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大瀧詠一さんが亡くなったのが年末だったので何のコメントも出来ませんでした。たいへん遅まきながら...私としても実に惜しい。単なるミュージシャンにとどまらず、日本の音楽を正しく考察し、リードする人でした。60年代のアメリカンポップスを熟知し、コード進行から音作りまでを巧みに分析し、自らの楽曲に取り入れた。そのおかげで日本のポップスも一気にレベルアップしたのではないでしょうか。器用さが高じたそのあまり、ほとんどパクリに近い曲もみられましたが、みごとに大瀧サウンドに料理されていると思います。「スピーチ・バルーン」なんぞは「ネイビー・ブルー」と「パフ」の大瀧風トロピカル和え」として素材の味を引き立てて完成されてましたね。とはいえ、私のお気に入りの大瀧作品はちょっとマニアックな「フッサ・ストラットPart2」です。ラジオで聴いて、即レコード屋に走った。で、買った「ナイアガラ・トライアングル Vol.1」のその曲はまったく別のテイクでがっかりした記憶があります。そのかわり、「ナイアガラ音頭」というコアな歌に巡り合った。●大瀧詠一音楽祭2010 M-12福生ストラットPt2 高橋学とE・S・O(オリジナルが著作権の都合で削除されていたので、こちらでどうぞ)大瀧さんと私は同学年。子供の頃に洋楽ポップスに夢中になり、その後クレイジーキャッツなどのお笑いにハマったり米軍極東放送を聞いたりと似た事をやってましたが、高校あたりから彼は音楽の世界に過剰に接近し、稀有な第一人者となりました。私の最初の出会いは、はっぴいえんどの「ゆでめん」アルバム。「かくれんぼ」が好きだった。クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング風のサウンドを思わせる作品でした。彼の最高傑作はもちろん「LONG VACATION」。お徳用ですね。秀作のてんこ盛り。それから数々のCMソングとヒット曲。そしてラジオ番組。しかし彼は音楽の歴史においても大変豊富な知識があり、語り出したら止まらない。YOU-TUBEで彼の沢山の番組を聴いてみて彼の凄さを再認識しました。大瀧詠一「日本ポップス伝 2」では大正時代の歌謡から現代に至る歴史について解説してくれるし「ラジオ・スピーチバルーン」での高田渡との対談ではフォークの原点・添田亜蝉坊や知道(さつき)について語っています。これは聴きごたえがありました。(40分はちょっと長いが)高田渡は亜蝉坊の「しらみの旅」を唄うとき、バックのサウンドをチャック・ベリーでやってくれと大瀧に頼んだ話(23分あたり)とか、高田は亜蝉坊の息子の知道と交流があった(28分あたり)とか。●大滝詠一のスピーチバルーン 高田渡さんに聞く私自身、大瀧詠一の凄さはまだよく分かってないし、これからも凄いと思うことがあるでしょう。しかしとにかく、これだけの知識と説得力、そしてクリエイティブな才能は、十分すぎる程発揮されとは思いますが、まだまだ活躍して欲しかった。そんな思いは大瀧さんを知るすべての人が感じてるでしょうが..。合掌
2014/01/28
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今日はこの曲でも聴きながら読んでください。EAGLES TEQUILA SUNRISEテラの音(ね)ライブのあと、友人とせっかくだから一杯やっか?と近くのバーに寄りました。この友人は中学以来の付き合いで数日おきにランチやコーヒーを飲んだりしてるのですが、夜に出歩くのは珍しい。彼が案内したのは寺町の革堂さん(行願寺)前にあるお店。 気が付かないで通り過ぎそうな狭い入口で看板もなく、友人も店名を知らない。あとでマスターに聞くと「Tom's Bar」だとのこと。暖簾に小さく書いてますよと笑う。えらく控えめなお店だが、もう4年とのこと、口コミで客が来るようです。外観に反してゆったりとした空間と白木のカウンターがおしゃれ。若いが穏やかなマスターにオレンジベースの飲み物を注文したらなんとかというリキュールベースのカクテルを作ってくれました。炭酸の効いた酸味のある甘さだが、何となく物足りない。では これはとテキーラ・サンライズが出た。うん、これは酒だ。果物の酸っぱさが耐えられない私はオレンジならOK。だからいつもスクリュー・ドライバーを注文してますが、男としてどうにも照れくさかった。なのでオレンジベースの他の酒を探していたのです。テキーラ・サンライズならイーグルスも歌っているし...って関係ないか。あとで調べたら、ミック・ジャガーがメキシコライブの夜に気に入って飲みまくり、世に知られるようになったという伝説もありました。よし、ロックスターのお気に入りなら堂々と頼めるな。友人はカシス系のカクテルやホットカクテルを試したり、真空管アンプのJAZZ(これは本格的トリオ)の音を味わったりして、取り留めないひととき。お寺ライブの余韻を、静かなバーで旧友と過した夜でした。追伸私はウイスキーはダメだがブランデーは好き。