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一年 南風一この週末は季節が一気に進んで雪が降る処もあると聞く我が家の座敷にも電気カーペットを出して家の外回りの通気口は発砲スチロールで塞ぐことにしたいつも思うことだが電気カーペットを仕舞ったり外周りの発砲スチロールを外して仕舞ったのはつい昨日のことのように思うのだが歳月の流れは一瞬のことで一年はあっと言う間に過ぎているこの短い間にも鬼籍に入った義父や元同僚や先輩があり私も気が付かない内に鬼籍に入っているものかも知れない気が付いたらもうそんな年齢になっていた(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/11/11
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住めば都 南風一深夜に起きてガサゴソ・ガサゴソ昼夜を分かたず物音を立てて姉夫婦を困らせたり食事の度にインシュリンを打つ必要があるため自分で打とうとするけれど注射針を十分強く打てなくてインシュリンが注射器に残ったままになるあるいは認知症のため食事を取ってもそのことをすぐに忘れてしまって姉が食事を取らせてくれないと文句を付ける買い物を姉に頼んでお金を渡すけれど姉が買い物から帰ってきて商品とお釣りを渡しても商品を何処かに仕舞い込んで忘れてしまうお釣りを貰ったことを忘れて姉がお金をネコババしたと文句を付ける食事を食べたばかりなのにそのことを忘れてしまって食事を取るためにひっきりなしにインシュリンを打つから低血糖になって倒れて救急車で病院へ運ばれるそんなことがあって母は閉鎖病棟の病院に入院させられ病院に看護して貰うこととなった自分の足でトイレや食事に行ける間は良かったが一度トイレでひっくり返って股関節を骨折して以降はリハビリを幾ら頼んでもまた倒れでもしたら看護できないからという理由で紙オムツを付けられてベッドに寝かしつけられた一旦自分の足で立ち歩きできなくなると手足の衰えは早く暫くするともう完全にベッドから起きられなくなった最初はベッドの背を立てて自分の手で食事を取っていたがそれも出来なくなって最後は点滴だけで生きていた私が病院を訪ねる度に「自宅に連れて帰ってくれ」と言われたが自宅に連れ帰ったところで母を介護できる人がいなかった「家に帰ったところで四六時中、母の介護はできる人はいないし また以前のように低血糖になっては救急車で病院に運ばれるの繰り返しに なるのが関の山だ」そう言うと母は悲しそうな目で私の方を見ていた母の顔を見ながら「幾ら田舎の不便な家でも自分の住んできた家が一番安心できるのだろうな」と思った(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/11/08
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修学旅行の思い出 南風一高校時代の修学旅行の思い出と言えば訪ねた先のことより旅行先から好きだった彼女へ電話したことくらいの思い出しかないそれが情けなくて人に修学旅行のことなど話した記憶がない私が通っていた高校は生徒数が多かったので旅行先は同じだったのに出発日が1日ずれていたそれで先に出発した私は翌日に出発予定の彼女の家へ電話をかけたのだったなぜ修学旅行先のホテルからわざわざ彼女へ電話したのか?その理由は単に「青春時代の高校生」に特有な恋心の飛翔というか自己陶酔の実現願望に起因する「みせびらかし行動」に過ぎない好きだった彼女に修学旅行で宿泊したホテルから電話して彼女と話して有頂天になっていた何とも馬鹿げた高校生であった(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/11/07
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本能寺の変の読み方 南風一織田信長が家臣の明智光秀に殺されるという事件の意味は信長という奇人変人が隙を見せたという結果に過ぎないまた信長を倒した光秀を倒した木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)の生きざまは単に凡人が偶然に天才(信長)の後釜に就いてしまったときは俗人芬々たる金満家の行動にしか走らないという馬鹿げた実例を世間に披露しただけに過ぎない奇人変人と単なる凡人によって彩られた日本の戦国時代末期日本の歴史の愚劣さは信長や秀吉の時代に限らない昭和初期の日中戦争や太平洋戦争で日本を破滅に追いやった日本の軍人や官僚たちも愚劣と言わず何と表現できようか(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/11/06
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若さと免疫力 南風一職業人生の中であるいは定年を迎えた後に学んだ教訓として「若さと免疫力」の関係仮説がある(もちろん同僚や先輩の死亡を見てきたからである)若ければ多少の無理など若さの抵抗力が跳ね飛ばしてくれるからそうそう病気にはかからないところが加齢が進んで肉体的に衰えてくると抵抗力が弱ってくる抵抗力が弱ってくると悪性新生物や悪さを働くウィルスに感染しやすくなる結果 病気や癌にかかりやすくなるまた血管や臓器にコレステロールが溜まって血管が詰まりやすくなり心筋梗塞や脳梗塞を発症しやすくなる人間が自然体で歳を重ねれば肉体も自然のままに衰えていき最後は死に至る死に至る時機を先延ばししたいのならば自然体に任せることなく肉体の衰えを遅らせる以外に方法はないすなわち自ら肉体の若返りを図って運動や食事に気を使うことである運動と食事次第で延命効果は20~30年も違ってくると予想する(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/11/06
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人生と個人事業 南風一小発電事業者とはいえ初期投資には発電設備や土地代のまとまったお金が要るし10年経過すればパワコンの更新費用もかかってくる発電パネルの廃棄積立金も差し引かれるし発電抑制という機会損失も強いられる年中行事としては春から秋口までは日照時間が長いから発電量が見込めるが冬は日照時間が少なくて投資費用を賄うこともできない(4か月程度は赤字が続いて借入金費用と(機械設備の)償却資産税が賄えない)発電事業を始めて10年になるが季節の日照時間による収支変動に加えてパワコン更新費用の捻出・返済という頭の痛い話しがある人生と同じように一度発電事業という甘い船に乗っかった以上は多少の採算悪化など何するものぞと乗り越えていかねばならない人生だって余りに稼ぎが悪ければ会社を変わったり全く違う職種に仕事を変えたりするものだが事業も同じように全く未来がないということならさっさと撤退することも大切だが 発電設備資産の売却代金で借入金の全部を返済できないならおいそれと簡単に事業を撤退することもできないここが人生とは違うところで一度乗りかかった船には最後まで乗り続けるしかない山あり谷ありの人生を生きていくのは大変なことだが事業も山あり谷ありでなかなか画に描いた餅のようには上手く行かないね(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/11/05
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一人ひとりの美しさ 南風一拾ってきた石の種類が分からないとき砥石でピカピカに磨いて石の名前を見つけようとする磨いた石と図鑑を睨めっこしてどうやら泥岩かチャートかなというところまで当たりを付けることができたでも石の表面の模様を眺めてさてさて模様はホウサン虫かそれとも葉っぱかいやいや単なる泥の地層の縞模様に過ぎないのかたった一つの石に過ぎないのに図鑑に載っている写真のようには明快に区別できない一つ一つの石の性質や形状がちょうど中間的なグラデーションのように同じものがないように一人の少女も女性もその人だけの美しさを持っているそして 一人一人の美しさは唯一無二の美しさである(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/11/04
