おしゃれ手紙

2021.11.08
XML
テーマ: 歳時記(397)
カテゴリ: 里山・歳時記
みかん
鍛冶屋たちが、この日を祝う慣例が各地にある。
 町方では鍛冶屋は業を休み、子どもに蜜柑などをまいてやる風が多かった。
石川県や広島県では、昔、この日の卯の刻に天からたたらが降ってきたので、その記念に祭りをするのだといっている。
茨城県の山村では、この日鍛冶屋はふいごのおもしを取り去り、仕事場を清め、しめ縄を張り、近隣の者を招いて宴をはる。
 この祭には蜜柑がつきもので、これは、ふいごが天から降ってきたとき蜜柑の木にひっかかた記念だという。
丹後の中郡では、この日をミヨウタンといい、鍛冶屋のみでなく、紺屋も蕎麦屋も祭日としていた。

ふいご祭を、金山講の名で行っているところが多い。
鍛冶職では金山金毘羅神・金山比売神を主神としてまつり、別に稲荷神をも鍛冶の神として、この日にまつっているのがある。
長野県では11月7日または8日を金山講といって、鍛冶屋、石屋、屋根屋、理髪店の祝日としているところがある。
 この日は、赤飯をふかしたり、餅をついたりして金山様にあげる。
鍛冶屋では小剣をつくり、戸口または金山様をまつってある前へ打ちつけて火災除けにする。
 普通の家では戸口に、粉糠、胡椒、蒜をつるす。
喜界島では、昔、鍛冶屋を商売にしていた家では金山様をまつっている家が多かった。
金山様の祠は、自然石を建ててまつる。
 祭日は11月8日であるが、毎月の1日、15日及び折り目の日には焼酎や線香を上げ、花立の花を変えている。
金山様はアラガミで、まつりを怠ると家のたたりがあるとされている。
金山様の脇に植えてある蜜柑も、熟して落ちることがあってもまつりが済むまで、とって食べてはいけない。
もし食べると家の子どもにできものができるという。
「北海道開拓の村」より

18日間北海道ドライブ旅行
北海道歳時記:秋の彼岸
北海道歳時記:秋じまい・庭じまい
北海道歳時記:餅つき
北海道歳時記:節分、豆占い
北海道歳時記:ひなまつり
北海道歳時記:半夏生(はんげしょう)
北海道歳時記:北海道の七夕
北海道歳時記:竹細工
北海道歳時記:盆踊り
北海道歳時記:節分ヤイカガシ
北海道歳時記:雛祭
北海道歳時記:雛おくり
北海道歳時記:八十八夜
北海道歳時記:ローソクもらい

バナー ボタン

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
・・・・・・・・・・・・・・・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021.11.19 00:20:06
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Favorite Blog

薄力粉でパンは作れ… New! ジェウニー1072さん

早くも稲刈り、銀杏… New! 隠居人はせじぃさん

ピースボート乗船ブ… New! maki5417さん

★☆ 植物に見られて… New! sunkyuさん

キンカンの実 New! アトリエもこさん

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: