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December 8, 2024
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カテゴリ: 発達障害(ASD・ADHD)
​​ ​発達障害と子育て:前向きな選択肢を考えるために

ある質問サイトで、発達障害の人が子供を持つことをためらうという内容の投稿を多く目にしました。
その投稿の中に、ある男性が「彼女が発達障害(アスペルガー症候群)であるため、将来子供を持つことに不安がある」と相談していました。

そのような質問サイトでは質問者の不安な気持ちに引きずられる形で、「やめたほうがいい」というネガティブな回答が多くなることがあります。

実際そのサイトでもかなり多くの人が「やめる」方向へと意見をまとめていました。

しかし、私は自身の経験を通して「必ずしもそうではない」と感じ、コメントをしました。その結果、その男性は「あなたの経験をお聞きして、希望が持てました。彼女ともう一度子供を持つことについて話し合いをしてみたいと思います」と少し考えを前向きに変えられたようです。

この記事では、発達障害を持つ私がどのように子育てをしてきたか、その経験と考えを簡単にお伝えします。

子育てへの葛藤と決意:世帯年収500万円・母はASDで引きこもりがちな専業主婦という環境で子育てはできるのか?

子供を持つ前、私も「自分に子育てができるのか」「子供が自分と同じような悩みを抱えるのではないか」と葛藤していました。
夫からも最初にいた会社は給与が一生上がらないと聞いていたので経済的に心配な部分もありました。
しかし、「やってみなければ分からない」という気持ちや、夫の後押しもあり、子供を持つ決断をしました。

ちょうど姉が妊娠してしばらく経過した時に私も子供を授かったので「私の真似をしてるの?」と言われて、少し落ち込んだ事を覚えています。

このまま子供を持たない事も若い頃からずっと考えていましたが、一度の人生、女性として我が子を産んで育てたいと言う強い気持ちもあり、一代決心しました。

(※40代で心療内科に通うまで自分がまさかASD(ADHD)とは全く思わず、日々悩んでいた症状は不安神経症だと思っていたのでこの頃はASDには気がついていませんでした)

発達障害者でも子育てが向いている面もある:子供の気持ちを優先していた

私の発達障害の特性は、主にASD受動型(孤立型も少し)と少しのADHDを持つタイプです。
受動型の特徴として、「相手の意見を尊重しやすい」「人への押し付けが少ない」「素直すぎるくらいに順応」といった特性があり、これが子育てに役立つ場面も多々あったと夫から教えてもらいました。

たとえば、子供が何かをやりたいと言った際、できる範囲でその意見や気持ちをぜひ叶えてあげたいと尊重することが出来た私だったので、十二分に子供の自主性を育てることができました。

おもちゃやファンシーグッズに関しては周囲の子供と差があったらかわいそうだと言う気持ちが強かったので、節約生活をしていた中でもその二点については節約せずに子供に買ってあげていました。子供の笑顔をみるととても嬉しくて幸せでしたね。スーパーでも子供が欲しいと言うおやつや少し値の張るカップ麺は買ってあげていました。その代わり、自分の食事や服、生活用品などはかなり節約していました。現在、お昼もほぼ食べなくても済んでいる状況はこの時に培われたものです。

そのような生活をしていると結果的に、自然と子供が自身の望む方向へと進んでいきました。

子育てで得られた成長と自信:子供が自分を育ててくれた

発達障害を持つ親として子育てを経験することで、自分自身の成長や視野の広がりを感じました。また、子供を育てる中で「社会の一部として役に立っている」という感覚を得ることができ、自己肯定感が高まることもありました。
子供がいてくれたおかげで、私も子供と一緒に成長する事ができ、共に社会に馴染んでいけた事も私にとっては大変大きな力になりました。

夫のサポートが必要な場面もある

もちろん、発達障害の特性ゆえに、音に敏感でイライラしやすい場面もありました。
しかし、それは夫のサポートや耳栓などの工夫で乗り越えることができました。

たとえば、とても狭い限定的な話し言葉や文言内でのこだわりで感情が高ぶった際に意識的に気持ちを切り替える訓練やリラックスする時間を作るなどの対処法を取り入れました。30代で子育て中だった時は医療施設に通い、心理療法士さんの教えも大変参考になりました。


会社勤めは出来ても、学校や地域の狭いコミュニティで女性が多く集まる交流がとても苦手でした。

薬とカウンセリングの治療を3年続ける事で、徐々に自分のこだわりに対する対応が少しずつ身についていき、子供と一緒に地域社会に溶け込む事で自信がつき、気がつくと病院に通わなくても済むまでになりました。そして積極的にパートもするようになりました。

夫の子育て協力もあって慎ましい生活を送っていましたが、子供は全く心配する事なく、順調にすくすくと成長していきました。

まとめ:将来の可能性を考えるために

発達障害があっても、子育てをすることで得られる喜びや成長の機会は数多くあります。もちろん個人差があり、全ての方が同じ結果になるとは限りませんが、「こういう事例もある」と知っていただきたいなと思っています。

自身の性格に悩みながら子育てした体験記録をご紹介しています。より詳しい教育の体験記録は、別サイトの『気がつけば東京大学』(サブタイトル:子供の受験と発達障害ママ子育てブログ)というブログにまとめて保管、そちらの方に情報を多く整理しています。
以下が主な内容です。

等身大の軌跡: 長期間、年収500万円家庭だった専業主婦。31歳出産から始まった子育て記録
壁を乗り越える: 発達障害・引きこもりがちな性質と向き合いながら見つけた、独自の教育スタイル
•  教育費の工夫: 中学1年まで塾や外の習い事をせず、家庭でしてきたこと
子供の成長記録は継続: 言葉が遅く、成長がゆっくりだった息子は中学まで公立、そして灘高校から東京大学へ。現在は大学院を目指す
最新の教育事情を1記事: 文部科学省のデータからみる、ある学科の世界的な評価や、これからの研究環境がどのように変化していくのかについて、母親目線で触れる
•  想い: 結婚や育児に不安を感じる方へ「道は一つじゃない」という可能性を知ってほしい
乳がん発覚〜治療、その後
40代で乳がんになり、治療〜現在までの不快な症状の記録
子育てしているとき、私が長年悩んでいた気質を少しずつ変えていく体験談や、周囲との関わりが苦手だった私の工夫なども書いていますのでよろしければご覧ください。

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Last updated  June 5, 2026 08:57:16 AM


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