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その時に至って 南風一年老いてころりと死ぬ人がありまた介護が長引いて家族に苦労をかける者があり望むと望まないとに係わらず年老いて自分の身体の自由が利かなくなったとき誰しも他人の手を借らざるを得ない他人の手を借りたくない人は孤独死するか認知症になって訳が分からなくなってしまうかそのどちらかしかない?かな(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/11/04
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意識することなく 南風一今秋で定年から4年が過ぎようとしている子どものころ「もう幾つ寝るとお正月」のお正月や春と秋の遠足や神社のお祭りやお寺の市(いち)といったものは指折数えて「あと何日でやってくる」と楽しみにしていたから本当にそれらが到来したときには待っていた間の感激の予感などは忘れてしまってただそのことに没入して感激に浸ることになるそれに比べて自分の定年とか自分の死といったものは期待するでもなく意識するでもなく突然やってきて何の感慨もなく完結して終了する突然やってくるからあれこれ考える暇もない「あら もう来ていた」と到来を事実として受け止めている「意識する」のと「しない」のではさてどちらが得かな?と問えば損得ではなく事実や物事には2種類あってどちらかは「到来を意識して待つもの」そしてもう一方は「勝手に向こうからやって来るもの」どちらも到来に気付くものだが到来した事実を忘れて感激の渦中に浸っているものと到来をただ受け入れるだけのものそんな「二つ」が存在する(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/11/02
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元気印の女子高生 南風一仕事からの帰路信号待ちの交差点で私と同じく自転車に乗った一人の女子高生と出くわした信号が青になるが早いかその女子高生は勢いよくペダルを漕いで横断歩道を飛び出して行った身体を左右に振って制服のスカートから出たふくらはぎは逞しく何かしら運動競技の部活動をやっているように見えた今日はたまたま試験か何かで帰宅時間が早かったのかも知れない逞しい肢体を思いっきり左右に振って自転車を漕いでいく姿が何とも健康的でよろしいその女子高生の健康さは青春や乙女の憂いなどとは全然無縁のような元気さを感じさせたこういう女子高生の姿は何とも頼もしくて見る者を元気にさせてくれる(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/10/31
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大人の遊び 南風一 大学卒業40周年の同窓会の参加者の内には還暦も過ぎ定年を迎えて毎日時間を持て余す御仁も沢山おられたのだろう来年からゴルフ同好会を立ち上げて一年に2回程度名門ゴルフ場でコンペを開催しようという企画が持ち上がったというさすが有閑階級の御仁が多いことでなかなか優雅な時間のつぶし方で子どもの頃のように公園で土饅頭を作ってママゴト遊びとも行かないしチャンバラごっこやお医者さんごっこもご法度な時代だから分別ある大人としてはゴルフ同好会というのがスマートで一番いいという趣旨なのだろう田舎暮らしの私としては地域の歴史や遺跡の調査石磨きや果樹作りの方が楽しいと思うのだが住んでいる処や従事した仕事や職業によって定年後の楽しみは人それぞれということなのだろうそして何より(言い忘れていたことだが)(そしてそれが最も重要なことだが)定年後の遊び方というのは現役時代の所得の高低レベルが最もものを言うのだろう(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/10/29
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磨いた石と人の命 南風一人は死ぬと大抵墓石に変わる墓石は大体花崗岩でできていて磨かれた墓石は輝いてきれいだ墓石に限らなくても道端や駐車場の砂利の中から花崗岩やチャートの破片を拾って来て磨き上げるだけで石は随分ぴかぴかになって紋様が美しい46億年の歴史を持つ石の美しさと人の命の短さを比べて「何んと人の命のちっぽけなことよ」と思う人の名前を刻んだ墓石とて長い年月のうちには 風化したり子孫が絶えたりして墓石は再び名無しの岩石に戻る石の命は長いけれど人の命の何んと短いことよだから石に名前を刻んで「人の命は永遠なり」と錯覚したいのかな?(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/10/28
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今日は同窓会という 南風一磨いた石をダイヤモンドと見るかそれともただの花崗岩と見るか要は そこに何を見つけられるか?ということ自分の境遇について悔恨や正当化したいことや様々な思いが渦巻いてとてもダイヤモンドを見つけられないときパスするしかない久しくご無沙汰している友人たちの一部でも会いたいと思う時は参加したい会いたいという思いが参加費用や交通費という代償を遥かに凌駕してとにかく会いたいという気持ちの方が勝るとき一目散に駆け付けるだろう(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/10/28
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また繰り返せるから 南風一諦めるという心の裏には「また(あるいは、まだまだ)繰り返せるから」という楽観的な心情があるその未来性の上には潔さも諦めもお行儀よくお座りしている若い頃には未来は無限に伸びて時間の制約といったものを感じないだから失敗も成功も何度でも繰り返すことができる(と思っているし 実際に何度でも繰り返している)ところが60歳を過ぎる頃には無限の体力エネルギーとか湧き出す気力や野心といったものからすっかり無縁になってしまっている自分に気付くそうして「そうか 諦めも希望も まだ何度でも繰り返すことができるという安心感が あったからこそ 抱くことが出来た感情だったのか」と気付くもうそんなに時間が残されていないときいつ死を迎えているかも知れない年配者に「(失敗も成功も希望も)また繰り返すことができる」と言ったところで何の説得力もない実は夢も希望も(失敗さえも)若い人の特権だった(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/10/26
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余命を延ばす秘訣 南風一「あなたの寿命は84歳、余命は19年。 平均寿命より4年長い」そんなAIのご宣託が下ったときあなたならどう感じるか?休日の夜さて寝ようかなと思ったときにそういうAIからの連絡メッセージを貰って私はちょっと驚いたAIに言われて「そうか私の寿命はもう余り残されていないのか」と悟ることは余り気持ちがいいものではないところが翌日になってネット検索をしてみると生命保険会社のネットサービスの中に当たり前のように「余命診断」という無料サービスがあることを見てさっそく「余命診断」なるものを使ってみた質問に回答していくことで余命判定をしていくサービスだった質問例として「何歳まで働きますか?」「住んでいる市町の人口は1万人以下か?100万人以上か?あるいはそれ以外か?」「健康診断は毎年受けていますか?」「食事は3食規則正しく取っていますか?」「ストレスを感じていますか?」「父母のどちらかは85歳以上まで生きましたか?」「魚や野菜は毎日食べていますか?」「適度の運動を週に何回していますか?」「タバコを吸っていますか?」「アルコールを飲んでいますか?」「揚げ物や天ぷらを週に何回食べていますか?」そんな質問事例を見て思った「そうか自分の寿命はコントロールできるんだ」摂生に努めることが余命を延ばす秘訣寿命は最初から決まっているものではなく自分が決めるものだと納得した(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/10/23
