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日本の自動車も西欧のように文化性を帯びつつある。 各社もブランド価値を高めることに配慮するようになった。 ブランドが継続しているものも、廃絶されたものも含めて、「日本の名車」を祝えるようになったのは嬉しいこと。 ロードスターもセルシオも世界が惚れた「日本の名車」は30周年をどう祝う?2019年2月17日 Forbes JAPAN 今月、シカゴ・モーターショーでマツダ・ロードスターの30周年記念モデルが発表された。 驚くのは、その限定500台が、なんと4時間半で完売となったことだ。 しかし、30周年を迎える日本の名車はロードスターだけではない。 今年は数多くの30周年記念版が発売されることだろう。 日本のカーカルチャーを語るには、1989年の黄金期を忘れることはできない。 黄金期というのは、つまり、世界が認めた日本の名車が数多く登場した年だ。 ちなみに、1989年というと、 ベルリンの壁崩壊、天安門事件、昭和天皇崩御、任天堂ゲームボーイ発売、横浜ベイブリッジ開通、 消費税施行、NHK衛星放送開始など、激変の年でもあった。 それはちょうど僕が日本にやって来た頃で、伝説的なクルマがぞくぞくと登場した時だった。 日産スカイラインGT-R(R32)、スバル・レガシィ、トヨタ・セルシオ、マツダ・ロードスター、日産300ZX(Z32)、トヨタMR2などが誕生し、高級車ブランドのレクサスやインフィニティが米国で生まれた年でもある。 今年、その全てが30周年を祝う。 そして、眩しいレーシング・オレンジという色で発表された限定版ロードスターが、祝福すべき年の開幕を飾った。 …(略)… 初期のコンセプトに原点回帰したマツダ・ロードスターは世界的にも評価が高い。 マツダはロードスターを大切にして欲しい。 世界戦略のおいて、自動車メーカーのイメージリーダーは重要。 「自動車」が過剰な消費であれば、ブランド価値は購買動機を大きな部分を占める。 イメージリーダーは、メーカー各ブランドにも影響を与える。 カルロス・ゴーンは日産のリストラ(再建)にあたり、フェアレディとGTRを捨てなかった。 カルロス・ゴーンだけが理解した「GT-R」開発プラン2019年2月17日 Smart FLASH コモディティ化した大衆車メーカーでは、スポーツイメージは大事な要素。 環境性能、安全重視の日本だけ見ていては世界戦略から離れていく。 圧倒的なブランドイメージと少数しか販売しないロールスロイスは、モータースポーツに参加しないが、ベンツ、アストンマーチン、ジャガーは参加する。 トヨタ「スープラ」、17年ぶり“復活商法”の裏にしたたかな戦略2019年2月17日 Business Journal …(略)…●トヨタ「スープラ」復活はマーケティング的には安全策――トヨタ自動車のスポーツカー「スープラ」が17年ぶりに復活することが話題を呼んでいます。 これに限らず、スポーツカーは一般向けの車種に比べて販売台数も見込めず、トヨタも一時期開発を中止させていた分野ですが、なぜ今、スープラを復活させたのでしょうか。有馬賢治氏(以下、有馬) 車名は車好きにとっては、象徴的な意味合いを思い起こさせます。 特にスポーツカーでは、それが顕著で「ポルシェ」「フェラーリ」「ランボルギーニ」のように、車種に対する憧れを一部の消費者に強く抱かせることができます。 つまり販売台数が少なくとも、スポーツカーはブランドのイメージリーダーとしての役割を担うだけの強さがあるということです。 …(略)… トヨタのマーケティングは素晴らしい。 ヤマハに製造委託するなりしてMR2や2000GTも復活して欲しいものだ。 ホンダは自動車もバイクも、古いブランドの復活は好きではないようだ。 新しい技術へのチャレンジ重視では致し方ないところか。
2019年04月10日
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日本のクルマが燃費だけで選ばれていないことは、N-BOXやジムニーの販売好調で分かる。 機械としての信頼性は無言の前提であることも、日本車とドイツ車が販売の中心であることで分かる。 同じ様に好燃費も当然の前提となったのだろう。 米国や中国では、インターネットとのインターフェイスが重視されているが、日本ではなんら問題となっていない。 燃費以外の決め手はなにか? クルマの商品魅力度ランキング!「燃費」以外の決め手とは木本 卓:オートモーティブ部門執行役員2019.2.6 DIAMOND online …(略)… 購入の決め手となった要素 トップ5を見ると、日本の場合は、価格/支払いがトップにきているように、購入後の維持費がかかるため、価格はできるだけ抑えたいというユーザーの声が多いものと思われます。 これに対し、米国の調査結果では信頼性が重視されている点です。 アメリカの消費者にとっては、価格や安全性よりも、信頼性やブランドやモデルの過去の経験が重要であることが興味深いといえるでしょう。 また、日本と比べ、車を長い距離運転するアメリカ人だからこそ、乗り心地やハンドリングを重要視するのかもしれません。 …(略)… 価格/支払いがトップなのは、アベノミクスなどちっともうまくいっておらず、日本が不安定な経済社会であることを示している。 車検、税金など維持費が高いので、軽自動車全盛が続く。 2位の安全装備は、現在の車のメカとしての評価、購入動機のポイント。 安全装備に欠けた車は購入対象から外れる。 本当の決め手は3位燃費/航続距離、4位外装のスタイリング、5位室内の広さにありそうだ。 3つ合わせて考えると、使い勝手のよい車、あるいは、いつも乗りたくなる車となる。 使うとき抵抗がない車。 走行と駐車が楽な車。 家族の乗り降りの抵抗が少ない車。 持っていることに誇らしさがるか、恥ずかしさがない車。 こうして考えると、ホンダ・N-BOXは今の日本のご時勢にピッタリだ。 軽自動車としては価格が高いことも、その維持費の低さがカバーしてくれる。 安全装備がN-BOXよりはるかに遅れて整えられたフィット、ステップワゴンは、売上が大きく落ち込んだ。 ノート、セレナは、ハイブリッド、安全装備の両者を備え、販売で優位となった。 世界販売ばかりに目が向いているメーカーだが、対応は分かれた。 トヨタは軽自動車をダイハツに任せている。 委託生産の軽自動車でも日産のように特徴をだすとよいが、軽ばかり売れてはメーカーも販売店も困るのだろう。
2019年03月11日
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2019年2月19日、ホンダの八郷社長が英国スウィンドンでの完成車生産を2021年中に終了すると発表。 トルコでも2021年中に生産を終了し、EU域内での生産を終了する。 英国の Burexit はホンダの生産中止の大きな要素ではなさそう。 従業員は英国で3500人、トルコで1100人。 F-1に挑戦を続けるホンダは、意外やヨーロッパと相性が良くないらしい。 英担当相「破壊的な決定だ」ホンダ撤退に声明2019年2月19日 産経新聞 ホンダが英南部スウィンドン工場を閉鎖することに英国のクラーク民間企業・エネルギー・産業戦略相は19日、「スウィンドンと英国に壊滅的な決定だ」との声明を発表、失望感をあらわにした。 フィナンシャル・タイムズ紙が1面トップで報じたほかBBC放送もニュース番組トップで伝え、欧州連合(EU)離脱をめぐり、英国経済への影響を懸念する声が高まっている。 クラーク氏は、工場閉鎖は「技術力があり、献身的な数千人の熟練した従業員、家族、部品メーカー関係者らに厳しい打撃だ」と述べ、雇用維持に向けて作業部会を立ち上げる考えを表明。 作業部会は国会議員、労働組合の代表者などで構成し、労働者の技術と専門知識を保ち、新たな職に移行させることを目標にすると述べた。 …(略)… Hondaの欧州地域本社・ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド(従業員300人)は、引き続き英国に本社を置く。 ホンダの世界全体の生産能力は540万台から510万台に縮小。 今後大幅に増加する見込みの少ないガソリン車の生産能力を縮小して、電動車を増産し生産効率向上をはかるのだろう。 ホンダは2030年に世界販売の3分の2を、電気自動車やハイブリッド車などいわゆる「電動車」にする計画を公表している。 「ガソリン車の生産工場はこれ以上不要」というメッセージにみえる。 1925年までに中国で20車種を超える「電動車」を発売する方針に基づき、今後中国などで「電動車」集中的に生産していく。 2018年10月31日、ホンダと中国の広州汽車集団(GAC)との合弁会社である広汽本田汽車は、新エネルギー車(NEV)生産へ32億7000万元(4億6900万ドル)を投資する計画でGACが証券取引所へ提出した書類で分かった。 年間生産能力17万台の工場を建設する計画。 2019年内発売!?EV界の「シビック」、ホンダが新型EVをジュネーブショーで発表へ2019年2月20日 ねとらぼ 本田技研工業(ホンダ)は、2019年3月5日からスイスで開催されるジュネーブモーターショー2019で、新型EV(電気自動車)のプロトタイプを発表すると予告しました。 …(略)… <a href="https://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/17da4295.b770d42a.17da4296.68e9f374/?link_type=pict&ut=eyJwYWdlIjoic2hvcCIsInR5cGUiOiJwaWN0IiwiY29sIjowLCJjYXQiOiI0NCIsImJhbiI6IjQ2MDEzNSJ9" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer" style="word-wrap:break-word;" ><img src="https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hsb/17da4295.b770d42a.17da4296.68e9f374/?me_id=1&me_adv_id=460135&t=pict" border="0" style="margin:2px" alt="" title=""></a>
2019年03月10日
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販売力は販売店の拠点数に比例するのだろうか? トヨタ 約5000店以上ホンダ 約2250店日産 約2100店スズキ 約2000店マツダ 約1200店ダイハツ 約900店三菱 約610店スバル 約460店 ディーラーの規格も整っているトヨタ。 大小の販売店があるホンダ。 ゴーン改革で拠点を集約した日産。 業販の力を見せるスズキ。 販売の高品質化を進めているマツダ。 あまり見かけない三菱。 ディーラーの強化を図っているダイハツ。 立派な店舗が多いスバル。
2019年03月02日
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日本の乗用車各メーカーは、日本の購買層の要求を満たしていなかった。 燃費が悪く、後席が狭いジムニーは、人気集中アイテム。 シンプルな外観も好評の理由の一つ。 カスタマイズするとさらにバラエティに富んだ魅力が引き出せる。 こだわりの駆動メカニズムと安心装備の充実も好まれた。 「ジムニー」生みの親が語る大増産の舞台裏 米澤チーフエンジニアへの独占取材・前編2019年1月30日 東洋経済オンライン 多くの自動車ファンが待ちわびたであろう、スズキの新型「ジムニー」の増産が2019年1月から始まった。 実に20年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型「ジムニー」。 2018年7月の発売以降、同車に対する市場からの反響は、製造者であるスズキの予想をはるかに超え、あっという間に大量のバックオーダーを抱えた。 2018年8月時点でスズキのディーラーに行くと、「納車は約1年先」と言われるなど、国内自動車業界の中では異例の事態に。 発売時点での月間販売目標は、「ジムニー」が1000台、そして白ナンバーの普通車「ジムニーシエラ」は100台としていた。 だが、それではあまりにも少なく、ディーラーやユーザーから、スズキに対して「ジムニー」の増産を求める声が高まるのは当然の流れだった。 …(略)… ――一部報道では、増産する台数はこれまでの1.5倍といわれていますが、具体的にどれぐらいの規模の増産体制になったのでしょうか。 ほかの車両の生産体制なども関わるため、正確に何倍という数字では表現できないと思います。――今回のインタビューを前に、事前に頂いた資料を見ると、2018年の生産実績でも月によってばらつきがあります。 発売月である7月の生産台数は、「ジムニー」が当初の販売計画の5倍(5063台)、「ジムニーシエラ」が同じく6.5倍(651台)です。 その後、「ジムニー」は当初計画の約2倍で推移していますが、「ジムニーシエラ」については、12月が10倍近い934台となっています。 これをさらに増産させるということですか。 ご指摘のとおり、「ジムニーシエラ」はすでに、かなり生産を増やしています。――その上で、あらためて生産の場所と生産ラインについて詳しく教えてください。 生産は、(アルト、スペーシア、ワゴンR、ハスラーなど)軽自動車を製造している湖西工場(静岡県)です。 旧型は磐田工場(同)で当時のエスクードなどと混流生産でした。 湖西工場での生産体制について、ほかの軽自動車と同じ製造ラインという表現をするかどうかは、各メーカーによる製造ラインの定義によると思います。 ジムニーの場合、ほかの軽自動車とは車体がラダー形状でまったく違うため、とくに溶接工程はまったく別になります。 …(略)… 多くの国産車が世界市場ばかり見つめて開発されたので、日本の車は楽しくなくなった。 ホンダのNシリーズをはじめ、日本に焦点を絞った軽乗用車ばかりが販売好調。 登録車が売れないのは、日本人のことをついでぐらいにしか考えていないからだろう。 ジムニーも好調ならシェラも好調なのだから。 すき間市場を無視しなかったスズキの英断~ジムニーのフルモデルチェンジ~に快哉を叫びたい。 日本の家電大メーカーのように手間を惜しんで、高機能・高付加価値ばかりに走ると、市場を失う。 日本の自動車メーカーも国内市場にもう少し目を向けて車を企画・開発して欲しい。 スズキ ジムニー 試乗記・新型情報web CG
2019年03月02日
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今の若者は所有を好まない傾向が強い。 シェアエコノミー隆盛。 年寄りの免許の返納がすすみ、地方の人口は減少。 自動車が「必要」な人々は減る。 自動車という高額な機械の使用者に対し、財務省は大衆的な課税を推し進めてきた。 税の安い軽自動車、コンパクトカーで庶民は対応してきたので、日本ではこの分野しか大量販売はできない。 トヨタの技術力と販売力をもってしても、中級クラスのセダンは泣かず飛ばず。 消費増税で車販売30万台減 自工会試算、9万人雇用減 2018年9月20日 共同通信 / 日本自動車工業会(自工会)は20日、2019年10月に予定される消費税増税で、国内の新車販売が年間30万台程度減り、9万人の雇用が失われる試算を公表した。 豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は東京都内で開いた記者会見で、国内の自動車産業の維持に危機感を示し、需要喚起へ自動車関連税制を抜本的に見直す必要性を強調した。 国内新車販売は500万台程度で推移しており、増税で470万台程度に減少する。 1997年と2014年の消費税増税時に起きた需要減などを考慮した。 完成車工場や部品、素材メーカーで働く人の雇用も減る。 自工会が三菱総合研究所に試算を依頼した。 …(略)… 自工会の悲鳴は日本の製造業の悲鳴であることを、優秀な財務官僚諸氏は理解しないだろう。 財政規律は自民党により崩壊の一途。 官僚は人事まで政治に握られ、この国の将来は一段と危うくなっている。
2019年02月28日
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中国は2009年世界最大の新車販売市場となり、今や不動のトップとなった。 米国は2番手。 量産効果の高い商品である自動車産業は中国と米国で好まれる車を企画開発し、生産販売することを生き残り戦略とした。 ドイツ系、日経メーカーとともにボルボが中国に重点を置き、新たにテスラが生産拠点を設ける。 国産メーカーと外資が群雄割拠する中国は大きな変化点を迎えつつある。 1990年以来拡大一辺倒だった自動車市場が、2018年前年割れとなった。 国産メーカーの淘汰がすすみ、韓国メーカーがシェアを落とし、日系メーカーが販売を伸ばした。 そして、これからEV化を迎える。 経済面では米中貿易戦争の影響が拡大し、内需では急速な高齢化と人口減少を迎えつつある。 世界第2位の米国市場では、セダンの販売が不振を続けている。 米国伝統のピックアップとSUV中心の市場に変化している。 セダンの不振は多額の販売奨励金(インセンティブ)の投入、リースの残価設定の高額化でメーカーの財務構造を蝕んでいる。 世界2大新車市場の変化に応えるべく各自動車メーカーは戦略を練り直した。 トヨタ・ホンダ・日産に戦略見直しを迫る米中2大市場の「異変」佃 義夫:佃モビリティ総研代表2019.1.11 DIAMOND online …(略)…新エネルギー車の規制がスタートする中国 中国は、習政権による「中国製造2025」で電気自動車(EV)などの新エネルギー車を重点領域に指定し、2025年に新車販売の2割を新エネ車にする目標を掲げている。 その背景には、中国を新世代技術の自動車リーダー国へとする国策を強く意識したものがある。 今年2019年からは中国政府による「新エネルギー車(NEV)規制」がスタートする。 これは、乗用車メーカーに対し生産・輸入台数の10%相当分を「NEVクレジット」として義務付けるもの。 NEVクレジットの対象にはEVやプラグインハイブリッド車(PHV)は含まれるが、ハイブリッド車(HV)は対象外となる。 目標未達成の企業はクレジット不足分を他社から購入する必要がある。 20年には12%に増える見通しだ。 ただ、米国のトランプ政権との軋轢(あつれき)による米中貿易戦争もあって「新エネ政策」も揺れている。 先に中国政府は今年2019年から施行する「自動車産業投資管理規定」で、プラグインハイブリッド車(PHV)の生産能力増強を厳しく制限する規制案を見送ると発表した。 また、中国政府がEVに対する販売補助金を2019年は前年比の総額で約3割減らすことも報じられている。 中国政府は2020年を最後にEVへの補助金を撤廃する方針であり、これが中国自動車市場全体にどう影響するか、ということになる。 いずれにしても、世界最大の自動車市場となった中国が28年ぶりの減少に転じた中で、NEV規制がスタートする。 …(略)… 米国は大型車の需要増え日本車得意のセダンが落ち込む 一方の米国市場だが、昨年2018年の新車市場は、1727万台、前年比0.3%増と全体としては堅調なものとなった。 しかし、米国内の雇用増や所得の回復により大型車需要へのトレンドが顕著となり、大型SUVやピックアップトラックが含まれる「小型トラック」需要が増加した。 この小型トラックは、1178万台で、8%増となり、全体需要における小型トラックの割合が69%と7割近くを占めている。 これに対し、乗用車(セダン)は、548万台で13.1%減と対照的にセダン不振が深刻となっている。 米国でのセダン不振は、ゼネラル・モーターズ(GM)が昨年11月にセダン系車種の製造拠点である北米5工場の生産停止を発表した。 一方、フォード・モーターは北米のセダン販売から撤退する方針を打ち出している。 GMやフォードは車種構成を見直し、採算の高い大型車中心にシフトしようとしている。 …(略)… トヨタ、ホンダ、日産は中国のNEV化に全面的応えるべく中国の生産拠点を新設、増強。 HV、PHVは技術的に高度で、中国の国産メーカーの技術が及ばないため中国政府は生産増強規制を行っていると考えられる。 米国ではかつて聖域として手をつけなかったピックアップ(ライトトラック)にも進出し、十分な手応えを得るまでになった。 EV対応はトランプ政権の動向の様子見となっている。 中国のEV化対応を充実・強化する形となっている。 米国メーカーは米国内の生産を収益の効率的なところまで絞り、中国でのEV生産に注力している。
2019年02月11日
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英国のEU離脱は、風前の灯のような英国の自動車産業に打撃を与えている。 ミニバン屋とN屋の日本のホンダは、スポーツモデルを避けているように感じられる。 ホンダで数少ない「走り」が尖がった市販車が、NSXとCIVIC Type R。 NSXは米国オハイオ製。 CIVIC Type Rは英国スウィンドン製。 ちなみに日本国内で製造しているCIVICはセダンのみ。 Hondaグループ生産拠点Honda of The U.K. Manufacturing Ltd.事業/業務内容:四輪車製造設立:1985年2月所在地:ウィルシャー州スウィンドンWebサイト:https://www.hondamanufacturing.co.uk/ (英語) 生産開始 生産能力 主な製品No.1: 1992/10 15万台/年 CIVIC Hatchback, CIVIC Type R No.2: 2001/7 10万台/年 (休止中) スウィンドンにあるUK工場は、もともと2本ある組立ラインの1本しか稼動していない。 世界で公表を博しているように思えるが、世界は中国と米国ではない。 そんなホンダのUK工場はEU離脱に伴う混乱を避けて、4月に6日間臨時休業する。 ホンダ、英工場での生産一時休止EU離脱の混乱に備え 2019年1月11日 朝日新聞デジタル ホンダは10日、英国の欧州連合(EU)離脱に伴う混乱に備え、英南部にあるスウィンドン工場での生産を4月に6日間休む計画を明らかにした。 EU離脱を巡っては、英国とEUの間で何の取り決めもないまま3月末の離脱の日を迎える可能性が高まっており、それを踏まえた対応とみられる。 1992年に完成車の生産を始めたスウィンドン工場では現在、シビックを年に約15万台生産している。ホンダの広報は「物流や国境での検査など、離脱後に起こりうるあらゆる混乱にどう備えるべきか検討してきた」としている。 …(略)… ホンダ以外にも、独BMWが夏の工場点検を前倒ししてEU離脱直後から約1カ月間、英国の工場を止めることを決めている。 …(略)… 既に英国日産のサンダーランド工場は、生産の1/4を占めるディーゼル車の需要減を受けて人員削減を行っている。 欧州のディーゼル車の需要が回復する見込みは全くない。 新型車導入で生産量が増加するとしているが、その中にEVやHVが含まれていなければ、販売は順調ではないことだろう。 日産 英国サンダーランド工場数百人削減 ディーゼル需要減退2018年4月23日 AUTOCAR …(略)… 日産は以前にも英国のEU離脱交渉の結果によってはサンダーランド工場の閉鎖もありうると発表していた。 しかし、今回の決定はブレグジットとは無関係だとしている。 そして、近々発売される新型ジューク、キャシュカイ、Xトレイルなどの生産量は増加する見込みだという。 …(略)… 英国のEU離脱決定により金融機関の欧州本部などは大陸に拠点を移した。 他地域で繁忙、今後の大幅な需要拡大が予想される地域へ、自動車が産業も離脱することは、十分考えられる。 Brexitに賛成した人々は、このような事態を想定しなかっただろう。
2019年02月05日
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最近様々な領域の技術進化により、フル装備の重戦車的なスポーツカーが多数表れた。 昔人間は、スポーツカーの基本は軽量化による軽快なハンドリングや加減速時の操作感にある。 Fun to Drive の追究が結果として高性能化につながるが、レーシングマシンとは違う。 現代版アルピーヌA110はそんな車のようだ。 【アルピーヌ A110ピュア】主要諸元 全長×全幅×全高=4205×1800×1250mm ホイールベース=2420mm 車重=1110kg エンジン=1.8L 直4ターボ、ミッドシップ トランスミッション=7速DCT タイヤ=205/40ZR18(F) 235/40R18(R) 価格=790万円~ ALPINE A110 以下は、ローンチエディションが「欲しかったのに抽選に外れた」と嘆く元レーシングドライバーで日産GTRの開発ドライバー、鈴木利男氏のカタログモデルの試乗記。 「これほしい」!!超辛口ドライバーが唸ったアルピーヌA110試乗 2018年11月13日 ベストカーWeb編集部 …(略)…■異例なほど長い足回りのストローク 一般道、峠道、サーキットで走らせたアルピーヌA110は二面性を持ったスポーツカーだと思いましたね。 一般道を走っている時はとても普通。 でも、ペースを上げるほどにエンジンと足回りのよさが際立ってくるんです。 最大の特徴は車重が1110㎏しかない軽さで、しかもミドシップだからフロントがさらに軽い(前後重量配分は44%:56%)。 この軽さがアルピーヌの走りの印象を決めていると言えるでしょう。 一般道では淒く普通で、スポーツカーに乗っているという感覚があまりありません。乗り心地は硬めですが、チープな突き上げがくるものではなく、足がちゃんと動いている印象。 よく言えば扱いやすいクルマということですが、エンジン(直4、1.8Lターボ)の音も含め、もう少し特別感が欲しいとも思います。 ただ、これは個人的な意見で、この乗りやすさを歓迎する人も多いでしょう。 乗り降りもラクだし、買い物や通勤でも気楽に使えそう。 これはちょっと意外でしたね。 本領を発揮するのはペースを上げてから。 軽さはもちろんですが、サスペンションがしなやかなんです。 最近のスポーツカーとしては異例なほどストロークが長く、ロールもけっこうするのですが、足が動いてもタイヤはしっかり路面に接地していて、だから滑り方もスムーズ。唐突な動きがいっさいないから運転が淒く楽しい。 ■自分の運転がクルマの動きになって表れる エンジンもドライバーの意思に忠実にパワーとトルクが出て違和感がありません。 252ps/32.6kgmというスペックは、最近のスポーツカーのなかではそれほどパワフルなわけではありませんが、高回転までしっかりとパワーがついてくるし、実力は充分です。 7速DCTのレスポンスも合格。 正しく乗れば、正しくスムーズに動いてくれます。自分の運転に対して動きが素直に表われるんですね。 前後左右の荷重をドライバーのかけたいようにかけられて、コーナリング中の高荷重時にステアリングを切り足した時の反応も悪くない。 ハイドロリックコンプレッションストップ(ダンパー内にセカンドダンパーを配し、バンプラバーの代わりにしているシステム)の効果なのか、ストロークの最後の最後にヘタることもありません。 ハイパワースーパースポーツは限界がどこにあるのか探りながらの運転になりますが、このクルマは全開で飛ばしていても楽しくてニヤリとできます。 前後のバランスを取りながら思いどおりに動かせるんです。 もちろん軽さも効いていて、慣性を気にせず、思い切って攻められるんですよ。 …(略)…
2019年01月24日
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アルピーヌ 1956年、フランスのレーシングドライバー、ジャン・レデレが設立。 レデレはルノーディーラーも経営しており、ルノーのチューンナップおよびレースバージョンを数多く手がけた。 A106は、ルノー4CVをベースにFRPボディ架装したモデル。 A108は、4CVの後継のドフィーンをベースとしたモデル。 初代A110は、R8をベース。 鋼管バックボーンフレームにFRPモノコックボディを架装。 前方はFRPがシャシの一部に張り込まれ、後方ではリベットを併用し、一部FRPが張り込まれて固定。 後にベース車がドーフィンからルノー・8に変更された。 ラリーで大活躍してアルピーヌの名声を不動のものとした。 ル・マン24時間レースなどのスピードイベントでも大活躍した。 1963年から1977年まで、内容を進化させながら生産された長寿車種。 アルピーヌ・ルノー 1973年、レデレ家からルノーに株式を譲渡され、ルノー傘下となった。 「ソシエテ・デ・オートモビル・アルピーヌ・ルノー」が正式名。 1973年当時はディエップ工場でA110およびA310を製造していた。 その後A310V6、V6GT、V6ターボ、A610を生産した。 アルピーヌ・ルノーは、ルノーのスポーツモデルのブランドとなった。 競技車両の生産も行い、部品供給もアルピーヌ社が担当した。 1995年、A610生産終了を以てアルピーヌのブランドは一旦途絶。 2001年にカルロス・ゴーンがルノーの会長に就任して以降は、アルピーヌのブランド復活が期待された。 2007年10月9日、2010年を目処にアルピーヌブランドを復活させることを発表。 2012年5月25日、モナコGPでコンセプトカーのアルピーヌA110-50が市街地コースを走った。 2014年6月10日、ケーターハムとのアルピーヌブランドの合弁事業を解消を発表。 2016年2月16日、アルピーヌブランド復活計画を発表。 2018年6月、ローンチモデル発売・ 2018年9月21日、日本でアルピーヌ A110の2つのカタログモデルを発表
2019年01月24日
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各国で販売好調のマツダは外観や内装に高級感を持たせた、次世代店舗を展開している。 もちろん、フロント、セールス、サービスのスタッフも接客対応など中心に新しくしていることだろう。 マツダ車の米国でのブランドイメージが向上していることの証の取組。 米国でのホンダ・ブランドはトヨタや日産より遥かに高い。 マツダはそこらへんを目指しているのだろう。 そのためには米国向けの高品質車を継続して販売しなければならない。 マツダ、米店舗8割改修入り次世代型計画へ整備2018年12月26日 共同通信 マツダは25日、2021年までに米国の300店舗で計画する「次世代店舗」への整備に関し、既に8割を超える250店舗で改修に入ったと明らかにした。 うち約50店舗は完成した。 トヨタ自動車と共同で新設する米南部アラバマ州の工場の稼働に合わせて、販売網を整える。 米国市場での販売台数の占有率を17年の1.8%から2%超に高めることも視野に入れる。 …(略)… ホンダは日本市場を二の次にして米国を含む北米市場、北米でのブランドイメージの維持向上策の下、アコード、シビックの新車開発を続けた。 その結果、アコード、シビックは日本で売れない車となった。 マツダはその覚悟があるのだろうか。 現在の販売規模+αにとどめるのだろうか。 今のところ現地(北米)に製造工場がないだけに、今後の取組が大いに気になる。 会社概要 マツダ公式サイト マツダが新世代SUV量産へ今年、国内で開始2019年1月4日 共同通信 マツダは4日、新たなスポーツタイプ多目的車(SUV)の量産を今年から国内で始めると明らかにした。 新型「マツダ3」に続く新世代商品の第2弾で、革新的な技術を搭載するという。 高まるSUV人気に対応し、販売拡大につなげる狙いだ。 名称や発売時期など詳しい情報は明らかにしていない。 マツダ3は今年、北米で発売し、世界で順次販売する予定だ。 燃費性能を従来よりも高めた新型エンジン「スカイアクティブX」を市販車として初めて搭載する。
2019年01月23日
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第二次世界大戦前、GMとフォードとは、日本法人があった。 1927年、日本ゼネラルモータース設立。 オペルは「日本ゼネラル・モータース」が販売を行なった。 1936年、自動車製造事業法施行により国産メーカーのみに大量生産が許可された。 1941年、太平洋戦争開戦の年に日本ゼネラル・モータースは製造、販売ともに閉鎖。 戦後は1950年代から東邦モーターズが日本総代理店となり、輸入、販売が行われた。 ドイツの大衆車オペルは、同じく大衆車のフォルクス・ワーゲンと異なり、個性を欠いた。 販売台数は低迷し、排気ガス規制への不適合から1976年末、輸入が中断。 1974年、いすゞは、提携先のゼネラルモーターズ(GM)の「グローバルカー(世界戦略車)構想」に基づく、GM「Tカー 」オペル・カデットベースとしてジェミニ(FR)を発売。 オペルが企画・開発した車をいすゞが売るということで大いに話題になった。 1985年、FFの2代目「JT0型」ジェミニを発売。 いすゞの乗用車史上最大の販売台数を記録。 1990年、2代目よりボディサイズの大きくなった3代目「JT1型」を発売。 3代、4代目、5代目と人気は低迷。 2000年、5代目のとき、いすゞは乗用車販売を打ち切った。 いすゞジェミニ販売開始後も東邦モーターズはオペルの輸入権を保持。 1983年、スペシャルティーカーのマンタの輸入販売を再開。 欧州で人気のあったアスコナ、児玉英雄がチーフデザイナーのレコルト、カデットそしてブランドの旗艦車種セネター、BセグメントFF2BOXのコルサ(トヨタに同名車があったため日本名はヴィータ)を販売。 1989年からは当時GMグループであったいすゞ自動車が輸入販売を開始。 ベクトラ(Dセグメント)、オメガ(1987年欧州カーオブザイヤー受賞)、セネターを販売した。 1993年輸入権はヤナセに移行し、東邦モーターズといすゞによる輸入販売は終了。 ヤナセはフォルクスワーゲンジャパンの設立により、1992年末、ヤナセの最大販売車種であるフォルクスワーゲン(VW)とアウディの輸入、販売から撤退していた。 ヤナセはVWを補う形で、品質イメージの高いドイツのブランドのオペルの販売した。 ベクトラ、オメガ、アストラから取扱いを開始。 1994年、カリブラ発売。 1995年に、コンパクトカー「ヴィータ(現地名 コルサ)」が発売され、安全装備が充実した輸入車でありながら低価格で(150万円台から)販売されて人気を集めた。 1996年、オペル車の年間登録台数は3万8,339台。 日本車と比べて燃費が悪い、故障が多いことなどが悪評が広まった。 1999年には登録台数2万台未満に急減した。 2000年、輸入権は「日本ゼネラルモーターズ」に移管。 2001年、GMは日本での直営ディーラー網「GMオートワールド」を設立。 オペルの販売を巡ってヤナセとの間に確執が生じた。 ヤナセはオペルから他社ブランドに販売の力点を移し、オペル取扱店を削減。 日本GMは販売網の確立に失敗。 結果としてオペルの販売台数は激減。 日本GMは低価格モデルである「ヴィータ(現地名 コルサ)」の輸入を打ち切り。 低価格路線を変更して価格帯を引上げた。 メルセデスやBMWに価格帯が近づきオペルの販売台数はさらに低迷。 「他のドイツ車と比較して特長に欠け、信頼性や高級感も劣りプレミアム性にも欠ける」と認知され、オペルの日本での販売は激減した。 オペルのブランド価値が取り返しが付かないほど低下。 親会社のGMは2000年ごろから2005年までに企業収益が悪化。 提携先のスバル(富士重工)、いすゞ、スズキの株を売却するに至った。 GMアジア・パシフィック・ジャパン(GMAPJ)は2006年5月8日に、在庫限りでオペル車すべての新車販売を終了すると発表。 日本からオペルブランドは霧消し、存在感を失った。 それっきり、日本でオペルは世間の認知を失ったままだ。 2017年、PSA・プジョーシトロエンによる買収が報じられ、同年3月6日、正式に買収が発表された。
2019年01月23日
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ドイツ車不正環境性能で消費者欺いたのか2018年10月7日 読売新聞 排ガス不正で揺れるドイツ自動車メーカーで、新たなカルテル疑惑が浮上している。 欧州連合(EU)の欧州委員会は、ドイツ自動車5社に対し、EU競争法(独占禁止法)に基づくカルテルの疑いで本格調査を始めた。 排ガス浄化に関する技術開発での競争回避を、各社で申し合わせていた疑いがあるという。 対象となっているのは、ダイムラー、BMW、フォルクスワーゲン(VW)のほか、VWグループのアウディとポルシェだ。 ベステアー欧州委員は声明で、「共謀が証明されれば、消費者が低公害車を購入する機会を、メーカーが奪っていたことになる」と指摘した。 多額の制裁金を科せられる可能性があるという。 …(略)… 2016年4月のドイツのディーゼルエンジン車検査で一部の排ガス量に不規則性が認められたのとによるリコール対象となったはメルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、アウディ、オペル。 ベンツ、BMW、VW、アウデイ、ポルシェ。 日本の輸入車はドイツ車とその他の国という感じになった。 ドイツのメーカーで忘れ去られている、消去済みなのが「オペル」。 創業者はアダム・オペルで自動車製造は1899年開始。 伝統ある自動車メーカーだ。 1929年以降はゼネラルモーターズ(GM)の100%子会社になった。 イギリスを拠点とするボクスホールとともにGMの欧州ビジネスを担う企業として、市販車の販売、モータースポーツなどで活躍していた。 2009年親会社、米GMが経営破綻、同年6月1日、連邦倒産法第11章の適用を申請。 オペルの売却が検討され候補企業に売却されることが決定したが、同年11月GMはオペル売却の決定を撤回。 自力再建を目指すことを発表した。 2017年3月6日、PSA・プジョーシトロエンによる買収が発表された。 工場がドイツにあっても、オペルはフランスのメーカーなのか?
2019年01月23日
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米国の番兵・東京地検特捜部の拘留延長要求を外圧に屈したといわれる東京地検が拒否。 12月20日の拘留延長拒否は、人権無視の長期間拘留捜査方式が国際的な批判に曝されることを避けるための判断。 12月21日、東京地検特捜部はゴーン氏を再逮捕。 2008年に自身の資産管理会社による投資で生じた損失を日産自動車に負担させたとして、会社法の特別背任の容疑。 日産ゴーン保釈か検察特捜部が敗北の可能性…外圧に屈する裁判所、司法の公平性崩壊2018.12.20 Business Journal 有価証券報告書の虚偽記載の容疑で10日に再逮捕されていた日産自動車元会長のカルロス・ゴーン氏について、東京地裁は20日、東京地検特捜部による勾留延長の要求を認めない決定をした。 東京地検はこれを不服として裁判所に準抗告した。 …(略)… 検察は容疑者を逮捕後48時間以内に裁判所に勾留を請求し、認められれば10日間の勾留が認められ、勾留期限がきても検察はさらに10日間の勾留延長を裁判所に請求することができる。 …(略)… 何に重点を置くかの裁判所と東京地検の話はついているはず。 ゴーン氏が解放されても、日産自動車を取り巻く状況はそれほど変化はないと思われる。 18年度上期、減収、営業利益・経常利益・当期純利益とも減益。 2018年11月の国内新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月比8.6%増の44万1943台。 日産自動車は、前年にあった無資格検査の問題で国内向け車両の生産・出荷を止めた反動で31.4%の大幅増。 ノート、セレナが販売好調で、ゴーン氏逮捕はさほど影響なしとの見方。 延期されたリーフのマイナーチェンジ版は、夏(熱)に対する弱さが改善されたのだろうか? 株価はゴーン氏逮捕以来下落を続け、日産自動車株は圧倒的割安水準。 配当利回りの高さ(6%)もあり「買い」の声も多く聞く。 研究開発費の高騰とEV参入社の増加による過当競争で、自動車産業自体が長期の株式投資の対象からはずれているとの見解がある。 世界2位の新車市場、米国は長期的に需要縮小の可能性が大きいと見られている。 日産はメキシコでレイオフを実施中。 GMは北米の3工場を2019年中に閉鎖する予定。 日産自メキシコで約1000人の工員を解雇厳しい市場環境が要因2018年12月21日 ロイター 日産自動車は20日、メキシコで約1000人の工員を一時解雇すると発表した。「厳しい市場環境」が要因という。 一時解雇はクエルナバカ工場とアグアスカリエンテス工場で実施される。 日産メキシコの広報担当者はロイターに対し、2つの工場において解雇人数の配分をどうするのか決めている最中だが、アグアスカリエンテス工場ではすでに一時解雇に着手していると述べた。 日産の企業広報ディレクター、ブライアン・ブロックマン氏はロイターに対する電子メールで「メキシコでの厳しい市場環境に対応し、生産水準を調整している」と述べた。 メキシコの自動車工場はNAFTA・北米全体のための生産であり、メキシコ1国の市場で左右されることはない。 このブロックマン氏のコメントはおかしい。テスラCEOオハイオ州のGM工場救済検討を改めて示唆2018年12月21日 ロイター 米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は20日、ゼネラル・モーターズ(GM)が来年の閉鎖を考えているオハイオ州の工場について、テスラが取得して雇用を守る可能性があると改めて示唆した。 焦点となっているのは同州ウォーレンのローズタウン工場。 製造している「シボレー・クルーズ」の販売不振のため、GMは閉鎖候補の工場の1つに挙げている。 ただGMの方針にトランプ大統領をはじめとする政界が猛反発し、トランプ氏は同社がローズタウン工場に新たな車種の製造を割り当てないなら、EVの税制優遇措置の適用を撤回するとほのめかす事態にもなった。 こうした中でマスク氏は、オハイオ州のケーシック知事からのツイッターを通じたローズタウン工場救済の呼び掛けに対して、同じくツイッターで「(ご指名を)感謝する。来年検討します」と返答した。 マスク氏は9日のCBSテレビの番組「60ミニッツ」のインタビューで、GMが来年の閉鎖を打ち出している北米の3つの組立工場の1つを買いたくなるかもしれないと発言していた。 …(略)… 頼みの中国も失速傾向。 来たるEV祭りに期待するしかなさそう。 中国新車販売11%減 9月通年で前年割れの恐れ 2018/10/12 日本経済新聞 中国汽車工業協会は12日、9月の中国の新車販売台数が前年同月比11.6%減の239万4100台だったと発表した。 前年同月を下回るのは3カ月連続で、2018年通年でも前年実績を下回る可能性も出てきた。 世界最大の自動車市場の変調は世界自動車大手の経営戦略にも影響を与えそうだ。 単月の販売台数が2ケタ減となったのは、旧正月休暇の時期ずれの影響を受ける1~2月を除くと、少なくとも世界最大となった2009年以来初めて。 これまで中国市場をけん引してきた内陸部などの地方都市でも販売が低迷した。 1~9月の累計販売台数は前年同期比で1.5%増と小幅な増加にとどまった。 「9月のマイナス傾向が続けば、通年でも前年実績を下回る」(中国メーカー幹部)との見方が広がっており、メーカー側から政府に減税などを求める声が上がっている。 9月の乗用車の販売台数は12.0%減の206万500台。 政府の債務削減で民間企業の資金繰りが厳しくなっているうえ、中国株の下落やマンション価格の伸び悩みなども、消費者の心理に影を落とす。 米ゼネラル・モーターズ(GM)と中国販売シェア1位を競う独フォルクスワーゲン(VW)も10.5%減と落ち込んだ。 …(略)…
2019年01月16日
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米国で盗まれる車は、車のセキュリティが甘いわけでも、うっかりオーナーが多いわけでもない。 現金化される可能性が高い=人気が高い車であることを示している。 メーカーやブランドにとって不名誉な話ではない。 米国で最も盗まれる中古車 今年もホンダが1位 Niall McCarthy , CONTRIBUTOR 2018年9月21日 Forbes JAPAN 全米保険犯罪局(NICB)は先ごろ、昨年中に最も多くの盗難被害に遭った中古車10モデルのリストを公表した。 NICBが発表する年次報告書「Hot Wheels」は、警察に提出された被害届の情報に基づいて作成されている。 最新の報告書で「米国で最も盗難被害に遭う車」という望ましくない判定を受けたのは、前回に引き続きホンダ車だった。 昨年中には4万5000台を超える「シビック」の被害届が出されている。 また、2位に入った「アコード」の盗難件数も4万3700を超えた。 モデル年式別にみると、盗難件数が最も多かったのはシビックが1998年、アコードが1997年だった。 …(略)… NICBによれば、2017年に最も多くの盗難被害に遭った中古車の10モデルは、以下のとおりだ(全てのモデル年式を含む)。1. ホンダ シビック/4万5062台2. ホンダ アコード/4万3764台3. フォード ピックアップ(フルサイズ) /3万5105台4. シボレー ピックアップ(フルサイズ) /3万58台5. トヨタ カムリ/1万7278台6. 日産 アルティマ/1万3358台7. トヨタ カローラ/1万2337台8. ダッジ ピックアップ(フルサイズ) /1万2004台9. GMC ピックアップ(フルサイズ) /1万865台10. シボレー インパラ/9487台 買い手が多く、比較的高値で取引される車のリストだと思って間違いない。 だからフルサイズピックアップが多い。 シビック、アコードはセダンなのに、アメリカの魂であるピックアップを上回る人気ということだ。
2019年01月16日
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バブル崩壊後、ホンダ、日産などは新車販売チャネルを統合してきた。 その中、トヨタは複数チャネルと専用の販売車種を用意してきた。 高額所得者対象のレクサス店。 「トヨタ」を販売する、高級車中心のトヨタ店、中級車のトヨペット店、大衆車のカローラ店、若者対象のネッツ店だ。 販売会社も相応の利潤が確保できるセダンは、米国で人気のカムリを廉価で全チャネル併売にしたが、売れなかった。 トヨタの4チャネルの統合が検討されている。 トヨタ、全店で全車販売=車種大幅減、販売戦略見直し2018年9月27日 時事通信 トヨタ自動車が、約5000の国内全販売店で全車種を売る検討を進めていることが27日、分かった。 顧客層に合わせ四つの販売系列ごとに振り分けてきた取り扱い車種を、全店共通に切り替える。 2025年ごろの実現を目指す。 国内の販売車種も約60種類から大幅に減らし、開発・販売コストを削減するほか、1台の車を共同利用するカーシェアリング事業へ参入するなど販売戦略を抜本的に見直す。 …(略)… 背景には、縮小する人口、国内自動車市場、サイズと販売単価がある。 遂にトヨタでさえ、販売系列と車種構成とをまとめ、コンパクトカーでも十分利益が出る販売会社の体質作りをする方向になったのだろう。 トヨタの販売会社は資本系列が様々なうえ、相応の規模の法人であるため、統合は容易ではないと思われる。 資本の論理や利潤の話では容易にまとまらない。 メーカーが描いた絵が実現できるだろうか?
