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ゴリゴリのロックを聴きたくなると、私はたいてい真っ先にBiffy Clyroを手に取ります。彼らの新譜「FUTIQUE」は、彼らの10枚目のアルバム。例によって、私が音楽を聴くことから完全に離れていた時期に何枚かのアルバムがリリースされていまして、それらをようやく追いかけていまこれを聴くことができています。リリース前から先行で発表されていた曲を聴いて、また傑作出ちゃうじゃん!ていうか今年みんなリリースするやつ傑作しかないんですけど!?と思ってはいたのですが。「FUTIQUE」というのは、FUTUREとANTIQUEを合わせた言葉らしいです。時間を超えた思考や関係性、物の探求?ということのようですが…うーん、よくわかんない苦笑これがいちばん最初に発表された「A Little Love」。SimonとJames、Benの絆の強さが垣間見える素敵カッコいいPVです。Biffyらしいメロディアスさがありつつも、やっぱりこの変則的なリズムと重たいサウンドがたまらない。私がいちばんツボなのは「Hunting Season」です。Come on, give it to me!と吐き捨てるSimonのVoが最高に好き。そしてこの疾走感とアウトロのカッコよさ!Biffyらしさ満点でもう大好きな一曲です。PVも全員ワントーンのスタイリングが素敵。そして手に赤い紐をぐるぐる巻きにして歌うSimonが可愛い。「Goodbye」の切ないメロディもこれまたBiffy節です。静かなBiffyの代表曲という印象。Simonの声はヘヴィな曲もこういう甘めのバラードにも合うんですよね。このアルバム、ヘヴィとスウィートを自在に行き来する、実にドラマティックな一枚です。聴いていて飽きない。どうやったらみんなの耳に直撃するか、ものすごく考えて作られているような気もしました。聴き終わった後の余韻にいつまでも浸りたくなる、美しく荘厳なヘヴィネス。ブックレットの最後の写真、三人が肩を寄せ合ってぎゅっと抱き合っています。顔が見えないんだけど、とてもいい写真です。彼らの絆の強さを象徴した、素晴らしい写真だと思います。このアルバム、もはや当然のようにチャートでは1位を獲得。おめでとう!でもひとつだけ文句を言わせてもらうなら、歌詞カードが見づらい笑老眼には辛いんですよ、これ。本気で。そういえば、USツアーがビザ申請のミスでキャンセルになってしまったんですよね。待ってたファンの人たちも、彼ら自身もダメージ大きいだろうな…なんとか代替日程を都合つけて欲しい!
2025.11.30
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何度でも言いますが、Manicsを皮切りに、Pulp、Suedeの新譜がリリースされ、Oasisが再結成し、GeneやShed Seven、Embraceと90年代のバンドの精力的な活動が続いた今年、おそらくそのトリを飾るだろうと思われるのが、The Charlatansの新譜「We Are Love」です。先行シングル「We Are Love」が発表されたときは、心が震えるほど感動しました。こんなにみずみずしく、洗練された音ながら、そしてCharlatansらしいグルーヴィーさを失わないメロディ。シャープなギターのカッティングにちょっと甘いTimの声。Charlatansの完全形がそこにありました。この後にリリースされるアルバムが傑作であることを確信させる、素晴らしい一曲でした。「For The Girls」も眩しいほどのジャングリーなギター、それにふわりとかぶさるオルガンがなんだかもう青春時代に帰ったようなときめきを感じます。そこからだんだんとCharlatansワールドが全開になっていく。このグルーヴ感、激しくはないのになんだかトリップしていくようなこの音。そうだ、マッドチェスターだ!と勝手に拳を握りしめてにやけました。「Deeper And Deeper」とか、ぜったいライヴで聴いたら最高です。「Glad You Grabbed Me」も好き!どこか懐かしい響きが胸をくすぐるんです。と思って歌詞をちょっと読んでみたら、晴れやかでいるようで胸が詰まるような、昔を顧みるような歌詞で。Tim、詩人だね!というわけで、終始やさしく穏やかなメロディなのに、グルーヴ感満載のとんでもなく素晴らしい一枚が、「We Are Love」でした。「We Are Love」のPV貼っておきます。このギターで心が揺さぶられない人、いますか?(追記)そうそう、大事なことを忘れていました。彼らのマネジメント、Suedeと同じみたい。マネージャーがDidz Hammondでした!The Cooper Temple Clause~Dirty Pretty Thingsと応援し続けてきたDidzが、いまや私の最愛・Suedeとそれに加えてCharlatansに関わっているとは、嬉しすぎる。