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幸せの形 南風一 「ああー 生きてて良かった」と思うのは車寅次郎にとっては、そういう瞬間が一生に一度や二度くらい有るから生きている価値があるということになるそういう感動の瞬間が存在すれば(いや必ず存在するというわけだから)人生の生き方は寅さんのようにフウテンの旅ガラスであっても感動の瞬間が訪れるということであるだから寅さんのような人生も幸せの姿の一つである他方でドストエフスキーが言うように「幸せの家庭の姿はどれも似ている」ということなので寅さんが言うところの「ああー 生きてて良かった」と表現するところの感動の瞬間の家庭の姿はどれもよく似ているということなのかも知れない感動の瞬間はどの家庭でも似ているけれど家庭を構成する家族員の生き方は夫々でとても標準形はないことになる
2023/10/22
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お金(MONEY) 南風一お金があれば価格の付いたものは大体購入できる大抵のものを何不自由なく購入できる人は幸いなるかなお金がなくても親兄弟からお金を引っ張って来られる者も幸いなるかなお金がなければお金を使わない人も幸いなるかなお金がないのに借金を重ねて踏み倒したりお金がないので窃盗やスリ、詐欺、強盗、殺人などの犯罪を犯してお金を手に入れようとする者はお金を持ったところで居心地が悪くて日々生きた心地がしないのではないかたったお金のことと言うなかれお金がなくて病気の治療が叶わず寿命を縮めたりお金がなくて長時間無理を重ねて健康を損ねたりお金がなくて食事を満足にとれなかったりお金がなくて子どもたちに年齢相応の当たり前の生活を与えられなくて親の資格がないと悲しむ人がありお金は人それぞれの境遇により無尽蔵に必要はないけれどほどほどには必要なものお金に煩わされない境遇というのは随分幸せなことよけれどもお金持ちはお金持ちであることにそれほど満足を感じていないように見えるお金持ちがお金持ちであることただそれだけで実は幸福な境遇なのですよあいにくその事実に気付かない御仁が五万とある(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/10/21
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昔好きだった女性 南風一大学4年生の冬仲の良かった女友だちが結婚するというのでお披露目パーティの席に招待されたその会の帰りに立ち寄った喫茶店ですっかり気に入ってしまったのが彼女だった彼女は女友だちの高校時代の親友ということだった彼女は高校時代に陸上部の選手だったということで確かに体つきは細かったけれどどこかしらカモシカを思わせる俊敏性があったその後彼女に書いて貰った電話番号に電話してデートをするようになった彼女の家は牛乳屋さんをしていて父親は既に他界して彼女が牛乳店を切り盛りしているらしかった母親と妹がいるとのことで朝早くから牛乳配達もやっているとのことだった早稲田の商学部を卒業したとのことだったので何処か会社のOLになっているのかと思ったら家業の牛乳屋をやっているとのことだったそんなわけで彼女とデートするといっても午前中の仕事が片ずいた午後の昼下がりにようやく吉祥寺あたりで会えるのがやっとだった高校時代は立川まで通っていたというのだが仙川からよく毎日通えたものだと感心したところで彼女とデートして不思議だったことは二人で話すことと言えば(まだ会ってからお互いのことは何にも知らなかったから身の上話の話題になるのだろうとは想像するが)私が大学を留年して数学の勉強をしていることとか今度は理系の大学院に進学するとか私の話すことはまだまだ子どもの夢を話すような感じだった他方で彼女の方は毎日牛乳屋の稼業に明け暮れていてデートの時間を合わせることも億劫になって行ったそうこうするうちに私の大学院進学が決まってその準備のために大学院の指導教官となる先生の学部の講義に出席したりして生活が忙しくなったこともあって彼女とはたまに電話で話をする程度の状態になってしまったそして私が結婚して就職してその後は彼女と電話して話すこともなくなった彼女と最後に電話したとき彼女は私と仲の良かった女友だちから私の妻のことを聞いていたらしく「奥さんは随分美人だそうですね。おめでとうございます」と言うことだった彼女は彼女で「竹を割ったようなさっぱりした性格で、物静かで、慎重なところ」が魅力的な女性だった(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/10/20
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サラリーマン稼業の論理 南風一サラリーマン稼業は厚生年金制度が存続する限りにおいて一番リスクの少ない生き方である現役時代は最も所得が多くなるように行動すればいい年金受給開始までの所得を確保すればよい年金額は現役時代の所得に比例しているから現役時代は可能な範囲で所得が多いほど良いサラリーマン稼業の暮らし方は所得と年金が一番大事なことに違いないがそれだけでは詰まらないという御仁もおられようだから所得と年金を確保できさえすれば後は好きな職種と仕事の仕方をすればよい週休2日と国民の祝日が休みならば一生に確保される自由時間は相当な時間になるその自由時間を趣味に使えば仕事に趣味性を求める必要はない仕事が楽しければそれに越したことはないが仕事が趣味でなくても好きなことに使える時間は幾らでも確保できるそういう生涯の行動形態を決めた中で自分の生きがいも家族や友人との交流もやって行けばいいことさら無理する必要はなく自分の可能な範囲で淡々と暮らしていけばいい淡々とした日々の暮らし以外にサラリーマン稼業の一生は存在しない冒険や異次元の感動体験の追求といったものは羽目を外さないことが肝要である(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/10/15
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殺生を悔やむこと 南風一小学4年生くらいの子と小学2年生くらいの子が学校からの帰り道で一匹の蛇を見つけました蛇はことさら二人の小学生に危害を加えるものでもなかったけれど年上の小学4年生は二つの理由から蛇を殺しにかかりましたまず一つに小学4年生の子は本当は蛇が怖くて近所の友人たちのように蛇を掴んで弄ぶことができなかったのでその劣等感を隠すために蛇にことさら強く当たってしまうのでした蛇が怖くて掴んだり触ったりするはできないけれども遠くから石を投げたりしてやっつけることは出来る第二に蛇といえども石を投げつけられたりすれば当然こちらを睨んだり逃げようとしたりするそこで蛇が向かってくることに対し(自分の方が先に石を投げたりして 蛇を威嚇したことは棚に上げておいて)棒切れで蛇を道端に掬い上げて大きな石を投げつけて蛇の頭をつぶして再び水路に蛇を投げ入れたのでした小学4年生の子が家に帰ってその翌日母親からこう尋ねられました「昨日〇〇さんの家の近くで蛇を殺して水路に投げ入れていたとある人から聞いたけれど なぜそんな酷いことをしたのかな?」 そんな酷いことをするような子どもではないと思っていたけれど ちょっとびっくりしたと近所の人が言っていたよ」小学4年の子どもは蛇に悪いことをしたと悔やみましたほんの一時自分の虚栄心を満たすために何の罪もない蛇を殺してしまったもしその蛇に子どもがいたら子どもはどんなに悲しんだことだろうあるいはもし蛇が子どもだったら親蛇はどんなに悲しんだことだろう小学4年生の子どもは今や白髪頭のお爺さんになっていました蛇を殺した時の光景とその時近くで見ていた近所のおばさんのひとこと「どうしてそんな酷いことをするの?」そして翌日の母親の悲しそうな顔そんなことを思い出して蛇を殺してしまったことを今でも後悔するのでした(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/10/14