2019年01月15日
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量産は品質とコストが高度にバランスしなければならないから難しい。 電気自動車専業のテスラが量産で躓くどころか大ゴケしたのは、単に作るたくさん同じものを技術を自動化すれば良いと考えたからに他ならない。 日本の製造業はどうやって「平凡から偉大へと変貌を遂げた」のか=中国メディア 2018-10-19 Record China 日本のトヨタ生産方式は世界的に有名で称賛を受けている。 中国メディアの快資訊は15日、この生産方式のおかげで日本の製造業は「平凡から偉大に」なったとする記事を掲載した。 リーン生産とも呼ばれるこのトヨタ方式は、日本の製造業を変えたと言っても過言ではない。 トヨタは、戦後の市場ニーズが変化したことに合わせて、多品種少量かつ高品質低コストの生産方式を模索したと説明。日本と米国とは家族の概念が異なり、多国籍社会でもなく、市場規模も違っており「社会文化の背景が全く異なる」と記事は分析し、米国の流れ作業を日本にそのまま導入しても成功するわけがなかったとしている。 トヨタが目を付けたのは、プロセス管理を徹底して効率化する生産方式だ。 「ジャスト・イン・タイム」で時間の無駄を省き、「自働化」により作られる部品をすべて良い品にするというこの2点で成功したと紹介した。 記事は、「自動化と自働化は違う」と指摘。 日本は戦後、米国からオートメーション化のため設備を購入したが、1台の機械に作業員が1人付かなければならず、これは「愚かの極」だとトヨタは考えたという。 機械そのものに異常を判断する機能を組み込む「自働化」を実現させたことで、問題の根本原因を見つけ出し品質の問題を取り除くことに成功したと伝えた。 …(略)… ジャスト・イン・タイムが成功したのは、納品する各社・各工場が「定時・定点・定量」で定められた品質基準に見合ったものを納品できるから。 その基盤の上にコスト削減がのっかている。 最小限の投資で最大限の生産を実現するには、コストに対する品質が最大であることも一体。 品質が低く、売れないものを量産しても何の意味もない。 家具のニトリは「お値段以上」をウリにしている。 コストダウンをはかるため、品質を低下させてはならない。 耐久消費財である自動車の量産は、寄せ集めの知恵でできるものではない。
2019年01月15日
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大企業、一流企業でも企業活動の全てが法令に合致していることばかりではない。 だが、間違いを指摘されたのに、是正すると言って是正しなかったのは、犯罪的。 日産は、コミットメント(社内の論理)を妨げることは、容易に変更できないらしい。 検査不正日産に過料求める=過去最大額か再発防止を指導―スバルにも・国交省2018年12月19日 時事通信 出荷前の自動車検査が不正に行われていた問題で、国土交通省は19日、道路運送車両法に基づき、日産自動車とSUBARU(スバル)両社に過料を適用するよう、横浜、東京両地裁に通知した。 過料適用を求めた自動車は日産が454台、スバルが278台。 過料の1台当たりの上限額は30万円で、日産が最大で1億3620万円、スバルは同8340万円に上る可能性がある。 この金額が実際に科された場合、同法に基づく過料としては、日産が過去最大になるという。 検査不正問題をめぐって、国交省は今年3月にも、必要な検査が行われていなかったとして、日産に過料適用を求める通知を出していた。 度重なる検査不正問題による行政処分は、同社のブランドイメージをさらに傷つけることになりそうだ。 …(略)… 紋切り型の表現で「ブランドイメージをさらに傷つけることになりそうだ」と記事にある。 ゴーン氏の破格の役員報酬の前にどれほどのこともないだろう。 利益が国内3位の日産が、過大な役員報酬の原資を生み出すため、製造原価(ヒト、物、部品)を削った挙句の産物。 無理(利益の極大化)が通れば道理(合法性)が引っ込むといった類の典型的な話。 日産の業績のV字回復の内実の一部が暴露されただけ。
2019年01月12日
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2018-2019のイヤー・カーはボルボ XC40。 授賞理由 日本の道路環境にちょうどいい扱いやすいサイズで、カジュアルかつスポーティなスタイリングを実現。 インテリアは上質な北欧デザインで収納スペースも充実していて機能性も高い。 そして走行フィールはスポーティさと快適性をきわめて高いレベルで両立したもので、気持ちよくドライビングを楽しめる。 さらに高度な安全装備を全車標準しているところも高く評価した。 評価基準に未来への志向、電動化が欠けているが、日本カー・オブ・ザ・イヤーは時代についていくのみで先行はしないということか。 数々の不正に彩られたスズキ・ジムニーの不参加、スバル・フォレスターの受賞辞退が寂しい。 ジムニー、ミラ トコットは、コンセプトとその実現の点で、日本のイヤー・カーに相応しいと思うし、世間の話題にもなることだろう。 ということで、時代遅れの日本カー・オブ・ザ・イヤーは業界以外では大した話題にもならない。 ご苦労様です。 いつまでも機械としての優位性、走行機能を中心に評価するなら、年寄りをたくさん集めずとも、AIで選定したほうが公正な評価にみえる。 2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー発表2年連続で受賞したのは…2018/12/08 13:03 この1年間で最も優れた車に贈る賞「2018-2019日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会が12月7日に都内で行なわれ、ボルボ「XC40」が選出されました。 昨年11月1日~今年10月31日の間に日本国内で発表・発売され、販売台数が年間500台以上見込まれている乗用車が対象で、計27台の中から選出された上位10台の「10ベストカー」に対して、自動車ジャーナリストや有識者からなる選考委員60名により投票が実施されました。 …(略)… 今回受賞したボルボ「XC40」は使い勝手の良さや高度な安全運転支援技術が評価されたもので、駐車場からバックで出る際に接近車をアラームで知らせ、自動ブレーキをかけるなど、安全機能を充実させています。 …(略)… 今年も日本カー・オブ・ザ・イヤーに輸入車が選出されたため、インポートカー・オブ・ザ・イヤーはなし。 スバルの受賞辞退で10ベストカーは9台。2018 ~ 2019日本カー・オブ・ザ・イヤー得点表 1位 ボルボ XC40 363点 2位 トヨタ カローラ スポーツ 314点 3位 フォルクスワーゲン ポロ 197点 4位 トヨタ クラウン 170点 5位 ミツビシ エクリプス クロス 156点 6位 マツダ CX-8 111点 7位 アルファ ロメオ ステルヴィオ 106点 8位 BMW X2 47点 9位 ホンダ クラリティ PHEV 36点 イノベーション部門 ホンダ クラリティ PHEV 授賞理由 先進のプラグインハイブリッドシステムをスペースの自由度が少ないセダンというパッケージの中に搭載した。 また、100kmを超えるEV走行が可能であり実用性は高く、ドライブフィールも素晴らしい。 イノベーションによって次世代高級車のあるべき姿をいち早く実現して見せたことを高く評価した。 エモーショナル部門 BMW X2 授賞理由 SUVとしての基本的な要件を満たしながら、低い全高でクーぺのようなスタイリングは新鮮であり、また刺激的でもある。 走り出せばいかにもBMWらしいハンドリングと軽快によくまわるエンジンにより「駆けぬける歓び」を満喫できる。 あらゆる面においてエモーショナルであることを大いに評価した。 スモールモビリティ部門 ダイハツ ミラ トコット 授賞理由 女性の意見に重きをおいて開発されたというミラ トコットは、結果として女性に媚びることなく、どのようなユーザーにも受け入れられる使いやすいクルマになった。 ハイトワゴンが主流の中、全高を抑えた2ボックススタイルは新鮮で、安全装備の充実化と手頃な車両価格を両立している点も評価した。 時代遅れの審査、審査結果に実行委員会の面々も気が付いているのだろう。 N-VANの特別賞受賞にその一端が見える。 助手席のセンターピラーをなくすだけならダイハツ タントがとうの昔に実現している。 総合的なパッケージングの優位性、モビリティのロマンを評価する言葉を、実行委員会はもっていないのか。 日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞 ホンダ N-VAN 授賞理由 商用車なのでイヤーカーのノミネートからは外れたが、助手席側のセンターピラーをなくしたことで実現した大きな開口部、助手席までフルフラットになる室内など、ビジネスユースではもちろん、工夫次第で趣味などに使うパーソナルカーとしての実力も高い。 軽自動車の世界を大きく広げた点を評価した。 モビリティのロマンを拡大した車は過去にもあった。 ステップワゴンは「こどもといっしょにどこ行こう」だし、スバルのレガシー・ワゴンはカーゴ・スペースに「夢」を載せて運んだ。
2019年01月04日
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11月28日、VWの米国法人のスコット・キーオ最高経営責任者(CEO)は北米に電気自動車の生産拠点を模索していると報道陣に語った。 12月4日、フォルクスワーゲンのCEOは、VWが米フォードとの提携関係(アライアンス)の構築を模索していると明らかにした。 世界自動車販売台数でVWは1位(1,074万台)、フォードは6位(660万台)。 独VW、フォード米工場利用の可能性提携模索=CEO2018年12月5日 ロイター 独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)のヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)は4日、VWはフォード・モーターとの提携関係の構築を模索しているとし、フォードの米国内の工場を利用して自社の自動車を製造する可能性があることを明らかにした。 VWを含む独自動車メーカーの首脳はこの日、米ホワイトハウスでトランプ政権の高官との会合に出席。 会合後、ディースCEOは「フォードと世界的なアライアンスの構築に向けて協議を進めており、交渉は進んだ段階にある。 こうしたアライアンスは米国の自動車産業の強化にもつながる」とし、「第2の工場を建設することも検討している」と述べた。 この件に関してフォードからコメントは得られていない。 ただ両社はこれまで、数多くの分野で協力を模索していることを明らかにしていた。 VWは現在、テネシー州チャタヌーガに組立工場を保有。 ディースCEOは新たな工場について「テネシー州で交渉が進んだ段階にある」と指摘。 ただ他の選択肢の可能性もあるとも述べた。 フォードとの提携については、アライアンスの一環として株式の持合はないと表明。 「プラットフォームの共有を通して、フォードの欧州での足場を強化するアライアンスを構築する」とし、「米国内のフォードの工場を利用してVWの自動車を製造する可能性もある」と述べた。 VWはフォードとのアライアンスについて1月に協議を進めたいとしている。 実現すれば超大型のアライアンスとなる。 VWは現在テネシー州のチャタヌーガ工場で「パサート」、「アトラス」を生産している。 このアライアンスのメリットは、VWは販売が好調ではない米国内に生産拠点を設け、シェアアップがはかれる点。 フォードは、米国向け乗用車、大衆価格の電気自動車の研究開発費を抑えて、最新のメカニズムを取り入れられる点。 ただし、車作りの相性がよいかどうかは不明。 メルセデスとクライスラーほどの違いはないとは思うが、ドイツ・メーカーと米国メーカーの製品を見る限りでは、考提携は容易ではない。 プラットフォームといえども、高品質を厭わないVWと生産性重視のフォードが折り合えるのだろうか?
2018年12月28日
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米国のGMが米国とカナダの5工場を停止する計画を発表。 ガソリン自動車から電気自動車に切り替えるための経営資源の創出のためだという。 GM、北米5工場停止へ 1万4千人一時解雇2018年11月27日 共同通信 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は26日、米国とカナダの計5工場の生産を停止する計画を発表した。 大規模なリストラで2020年末までに60億ドル(約6800億円)を捻出し、電気自動車(EV)や自動運転車の開発に経営資源を振り向ける。 米メディアによると、北米全体で1万4千人規模が一時解雇される見通しだ。 メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は「企業の長期的な成功のために、市場の変化に対応する」と説明した。 これに対しトランプ米大統領は26日、GMの判断に不満を示した。 トランプ大統領がEV化を阻止しようとしても、成長市場がEV化していくので自動車メーカーは生き残りをかけてEV化に取組む。 往時、UAW(全米自動車労組)傘下の組合員であれば、一時解雇(レイオフ)は、一定の期間賃金が補償され、生産再開時は優先的雇用(セニョリティ)が適用されていた。 UAWは在米の海外メーカーの自動車工場の組織化の失敗が続いて、影響力が低下している。 2018年8月3~4日、ミシシッピ州にある日産自動車のキャントン工場で労組結成の是非を問う投票が行われた。 従業員約3500人が投票し、約3分の2が結成案に反対。 UAWの労働組合の結成は失敗に終わった。
2018年12月18日
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企業は存続のため収益を計上する必要がある。 グーグルやアマゾンのように、米国では現在利益をあげていないのに投資が集まる企業がある。 自動車産業ではテスラ。 GMは地道に収益を上げている。 「対照的」な米GMとテスラのCEO信頼度に差がある原因は2017/07/29 Fotbes …(略)… 米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)は今年第2四半期(4~6月)の純利益が24億ドル(約2660億円)に上り、アナリストらの予想を上回った。 米自動車業界が置かれている理想的とはいえない状況下でも、メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)が優れた経営手腕を発揮していることを示すものだ。 だが、それでもGMの投資家らは、同社が減速する米国の自動車市場に対応していくことができるのかどうか、気をもみ続けている。 米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスクCEOが7月下旬、首都ワシントンとニューヨークを29分で結ぶ超高速交通システムの建設計画に政府から「口頭で」承認を得たとツイッターに投稿した際の投資家の反応とは、まるで対照的だ。 マスクのこの発言の意味や、この計画が実現可能であるのかどうかについて、恐らく理解している人はいない。 だが、それでも同社の株価は同日、前日から4.66ドル上昇した。 …(略)… テスラのマスクCEOは会長の兼務を解かれその役員報酬を失ったことだろう。 GMのバーラCEO の役員報酬を見ると、ゴーン氏の役員報酬の比較対象の一つとなると思われる。 GM 初の女性CEOメアリー・バーラ氏…2014年の年俸は4億5900万円2014年1月20日 Respnse 2013年12月、米国の自動車最大手、GMの次期CEO(最高経営責任者)に決まったメアリー・バーラ氏。 大手自動車メーカーとしては、初の女性トップに就任したメアリー・バーラ氏の年俸が開示された。 これは1月17日、GMが明らかにしたもの。同社は、2014年1月に新CEOに就任したメアリー・バーラ氏の基本報酬について、「160万ドル(約1億6700万円)」と公表している。 この160万ドルは基本報酬であり、メアリー・バーラ新CEOには、業績に応じた追加的な報酬も支払われる。 GMによると、その額は最大で280万ドル(約2億9200万円)。 基本報酬と合わせて、2014年の年俸は、合計で最大440万ドル(約4億5900万円)になるという。 さらに、メアリー・バーラ新CEOには、長期的な業績を反映した報酬も支払われる予定。 これに関して、GMは、「2014年6月に行われる年次株主総会で、株主の承認を得る必要がある」と説明している。 …(略)…
