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いやあ2020年9月も終わってしまいました。という事は、今年の4分の3が終わってしまいました。まさに「中年、矢のごとし」。月日の流れるのは早いですね。 さて今月ですが、ポートフォリオ上位に多く配置しているウィズコロナ銘柄に株価好調な所が多く、全体としてはまずまずの一か月となりました。 ただ個人的には、「そろそろアゲインストコロナ銘柄の比率を上げるべき時期かな?」と感じており、「まずまず仕上がって来ている」と感じた一部のウィズコロナ銘柄を売却し、代わりに有望そうなアゲコロをいくつかポートフォリオ上位にまで買い進めました。 しかしながら、今のところは仕込み中のアゲインストコロナ銘柄はそのまま綺麗に含み損になっているところが多いです。シフトするのが早過ぎるとパフォーマンスに大きな悪影響が出そうですし、 「ウィズコロ/アゲコロ比率」 については、急激には変化させないように、ゆっくり、のんびり、じっくりと調整していきたいと考えています。 次に具体的な成績ですが、対2019年末比で+8.0%となりました。 先月末は+1.5%だったので、今月も何とか年初来プラス圏を維持することが出来ました。ただそうは言っても「ようやく水面にちょびっと顔が出ただけ」の緊迫した状況に変わりないですし、これからも気を引き締めて戦い続けます。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Sep 30, 2020
さて今日は株式投資本オールタイムベスト108位 行動科学と投資 (ダニエル・クロスビー著、パンローリング、2020年) の第7弾です。 今日も、第7章 感情 から。 機能的反社会的人間 ほかの部分では適応できる感情が、健全な投資においては障害になるという証拠が次々と見つかっている。 もし感情を抑止するほうが良いのならば、それをなくしてしまえばさらによいのだろうか。この考えを追求したのが、スタンフォード大学で行われた「投資行動と感情のマイナス面」という研究である。 このなかで、研究者たちは脳の感情処理中枢に障害のある十五人と「神経機能が正常」な十五人をギャンブルで競わせた。すると、 脳に障害がある被験者は、大きく賭けることと失敗しても素早く回復することで、「正常」な被験者を簡単に上回った。 「正常」な被験者は全般的に安全にプレーしていたが、低パフォーマンスが続くと(市場では投資の好機)、リスク回避の傾向が特に強くなった。一方、 脳に障害がある被験者は、傷口を癒したり、傷ついたエゴを慰めたりする必要性を感じないため、同じスタイルを維持して勝利に邁進した のである。 ここでの教訓は、ロボトミー手術を受けて金持ちになる、ということではないが、 感情は投資にとってとんでもない敵 であるということは間違いない。神経学者のアントイン・ベッチャーラの、「投資家がお金儲けがうまくなるためには機能的反社会的人間のようになるべきだ」という言葉は、まんざら冗談ではないのかもしれない。投資家は、感情を常に追い払っていなければならないのである。 さてこのクロスビーの指摘を読んでいて、私はこれまでに学んできた名著たちの中の印象的なフレーズのいくつかを自然に思い出していました。 例えば、 デイトレード の中で著者のオリバー・ペレス&グレッグ・カプラは、以下の様に述べています。 トレーダーとして快適さは大敵である。心理的に心地よいものは、ほとんどの場合間違ったものである。 逆に、ある特定の戦略やアプローチが心理的に、感情的に受け入れ難いものであれば、それが正しいものである確率は極めて大きい。。。つまり、ある一定の水準に到達したトレーダーは、自然な発想が逆転し、ほとんど非人間的ともいえるようになる。 つまり、 私たちが投資家として大成するためには、自らの中の非人間的な部分、サイコパス的な長所を意識して伸ばしていかなくてはならない ということです。ただ世の中の99%を占める「普通の人」にはそれは限りなく困難です。そしてだからこそ、投資はこんなにも難しいんですね。(続く)
Sep 29, 2020
さて今日は株式投資本オールタイムベスト108位 行動科学と投資 (ダニエル・クロスビー著、パンローリング、2020年) の第6弾です。 今日は、第7章 感情 から。 あなたも、たくさんの賢い投資のルールを分かっているが、恐怖や欲望にとらわれているときにはそれらのルールが使われなくなってしまうのである。 このことについては、心理学者でトレードコーチのブレット・スティーンバーガーが、トレーダーの行動研究に基づいてうまく言い表している。「、、、要するに、感情はルールに基づくトレードを破綻させる。多くの場合、感情的になると自分のルールを疑問視するようになるのではなく、単純に忘れてしまうのだ。」 どれほど賢い投資家でも、感情的になると自分自身とも自分のルールとも違う行動をとってしまうのである。 つまり私達投資家は、常に自らの感情の状態をモニタリングしながら戦わなくてはならないということです。そうしないと「勝つための投資のルール」を守れないという事ですね。 私は感情を適切なレベルに保ち続ける為には何よりも、 適切な損切りが大切 と考えて実行しています。 損失には利益の2.5倍の精神的ダメージがありますし、クールヘッドを保ち続けるために、これ以上に効果的なやり方はないんですね。(続く)
Sep 28, 2020
さて今日は2020PF概況シリーズです。426位 3191 ジョイフル本田 (東1、6月優待) ○ PF426位は、ホームセンター大手で、関東1都5県で5万平方mの超大型店を展開しているジョイフル本田です。 現在の株価は1722円、時価総額1737億円、PBR1.12、自己資本比率は67.3%と良好、今期予想PER20.57、配当利回り1.8%(31~33円)、総合利回り2.3%(31+8.8=39.8円、優待はおコメ1キロ440円で換算)で、優待は100株保有で自社商品券2000円相当、または茨城県産米2kgなどです。 さてここ20年間くらいは、ホームセンター業界と言うのは「各専門店やドラッグストアなどに侵食され続け、じり貧に陥っている典型的な衰退産業」と認知されていました。 ただ2020年に突如として迷入した「ウィズコロナ時代」の恩恵を受けて、各社の業績には「神風」が吹き、業界には久々の活気が溢れています。今の活況がどこまで続くのかはまさに「神のみぞ知る」というところですが、少なくとも各社の足元の月次を見るかぎりは好調が続いています。 私は、「数年前には当時{完全に終わった業界}と一般的に思われていたドラッグストア銘柄から、大ヒットが台所のゴキブリみたいに続出したことがあった。歴史は決して繰り返さないが同時に韻は踏むものであり、今度はしばらく前のドラッグストアと同じくオワコンと認知されているホームセンター銘柄から当たりくじが出る可能性も否定できない。そして仮に今のウィズコロナ時代がこれからも長引くのであれば、その可能性は更にどんどんと高まっていくな。」と言う考えの下、「よし、まずは優待付きのホームセンター銘柄で、持っていないところは片っ端から買って優待株いけすに入れて猛勉強しよう。」としばらく前に思い付き、即日実行しました。 そして、「優待ホームセンター銘柄バルク買いプロジェクト」の一環としてここジョイフル本田へも2020年5月25日に参戦しました。 (上記画像はこの記事の下書きを書いていた2020年8月11日現在のもの) 今後の業績推移をしっかりと見ながら、楽しくホールドしていく予定です。
Sep 27, 2020
古くから、恩株投資法 というものがあります。これは単純に言うと、持っている株が値上がりして2倍強になったら半分を売って投下資金を100%回収し、残りの半分は保有コスト0分のタダ株として、毎日枕を高くして眠りながら末永く楽しくホールドしていこうというやり方です。 これは実に原始的ですが、人間の原始的な本能≒アニマル・スピリットに適ったやり方です。また史上最高の投資家の1人である スティーブ・コーエン の 迷ったら半分 という考え方の変形版であるという言い方も出来るとも思います。 ただこの手法については、いくつかの批判もあります。それは、「思考停止のやり方だ。」とか、「特別な意味のない自分の買値に何故か拘っている、そこにアンカリングしているナンセンスな考え方だ。」と言ったようなものです。実に一理あると思います。 しかしながら、自分は以前からこの「恩株投資法」が大好きで、実際に戦術としても多用しています。その最大の理由は、 精神的に非常に安定した、強固な状態で残りの恩株をホールドしていけるから です。 さて、一般に持ち株に大きな悪材料が出て株価が暴落すると、心理的にもまた資金管理の観点からもなかなか「のんびりホールド」という訳にいかなくなるわけですが、恩株化した銘柄だとそういう局面を握力強く切り抜けやすくなります。 そしてまた後から振り返ると、「悪材料の出たソコが株価の底」という場合も多いわけです。それが何故かというと、アレキサンダー・エルダー の言う通りで、 「大半の敗者は同じ刺激に反応する」 からです。 これはまた逆に言うと、 プロは悪材料で買う ということでもあります。ちなみにこの言葉は、 モメンタム投資家の始祖であるリチャード・ワイコフ が1934年に出版した歴史的名著 ワイコフの相場大学(ストックマーケットテクニック2) で実際に述べた言葉でもあります。 つまり恩株投資法には、 大衆≒敗者と同じ反応をしなくて済むようになる という大きなメリットがあるんですね。株式市場は、 常に少数派が勝つ という普遍的な法則があるところなので、この長所には莫大な効果があるということになります。 そしてだからこそ、私はこの恩株投資法が大好きなんですね。
Sep 26, 2020
さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。 425位 7525 リックス (東1、3月優待) △ PF425位は、新日鉄へのゴム靴納入から成長した独立系のメーカー商社のリックスです。 現在の株価は1666円、時価総額143億円、PBR0.84、自己資本比率は56.2%、今期予想PER19.44、配当利回り1.8%(30円)、総合利回り2.4%(30+10=40円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードなどです。 リックスは指標的には平凡ですが、ポートフォリオ中位としては特に問題のある銘柄ではありません。ま、「縁の下の力持ち」的な存在ですね。
Sep 26, 2020
さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。 424位 7481 尾家産業 (東1、3・9月優待) △ PF424位は、業務用食品の問屋大手の尾家産業です。 現在の株価は1685円、PBR1.18、時価総額155億円、自己資本比率は48.9%、今期最終赤字予想、配当利回り0.6%(10~20円)、総合利回り1.1%(10+8=18円、100株優待品のカレーの通販価格は1袋約270円。)で、優待は100株保有で自社オリジナル商品などです。 また100株以上&3年以上継続保有を条件として、9月株主に2000円相当の自社商品セットが追加されます。 尾家産業は主要取引先が外食産業全体ということもあり、今期は非常に苦しい業績推移となっています。ただ優待狙いで1枚保有しているのには特に問題はないと考えており、自分としては現行の優待制度が続く限りはこのままホールド継続の予定です。
Sep 25, 2020
さて今日は株式投資本オールタイムベスト108位 行動科学と投資 (ダニエル・クロスビー著、パンローリング、2020年) の第5弾です。 今日は第5章 保守主義 を中心としてお送りします。 これまであなたがしたことで、最も意味があったことを考えてみてほしい。それを達成するためには、ある程度のリスクや不確実性や努力があったに違いない。どんなリスクにも言えることだが、ここには価値ある教訓がある。 確実性を求めれば、平凡に終わる ということだ。 安全第一で行くのが最も安全だし、損失を回避することが損失を最も抑えられる。さまざまな心痛を避けるために独身を続けてきたのに孤独を感じている人や、起業したくても自分を信じて賭けることができないために嫌いな仕事を続けている人や、ボラティリティを恐れて動けなくなり、退職時に必要な資金が確保できていない投資家を想像してみてほしい。 皮肉なことに、 脅迫的に損失を回避しようとすると、最も恐れていることが起こってしまう のである。 株式投資で成功して一定レベルの資産を築き上げ、「よしこれでリタイアできる。」と仕事を辞めて専業投資家生活に入られる方が良くいらっしゃいますが、私の観察だと、兼業投資家時代よりも逆に成績を落としている場合も多いです。 投資に割ける時間的な余裕は兼業時代よりも間違いなく増えているはずなのにどうしてこうなるのかというと、「この金は失えない。」という気持ちが強くなって、無意識の内に「リスクを取る力」が弱まってしまうからではないか?と個人的には考えています。 おびえた投資家は、明日よりも今日も優先したり、大きな潜在利益よりも平凡な利益を選んだりすることで、行動科学的投資家に驚くほど大きな株のリスクプレミアムを提供しているということだ。このプレミアムを得るためには、普通の投資家の逆、つまり今日よりも明日を優先すればよい。 これも先の指摘に連なるのですが、 隠居して「配当金生活」に入られている方の投資パフォーマンスと言うのは、大まかに言って「大体悲惨」 です。それは「配当性向の高い、知名度の高い、でももう全く成長力がなくて業績もじり貧の、老成した大型の高配当株」にポートフォリオが偏りがちになるからですが、歴史的に見て、 配当性向の高い高配当株が高成績であったことはほとんどない のが残酷な事実なのです。悲しいことに、不可思議な投資の世界では、 高配当であることは有効なファクターではない のです。「絶対確実」や「安全」が一切存在しないのが投資の世界の大原則なのに、そこにあるはずのない幻を求めてしまうと、その代償は限りなく大きなものになる んですね。(続く)
Sep 24, 2020
さて今日は当ブログ1番人気の 2020~21主力株概況シリーズ です。 3位 7520 エコス (東1、2・8月優待) ◎◎◎ PF時価総額3位の超主力株は、東京・多摩地区から北関東へ展開する食品スーパーのエコスです。2019年は4位でしたが、この1年間で少し株価が上昇したことにより1つ順位を上げ、今年も「幕内最高主力の一角」の地位をしっかりと維持してここで登場してきました。 現在の株価は2192円、時価総額255億円、PBR1.54、自己資本比率は32.5%、今期予想PER8.65、配当利回り1.8%(40~45円)、総合利回り2.6%(40+17.6=57.6円、優待はお米1キロ440円で換算)で、優待は100株保有で年2回1000円の買物毎に1枚使用できる100円の優待券を30枚、もしくはコシヒカリ2キロなどです。 私がエコスを主力として戦っている理由は以下の通りです。0. 自分には、「投資を通じてスリルやサスペンスを味わいたい」という潜在的な要求がずっとあったことにこの数年でようやく気付いた。それは過去に 7523アールビバン や 6425ユニバーサルエンターテインメント の様なリスキーで値動きの激しい銘柄を平気でポートフォリオ1位に据えてしまう様な投資行動に端的に現れている。そしてそのせいで、トータルで見ると投資成績を大きく落としていた。 また、過去実際に大きな利益になった銘柄を改めて分析すると、地方スーパー、地方ドラッグストア、小型飲食チェーン、小売店などの、「ありふれた、飽き飽きする程に地味な、でも非常に分析しやすい銘柄」が多いという事が分かった。 つまり、自分には「値動きがマイルドで眠気を催す様な、そして事業内容が平凡で革新性が全くなくありふれていて、多くの投資家にスルーされているような銘柄」こそが向いていると理解した。この「シンプルな事実」に気付くのに20年かかった。本当に情けない。(玉汗) そしてここエコスは、上記の条件をほぼ完璧に満たす、「素敵な地味株」である。 1. 指標的に割安 である。更にこの数年で「経費削減や管理強化、店舗のスクラップ&ビルドや改装などの地道な努力の積み重ね (IRへの取材より)」によって、以前とは見違えるほどに利益が出る筋肉質の体質に変貌 している。具体的に言うと、2011年以前は1%以下だった営業利益率が、現在は3%超にまで上がっている。 また同時に、積極的かつ巧みなM&Aによる成長力 がある。今年に関しても7月に 埼玉県に15店舗を展開する食品スーパーの株式会社与野フードセンターを完全子会社化 した。ここの2019年8月期の売上高は142.9億円あり、また既存のエコスの店舗とはあまり商圏が重ならないことから、中期的にはじんわりと利益貢献するものと考えられる。 以上を簡単にまとめると、 指標的に割安でかつ同時に一定の成長力があり、とてもバランスの良い銘柄である という事である。(上記データはかぶたんプレミアムより引用)2. 売上高が同じくらいの他の地方スーパーと比較した場合の相対的な割安感が濃厚 である。具体的に売り上げ規模が近いところを以下に並べておく。2742 ハローズ (PBR2.52×PER19.22=48.43)3539 JMホールディングス (PBR2.82×PER25.74=72.59)7475 アルビス (PBR0.89×PER16.46=14.65)7520 エコス (PBR1.54×PER8.65=13.32)9823 マミーマート (PBR1.09×PER9.24=10.07)9919 関西スーパーマーケット (PBR1.21×PER18.40=22.26)9993 ヤマザワ(PBR0.70×PER43.58=30.51)3. 更に言うと、地方スーパーの多くは人口減少に苦しむ衰退中のエリアにあることが多い。例えば2742ハローズは広島・岡山、7475アルビスは富山・石川・福井、9919関スパは兵庫・大阪、9993ヤマザワは山形。 ところが エコスは東京多摩地区から北関東と言う人口減少の心配のない、日本で最も活気のあるエリアを根城 としている。つまり、 他の地方スーパーに較べて「地盤」が優れている。 そのため、 他の「地盤」が脆弱な地方スーパーよりも評価が低い現状には強い違和感 がある。4. 財務状態がやや悪いのが欠点 だが、過去10年間を見ても常にフリーキャッシュフローはプラスであり、また日銭の入る業態であることから特に大きな問題は無い。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 5. 今年に関しては、「コロナ特需」で 1Q が絶好調であり、今後の業績上方修正にも期待が持てる。 以上、「いぶし銀」で激渋な魅力に溢れたエコスを、引き続きPF最上位の一角として、十分に集中しながらホールドして戦っていく所存です。2020主力株概況シリーズ 免責事項2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Sep 23, 2020
さて今日は株式投資本オールタイムベスト108位 行動科学と投資 (ダニエル・クロスビー著、パンローリング、2020年) の第4弾です。 今日は、第4章 エゴ から。 投資で最も見過ごされているフレーズ 私は投資で最も見過ごされているフレーズとして「知らない」を挙げ、僅差の二位を「間違っていた」としたい。投資においてこれらの考え方の有用性は、多くの場合、行動の難しさと比例している。 不確実性を受け入れ、人間の可謬性を認めることは、ヒトにとって非常に困難なことなので、それができれば大いに優位に立てるのである。 私はブログで、自分が間違ったこととその理由を積極的に書くことによって学び続けています。具体的には、 ポートフォリオ含み損ランキング を定期的に開示して、過去の自らの過ちから貴重な教訓を得るようにしています。 ちなみにこの「ポートフォリオ含み損ランキングシリーズ」は大人気コンテンツで常にアクセスランキング上位にいます。「人の失敗」を見るのは勉強になりますし、また実に面白いですからね。(笑) こんなに人気があるわけなので、他のブロガーの方も同じ企画をすればいいのにと思いますが、実際にやっている方はほとんどいません。クロスビーの言う通りで、 自らが「間違っていた」ことを認めるのは、それだけ難しい ことなんですね。(続く)
Sep 22, 2020