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スポーツの日 南風一今年のスポーツの日はあいにく雨模様この3連休は妻の父の墓所探しと地元の文化祭展示資料の選択と解説文の作成で過ぎてしまった例年なら金木犀の甘い香りが漂う季節だが今年は8月を過ぎても9月も猛暑続きで金木犀も開花どころではなかったのだろうこの2日間は少し肌寒かったから開花はもう少し先までお預けといったところだろう毎年早く年金生活の悠々自適の暮らしができる日が早く来ないかなと願っていたらあと4か月ほどで報酬比例部分年金が出るときが近づいてきた毎月の家計の収支を計算してみると報酬比例部分年金のみで妻と二人が暮らしていくのは少し無理なので65歳になって基礎年金を含めた満額が出るまで宮仕えを続けざるを得ないかと思っているそれでもあと1年と少し年金満額の日はやって来るさて、その日が来た時 これまで通り規則正しい生活を続けられるかどうか?「さあ これから24時間のすべてを自分の好き勝手に使ってください」そう言われて「本当にそうして良いのかな? それとももう少し自由に使えるお金を得るために 宮仕えを続けた方が良いのかな?」これまでの3年が過ぎ去る速さを振り返るとき1年が過ぎ去ることなんかあっという間のことだろうなと思う (詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/10/09
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秋の服 南風一若い頃は季節の服なんて夏は下着と短パンとTシャツがあれば十分だったし冬はGパンとジャンパーがあれば事足りた仕事着は夏スーツと冬スーツで事足りたところが年を取ってきて勝手が違ってきた今年のように暑い季節が長く続くと夏物で冬まで行けそうだと思っていたが10月になって空気は一変した気温は5~6度は下がっただろうか昨日までの蒸し暑さとギラギラ輝く太陽の光は嘘のように穏やかになって頬を撫でる風も涼しくなった途端に夏物の服では少し肌寒く感じ出した冬物の服やスーツではまだ暑く感じるしここはこれまで余り用がないと高をくくっていた秋物の服の有用性を悟ることとなった衣料品店に駆け込んで明日から仕事に着て行く秋物のブレザーを購入した今年ほど秋物服の必要性を痛感した年はなかった秋なんてすぐ過ぎ去ると思ってきたけれどその1か月間に着る服がこれほど大切に感じたことはなかったどれほど今夏の暑さは異常で厳しく長かったかということの証左かなと思う秋は短い期間だけれど夏とは違う また冬とも違う10月から11月だけの爽やかで快適な季節といえようかもう暑くはないけれどまだ寒くはない夏服では肌寒いし冬服では暑過ぎる秋には秋の服がある(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/10/03
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日常の幸せ 南風一今日は鐘太鼓が聞こえてくる秋祭りの休日神社では獅子舞や神輿のお囃子が鳴り響いていることだろう私はいつものように妻の買い物に付き合ってその後はいつものように石磨きに勤しむ今日の収穫は堆積岩の平らな面を磨いたら饅頭の餡子のような黒い面が現れて確かにチャートのような光沢とすべすべした肌触り当初予想した変成岩ではなくどうやら化石岩らしいそんな収穫もあったが長閑な秋の一日を平凡な趣味事で過ごすそして明日はいつものように仕事に行って昼にうどんを食べて終業時間が来れば家に帰って晩飯を食べて風呂に入って寝るそんな平凡な一日を繰り返すそれ以外に私の予定はないそんな平凡な一日の繰り返しが私の人生の全てなんとも平凡な人生に違いないが精神意識と実生活が乖離することもなく悩みもない季節の移り変わりと平凡な日常を楽しんでいる(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/10/01
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時代の幸運 南風一国には時代により幸運な時というものがあって江戸時代の江戸町人の暮らしとか昭和の太平洋戦争後の高度成長期からバブル崩壊までの日本国民の暮らしとかあくせくしなくても自然に暮らしていれば家族や隣近所を含めた地域社会も都市生活も問題なく回っていた時代の生産力が伸びて金回りが良い時代というのは余り努力しなくてもみんな生きやすいそれに比べて学資をたくさん使って辛抱して学校を卒業してもろくな仕事に就けず家族はおろか自分一人の暮らしにも苦労するとかそもそも子や孫が義務教育の学校にさえ通えない家庭とか非正規の仕事ばかりで若い人は結婚もできないとか家庭も持てないとか努力したところで報われない社会とか最初に正規採用となるか非正規採用となるかで生涯所得に雲泥の差が生まれたり一度正規社員の仕事を失うと二度と正規社員の会社には復帰できない社会とかそんな社会はロクな社会でない現代の日本はそんなロクでもない社会になっていないか?昭和バブルの前に就職して昭和バブルを経験して昭和バブルの崩壊後に停滞の30年と共に職業人生を送った私としては定年が少し早かった点はラッキーであったがこんな時代に「もう一度新卒として職業人生を出発しなさい」と言われたら日本から逃げ出すしかないと覚悟するのかな(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/30
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退職 南風一職場の同僚女性が来月初めから生命保険会社の正社員に採用されるという理由で本日をもって彼女は会社を退職した会社を退職するということは次に勤める転職先の有無に係わらず本人にとって「快感」であることは疑いない第一にそれまでの担当業務や会社の同僚との関係をゼロクリアできることその「快感」たるやなかなか経験できない一度経験したら病み付きになる「やれやれ これで清々する 明日からメンドクサイ担当業務から解放される」(けれどもそうそう何回も退職と転職を繰り返していたのでは 一向に職歴も職能も深まらないから給料は上がらないので 余りお薦めできない)それまで勤めていた会社に事情は何であれオサラバすることはそれまで一緒に働いていた同僚たちに対して「あなたたちはその場でこれからも辛抱してね」と言い捨てて立ち去るようなものだから残された同僚たちにとっては随分気分が悪い事に違いないそれでも去りゆく者を見送る女性たちもいるのですよ(多分見送りはその時だけのことだから 彼女たちにすれば何の負担にもならないし むしろ最後の見送りとして記憶に残ることで恩を売ったことになる)そういうわけで退職は去る行く者にも残される同僚にもメリットが残ってしばしば会社の恒例行事として繰り返される(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/29