2025.11.29
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11月24日、豊洲PITで行われたMewのフェアウェルツアーに行ってきました。VoのJonasが脱退するということでのさよならツアーです。私は、ガッチガチのファンというわけではありません。けれど、Frengers発売当初をリアルタイムで知っていて、Am I Wry? Noを聴いたときの衝撃は今でも覚えています。「こんな声、どうやったら出るの!?」というのと、「変則的すぎるのにめちゃくちゃ音がキレイ…!」とで、本当に彼らの登場は衝撃的でした。その後、何度もライヴに足を運びました。個人的な事情で2013年くらいから10年近くライヴに行くこともなく、CDを買うこともなく過ごしてしまいましたが、今回はJonasが最後。それなら、ガチのファンの皆さんには申し訳ないけど、空間のおすそ分けをしていただこうかと…。チケットを取ってくれた友達の引きが非常に強く(笑)、端っこながらもいちばん前のあたりを陣取ることに成功。柵があるのとないのとでは、老体に与える影響が違うんですよ。本当に楽(疲れることは疲れますが)。のっけからバッキバキのリズム隊に、私は圧倒されてしまいました。こんなに上手かったっけ…?そして、Jonasの声も素晴らしい。20年前はちょっと不安定なところもあったけれど、いまじゃあのハイトーンが伸びやかに、美しく響きます。線の細かったサウンドが、もはやメタル風味。Jonasの声の美しさと、幽玄の世界にいるような美しい音の重なりとで、まるでこれはメロディック・シンフォニック・エンジェリック・メタル。改めて、Silasのドラミングの力強さと的確さに脱帽してしまいました。SpecialとかZoo Keeper’s Boyとか、And the Glass Handed Kitesの曲が好きなので、もうただひたすら聴き入り、見入りました。懐かしさと共に、どんどん寂しさが胸を満たしていきます。↑の写真はShe Came for Christmasです。これね、たしか新宿のリキッドでも見たような気がするんです。すごく美しい物語仕立てで感動したのを覚えています。当時のことがまさに走馬灯のように脳裏をよぎり、ここで一回目の涙腺緩みポイント。でもこらえました。まだ泣くの早い。しかし次でアクシデント。機材トラブルで音が出ない?そのため、156がスキップされてしまいました。いやー、これは残念だった!けれど、Jonasが一生懸命会話で間をつないでくれて、「スタンダップコメディアンみたいだ(苦笑)」みたいなこと言ってたのかな?会場は一気に和みました。最後の最後でこういうことがあったけれど、かえって印象的な思い出になったかもしれません。Mewのライヴはスクリーンの映像がとても綺麗で幻想的なのも特徴だと思います。途中、何度も演奏するメンバーの影が映り込みました。本人たちを見るよりも、そちらを見ているとなんだかいろいろと胸にこみ上げてくるものがあり、しばらくじっと見つめていました。わたし、ボーが好きだったんだよなあとか余計なことも考えたけど。笑Apocalypsoのカッコよさを噛み締めているうちにShe Spiderも終わり、本編が終わっちゃって、もうアンコール。次に何をやるかってもう予測はついているし、それを考えただけで心がキュッとしましたが、エンディングは確実に近づいていました。Am I Wry? Noは本当によく聴きました。あの頃はインディシーンから彗星のごとく現れるバンドたちがたくさんいましたが、Mewはその中でもちょっと異質で、凛としていて、謎めいていて、若かりし私の心をかっさらっていきました。そんなことばかりが思い返されているうちに、あのイントロが流れ始めます。Comforting Sounds。ああ、来てしまった。終わっちゃう。キーボードとギターのみの爪弾くような演奏に、Jonasの声が乗ります。そしてゆっくりとSilasとJohanが現れる。SilasがキーボードのNickさんの肩を「お疲れさん」みたいにぽんぽんっと叩いたのを見て、私はそこで一気に涙腺を崩壊させてしまいました。あの仕草が、なぜだか、たまらなく胸に迫ったのです。Jonasの天使の咆哮のような歌声を聞きながら、涙はとめどなく頬を流れ落ちていきました。ネコちゃんがヴァイオリンを弾くあの映像が、記憶を一気に巻き戻します。リキッドルームが新宿にあったころ。私はそれまで映像と音で魅せるバンドなんて知らなくて、彼らの音と不思議な映像の合わせ技に完全にしてやられました。何もできず、ただその場に立ち尽くして、ひたすらステージを見ていました。すごいバンドが出てきたなって思っていました。年を取ると涙もろくなるのです。関係のないことまでいろいろない交ぜになってしまい、私は思い切り鼻をすすりながら、この日もじっとステージを見ていました。