へそまがりの読書日記

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2012年11月19日
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ましろのおと(7)


松吾郎杯個人戦も佳境に入りました!

梶君、雪、田沼総一の三人が登場します。

いつものことながら音が聞こえてきそうな臨場感。

演奏シーンを読んでいる最中は、息をするのを忘れてました。

圧倒的な迫力です。



梶君は、荒川の豪快な音に触発されて、

いつもより激しい音を奏でます。

「ニュー梶君」誕生なんですが、途中でアクシデント発生。

三の糸が切れてしまいます。



それでも勝負は勝負。

楽器管理ができていないということで、梶君の勝ちはなくなってしまいます。



そして待望の雪の出番です。

この時の雪、とてもイイ顔してます。

(青森を飛び出した時のフヌケた顔とは全然違いますね。)

そして演奏の方ですが・・・   



鳥肌が立ちました。



はじめに雪と松吾郎との回想シーンがあるのですが、これがとてもあったかい。

そこに流れているのはじっちゃんの音なんです。

じっちゃんが亡くなって「無音」になった後、雪は自分の音を奏で始めます。

う~~ん、スゴイっ!!





一方、田沼総一ですが・・・



圧巻です!



変人で友達がいなくても(笑)田沼はやっぱり天才でした。

“ライバルがどんなに強くても、結局最後は主人公が勝つ!”という

定番通りには進ませてくれないようですね。





今までそんな感情を持ったことなんてなかったのに・・・

これが契機となって、雪の音がどう変わっていくのか楽しみです。

あっ、もちろん個人戦の結果も。

ただ、次巻は2013年4月発売なんですよ・・・

随分先なんですよ・・・





7巻の発売に当たって既刊を読み返したんですが、

そこで私気づいちゃったんです。



若菜ちゃんがとってもステキだということに・・・



一歩間違えたら無精ともいえるあのヒゲヅラ(いや、無精だろう…)。

三味線の腕前もイマイチで、田沼や神木清流には及ばないし・・・



でも、父性のカタマリのような人ではないですか!!

時に厳しく、時に優しく雪を見守っていて、兄というよりもはや父っ!!

それにあの気配り、とても10代とは思えません!



その若菜ちゃんも、今回「雪の音が聴げで良がった」と言ってましたが、

どうも梅子ママは松吾郎の音にこだわっているみたいで、

「雪の音<松五郎の音」を期待している感じがしました。

梅子ママと雪との間で何かありそうないや~な予感が・・・

若菜ちゃんの気苦労が絶えることは当分ないんだろうなぁ…

頑張れ!! 若菜ちゃん!!







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最終更新日  2012年11月19日 13時45分35秒


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