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生きるということ 南風一墓地というのは故人のために在るがただ故人のためにあるのではない先祖とか自分に縁がある人が墓の下に眠っていると思えばその先祖のお蔭で現在の自分が存在するから「ご先祖さんが昔に存在していてくれてありがとう」と感謝したくなるもし墓の下に眠る人が自分の祖父母や父母ならば「あなたたちが亡くなってからも私は立派に生きているので 安心してください」と報告したくなる墓とは生きている者がご先祖さんや縁のある人に向かって対話する場所生きているから墓に行って対話できる墓地があるからそこに行けば縁のある人に会うことができる墓地に行かなくても縁のある故人の方から夢に出てくることがある逆にふと縁のある故人のことを思い浮かべている時もある故人と対話するということも生きるということ縁のある故人は私たちと共に生きている(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/28
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大まじめの恐ろしさ~滑稽さを通り越して 南風一日本銀行は9月21・22日の金融政策決定会議において大規模緩和政策の継続を決定した日本国債を予約売りしておいて国債価格が下落すれば買い戻して価格差益を得ようという投資家にとっては最早短期金利(日銀当座預金の金利のこと:現在はマイナス0.1%)自体の上げ下げはどうでも良い事かも知れない金融緩和が終わることによる日米金利差の縮小による円安の終了の方が輸入価格の低下により日本国民にしてみればメリットの方があるのかも知れないいずれにせよ日銀の植田総裁が決定会議後の記者会見の席で大真面目に「まだ安定的な物価上昇までの確信を見いだせない」と苦悶の表情を浮かべるほどますます滑稽な姿に映る「ご心配なく。日銀さんが勝手に思い込んでいるほど日本国民は誰も金融政策に期待なんか一ミリも持っていませんよ」というのが本音のところ国民生活に金融政策なんてどれほどの影響も与えていません「金融政策の目標は為替相場ではない」と言い放つ日銀総裁もいたけれど為替相場の影響ほどの影響力は、残念ながら金利政策や量的緩和政策には影響力はないそれが証拠に日銀が黒田総裁時代に超緩和政策を10年間継続したにも係わらず消費者物価やサービス価格は一向に安定的に上昇しなかったその陰で地価だけがコロナ禍までの7年間に1.5倍となり1年間の利回り換算(年間地代に相当する)が年6%に上昇したのだから昭和平成バブル時代のように地価上昇には大いに効果があったと言えようこんな具合だから日銀の植田総裁がことさら深刻ぶるほど滑稽に見えてしまうわけだ日銀関係者が勝手に思い込んでいるほど一般国民は金融政策について何とも思っていませんよ「超金融緩和って、何のこと? 私たちにとって何の関係もない」それが一般の日本国民の感想ではないですか?日銀の金融政策は本当のところ何の役にも立っていない裸の王様に「あなたは裸ですよ」と早く知らせて上げる親切な少年は出て来ないのかしら?日本社会には未来永劫出て来ないのだろうなと想像するそれが日銀の金融政策が全く何の役にも立っていないという明らかな証拠(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/24
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花としての女性パート2(匂い) 南風一美人の匂いは花のように香しいか?いやいや 美人の匂いといえども(例え香水を下着に滲みこませていたとしても)女性特有の匂いがある女性特有の匂いをさて「良い」匂いと感じるかあるいは「くさい」と感じるかそれは男性側の感性による私の会社には楊貴妃といえども彼女には叶うまいというほどの美人がいる彼女が近くにやってきて長居をしたときはその見目麗しい点はよしとしても彼女が放つ女性特有の匂いには(特に午後とか夕方とか体臭がより強くなる時間帯や 夏場の気温が高い日などには)閉口してしまうそれで私はさり気なく彼女から離れることにしているほんの少しの短時間だけ近くにいる場合は綺麗でうっとりしてしまう女性なのにね(でもその女性特有の匂いに釣られて集まってくる虫も 沢山いることだろうと思う)(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/22
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花としての女性 南風一誰が何と言おうと女性には確かに花と同じように満開とか旬というものがある桜と同じようにパラパラと咲き出したときから八分咲きそして満開へ至るまでが一番美しくて一旦満開を迎えてしまったらあとはもう興醒めという感じで衰えていく花は咲いていても咲き始めた頃のフレッシュさも勢いも失せる女性は誰でもそんな風に一度満開を迎えてそして衰えるもし女の子を産んだらまたその女の子は母親のように年頃を迎えて花のように美しくなる結局女性は花と同じなんだと思う(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/21
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人間ドック今は昔 南風一今日29年間通う人間ドックに行ってきた一年はあっという間に過ぎるものでいつも昨日行ったばかりなのに早や一年が経ってしまったと思っている今日の超音波検診の検査師さんは昨年の検査師さんと同じ女性だったかも知れないし違う人だったのかも知れないそんなことはどちらでも良くて超音波検診を始めるときと終わったときの口上が昨年の女性検査師さんとよく似ていたこの頃の検査師さんは奥ゆかしくなって前立腺の超音波検診を始めるときは「タオルを間に挟めますからね」と言ってパジャマのズボンの中にタオルを少し挟みこんで局部が見えないようにして検査をするまた前立腺の超音波検診が終わったときは「胸とか大体のところはざっと拭いて置きましたので なお気になる処があれば、これで拭いてください」と言って濡れタオルを渡してくれるそういう風に言われるとクリームを塗られた下腹部を自分で拭かざるを得ないから「ありがとう」と言って、濡れタオルを受け取るとトランクスを下げて下腹部と局部を拭かざるを得ないせっかくこれ見よがしに局部を出すからにはアレが屹立しているところが格好良いに決まっているけれどすぐには立つわけもないそれでふやけたアレを少し立てたりしながら下腹部を濡れタオルで拭くことになる昔なら前立腺の超音波検査のときの手順は決まっていなかったからもっと大らかなものだった「これから前立腺の検査をしますから、下着を下げてください」と言われたものだったからトランクスを下げて局部を出した前立腺検査をするうちに見る見るうちにアレが屹立してきて ぎんぎんにいきり立つことになる当時の若い女性検査師はアレの姿を見て驚いたものかどうか知らないが前立腺検査に随分長い時間をかけていた私の猛り立ったアレがふやけるまで暫く待っていたものかどうか検査が終わって暫く声がかけられなかったものか真相は不明今なら多分セクハラの類だろう今日の女性検査師は「なお気になる処があれば拭いてください」と遠回しに局部を拭くことを推奨していた随分対応がスマートになったものだと思う(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/20
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幸せ比べ 南風一私の母は死ぬ半年くらい前に(認知症には違いなかったけれど まだ意識がはっきりしていた頃)私に向かって「かあちゃんの人生は全然楽しいことがなかった」と何気ない一言を漏らした私は「そんなことはないだろう」と言った(暗に「俺」という親孝行な息子がいるだろうと言いたかった)私の母はまだ40歳になったばかりの頃旦那(私の父)が仕事中に建築中の建物の2階から転落して下半身不随になってしまったからそれ以降は生活していくのに相当苦労したことだろうと思うしかし母の人生が関白豊臣秀吉の人生より幸せが少なかったか?と問えばそんなことはなかっただろうと断言できるそれは時代が現代に近づくにつれ封建制が廃れて自由と民主主義の世の中になったからというだけの理由ではないいつの時代にも人は家族や身近な隣人や友人たちに囲まれて幸せを実感するその幸せの程度に個人間の比較などできるはずがない幸せの実感は時代が現代に近づくからと言って現代に近い方が幸せだとも言えないし地位名誉がある人の方が凡人より幸せだとも言えない幸せの実感というものは個人的なものなのでだから「幸せ」という言葉が単語として存在している「幸せ」は人の数だけ存在している(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/18