焼き付けておかないといけないと思ったから。きらめく音の洪水でフィナーレを迎えると、温かい拍手と歓声が彼らに向けられます。お辞儀をして、肩を組んで、手を振ってメンバーが去っていく。ライヴの終わりはどのバンドだってそうなのに、Mewのフィナーレは、満たされつつも切なさが尾を引く、センチメンタルにならざるを得ない終わり方でした。Jonasは下がろうとしたところで、ふと戻って、前列のお客さんの手を握ってくれました。私も運よく握手をすることができました。ほわんとした優しい笑顔だったけれど、どこかさびしそうな感じも受けました。Mewは解散したわけではありません。前に進むよ、と彼らは言いました。JonasとMew、どちらの新しい一歩も応援したいと思います。開演前にフラッグに書き込みをさせていただきました。プロモーターのと、ファン代表の方が主催してくださったものの2種類です。素晴らしい企画をありがとうございました。Never say good-bye. See you sometime, somewhere in the world!Never forget you, such a great band. I love you.さよならは言わないよ、いつか世界のどこかで会おうね!絶対に忘れないよ、こんな素敵なバンド。大好きです。
2025.11.25
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今朝早く、なんとなくXを開いたら、見覚えのあるポストが…Suedeのオフィシャルアカウントがわたしのポストを載せてる…!?ちょっと前に、SuedeのオフィシャルSNSで「MySuedeStory」ってタグをつけて、Suedeの思い出をポストしてねっていうキャンペーン?みたいなものがあったんです。私もそのときにポストしたんですが、まさか採用されるとは思っておらず。もうびっくりするやらわけがわからないやら震えてくるやらで、仕事に行く前に妙なテンションになってしまいました。インスタ見てもfacebook見てもX見てもThreads見ても出てる。何だこれ!やはり私にとってのSuede Storyは、再結成のロイヤル・アルバート・ホールなんです。あのころってスマホもないし、ちっちゃいデジカメで必死に撮ったんですよね。しかも席が遠いのでぼやけてるのばっかり。それでも、私の記憶の中には鮮明にあのときの光景が残っています。初めてのロンドン、一人旅、ガラケーのみ。よく行ったなあと思います。Xにポストしたのは字数制限で短いんですが、インスタとかには長いのを載せてました。私のつたない英語力で、できるだけの思いを語った文です。Ever since Suede effectively disbanded, I kept looking for a band to replace them, but I couldn't find one.Then there was the concert at the Royal Albert Hall on 24 March 2010.I thought it was a dream, but it wasn't. It was real.Tears fell down my cheeks. At the moment I was sure they would come back...Everyone knows what happened to them after that, right?Back then there were no smartphones, and the only photos I have are from my low-quality camera, but the memories are still vivid in my mind.This was my first time in London. I fell in love with it instantly. And I'm going to visit there again in September, to see Suede!…って書いた後で、ノッティングヒルで兄さんに遭遇したわけで。なんだかもう、今年はおかしい。おかしすぎる。いまだにすべてが信じられないような気分でいます。
2025.11.22
