「無言館の扉 語り続ける戦没画学生」
700点を超える戦没画学生の遺作を所蔵する『無言館』。
館長窪島誠一郎(78)が収集をはじめたのは、戦争の記憶の風化が叫ばれた戦後50年1995年のことだった。
半世紀の時を越え、若き画家たちの作品と出会った瞬間の衝撃。
そこには50年の歳月の重みがあった。
絵の中に込められた“熱き思い”と半世紀という時間の中で確実に劣化していく絵の運命。そのリアルを伝えるか。修復家山領まりと窪島誠一郎の戦いを見つめる。
『家族』 伊澤 洋(いざわ ひろし)
1917 年、栃木県生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)油画科在学中に入隊。満州(現・中国東北地方)に出征。 1943 年、東部ニューギニアにて戦死。享年 26 歳。 730 × 908
『裸婦』 日高安典(ひだか やすのり)
1918 年、鹿児島県種子島生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)油画科を繰り上げ卒業。満州(現・中国東北地方)に出征。 1945 年、フィリピン・ルソン島にて戦死。享年 27 歳。 730 × 504
『飛行兵立像』 大貝 彌太郎(おおがい やたろう)
1908 年、福岡県生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)油画科を卒業。長崎県内の中学校、そして長崎地方航空機乗員養成所で美術教師として勤務。 1946 年、喉頭結核により病死。享年 38 歳。 1167 × 909
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