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ありふれた蝶とラベンダー庭先のツゲの木の下に紫のラベンダーの花が伸びてその花の周りを二匹の蝶がジグザグに舞うモンシロチョウ蝶より小さくて四角の形の羽を素早く動かして忙しなくジグザグに飛んでいくありふれた名もない蝶に過ぎないけれどありふれた名もない蝶という蝶は存在しなくて(牧野富太郎博士が雑草に対してそう言ったように)どんな蝶にも名前があるのだろうと思うそんなありふれた蝶のようにありふれた小石やありふれた私たちの日常ありふれた時間の流れそんなありふれた世界の中に私たちの命や暮らしがある(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/16
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フレーフレー大谷翔平 南風一週末の土日は大抵エンゼルスの試合を見て大谷翔平がホームランを打ったり三振の山を築くのを楽しみにして暮らしたそんな暮らしを2023年3月から8月まで続けて9月以降の週末の土日にも同じようにエンゼルスや大谷の活躍が見られると思っていたところが大谷は靭帯を痛めてピッチャーとして投げなくなったそしてその後今度は脇腹を痛めて打者としても出なくなったそうして9月になってから大谷の活躍が見られなくなるとそれまで大谷が活躍することを当たり前と思い込んでいた私たちの考えが少々虫が良すぎたと反省している大谷翔平は観客にショー平を見せるために毎回最高のパフォーマンスを見せていた彼にしてみれば当たり前の技や活躍と思い込んでいたが毎回それだけのパフォーマンスを発揮するために肉体や精神にどれだけの負荷をかけ続けていたのだろうと今さらながら彼のプロ意識に驚嘆せざるを得ない今はもう来季に備えて靭帯の修復と脇腹の回復に専念して欲しいと思うまた今季のような雄姿を見せて欲しい但し来季からはもう靭帯損傷や脇腹痛めを招くような肉体酷使はどうかご遠慮願いたい強靭的なパフォーマンスの発揮も健康な肉体や精神が備わっていてこそ発揮できるものだしまたそうでなければ意味がない今はただ大谷の靭帯の早い回復と肉体の回復を祈ろうきみなら必ず復帰できるフレーフレー大谷翔平(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/16
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ときに踵(かかと)を鳴らして 南風一ときに踵(かかと)を鳴らしてステップをしたりしてきみと踊ってみたい時があるけれどメンツが揃わない高校時代の同級生たちも私が好きだった女子たちも何処に消えたものか行方が知れないだから本当にたまに昔のメンツで好きな彼女たちと華麗に踊ってみたいけれど誰もいないみんな何処へ行ってしまったのかな?(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/12
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天然?それともきみの魅力? 南風一今朝通勤時は雨が降っていたから途中まで車で、その後は徒歩による通勤だった帰り道で会社の駐車場がある方向からキャリーバッグを引いたきみとばったり出くわしたきみの方は以前からそうだけれど正面から歩いてくる人の顔を全然見ないから(いちいち見ていたら切りがないから 多分きみのように 前方から歩いて来る人は最初から関係ない人と割り切って 見ない方が正解なのだろう)今日も私の姿には全く気付いていない「〇〇さん お疲れさま!」と呼びかけたら驚いたような表情をして(マスクをして目しか見えていなかったからそんな表情であったと推測する)(それでも目だけからきみが美人だということは すぐに分かる)「ああ! お疲れさまでした」と私に向かってオウム返しに同じ挨拶を投げて去っていったきみが戸外の街ゆく人には全然興味がないというのは分かるまた好きな男がいないということも分かるきみは当年29歳ということで今が人生において最も美しい時期だということも分かるでもそんな勿体ないほどの美しさをどう扱えばいいのだろう?きみ本人にだって分からないだろうそうして年齢を重ねて 随分後になってからようやく若い頃の当たり前に「美しかった」時期の貴重さに思い至ることになる「さて あの私が一番美しかった時期に自分をどう扱えば良かったのかしら?」そんな「難しい問い」にはお釈迦さまでも答えられない「美しい贈り物を授かった人」は自分でその取扱いを考えて生きていくものさそれ以外に美人の生き方はない(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/11
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天は人の上に人を作らず 南風一天は人の上に人を作らずけれども正規社員という無期雇用契約者の下に非正規社員という有期雇用契約者を作る日本社会の直近の30年間に就業者の実に40パーセント弱が非正規社員である昔なら上場企業(現在では、スタンダード企業というらしい)と言われた名だたる大企業に雇用されている社員といえば高給取の代名詞で給与水準は高く福利厚生制度も充実していて年功序列の順番さえ我慢して無難に可もなく不可もなく社内を泳いでいれば定年まではいうに及ばず定年後も金銭的に困らない生活を送れるというのがニッポン社会に常識であったところがこの常識は直近の30年間のうちに日本社会がデフレに見舞われて名だたる上場企業もコスト削減と人件費削減に血眼になって社員の生活や暮らしなどに目もくれないような経営者が現れてから常識でなくなってしまったバブル崩壊の象徴のように業績が傾いた日産自動車は一度は国内企業から見放されてそこに救いの手を差し伸べたのがフランスのルノー自動車だった日産はルノーから派遣されたゴーン氏のコストカットにより系列の部品会社など取引企業を切っていくことで見事に復活した日本企業の経営者は日産自動車のゴーン氏の経営手腕をほめそやしゴーン氏に続けと言わんばかりにコスト削減の道を突き進んだその挙句の果てが日本社会では商品価格や人件費が一向に上向かないデフレ社会の出現だった金融担当大臣は資本コストがマイナスなんだから銀行の貸出金利はマイナスでなければオカシイと主張して日本銀行の当座預金金利はマイナスになった銀行が貸し出しにお金を回さないで日銀にお金を預けておいたらマイナス金利を課すというペナルティを課すのでこれが嫌ならさっさと貸出を増やせという論法だった日銀は10年国債をどんどん金融機関から買い取って日銀当座預金にお金をぶち込んだから民間銀行は使えきれなくて日銀当座預金残高は550兆円に達するこの30年間の日本社会はことほど左様に年金の保険料は誰が負担しているのかとか健康保険の保険料は誰が負担しているのかという大事なことを忘却して企業業績の最優先と借金の付けを将来世代に先送りする「現状が良ければそれで良し」という無責任な経営者と政治家の狂騒曲であったといえよう(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/10
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順番を待つ心境 南風一人間と生まれてきたからには幼稚園児や小学生の頃から順番を待つことを何度も体験する例えばインフルエンザワクチン接種宿題の提出親・子・教師の三者面談コンサートの入場受付遊園地のジェットコースター地下鉄の駅のエスカレーター火葬場の搬入順番を待ちながら特にストレスや恐れといったものを感じることもなくただ時間が過ぎ去ることを感じていることがある順番はただ番号に過ぎなくて私という個人はONE OF THEMに過ぎなくてそんな番号に過ぎない人のことなんか誰も注目もしないしことさら異常なことが起こることもないと一生懸命に自分を慰めていることもある順番には色々あって楽しい順番もあれば老いや寿命の到来のように逃れることができない順番といったものもある自分一人の力ではどうにも抗うことができない順番については「まな板の鯉」の心構えで色々合理的な理由を創作して素直に受け入れていきましょう(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/09