2018年12月17日
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1993年、日本のバブル崩壊がきっちり認識された頃、無理な販売5チャンネル体制を継続していたマツダは経営危機に瀕していた。 1993年8月24日、起死回生の策としてランティスのセダンとクーペ発表。 エンジンは1.8L直列4気筒と、2.0LでV6気筒。 取扱いは、マツダ店、アンフィニ店、ユーノス店の3系列。 独特のデザイン、優れたハンドリングに加え、衝突安全性能は、1996年の衝突安全基準適合第1号だった。 当時の「無難」さからかけ離れた独特なデザイン、マツダの多チャンネル化の失敗によるブランドイメージの悪化(マツダ地獄への警戒感)もあり、国内販売は伸び悩み、国内販売は1997年で終了。 輸出専用車種として生産は1998年まで継続された。 販売チャネルが増加により供給車種増やす必要から、600億円を投じ、防府工場(山口県防府市)に隣接して第二工場を建設した。 直後にバブル崩壊。 マツダの二度目の再建ために、フォードの世界戦略へ組み込まれることを目指した。 1994年、フォードは40代の若手4人を顧問としてマツダに派遣。 6月の株主総会で4は役員に選出され、マツダの経営はフォードが実質的に把握した。 1996年5月、フォードはマツダに対する出資比率を25%から33.4%に引き上げた。 1996年6月、ヘンリー・ウォレス副社長が社長就任。 マツダはフォードの世界戦略に組み入れられる。 小型車を得意とするマツダの技術が評価され、Bセグメント(コンパクトカー)のエンジン、プラットフォームがフォードに採用された。 CDセグメントではマツダが開発した「アテンザ」のプラットフォームを活用し、フォードは「フュージョン」を仕立てた。 ピックアップトラックも協業した。 量産によるシナジー効果が十分に発揮された。 2008年の世界不況以降、フォード財務状況の劣化により世界戦略が変化し、フォードは徐々にマツダ株を手放した。 2011年、「スカイアクティブ」技術を搭載した発売。 6月、デミオにSKYACTIV-Gを搭載し発売。 9月、アクセラにSKYACTIV-Gと、初搭載のSKYACTIV-DRIVEを搭載し発売。 2012年、米国の合弁でのマツダ車の生産中止。 2015年5月、マツダはトヨタとの技術提携の基本合意が成立したことを発表。 2015年9月までに、フォードはマツダ株の全て売却。 マツダは独立を取り戻した? “マツダ地獄”から“マツダ天国”へ 悪夢の輪廻断ち切った「CX-5」 2017.3.26 Sankei Biz
2018年11月28日
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マツダはバブル期の5チャネル化に伴い兄弟車を粗製濫造した。 マツダ5チャネル化の濫造の象徴がミドルセダンのクロノス。 欧州で評価の高かったカペラ後継モデル。 1991年、バブル崩壊とともにデビュー。 クロノスのバリエーションが多数作られて5チャネルに配備された。 マツダ・クロノス 2Lと1.8LのV6エンジン搭載。 2L直4ガソリン、ディーゼルエンジンもあった。 ボディは3ナンバー、ノッチバックの4ドアセダンのみ。 海外版として韓国・起亜のクレドス/クラルスがある。■アンフィニ・MS-6 クロノスの5ドアセダン版。 ボディ一体型のリアウイングスポイラーを備える。 欧州ではMAZDA・626として販売された好評だった。 ・MS-8 4ドアハードトップ(懐かしい響きだ)。 現在のミニバンのようなインパネシフトと左右ウォークスルー可能なフロント・ベンチシートを装備。 ■ユーノス・500 欧州で Xedos 6 として販売された。 ユーノスブランド唯一のサルーン。 「10年基準」で塗装品質の向上もはかった。 巨匠ジョルジェット・ジウジアーロが「小型クラスでは世界で最も美しいサルーン」と評したと伝えられる名車。■オートザム・クレフ コンセプトはスポーツセダン。 外板及び内装はクレフ専用。 コンパクトと軽自動車のチャネル唯一の3BOXセダンだが全然売れなかった。 ■フォード・プローブ(2代目) 「クロノス兄弟」で、唯一の米国製。 4人乗りのクーペ。 4速ATのみ。 初代マツダMX-6が2代目プローブの姉妹車。・テルスター(3代目) 内外装の差別化をはかった。 アンフィニMS-6がベース。・テルスターTX5(3代目) 3代目テルスターの5ドア版。 カペラCGからアンフィニMS-6がベースの派生車。・テルスター2 3代目カペラの派生車両で3代目テルスターの後継車種。 先代と併売のため「2」と名付けられた。 販売チャネルがあり、そのコンセプトに沿ったモデルを製品化したということなのだろうが、プロダクトアウトの典型。 市場のニーズがなかったから、片っ端から売れなかった。 そして売れなかったからといってクロノスができの悪い車だったということではない。 だから「クロノスの悲劇」。
2018年11月28日
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ここのところ絶好調にあるマツダは、かつて長い間「マツダ地獄」を演出していた。 車作り、エンジン関連技術に自信のあったマツダは自社の弱点を販売力だと認識した。 1989年、時はバブル経済絶頂期。 マツダは、自動車めーかーとして飛躍を目指して、国内販売5チャンネル体制を展開した。 当時、国内トップ企業のトヨタがトヨタ店、トヨペット店、カローラ店、オート店に1980年からビスタ店を加えて、国内5チャンネルを展開していた。 米国では世界一の自動車メーカーGM(ゼネラルモーターズ)がキャディラック、ビュイック、オールズモビル、ポンティアック、シボレーに1985年からサターンを加えて、乗用車6ブランド展開していた。 人気があってもなくても大幅な値引き販売することから、実質新車価格が安く、経年品質が低いことと合わせ、マツダの中古車価格は他に比べ著しく低かった。 マツダ以外のディーラーでは中古車価格の水準から新車購入時の下取り価格が低いマツダ車は、一度買うと他のメーカーに乗り換え難い「マツダ地獄」になると巷間で語られていた。 「マツダ地獄」は真剣に総括されぬまま、販売チャネルが拡大された。 マツダの5チャンネル(1)マツダ メインブランド。 ファミリア等の小型車から商用車、高級車等を幅広く 扱うメインブランドでした。(2)アンフィニ スポーツカー系高級車ブランド。 「アンフィニ」はフランス語で「無限」。 RX-7やMS-9等のスポーツカーや高級車扱うアンフィニ 店の前身はマツダオート店。(3)ユーノス ユーノス店は、ロードスターやユーノス コスモ等を 扱った。 エンブレムは十二単の襟部分がモチーフ。 当時ブランドの評価が低かった「マツダ」ブランドと 別扱いを印象付けた。 小粋なユーノス店は、フランスのシトロエンも販売。(4)オートザム店 ディーラーコンセプトは「あなたの街の身近なカーショップ」 軽自動車・小型車を中心に取り扱った。 ランチアの正規輸入権を取得し、フィアットが製造する ランチアやアウトビアンキブランド等も販売した。(5)オートラマ フォードブランド。 フェスティバ、テルスター等を販売。 5系列で特徴を持たせた販売チャンネルを展開した。 国内販売網の強化に努めたが結果は世紀の”大失敗”。 販売チャンネルによって、取り扱う車種を明確に分けた。 ブランドをまたがる併売車がなく、販売台数規模が少なかったマツダの開発、生産、販売を大きく苦しめた。 ブランドイメージこそ分けたものの、ラインアップの具体的な差別化は不十分なまま、モデルを展開を拡大した。 販売系列の増加に車種展開が追い付かず「クロノスの悲劇」が生じた。 ブランドイメージと商品が結びつかず、販売台数が低下。 急激なモデル数を増で、研究開発費は増大。 車種の投入が順調になった頃、バブル崩壊という追い討ちがマツダを襲った。 1996年、マツダは独立を失い、販売だけでなく生産提携もしていたフォードの軍門に下った。 ブランドも一本化された。 多チャンネル化では、マツダ同士での値引き販売を常態化させていたので、「マツダ地獄」は続いていた。 「魂動デザイン」や「スカイアクティブ」技術で海外展開も絶好調に見えるマツダだが、「マツダ地獄」は解消される方向性にあるのか。 また、中国のEV化に対応できているのか。 頑ななマツダだけに、心配の種は尽きない。 “マツダ地獄”は終わったか!? 新世代車一巡で下取り&値引きに変化あり? 2018年8月1日 ベストカーWeb
2018年11月28日
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スズキの自動車の販売網は「スズキ店」と、小型車をメインに扱う「スズキアリーナ店」。 さらに「副代理店」「業販店」というサブディーラーがある。 業販店は軽自動車を主に販売するスズキ、ダイハツに特徴的な販売系列。 【ディーラー】・スズキ自販 各地区のスズキ自販は、一般顧客向けの販売機能と、「副代理店」「業販店」というサブディーラーへの卸会社としての機能を有する。 ・スズキアリーナ 2000年4月、発足。 1983年、小型車販売(登録者販売)を専門としたカルタス店として創立。 小型車の新車販売のみでは採算が厳しく、中古車や普通車を取り扱うアリーナ店として再編成した。 後に、軽自動車(届出者)の取り扱いも開始。 スズキ株式会社とは資本関係がない事業者が運営している店舗と、スズキ株式会社の子会社であるスズキ自販が運営している店舗とがある。 【サブディーラー】 サブディーラーはディーラーであるスズキ自販各社から新車を卸してもらう。 業販店(副代理店を含む)は自動車整備工場や中古車販売店が大半。 ディーラーのように1メーカー系列車種の専売とは限らない。 スズキとの資本関係はない。 業販店の子弟を浜松のスズキ本社で勉強させたり、毎年全国各地で販売店大会とセットの大宴会を定期的に開催し、メーカーのスズキと業販店との絆を強化している。 人口減などで1社専売体制を維持しがたい中、業販店の存在は注目されている。 だが、業販店も後継者難で、その存続は容易ではない。 【今さら聞けない】 自動車メーカーと自動車ディーラーの違いとは? 2017年9月28日 WEB CARTOP
2018年11月27日
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ダイハツ古工業株式会社は、日本で最も歴史の長い量産車メーカー。 世界のトヨタグループの小型乗用車の開発・製造を担うダイハツは、スズキと対称的に海外展開があまり活発ではなかった。 2016年にトヨタ自動車の完全子会社となり、海外戦略は転換を迫られている。 日本でたくさん売りたいダイハツは、今でも地域密着戦略をとっている。 地域密着ばかりではなく、使い勝手に優れ、デザインも好評のベストセラーのタントは、子育て世代の母親にターゲットを絞り成功している。 イノベーティング・カンパニーへの変革 社員の発想と行動を跳躍させる「4つの張力」 博報堂コンサルティング 2018年08月10日 DIAMONDハーバード ビジネス レビュー …(略)… 「ダイハツ」は、軽自動車販売で国内最大級のメーカーですが、少子高齢化や車離れを背景に、事業戦略の見直しを迫られていました。 「軽」に強いダイハツは、都市圏よりも地方に広く普及していることから、その強みを活かし、「ローカル主導型マーケティング」を採用。 世界有数のカーブランド群が多数存在する日本市場で、独自性を発揮しています。 その主役は地域の販売会社と現場スタッフ。 彼らが地域ごとに独自のマーケティングコンセプトを定め、地域単位でダイハツブランドのファンとエンゲージメントの強化に責任を持つ。 地域で育ち、そこで働く社員だからこそ発想できる「地元の価値化」をブランドの中核に据え、新たなサービスの創出に結びつけた好事例です。 …(略)… 現在の新車の潮流に棹差すようなトコットは、このような基盤が生み出した。 販売の出足は好調。 米国は中国におもねった、ギンギンギラギラした品のないデザイン、外装も好ましい。 「女性=カワイイ好き」の方程式も否定した勇気には敬服する。 素朴で普通で美しいコンセプトの車が、コンパクトカーで欲しいが、「軽」と違い世界市場が対象になるので成立しがたい。 作るとすればダイハツしかないのかもしれない。
2018年11月27日
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トヨタはカンバン方式などで製造が有名だが、販売にも神様とされる人物がいる。 神谷正太郎(かみやしょうたろう)氏だ。 トヨタ自動車販売(現・トヨタ自動車営業部門)社長・会長・名誉会長で、トヨタ自動車系ディーラー網を築き上げた。 1950年、トヨタ自動車は倒産の危機に見舞われた。 経営立て直しのため、製造部門(トヨタ自動車工業=トヨタ自工)と販売部門を分離した。 販売部門は「トヨタ自動車販売」(トヨタ自販)となり、神谷は初代の社長となった。 神谷は系列ディーラー各社を指導してサービス体制の向上させ、自動車の販売施策として「定価販売」「月賦販売」制度を確立した。 のちに月賦販売は庶民の夢である「マイカー」をより身近なもの、適う夢にした。 1960年代、3C:Car、Cooler、Color televisionが三種の神器と呼ばれていた。 また、販売店を「1県1社のフランチャイズ」から「マルチチャンネル」とし、その結果誕生したのがトヨペット店で、トヨタ直営の東京トヨペットが始まり。 トヨタ自販は国内でのマルチチャンネル化を推進し、車種展開の拡大と歩をあわせて販売店網を構築した。 パブリカ店(現カローラ店)であり、ビスタ店(旧トヨタオート店を含み現ネッツ店)、近年ではレクサス店がそれにあたる。 「営業のトヨタ」「販売のトヨタ」の基礎は神谷が作った。 販売であるから自動車の商品性をも重視した。 1960年代、新型ファミリーカー「カローラ」の開発にあたっては販売の要望として「ライバルの日産・サニーよりエンジン排気量が上回るように」と強く主張し、サニーの1000ccに対してカローラは1100ccで開発・発売することとなった。 「となりの車が小さ見えます」のCMとともに、空前のヒットとなった。 1950年「自販」、1975年会長、「工販合併」直前の1979年に名誉会長としてトヨタの販売のトップであり続けた。 1979年、第二次オイルショックで自動車市場は急激に縮小。 トヨタは資源、人材の集中のため工販合併を決断。 1982年の工販合併以降も、神谷の精神はトヨタの販売に息づいている。 第2節 工販合併―トヨタ自動車の発足 第2項 新生トヨタ自動車の誕生 トヨタ自動車75年史 はじめにトヨタ店があった。 1947年、トヨペットSA型小型自動車販売 1950年、トヨタ自動車販売株式会社設立 1956年、トヨペット店(トヨタの乗用車) 1961年、パブリカ店(パブリカ) 1968年、トヨタオート店(カローラスプリンター) 1980年、ビスタ店(クレスタ) 1998年、ネッツトヨタ店(アルテッツァ) 2005年、レクサス店(米国では1989年) 1957年、トヨタディーゼル店 1957年、DA80系「大型トラック」の発表を機に、 大型商用車市場に本格的に進出するために新設された、 大型トラックと大型バスを専門に扱う販売チャネル。 (~1989年)
