミレーツに放出した為、ラジャブザデーがその穴を、そして中盤にザレが加わり厚みを増す事になりそうだ。ただタレブルーやサデギ、アクバルプールをアリ・ハーンが狙っているという噂もありまだまだ移籍市場は活発に動きそうだ。 (写真上段左からシェイス・レザイー、ヤヴァルザデ、テイモリアン、マジャール・ザレ、ゴラーミン、ルードバリアン、下段左からアクバリ、ボルハニ、ホセイニ、アルザニ、ショジャイー)レネ・シモンエス率いるU-23代表はボルハニ、テイモリアン、ショジャイーのようにフル代表を経験している者とオラーディ、ホセイニ、シェイス・レザイー、ヤヴァルザデ、マジャール・ザレというTMの未来を担う者が含まれ、ドイツ大会を最後にベテランが代表を去った後の新生イラン代表の貴重な人材が豊富だ。特に最後の大型の若手4人(ビッグフォー)は将来性も素晴らしく、クラブと代表における活躍が楽しみな逸材である。ここでビッグニュースをひとつ。元イラン代表監督ヴァルディミール・ヴィエイラが私の地元に監督としてやってきました。ご存知ジョホールバルでアジジに車イスに乗るよう薦めたマリーシア豊かなブラジル人で、就任期間こそ短かったのですがパシャザデを初選出し、またイランの20年ぶりのW杯出場を決めた監督でもあります。週末あたり練習を覗きに行こうかと思います。
2006.06.14
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イラン国民を落胆させた敗北の翌日、アリ・ダエイは背中の痛みを訴え練習場に現れなかった。クロアチア人監督はメキシコ戦でダエイを怪我の為に外すと述べたが、真相は明らかだ。ASモナコで名声を築いた名手マルケスの前に何もできず、暑いドイツのピッチで自らの無力さに絶望し、国民の批判にさらされた事で自ら決断したのだろう。考えてみれば8年前、フランスのピッチに立った29歳のダエイは選手としてピークに達していた。しかし得点はおろか惜しいシュートすら放てずに初めてのW杯を終えている。唯一魅せたのがマハダヴィキアへの絶妙なスルーパスだった。それはプレーオフ、豪州戦でアジジに送ったラストパスと同等の価値があった。20年ぶりのW杯出場、仇敵アメリカからの勝利という偉業を最終的にアシストしたのはダエイの2本のパスだったのだ。しかし当時ピークであったダエイですら特にドイツ戦は何もさせてもらえなかった。アルミメニア・ビーレフェルトでプレーしていたという事もあり、ユルゲン・コーラーやクリスチャン・ヴェアンスという屈強なCBに完封されたのだ。ダエイはその時の悔しさを胸にブンデスリーガで活躍をみせる。名門バイエルンへの移籍、さらにヘルタ・ベルリンへの移籍、そしてチャンピオンズリーグでのアジア選手初ゴール(注:CLの前身チャンピオンズ杯ではブレーメンの奥寺康彦が準決勝で得点している)を叩き込むなど素晴らしい戦績を残したのだ。だがその勲章を胸にフランスでの屈辱を晴らすはずであった2002年日韓W杯への出場を逃す。当時33歳、ここで彼は代表を離れるべきだったのかも知れない。しかし代表を離れたのは彼ではなくダエイからキャプテンを引き継ぐべき立場に居たカリム・バゲリであった。これは推測に過ぎないが、バゲリは若手に道を譲らないダエイに対し身をもって示したのかも知れない。バゲリは代表引退の意を当時所属していたUAEのクラブからFAXにてIFFに伝え、その後A代表はおろかB代表にも決して召集に応じることは無かった。そしてダエイは衰える実力とは裏腹に代表においての権力を拡大する。彼が居座ることで多くの若手FWが代表でのチャンスを奪われ、復帰こそ果たしたがハシェミアンこそがその最たる犠牲者だろう。さらに自らの10番を引き継ぐイマン・モバリを、リーグ戦で生じた確執の為に代表から追いやるなど影響力を増していく。そしてオーストリアで活躍していたパシャザデがインタビューで述べた「フットボールマフィアが私の代表入りを阻んでいる」というセリフが誰を指すのかは明らかだ。