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2025年11月30日
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カテゴリ: 御朱印:石川県
能登半島の付け根に鎮座する 氣多の大やしろ 。他の大社と同じくかつては神仏混淆の形体であり、境内には神宮寺が置かれていたと言います。大社格の神宮寺ともなると、明治の神仏分離の際に真っ先に対象とされたため、現存している例は多くありません。
氣多大社の場合はしっかりと現存しており、今回紹介するのは件の神宮寺となります。見事な造りの氣多大社の随神門から左に伸びる脇道を進むと到着です。



2025.11.24
亀鶴蓬莱山 氣多太神宮寺 正覚院


惣門に着きました。この先が氣多大社の神宮寺 亀鶴蓬莱山 氣多太神宮寺 正覚院の境内です。・・・ここまで山寺号の長い寺院は初めて見ましたよ・・・!



惣門の左手にはもう1つ門があり、そこを進むと正面には護摩堂が置かれています。



門の脇の鐘楼。撞鐘の音を味わってみたいですね。



境内には地蔵尊や弘法大師(修行時)の石像が置かれています。



護摩堂前には白寿観音という仏像が置かれています。白寿と言うと99歳のことでしょうか、それまで健康に過ごしたいという願いが込められた観音像なんですかねぇ。北陸白寿三十三観音霊場の十九番札所本尊として崇敬を受けています。
全仏山 青龍寺 ​にも置かれています。そちらはボケ除き観音だったかな?懐かしいです。



観音像の後ろに控えるのは護摩堂。神仏混淆時代からある堂宇で、本尊は弘法大師御作と伝わる不動明王。こちらは厨子に納められているんですが、絶対秘仏のためどのような姿をしているのかは分からないそうです。
初詣や毎月1・28日には護摩祈祷が行われ、不動明王の御前にて心願成就が願われます。



護摩堂の後方に控える宝形造りの御堂は阿弥陀堂。かつて氣多大社の講堂本尊であった阿弥陀如来坐像が収められています。遥か昔の平安時代後期に作仏されたと伝わる木像で、国指定重要文化財に指定されています。
像容はこちらからご覧になれます。
・のと千里浜 観光ガイド / 観る / 正覚院



そんで本堂。珍しく切妻屋根の御堂です。雪国は切妻屋根が最適解ですかねぇ。



御由緒です(パンフレットのもの)。

亀鶴蓬莱山 氣多太神宮寺 正覚院

高野山真言宗
開山:泰澄大師
本尊:大日如来

 元正天皇の御代(715~724年)に、越前の大徳泰澄大師が「恋しくば尋ねても見よ能く登る一つの宮の奥の社へ」との夢想の歌のお告げから一宇を建立、これが当山の開創と伝えられています。 養老2年(718年)のことです。
 文徳天皇の御代(855年)、亀鶴蓬萊山 気多太神宮寺の勅号を受け、「3人の長管僧を置くので永久に絶やさぬように」との詔(みことのり)を授けられた記録が文献上での初見です。以来千有余年、 気多大社 に奉仕してきましたが、明治維新の神仏分離の際に直接の関わりを絶ちました。然しながら神仏混淆当時の面影を色濃く残し、今は知る人ぞ知る口能登の慈悲深い名刹として、県内外の人々に親しまれています。
 分離時、護摩堂(祈願堂)も当院境内に移り能登一ノ宮不動尊としてあがめられています。また、現在所蔵する宝物も気多神宮寺当時の史実を物語るものが多く、その趣きが拝観者の関心を集めています。




神宮寺唯一の後裔である正覚院には、他の僧坊や氣多大社から遷されたであろう宝物類が幾つも伝わっております。前述の阿弥陀如来像・不動明王像に加えて、県指定としては”絵画「絹本着色真言八祖像」8幅”・”絵画「絹本着色十二天像」3面”などが、市指定としては”工芸「銅板打出日輪懸佛」1面”・”彫刻「木像十一面観音立像」1体”・”典籍・古文書「正覚院古文書・典籍類」4673点”などが収蔵されています。まさに文化財の宝庫といったところでしょうか。

斜めから。

かつて大陸から日本海を渡り、沿岸諸地域に寄せてきた渤海の国。文化や物品とともに疫病も運んできたようですが、それらを寄せ付けぬ様に護摩堂内の不動明王は睨みをきかせているんではないでしょうか。古来より当地の発展と盛衰を見続けてきた古刹なんですね。



今回貰った御朱印です。



以上です。






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最終更新日  2026年03月01日 20時21分08秒コメント(0) | コメントを書く
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