さて今日は株式投資本オールタイムベスト108位 行動科学と投資 (ダニエル・クロスビー著、パンローリング、2020年) の第3弾です。 今日も、素晴らしい出来である 第2章 投資と脳 から。 仏陀は紀元前五〇〇年ごろに生きたと言われているが、脳について正しく理解していた。 私たちは、お金に関してはけっして満足しない ということだ。 ギャロップ社は、毎年アメリカで「四人家族がこの地域で生活していくには最低いくら必要か」という調査を行っているが、回答はその人の平均収入に合わせて上がっていくことが分かった。「十分」というのは、私たちの不完全な脳がうまくとらえることができない 動くゴール なのである。 生き残るために必要なお金は、今持っているよりも少しだけ多い額 になっている。 いやあ、このクロスビーの指摘は切れ味抜群ですし、自らの経験からも間違いのない真実ですね。何故か語られることはほとんどないですが、 どんなに強く思い込ませようとしても、私たちの「心の真の奥底」はお金に関しては絶対に満足しない のです。 今日は思い出話と共に、自らの体験を少しだけお話ししましょう。 私はずいぶん遠い昔に「資産1億円」を達成しました。当時は今の様に投資家業界の激しいインフレによって「億り人」がABCビスケットの様に大量生産される時代ではありませんでした。 またツイッターで現在広く一般に流布しているような「3千万以下はそもそも発言権無し。1億以下は投資家見習いでただのチュートリアル。3億以下は三下(博打打ちの世界で下っ端を意味する言葉)だ!」みたいな、まるで「リアル北斗の拳の世界観」を現代に蘇らせたような、弱肉強食・焼肉定食な「滅茶苦茶に酷い言説」が大手を振ってまかり通ることもありませんでした。その数字には確固たる重みと意味がある牧歌的な時代でした。 達成した瞬間が正確にいつかは分からなかったのですが、自分の資産総額を計算していて「億を超えた」のに気付いた時は本当に嬉しかったですし、「大人になって、こんなにも深い達成感が得られることなんてあるのか?」という、全身が天に昇っていくような感動を味わいました。 その後、数日間は満足感と余韻に浸っていましたが、ほとぼりが冷めると「待てよ、資産1億円って言っても、まだ手に入る配当と優待だけで生活できるわけでもないし、そもそも毎日の資産総額は荒海に浮かぶ小舟の様に激しく増減するんだから、よく考えると特別な意味のある数字でもない。まずは何よりも安定して億を維持できるようにして、その次は2億円を目標にし、今日から気持ちをリセットしてまたゼロスタートで頑張ろう。」と思い直しました。。。。。。 、、、、、、、多くの月日が流れ、アベノミクス下での日本株市場の好調もあり、私の「投資家としてのゴール」は次々に変更されていきました。 5年前くらいだったでしょうか、当時成績絶好調だった私が「いつまでもこんなところに留まっていられない。次は○○億円が目標だ。!」と言い放った時に、親友で同じく投資家のぷよさんに、「みきまるさん、でもそれって動くゴールみたいなもので、いつまで経ってもキリがないんじゃないの?」と静かに返答されたことがありました。 私はその言葉の深さと鋭さに驚き、同時に際限のない自らの強欲を恥じ、「ぷよさん、ほんとにその通りだね。俺、一体どうしちゃったんだろう。」とポツリと言いました。そしてその時の鮮烈な記憶はずっと頭の片隅に残っていました。 でもその後世界ナンバーワンのトレーディングコーチである アリ・キエフ の一連の著作を集中して読み直したときに、「そうか、世界には凄い投資家がまるで星屑みたいにたくさんいる。目標にリミットをかける必要なんてない。だから自分も、もっともっと上を目指していいんだ。迷うことなく、この世界のてっぺんを目指して戦い続ければそれでいいんだ。」と思いを新たにして日々市場で格闘してきました。 そして今回、クロスビーによる本書を読んで、「あっ、そうか、いつまで経っても自分が現状の資産額に満足できないのは、それが人間としての、そして投資家としての本能だからなんだ。ゴールは動いて当然だし、それで全然いいんだ。」とようやく得心して、心がフワッと軽くなりました。そしてこの本を読んだ次の日から、これまで以上に更に上機嫌でマーケットで過ごすことが出来るようになりました。(笑) いやあ、本当にいい本ですね。(続く)
Sep 21, 2020
さて今日は2020PF概況シリーズです。423位 8157 都築電気 (東1、9月優待) △ PF423位は、独立系で通信と情報システムが2本柱の都築電気です。 現在の株価は1695円、時価総額375億円、PBR0.99、自己資本比率は39.5%、今期予想PER16.57、配当利回り1.8%(31円)、総合利回り2.4%(31+10=41円)で、優待は100株保有で1000円相当、1000株保有で3000円相当の自社オリジナルカタログ商品です。 今日は私の100株優待品の選択例を見ておきましょう。 選択肢はいくつかあるのですが、私は大体海苔を選んでいます。 ご飯のお供に抜群に役立ちますからね。 さて都築電気は指標的には実に妥当な株価位置です。ただ、ポートフォリオ中位としては特に不満はない水準であり、これからも現行の優待制度が続く限りはホールド継続の予定です。
Sep 20, 2020
さて今日は通常の2020ポートフォリオ概況シリーズです。 422位 2305 スタジオアリス (東1、8月優待) ◎ PF422位は、子供写真館最大手のスタジオアリスです。パパ・ママ・そしてその両方のジイバアの「魔法の6つの財布」を駆使させる商法で高利益を享受している小粋な銘柄ですね。 現在の株価は1658円、時価総額284億円、PBR1.19、自己資本比率は55.1%、今期最終赤字予想、配当利回り0.6%(10~50円)、総合利回り2.4%(10+30=40円、優待券はヤフオク平均落札価格の3000円で換算)で、優待は100株保有で株主写真撮影券1枚などです。 スタジオアリスはコロナ渦のダメージが大きく今期は最終赤字予想ですが、このところ月次も急回復してきていますし、PF中位としては何の問題もない、力のある良い銘柄であると考えています。
Sep 19, 2020
さて今日は株式投資本オールタイムベスト108位 行動科学と投資 (ダニエル・クロスビー著、パンローリング、2020年) の第2弾です。 今日は、実に素晴らしい出来である 第2章 投資と脳 から。 お金や公平さにかかわる感情的な反応を乗り越えるのは難しく、理論が入る余地はほとんどないようだ。 標準的な経済モデルは、お金の効用は間接的なもので、買おうとしているものと同じ価値しかないとしているが、神経科学の見解は違う。神経系の実験によって、お金が美しい顔や面白い漫画、スポーツカー、薬物などといった強化因子がもたらすドーパミン作用と似たような報酬を生み出すことを示唆する証拠が得られているのだ。 私たちは、その効用と関係なく、根本的にお金が好き なようだ。 同様に、古い消費モデルは、投資家が株式市場のリターンを気にするのは目標とする金額までだと想定している。しかし、このような単純なモデルは、現実の世界、つまり投資家がそのリターンで何を満たすことができるかに関係なく、大きなリターン自体を望んでいるという現象を正確に説明していない。私たちは、時にかなり裕福な人が、すでにあり得ないほどの資産をさらに増やすためにウソをついたり、ごまかしたり、盗んだりするという不合理な行動を取ることに驚くことがある。 私たちの脳はお金そのものを重要視するようにできており、どれだけ手に入れてももう満足だとは思わない ように見える。 いやあ、このクロスビーの「ストライクゾーンど真ん中の剛速球」の指摘は凄まじいですね。私は読んだ瞬間に、「全身に爽快感のミントの風」が吹き抜けるのを感じました。まさに真実だと思います。 よく投資家の中で、「そんなに、使い切れないくらいに資産を増やしても仕方がない。」とか、「もうこれ以上稼ぐ必要はない。」とか、「お金よりももっと大切なものがある。」とか、真顔で言っている方がいますが、私はずっと前からそういった言説を、「ちょっと屈折しているな。真っ直ぐではないな。」と個人的には感じてきました。 私達投資家は、「お金が大好き」で「昨日よりも今日の方が少しでも余分にお金を儲けたい」から、マーケットで日々死力を尽くして戦っているのです。そういう「永久の情熱機関」があるからここにいるんだし、ただそれでいいのです。 少しでも資金力の大きな投資家になれるように、これからもどこまでもまっすぐに自分は戦っていこうと、思いを新たにしました。(続く)
Sep 18, 2020
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第108位は、 行動科学と投資 (ダニエル・クロスビー著、パンローリング、2020年) です。株式投資に関する最先端のアイデア・パラダイムを提示してくれている革新性があり、そして同時に「読んだら明日からの自分の投資にすぐに役立つ」実践性も併せ持った、素晴らしい1冊です。 この本のポイントを簡潔に一言で言うと、「投資理論がようやくS級の凄腕投資家の現実に追いついた」画期的な本です。 今日はイントロを兼ねて、第1章 社会学 からちょっとだけ。 ルールの例外 株式市場は、社会的一貫性が論理に勝るというヒューリスティックス(みきまる注:必ず正しい答えを導けるわけではないが、ある程度のレベルで正解に近い解を得ることができる方法のこと)の例外である。 ヒトはもともと周囲に適合するようにできているが、投資では異端でなければならないのだ。ヒトは元々エゴを守るようにできているが、マーケットで成功したければエゴを破壊しなければならない。 かーっ、いきなりいいですね。 さて私達日本人の多くは社会的規律を正しく守り、礼儀正しく、集団行動に粛々と従い、更に真面目で勤勉でもあります。でもそんな我々の「知的な集合体」である日本株市場は、「失われた30年」の中で極度の低迷に喘ぎ、世界中から「デッドマーケット(死んだ市場)」と嗤われ、軽んじられて、ほとんど無視される存在に成り果てています。 そしてそんな世界最弱市場で戦う私を含めた日の丸投資家のパフォーマンスは当然に優れず、「マーケットで10年間ずっと生き残れる投資家は、10人に1人」と言われるほどの極限状況となっています。 そんな市場環境の中で、私はこの20年間をご機嫌に生き残ってきました。そして私が仲良くさせて頂いている投資家の方々の多くも、その使っている投資手法は実に様々ですが、ほぼ継続して勝ち残られています。 自分は「投資家観察」が趣味の一つでもあるので、「長寿投資家」の秘密が知りたいなと思って長年ウォッチを続けてきました。そして市場の荒波をくぐり抜け続けてきた猛者達には、一つの大きな共通点があることに気付きました。それは、ほぼ全員が、 どこかがおかしい、サイコパス度が高い、うまく言えないけどとにかく普通の人じゃない ということです。以前にも書きましたが、 投資の世界は、社会不適合者による、真夜中にひっそりと静かに開催される、不思議なオリンピック なんですね。 つまり、「常識がある、社交性がある、協調性がある、思慮深い」といった、社会生活を円滑に営む上で欠かせず、また一般的には称賛されることも多い、「ヒトとしての特長」は、株式市場では逆に大きくマイナスに作用する、ということなのです。そういう、「あべこべで不可思議な世界」なんですね。 そして、ダニエル・クロスビーによる本書は、株式市場のそういった不思議さを言語化し、「じゃあ、いったいどうすれば勝てるのか?」を教えてくれる、途轍もない良書です。それでは次回からは、この「2020年代の幕開けを告げる衝撃本」の世界に一緒に飛び立つことと致しましょう。(続く)