実は98年W杯のプレマッチであった世界選抜VS欧州選抜の試合に選ばれたパシャザデが現地にすら姿を見せなかったのもダエイが絡んでいたと言われている。当時エステグラルの1DFに過ぎなかった彼をトミスラヴ・イヴィッチがオールスターに選出した事に真っ先に反発したのがダエイであった。このクロアチアの名将はイランのピルーズィを率いた後、イラン代表監督を短期間務め(ASローマ戦で大敗し更迭)、その後ベルギーのスタンダール・リエージュの監督に就任した際もレヴァークーゼンで干されていたパシャザデを評価し、獲得の意思をみせていたのだ。そしてイラン代表にはいつしかダエイファミリーのような、彼と親交があり、もしくは媚びへつらう選手のみで固められていく。これがサバ・バッテリーのソーラブ・バフティアリザデが3年間一度も代表でプレーする事無く最終メンバーに名を連ねた真相だ。4年前、日韓大会出場を果たしていればダエイがピッチの内外でここまで悪質な影響力を持つことは無かっただろう。「イランの国民のため」を口癖に13年間チーム・メッリで戦ってきた男は、8年前の悔しさを胸にここまでよくも悪くも先頭に立ってイランのフットボールを率いてきた。確かにダエイはメキシコ戦の敗戦における明らかな戦犯ではあるが、彼はそれでも我々の英雄だ。欠場するのは背中の痛みという名目でもいい、ポルトガル戦はベンチから若手の成長を見届けて欲しい。国旗に誇りをかけて戦ってきたダエイという英雄の背中を見ながら育ってきた若手の成長を。また決定的なミスを犯したミルザプールもメキシコ戦を怪我で欠場する見通しだ。代役にベテランのルードバリアンで挑むものと思われるが、新進気鋭のタレブルーを重要な一戦で試すのも一興かもしれない。決して負けが許されないポルトガル戦、図らずも日本代表と同じ立場になったがアジアの力をアウェーの地で証明しなければ、日韓大会でのアジアの偉業も薄れることだろう。アジアは苦境に立たされたが戦いは終わってはいない。
2006.06.13
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チーム・メッリが喫した敗北は多くのファンを悲しませた。それは2002年日韓W杯最終予選でのアイルランドとのプレーオフで味わった悲壮感に似たものがあった。だが辛い時にこそチームを支え、声援を送るべきである。そして敗戦を振り返る事は辛いが、この経験を生かせば勝利よりも得るものが多い。そこでじっくりと現在のTMの問題点を考察したい。まずメキシコで最も輝いていた選手は誰だろうか。明らかにマルケスだ。素晴らしいリーダーシップ、確かな守備能力、溢れんばかりの知性、豊富な経験と的確な判断。それらは最終ラインからメキシコイレブンに安堵と安定をもたらしていた。一方イランの問題は何だ。動けないダエイ、怪我を引きずった海外組、臆病なクロアチア人監督、脆弱な守備ラインと数え上げたらキリがない。しかし、私が最も問題視しているのはあるものの欠如である。何度も言うが強豪相手に戦う上で、ある程度守備に重きを置くことは当然の事である。その点でネコーナムの横にテイモリアンを据えたのは正解だろう。もしザンディがベストの状態でワンボランチで挑んでいたら3失点ではすまなかったはずだ。97年ジョホールバルでの戦いで最も印象に残ったイラン人は誰だ。多くの人がアベドザデの名を挙げるに違いない。ずる賢く、強烈なリーダーシップがあり、最終ラインからイレブンを鬼の表情で叱咤した偉大なGK。さらにその前に鎮座するのは守備の建て直しに急遽呼び戻された大ベテランのモハマド・ハニ、クールでソリッドなパシャザデ、豊富な経験と冷静さを併せ持つハクプール、エステグラルの英雄ザリンチェ、旺盛なファイティングスピリットを秘めたミナヴァンド、経験豊富でずる賢く勝利のためには全ての罪を犯す事を厭わないエスティリ、そして謙虚なスーパースターであるカリム・バゲリ・・・彼らにあって今のTMの守備陣に存在しないもの・・・それは賢者の存在である。