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GMT ( 24 時間針)が付いた時計の時刻合わせについて
今日は時計の話(滅多にない話題ですが)を少しだけしたいと思います。
新型コロナ禍が定着(?)してからは在宅勤務(テレワーク)が多くなり、時計の時刻合わせという作業が時折発生するようになってしまいました。クォーツの場合だと電池が切れるまでほったらかしにしておいても時刻を正確に刻み続けてくれているのですが、自動巻きやスプリングドライブの場合だとそうはいきません。油断すると知らぬ間に止まってしまうこともしばしばです。廉価モデルでは 40 時間ほど、ちょっといいモデルでも 72 時間程度で止まってしまうのです。私の愛機は 72 時間稼働モデルなので、一週間の中での使用サイクルをみて見ると、「月曜日から金曜日まで使い(一般的に 5 日間も使っていれば、ゼンマイが完全に巻かれた状態になります)、土曜日・日曜日は腕から外し、月曜の朝に使う時にはまだ動き続けている」そんな設定の時計なのです。しかしテレワークが常態化するようになってからは時々 72 時間を超えて使用しないケースがあり、「気が付いてみたら時計が止まってしまっている」ことが頻発するようになってしまったのです。この場合は普通に下記のように時間合わせをすればいいのですが、普通というのは 3 針時計 ( 時針・分針・秒針・日付 ) の場合に限られます。
。
3 針 ( 時針・分針・秒針・日付 ) の場合は
■りゅうず 1 段引きで日付変更
■りゅうず 2 段引きで秒針ストップ、時間調整
しかし私のこの↓時計は 4 針時計なのです。 4 針とは追加で「 GMT ( 24 時間針)」が付く時計のことです(写真では赤い針になります)。ではこの場合の時刻合わせはどうしたらいいのでしょうか?
という話なのです。
きたない腕ですみません。
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GMT ( 24 時間針)が付くと、ちょっとややこしくなります。そんな時はこのルールを覚えておけば簡単に調整できます。
① 1 段引きでは時針だけ動く(連動して日付も動きます)
② 2 段引きでは全ての針が動く
③ 2 段引きの状態では時針の動きは無視する←これ重要です
【日付変更の場合】
(月日数は30日と31日があるので、そのタイミングで時々ずれます)
① りゅうず 1 段引き状態で時針をグルグル回します。
時針を 2 周回せば丸 1 日分なので、その分、日付が送られます。
*普通の時計みたいに日付だけ動きません。
*上方向、下方向、どちらに回しても OK ですが、出来るだけ日付修正が少ない方向を推奨します
【時間調整する場合】
(日付変更した場合に何故かGMT針が時々ずれることがあります)
②のりゅうず 2 段引き状態で GMT ( 24 時間針)と分針だけに注目し、時間を合わせて下さい。
この時、時針も一緒に動きますが、無視して下さい。
その後、①のりゅうず 1 段引き状態で時間&日付を合わせれば OK !
【時針を現地時間、 GMT ( 24 時間針)を日本時間にする場合】
2 段引きする必要はありません。 1 段引きで時針だけ動かしてください。
【時針を日本時間、 GMT ( 24 時間針)を現地時間にする場合】
2 段引きで GMT と分針を調整し、 1 段引きに戻したあと、日本時間にして下さい。
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以上、 GMT ( 24 時間針)付の時計の時間合わせについて説明してみました。何故この説明をブログに載せたかというと、私、老化のため、やり方をすぐに忘れてしまい、都度ネットで方法を検索して時間合わせをしているからなのです。私の他にも、同じように都度ネット検索されている方も多いのではないかと思い、ここに掲載した次第です。そんな方は、ブログ内の「・・・・・・・・・・・」から「・・・・・・・・・・・」の間をコピペして保存されることをお勧めいたします(笑)
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