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以前、Patrick Duffの自伝を買ったという記事を書きましたが、ちょっと前にやっと一通り読み終えました。こんなに分厚くて重たい本でしかも英語という、ハードルどころではなくベルリンの壁並みに高い関門ではありましたが、なんとなく意味は読み取れたかな…というところです。内容としては、Patrickの生い立ちからStrangelove時代、解散後アフリカに行ったあたりまでのことが綴られています。Patrickの父方はアイルランド、母方はウェールズにルーツがあるそうです。妹さんが3人、弟同然に育った従兄弟がひとり。実質5人兄弟みたいな感じだったようですね。妹さんのうちのひとりはStrangeloveのベーシスト・Joeと結婚することになります。小さい頃の写真がたくさん載っているんですが、天使みたいに可愛いです…!やっぱり小さい頃は金髪なんですね。そしてPatrickはおじいちゃん・お父さん似みたい。幼いころから家の中には音楽が存在する環境で育った彼ですが、その感受性は人一倍強かったようで、いわゆる「人に見えない」ものが見えたり、感じ取れたりする性質だったみたいです。思春期に差し掛かったころ、彼は夜中に「お前が教えられてきた『神』というものは、お前が思っているようなモノじゃない」という声を聞き、恐怖に打ち震えます。これまで親戚にも修道士がいて、なおかつカトリックの教えを生活の一部のようにしてきた彼が、ここで初めて「神」への疑問と不安を抱きます。たぶんこれが彼の詞によく出てくる「Jesus」への叫びにつながったのかなあと私は思っているんですが…ギターを得てから彼はそれにのめり込みますが、彼の精神は、思春期ならではの不安定さと、彼の生まれ持って出た繊細さのせいで、徐々に脆くなり、崩壊していきます。Aレベルの試験をすべて白紙で解答しようとして大問題になり、結果、学校をドロップアウト。その後は良くない仲間と酒とドラッグに溺れ、物乞いをしながら暮らす日々。まさに底辺を這いずり回るような生活の中で、彼が出会ったのが、Elinという女性でした。彼女が「Elin’s Photogragh」のモデルだと思われますが、彼女のおかげで、彼は少しだけまともな方へと生活を軌道修正をすることができたのです。彼女は日がな一日寝てばかりの彼を自分の家に住まわせ(あり得ないだろふつうは)、彼をアートや文学に触れさせ、リハビリへ行くことも決意させてくれました。そして実家へと戻った彼が初めて作った曲が「Zoo’d Out」。StrangeloveのB-Sidesに入っていますが、果てしなく暗いながらも美しい曲です。その後、彼はバスキングを始めました。するとそこへ一台の車が通りかかり、「お前何してんの?」と声をかけてきた男がいました。それが、David Francoliniという男でした。「お前はポップスターになれる」Davidはそう言って彼を車に乗せます。それがStrangeloveの始まりでした。彼がAlexとJazz、Joeを連れてきて引き合わせてくれたのです。彼らは意気投合して曲作りに励むようになります。ただその一方でPatrickのドラッグとアルコール癖は再開し、ついにElinは愛想を尽かして出て行ってしまいました。マットレスとスーツケースしかなくなった部屋でぼんやりと日々を過ごすPatrick…こんな描写はこの後も何度も出てきます。本当にね、ダメ男ですよ(苦笑)。メンバーの描写がなかなか興味深いです。Alexのブルーアイズは美しいとか力強いとか(笑)、Jazzは田舎者みたいなカッコしてたとか(笑)、Joeは超ハンサムなんだけど部屋でボヤ騒ぎを起こしたので出て行かなければならなくなって一緒に住むようになったとか。Alexはこのころ20歳とか21歳ですが、すでにBlue Aeroplanesでバリバリ活動していて、その自信にあふれた様子が不安になるくらいだったとかPatrickは言ってます。Blue Aeroplanesのライヴ中、勝手にコーラスの歌詞変えて歌ってたとか茶目っ気のあるイタズラをする子だったようで。可愛いなおい。Jazzが変わってるのは昔からだったんですね。70年代の花柄シャツを着てゴールドのビートルに乗ってて、モノクロのわけわかんないフィルムをいつも撮ってたって(笑)。うん、Strangeloveのアー写見てもわかるよ、それ。でも、Jazzがいちどギターを手にすると、誰も思いつかないようなプレイをするのがすごいって。彼はクラシックギターを習っていたとも書いてあったかな。そんなこんなでようやくメンバーと出会ったPatrick。さて、どうなるのでしょうか。全然ひとつの記事にまとめられなかったので、いくつかに分けて書いていこうと思います。長くなるな、これは…!そういえば、DavidとAlexとJoeがThe Coltrainesってバンドをティーンエイジャーの時に組んでたって書いてあるんですが、これがブリストルでBlue Aeroplanesの次に人気があったバンドってことなのかな?それともその前のThe Jade?Blue Aeroplanesの「Swagger」のライナーノーツで、GerardがAlexのことを「ブリストルで二番目に人気があるバンドからスカウトしてきた」って言ってたので、それ何なのよ?と思ってたところだったので。えー気になるよ、それ!→と思っていろいろ調べてみたらめっちゃネオアコ風味の素敵なバンド出てきた!これは大変だ!