ミルザプールがメキシコ戦で守備ラインを叱咤し、大声で指示を出した事があっただろうか。ゴルモハマディはベテランでありながら冷静さを欠き守備を放棄し、幾度と無く失点の原因となり中国では信じられないようなPKを披露し、予選では見事な自殺点を決めた。レザイーはイタリアでプレーしている、しかしそれだけの事だ。2002年の予選敗退のきっかけとなり、仲間と殴りあった。ノスラティは素晴らしい才能であるが己の気持ちをコントロールできず失態を繰り返し、国民の批判の的となった。そしてカービィはイランの誇る才気には違いないが、守備者としてはあまりに未熟だ。そしてネコーナムは1ボランチであっても守備を放棄しゴール前にあつかましい顔を出す。誰が彼をバゲリの再来と呼んだのだ。今のイランの守備陣には知性を感じさせる選手が居ない。それこそがこのチームの弱点である。そして、この事こそが最も私がブランコのつくったチーム・メッリに批判的な要因に他ならない。あれほどいた賢者たちは何処へ行ってしまったのだろう。謙虚で尊敬されるリーダーであるバゲリの復帰を多くの人間が望んだのも当然の流れであった。今季最終ラインで彼が見せたパフォーマンスは素晴らしかったからだ。どうして28歳のバゲリが「若手にチャンスを与えたい」と代表を去り、37歳のダエイが「まだまだやれる」とピッチに立ち続けるのだろう。しかし、ブランコはその国民の声に耳を貸さなかった。さらに海外経験豊富なパシャザデも一度も試す事無く、ジャラル・ホセイニやシェイス・レザイーといった若き知性も呼ばなかった。それでもポルトガル戦で勝利を挙げること以外に道はない。我々はそれを全力でサポートする。戦いは終わっていない。残り2試合、国民のために、ファンのために全力を尽くしてもらいたい。勇敢な勝利を心から祈っている。
2006.06.12
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このセリフを何度使った事だろう。これがブランコという監督の全てだ。選手を固定、左サイドの守備の問題の放置、選手の適正を無視した選手起用、イラン史上最悪のGKミルザプールにこだわる頑固さ、中盤のリズムを作れる選手の排除、アジアカップから何一つ改善を見せないお粗末な最終ライン、プレスを放棄し走らない2トップ。責任のほとんどは愚かで臆病なクロアチア人にある。どうして最後まで3人目の選手を使わなかったのだ?この大会で辞任するからどうでもいいのか?W杯出場は勝ち取ったが、2002年に続いてまたしてもクロアチア人にイランのサッカーは汚点を背負わされるはめになった。そしてアリ・ダエイと心中しかねないといった懸念は現実のものとなりつつある。我々ファンは敗退に怒っているのではない、臆病な敗退に嫌気がさしているのだ。マハダヴィキアやキャリミは奮闘したが、半分怪我人のようで精彩を欠いた。後半攻撃的なマダンチやボルハニを使うのはいい、だが試合を創ることのできる才能であるショジャイーをどうして使わない?キャリミが去ったイランの責めはラグビーのようなぶつかりあいに終始してしまった。今回のイラン代表はゴルモ、レザイー、ミルザプール、ネコーナムと個人的に評価の低い選手で固められている。そして何よりブランコという男には憎悪を感じずにはいられない。確かにメキシコはイランの数段上であった。それは明らかだ。彼らに勝つことはイラン以外のチームでも易しい事ではないし、この敗北に失望しすぎる必要はない。だが、多くのファンはメキシコの強さにではなく、あまりに臆病な戦いをしてしまった臆病なクロアチア人によってつくられたチーム・メッリに失望を感じている。ただ、国際情勢の厳しい中5試合にも満たないテストマッチで挑まざるを得なかった事は、擁護の理由にあげられるだろう。だがそれを差し引いても、もう少し勇敢な戦いができたはずだ。これでポルトガル戦に全てをかける事となったが、考えうる全ての改善策を試すような意気込みでなければ勝利は奇跡に近いものになるに違いない。そして負傷した懸念される左サイドバックの貴重なバックアッパーであるザレに代わり、トップ下で怪我あがりで、自らが寵愛するナヴィドキアを正式に召集しました。弱点である左サイドを務めた事のある選手は23人の中に、このポジションで批判を浴び続けたノスラティただ一人である・・・正直、もう彼にかける言葉は見あたらない。