Sep 17, 2020
さて今日は株式投資本オールタイムベスト107位 ザ・トレーディング (アレキサンダー・エルダー著、FPO、2019年) の最終回第6弾です。 今日は、第9章 リスク管理 から。この章での「エルダー節」は冴えに冴えています。爽快ですよ。 48 感情と確率 私が駆け出しの頃、プロトレーダーが「 トレーディングで成功するのは、実はちょっと退屈なもの なのさ」と語っていたことを耳にしたことがあります。。。しかし彼の成功は、退屈で辛い仕事の上に成り立っているのです。初心者やギャンブラーは、トレーディングから多くの娯楽的な楽しみを得ます。しかし最終的には、損という代償を支払わされるのです。 このエルダーの言葉にはドキッとしました。と言うのは、私は過去に超主力で戦った株のいくつかについて、「リスク・リワード比から見て必ずしも適切ではなかった」という反省と総括を元々持っていたからです。 じゃあ当時何でそんな銘柄に大量の資金を突っ込んだかと言うと、これは後から振り返ってようやく気付いたのですが、超主力株での命金(いのちがね)を賭けた大勝負に無意識の内にスリルと高揚感を求めてしまっていたからなのです。 つまり、エルダーの言う通りで私は「投資に娯楽的な楽しみを求めて、その代償として大きな損失を出してしまった。」ということなんですね。(滝汗) ジョニーはなぜ、ポジションを切れないのか あなたの生き残りと成功は、損が小さいうちに切ることを自ら進んでできるかどうかにかかっています。 負けトレードを頑なに持ち続けることは、傷を深めるだけです。損は雪だるま式に増え、当初はひどい損に見えたものが程度の軽い損に見え始めるまでになります。。。そして、とうとう絶望的になった敗者は観念して手仕舞い、大きな損が現実のものとなります。 彼がトレードから降りた後に、相場が反転して急速に元に戻っていくのです。 こうした相場の反転は何度も繰り返されます。 大半の敗者は同じ刺激に反応する からです。 トレーディングに求められる知的水準はそれほど高くありませんが、感情面では非常に多くが求められます。 このエルダーの、「大半の敗者は同じ刺激に反応する」という言葉は深いです。投資をしていると、市場の恐怖が最高潮に達した時に絶望と悲観のピークで株を投げ売りしてしまった事って誰にでもあると思うのですが、これは正にそれが「アンタが売ったソコが底」に成りがちということなんですね。(笑) そしてこういう事態を避けるためにも、含み損は「早めのパブロン」で常に迅速に処理して切ることを徹底した方がいい、一見遠回りの様に見えるけれど、その方が結局投資成績がいい、ということなのです。 感情的なトレーダーは、確実な利益を好み、不確実性を伴ってもより儲かる可能性のある賭けを拒みます。一方、損を実現することを遅らせるために、危険なギャンブルに挑みます。すぐに利食いしてしまい、損切りを遅らせるのは、人間の本性です。非合理的な行動は、人々がプレッシャーにさらされた状況下でさらに増加します。シャピロ博士によれば、競馬場では「大穴狙いの賭けは、その日の最後の2レースで増える」そうです。 ふー、数多くのトレーダーを指導し、多くの敗者を見続けてきたエルダー博士の言葉には凄い臨場感と説得力がありますね。皆様も、彼の言葉を読んで「ドキッ」としたのではないでしょうか? さてこれでこの本の紹介は終わりです。名著中の名著ですし、読まない手はないと思います。未読の方は是非。(終わり)
Sep 16, 2020
さて今日も通常の2020PF概況シリーズです。 421位 6419 マースグループホールディングス(東1、3月優待) ◎ PF421位は、パチンコホール周辺機器大手のマースグループホールディングスです。 お金が余っているようで、最近はM&A先を物色しているみたいですね。 現在の株価は1747円、時価総額396億円、PBR0.57、自己資本比率88.0%の有利子負債0で財務は鉄壁、今期予想PER16.67、配当利回り4.0%(70円)、総合利回り4.6%(70+10=80円)で、優待は100株保有で3月株主に1000円相当のクオカード、500株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当の地方特産品です。 マースグループホールディングスは非常に力のある銘柄で、2012年頃にはPF上位に置いて戦ったこともありました。ただこの数年、パチンコ関連銘柄はどこも業績が極めて厳しくなっており、今は一旦引いて「優待株いけす」に戻った状態となっています。引き続き業績推移をしっかりと見ながら楽しくホールドしていく予定です。
Sep 15, 2020
さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。420位 3648 AGS (東1、3・9月優待) ○ PF420位は、旧協和銀、埼玉銀の情報システム会社がりそな傘下で統合した旧あさひ銀総合システム、現AGSです。「埼玉県内で最大規模の独立系IT企業」ということでなんだかカッコいいですね。♪ 現在の株価は869円、時価総額155億円、PBR1.29、自己資本比率は72.4%で有利子負債は0、今期予想PER32.92、配当利回り1.3%(11円)、総合利回り3.6%(11+20=31円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で3月株主に1000円分のVJAギフトカード、9月株主に1000円相当のクオカードです。 AGSは、ポートフォリオ中位としては申し分の無い良い銘柄です。いつも言いますが、今の日本株市場は「失われた30年」のおかげで余分な脂が落ちきっており、先進国有数の「割安株の宝庫」 なのです。この私のブログを眺めているだけで実際には株式投資を始めていない方も実は結構いらっしゃるのではないか?と思うのですが、是非勇気を持って、この魅惑的で奥深く、同時に魑魅魍魎で百鬼が跋扈するロクでもない愛すべき世界に飛び込んで来て欲しいですね。♪
Sep 14, 2020
さて今日は当ブログダントツ一番人気の2020~21主力株概況シリーズです。 2位 7516 コーナン商事 (東1、2月優待) ◎◎◎ PF時価総額2位の超主力株は、ホームセンター業界大手で大阪地盤のコーナン商事です。積極的なM&Aや業界トップクラスの既存店月次推移による売上高の伸長により、 8218コメリ を追い抜いて業界3位(1位は非上場のカインズ、2位は 3050DCMホールディングス )に躍進しています。 現在の株価は3675円、時価総額1274億円、PBR1.02、自己資本比率は32.8%、今期予想PER9.38、配当利回り1.5%(54~56円)、総合利回り1.7%(54+10=64円、優待券のヤフオク平均落札価格は驚異の額面の98~100%!。そのためここでは額面の100%で換算)で、優待は100株保有で1000円相当の自社商品券です。1000株保有までは戴ける商品券はどんどんと増えていきます。また今期からは優待品は商品券に統一され、3年以上保有の場合には優待券が更に追加されます。 次にコーナンでの実際の買い物例を御覧頂きましょう。日々の生活でダイレクトに役立つ実践的な内容です。優待券が額面に対して超高額に評価されている理由が実に良く分かりますね。 さて前述した様に、コーナン商事は他の中堅ホームセンターの買収や好調な既存店月次を通じてマイルドながらも確実な成長力があり、また自社PB商品の拡充などを通じて着実に利益率も高まってきています。 更に同時に指標的に非常に割安で、過去25年間で一度も赤字もありません。総合的に考えてこの数年で極上&エクセレントな銘柄に変貌していると考えます。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) また 既存店月次を見ても、2020年3月が+9.1%、4月が+12.4%、5月が+21.7%、6月が+15.7%、7月が+13.8%、8月が+18.3%と、新型コロナウイルスの悪影響を受けていないばかりか、逆にそれを完全に追い風にしている、 ウィズ・コロナ銘柄 の筆頭であることは既に明白です。 さて繰り返しになりますが、コーナン商事の最大の魅力は、 割安性と同時に高い成長力を兼ね備えている ところにあり、それは2020年3月が+26.1%、4月が+28.4%、5月が+36.9%、6月が+19.8%、7月が+18.9%、8月が+23.9%という驚異的な全店月次に端的に現れています。 また今のところは出ていませんが、 1Q 及びこれまでの爆裂月次推移を考えると、今後 業績予想の上方修正 が出てくる可能性は極めて高いと個人的には見ています。 私のPF1位で、低PBR(0.45)を誇るホームセンター業界6位の2790ナフコ と併せ、 ウィズコロナ時代の申し子、ホームセンター業界からのハイクオリティ特別選抜&2020年最新型ポートフォリオの2トップ として、業績推移を厳重に監視しながら、引き続き楽しく戦っていきたいと考えています。2020~21主力株概況シリーズ 免責事項2020~21主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Sep 13, 2020
さて今日は2020PF概況シリーズです。 419位 7596 魚力 (東1、9月優待) △ PF419位は、鮮魚専門店を百貨店、駅ビル内に展開している魚力です。 現在の株価は1873円、時価総額273億円、PBR1.82、自己資本比率は84.1%で有利子負債は0、今期予想PER27.50、配当利回り1.9%(36円)、総合利回り3.0%(36+20=56円)で、優待は100株保有で2000円相当などの海産物です。 魚力優待明太子の和風スパゲティ。 魚力は指標的な割安感は全くありませんが、良好な財務状態と上記の通り独自性のある力のある優待内容を考えると、優待族的にはPF中位でのんびりホールドしていくのには特に不安感のない良い銘柄であると考えています。
Sep 12, 2020