2018年11月26日
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国内の新車販売で永年不動の1位の座にあるのはトヨタ。 その秘訣は商品力もあるが、メンテナンスを含めた販売力にもある。 特に2位以下の自動車メーカーは、販売力で圧倒的に差をつけられている。 圧倒的な強さ! 国産メーカーが誰もトヨタに追いつけない理由とは? 2018年8月29日 WEB CARTOP 登録車の2台に1台はトヨタ車という現実 軽自動車より大きな登録車で、シェア5割を誇るトヨタ。 軽自動車でも、子会社のダイハツがシェア3割を誇るなど、日本市場ではトヨタの強さが目立つ。 では、なぜトヨタはそれほどまで、ほかの自動車メーカーを圧倒しているのか? その背景にあるのが「ウチは、トヨタではないから」という言葉だ。 トヨタ以外の日系自動車メーカーの関係者がよく使う。 この「トヨタではない」という文脈にはさまざまな解釈があり得る。 たとえば、「トヨタのように研究開発費が潤沢ではない」、または「トヨタのように大規模な子会社を取り揃えている状況ではない」といった解釈である。 つまり、トヨタはトヨタ自動車という単体ではなく、トヨタ車体やトヨタ自動車東日本(旧関東自動車)などの自動車の設計・製造を行う企業、そしてデンソーやアイシン精機、アイシンAWなど売上高では日系自動車メーカーの中位クラスと同レベルにあるほど大規模な部品メーカーなどを率いる、自動車コングロマリットなのである。 だからこそ、他社を圧倒する数多くのモデル展開を維持することができるのだ。 …(略)… メーカーは協業で強みを出しているというが、国内はどの自動車メーカーも似たようなもの。 ただしトヨタ系列の部品メーカーは量産規模が大きく、技術力があり、他のメーカーを圧倒している。 では販売力の強さとは何か。 トヨタの5系列のブランドの販売網はトヨタ資本が他のメーカに比べ少ない。 販売が独立しているので、メーカーに消費者が必要と欲している車を作らせるニーズが強い。 大トヨタは強力な販売会社と協業であるので、その力が強く働く。 ホンダのように目新しい車を追って、オデッセイやステップワゴンのように、前の型を購入したユーザーを裏切ることは少ない。 北米でも中国でもホンダのブランドイメージはトヨタよりはるかに高いが、日本国内では圧倒的にトヨタであり、レクサスだ。
2018年11月26日
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同じような時期に日本の領土になった台湾と韓国の日本への好悪はことなる。 歴史的には朝鮮とベトナムは中国の植民地であったが、韓国は中国を愛しているが、ベトナムは嫌っている。 尊敬できない中国であっても、GDPの低いベトナムは、経済成長の過程で、一時期中国製のバイクが市場を席巻した。 バイクのことをHONDAと呼んでいたが、金がないので安い中国製のHONDAを買ったのだ。 中国製バイクがベトナム市場で惨敗! 日本に勝利も、自分に負ける ―中国メディア 2018年8月30日 Record china 2018年8月28日、騰訊網は、中国企業がかつてベトナムのバイク市場で味わった「日本に勝ち、自らに負けた」教訓を活かせていないとする記事を掲載した。 以下はその概要。 今や世界第4の規模を持つベトナムのバイク市場を先に占領したのは日本企業で、1998年時点で98%ものシェアを持っていた。 しかし99年ごろから、地の利がある中国企業が大挙してベトナム市場に殴り込みをかけ、大きな価格面での優位を生かして急速に日本企業からシェアを奪った。 わずか3年で、中国製バイクのシェアは一気に80%にまで高まった。 しかし好況は長くは続かなかった。 行き過ぎた価格戦を展開したことで日本企業だけでなく、ベトナム政府が大事に守ってきた自国企業にまでダメージを与えた。 これにより、ベトナム政府が関税の倍増と輸入数の割り当てを実施した。 中国企業は現地に生産ラインを設けて対応したが、中国企業間のクレイジーな価格競争に歯止めがかからず、互いの首を絞め合う結果になった。 もっと致命的だったのは、価格競争にかまけてアフターサービスを軽視したこと。 さらに、コストダウンを目的とした劣悪部品の使用、材料の目減りなどを重ね、やがて現地消費者から「値段と寿命が正比例する」と言われるようになって人気が低下していった。 そして現在、ベトナムから中国製バイクはほぼ姿を消したうえ、現地のネット上ではなおも中国製バイクへのマイナス評価が後を絶たない。 …(略)… 日本企業の製品の品質イメージは向上し、日系メーカーのバイクの市場占有率は80%へと回復した。 ホンダもヤマハもスズキも現地に二輪工場を構え、生産、販売に供給している。 真面目で向上心のあるベトナムの従業員を活用して、ホンダとスズキは四輪車も生産している。 粗悪な品を乱売した中国は、ベトナムの二輪、四輪自動車の分野で業績を上げることがとても難しくなった。 羹に懲りてあえなますを吹く
2018年11月14日
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市場のニーズに応えられないほどの限定数の量産高給車は美術品と同じで、取得価額を上回る高額で取引される。 フェラーリは安定的にバックオーダーが多く、直ぐ手に入るという点で中古車価格が高い。 それが限定車、記念車の類であればなおさら。 フェラーリ売却益数千万円「申告義務分からず」2018年10月22日 読売新聞 …(略)… 茨城県にある内装会社の男性社長(53)は「趣味で持っていた車がたまたま高値になったので売った。 まさか申告が必要とは思わなかった」と説明。 会社名義で買ったフェラーリをプライベートで約9年乗った後、2015年に転売し、約900万円の売却益を得たが、法人所得として申告しなかったという。 神奈川県平塚市の建材会社の男性社長も、個人で所有していたフェラーリを転売したが、数千万円の売却益を個人所得として申告しなかった。 この社長は「高級外車は株と同じ。景気に左右されて価格は変わり、買い手が殺到すれば急騰する」とした上で、「個人として売ったので申告義務があるか分からなかった」と主張した。 ただ、内装会社と建材会社の社長は、国税当局からいずれも故意に申告しなかったなどと判断され、所得隠しと認定された。 売却益に個人だから申告の必要がないと思ったというのは、「個人売買なので税務署が気付かないだろうと思った」という意味に解釈するのが適切。 「ほぼ確実に儲かる」「大いに儲かる」類の取引は税務署が当然調査する対象と考えた方がよい。 税務調査専門税理士川代会計事務所Q 税務調査官にはどこまで調査権限があるのでしょうか?A 調査官の権限は税務調査の質問検査権の範囲となり ます。 この質問検査権は税法ごとに定められていて、微妙に 内容が異なっています。 …(略)…
2018年11月13日
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2018年度上期の新車総販売は横ばいの248万台2018年10月1日 Response 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が10月1日に発表した2018年度上期(4~9月)の新車販売統計(速報)によると、総販売台数は前年同期に比べて横ばいの248万2915台となった。 登録車は微減だったが、軽自動車が堅調だった。 計算上の伸び率は横ばいだが、台数は前年同期より81台多く、2年連続で前年を上回った。 このうち登録車の販売は1.9%減の157万7732台と、ほぼ横ばいだが、上期では14年度以来、4年ぶりのマイナスとなった。 各社が出す新モデルは当初、好調な売れ行きとなるものの、息切れするケースも目立っており、力強さを欠いた。 一方、軽自動車は3.5%増の90万5183台と、上期では2年連続でプラスとなった。 軽自動車は14年度の消費税、15年度の軽自動車税の増税によって、14年度から16年度まで長期の低迷が続いていた。 しかし、地方部を中心とした根強い需要に支えられ、各社の新モデル投入もあって17年度からは回復に転じた。 その傾向はここまで1年半持続している。 …(略)… 販売力もあるトヨタが、がんばってカムリを売ろうとしても、販売力に定評の無いホンダが、アコードやシビックを売ろうとしても、セダンは売れず。 市場はアクアやヴィッツやノートe-POWERやフィットなどのコンパクトカーと軽自動車ばかりが売れる。2018年度上期(4~9月)登録車ブランド別ランキング1位:トヨタ 69万8542台(5.6%減)2位:日産 19万9494台(3.4%増)3位:ホンダ 17万2475台(4.7%減)4位:マツダ 8万1852台(7.1%増)5位:スズキ 6万4770台(20.0%増) ノート様さまの日産が堂々の2位。 大きな軽自動車を作っているスズキが5位。 日本市場は世界の自動車新車販売の何の参考にもならない市場と化した。 ピックアップばかりが売れる米国市場と「変(独特)」の双璧をなしている。 EV化の流れについてと同様、自動車市場について日本ばかり見ていると、ちっとも世界は見えてこない。 日産もホンダも日本のことばかりは考えていない。 トヨタは諦めずに自動車製造業界をあげて、現在と将来の日本の自動車市場を盛り上げようとしている。 日本のモータージャーナリストの諸氏は、トヨタと豊田章男社長が日本市場を諦めたら「終わり」だということに気が付いている様子がみえない。 社長人事は票時の記者会見で豊田氏の「自動車業界が21世紀も必要とされるのか、今が瀬戸際」との危機感は高まる一方だ。
2018年11月13日
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『フィット』次期型試作車が、レスポンスの兄弟サイトSpyder7のカメラび捉えられた。 2001年に『ロゴ』後継車として初代フィットがデビュー。 2007年、2代目はボディサイズが拡大。 2013年、3代目、現行のフィット3発売。 2019年、4代目登場が順当(6年間隔)なところ。 フィット3でグローバル展開がさらに強化されたが、5ナンバーサイズは守られた。 シビックのようにサイズがどんどん成長拡大していったのでは、日本のユーザーは居なくなってしまうよ。 ホンダ フィット 次期型2019年発売か…試作車をスクープHVの燃費は45km/Lに?2018年10月1日 レスポンス …(略)… 捉えた4代目となる次期型プロトタイプは、初期段階のため厳重なカモフラージュで包まれているが、エクステリアは大刷新されることが伺える。 まず目につくのは、フロントドアベンチ(三角窓)だ。 正三角形に近い現行型から、Aピラーの上部へ伸びる純角三角形となり、視界が大幅に向上している。 また大円形プロジェクト・ヘッドライトの存在も確認できる。 さらにCピラーは厚みを持ち、テールライトは、リアウィンドウに沿って伸びる縦型から、ワイドな横型へ変更されているのも見てとれる。 大刷新されるエクステリアと共に、パワートレインにも注目だ。 1リットル直列3気筒ダウンサイジングターボを搭載し、最高出力128psのハイパワーを生む。 さらにホンダの新世代ハイブリッドシステム「i-MMD」(2モーター方式ハイブリッド)を搭載し、出力アップや燃費性能の向上が見込まれる。 最高出力は、エンジンとモーターをあわせ合計145ps、燃費は45km/リットルを目指して開発が進んでいるという。 …(略)… 私の接したホンダ車のなかでピカイチの前側方視界の悪さは少しは改善されるのだろうか。 期待しないで待とう。 現行1.5Lの「RS」は1Lターボのなのだろうか。 1Lターボ+ハイブリッドなのだろうか。 今のホンダではフィットクラスの車にホットメカである、1L+ターボ+3モーター式ハイブリッドの目はないだろうなぁ。 総排気量360cc、DOHC4気筒のトラック(1963年発売)を作ったのはホンダが今よりはるかに余裕の無い時代のこと。 “エンジンのホンダ”が静かに方針を大転換 電動化と自動運転への傾斜を強める 鶴原 吉郎 2017年6月20日 日経ビジネス ONLINE …(略)…事実上の開発方針転換 代わって内容の中心となったのが電動化と自動運転である。 そして、この二つの分野で、それぞれ従来から大きく踏み込む発表があった。 まず電動化についての発表内容を見てみよう。 2030年に四輪車グローバル販売台数の3分の2を 電動化することを目指す。 ハイブリッドシステムをべースとするホンダ独自の 高効率なプラグインハイブリッドシステムを採用し たモデルを、今後の開発の中心とする。 ゼロエミッションビークル(ZEV)についても、FCV(燃料電池車)に加え、EV(電気自動車)の開発を 強化する。 EVについては、2018年発売予定の中国専用モデル に加え、他の地域に向けても専用モデルを現在開発 中で、2017年秋のモーターショーで紹介する。 開発速度を速めるために電動車両の開発体制を強化、 パワートレーンから車体まで車両全体を一貫して開 発する専門組織「EV開発室」を2016年10月に研究所 内に設立した。 これらの発表から見えるのは、EVやPHV(プラグインハイブリッド車)への傾斜だ。 …(略)… ダウンサイジング・ターボの波は過ぎ去った。 1Lターボが発売されるような気がしない。 高効率1Lターボ(高効率発電機)+シリーズ式ハイブリッドならばありか。
2018年11月07日
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素の魅力、カワイイはいらないのコンセプトにしたダイハツ・ミラ トコットは、累計受注台数が発売後1カ月で、月販目標台数3000台の3倍となる約9000台と発表された。 ホンダはN-ONEで特別仕様車 Standard・L ホワイトクラッシースタイルを2018年11月2日より発売。 「大人っぽく、可愛らしく」。 ダイハツが対象とする女性とホンダが対象とする女性が違って面白い。 新車種でドッシリと取組むダイハツ。 ダイハツには、ミラ ココアも、ムーブ キャンパスもあるから、トコットではコンセプトを徹底できる。 車種は増やさないホンダ。 N-ONEが小手先細工に見えるのは先刻ご承知の類か。 素人目には、N-ONEで女性を狙うなら、Fiat 500 やアバルトの路線を狙った方が賢い(売れそう)と思う。 ダイハツ「ミラ トコット」に乗ってみたらとことん“優しいクルマ”だった水平基調のデザインや充実したポケッテリアで、視認性も使い勝手も良好日下部保雄2018年7月27日 Car Watchわざわざ「女性向け」って言う必要ある?「ダイハツ・ミラ トコット」に感じた疑問2018.06.25 WebCG
2018年11月04日
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10月2日、ドイツ・BMWでまたも車両火災が発生と韓国デジタルタイムズが報じた。 なぜ韓国のBMWばかりが発火するのか? 韓国でまたもBMW火災点検受けた車両でも発生=韓国ネット「販売禁止にすべき」2018年10月3日(水) Record china …(略)… 記事によると、火災が発生した車両はBMW520d(ディーゼルモデル)。 1日午後7時ごろ、ソウル市内を走行中に煙を上げたため、運転手が路肩に止め確認したところ、エンジンルームが溶けていたという。 車両の所有者は「サービスセンターに連絡を試みたがつながらなかった」と話しているという。 BMWコリアはリコール実施を発表した後、24時間体制で車両の点検を行うとアナウンスしていた。 また所有者によると、火災が起きた車両は8月に点検を受けていた。 …(略)… 7月に韓国国土交通部はEGRシステムが火災の原因と指摘したBMW側の分析結果を認めたと報じられた。 BMWコリアは、8月中旬からリコール車両を対象部品を交換すると発表した。 BMWコリアは、国内外を問わず全車に同じEGRシステムが使われていると表明し、「韓国以外の国で車両火災の報告はない」と主張したとされる。 日本ではフェラーリ以外の車が発火すると大事。 フェラーリが燃えると大きく報道されるが、人気は微動だにしない。 BMW 5シリーズ英国仕様の最安価版520dディーゼルEクラス/XFに勝てるか?2017年2月20日 AUTOCAR JAPANBMW 520d SEテスト日 : 2017年02月16日 価格 : £36,205(507万円)文・アラン・テイラー-ジョーンズ 最新のBMW5シリーズは、おそらくもっとも完璧なエグゼクティブ・カーだ。 適切なグレードや装備を選べば、だが。 …(略)…