2006.06.11
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いよいよ今夜、メキシコ戦を迎えるわけですが直前まで情報をUPしようと思います。まず最初にMRI検査を受けていたサッタール・ザレの正式な離脱が決定。どうやら膝の負傷がかなり悪かったようだ。代わりに召集されることになりそうなのがパスのハディ・シャクーリ。よって左サイドはノスラティ、サデギ、バフティアリザデがカヴァーし、逆にクロアチア戦などで当たり負けしていたカービィのサブにシャクーリが控える。大柄ながらスピードにも優れる彼の復帰は個人的にもショジャイーと共にお気に入りの選手なので嬉しい限り。【ハディ・シャクーリ】24歳、右利き、SB、CB65/78/75/78/80/74/73/72/69/68/72/75/78/76/61/74/63/53/58/73/86/72/66/64/50/73/6/5/5/A元U-23代表DF。両サイドと中央もこなせる守備者。空中戦に強く、スピードにも優れ、正確なフィードも併せ持つ。ここ最近召集から遠ざかっていたが、クラブでの活躍が認められ呼び戻されていた。最終選考で落選するもザレの離脱を受けてメンバー入り。逆に批判を浴び続けながらも、左サイドで奮闘してきたザレにとってはなんとも悔しい直前での離脱となった。またザンディもMRI検査の結果メキシコ戦は欠場が決定。ポルトガル戦に向けて万全の準備をするようだ。また一部でメキシコ戦の予想スターティングラインナップが発表されている。-----------Mirzapour-Kaabi----Yahya---Rezaei---Nosrati------Teymourian--Nekounam----Kia------Karimi---------------------Hashemian----------Daei問題はひとつ、ザンディの穴を埋めるのはテイモリアンかマダンチかということだ。テイモリアンが入る場合は4-4-2-2。マダンチが入る場合は4-1-3-2になると予想される。正直メキシコ戦はかなり厳しい戦いになるでしょう。主力の多くが怪我あがりでキャリミに至っては足首の痛みを押しての強行出場となる。それでも残り2試合に望みをつなぐ為には最低でも引き分けておきたい。レザイーがマンマークする予定のボルヘッティをどこまで抑えられるか。テイモリアンがいかにシーニャを潰すかが鍵になると思う。クロアチア戦、ボスニア戦のようにダエイとハシェミアンが前線からのプレスをサボるようでは厳しくなるだろう。また初戦を控えた時期に契約の延長を否定するような発言をしたブランコの意図も謎だ。ただ初戦が最も重要で厳しい戦いになるのは必然で、臆する事無くイランのフットボールを見せてもらいたい。ところで、いつもお世話になっている「イランという国で」のSaraさんに依頼していた選手の名前についての興味深い解説がこちらから見れます。また先日配布したウイイレ用Dataですが、髪型やユニ関係かなり手直ししています。一応このとおりEDITすればPUMAユニはほぼ完全再現が可能です。背中のラインを表現するには右のパーツのみホームなら赤で、残りは白。是非試してみてください。試合始まりましたね。前半強豪メキシコにいい勝負してますが、中盤でのプレスをもっとしないと危ないですね。そしてザレの代わりに召集される選手はシャクーリではなくモハラム・ナヴィドキアとの情報も。また正式決定したらデータなどUPします。がんばれ、イラン!!!
