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週末の金曜、土曜と連日サントリーホールでの東京交響楽団定期演奏会を聴いてきました。サントリーホールの4月からの改修工事(2007年9月1日リニューアル・オープン済み)の所為でサントリーホールでの各オーケストラの定期公演のスケジュール調整の余波はまだ影響が出ているようで東京交響楽団のサントリー定期公演は何と翌日には全く違うプログラムでの次の定期公演を行いました。管理人は普段から連日の演奏会の鑑賞は慣れてますが(たまにダブル・ヘッダーや5日連続のコンサート鑑賞も過去にあったり。。。)一般の会員の方たちはスケジュール合せに大変だったかも知れませんね。管理人は連日のサントリーホールでの東京交響楽団演奏会、非常に充実した時空(とき)でした。♪************************************************ユベール・スダーン指揮東京交響楽団第547回定期1・ハイドン 交響曲第2番ハ長調2・ブラームス 交響曲第3番ヘ長調3・ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲二長調 樫本大進(ヴァイオリン) 2007.9.28.19:00 サントリーホール メインにおかれたベートーヴェンの協奏曲、名実共に世界のトップ・ヴァイオリン奏者として活躍中の樫本さんの現在の力量を見せ付けられた思いの完成された秀でた演奏でした。所謂、何も足さない何も引かないとでも言うのでしょうか特別なフレーズの強調やテンポの揺れも無いまさに安定した技術を許に正統派のベートーヴェン解釈です。1674年製アンドレア・グヮルネリを携えての鳴りっぷりもお見事。スダーン指揮東響のバックも端整な響きで樫本さんの独奏を支えました。ブラームスの交響曲3番、スダーンお馴染みのアゴーギクを効かせたりの演奏でしたがこれもやはり流麗濃厚なというより端整なスコアの隅々まで見通せるような解釈で素晴らしい演奏ですが欲を言えば劇的な色濃さが加わればとも感じました。今シーズンから東響の定期にスダーンさんの提唱でハイドンの初期の交響曲が前半のプログラムに組まれています。 本日の交響曲第2番はメヌエットを省いた3楽章構成で10分弱の曲、チェンバロが加わった小編成で演奏されましたが軽快な曲想を爽やかに奏でました。************************************************ユベール・スダーン指揮東京交響楽団第548回定期1・ハイドン 交響曲第3番ト長調2・ドヴォルザーク チェロ協奏曲ロ短調 ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)アンコール曲 J・S・バッハ:無伴奏ソナタ第5番からサラバンド3・ベートーヴェン 交響曲第6番ヘ長調「田園」 2007.9.29.18:00 サントリーホール 昨夜の第547回定期に引き続き東京交響楽団の第548回定期演奏会、もちろんプログラムは全く違うわけであり東響の楽員もお疲れ様でした。もっとも管楽器の首席奏者たちは昨日と交替、コンマスも本日はソロ・コンマスの大谷康子さん。さて本日もスダーン/東響のコンビは昨日の演奏に劣らずの素晴らしい演奏を見せました。プログラムが、がらっと違ってもさすがプロ・オケの底力をみせてご立派。ケラスさんのチェロ独奏のドヴォルザーク、スケール豊かな表現と朗々と鳴り響くチェロの響き(楽器は1696年製ジョフレド・カッパ)に圧倒されました。ケラスさん、たんたんと弾いてるわりには情感豊かな表情をみせてお見事、特に2楽章でのクラ首席の十亀さんとのメロディの受け渡しは素晴らしい演奏で心に沁みました。「田園」交響曲、スダーンさんのベートーヴェンでは過去に第7番の素晴らしい名演奏に出会ってますので今夜の演奏も大いに期待して臨みましたがそれ以上に素晴らしい演奏に出会えて大いなる喜びでした。東響弦楽群の精密な表現と管楽器の妙技にも支えられスダーンさんはスコアの細部まで指示して埋もれがちな楽器の音色を鮮やかに浮かび上がらせて見事、ここはオケ楽員の素晴らしさも賞賛したいと思います。完全なピリオド奏法とは違いますが敢えて流麗な表現を排して、全曲をとおして非常に自然な曲の流れとバランスに秀でた響きを奏でたスダーン/東響メンバー 過去に記憶のないほどの素晴らしい第6番「田園」を生で体験いたしまた。BRAVO!です。
2007年09月30日