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ゴキブリの避暑 南風一今夏は余りにも暑すぎたせいか妻が言うには「今夏はゴキブリの姿を見かけないけど ゴキブリは何処へ行ったのかしら?」とのご質問「うーん それって内だけの話じゃないの? 先日ネットの記事を読んでいたら 共同ビル内にある居酒屋のバイトさんの話によると男子更衣室ロッカーの 中には数十匹のゴキブリが居たってことだよ」なぜか我が家の周りのゴキブリだけは我が家が暑すぎて中に侵入したら焦げ上がるから侵入して来なかったのじゃないかな?今夏は外から家に帰ったときなど室内温度は35℃を超えていたゴキブリも暑くてたまらないから風の通る木陰とか涼しいところに避暑していたのじゃないの?(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/08
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生命や命というもの 南風一平凡と些事を繰り返しているうちに美女も青年もいつかしら年老いてしまう華も果物も鑑賞されるか賞味されるか食べられて無くなるか腐って朽ち果てるかそうなるのが落ちであるようにしかしそうするうちに土に舞い降りた種子は新しい命を芽吹いて再び新しい華を咲かせ果物を実らせて子孫をつなぐ同じように美女も青年も老い果てるけれど新たな命を受けた赤ん坊は再び美女や青年に育っていく美女や青年が生まれ育っていくには平凡と些事を繰り返さなければ生まれ育っていかないそういうわけで日常の平凡と些事を侮ってはいけない平凡と些事を繰り返していくことでしか生命や命というものは存在しない(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/07
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結末はやってくるのか? 南風一きみと私の結末ってものは無いのかも知れない(いや 正確に言えば)結末というものはやって来ないのかも知れない今朝 廊下の向こうからこちらにやってくるきみの姿を真正面からつま先から頭のてっぺんまで途中のパンツスーツの下腹から股にかけてのすっきりと平らになっている面が女性であることを感じさせる眩しいほどのセックスアピールを携えてきみは歩いてくるきみはいつものようににこやかに「おはようございます」と軽く会釈してそのまま立ち去っていく私はきみ以外に誰一人いないことをいいことにしてあらん限りの笑みを浮かべて同じように挨拶と会釈を投げる久々の邂逅と挨拶に過ぎないことなのにこんな関係は結末もなく終わりもなくさていつまで続くものやら私には分からないきみとの関係をどんな関係と表現できるものか?さてそれも分からない(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/06
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気楽の楽しさ 南風一今日は有給休暇を使ってボランティアとして埋蔵文化財の寄贈資料の整理手伝いに出かけた今日の整理で資料番号4,800番のうちの1, 600番まで完了したとのこと資料整理の指導役たる埋蔵文化財センターのシニア専門員はまだ2年間は(資料整理に)かかりそうだけれど自分は来年居るかいないか分からないというそれは私のようなボランティア調査員も同じこと毎月の第一火曜日の午前だけ決められた手順で寄贈資料の写真撮影と大きさ測定を進めるけれど正午が来ればその日の作業はそれでおしまい午後は埋蔵文化財センター周辺の遺跡跡をほっつき歩くか近くの史跡公園の中を何か遺物は落ちていないかなとか思いつつ適当にほっつき歩いてその後は家に帰って拾って帰った石を調べたり石磨きをして過ごす日中はまだ暑さが厳しいが家の中で石を磨いたり図鑑と睨めっこしていればすぐ夕方がきていつもの晩飯時刻になるそれから後は仕事から帰った日と同じような行動パターンに合流するが過ぎ去るままに時間を楽しむことの嬉しさよ太陽が出て沈むまで太陽が沈んで眠りに就くまで時間を忘れて気ままなことよ今日のような日を毎日続けるとすれば毎日楽しいと感じるかな?仕事の合間の休暇か 毎日の休暇かたったそれだけの違いに過ぎないのにさてどちらが楽しいか?いやいや どちらも同じように楽しいか?それは実際に試してみなければ分からないね(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/05
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目の覚めるような美人の不幸 南風一私が勤務する会社に目の覚めるような美人の女性がいるよくある若さゆえの可愛さではなく正真正銘の美人である真正面からだろうが横からだろうがとにかく目鼻口頬顎耳額髪の生え際の全てが整った顔立ちの人形かとも見まがうばかりの美人である彼女本人は朝起きたときから鏡を見て顔を洗ったり化粧をしたりするから自分でもよく自分の顔を知っていると思い込んでいるでも違うんだよな自分の顔は鏡やガラス、スマホに映った顔を見なければ見えないのですよだから美人の彼女は自分の顔を間接的にしか見られなくて実際の自分の顔を直接見ることが出来ないだから本当に自分が美人であるかどうかそんなことは実際には分からないだから一番美人である彼女が実際は一番可哀想で彼女の周囲にいて彼女の美しさを直に感じられる凡人の方がよほど幸せなのですよそんな美人の不幸というものもあるのです(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/09/04
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きみを待っているわけではない少女 南風一高校生の頃下校の道すがら近くを歩きながら ちらちらとこちらの方を振り返るしもし下校途中の道で会わないときは電車の始発駅の改札口で誰かを待っているような素振りをするそんな女子がいたからといってきみのことを気にしているとかきみの気を引こうとしているなんて勘違いしないことだ16,7の女子という生き物は自分が意識しないまま娼婦のような行動をとっているものだそんな罪深い行動を何意識することなく平気で取れることこそちょうど16,7の女子の特権ではないかと思うそんな傲慢ともいえる行動を無為意識に取れる年頃があることにこそ女性の最高の特権があるその特権も20歳を過ぎる事にはすっかり影を潜める分別もついて自分が夢をもう一度と望んだところでもう二度とその女性の人生にその特権が輝きを放って出現することはない(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/08/31
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老化または死 南風一昨日は午後1時から5時まで熱中症警戒アラートが出ている中を車で外回りをして帰宅したら体温が37℃になって身体が熱っぽいので氷枕をして額に保冷剤を包んだ濡れタオルをかけて寝た3回ほど氷枕の氷を入れ替えて明け方にようやく熱が下がった今夜は熱の方はすっかりなくなったけれど今度は首回りが痛くなったのでサロンパスを患部に貼って寝ることにした還暦を過ぎると何事につけ身体への負担や負荷はストレートに跳ね返ってくるようになったTVのニュースでつい先日まで年老いても元気に見えた人が突然亡くなったりするニュースを見るにつけ老化の身体に与える負担は眼に見えないけれど着実に そして急に形を持って現れるそして老化が形を持って現れたときにはすでにその人は自分の死を知らないし感じていない(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/08/30