さて今日は株式投資本オールタイムベスト107位 ザ・トレーディング (アレキサンダー・エルダー著、FPO、2019年) の第5弾です。 今日も、 とても勉強になる 第8章 トレーディング対象商品 から。 47 外国為替証拠金取引(FX) 大半の初心者はFXの専門業者に口座を開設しますが、途端に致命的な問題に遭遇することになります。すなわち FX業者は、あなたの敵 であるということです。株や先物、オプションをトレードするときの仲介業者は、あなたの代理人です。つまり仲介業者は、手数料を取ってトレードを執行するのであり、話はそこで終わります。しかしFX(CFDも)は、FX業者があなたのすべてのトレードの反対側に回ってポジションを取る可能性が高いのです。あなたとFX業者は、互いに利益が対立する立場にあります。つまり、あなたが損をすれば仲介業者が儲かり、あなたが儲かれば仲介業者が損をするのです。FX業者は大半のカードを握り、自分たちが望む結果を達成するために多くの手段を持っています。 大半のFX業者は、顧客の注文を「場外取引」しています。すなわち、顧客のトレードを実際に外国為替市場で執行することなく受け付け、自社内に留めてしまうのです。彼らはビッドーオファー・スプレッド、売買手数料、利息などを、実際には存在しないトレードのために徴収します。 FX業者は顧客の負けを確実にするために、殺人的なレバレッジを提供します。彼らが100倍、さらに400倍のレバレッジさえも提供するところを見たことがあります。苦労して1000ドルをかき集めてきた新参者が突然、10万ドルのポジションを手掛けられるようになるのです。これは、価格が彼にとってほんのわずかだけ不利に動けば、確実にすべての資金を失うことを意味します。FX業者が自信をもって顧客とのトレードを自社内に留め、決して外部の本当の外国為替市場に取り次がない理由が、ここにあります。 現実の外国為替市場はゼロサムゲームであり、そこでは大量の資金を動かすプロトレーダー(その多くは銀行で働いています)が1日中、トレーディングに全力を傾けています。経験不足の個人トレーダーは、アクセスできる情報面で極めて不利な立場にあります。 私は長年色々な投資家の方々を観察する中で、「FXをやっている人の成功率って凄く低いな。逆に自己破産に追い込まれた人のニュースを見る方が多いくらいだな。」とずっと感じていました。そしてその理由は、「FXはゼロサムゲームだからだろうな。それに加えてみんなギャンブル脳全開で取引をし過ぎるから、それでコスト高で資金を食いつぶして自滅しちゃうんだろうな。」と単純に考えていたのですが、一部のFX会社は「ノミ行為」をしているということなんですね。なるほど、それならFX取引をしている個人の多くが資金を失うのも無理はありません。 ちなみに本書でエルダー博士は海外のFX会社の危険性について警告してくれているわけですが、日本国内でも状況は同じの様です。私は専門外で詳しく語る能力がありませんが、調べてみると参考になりそうな記事が山ほどヒットしたので、自分の備忘録を兼ねていくつか貼っておきます。 FX業者(FXディーラー)の利益はどこから出ているのか? 怖っ!! FX業者は「稼げる人」と「稼げない人」を選別している 国内FX業者の大半が合法的ノミ行為の悪質詐欺体質 短期間で大勝しても出金拒否されるFXの裏事情 さて自分はこれまでもFXに手を出したことはないですが、これからも絶対にやらないようにしよう、そしてもしもFX関連に手を出すのであれば、自分がプレイヤーになるのではなく、「カジノの胴元に近い存在と言える、構造的に儲かりやすいFX会社の株を買う様にしよう。それしかないな。」と固く心に誓いました。(続く)
Sep 11, 2020
さて今日は2020PF概況シリーズです。418位 9955 ヨンキュウ (東JQS、9月優待) △ PF418位は、養殖業者への養殖用稚魚・飼料販売と鮮魚販売が2本柱のヨンキュウです。 現在の株価は1700円、時価総額207億円、PBR0.76、自己資本比率は77.9%と良好、今期予想PER34.55、配当利回り0.7%(12円)、総合利回り1.3%(12+10=22円)で、優待は100株保有で3000円相当の(1)自社子会社商品(うなぎのかば焼き)または1000円相当の(2)クオカードです。「うなぎ→クオカードへの交換レート」がエグいくらいに悪い ですね。よほどの事情がない限りウナギを選んだ方が得な気がします。 、、、という事で、私は当然うなぎを選びました。ここでクオカードを選ぶようになったらもう自分のバリュー投資家人生も終わりですからね。 実に立派なうなぎです。 早速食べてみました。 ヨンキュウ優待うなぎのうな丼 ヨンキュウ優待うなぎのうまき ヨンキュウ優待うなぎの酢の物 あー、美味しかった。♪ さてヨンキュウは指標的には妥当な株価位置ですが、金属バット代わりにフルスイングされたら死んじゃうかもしれないくらいに優待うなぎが極太で美味しいですし、ポートフォリオ中位としては何の問題もない良い銘柄であると考えています。
Sep 10, 2020
さて今日は株式投資本オールタイムベスト107位 ザ・トレーディング (アレキサンダー・エルダー著、FPO、2019年) の好評第4弾です。 今日は、 途轍もなく勉強になる 第8章 トレーディング対象商品 から。 43 上場投資信託(ETF) 上場投資信託(ETF)は、株のように取引される投資商品です。。。実際には、ETFを避ける理由はとても多いのです。 エルダー博士はこの章で、「ETFの危険性」をたっぷりと指摘してくれています。続きを見ていきましょう。 減価があまりにも速いETFの発行者は、販売価格を2桁に戻すために株式併合を繰り返すこともあります。これらETFは時間の経過とともに再び1桁の価格に沈み、自分たちのETFが新たなカモの目に魅力的に映るようにするために株式併合を行います。 多くのETFが、その元となる指数をお粗末な方法で「追跡」します。私は、コモディティETFを試した後、ETFには10フィート(約3メートル)の竿を使ってでも触れたくなくなりました。 レバレッジをかけたETFは、レバレッジをかけないETFに比べて「先物に頼る」傾向がより強く、毎月の限月交代で新しい先物に乗り換えるときに発生するコストが余計にかかります。レバレッジをかけたETFでは、個人投資家が被る不利な点がさらに拡大してしまいます。それらは単一の営業日であれば、元になる商品の動きを正しく追跡しますが、時間の経過とともに大きくかけ離れていってしまいます。 図43-1 ボラティリティー(みきまる注:価格の変動率の事)を追跡する:現実と幻想 ボラティリティーインデックス($VIX)週足、ボラティリティーETF(VXX)週足 (チャート:StockCharts.com) 同じ期間をカバーする2つのチャートが、同じものを追跡していることが信じられますか。 マーケットでは、ボラティリティーが非常に重要な要因です。 ボラティリティーインデックス(左のチャート)は過去2年間で、安値12ドルから高値19ドルくらいのレンジを行ったり来たりしています。 VIXはかなり秩序だって変動するので、トレーダーの中には右のチャートのようなボラティリティーETFを手掛けようとする人がいます。同じ期間中のボラティリティーETFは着実に下落し、価値の90%を失いました。これで、どうしてボラティリティーを追跡しているといえるのでしょうか。、、、いやあ、減価するETFは恐ろしいですね。正に「史上最悪の金融商品」と思います。ところがここ日本でもカジュアルにこの手のETFを購入する方が後を絶ちません。具体的には以前の超人気記事 NISA週間買付ランキングの衝撃 をご覧いただきたいのですが、このような「地獄のETF」を長期投資枠であるNISAにぶち込むなどというのは、「投資家としての自殺行為」そのものなので、皆様もくれぐれもお気を付けください。それでは最後にもう1つ恐ろしいチャートを見ておきましょう。 図43-2 天然ガス市場:現実と幻想 天然ガス(スポット)月足、天然ガスのETF(UNG)月足 (チャート:StockCharts.com) 左のチャートは、天然ガスのスポット市場の価格を示しています。2008年に13.5ドル近くで天井をつけた後に弱気相場に入ると、ダブルボトムをつけて底打ちしました。。。しかし、天然ガスのETF(右のチャート)を見てください。500ドルを超えた水準から20ドル以下に際限なく下落していく過程で、大底を拾おうとして損をした友人や顧客の数は計り知れません。 おぇー、知識不足でこんなの買って「呑気にバイ&ホールド」なんかしてたら、ガチで死んでしまう。。。本当に怖いですね。それでは最後にエルダー博士のありがたい言葉でこの記事を締めましょう。 ほぼまともにトレードできる唯一のETFは、SPYやQQQのような広範な株価指数に基づくものです。ETFは経験の浅い個人客を引きつけますが、蔓延するヘアカットと原資産に見劣りするお粗末なパフォーマンスといった課題が、個人投資家に大変不利な状況を作り上げています。 (続く)
Sep 9, 2020
9月に入りましたがまだまだ暑い日が続きます。いつまでも夏が終わらないような錯覚に陥りますが、もちろんそんなことはなく季節は必ず移ろっていきます。 そしてそれは私たちが戦う株式市場も同じです。有効な投資戦略・資金の集まる銘柄は少しずつですが、でも確実に変わっていきます。 さて前置きはこのくらいにして本題ですが、自分は最近、「ウィズコロナ銘柄から全体に資金が抜けて、アゲインストコロナ銘柄に移動してきているなあ。」 と強く感じるようになりました。 市場には偉大な先見性・未来を見通す水晶玉としての力がありますから、今年の冬はともかくとして、来春以降はもうコロナは医療的にそして何よりも社会的に大きな問題・話題にならないという可能性を市場が急速に織り込み始めたのかもしれません。 私は現時点では、 ウィズコロナ銘柄 を依然としてポートフォリオ上位に数多く配置して戦っているのですが、 「あまりにもウィズコロナな現状にオーバーフィッティグすると、市場環境が激変して急にアゲインストコロナ時代がやってきた場合に、全ヤラレになる危険があるのではないか?」 と思い始めています。 そのためこの数週間で少し戦略を変更して、魅力的と考える「アゲインストコロナ銘柄」をバルク買いし始めました。 具体的には、 2340極楽湯ホールディングス(ただしここは継続前提に重要事象のある、ガチ高リスク銘柄) 、3397トリドールホールディングス、 6222島精機製作所 、6262ペガサスミシン製造、 7606ユナイテッドアローズ なんかですが、他に後1つか2つ、ちょっとここでは書けませんが既に先行してポートフォリオ上位に組み込んだアフターコロナな子もいます。 果たして株式市場はついに「アゲインストコロナ時代」に突入するのでしょうか? しっかりとマーケットを観察しながら、適切な行動を取りたいと考えています。