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サントリーホールでの今シーズン初めての東京交響楽団定期が間もなく始まります。メインの曲目である樫本大進さんのベートーベンはともかくとして二曲目のブラームス交響曲第3番に注目しておりますが さて。
2007年09月28日
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今、話題の新鋭指揮者 グスタボ・ドゥダメル指揮シモン・ボリバル・ユース・オーケストラの演奏を聴きました。 (24日NHK-FM)先日やはりNHKのテレビでも紹介されましたが南米ベネズエラでクラシック音楽を中心に青少年少女たちの教育の一環としてオーケストラを国内各地に結成、彼らの犯罪防止や非行化を防ぐ大きな役割を担っているそうです。もちろん非行に走った少年たちも今はオーケストラに入団して立派に更生しているとか。その中から特に優秀なメンバーをピックアップして結成されたシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ今年3月、スイス・ルツェルンで行なわれた演奏会。****************************************************- 南北アメリカ大陸のオーケストラ -(1) ▽グスタボ・ドゥダメル指揮、シモン・ボリバル・ユース・ オーケストラ・オブ・ベネズエラの演奏会 「リュッケルトの詩による5つの歌」 マーラー作曲 (18分31秒) マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ)「交響曲 第5番 嬰ハ短調」 マーラー作曲 (1時間7分17秒) (管弦楽)シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ (指揮)グスタボ・ドゥダメル ~スイス ルツェルン文化・会議センター コンサートホールで収録~ <2007/3/24> (スイス放送協会提供)*****************************************************ゲストに世界のメゾ、コジェナーが迎えられていますがサイモン・ラトルの意向もあったのかと思われます。夫くんであるラトルはドゥダメル及びシモン・ボリバル・ユースオケに対しての指導など何かと面倒を見ているようですし、最近シモン・ボリバル・ユースオケ出身のコンバス奏者がベルリン・フィルに入団しています。若干26歳のドゥダメルに率いられてのシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ見事な合奏力です。トゥッティの時の弦楽器は切れ味鋭いカミソリの様。金管楽器も見事ですがホルンの音色が特に鮮やかで驚きです。マーラー5番ではもう少しロマンの香りやコクが欲しいなぁと思うところもありますが無理な注文と言うものでしょう。昨今の若者たちを中心としたオケ(ユース・オーケストラ)、PMFオケやマーラー・チェンバーオケ(今やプロ化?)、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン祝祭管弦楽団 etcなどなど卒業生はいずれ世界の色々なプロ・オケのメンバーとして活躍することになるのでしょうが凄い事ですし楽しみでもあります。♪
2007年09月26日
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CSクラシカ・ジャパンの放送でエサペッカ・サロネン指揮スウェーデン放送交響楽団の演奏でシベリウスの1番から7番までとクレルボ交響曲のシベリウス交響曲全集が一挙に放映されました。そのうちの交響曲第1番、第2番そして第3番を聴いてみました。2000年に総て演奏収録されたもので聴衆の拍手は一切収録されておりませんが実況録音のようです。サロネンさんの解釈はどれもドラマ性にあふれた起伏のある表現で打楽器の叩かせ方は尋常の域を超えた凄まじさ、特に第1番にそれが現れています。第2番は2楽章の演奏中に指揮をしているサロネンさんの表情に涙が、雄渾な終楽章コーダに続きフィナーレは鉈ですぱっと切ったような鮮やかさ。そして何よりも最大の収穫は第3番シンフォニーです。スウェーデン放送のオケから深みのある響きを引き出し実に味のある音楽造りでした。この第3番に限ってはマゼールやアシュケナージを凌駕した最高の演奏です。既に録画してある残りの第4番以降の交響曲も楽しみになってきました。
2007年09月25日
