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今日の話題は、「南極と年賀状」です。 昭和基地に越冬する観測隊員も年賀状を書きます。ただし、南極に着く前に書いて家族に渡しておきます。これは家族が書くようなものですから普通ですね。 ちょっとおつな出し方としてよく使う方法があります。昭和基地内郵便局の1月1日の消印を押して、昭和基地から出す方法です。実際に南極にいる観測隊の郵便局長がせっせと1月1日に手で押印します。 これを昭和基地から南極観測船に持ち帰ってもらい、東京駅の前にある中央郵便局に配達してもらいます。そうしますと、4月中旬頃年賀状が届きます。 時期はずれですが、おつな年賀状となります。翌年は、しょうがないので家族が出すか最近ではe-mailで年賀の挨拶をするという隊員もいると思います。PEN
Dec 30, 2005
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今日の話題は、「南極とプレハブ住宅」です。 南極で使用している建物は、プレハブ住宅やパネル工法の先駆けとなった技術を南極観測隊のために工夫し、作り上げた技術といっても過言ではありません。 南極の建物は、基本的に冷凍庫と同じです。外が寒いので中を暖めるのが南極用の建物であって、冷凍庫とまったく同じ構造なのです。なわち、機密性と断熱性が良いこと、丈夫であることが条件となります。また、素人が作るので組み立てが簡単であることが要求されます。 そこで、住宅メーカーの協力によりこれらの条件に満たした建物(住宅)を開発したわけです。建物は、1畳より少し大きい程度のパネルを組み合わせて作る構造となりました。パネルは、この大きさにすると人力でも立ち上げられますし、船での輸送にも最適の大きさです。 つなぎ目は、くさびを打ち込むだけでつながり、機密も確保でき、そのつなぎ目にシリコンのコーキング剤(ゼリー状のパテのようなもの。固まるとゴム状になる。)を使い完全に密閉できブリザードの雪も入りません。 こうして作られた、観測隊初期の建物も最近まで使用されていました。南極で50年も耐えたことになります。こういった技術がわが国の建物に今でも使われているんですね。PEN
Dec 29, 2005
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今日の話題は、「南極と犬」です。 映画「南極物語」で有名になった犬のタロージローは、ご存知のかたが多いと思います。第2次南極観測隊(昭和33年)は、第1次南極観測隊が越冬した後交代をして越冬する予定でした。 しかし、南極の気候は厳しく当時の観測船「宗谷」や搭載航空機の機動性はあまり良いとはいえませんでした。十分な物資の輸送ができず越冬を断念すると共に1次隊のつれてきた「犬」達は、置き去りするしか方法はありませんでした。 そして一年後の昭和34年の第3次越冬隊が昭和基地の上空から飛行機で見えた動く動物が、タロージローでした。彼らは、樺太犬でしたのでその性格は荒く首輪をはずし餌をあさったりペンギンを襲ったりして飢えをしのいだものと考えられています。 もともと、極寒の地でも力強く働く犬を連れて行ったわけですから、彼らの性格はかなり個性的であったと聞いております。「やんちゃ」ではすまないほど言うことを聞かなかったようです。タロージローは秋田犬のような体つきを想像する方もおられると思いますが、実際は毛が長く黒い色で大きく、小熊のような感じだったようです。 こうして、「やんちゃ」だったタロージローは生き延びたのです。人間も少々「やんちゃ」方が成功するかもしれませんね!PEN
Dec 28, 2005
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今日の話題は、「南極と救出」です。 第一次隊は、南極観測船「宗谷」に乗り日本の基地を建設するためリュッツホルム湾へと向かっていました。しかし、海の氷の壁は厚くビセット(船が氷に閉じ込められて身動きできなくなること)されてしまいました。 当時の連絡手段は無線や電信にたよっていました。政府の正式ルートで救助を求める前にアマチュア無線家(ハム)によって、近くにいる砕氷船に救助を得ることとなりました。それがソ連の「オビ号」です。オビ号は宗谷に比べると一軒家とビルぐらいの違いの様に大きくたくましく見えたそうです。 当初はソ連に助けられた日本の観測船も、約20年前に就航した観測船「しらせ」が2年目の第27次隊の航海(1985年12月)では、オーストラリアの観測船「ネラダン号」を救助しました。「しらせ」がロープで「ネラダン号」を引っ張って牽引するさいネラダン号の杭が抜けてしまうハプニングがありましたが、無事救出することができました。 その後、オーストラリアのシドニー港に入港する時「しらせ」は、港で一番良い場所に横付けされ、手厚い歓迎を受けました。まさに英雄となったわけです。PEN
Dec 27, 2005
