お薬の飲めない猫、ちょこちゃん。16歳を過ぎました。
これまで膀胱炎など、抗生物質の必要な病気には何度かかかったのだけど、あまりの強抵抗にコンベニア注(注射)で乗り切ってきたわけです。病院では借りてきた猫状態なので、注射も耳掃除も抵抗しません。内弁慶なネコです。
今までも何度も錠剤にトライしてきましたが、そもそも、口を開けないし、頑張って口に入れるのに成功しても、数分後に吐き出して巻き散らかしたりと、ちゃんと与えられた経験がないのです。
今回、コロナ自粛で家にいることが多くなった息子(もりのこねこ:大学院生)が、「ちょこの耳から変な音がする」と言い出したのが、春あたり。耳血腫でつぶれたほうではない左耳のほう。耳だれも出てきたので、動物病院にいきました。
もっとも、特に掻いたり、気にしている様子もありません。病院で耳掃除してもらうと、やはり炎症っぽいただれた様子。最初はコンベニア注で2週間様子を見ましたが、一進一退という感じ。スッキリ治まりません。高齢猫さんだし、そろそろ錠剤にも慣れるべきかと、経口投与に変えようかと相談したところ、猫用の「ピル・アシスト」のサンプルがあるので、試してみるということになりました。
91%のケースで投薬成功したというフレコミですが、もしかすると、残り9%になるのではないかと心配したのですが。
見たところ一粒がちょっと大きめに感じたので、半分に割って粘土細工のように錠剤を包み与えてみたところ、ちょこちゃんは無事91%の中に入れたようです。
むしろ、ニオイが好きなのか、最近では錠剤を取りに行くだけで待ち構えていて、要求するまでに!
最初は慎重に、数粒のカリカリに紛れさせて食べさせていたのですが、普通にピルアシストも食べてくれるので、そのうちピルアシストだけを与えることに。そもそも、ちょこちゃん7キロをゆうに超えてしまったため、ダイエット中でもあるのです。せっかく6.4キロまでダウンして、のぼれなくなっていた高いところもぴょーんとダイレクトであがれるようになったところです。ピルアシストだけならともかく、余分のカリカリをその都度与えていたら、元の木阿弥になってしまいますよね。
何度か、ピルアシストだけをやる日が続いたある日。お皿に、白い塊(つまり中身の錠剤)だけが残っていました。再度、包みなおして与えるものの、周囲のピルアシストだけを上手に舐めとる技を取得してしまったのです。舐めとれば、何度もピルアシストが食べられるということに気づいたのでしょう。ということで、現在は、ゴハンの時に混ぜる作戦に。今のところ、そうすれば失敗はありません。ゴハンの時は、おなかも空いているし、舐めとる余裕がないのかも?
ただ、ゴハンは、自動給餌器で時間通りに与えているため、見張っていないと、タイミングを逃してしまうというケースも。
先日も、ピルの用意をしてテーブルの上に置いたまま別の部屋に行っている間に、ゴハンの時間が来てしまい、ちょこちゃんはその間に素早く食事を済ませてしまっていました。
ところが、テーブルに置いたはずのピルアシスト(錠剤入り2粒)が見当たりません。
身軽になったちょこちゃん、最近の悩みはテーブルに飛び乗って人間のご飯を狙うこと。この技を発揮して、ピルアシストを食べたようです。実は、置いた時から、見られていたような気もするのですが。
与える手間が省けたと言えばそうなのですが、それでいいのか、悩む事件でした。
ありがとう、ちょこちゃん 2021年03月03日
ちょこちゃん、闘病中 2020年12月02日
さよならしゃとらん 2018年05月15日
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