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ミューズ名曲シリーズ小山実稚恵のご案内するピアノワールド1・ラフマニノフ 前奏曲嬰ト短調作品32-12 前奏曲嬰ハ短調作品3-2 前奏曲変ホ長調作品23-62・ラフマニノフ ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品36(改訂版1931年)3・リスト 愛の夢(3つの夜想曲)より第3番変イ長調4・リスト 巡礼の年第3年より第4曲「エステ荘の噴水」5・リスト パガニーニによる大練習曲より第3番「ラ・カンパネラ(鐘)」************ intermission ******************6・ショパン ノクターン第20番嬰ハ短調「遺作」7・ショパン 練習曲作品25-1変イ長調「エオリアン・ハープ」 練習曲作品25-7嬰ハ短調8・ショパン 練習曲作品10-12ハ短調「革命」 練習曲作品10-3ホ長調「別れの曲」 練習曲作品25-11イ短調「木枯らし」9・ショパン アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ作品2210・ショパン ポロネーズ第6番変イ長調作品53「英雄」アンコール曲1・ショパン ノクターン第2番2・ショパン ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」 2007・9・23・15:00 所沢ミューズ・アークホール 1-R1 人気の小山実稚恵さんのピアノということでホールは超満員の入りでした。渋めなパープル系の衣装で登場した小山さん、最初の短い曲、ラフマニノフの前奏曲嬰ト短調を終えてマイクをとり(MC)本日のプログラムの簡単な説明とご当地所沢に今年は度々来訪されたこと、中でも市内の小中学校へのアウト・リーチ活動のことなどを話されていました。休憩後にホール・ロビーにその時の様子の写真が展示されていました。小山さんのピアノを間直に聴けた子供たちは幸せですね。さてプログラム2曲目以降はあまり間を置かずに続けて演奏されました。特にラフマニノフのソナタ第2番、前半最後に演奏されたリストの鐘が技巧の確かさに支えられての熱演、後半のオール・ショパンのプログラムの流れもよく考えられたもので緩急、静動を上手く組み合わせた心憎い構成でした。所沢市の文化振興事業団の主催なのでS席で1500円(管理人はミューズ会員のため更に10%OFF)のお得なコンサート、小さいお子さんもお出ででしたが概ね静かに聴き入っていた様子。今日のような一流演奏家の一流の演奏にふれて音楽がどんどん好きになってくれれば嬉しいですね。
2007年09月23日
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3連休の最後の日 今日は朝9時40分からBS-2で先頃9月6日71歳で亡くなったパヴァロッティさんの特集番組でプッチーニ歌劇「ラ・ボエーム」が放映されました。ロドルフォ役でパヴァロッティさん、お相手のミミには同郷のミレルラ・フレーニさん、まさに最強のコンビです。お二人の全盛期時代の素晴らしい出来映えの演奏です。他にはマルチェルロ役にジーノ・キリコ、そしてコルリーネにフレーニの夫で今は亡き不世出のバス歌手ニコライ・ギャウロフが出演、豪華メンバーです。ちなみにムゼッタにはサンドラ・パチェッティ この方の情報は生憎持ち合わせてません。T・セヴェリーニ指揮サンフランシスコ歌劇場 1988年の公演映像。*********************************さて先週のNHK-BShi放送 「小澤征爾スペシャル」から2007年9月8日長野県松本文化会館で行われたオーケストラ・コンサートから1・ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ2・デュティュー 瞬間の神秘 ~24の弦楽器、ツィンバロムと打楽器のために3・デュティュー LE TEMPS L'HORLOGE ~時間 大時計 (世界初演)4・ベルリオーズ 幻想交響曲 小澤征爾指揮サイトウキネン オーケストラメンバーには常連のライスターさん(クラ)工藤さん(フルート)ゼーガーズさん(ティンパニー)コンバスの元N響首席、池松さんが遥々ブラジルから。。。オーボエの宮本さんは現役引退で不参加ですがヴァイオリン常連の潮田さん、安芸さんのお姿も見受けられません、若手にバトン・タッチと言うことでしょうか。さてラヴェルのパヴァーヌ ホルン・ソロはアメリカ/シラキュース響の女性奏者ジュリア・パイラントさん、ややくぐもった音色ですが小澤さんのゆったりとした指揮に乗せて、たおやかな表情を奏でました。