2025.11.18
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私はけっこうなタワレコユーザーなので、いろいろおすすめのお知らせとか来るんですが、その中にこれがあったんです。Suede / Live in Copenhagen 1999ん?なんだそれ?と思ってリンクを開いてみたら、Alive The Liveというところがライヴ音源をいろいろリリースしているらしく(OasisとかSmithsとかほんとにいろいろ)、そこが今回Suedeをリリースということらしい。しかしなぜ今ごろ1999年のライヴを?とは思いましたが、Suedeなので問答無用で予約し、届きました。お友達に聞いたのですが、どうやらこれはファンクラブギグらしいですね。1999年なのでHead Musicリリースの年です。いきなりCan’t Get Enoughから始まります。急にテンション上がるのでこれはこれで良いです。Head Music収録曲もいろいろやってて、Indian StringsとかElephant ManとかDownとかSavoir FaireとかCrack in the Union Jackとか。もちろんFlowも。わたしはElephant Manが大好きなのでこれはたまりません。Neil作詞作曲のちょっと謎な曲。たぶん兄さんのえこひいき。でも好きです、このサイケデリックでイカれた感じ。あと、何がいいってHe's Goneが入ってること!私のSuedeトップ3の曲。何回聴いてもウルっときます。この頃の兄さんはドラッグやらアルコールやら真っただ中だったと思われますが、そんな危険にギラついた雰囲気がそのまま表れたパフォーマンスだと思います。しかし最近のリリースのせいか、音が妙に良いです。マットのベースがブイブイいっててそればっかり聴いちゃう。あとNeil(たぶん)のコーラスめっちゃよく聞こえて良い。Trashはサビの部分で兄さんがハモリの高い方を歌うのが好きです。なので私もカーステで聴くとそっちを歌っちゃいます。1999年というと、Neilが体調を崩しがちになり、ツアーやTV出演のいくつかを欠席していたはず。そのせいなのかその代わりなのか作った人たちが分かってないのかは知りませんが、ひとつだけ不満を言わせてもらうなら、Neilの写真がほんの一部しか載ってないのはなんでですか?!1999年のNeilなんてめちゃくちゃ麗しいころですよ!?ねえ!?でも、Alexの写真は載ってます。私はAlex Leeフリークなので飛び上がるほど嬉しいですが、Neilはなんでいないの…?(まだ言うとはいえ、この後緩やかに崩壊への坂道を転がり始める彼らの、危うい美しさが何ともいえません。なのでファンなら聴くべし。やっぱりSuedeいいな。大好きです。
2025.11.16
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私がこのバンドのことを知ったのはほんの数年の間のことです。Suedeのファンコミュニティでけっこう名前を目にしていたんですが、最近になって「新譜が出た!」というポストがあったのを見て、気になってはいたのですが。そんなところで、先日ディスクユニオンの棚を隅から隅まで眺めていたら、これがあったんです。Rialtoというバンドです。リリースは1997年。うん、まだSuedeにさえ出会ってない(笑)このアルバムはファーストアルバムです。で、これがですね、ものすごく良い。私にはだいぶ刺さりました。ライナーノーツにも映画的とか書かれていましたが、まるでサウンドトラックのように優雅で、どことなく古典的な雰囲気もありつつ…そうだ、「典雅」だ。そういう印象を受けました。まるでクラシック映画を観ているかのような品のある美しさ。ストリングスやチェンバロっぽい音が随所に散りばめられています。冒頭の「Monday Morning 5.19」が、詞を含めて一気に引き込まれます。ギターサウンドを包み込むようなストリングス、私は大好物です。日曜の夜に別れて、月曜の朝には仕事に行くって言ってたはずの彼女が、5時過ぎなのに電話に出ない。どういうことなんだ?どこに行ったんだ?コールバックもない。どういうことなんだ?もう考えるの疲れちゃったよ。という歌です。