Sep 8, 2020
さて今日は通常の2020PF概況シリーズです。417位 9101 日本郵船 (東1、3月優待) △ PF417位は、海運で国内首位で、傘下に郵船ロジスティクスと日本貨物航空を持つ、日本郵船です。 現在の株価は1700円、時価総額2890億円、PBR0.62、自己資本比率は23.9%、今期予想PER21.25、配当利回り1.2%(20円)、総合利回り1.2%(20+0=20円、優待券のヤフオク平均落札価格は3枚で100円!。なのでここでは0円で換算。)で、優待は100株保有で「飛鳥クルーズ」10%割引優待券3枚などです。 ただ銘柄ごとに管理している写真フォルダを開けても優待写真が見当たらなかったので、「撮り忘れたのかな? おかしいな?」と思ったのですが、よく読むと「請求はがき」を送らないと貰えなかったのでした。次回からは忘れずに申し込むようにしようと思います。 さて日本郵船はシクリカル銘柄(景気循環株)で過去の業績推移が全く安定していませんが、 私としてはこの業界を勉強する意味もあってしばらく前に買いました。これからも優待ミニマムとなる100株はホールドしながら業績推移を観察していく予定です。
Sep 8, 2020
さて今日は久々に通常の2020PF概況シリーズです。 416位 2681 ゲオホールディングス (東1、3・9月優待) ○ PF416位は、ビデオ、ゲームソフトのレンタル・新品販売と総合リユースが2本柱で最近の出店はリユース中心となっているゲオホールディングスです。 レンタルの売上高がドンドンと下がり、その分をリユースが埋め合わせる形となっています。「何とか時代に付いていけている」という所でしょうか? 現在の株価は1718円、時価総額756億円、PBR0.98、自己資本比率は51.6%、今期予想PER14.62、配当利回り2.0%(34円)、総合利回り3.6%(34+28=62円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の70%で換算)で、優待は100株保有で年2回、2000円相当のリユース割引券です。 優待券を使っての実際の買い物例をいくつか見ておきましょう。 まずは、私達バリュー投資家にとっては「制服」ともいえるチェックシャツです。これを買ったのは、今の様に「バリュー投資家≒ほぼチェックシャツを着ている」という公式が出来る前のかなり以前の事なのですが、私もこのように無意識の内に買っていました。こうしてみると、やはり我々はどうしてかチェックシャツが好きなのは事実の様ですね。(汗) チェックシャツって複数の色や模様が入って出来上がっているものなので、それで「生来分散投資好き」の我々バリュー投資家の本能・心の琴線に触れるのかな?って、今のところは思っています。 次に紹介する帽子は、発色が綺麗だったし値段も安かったので、「いいもの買った。」と思ってワンシーズンはご機嫌で使っていたのですが、シーズン終わりに洗濯したら、上のボンボンが石ころの様に固く小さく縮こまってしまい、なんかカッコ悪くなったので今はもう使っていません。自分で洗ったのがダメでしたね。 さて、ゲオHDは指標的には妥当な株価位置ですが、優待内容には力がありますし、PF中位としては特に問題のない銘柄であると考えています。
Sep 7, 2020
さて今日は株式投資本オールタイムベスト107位 ザ・トレーディング (アレキサンダー・エルダー著、FPO、2019年) の第3弾です。 今日は、惚れ惚れする程に素晴らしい 第3章 古典的チャート分析 から。 始値はアマチュアが決定します。前日の夜以降に溜まっていたアマチュアの注文が、朝の寄り付きで執行されるからです。終値はたいてい、マーケットのプロが決定します。彼らは1日中トレードしています。 始値よりも高く引けたときは、プロトレーダーはアマチュアよりも強気であったといえるでしょう。始値よりも安く引けたときは、逆に弱気であったと考えられます。プロトレーダーに同調し、アマチュアに逆らってトレードするほうが得策です。 この始値と終値の話はとても印象的でかつ勉強になります。そして前日の夜にちょっとした株価材料が出た場合に、「とんでもない寄り天で始まり、その後買いが続かずズル下げ」という値動きになる日本の小型株を実によく見ます。このエルダー博士の指摘は覚えておいて損はないと思いますね。(続く)
Sep 6, 2020
さて本日より 2020~21主力株概況シリーズ を始めます。 初めにお断りしておきますが、このシリーズは積極的な情報発信をすることを通して、継続的に学び続けながら、自分が投資家として少しでも 半歩でも成長することを目的として書いているだけのものです。人はインプットだけ・溜め込むだけでは決してうまくいきません。適切なアウトプット・波動砲発射があって初めて1ミリでも1センチでも身長が伸びるものなのです。 そのため、読者の皆様方がこのシリーズを見て売買をし、儲かっても、そして損をしても私は一切の責任を負いません。投資は100.0%自己責任で行って下さるようお願い致します。誰にも投げていないし、ただひたすら自分との真剣勝負をしているだけです。 それではまず最初に必ず下記の免責事項を御読み下さい。そして納得できない方はここまでで立ち去り、今後当ブログ及び私のツイッターアカウントへの御訪問は一切、恒久的にお控えください。尚、この免責事項は2020~21主力株概況シリーズの全体に対して適用されます。御了承下さい。 2020~21主力株概況シリーズ 免責事項 当 2020~21主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての1つ上の「無重力&真空の自由過ぎるステージ」に連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちてはいないか、「目の死んだ魚」になっていないか、などを多角的に検討する目的で書いているものです。 記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただし登場各社IRへの蛇の様にしつこくて執念深い、独自の突撃取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。 また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは最終的には誰にも分からないため、記事内容の正確性は保証しません。私は「未来を見通せる魔法の水晶玉」を残念ながら持ち合わせておりません。 そのため当シリーズ内の情報に基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。 そしてここから先に広がる膨大な 2020~21主力株概況シリーズワールド は 純度100%の私のポジショントーク でもあります。私がポッケの小銭入れから、持っている100円玉で自分が買える限界までパンパンに買い込んだ銘柄達がただひたすらにずらっと並んだセットリストなのです。 いいですか、これが最後のチャンスです。読むのをやめるなら、引き返すならここまでです。 よろしいでしょうか? ちゃんと警告しましたよ。 それではここから先に続く日記へは、上記の免責事項に完全に120%ご納得頂けた方のみがお進み下さい。。。。。。 、、、、、、、、お待たせしました。それでは、2020~21主力株概況シリーズ いよいよ出陣・スタートです。是非お楽しみください。1位 2790 ナフコ(東JQS、3月優待) ◎◎◎ PF時価総額1位の幕内最高主力銘柄はホームセンター業界上位で九州・中国を地盤としているナフコです。「ウィズコロナ時代」の大本命と考え、買い増しに次ぐ買い増しで2019シーズンの21位から大きく順位を上げ、史上初のポートフォリオ1位戴冠となりました。 現在の株価は2288円、時価総額681億円、PBR0.46、自己資本比率は64.4%と良好、今期予想PER8.60、配当利回り1.8%(40円)、総合利回り2.2%(40+10=50円)で、優待は100株保有で1000円相当、500株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当のギフト券です。 さて、ウィズコロナ時代の到来で、株式市場には大きな変化がありました。その筆頭は、ホームセンター・地方スーパー・ディスカウントストアなどの、「万年不人気業種」が脚光を浴び人気化したことでした。 ただこれらのウィズコロナ銘柄の多くは、株価がかなり上昇したとはいえ、依然として指標的に割安でかつ月次の好調も維持しています。また新型コロナウイルスは基本的に「風邪の一種」な訳で、今の季節でこれだけ陽性者が多ければ、例年風邪が流行る冬になれば本格的な「第3波」が襲来することは必然&ほぼ確実と考えています。 そうすると、未だしばらくの間はウィズコロナ銘柄を中心としたポートフォリオを組むことが理に適っている、適切であると感じており、中でも「総合戦闘力ナンバーワン」と考えたここナフコが、2020年の1位で登場することになりました。 それではそんな「ウィズコロナ時代の申し子」ナフコの魅力を改めて箇条書きでまとめておきます。1. ホームセンター業界は全体に成長力に乏しいことから依然として不人気で株価も割安なところが多いのだが、その中でもナフコの割安さがずば抜けて突出していること。2. 具体的には、低PBR&好財務&過去25年間一度も赤字のない手堅い業績を高く評価したこと。3. 優待新設によって、ピカピカに光り輝く極上の優待バリュー株に変身を遂げていること。また同時に優待パワーによって現在東証1部への昇格基準もほぼ満たしていると考えられること。4. ウィズコロナ時代の恩恵を受けて業績絶好調を維持していること。 の4点です。 それでは次にそれぞれを具体的に見ていきましょう。 1についてですが、 ホームセンター業界の銘柄はどこも未だに不人気なので、ざっくり言うとPBR0.8~1.3程度に評価されている ところが多いです。ただその中でも、一人ここ ナフコだけは、PBR0.46と極端な低評価 に甘んじています。IRによると、「それ(同業他社と比較した場合の株価的な著しい低評価)が気になって気になって仕方がない。理由については、外資に多く株を持たれているのと、後は東証ジャスダック所属のせいで流動性が低いせいだと思っている。」とのことでした。 それではここで同業他社を含めて比較しておきましょう。 