2018年11月03日
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レクサスがかねてより計画してきた、 ラグジュアリーヨット「LY650」の概要を公開。 2019年米国で発売。 レクサス初の豪華ボート、発売へ 定員15人・客室三つ 2018年9月10日 朝日新聞デジタル トヨタ自動車は8日、来年発売するレクサスブランド初のボート「レクサス LY650」の概要を発表した。 全長約20m、全幅約6mで、定員は15人。 三つの客室を備えて6人が寝泊まりできる。 LYは「ラグジュアリー・ヨット」の頭文字。 試作段階ではレクサス車にも使用するエンジンを搭載していたが、市販向けにボルボグループ(スウェーデン)の船舶用ディーゼルエンジンを採用した。 米国のマーキー・ヨット社に生産を委託し、2019年後半に米国で、20年春に日本で発売する。 価格は発売が近くなってから公表する。 高級車、湖付別荘、豪華船、小型機という順番かどうか分からないがレクサスが船米国で船を発売。 3月8日~11日のパシフィコ横浜でジャパンボートショー2018で「レクサス スポーツ ヨット コンセプト」が展示された。 この時点ではレクサスのエンジンを搭載していた。 【レクサスもヤマハも】 ジャパンボートショーが熱い! 一億超えのボート登場 2018年03月09日 Car-nalism …(略)…レクサス スポーツ ヨット コンセプトは最大8人乗り! スポーツ ヨット コンセプトは全長12.70m、全幅3.86mで最大8人乗ることが可能です。 レクサスのFモデル『RC F』、『GS F』およびクーペの『LC500』に搭載されている5リットルV型8気筒エンジン2基を積み、最高出力450PSを発揮します。 スポーツ ヨット コンセプトはトヨタのマリン事業が20年目を迎えるにあたり製作されたものですが、マリン事業室企画・開発グループの安江貴彦主幹によると「従来、トヨタは「ポーナム」のブランドでやってきたが、レクサスでも造ってくれとトップから2014年12月に話があった」とのこと。 その後、15年に着手し、16年9月にはほぼ出来上がっていたそうです。 「1年ちょっとというものすごく短い期間での、厳しいプロジェクトだった」と安江主幹は述べていました。 …(略)…
2018年10月03日
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人の心は移ろいやすい。 日本人は概ね新しいもの好きが多い。 時に古いものが新しいもの好き心を刺激する。 路線バスにフォワードコントロールが投入され始めた時期、ボンネットバスやアポロ式方向指示器が古臭く感じられた。 ヨーロッパでスケルトン構造のバスが投入され始めた時期、柱が太く角の丸いモノコックバスは古臭く、ダサいものになった。 そして現在。 ボンネットバス、モノコックバスは立派な観光資源になった。 ボンネットバスでも滅多にない腕木式方向指示器(アポロは商品名)の作動シーンは見せ場となった。 日本もどうやら新しければよいという文明の段階を過ぎ、古きものを愛でる文化の時代に達しつつあるようだ。 いまだにホテルは、伝統と格式の本館(=旧館)より最新設備の新館が好まれるようだが。 昭和の丸っこい「モノコックバス」現役! 道北に全国からバスファン いまや観光資源に 2018.09.05 乗りものニュース編集部 …(略)… 路線バスとしては現存4台 北海道北部の士別市を拠点に路線バスを運営する士別軌道が、ある貴重な車両を保有しています。 それは、いまでは珍しくなった「モノコックバス」。 全国からその車両を目当てにバスファンが訪れるほどです。 モノコックとは、クルマのボディそのものに強度を持たせ、フレームがない構造のこと。鉄板を貼り合わせてボディが形成されており、負荷を分散させるため車体が全体的に丸みを帯び、至る所に鉄板を留めるリベット(留め具)が打たれているのが特徴です。 対して現在のバスは、細い鋼管でボディの骨格をつくり、そこに外板を貼る「スケルトン」構造が中心で、より直方体に近い形となっています。 かつてモノコックバスは各地で走っていましたが、2018年8月現在、路線バスとして残っているのは全国で4台のみ。 そのなかで唯一、学休日を除き通常運行されているのが士別軌道の車両です。 現在は士別駅と風連駅(名寄市)を結ぶ「中多寄線」の一部区間で、朝1便のみ運用されています。 …(略)… 古くなったモノコックバスはどこに行ったのか。 スクラップヤードにいかなければ、東南アジアなど海外に輸出されていた。 路線バスも貸切観光バスも、モノコックバスは急速にスケルトンに置き換えられた。 高速バスが快適で便利で豪華になっていく傍ら、昔懐かしかったり、昔っぽかったりするのを「よし」とする世界も十分生み出されてきた。 トロッコ列車もこのポジションか。 ★ ボンネットバス ボンネットバスはトラックと同じラダーフレームにバスボディを架装したものが大半。 ■メリット エンジンの保守点検がしやすい。 エンジンの熱が客室に影響しにくい 客室の安静化に効果がある■デメリット(リアエンジンバスとの比較) 全長に対し、客室空間が少ない ハンドルが軽い(パワーアシストなしの場合) バスのエンジンが故障しなくなり、メンテナンスの手間が減り、振動・騒音が少なくなり、エアコンが完備され、バスはリアエンジン、フォワードコントロールばかりになった。 山間部の狭隘道路の路線バスでは、運転手が路肩の位置を把握しやすいことから、ボンネットバスが残っていたりした。 時がたち、日ごろボンネットバスも荷室長が長くとれるキャブオーバートラックだらけになってボンネットトラックも目にすることがなくなり、ボンネットバスは、ノスタルジックな観光資源となった。 今や観光資源となったボンネットバスは、新旧取り混ぜて国内各地にある。 トモテツボンネットバス 公式サイト 裏冨海岸・鳥取砂丘 観光周遊 ボンネット バス ボンネットバス - 大歩危・祖谷観光ナビ【観る】 ノスタルジックな町並み 吹屋ふるさと観光周遊バス
2018年10月03日
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北海道には自動車の組立ラインはないが、組立メーカー直系の部品メーカーとテストコースがたくさんある。・トヨタ自動車北海道(苫小牧市) 変速機工場の生産休止 ・いすゞエンジン製造北海道(苫小牧市) エンジン、変速機向けの部品加工の生産休止 ・デンソー北海道 車載用の半導体・センサーなどの生産休止 北海道は日本の自動車関連メーカーのテストコース王国。 寒冷地テスト目的のコースも多いので道央、道北にも点在している。 道北は比較的被害が少ないだろう。 施設の性質上被害状況は明らかにならないだろうが、住所で見る限り、施設が相当の被害の生じたところがあると思われる。 ・いすゞ 北海道試験場ワーカム北海道 (胆振管内むかわ町) 1979年~ 440ha・三菱自動車 乗用車技術センター十勝研究所 (十勝管内音更町) 1996年~ 1020ha・日産自動車 陸別試験場 (十勝管内陸別町) 1992年~ 705ha・トヨタ 士別試験場 (士別市) 1984年~ 930ha・ホンダ 鷹栖プルービングセンター (上川管内鷹栖町) 1996年~ 532ha・マツダ 剣淵試験場 (上川管内剣淵町) 1990年~※冬季限定 470ha・マツダ 中札内試験場 (十勝管内中札内村) 2002年~※冬季限定 26ha・スズキ 下川コース (上川管内下川町) 1997年~・ダイハツ (士別市) 1994年~・スバル 美深試験場 (上川管内美深町) 1995年工事~・日野 芽室テストコース (十勝管内芽室町) 1992年工事~・ヤマハ発動機 (士別市) 1967年からテスト開始 自動車関連部品メーカー・アイシン精機(十勝管内豊頃町)・デンソー(網走市)・ブリヂストン(士別市)・住友ゴム工業(旭川市)・住友ゴム工業(名寄市)・横浜ゴム(上川管内鷹栖町)・東洋ゴム(網走管内佐呂間町)・東京部品工業(帯広市)・日本除雪機制作所(小樽市)・ボッシュ(大空町) 北海道にあるテストコースを上から眺めてみると 2017年6月21日 T's MEDIA
2018年09月26日
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1995年1月の阪神・淡路大震災後、ホンダのスーパーカブをはじめとするバイクが活躍した。 堅牢で燃費がよく、メンテナンスフリーなスーパーカブが見直された。 2018年7月5日、フルモデルチェンジのスズキ・ジムニー、ジムニー・シェラが発売。 平成30年6月28日から7月8日頃にかけて、西日本を中心に平成30年7月豪雨発生。 その被災地でもジムニーは大人気だという。 ジムニー、ジムニー・シェラは、1年半以上のバックオーダーを抱える大人気だという。 災害に強いスズキ「ジムニー」 被災地から驚きの声 世界中で猛威を振るう洪水、山火事 猛暑に我々はどう対処すべきか 2018.7.31 JBPRESS …(略)… 私自身もハイブリッドカーに乗っていますが、平時を前提に設計された車は、必ずしも災害時にあてになるとは限らないようです。 ちなみに先日の水害以後、いま復旧にあたって広島でよく売れているのはスズキの新型「ジムニー」だそうです。 ガレ場のようになってしまった悪路走行性の良さが、水害直後の現地で圧倒的に歓迎されている。 エコフレンドリーな観点、燃費の良さなどでは他車にメリットがあるようですが、ジムニーの堅牢さ「ロバストネス」は明らかです。 今後大過なく復興した暁には、今回被災した地域でのEVやハイブリッド車の売れ行きには、相当変化があるのではないか、との見通しが広がっているようです。 …(略)… ラダーフレーム構造を継承。 Xメンバーと前後にクロスメンバーが追加され、強度アップがはかられた。 ステアリングダンパーも追加された。 エンジンはジムニー史上初のターボエンジン。 ミッションは5MTと4AT。 4ATが主力か。 衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能などの安全装備も充実。 エアバッグはフロントシートサイドとカーテンが加わった。 スクエア形状のボディ、丸形のヘッドランプ、独立配置されたウィンカーも「らしさ」がある。 シェラは樹脂製のオーバーフェンダーとサイドアンダーガーニッシュを追加装備。 現代の技術で原点回帰を果たしたジムニーは「買い」。 燃費は現代化が難しかったようだが、ようは総合的なバランスを大事にした、ということだ。
2018年09月11日
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タタ・モーターズ「ナノ」は、「ワンラック(10万ルピー)カー」として華々しく発表された。 当時の10万ルピーは日本円で約28万円。 12インチ・ホイールの4人乗り四輪車。 大量生産を前提にした激安価格で売り出されたこのナノは、これまで人気に火がついたことは一度もない。 年間生産実績は最大で年間7万5,000台未満。 4人乗り、2気筒、37馬力、RR、車両重量600kg。 ドアミラーは運転席側のみ。 トランスミッションは4速MTのみ。 ワイパーは1本。 ホイール・ナットは3本。 バックドアのない4ドアセダン。 ラジオなどのオーディオ装備品、エアコンはオプション。 エアコンに馬力を食われたナノは、どんな加速をしたのだろう。 ナノは、四輪車としての要件・必要最低限の条件を備えていないと消費者が判断したのだろう。 ナノは、2輪から4輪への懸け橋となれなかった。 炎上事故もあったし、インドの衝突安全基準をクリアしていないとも報道された。 世界で最も低価格な新車 タタ「ナノ」が存亡の危機に By Autoblog Japan Staff RSS feed 2018年07月20日 autoblog 我々Autoblogのアーカイブには、「ナノ」の波乱の歴史をうかがわせる記事が沢山ある。 このマイクロカーはインドのコングロマリット、タタから1,985ドル(現在のレートで約22万円)という素晴らしい価格で2009年に発表され、世界で最も安い価格で買える新車として注目を浴びた(その後、価格は2,200ドル、その次に2,500ドルへと値上がりした)。 『Bloomberg』のコラムニスト、アンジャ二・トリベディは先日、この野心的で小さな"ピープルズ・カー"の終焉が近いかもしれないという記事を書いている。 昨年の6月には275台が製造され、そのうち25台が輸出されたナノだが、今年6月の生産台数は、なんと、わずか1台で、輸出はゼロだったという。 製造元のタタ・モーターズは、このクルマが「このままでは2019年以降は存続できない」と認めている。 …(略)… インドで最安価の車は20万ルピーのマルチ・スズキ・インディアの「マルチ・800」。 スズキの会長はナノを注視すると発言したが、日産は10万ルピーは不可能とした。 最低限の要件を盛り込めば「不可能」ということであり、日産は正しかったということになる。 2009年3月、世界一安い車として「ナノ」の発売を発表。 価格は10万ルピーを若干上回る11万2735ルピー(約21万7000円)からとされた。 新工場の予定地が許可されなかったため、タタ用のサナンド新工場は2010年の稼動となった。 臨時に本社工場で生産対応するため、初期ロット10万台は予約による抽選販売とされた。 様々なテコ入れがなされたが販売ははかばかしくなかった。 2014年1月、上級モデル「Nano Twist」発表。 電動パワーステアリング、エンジンコントロールユニット(ECU)などを搭載した。 2015年5月、新型「GenX Nano」発売。 Nano Twistに続き、電動パワーステアリングを標準装備。 全車リアハッチが設けられ5ドア化。 助手席側のドアミラー標準装備。 全幅は1,750mm(ドアミラー含む)へと拡大。 上位グレードの「XMA」「XTA」には「Easy Shift」(AT)搭載。 エンジンは従来モデルと変わらない624cc・直列2気筒。 価格はニューデリー渡しのXEで199,000ルピーから。 2016年4月、初代ナノ販売終了。 そして今回の「このままでは2019年以降は存続できない」との報道。 2010年3月、ジュネーブ・モーターショーで、ナノを電気自動車化したコンセプトカーを発表。 だがシティ・コミュータとして生き延びる道は、インドにはなさそうだ。
2018年08月30日
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BMWは米・サウスカロライナ製のSUVの中国での販売価格を引き上げる。 該当車種は2017年実績で中国に10万台輸出された。 BMW、米国製SUVの中国価格引き上げへ 関税コスト増で 2018年7月30日 ロイター 独高級自動車メーカーのBMWは、中国で販売する米サウスカロライナ州工場生産のスポーツタイプ多目的車(SUV)2種類の価格を引き上げる。 中国が輸入米国車に関税を課したことによるコスト増大に対応するためだ。 BMWがロイターに説明したところでは、利益率の高い「X5」と「X6」の販売価格が30日から4─7%高くなる。 …(略)… 今後、BMWは米国での生産比率を低くする選択肢を積極的に選ぶことになる。 英国は第二次世界大戦前まで自動車メーカーが多数あった。 戦後急速に統合され製造メーカーは急速に減少した。 関税政策の濫発で米国が製造メーカーを失っていく日が促進される。 ところでBMWは米国では韓国のように燃えていないのだろうか?