詞だけ見たらちょっと情けないし、朝5時に電話する男にもドン引きしますけど、でも、これがいいメロディなんですよ。そしてだんだんこのカッコ良くない男がかわいそうになってくる。そうなったら、もう彼らの虜です。そして私がいちばん好きなのが「Untouchable」。ドラムスに続いて流れ出すシンセの響きで、もう名曲の予感しかしませんでした。これは私の個人的な印象なのでなんともではありますが、マカバトの「Falling」の雰囲気に似ているような気がするんです。あのイントロを聴いたときと同じ胸の高鳴りが、私には感じられました。Rialtoの新譜に反応していた海外のSuedeファンが多かったのも頷けるんですが、この曲は詞もそこはかとなくSuedeに通じているような気がします。きみが天使なら翼を切ってぼくのところに置いておこうとか、肌をアルコールに浸しておこうとか、どことなく壊れた「ぼく」の独白がまた私には刺さりました。かと思えば、これネオアコの名曲か!?と思わせるような「Hard Candy」があり(Suedeにも同じタイトルの曲があったなあ、黒歴史時代ですけどね!)、彼らのメロディセンスが素晴らしいことを改めて実感します。「When We’re Together」もシネマティックな雰囲気に浸れます。物悲しいバラードなんですが、ジャズのように刻まれるハイハットの音や、シンセサイザーが良い小道具となっているところとか、映画のエンドロールで流れても良いです。と私が決めました。それでラストを飾る「The Underdogs」。タイトルの意味とは程遠いくらいに流麗なメロディとストリングスにのせて、「ぼくらはアンダードッグスなんだ」と歌い上げるんです。UnderdogsといったらManicsとかKasabianしか知らない私なので、これほどに切なく美しいUnderdogsはもはや青天の霹靂くらいには驚きました。ちょこちょこ調べてみたら、Vo.のLouis Eliotはホンモノの貴族なんですね…!この品の良いサウンドは、やはりそういうところからも来てるんでしょうか?24年ぶりのアルバムも聴いてみないと!
2025.11.15
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またしても嬉しすぎた今年のリリースは、Idlewildの新譜でした。バンド名をタイトルに冠したこの「Idlewild」という10枚目のアルバム。奇しくも彼らの結成30周年にリリースされた、まさに記念碑とも言うべき一枚だと思います。しかもこの20年の間で最もチャートの上位に入ったそうで。スコティッシュ・アルバムチャートで3位(まあ当然)、UKチャートでも16位と大健闘、そしてヴァイナル・アルバムチャートでも4位だったとか!それだけ彼らを待っている人たちがいたという証明ですよね。私も勝手にとても嬉しく思っています!最初に「Stay Out Of Place」の音源が公開されたとき、期待に胸が膨らみました。音楽から遠ざかっていたこの数年、彼らの直近のアルバムもほとんどチェックしていませんでしたが(今となっては入手も難しい…)、この曲は、確実に「あのころ」」のIdlewildの音。歪んだようなギターの響きに始まり、ゆっくりと壮大に広がっていくスケール。そしてそこに乗るRoddyのあの声。私が一瞬で心奪われた、Idlewildの音でした。それに続く「Like I Had Before」は疾走感がありつつ軽快なメロディー。彼らの陽の部分がフィーチャーされたような、爽やかで実に心地よいナンバーです。どうでもいいけど、イントロの雰囲気がステフォのDakotaに似てるような気がする(笑)。そして「It’s Not The First Time」ですよ。冒頭の三曲がたしか先に公開されてたやつなんですが、どれもがそれぞれのIdlewildらしさ全開で、私はこの曲がとても好き。Remote Partとかのあたりを匂わせる穏やかさと優しさが溢れていて、それは「The Mirror Still」とかもそうなのかなと思います。この曲なんか聴いているだけでちょっとウルっとくるほど美しいメロディで、Roddyの声がとにかくめちゃくちゃ優しく響くのです。初期の衝動が垣間見える、グランジっぽい「Make It Happen」もあれば、めちゃくちゃポップな「I Wish I Wrote It Down」などは驚くほどです。