続いてアンリ・デュティューの二つの作品、「瞬間の神秘」は鮮やかな弦楽器の妙技とツィンバロンとのハーモニー、要所を締める打楽器との絶妙な調和、 そして歌姫フレミングさんを迎えての世界初演になる「時間 大時計」 メロディアスな作品ではないですがフレミングさんの卓越した表現歌唱が聴きものでした。91歳になるデュティューさんが不自由な身体ながら客席から舞台袖まで歩かれて小澤さんはじめ聴衆からの盛大な賞賛を受けていました。休憩後のベルリオーズ「幻想」 小澤さんの昔からの十八番といえる曲目ですが最近淡白な表現になったとか言われる小澤さんですが、とんでもない 実に濃厚、豪放なスケール感溢れる演奏で驚きです。弦楽器はニュアンス溢れた絶妙な表現だし管楽器ももちろん名人芸、特に4,5楽章の打楽器を含めた破壊力は凄まじいものがありました。このオケの特徴である音の均一性はもとより稀に見る爆発力に魅せられました。(5楽章の鐘は舞台裏から鳴らしておりバランスの良い響きでした。)小澤さん演奏終了後はお馴染みの舞台狭しと楽員たちと労いの握手、楽員たちは一旦ステージから退出しましたが鳴り止まぬ拍手で小澤さんと共に再び登場、一礼そしてまた一礼して舞台袖へ。サイトウキネン、楽員の若返りの時期でもあるのでしょうか、弦に限らず他のセクションでもかなり若いメンバーが目立ってきました。しかし小澤さんを軸に斎藤秀雄さんの精神は脈々とこれからも受け継がれていくのでしょう。世界に誇る非常設のオケとして小澤/サイトウキネンはアバド/ルツェルン祝祭管とともに今後も素晴らしい活動を続けて欲しいものです。
2007年09月17日
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15日18時から池袋は東京芸術劇場にて大友直人指揮東京交響楽団東京芸術劇場シリーズ第94回演奏会プログラムは1・マーラー 歌曲集「子供の不思議な角笛」より 番兵の夜の歌 ラインの小伝説 トランペットが美しく鳴り響く所 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス 原光 レヴェルゲ(死せる鼓手) 少年鼓手 マティアス・ゲルネ(バリトン)2・ブルックナー 交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)バリトンのゲルネさん、今や世界を席捲するバリトン歌手で何年か前に所沢ミューズで聴いたシューベルトもホールいっぱいに朗々とした声が響き渡りました。陰影たっぷりの表現を含めて。本日の席は3階席でしたので残念ながらゲルネさんの声はストレートには届かずややぐぐもった感じ、声楽はやはり1階席がベストですね、しかし大友/東響の絶妙なオーケストレーション効果もあって50分近くの長い時間でしたが厭きさせずに聴かせてくれました。ゲルネさん5曲目の原光、7曲目の少年鼓手での凛とした表現が印象的。また東響ラッパ首席、佐藤友紀さんが見事な演奏で華を添えました。ブルックナー:交響曲第7番、大友さんのブルックナーは初めて聴くことになります。オケ編成は16型でホルンが5にワーグナーチューバ4が追加されたくらいで特段の増強はなし。全体にゆったりしたテンポで曲が進み、ここぞの時の最強音は東響ならではの非常に整った鮮烈な響きを聴かせます。弦楽器群も柔軟な響きを聴かせますが特に2楽章でのボーマン率いるチェロの音色が何とも深みのある響きで強く印象に残りました。5人のホルン隊が舞台下手、4人のワグチュー隊が上手に配置され、それぞれの楽器の音色の違いや合奏時の立体的な音響効果が上手く生かされていました。これは大友さんのアイデアでしょうか。前回のエルガーあたりでも感じていたのですが大友さんの指揮、悠然としたスケールを感じさせます。音の強弱の対比の表現も鮮烈さを極めて、まことに若々しくも壮大な新しいブルックナー像を完成させました。 本日のコンサートマスターはソロ・コンマスの大谷康子さん。
2007年09月16日