2018年08月26日
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企業の元気な定年退職者が花盛り。 道の駅の整備、オートキャンプ場の増加など環境も整い、軽キャンパーの流行など、レジャーでの車中泊も盛ん。 維持費が安く済む軽ワンボックスは使える。 SUVはやっぱり使いづらそう。 使い勝手で比較すれば車内空間が大きい、ミニバン、ワンボックスが一番よい。 全うな結論で記事を読む必要もあまりないかもしれないが、車中泊に重点があってクルマを選ぶなら、車内で寝転んだ写真は見た方がよいと思う。 軽自動車・普通乗用車・ミニバン・SUV ・ワンボックス それぞれでセレクト 車内で寝転んだ写真付き! 快適な車中泊ができる自動車はコレだ!! 増谷茂樹 価格.COM 2018年7月 オススメ1 【軽自動車】 スペース効率が高く、意外と車中泊に使える車種も スズキ「ハスラー」など、近年の車種は車内空間が 広くなっています。 ただし、フルフラット時に運転席・助手席のシート を倒す必要があるほか、荷物を車外に出さなければ ならない場合も。 オススメ2 【普通自動車】 選択肢は限られるが、軽よりも広い就寝スペース 車中泊に適したモデルは意外と少ない。 とはいえ、軽自動車と比べて車体サイズが大きく、 車種によってはリアシートを後方に倒すことで大人 2人が余裕をもって横になれます。 オススメ3 【ミニバン】 ほぼ全ての車種で、3列シート+フルフラット可能 最大8人まで乗れる“2列目のシートが3人がけ” タイプのミニバンが、車内泊におすすめ。 フルフラット時にシート間の余分な隙間がなくなり、 より広々としたスペースに。
2018年08月23日
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タイプRA-Rは499万円、6速MT。 500台が即日完売。 実は高価格の限定販売スーパースポーツが予約完売している例は多い。 スバルの限定スポーツカー、またまた即日完売 日本でも本格スポーツカーは売れる? 2018年7月28日 J-CASTニュース SUBARU(スバル)が2018年7月19日に全国500台限定で発売したスポーツセダン「WRX STI TYPE RA-R」が即日完売となった。 このモデルは、スバルのモータースポーツ統括会社のSTI(スバル テクニカ インターナショナル)の創立30周年記念のコンプリートカーで、ファンの間では注目度が高かった。 スバルはタイプRA-Rを発売すると発表した同じ日に、ホームページで「受注台数が限定台数の500台に達したため、販売は終了しました」と明らかにした。トランスミッションは6速マニュアル スバルはカタログモデルのWRX STIをベースにSTIと共同開発したコンプリートカーをこれまでも限定発売し、近年は即日完売が続いている。 2015年10月には「S207」を400台限定で発売し、即日完売。 2017年10月には「S208」を450台限定で発売したが、2600人を超える申し込みがあり、抽選となった。 こちらも事実上の即日完売だった。 …(略)… 若者のクルマ離れが言われて久しいが、自動車メーカーはそれを助長していたふしがある。 巨大企業になった日本の自動車メーカーは、成長期の創造性と活気を取り戻し、不完全だがトンガッタ車を売り出してほしい。
2018年08月06日
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最近のクルマ、バイクはゴテゴテ、ギラギラし過ぎている、と私は感じている。 メッキパーツとLEDでギラギラ感に輪をかけた。 売れ筋の米国、中国市場のことばかり考えているような車だらけだが、それが売れているのだかしょうがないか、と思っていた。 「自分が欲しいクルマを作りたい」とダイハツの女性プロジェクトが生み出したのがトコット。 【新車】 ダイハツ・ミラ・トコットが 発売1か月で月販目標の3倍を受注。 子離れ層やシニアからも好評 2018年7月28日 clicccar 2018年6月25日に発売されたダイハツ・ミラ・トコットは、女性や初めてクルマを購入する層をターゲットに「肩肘張らずに、自然体でいられる」がコンセプト。 飾らずに、シンプルな暮らしをしている若い人に訴求する1台になっています。 シンプルな内・外装や、衝突回避支援システム「スマートアシストⅢ」など充実装備、JC08モード燃費29.8km/Lという燃費性能などが魅力のミラ・トコット。 発売1か月での累計受注台数は、月販目標台数3000台の3倍となる約9,000台となっています。 主な好評点は、手が届きやすい価格で設定された「スマートアシストⅢ」やパノラマモニターなどの安全、安心性能。さらに、車両感覚がつかみやすく、安心して運転できるパッケージも好評。 トコットの大きな特徴であるシンプルなデザインも高く評価されています。 …(略)… 「カワイイ」を封印したこともあり、おそらく営業系の猛反対を潜り抜けて製品化に漕ぎ着けたのだろう。 トコットの販売が順調で、本当に嬉しい。 シンプルな外観を好む仲間はいた。 ミラ・トコットに試乗 女性社員が提唱「ジワる」クルマ、開発の裏側 「かわいい」の再定義も ダイハツ・ミラ・トコット 2018年07月20日 AUTOCAR JAPAN
2018年08月06日
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トヨタ、日産、ホンダと2輪メーカーから育ったホンダは日本では2番目か3番目の四輪メーカー。 米国では、ホンダはトヨタ、日産と比較にならないハイセンスなブランド。 ホンダと競うための高級車ブランドとして、トヨタ・レクサスや日産・インフィニティが必要だった。 トヨタや日産は米国では「高級」と合わない。 日本には無いアキュラ(ホンダ)は高級車ブランドではなくスポーツ系ブランド。 2代目NSXは日本ではホンダだが、元来アキュラ・ブランド。 ホンダがアメリカで熱狂的に愛される理由 3年連続イヤーカー受賞を支えるブランド力 2018年6月20日 東洋経済オンライン 2018年の北米カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)は、ホンダ「アコード」が受賞した。 これは、2002年以降乗用車部門で15年連続販売台数ナンバーワンを誇るトヨタ自動車「カムリ」を押さえての受賞である。 北米COTYを振り返ると、2016年の受賞はホンダ「シビック」、2017年はトラック部門で同じくホンダの「リッジライン」だった。 ひるがえってここ3年の日本のCOTYは、2017-2018がボルボ「XC60」、2016-2017がスバル「インプレッサ」、2015-2016がマツダ「ロードスター」だった。 最近のホンダの受賞は2010-2011の「CR-Z」までさかのぼる。 もちろん、製品の完成度が高くなければ米国でCOTYは受賞できないが、それでも、なぜこれほどまでにアメリカ人はホンダを評価するのだろうか。 …(略)… なぜ評価されるのか。 答えは簡単。 ホンダは北米で高評価となる車を企画開発、製造、販売しているからだ。 米国とカナダの北米市場は長いことホンダの屋台骨。 米国ではアコードが車名別1位の時代が長かったし、カナダではシビックが1位の時代が長かった。 欧州系のブランドがあまり売れていない時代、GM系、フォード系のブランドを相手にしてのことである。 メインが北米なので、アコードもシビックも日本をは二の次になり、ついにはシビックは日本で売らなくなった。 ホンダ 新型シビック 一度は消えたグローバルカー ”CIVIC”が突如国内復活! ホンダの真意とは 2017/11/21 オートックワン ブランド・イメージを高めるため、販売においてはインセンティブを多用しないし、リースも予想市場価格より残価を高く設定しない。 ホンダは安売りを極力避けた。 トヨタと日産は多数販売するため逆の販売戦略(=常識的な販売戦略)。 本田は米国現地生産も先んじた。 1979年、オハイオ州で2輪車の生産。 1982年、オハイオ州でアコードの生産開始。 トヨタは、1988年ケンタッキー州でカムリ生産。 日産自動車は、テネシー州で1983年ダットサントラック、1985年サニーの生産開始。 中国本格進出ではトヨタが先手をとった。 だがブランド・イメージはホンダが高く評価されている。
2018年07月26日
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なぜ左足ブレーキが普及しないか。 多くの人が必要性を感じないからであろう。 右足で2つのペダル操作に足りているのに、なぜ左足でブレーキを操作する必要があるのか。 だが、私は安全上の理由から左足ブレーキを専らとしている。 危険だから? オートマ全盛の今でも 左足ブレーキが普及しない理由とは 2018年6月20日 WEB CARTOP 推奨しないメーカーもあり教習所でも右足操作を教える サーキット系モータースポーツの入門カテゴリーであるカートから、F1などのフォーミュラマシン、スーパーGTのレーシングカーなどでは右足がアクセル、左足でブレーキを踏むという操作系がスタンダードになっている。 …(略)… 左足ブレーキの普及にストップをかけているのは「左足では器用にペダル操作をできない」という先入観なのかもしれない。 もっとも、左足ブレーキが普及したからといって安全になるというエビデンスもなければ、事故が増えるという調査結果があるわけでもない。 普及を促す必要性もないといえる。 …(略)… 左足でブレーキを操作できないとするのは、単に慣れていないからであり、運転を始めたころは右足だって微妙な操作が出来ない人が大半だったはずだ。 なぜ左足ブレーキが安全と唱えるか1.アクセルとブレーキの踏み間違えが少ない 老人ばかりと誤解されている2ペダル車でのアクセルとブレーキの踏み間違いは、若者にもある。 足の役割分担が決まっていれば、運転手が前を見ていようが、後ろを見ていようが間違えることは少ないはず。 アクセルと踏み間違えない「左ブレーキ」が、普及しない理由 2017年05月09 ITmediaビジネス ONLINE ペダルの踏み間違いを防止するには? JAF クルマ何でも 用語辞典2.ブレーキの操作時間が短縮できる レースでもそうだが、右足と左足の役割分担した方が各々の操作開始が早い。 公道においては早く原則ができ、余裕が生まれる。3.疲れが少ない これは体の左右はなるべく均等に使った方が疲労が少ないという事実に基づく。 スウェーデンのボルボの工場で、片側だけ使う作業の排除をすすめていると聞いたのは2000年だった。 人様にお勧めする理由は1番の踏み間違えの可能性が少ない(はず)、ということ。 といっても、新たに試す人は少ないのだろう。
2018年07月23日
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スズキが中国の江西昌河汽車との合弁を解消。 スズキは近年、中国で自動車販売が不振。 合弁企業の出資を引き上げ、中国での四輪車生産から撤退した。 中国メーカーがライセンス生産しない限り、生産の撤退は販売からの撤退と同義。 スズキ スイフト スポーツ ZC33S メンテナンス DVD 内装 外装 外し 内張り パーツ 剥がし 用 カスタム 工具 セット かつて中国で「最も安い自家用車」の代名詞となった 日本のメーカーが中国から撤退 ―中国メディア 2018年6月18日 Record china 2018年6月17日、中国メディアの毎日経済新聞網は、「かつて中国で最も安い自家用車を生み出した日本のメーカーが、中国から大挙撤退することになった」とする記事を掲載した。以下はその概要。 日本の自動車メーカー、スズキが中国南部での自動車生産から撤退することを決めた。 スズキは23年前、中国江西省の昌河汽車と「昌河鈴木」を設立し、「北斗星」(ワゴンRワイド)などコンパクトカーの生産・販売を行ってきた。 スズキブランドの自動車は、価格の安さで人気を博し、「奥拓(アルト)」は一時「最も安い自家用車」の代名詞として知られる存在となった。 だが中国経済が成長し消費動向が変化するに伴い、コンパクトカー市場が縮小し売れ行きが落ち込んでいた。 昌河汽車は15日、「昌河鈴木を昌河汽車の完全子会社にする」とし、スズキとの合弁事業を清算することを発表した。 スズキの所有していた持ち株はすべて昌河汽車に譲渡された。 …(略)… 中国のネットユーザーから「『これは中国の大勝利だ。われわれの日本製品ボイコットが効果的であることを証明した』との声が紹介された記事があったが、現実は違う。 近年、日系メーカーは史上最高の販売を記録。 生産体制の増強も活発で、スズキは韓国車とともに販売を低下させていた。 「売れないところでは作らない」というのも一つの見識ではある。 スズキは2012年北米での四輪販売事業からも撤退済み。 世界の2大市場を避けて、生産販売に専念している。
2018年07月21日
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先代のトヨタ・コンフォートは2009年6月の日産クルーの生産終了もあり、一時期日本のタクシーの8割を占めるほどだった。 プリウスが後継かと思わせたタクシー専用モデルをトヨタは22年ぶりにモデルチェンジ。 日本の街の色変えようという高い志を持っている。 東京モーターショーでも多くの関心を集めていた。 増加中の新型タクシー専用車 「ジャパンタクシー」現場から聞くトホホな感想 2018年4月18日 HARBOR BUSINESS Online 最近、街中でしばしば、イギリスのブラックキャブのようなタクシー車両を見かけることが多くなった。 実はあれ、2017年10月に販売が開始された、トヨタの「ジャパンタクシー」なのだが、タクシー各社の導入が進んでおり、着々と増加しているのだ。 タクシー業界とトヨタのつながりは、実は日本のタクシーの歴史と同じくらい長い。なんと1936年にトヨダAA型(発売開始時名称。その後トヨタAA型と車名変更された)がタクシーとして使用されたことに始まり、一時期は日本のタクシーの8割をトヨタの「コンフォート」が占めるなど、タクシー業界にとってトヨタは大きな存在だった。 …(略)… 小型ではあるが、ユニバーサルデザインタクシーの認定基準を満たしており、乗降、着座は快適。 室内は広く、安全装備は充実し、燃費は大幅向上。 記事のタイトルと異なり「トホホな感想」につながる部分はみえない。 ドライバーの不満は、出足が遅い、スライドドアの開閉が遅いなどが挙げられている。 安全性を秤にかければ、たいした問題ではない。 ごく限られた場所、どこぞの「高架下の通路が通れない」との指摘は、車高の確保のためにはどうしようもないこと。 だが、車イスの乗降時の改善要請は真摯に検討すべきだろうが、これとて先代コンフォートに劣るものではない。 まだまだ改善の余地があるのは、トヨタにとって嬉しいことに違いない。 モデルチェンジ、バリエーションの拡大につながる。 ジャパンタクシーはあまりにすばらしい。 日産NV200はサイズが大きく、ジャパンタクシーの対抗馬になっていない。 他のメーカーが対抗馬(車)を作れないことは寂しい。 トヨタ「ジャパンタクシー」 22年ぶりの専用車は宝 2017年12月6日 日経トレンディネット
2018年07月13日
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フォードが北米地域内でセダンの生産を諦めた。 フォードが 本拠の北米で「セダン」を捨てざるを得ない事情 井元康一郎:ジャーナリスト 2018.6.12 DIAMOND online …(略)…由緒ある米フォードがアメリカの乗用車(セダン)市場から撤退 米フォードがアメリカの乗用車市場から撤退――。 ゴールデンウイーク前の今年4月下旬、驚きのニュースが飛び込んできた。 彼らのいう乗用車とは、4枚ドアのセダンモデルのこと。 SUVやスポーツモデルは残しつつ、これまでの事業の柱の一つであったセダン/ハッチバック/乗用ステーションワゴンから手を引くのだという。 この話は投資家向けの第1四半期決算説明会で明らかにされたもので、ほぼ“本決まり”といえるだろう。 流れ作業方式による世界初の量産乗用車「Tタイプ」を発売したのは1908年で、今年はそれから111年目にあたる。 そんな由緒あるフォードの北米乗用車撤退は、アメリカの自動車史において一つのマイルストーンになるくらいのドキュメントであることは間違いないところだ。 …(略)… ビッグ3がビッグ3でなくなったのは、各社が自動車製造企業であることを見失ったためなのだ。 ビッグ3もデトロイト3も構成はGM、フォード、クライスラーで変わらない。 ビッグ3は世界の自動車業界に占める位置づけでもビッグ3だったが、デトロイト3は米国内の1~3位ということでもない。 短期の株価だけに責任を負うGMの経営は、財務担当者が経営の全般を左右するものになっていた、 商品(自動車)の中で収益の高いものに経営資源を集める方法をとった結果、米国の自動車は日欧に大きく技術的にも、デザイン面でも遅れをとることになった。 フォードはオーナー筋ががんばり車作りに励んだが、リーマンショック後、最早これまでと観念して、GMと同じような道を歩むと決心したようだ。 規制に守られ、収益の柱としていたライトトラック、SUVも、日系の米国工場から出荷されるようになり、安泰ではなくなった。 企業が儲けることが主眼なので、ホンダのリッジラインに2006年と2017年(2代目)に「北米・トラック・オブ・ザ・イヤー」を奪われた。 トヨタ・ハイラックスのように抜群の丈夫さを発揮するわけでもない。 目先の利益に追われてGMもフォードも自らの足元が危ういことをみないようにしている。 両企業に明るい明日はなさそうだ。
2018年07月13日
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バモスは2018年5月に販売終了。 N-BOXが全面改良で人気独り占めする中、バモスはどうなるのかと思っていた。 2018年6月1日、N-VANが夏に登場すると発表。 それまでの間でバモスの在庫を一掃するのだろうか。 N-VAN のウリ 1.助手席ピラーレス 2.フラットな助手席&荷室 3.低床スクエアパッケージ 1.はN-BOXと同様、詳細なプラットフォームの構造・強度分析の反映の賜物。 2.3.はプラス、センタータンクレイアウトの特徴を活かしたもの。 予防安全装備のHONDA SENSINGが搭載は当然。 ホンダは公式サイトで内外装デザインやタイプ別ボディカラー・装備などの情報を先行公開。 ホンダは最近新車情報をよく一部先行公開している。 徐々に見せることを「よし」としているのか。 N-VAN ここまで公開すると後は「画期的な燃費」ぐらいしか隠すことはないと一生活者として思う。 発売日はいつなのだろうか。 ホンダ N-VAN(NVAN)が2018年夏に販売開始 車両価格は110万円~か!? N-BOXをベースに商用に積載性を大幅アップ 2018/5/21 オートックワン 価格はウェイクの135.0万円からが近いように思うがどうなるだろう。 NEW NEXT NIPPON NORIMONO は第2のステップを迎えている。
2018年06月27日
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