2790 ナフコ PBR0.46×PER8.60=3.96 3050 DCMHD PBR0.85×PER13.70=11.65 3191 ジョイフル本田 PBR0.97×PER17.68=17.15 3546 アレンザホールディングス PBR2.01×PER17.11=34.39 3564 LIXILビバ PBR1.72×PER16.72=28.76 7516 コーナン商事 PBR1.04×PER9.60=9.98 8168 ケーヨー PBR1.34×PER40.34=54.06 8184 島忠 PBR0.64×PER18.31=11.72 8218 コメリ PBR0.88×PER13.48=11.86 9842 アークランドサカモト PBR1.14×PER13.16=15.00 こうしてみると、ナフコだけ異常にPBRが低いのがはっきりと分かりますね。。。 次に2について、ナフコの過去業績と財務状態を見ておきましょう。 下記の通り、過去25年間にわたって一度も赤字がなく利益を積み上げてきています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) そして長年の努力により、現在の財務状態は極めて良好なものとなっています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 次に3についてですが、ナフコは新設した優待パワーによって2020年3月現在の株主数が4146人と東証1部指定替えの条件である2200人を上回ってきました。また他の基準を見ても、現在 東証1部昇格の条件をほぼ満たしている と考えています。 ホームセンター業界では、非上場で1位のカインズを除いた売上上位10社はナフコ以外は全て東証1部 に所属しています。逆に言うと、こんなに大手なのにナフコだけが東証ジャスダック所属なのは違和感があるし、変であるとも言えます。また ナフコが業界上位の同業他社に較べて著しい低PBRに沈んでいるのも、いつまでもジャスダックに住んでいるせい でもあります。 次に4についてですが、下記の通り絶好調が続いています。既存店月次を見ると4月が108.9%、5月が115.7%、6月が112.0%、7月が108.4%、8月が116.7%と今のところ減速の気配すらありません。ウィズコロナ時代に業績堅調な所はそう多くはないですから、保有していて非常に安心感が高いです。また今期は既に一度7月31日に 業績予想の上方修正 が出ていますが、今の月次推移からするともう一発「お替り」が来そうだな、と個人的には考えています。 以上、4つの大きな魅力を持つナフコが、2020~2021シーズンの新しい超主力株として登場しました。「この地味株が、今シーズンの私の投資家としての命運を握っている」ということですね。2020~21主力株概況シリーズ 免責事項2020~21主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Sep 5, 2020
さて今日もう一本出します。丸一年をかけてお送りしてきた 2019~20主力株概況シリーズ の最終まとめです。 尚最初にお断りしておきますが、マーケットに吹き荒れるデビルコロナの影響で、現在私は必死にポートフォリオの改築を進めています。 具体的にはCOVID-19の悪影響を受けにくい、もしくは逆にそれを追い風に出来る「ウイズコロナ銘柄」への資金集中を加速しています。 そのため、今回の1~60位の中には、登場後の市場環境の変化によって既に大きく順位が変動しているものもあります。ご了承ください。 まず復習として、TOP50銘柄についてはこちらをどうぞ。 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 それでは地力のある銘柄が多く並ぶ、51~60位のまとめです。 51位 2221 岩塚製菓 ここは、いわゆる「優待ネットネット株」であり、保有していて非常に安心感のある良い銘柄ですね。 52位 1916 スペースバリューホールディングス さて「不祥事銘柄」スペースバリューホールディングスの今後の未来は一体どのようなものになるでしょうか? 53位 3001 片倉工業 ここは「優待株いけす」内の激烈な抗争を制し、今回ポートフォリオ上位に初めての浮上を果たしてきました。こういう、「会社を丸ごと買い取ってバラして売ったら儲かる、片倉的な銘柄」が、私は「控えめに言って大好き」なんですね。♪ 54位 7643 ダイイチ ダイイチは地味な地方スーパーで成長力もほとんど無いため、市場からはほとんど完全に忘れ去れらたような存在です。ただ過去25年一度も赤字もなくしっかりと利益を上げ続けていますし、財務状態もどんどんとよくなって筋肉質になってきていますし、指標的にも十分に割安ですし、私はとても魅力的な優待バリュー株であると高く評価しています。 55位 7614 オーエムツーネットワーク OM2ネットワークは現状指標的に十分に割安ですし、優待内容も上記の如く素晴らしいですし、PF上位銘柄として全く不足の無い極めて良い銘柄であると認識しています。 56位 9956 バローホールディングス バローはその規模の大きさと安定的な成長力も加味すると、今の株価位置なら依然として一定の魅力があるものと感じています。 57位 9268 オプティマスグループ ここは安いとは思うのですが、とにかく人気がないですね。 58位 7475 アルビス ここは指標的には妥当な株価位置ですが、優待内容が強力で力があり、優待族的には優待MAXを保有していくのには何の不満もない良い銘柄であると考えています。 59位 2907 あじかん ここは低PBRですし、地味ながら着実な成長力がありますし、ヒット商品のごぼう茶も好調ですし、優待内容にも力がありますし、優待族的には実に良い銘柄と思います。 60位 4901 富士フイルムホールディングス ここは祖業である、写真フイルム事業からの脱却に成功しています。チャールズ・ダーウィンの、「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びる のでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」という格言を実践できています。素晴らしい企業ですね。 以上、2019~20ポートフォリオTOP60のまとめ でした。皆様、この1年間お付き合い頂き有難う御座いました。2020主力株概況シリーズ 免責事項2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Sep 4, 2020
さて今日は当ブログ1番人気の 2019~20主力株概況シリーズ です。 60位 4901 富士フイルムホールディングス (東1、3・9月優待) ○ PF時価総額60位の上位銘柄は、写真フィルムから液晶フィルム、医療画像等へ転換した富士フイルムHDです。2018年60位、2019年55位と、この数年同じような順位でのんびりとご機嫌で私のポートフォリオにゆったりと長期滞在されていますが、今年もここで悠々と登場してきました。 下記の通り、写真フイルム事業からの脱却に成功しています。チャールズ・ダーウィンの、「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びる のでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」という格言を実践できています。素晴らしい企業ですね。 現在の株価は5006円、時価総額25767億円、PBR1.02、自己資本比率は58.8%、今期予想PER16.68、配当利回り1.9%(95円)で、優待は下記の通りです。多岐にわたっていますので是非楽しくご覧ください。 ポイントをまとめると、100株保有だと1年以上の継続保有を条件として、年1回(3月)富士フイルムヘルスケア商品トライアルキット及びヘルスケア製品(計2000~3000円相当)+年1回(9月)フォトブックサービス利用クーポン券(1000円相当)+年2回(3・9月)優待割引です。 そして 「500株&3年以上継続保有」 だと、9000~10000円相当のヘルスケア製品などとなります。私はこの長期優待獲得を目指して、 2012年4月27日の優待新設 以来ずっと参戦のチャンスを伺い、2012年6月27日にようやく500株買いました。もちろんそれからは一度も売っていません。 優待のためなら「草むらの中でじっと伏せ、微動だにせずにいつまでも粘り強く、執念深く待てる。」のが、私の数少ない長所の一つ なんですね。(笑) それでは私が汗水垂らし、苦労して手に入れた (・・? 「500株&3年以上継続保有優待品」を実際に見て頂きましょう。 瓶が綺麗ですね。♬ 中のジェリーもプルプルで、お肌に良く浸透する気がしてとても良かったそうです。 さて、富士フイルムHDは指標的には妥当な株価位置だと思います。そうは思いますが、私にはどうしても長期株主優待が必要なので、ここは絶対に売れないんですね。ちょっと困っていますが、ま、現行の優待制度が続く限りは、よほどの株価急騰がない限りこのまま「永遠にホールド」していくことになるだろうと感じています。(滝汗)2020主力株概況シリーズ 免責事項2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Sep 4, 2020