カクテルを調べてたら「ニコラシカ」というのを見つけました。これって、金沢の学生下宿で友人達と飲んでへべれけになった酒です。あれはジャンクでなく正式な飲み物だったんだと、嬉しくなりました。これは三角のカクテルグラスにブランデーを注ぎ、その上にスライスレモンを乗せそこに砂糖をてんこ盛りする。正式には先にレモンと砂糖を口に放り込んでモグモグやって味わい、ブランデーを流し込むという飲み方ですが、我々は大口を開けてグラスにかぶりつき、一気にすべてを口の中に放り込むという飲み方をしました。これは3杯やったら、かなり回るのでアブナイ、アブナイ。イラチカと呼んでたような気がします。誰かがどこかで聞きかじってきたんでしょう。過剰な糖分+アルコール、若い時でないと出来ないだろうが、もう一度試して見たい気も...。
2014/01/14
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母の通院帰りに あるお寺の前を通りがかるとJAZZ Nightと書かれたチラシが目に留まりました。浄慶寺というこのお寺さんでは時折イベントをやっているようだが一度も行ったことがない。そこで、早めに夕食を終わらせ、母に留守番を頼むという手を思い付き、友人を誘って行ってみました。「テラの音・JAZZ Night」と題されてましたが、選曲は気軽に聴けるようポップスがメインでした。大阪で活動する若手シンガー、マリエさんのキーボードでの弾き語り。軽やかなおしゃべりを交えて気持ちよく聴かせてくれました。後半は姉の牧野貴佐栄さんのバイオリンが加わってのコラボ。バロック的なフレーズを交えてのバイオリンの音が美しく歌に絡む。二人ともお若いが慣れたステージで、楽しませていただきました。私的にはヒーリング・ミュージックでよく耳にしたシークレット・ガーデンの"hymn to hope"が最高で、本堂の雰囲気ともよく調和してました。貴佐栄さんのバイオリンが年季の入った独特の風合いだったので、あとで友人が尋ねると、やはりそこそこのグレードだったようです。枯れたようなまろやかな音色でした。会場となった本堂には子連れのママさんや熟年夫婦など近隣の人々約20名が集まっている。古いお寺だと強烈に冷え込むので厚着して行きましたが、本堂は新しい建物だったので意外に暖かい。しかし本堂で御本尊に横向きに座るっていうのはなんとも居心地悪いが、この日だけは仏さんも我慢して下さるようです。今のご住職さんはしきたりや宗派を超えて、寺を一般の人々との交流の場にしたいと多方面で頑張っておられるそうです。おかげで日頃縁の薄いお坊さんが身近に感じられたひとときでした。
2014/01/13
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寺の楼閣をくぐって庭園に出ると見事にライトアップされた樹林が広がってました。そして近づくにつれて視界が開け、それらの樹林が空中に浮かび上りその下には深遠なる闇が広がって、私はわあ!と大きな声を立ててしまいました。私達は断崖絶壁から空に漂う樹林を眺めていたのです。それは単に池の鏡面に移り込んだ景色だったのですが、葉の落ちた裸の枝がまるで木の根のように広がっていたので、天空の城ラピュタを思わせる浮遊感を醸し出していたのです。月も星もなく、全くの無風状態の池は完璧な鏡でした。私と娘は20分近くその場を離れずなんとか写真に撮ろうとしましたがうまくいかず、その風景を心に焼き付けるしかありませんでした。しんしんと冷え込む大晦日、知恩院の重い鐘の音を聴きながら、私達は2014年を迎えました。私はこの高台寺には何度か訪れていました。しかしこの冬の景色はもちろん、400年前そのまま残る霊屋、利休の傘亭と2階建ての茶室・時雨亭などをじっくり眺めることはなかったので、今回初めてこの寺の凄さを感じました。家康がねねさんの建てたこの寺に大変な気遣いをしていた事がよく忍ばれます。========================================今年は家族も実家に呼んで京都でお正月。年越しは寺でやりたいとの娘の希望で、二人で平安神宮から知恩院を経て清水方面へ。鐘をついてみようかと青蓮院に行くが、ちょうど2分前に整理券が終わったとのこと。やはり10時前から並ばなければ。次に坊さん17人がかりでつく知恩院目指すが。鐘つき堂周辺は300人しか入れず、入れ替えを待つ長蛇の行列。これ以上並んでも入れませんとのコメントにせめて音だけでもと待つと、11時前からゴゥーンと重い鐘が鳴り始める。ここは早めにつき始めるそうです。そしておけら火を取る人々で混雑する祇園境内は避け、丸山公園から高台寺に。感動のもとに新年を迎えたあとは、冷え込みに耐えきれず、清水の急な坂を足早に巡って京阪電車で帰宅。寒かったけれど娘も私も充実した年越しでした。幼い頃は興味のなかった娘も、京都の良さがやっとわかってくれる齢になり、私の子供の頃からの京都の年越しを娘に伝えることが出来ました。
2014/01/01
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