でも、コーラスで切り込んでくるギターがはやはりdlewildらしいし、このメロディ展開は、やっぱりIdlewildだと感じました。「Writers of the Present Time」はまた泣かせにかかってくる素晴らしさ。イントロ聴いただけで良い曲とわかります、そしてしみじみと噛み締めます…!通して聴いてみても、どれもが非常にキャッチーで、こんなに聞きやすいIdlewild、初めて?なんて思いました。また、Roddyがインタビューで「どれもがシングルにできる自信がある」みたいなことを言ってたと思うのですが、本当にその通り!その自信が見事にチャートアクションにつながったのだから、心底良かったと思いました。イギリスでのライヴもけっこうソールドアウトしているし、まだまだ彼らはやりますよ。日本に来るのは…難しいよね…。行くしかないのか!?笑
2025.11.11
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先日、久しぶりに会った友人と久しぶりに映画を観てきました。「爆弾」です。「スズキタゴサク」と名乗る職業住所不詳の男が、取り調べの最中に、突然「都内で爆弾が爆発する」と予言する。最初は信じていなかった警察だが、彼の予言は当たり、一気に騒然となる。しかもそれは一度だけではなかった――。気味の悪い男に振り回されながらも、警視庁捜査一課の類家は彼に対峙し、なんとか彼の「カラクリ」の正体を突き止めようとするのだが…。「スズキタゴサク」を演じる佐藤二朗さん、この映画はこれに尽きます。目力ならぬ、「顔力」が凄まじい。スクリーンにどアップになった瞬間の気色悪さ、一瞬真顔になった後に気味の悪い笑みを浮かべる瞬間、どれをとっても怖気がするほど気持ち悪い。ほめています、ほめてますよ。彼のとらえどころのない、それでいてずるっと心の内側に忍び込んでくるような話術は、観ているこっちもぞくりとするほどです。彼の会話に絡め取られていく警察官たち。クールを貫いていたはずの清宮(渡部篤郎さん)や、自分の過去の行いに後ろめたさを感じている伊勢(寛一郎さん)。そんな中でタゴサクの本質をある意味見抜いたのが等々力(染谷将太さん)。けれど彼にも決して明るくない過去があって…。そこに絡んでくるのが、舞台となった野方署で過去に起きた不祥事でした。この不祥事を言葉にするのは少々躊躇われますが、この事件があったからこそ、この「爆弾」騒ぎにつながっていくわけです。その背後には、その事件によって人生を狂わされた人たちの想像を絶する日々でした。そんな複雑に絡み合った謎を解いていくのが、もじゃもじゃ頭で一見どんくさそうな類家(山田裕貴さん)。最初はぼそぼそしているのに、だんだんとキレ者ぶりを発揮していくところがカッコいいです。こんなにいい役者さんでしたっけ?すごいな。何がいいって、染谷将太さんの目が良いです。無関心で無表情でいるような雰囲気なのに、その目が多くを語ります。まとっている影がどうしようもなく、セクシー。こんなにいい無表情をする方がいるのですね。そして渡部篤郎さんのダンディーぶりは国宝級です。素敵な年の重ね方です。本当にカッコいい。ホントに。ドキドキする展開が続きますが、ラストは…あれ、あの爆弾どうなったんだ?犯人が誰だったとか、私はもはやどうでもよかったです。佐藤二朗劇場をたっぷりと堪能させていただいたので、もうそれだけで満足でした。観終わった後も、友人と「佐藤二朗に尽きるな!」と言い合いましたよ。そしてやはり「渡部篤郎超カッコイイな…」という(笑)。
2025.11.09
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11月1日(土)、横浜の7th avenueでのライヴに行ってきました。ちょっと前にブログで触れた、NEARMISSが出演するイベントです。これは7th avenueの40周年を記念するイベントで、the superlative degreeが主宰したものでした。FLOAT.とSEX MACHINEGUNS、そしてthe suplerlative degreeも出演します。久しぶりに関内に行きました。かつてはよく野球を観に行った横浜スタジアムを見ながら懐かしさに浸りつつ、やっとNEARMISSを見られるドキドキで胸を高鳴らせながら会場へと急ぎます。