2006.06.11
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先日U-23代表にも選ばれたベフシャド・ヤヴァルザデがピールズィとの2年契約にサインした。エステグラルユースの出身であるヤヴァルザデは今季降格したシャヒド・ガンディにレンタルされていたのだが、エステグラルへは戻らずライバルであるピルーズィに新天地を求めた。エステグラルにはストライカーとしても有能で、フィジカルも強い、左利きのウインガーであるバヘディが居る事も影響したのだろう。マハダヴィキア2世がカゼミアンならバヘディ2世はヤヴァルザデといえるほどプレーのスタイル、特長が酷似しているのだ。ただ、ピルーズィにもご存知マダンチやペジマン・ノウリといった左利きの選手が多いため、アリ・ハーンが如何にこの才気を起用するのか楽しみなところ。また噂では代表GKのミルザプール、さらにはタレブルーの獲得に動いているという噂もあり、ここ最近栄光から遠のいているピルーズィは名門復権に躍起になっているようだ。また中盤のリーダーであったカヴィアンプールをトルコに放出した事も無関係ではないだろう。さらに永遠のライバルであるエステグラルは、ジャッバリ、エナヤティのアブ・モスレムホットラインを引き抜き名門復権に成功、今季も最高のパフォーマンスを見せたゾブ・アハンのラジャブザデーを獲得しているだけにアリ・パルヴィンの鼻息も荒くなることは必至だ。来季の予想フォーメーションは--------Madanchi----Kazemian---Yavarzadeh-----------Seyedabbasi --------P.Nouri------Mamani--Saha--Bagheri---Ansarian--Sheys-------------F.Karimi今季好調だった2トップを維持すれば正確なクロスを持つヤヴァルザデは左サイドに、場合によってはマダンチと入れ替わるオプションもある。190を越える肉体で躍動するプレースタイルと得点力はストライカーとしても魅力だ。さらにアリ・アリザデーやU-23でも活躍するエフサン・ホルサンディといった若い人材も豊富だ。また中盤のリーダーには元代表のサイード・アバシが務めるべきだ。ただ、アンサリアンが移籍を示唆しており、さらなる戦力の加入の噂もある。右サイドのシェイス・レザイーなど多くのタレントを抱えるチームをバゲリがしっかりとまとめ上げれば名門再建は不可能では無いだろう。そしてヤヴァルザデのこの決断はフル代表への近道となるはずだ。個人的にも彼とマジャール・ザレ、シェイス・レザイー、ジャラル・ホセイニにはチーム・メッリの未来を担う人材として大きな期待を抱いている。ただ間近に迫ったW杯においてのショジャイー、テイモリアンの活躍がまず先だ。共に素晴らしい活躍を見せているが、ドイツで出番を得ることができるだろうか。テイモリアンはスタメンに近い位置を確保しているが、ショジャイーの出番は確実ではないだろう。それでもここ数年の彼の成長ぶりは目を見張るものがある。もともと気性が荒く、審判に食ってかかってはイエローや3試合の出場停止を受けるなどは日常茶飯事であった。またプレーの面でもエゴイスティックなドリブルに終始し、周りを生かすタイプでは無かった。そんな彼にお灸を据えたのがDr.Zこと名将ゾルファガナサブであった。当時サイパの監督であった彼はイスラム大会においてイランB代表の監督を任されると、自らのチームからショジャイーを選出。この時ジャッバリやテイモリアンも彼によって見出されている。だが所属チームと同じように個人プレーに走るショジャイーをゾルファガナサブはベンチに下げ、二度と起用することはなかった。これに危機感を抱いたショジャイーはサイパにおいても周りを生かすプレーを覚え、パッサーとしての才能を開花させていく。そして今季はイエローカードの収集癖こそ治らなかったものの、チームの躍進に大きく貢献し、シモンエス率いるU-23、フル代表、そしてドイツ行きと素晴らしいステップを踏んだのである。もしジャッバリやバヘディが怪我をしなければ彼のドイツ行きは無かっただろう。クロアチア戦、後半85分に登場したショジャイーは終了間際の疑惑のPKの際にも抗議する味方を制し、試合終了時にはまっさきに主審と握手を交わした。そしてボスニア戦においては、わがままなドリブラーから変貌し、周りを生かす有能なパッサーとして君臨した。どちらもつい2、3年前には考えられない成長振りであった。彼と同じようにエゴイスティックなドリブラーであったキャリミは、1年間の出場停止と4年間のUAE生活という才能を浪費する期間を味わったが、若くして己の過ちを正したショジャイーの未来はさらに明るいに違いない。昨日22歳を迎えたイランの23番に要注目だ。