さて今日は当ブログ1番人気の 2019~20主力株概況シリーズ です。 59位 2907 あじかん (東2、3月優待) ◎ PF時価総額59位の上位銘柄は、卵加工品、水産練り製品などの業務用食材が主力のあじかんです。前回の2018~19シーズンでは61位で出ていましたが、今年もPF相対上位の地位を維持してここで登場してきました。 現在の株価は795円、時価総額61億円、PBR0.48、自己資本比率は52.5%、今期予想PER24.24、配当利回り1.9%(15円)、総合利回り3.1%(15+10=25円)で、優待は100株保有で1000円相当、500株保有で2000円相当、1000株保有で3000円相当の自社製品です。 さてそれでは今日は2年分の1000株優待品をご覧頂きましょう。あじかんの優待品は本当に極上の内容です。 まずは2019年の1000株優待品です。業務用の冷凍食品のセットです。 それでは早速実食していきましょう。 あじかん優待の焼きビーフン 、、、これ、無限に食えます。どうにも箸が止まらないですね。。。 鯛のアラ煮・あじかん優待厚揚げ添え 出汁が沁みて美味しかったです。 さて次は2018年の1000株優待品です。これまた全体に素晴らしかったですが、1つだけヤバいのがありました。 先ほど書いたように最初に1つだけ注意点があります。それは、 「厚焼玉子」が強烈に味付けが甘くて「オエーッ」となる ことです。よく回転すしチェーンで「妙に甘くて不気味な、2貫で100円の格安な玉子」が売れ残って、呼んでもいないのに何度もレーンを疾走してくることがあると思うのですが、自分の推測では多分これです。 ただ、逆に言うと、この玉子以外は本当に素晴らしい内容です。順番に見ていきましょう。 あじかん優待のデミグラハンバーグ これは何と言うか、給食で出てきそうな感じのやつなのですが、美味し過ぎずさっぱりとしていて、逆に絶妙にご飯が進む、庶民的で親しみやすい味で最高です。「押しすぎない、引きすぎない」。この見切りのレベルの高さは只事ではありません。「あじかん、恐るべし。」ですね。 あじかん優待の刻みきんしの冷やし中華 ちなみにこの錦糸卵は全然甘くなくて自然で美味しいです。御安心を。! あじかん優待の大学いも いやあ、どれもとても美味しかったです。あじかんの1000株優待品は最高ですね。 さてあじかんは低PBRですし、地味ながら着実な成長力がありますし、ヒット商品のごぼう茶も好調ですし、優待内容にも力がありますし、優待族的には実に良い銘柄と思います。 なので、お金がきつかったら100株、もしも余裕があったら500株か1000株、今の株価位置なら黙って買っておいて数年寝かしておくというのは、とても良い投資アイデアなのではないか?と個人的には感じています。 なぜかと言うと、1. あじかんが市場で評価されて株価が上昇する日が来たならば、静かに売って利益をポッケに入れてそのまま去ればいい。2. あじかんが市場でいつまでも評価されないのならば、何年でもごぼう茶か冷凍食品優待を楽しく静かに貰い続ければいい。 からです。 このように、 精神的に極めて有利な戦いができる事が、優待バリュー投資の最大の長所 なんですね。♬♬♬2020主力株概況シリーズ 免責事項2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Sep 3, 2020
さて今日は当ブログ一番人気の 2019~20主力株概況シリーズ です。 58位 7475 アルビス (東1、3・9月優待) ◎ PF時価総額58位の上位銘柄は富山・石川・福井3県で食品スーパーや自社開発の商業施設を展開しているアルビスです。2018~19シーズンで久しぶりに上位に登場してきた銘柄ですが、今シーズンも何とかその地位を守ってここで出てきました。 現在の株価は2654円、時価総額245億円、PBR0.86、自己資本比率は58.7%と良好、今期予想PER15.80、配当利回り2.6%(70円)、総合利回り3.4%(70+20=90円)で、優待は100株保有で年2回、 (1)自社グループ商品券または(2)北陸地方名産品などです。 私は過去に上記のB~Dコースの全てを選んでいます。ちょっと見ておきましょう。 Bコースの永見糸うどん 喉越しも良く、ツルツルで美味しかったです。 Cコースのしろえびせんべいセット ほんのり鼻から抜けるエビの香りが上品で、とても美味しいです。 Dコースの食育こんぶセット どれも地域色豊かでとても魅力的です。 懐かしい。。。。。。。 この日記を書きながら、私は15年以上前のはるか昔のヒヨヒヨ投資家だった頃の自分を鮮明に思い出していました。 当時の私のポートフォリオのサイズは今からすると恐らく数百分の1程度だったでしょうか? あれは確か2002年のある日、私は夜も眠れないほどに悩み抜いた末に、ここアルビスをいきなりPF3位の超主力とする大きな決断をしたのです。 株式投資の資金繰りも、それどころか本当は飼っていた「満腹中枢のぶっ壊れた、無限に餌を強請るデブ猫」のエサ代にも困るほど毎日の生活が苦しい中で、当時わざわざ名証2部の不人気株のアルビスを購入した理由は、その頃優待で半期毎に3000円分のJCBギフトカードが戴けたからでした。今なら高額な金券系優待銘柄と言うのは掃いて捨てる程にたくさんありますが、当時はほとんどなかったのです。 そしてそれまで投資方針が完全には定まりきっていなかった私が完全な優待族に変貌したのには、アルビスから実際に届いた3000円分のギフトカードが、思わず頬ずりするほど滅茶苦茶嬉しかったことが大きく影響したのです。 6畳一間の狭いアパートで優待のギフトカードを握り締め、1人興奮して部屋をグルグルと歩き回りながら、 「信じられない!!! アルビスはこんなに指標的に安いのに(当時の話です)、更にこれほど素晴らしい優待品までくれる。嬉しすぎるし、こんな銘柄なら負ける気が全くしない。よし、これから私は優待付きのバリュー株を専門にして、限りなく特化して戦うようにしよう。!!! 誰もやっていないオリジナルのこの奇想天外な方法で、自分なりに天下を目指そう。」 高額なJCBギフトカードを握り締めて小躍りしながら、そのように突然に思い付いたのです。 私が「確信犯」の優待族へと変貌するその大きな契機となったここアルビスですが、その後優待廃止や長期に渡る業績低迷が続き、私は手放した後、長年の間再参戦することができませんでした。ただ、私はアルビス優待で得られた高揚感や深い感謝の気持ちを一度も忘れることはありませんでした。そしてアルビスは2014年になって100株優待を新設し、それを機に私は久方振りに再参戦しました。そして今回、私はその思い出のアルビスで18年の時空を超えて再びPF上位で戦うこととなりました。凄く嬉しいですね。 すいません、喜びのあまり取り乱しました。。。 さてアルビスは指標的には妥当な株価位置ですが、優待内容が強力で力があり、優待族的には優待MAXを保有していくのには何の不満もない良い銘柄であると考えています。また今後の業績推移によっては再び大きく買い増ししたいなあ、そんな日が来たらいいなあ、とも思っています。 2020主力株概況シリーズ 免責事項2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Sep 2, 2020
さて最近は「当ブログ有数の人気コンテンツ」に成長しつつある、 ポートフォリオ含み損ランキングシリーズ ですが、9月に入りましたのでその最新版をお届けします。 ちなみにこのシリーズは数か月前に書き始めたのですが、どの記事もアクセス数が多く更に時間が経ってもそれがあんまり落ちないという傾向があります。「なんでかなあ。」と考えたのですが、多分、人が損をしている話って、純粋にエンターテインメントとして面白いからではないか?と現時点では思っています。(汗) さて前置きが長くなりました。それでは今月も、私の「過ちの一覧表」ともいえる2020年9月1日現在の最新のポートフォリオ含み損ランキングを見ておきましょう。 次にランキング内で目についたところを自分用のメモ書きとして思い付くままにざっくばらんにコメントしていきます。尚、以下の内容はすべて「今後自分がより良い投資家になるための、個人的な反省と内省」のためのものであり、一切誰にも投げていません。 本来であれば人様にはお見せしない、裏の「非公開日記」で書くべき明け透けでフランクな内容 ではあるのですが、このシリーズでは敢えて表ブログで書くこととしています。 その理由は、ブログでガラス張り&衆人環視の下で内省的な反省文を提出することが、自分のポートフォリオをより客観的に見るために、そしてポートフォリオ最上位群を「より精鋭揃いで総合殺傷力の高い布陣」にするために、極めて有意義で効果的だったと考えたからです。それでは始めます。 まず全体として、今月は大きな含み損になっている銘柄群を「薄く広く」売却して損切りし、ポジションを圧縮しました。その結果、「魔法のようにリストから消えた」ものもたくさんあります。 次にランキングを見ていくと、1位にはハンカチやスカーフなど、服飾雑貨中心の専門商社の8123川辺が登場しました。新型コロナの直撃で主要な取引先である百貨店が休業したり既存店月次が落ち込んだことのダメージが凄まじく、大赤字転落で株価もズタボロに売り込まれています。ただここは優待内容は素晴らしく、自分としては今のところは優待MAXとなる1000株をホールド継続の予定です。 次にランキング2位の5902ホッカンホールディングスですが、ようやく発表になった今期の業績予想数字が元々の市場予想に対して非常に悪くサプライズとなり、株価が暴落しました。私は4100株持っていたのですが、 「迷ったら半分」 の格言に従って、その内の2100株を売却し、優待MAX分の2000株だけを残しました。ちなみになぜ元々4100株持っていたかと言うと、「ホッカンHDは超低PBRだし、なんかのきっかけで株価が上昇して2倍になる日が来るかもしれない。そしたら半分売って残りの2000株を恩株化し、その保有コスト0分のタダ株で永遠にMAX優待を貰い続けよう。」などと言う虫が良くて横着なことを考えていたからです。結果としては恩株どころか、逆に損切りして敗走したわけですが。。。(滝汗) ただ、ホッカンHDは、 缶詰優待株 としての魅力と輝きには素晴らしいものがあり、自分としてはよほどのことがない限りはこの残りの2000株は死守していく予定です。何故なら、ホッカンMAX優待がどうしてもこれからも欲しいからです。 このホッカン優待カレーがまた実に美味いんだよなあ。。。 さて、これらの状況を総合的に見ると、現時点ではポートフォリオの損失管理はまずまずうまく出来ていると考えています。 以上、「ポートフォリオ含み損ランキング 2020年9月編」でした。
Sep 1, 2020
いやあ秋の気配が近づく9月になりましたね。 さて今月のプロフィール画像は、 アラジンみきまる💎💎 です。その心は、ポートフォリオを魔法の絨毯に乗せて、一緒に空高く浮上したいという夢を具現化したものです。 ところでマーケットでは昔から 9月は1年で最悪の月と言われていて、評判はかんばしくない。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P140) と言われています。 ただ、自分の経験では、「実りの秋」に向けてパフォーマンスがじりじりと向上していくことも多く、個人的にはそんなに悪いイメージはないです。ま、いずれにせよ、今月も楽しく頑張ります。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Sep 1, 2020
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