NEARMISSの出番は一番目で、開場が16時30分だったものですから、午前中仕事だった私は、退勤後ものすごい勢いで電車に飛び乗ってやって来たせいでもう疲れている(笑)邦楽のライヴに行くのも久しぶりだし、邦楽ライヴひとりで参加はたぶん初めてだったので、勝手にアウェイ感を覚える私。でしたが、だんだんと集まって来る黒っぽい服装のファンの方たちを見ていると、ひとりでに嬉しくなりました。覚えてる、この感じ!懐かしいぞ!チケットはソールドアウトで、どんどんお客さんが入ってきます。私は右側の4列目くらいに陣取ることができました。さて、17時少し回ったところでライトが落ち、いよいよNEARMISS登場です!わーSoeさんだ、MASAAKIさんだ、KouさんにMIWAさん!そしてこの日のドラムスKenさん!Xでお話させてもらってる方たちがステージにいる、めっちゃ興奮します。そしてゆっくりと出てきたYU-KIさん。全身ブラックの装いでめちゃくちゃカッコイイ…!冒頭は「Touch Me」。拡声器ごしのYU-KIさんの声がカッコ良すぎて、もうすでにここで私はノックアウトされてます。「やばい、超カッコイイ」とひたすら呟く挙動不審者がひとり。私です。次はシングルにもなってる「LOVE TO ME」。ちょっと横揺れしたくなるグルーヴがセクシーで、私がNEARMISS好きな理由がこれです。グラムっぽさ全開なんです。YU-KIさんが「たぶんぼくらのこと知ってる人たち少ないでしょうが…」と言ってましたが、ファンの人!と呼ばれたので、めっちゃ手を挙げました。笑 「Jungle Freaks」を経ての「Darlin’」はもう最高。Darlin’が入ってるSTRYKESが大好きなので、この印象的なギターが始まると、テンションが一気に上がります(もうとっくに上がってるけど)。そしてやっぱり「RED HOT LOVE」は外せない!若かりしNEARMISSもカッコ良かったですが、いまはそれを上回りますね。家に帰って来て昔の映像をyoutubeで見てますが、私はいまが断然好み!最後の曲、と始まったのが「Beautiful Alone」で、私は今日NEARMISSを見られた幸せを噛み締めました。Kouさんがアレンジしたということで、アルバムで聴くのとまた違う印象で、さらにじわじわと沁みるナンバーになっていました。それに、タイトルが良いじゃないですか。Strangeloveにも同じタイトルの曲があって、勝手に一度で二度美味しいと思いながら見ていました。Setlist1. Touch Me2. LOVE TO ME3. Jungle Freaks4. Darlin'5. RED HOT LOVE6. beautiful alone出番が終わった後、フロアに出てきてくれた皆さんとお話できる機会がありました。Xのおかげで皆さんに認識してもらえてて、終始感激しどおし。Suede仲間と勝手に決めているYU-KIさんと「Brett超カッコいいよね~」と話したことは鮮明に覚えています。笑MASAAKIさん本当にほんわかしていて優しいし、Kouさんめっちゃ可愛いし、MIWAさんの初めてのサインもらえたし(笑)、Kenさんも「俺!?俺でいいの!?」とサイン書いてくれて、SoeさんもXのとおりの気さくで楽しいお喋りをしてくれて、この時間が楽しすぎました。皆さん全員にサインをいただき、Soeさん作成のNEARMISS名刺(プレミア)もいただき、いろんな話もできたし、こういう状態を有頂天というのだなと帰りの電車に乗りながら噛み締めました。Xやってて本当によかったと強くそう思いました。新曲も作ってらっしゃるようですし、次のライヴがあったらまた駆け付けたいと思います!SEX MACHINEGUNS上手すぎて面白すぎて最高でした♡ かつてV系一辺倒だったころの記憶が一気によみがえり、ファミレスボンバーとかみかんのうたとかBURNとか、けっこう思い出しました。笑あと、the superlative degreeの章人さんが何回か出てきて、後ろの方からステージをじっと見てたんですが、オーラすごくて何も声かけられなかったです。いい匂いがしました。笑
2025.11.03
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