2006.06.10
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いよいよW杯開幕を今夜に控える中、ブランコ・イヴァンコヴィッチは大会後の辞任を示唆した。やはりメディアや一部国民による彼の采配、選手起用、戦術に対しての過度なプレッシャーに耐え切れないのであろう。ただ、個人的にはむしろ彼がドイツ大会後も留任することの方が恐ろしいことであり、歓迎すべき選択だ。本大会においては彼を全力でサポートすべきだが、後任にはベテラン選手を固定する彼のような監督ではなく、選手を育て、チーム力の強化につなげることの出来る才能を有した人材が求められる。ここ4年、ブランコの采配を見続けてきたが、若手をチームの中で育成し、適所で起用する能力と、大胆さの顕著な欠如は明らかである。そして柔軟性に欠け、固定観念にとらわれ、様々なシステムが抱える問題を処理する能力も備わっていない。ドイツ大会後のアジア大会においてレネ・シモンエスが結果を残せれば、U-23監督からの昇格が有力だろう。 また同じ会見の中でブランコはザンディとザレの怪我が思わしくないことを伝えた。クロアチア戦において最低の内容に終始し、ボスニア戦を欠場したザンディは、果たしてドイツで戦力になるのか甚だ疑問だ。特に中盤を更生するマダンチやテイモリアンが好調を維持しているため、再起をかける彼にとっては厳しい状況にある。それでも怪我が癒えればブランコのファーストチョイスであることに変わりは無いが。また練習中に膝を負傷しアダムス兄弟に担がれてピッチを後にしたザレはMRI検査を受ける予定。彼は貴重な左サイドのバックアッパーで、手薄な守備陣には欠かせない選手だが、もし彼らの怪我が深刻であれば待機リストからモバリ、シャクーリ、マニイーらの招集を初戦の24時間前に申告する必要がある。とにかく、メキシコ戦まで怪我人が出る事無く、また負傷者が快方に向かうことが望まれる。ちなみに心配されたキャリミとマハダヴィキアの怪我の状態はまったく問題が無いようだ。ところで、最近絶好調のテイモリアンの足元に注目してもらいたい。彼はクロアチア遠征頃からプーマ製の緑シューズを愛用しているが、どうもその模様が気になっていたらどうやら芝生模様が描かれた言わばカモフラージュモデル(v1.06 i FG)らしい。PUMA公式サイトによればフェイントなどで敵の目をかく乱できるとあるが、果たしてその効果はいかほどのものか。試合を観ている限りではそれほど効果は無さそうだが・・・ちなみにザンディとエナヤティ、ハシェミアン、ミルザプール?他も同じスパイクを使用する模様。98年のときもPUMA製のユニフォームで挑み、アジジの黄色やパシャザデの白地に緑、ミナヴァンドやバゲリの赤など派手なスパイクがファンの目を引いたが、今大会も彼らのユニークな足元に注目するのもひとつの楽しみになりそうだ。
2006.06.09
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ワールドカップ直前ではありますが、先日ヴェトナムで行われたスプリング杯を制したレネ・シモンエス率いるイランU-23代表に30名が召集されました。彼らはW杯後クウェートで行われるアジア大会に向けてブラジルでキャンプを行い8試合の練習試合をこなします。メンバーは以下の通り。