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FIRE(経済的自立を獲得して早期引退)したために、在籍していた会社の同僚との関係は途絶えました。 今更会っても共通の話題もありませんから。 60歳ですが、きっと同世代のほとんどは再雇用で働き続けているでしょうし。 従って同世代の引退生活者がどのような生活を送っているかも知りません。
もっとも昔から自分の事を他者と比べる習慣はありませんから、自分さえ自分なりの基準で満足していれば良いかなと思って生活しています。 「隣の芝生」はどうでも良いのです。
世間では「引退生活は退屈なモノ」と見られがちです。 会社で働いてばかりだった男性は、引退後に自宅近辺のコミュニティに馴染めず、家でやることもなく退屈しがちだとか。 ですから現役の内に趣味を見つけておいた方が良いという話を昔からよく聞きます。
だからと言って「一生懸命に趣味を探す」っておかしくありませんか。 生活のために就職先を探すのとは違いますから、わざわざ探すのも変かなと思ってしまいます。 もちろん、やりたい事に出会うためにアンテナを広げるのは大切でしょう。 ただ出会えないからといって焦る必要も無いと思うのですが。 何故なら引退して時間的自由を手に入れたのですから、趣味に出会うまでに幾ら時間を掛けても良いはずです。
以前からお話していることですが、趣味に出会うまでの時間潰しにお薦めなのがYouTube鑑賞です。 多岐にわたるテーマの動画が掲載されていますから、時間潰しだけでなく、自分が惹かれるテーマに出会えるかも知れません。 私も、引退して一年間は自宅に引きこもってYouTube鑑賞の日々でした。 その内、自分のFIRE体験を形に残したくなってブログを書き始めました。 今では日々思う事を徒然なるままに書かせて貰っています。 お金も掛からず、体力が低下しても続けられる良い趣味に出会えたと思っています。
結局「正しい引退生活」などというものは無く、自己満足できれば良いのでしょう。 なぜなら誰かの評価を求めるモノではないのですから。 上司・同僚・顧客からの評価を気にする必要は無くなったのです。 せいぜい家族やご近所に迷惑さえ掛けなければ良いのです。 ノンビリと時間を気にすることなく、経済的に無理の無い範囲の趣味を探すのも、それはそれで一つの趣味と言えるかも知れませんね。
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