FIRE　経済的自立を獲得して早期引退

　これまで加入していた医療保険の癌サポート特約がリニューアルされたので乗り換えたお話です。

　今回は、私をサポートしてくださる担当者が交代となり、ご挨拶に来て頂いた際に提案頂いた次第です。　高齢化社会ということもあり、以前よりも心強い保険内容となったのに、それほど保険料は上がらなかったので、即決で加入しました。

　特に繰り返しの抗癌治療や通院に関するサポートが強化されました。　今時は、長期入院よりも通院治療の方が多いですからね。

　私には、家計・病気・介護・災害など、とにかく将来の不安を解消しておきたいという強迫観念があります。　これは、親兄弟にも中々理解して貰えません。　皆が「何もそこまでしなくても」と言います。　でもダメなんです。　「性分」という単語では片づけられないくらいの「衝動」が自分の中にあります。

　４６歳でFIRE（経済的自立を獲得して早期引退）に向けて準備を始めたのも、元々は定年退職後の生活への不安から来たものです。　その結果として、たまたまFIREできたといっても過言ではありません。

　結局は、後から後悔したくないだけなのです。　「ああしておけば良かった」「こうしておけば良かった」と悔やむくらいなら今から準備しておこう、ということです。　童話「アリとキリギリス」に例えるなら、私は完全な「アリ」です。

　この生き方を他者に薦めるつもりはありません。　他者は他者です。　それぞれの考え方があるでしょう。　将来の不安に備えるのも、備えずに後で悔やむのも自己責任だと思っています。　何も備えずとも何にも困らずに一生を終える方達も沢山いらっしゃると思います。　災害（例：大地震）なんてその最たるものかも知れませんね。　でも私は不安でたまらないから備える、というだけです。

　齢６０歳ですから、今さらこの生き方は変えられません。　きっと一生、何かに怯え、備え続けながら生きて行くのでしょう。