Sasha MakaniMehdi EslamiAlireza HaghighiMohsen ArzaniHossein MahiniSheis RezaeiMehdi ChamanaraHanif OmranzadehJalal Hosseini (オーヴァーエイジ)Pejman MontazeriFarhad AlekhamisJalal AkbariSaeed ChahjoeiMaziar ZarehAdel KolahkajEsmail GharaviMohamad NouriMehrdad PouladiMehrdad OladiKhosro HeidariBehshad YavarzadehMohsen YousefiMilad MirtorabiEhsan KhorsandiMohamad GholaminNader AhmadiSaeed DaghighiHojat ChaharmahaliMilad NouriEsmail Karimianしかし、この年代のタレントは私の注目している選手が目白押しで内心実はワールドカップ以上に楽しみなところもあります。この年代からショジャイーやテイモリアンはフル代表入りしましたが、カービィやマダンチはU-17代表からアテネオリンピック世代のU-23代表でプレーした後フル代表に上がっているため、シモンエスボーイズとしてはプレーしていません。当然参加する権利はありますが。2002年はダエイ、ゴルモハマディ、ミルザプールといったオーヴァーエイジ組を交え、日本を決勝で破り見事に優勝を果たしたわけですが、今回はドイツ大会の後ということもありフル代表メンバーおよびジャラル・ホセイニ以外のオーバーエイジ選手は起用しないかもしれません。ただドイツでの出番が限られればボルハニ、テイモリアン、ショジャイーは参戦するかも知れませんが。またW杯を怪我で棒に振ったジャッバリも間に合うのかは微妙だが忘れてはならない。守備陣ではレザイーの後継者と言われるジャラル・ホセイニや驚異的な才能を見せるシェイス・レザイー、そしてフーラドの主軸に成長したモンタゼリ、さらにはアクバリ、アルザニ、チャフジョイーといった有能なサイドバックがおり、中盤には屈強なボランチであるマジャール・ザレ、左サイドから爆発的な攻撃を見せるヤヴァルザデ、フーラドの若き司令塔ナデル・アーマディ、そしてアタック陣では奔放なドリブルとシュートを見せるオラーディ、マラヴァンの若き点取り屋であるゴラーミンやフーラドのフィニッシャー、チャハルマハリ、サバのスピードスター、ダギーギなど下手をすればフル代表をも食いかねないタレントを擁しています。なかでもヤヴァルザデ、シェイス、ザレ、ホセイニは間違いなくチーム・メッリの明るい未来を担う若手です。果たして名将シモンエスが、ドイツに向けてショジャイー、テイモリアンといった素晴らしいタレントを送り出したように、この素晴らしい原石たちをどう磨くのかが大変興味深いところです。尚、彼らについては過去ログでかなり触れておりますので興味のある方はチェックしてみてください。
2006.06.07
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要望がありましたのでドイツW杯に参加する23名をウイイレ10にてEDITした容姿画像を、本物の写真つきで掲載します。並び順は背番号順です。尚、EDITエクセルの配布はメールでのみ行っております。1、ミルザプール2、マハダヴィキア3、バフティアリザデ4、ゴルモハンマディ 5、レザイー6、ネコーナム7、ザンディ8、キャリミ9、ハシェミアン10、ダエイ11、ハティービ12、ルードバリアン13、カービィ14、テイモリアン15、ボルハニ16、エナヤティ17、カゼミアン18、ザレ 19、サデギ20、ノスラティ21、マダンチ22、タレブルー23、ショジャイー以上参考にしてください。尚、こちらのURLへのリンクはフリーです。
2006.06.07