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キュートな女性はエンドレス 南風一生まれてからこの方「こんなにキュートな女性に出会ったことがない!」そんな感慨を持った女性の数は一人や二人ではない恐らく数百人か数千人かいやもしかしたら数えきれないくらいの人数だったかも知れないそんな絶世の魅力的な女性に出会ったとすればこの世の中は絶世の美女だらけそうなってしまうのだが果たしてそれは真実なのか嘘なのか?多分真実でもあり嘘でもあるのだろう私の場合惚れやすいという欠点はあるのだが客観的に「キュートな女性」という感想を持った女性の全てに恋心を抱くわけではないだから世の中の真実として美人とかキュートな女性は星の数だけエンドレスに生まれてくるということではないかな?ただキュートな女性が年老いてもなおキュートな女性のままで在り続けるというのは恐らく難しいのではないかなという予想を持っている(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/08/27
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今日は彼女は休み 南風一今日の15時過ぎになってそろそろ書類を返しておこうと別室の彼女の席へ向かった部屋に入って彼女の席の方を見ても彼女はいない「やっぱりなあ」と納得した書類を彼女の机の上に置いて部屋を出て再び廊下を歩きながら「なぜ彼女は今日は休みと分かったのだろう?」と疑問に思った朝からのことを振り返るとまず総務の庶務仕事について彼女の斜め向かいの女性職員は二度ほど私の部屋を訪ねてきたけれど彼女は一度も訪ねて来なかった次に朝通常ならばエレベータの前で彼女に出くわすところ今朝には彼女の姿を見かけなかった昼食休憩の時間帯のどこかで廊下で彼女に出くわすはずなのに今日は一度も彼女の姿を見かけなかったこうして彼女が休みを取ることで周りの人たちの行動は変わるしいつも起きるはずの出来事が起きないから何かいつもと違うと察知してしまうこうして私は「今日は彼女は休み」と分かってしまったのだった(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/08/22
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今から思えば 南風一妻の父親が亡くなって確かに娘の配偶者である俺が娘を父親から奪ったことに違いないと悟る妻は父親が亡くなったというのに寿命と肺炎という二語で父親の死をあっさり受け入れている父親の後を追うほど悲しんでいるわけでもない俺が妻を選んだことによって捨てられた(というよりも、求婚の努力を諦めてしまった)女性が居るその捨てられた女性にしてみれば俺の子どもを作ることもなかったから別の男と結婚していれば俺のことなど別にどうってこともなかったに違いないだろうそうして歳月が経ってみれば最初から赤の他人同士は何十年が過ぎても赤の他人同士のままで死んでも決して交わることはなかったのだと悟るそうしてみれば一人の男と女がたまたま結婚して家族との姻戚関係を結び子どもを作る子どもは父か母の姓を名乗って父か母の先祖に似た風貌をしてまた子孫をつないでいるその子孫にとって母と父は、ただ母と父であればいいのであってその母と父が最初に恋した者同士であったとか父が別の女性と結婚できなかったから母と結婚したということなどどうでもいいことに違いにないただ自分の父と母がいればよい(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/08/21
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おもちゃの引き出し 南風一引き出しというものは(特に「おもちゃの引き出し」というものは)たくさん持って置くに越したことはないなぜなら暇な時間ができたときたった一人で遊べる時間他人から強制されるわけでもなく自ら手に取って遊ぶことができるいつでも引き出しから取り出せばそこは遊びの楽園夢中に遊んでいれば時間の過ぎるのも忘れそれまでの悩みやイライラもすっかり忘れている大人になっても「おもちゃの引き出し」というものはたくさん持って置こうそれが人生を楽しく過ごすコツ(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/08/20
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商いの心 南風一江戸時代の士農工商とはよく言ったもので人々が何で生計を立てていくかをわかりやく言い表した指針のように読めないこともない農とは米野菜を作ったり魚を取ったりしてそれを商人に買い取って貰って生計を立てる商とは農家や漁師から仕入れた品に利を付けて庶民に売りさばく物を売りさばく商人にとっては取り扱う物は時代により庶民が求めるものにより移り変わっていくが庶民が買ってくれる限り商いが干上がることはない工とは大工さんや鍛冶屋さん、刃物の磨ぎ屋、染め物屋さんのように家を作ったり刃物を作ったり刃物を磨いたり布を染めたりしてサービス料を得る基本的に庶民が生活していく限り生活に係わるサービスが消滅することはない士とは農商工に従事する庶民の暮らしが上手く回っていくように税金や社会保険料をとって年金や医療制度や諍いを仲裁する裁判制度を回していくそれに尽きると思うのだが渋沢栄一が欧米から株式会社や銀行や証券取引所という資本主義の仕組みを移入してから税制や中央銀行に景気調整機能や金利調整機能を持たせたためにその政策運用の良しあしが庶民の富の生産や付加価値の分配に大いに影響することになって現代では庶民の子どもが士農工商のどの職業に就くのが有利なのかに頭を悩ます親子ばかりになったさて江戸時代に士農工商のどの職業に就くかで頭を悩ます庶民はいなかったのではないか?ましてや金持ちになるためにどの職業に就くかで頭を悩ます庶民などいなかったのではないか?今日をどうやって楽しく暮らすか?身内や親兄弟、隣近所の人たちが病に罹らず末永く暮らして行くにはどうすればいいか?農作物や漁獲量に影響する日照りや干ばつ、台風、嵐がないことを神様に祈願する身内や親兄弟が事故に遭わずに無事に帰ってくることを願う庶民が願うことは昔から余り変わっていないように思うのだがいつから、あるいはどこから現代のような職業観や拝金主義が生まれてきたのかな?(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/08/19
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何とも言えない艶やかな光沢 南風一今朝はバケツの水をひっくり返したような豪雨だったので職場の近くまで車で行った仕事が終わって朝とは打って変わって晴れ上がった夕方に駐車場まで歩いて車のドアを開けようとして砂利石の中にきらりと光る白い小石を見つけた結晶性石灰岩かなと思ってその石を拾って家に持ち帰った家に帰って白い小石を水洗いしてよく見ると小石は石英の大きな結晶が固まったものでその光沢や艶やかさや輝きは何かを連想させるものだった何かに似ていると思ったらそれは妻のあそこにそっくりだった形状が似ているのではなくその艶やかさや何とも言えない光沢(光り具合)が似ていた珍しかったから彼女にプレゼントしようと当初は思ったけれどその艶やかさや光沢は見ていて飽きないものなので自分の玩具として所有しておくことにした(詩集の宣伝)「青春17切符+1」3月26日発売。購入は、こちらからどうぞ詩が良かったと思う方は人気blogランキング
2023/08/17
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