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汗ばむほどの天気の中、原宿駅で下車、相変わらず代々木公園そばではストリート・ミュージシャンたちが、それぞれパフォーマンスを披露していましたが管理人は時間も余り無かったので急ぎ足でNHKホールへ。本日は管理人が定期会員になっているNHK交響楽団Cプロ定期の演奏会。演奏会レビューをそのままブログに掲載いたします。プログラムはアンドレ・プレヴィン指揮NHK交響楽団第1599回定期1・ラヴェル 組曲「マ・メール・ロア」2・ラヴェル ピアノ協奏曲ト長調 ジャン・イヴ・ティボーデ(ピアノ)3・ラヴェル バレエ音楽「ダフニスとクロエ」全曲 プレヴィンさんの生演奏での出会いは30数年前のロンドン響以来、このときのソリストはチョン・ミョンフンさんのピアノでチャイコの1番、メインはラフフマニノフ:交響曲第2番、アンコールにラフマニノフのヴォカリーズを演奏、今でも心に残る演奏会ですが確かプレヴィンさん、N響の定期には今から8,9年前にも来日しており(この時代は管理人は演奏会に足を運べるような恵まれた環境にはなかったので。。。) 録画で典雅なモーツァルトや確か今回も演奏されるBチクルスの曲目、武満徹:セレモニアル(今回と同じく宮田まゆみさんの笙)などを感銘深く聴いた記憶があります。たしか珍しくマーラーの交響曲4番もプログラムにありました。さて本日のCプロのオール・ラヴェル/プログラム、非常に充実した演奏でした。最初の「マ・メール・ロワ」実にメルヘン豊かな演奏、N響の特に管楽器陣が見事な名技を披露、打楽器陣や繊細な表現の弦楽群ももちろんですが。プレヴィンさん、1929年生まれですから今年79歳、椅子に腰掛けての指揮でしたが30数年前に聴いた時と指揮振りは基本的には変わりません。彼の特徴である的確な指示と時に腕をぐるぐる回す指揮振りは懐かしさを覚えたくらいです。ジャン・イヴ・ティボーデをソリストにピアノ協奏曲、安心して聴けたプログラムでオケもニュアンス豊かな伴奏をつけました。特に2楽章中間部からの池田昭子さん奏するイングリッシュ・ホルンの音色がピアノのソロよりむしろ心に沁みました。やはり本日の白眉は「ダフニス&クロエ」全曲版の演奏でN響の楽員、素晴らしいスリリング&スピード感溢れる演奏を繰り広げました。 実はN響はドイツものが得意と思われていますがフランスものも意外に名演が多いのです。過去にはマルティノンやフルネ、さらに意外なのはシュタインさんなどの指揮でラヴェル、ドビュッシー、フランク、サンサーンスなど素晴らしい演奏が数多く残されています。ダフニス・・・50分に及ぶ大作ですがいささかの弛緩も見られずプレヴィンさんの優雅な指揮のもとスケール豊かなドラマを作り上げました。特に植松さんのテンパニを主軸に打楽器陣がインパクトのあるリズムを刻みコンマス堀さんもオケをがっちりリードして壮大な演奏でお見事。特にフィナーレの息の長いコーダと少しひねりを見せたエンディングはプレヴィンならでは。 BRAVO!です。もちろんホールは久々の熱狂的な拍手と歓声、もう少しその雰囲気に浸っていたかったのですが18時から次の大友/東響のコンサートが控えているので池袋(東京芸術劇場)へ向けてホールを後にしました。
2007年09月15日
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- 隠れた名匠クリップス -本日のラッシュアワー・タイムは懐かしのウィーンの名指揮者ヨーゼフ・クリップス(1902-1974)が馴染みのウィーン・フィルを振った名盤。「交響曲 第1番 ハ短調 作品68」 ブラームス作曲 (42分55秒) (管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)ヨーゼフ・クリップス <DECCA UCCD-3822>「ワルツ“春の声”」 ヨハン・シュトラウス作曲 (5分57秒) (ソプラノ)ヒルデ・ギューデン「ワルツ“加速度”」 ヨハン・シュトラウス作曲 (8分27秒)「ワルツ“南国のばら”」 ヨハン・シュトラウス作曲 (8分00秒) (管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (指揮)ヨーゼフ・クリップス <DECCA UCCD-3827>日曜朝9時からNHK-FM 黒田恭一さんの解説でお馴染みの20世紀の名演奏からの録音音質はさすがに1950年代の録音ですから厳しいものを感じますがクリップスさん、テンポ感が非常に面白くてアクセル全開かと思いきやガクッとテンポを落としたりとユニーク。しかし忙(せわ)しない感じではありません。もちろん、その時代を管理人は知りませんが古き良き時代のウィーンの香りとでも申しましょうか、懐かしい匂いが漂ってくる演奏です。ヨハン・シュトラウスの作品も素敵な演奏で、中でも「春の声」でのウィーンの名花 ヒルデ・ギューデン 懐かしいお名前です。
2007年09月12日