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いよいよメキシコ戦まで一週間と迫る中、ドイツでキャンプを行っているチーム・メッリは地元クラブのFriederichschafenとテストマッチを行い5-0で勝利した。得点は前半にハティービの2得点、そしてカゼミアン、ボルハニ、ネクーナム。海外組のキア、ザンディ、キャリミが未だ万全の状態でないことは気がかりだが、この試合にも活躍した国内組が穴を埋めれば問題は無さそうだ。ブランコもボスニア戦後のインタビューで「マダンチ、ショジャイー、テイモリアンがこのままパフォーマンスを維持できればスタメンのチャンスもある」と認めている。また背中の痛みを訴えドイツ代表のチームドクターに治療を受けた後、やっとイラン代表に合流したキアはメキシコ戦に向け別メニューで調整を行ったようだ。尚チーム・メッリは10日にニュルンベルグ入りする予定。ついに運命のメキシコ戦まで残り1週間、あとは選ばれし23名の選手たちに託すしかない。その23人それぞれの想いがあるはずだ。ダエイにとっては間違いなく最後の大会であり、自らの素晴らしい代表での最後を飾る花道としたいことだろう。また彼と共に数少ないW杯経験者であるキアにとっては何も知らずがむしゃらに世界に挑んだフランス大会から一転して、ドイツで積み上げた実績を証明する大会になる。キャリミにとっても初のW杯でポドルスキーやドス・サントスがバイエルンでのレギュラー奪取の障害になり得ない事を証明するようなプレーを披露し、バイエルンやブンデスそして世界中のファンに真のアリ・キャリミを見せてくれる事だろう。そしてザンディにとっては生まれ育った国で、父親のルーツである国のジャージをまとい戦う最初で最後の機会になるだろうし、他のベテランにとっては自らの集大成として、若手にとってはイラン代表の未来につながる貴重な糧になるに違いない。だが私が最もその想いを共有するのがハシェミアンである。テヘランの中流階級の家庭に育ち、5人兄弟の末っ子であった彼にサッカーの喜びを教えた兄は、彼が8歳の時イラン・イラク戦争に空軍のパイロットとして赴き命を落としている。(詳しく言えば兄の乗った戦闘機は撃ち落され行方不明に)ハシェミアンはその悲しみを忘れるためにフットボールに没頭したという。そして若くしてドイツへ渡り、ハンブルガーでの挫折、ボーフムでの降格そして昇格、再びバイエルンでの苦悩の日々、ハノーファーでのノイルーラーとの再会、そして4年ぶりのチームメッリ復帰と29歳にして決して平坦ではないフットーボールライフを過ごしてきた。彼がドイツの地でゴール後に天に召された兄に向かって指差す姿が拝めれば、天国の兄もきっと喜ぶ事だろう。一方トルコでは先日過去ログでお伝えしていた通りハメド・カヴィアンプールがトルコの強豪カイセリスポルとの2年契約にサインした。カイセリスポルは今季トルコリーグを5位で終え、インタートト杯の出場権を得ている。尚カヴィアンプールについて同チームのトルコ代表ストライカー、ギョクハン・ウナルは「彼はデコに似たタイプのプレーヤーで、彼のサポートがあれば俺は来季35ゴールは決めれるだろう」と絶賛した。確かにデコとカヴィアンプールは傑出したバランサーという点で類似している。これでトルコリーグでプレーしたイラン人はホセイン・サダギアニ(フェネルバフチェ)、レザ・シャハルディ(アルタイ)、ソーラブ・バフティアリザデ(エルズルム)、モハンマド・ハクプール(ワン・スポル)に続き5人目という事になる。ちなみにフェネルバフチェで1934-1935シーズンにプレーしたサダギアニは、両親と共にベルギーへ渡り1929-1930シーズンにCS Marchienne-Monceauというクラブでプレーした選手で、イラン人初の海外リーグでプレーした選手としても知られている。彼についての詳しい記事はこちら。そういった素晴らしい先人もプレーしたトルコで、是非ともカヴィアンプールには素晴らしいプレーを披露し、W杯後にもチーム・メッリに復帰できるよう健闘を祈りたい。彼の立場は例えるなら日韓大会から外れレッジーナへ移籍した中村と通づるものがある。イラン屈指のボランチとして素晴らしい才能を有しながら、怪我で出遅れたことで最終選考から漏れてしまったからだ。ただドイツでは彼の不在を感じさせないプレーをネコーナムやテイモリアンといったボランチ陣には披露してもらわなければならない。また2007年のアジアカップを戦うU-23代表にもマジャール・ザレというモンスターが控えている。世代交代の必要性は否めないが、返り咲きを狙い海外に挑戦するべテランにもエールを送りたいところだ。
2006.06.05
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