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6日に続きキエフ・オペラを新国立劇場オペラパレスで。やはりプッチーニの歌劇で「ラ・ボエーム」全4幕管理人の1番好きなオペラです。この日の開演前、字幕に先日亡くなったルチアーノ・パヴァロッティさんにこのオペラを捧げる旨のメッセージが流れました。パヴァロッティさん、ラ・ボエームのオペラを好んで舞台に立ったそうな。あの突き抜けるような素晴らしい声でアリア「冷たい手を」歌われたら相手役のミミさんもたまらないでしょうね。もちろん聴衆もですが。ウクライナ国立歌劇場公演 レビュー →「ラ・ボエーム」
2007年09月08日
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7日は東フィルのサントリー定期を聴いてきました。レビュー →ミョンフン/東フィル本来4月がシーズン幕開けのコンサートですが20周年を迎えるサントリーホールのリニューアル工事のため今晩の演奏会が漸くシーズン初回の公演となった訳です。東フィル/サントリー定期公演 今年のシーズンは09月チョン・ミョンフン10月ミハイル・プレトニョフ (Pf)アレクサンドル・メルニコフ11月チョン・ミョンフン (Vn)ハン・ソージン (S)佐々木典子 (Br)三原 剛12月若杉 弘 (S)林 美智子01月高関 健02月ダニエル・ハーディング02月渡邊一正 (Pf)小山実稚恵03月ダン・エッティンガー の布陣、ミョンフンさんが2回指揮台に立つ他は東フィルの常連の指揮者となります。詳細は→ 東フィル/サントリー定期
2007年09月07日
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6日は新国立劇場オペラパレスにてプッチーニ歌劇「トスカ」を鑑賞。イープラスでのB席優待価格で8千円のお値段、本来はE席の価格。ウクライナ歌劇場でプッチーニのオペラ? の怖いもの見たさな気分で出かけましたがコスト・パフォーマンス的には満足でした。 レビュー→ 「トスカ」
2007年09月06日
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9月4日、初来日のスイス・チューリッヒ歌劇場 R・シュトラウス「ばらの騎士」全3幕を聴いてきました。 ホールはオーチャード・ホールまずまずの入りでした。(1階席を見渡す限り)ウィーン国立歌劇場、現音楽監督の小澤さんの後任に既に決定しているフランツ・ウエルザー=メスト指揮するチューリッヒ歌劇場と主な出演者であるN・シュテンメ、V・カサロヴァ、M・ハルテリウス、A・ムフのメンバー。本拠地チューリッヒでの同じキャストでの収録DVDを何回も聴いて観てます。(多分何回かのテイクを重ねたDVD収録と推測されます)実演での演奏は多少の瑕はあったにせよ満足の公演でした。念願叶っての実演に接しての感想は 期待に違わず素晴らしかった!♪としか他に言う言葉がありません。 第3幕終盤のシュテンメ(元帥夫人)、カサロヴァ(オクタヴィアン/ばらの騎士)、ハルテリウス(ソフィー)の三重奏では涙腺もゆるくなり弱りました。(笑) レビューは後ほど。。。 それとサプライズがひとつ。 幕間ごとに30分の休憩があったのですが2回目の幕間の時間に 皇后陛下(美智子妃殿下)がおいでになり第3幕からですが2階下手側の席で鑑賞されました。 美智子妃殿下はイエロー系のスーツ姿でおいでになり幸いにも管理人は直ぐ真近で拝見、お元気そうでした。Photoは携帯ショットと緊張の所為かピンボケ御免!(笑)
2007年09月05日
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祝サントリーホール/リニューアルオープンリニューアルしたサントリーホールへ行ってきました。9月1日 初日の演奏会で毎年8月に開催されるサマーフェスティバルの管弦楽コンサートでした。 クリック→ レビューホールのリニューアル後の印象ですが外観、ホール内部とも構造的には殆ど変化は感じられませんがホール内部の壁面や天井の音響反響板などがリフレッシュされ座席の葡萄柄の布地も張り替えられて全体に明るい印象になりました。正面入口もバリアフリー化、 そうだ! 管理人がいつも立ち寄るバー(笑) 「INTERMEZZO」が横に拡張されてました。 その分クロークが割りを喰われた感じです。1階15列目以降の客席の前後の段差については(少し大柄な人が前の座席に座ると中央の指揮者が見えずらい)今回聴いた座席は前方12列の席でしたので改善がなされたかは東響定期での指定席18列マイシートで判断したいと思います。いずれにしろ久々我が家へ帰ってきた思いでございます。(笑)
2007年09月05日
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