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今日の話題は、「南極と洗濯」です。 南極昭和基地での洗濯は、水が貴重なため「中水」と観測隊で呼ぶ脱塩をしていない水を使って洗濯をします。その中水を使うことにより、最近では毎日洗濯ができるようになりました。ただし、なるべく少ない水で洗うのが常識となっています。 洗濯は基本的に毎日行っても良いのですが大物は控えています。下着のみの洗濯におさえることが常識です。作業服やダウンなどは汚れても洗うことはしませんので、ほぼ使い捨てになります。 洗濯物は、洗濯機の置いてある発電棟の中に干します。ここは、発電機の熱で暖かく乾燥していますのですぐに乾きます。干す場所は、-20度の外というわけにいきませんから室内しかないわけですね!日本でも寒い地方は同じようなことをされていることでしょう。 昭和基地に滞在している越冬隊員は、全員単身赴任で寮住まいをしているようなものですから少し想像がつくかと思います。洗濯してくれる寮母さんがいると良いのですが!PEN
Dec 26, 2005
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今日の話題は、「南極とまぐろ」です。 クリスマスイブですがみなさんいかがお過ごしでしょうか?イブとは関係ないのですがまぐろの話です。最近、お魚や野菜が高いですね…。 越冬が始まって「南極昭和基地には、まぐろの刺身がない!」と初めて知ったときには、ちょっぴりがっかりしました。まぐろの刺身は日本ではあたり前のようにいつでもスーパー買えて、みなさんの食卓にも良くあがると思います。 しかし!昭和基地に生のまぐろは持っていけません。だから、冷凍なら良いじゃないか、どうせ南極は寒いだろうし…とお思いでしょうが、冷凍まぐろは-60度の低温でないと保存ができないのです。 ですから、昭和基地は冬の時期寒いとはいえ最低気温が約-40度、普通で-20度ですから外に置いておくことはできません。また、一年中、一定の温度を保つには冷蔵・冷凍庫が必要となります。昭和基地には冷蔵・冷凍庫があるのですが、まぐろを冷やす低温の冷凍庫まではありません。 それゆえ、昭和基地ではまぐろの刺身が食べられないのです。他の白身系のお魚の刺身は食べられるんですけどね…。ちょっと寂しい気分になりますがしかたないですね。 メリークリスマス! PEN
Dec 24, 2005
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今日の話題は、「南極とアザラシ」です。 アザラシといえば「ごまふアザラシのたまちゃん」を想像する方が多いかと思います。北極にもアザラシはいますが南極にも生息しています。ところで、南極に白熊がいると思っている人はいませんか?実は白熊は北極にしかいないんですよ。 さて、南極での大型の生物としてアザラシがいます。昭和基地近くに住んでいるアザラシには、「ウェッデルアザラシ」と「カニ食いアザラシ」がいます。大きいので乱暴もののような気もしますが、性格はおとなしいです。ただし、子育てをしているときに近寄ると怒ります。イヌ科の動物だそうで、子の顔つきは犬にそっくりです。 南極の夏(11月頃から2月頃まで)には、ペンギンと同じ時期にアザラシも子育てをします。ペンギンとは違いアザラシは、海氷上にいることが多い様です。親のアザラシは海氷の割れたところから海にもぐって餌をとって、乳や餌を子にあげるようです。 自然は厳しいため、アザラシの子は親とはぐれるとすぐに死んでしまいます。観測隊員は自然の摂理を壊してはならないので、あきらかにはぐれたアザラシであってもそのままにしておきます。後日、その場所に行くと子が死んでいることもあります。また、それを餌にする盗賊カモメなども生息しています。PEN
Dec 23, 2005
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今日の話題は、「南極と人口」です。 日本の南極観測隊の越冬人数は、約40人です。南極観測船「しらせ」には、乗組員を合わせると約300人弱です。日本の人口は、約1億2000万人です。世界人口は約63億人と言われています。私達の生活は、世界の人々や日本国民全体のお世話になっています。 この、1億人の日本人コミュニティの中に暮らしていると「光熱水」のお世話は、契約をし、お金を払えば誰でも利用でき文化的生活をいとなめます。そういった面では、医療や教育などの仕組みはうまくできていると思います。 文化的なレベルを人口やコミュニティーの人数の割合で言えば、日本→観測船→昭和基地では、その文化レベルやコミュニケーションのあり方がずいぶ違います。昭和基地では文化レベルはかなり高い水準にあると思いますが、一歩南極大陸の内陸旅行に出かけますと急激にレベルは下がります。内陸旅行隊は約6人程度ですからそこでのコミュニケーションは、深いものになります。 昭和基地においてもコミュニケーションは重要でしばらくすると一人一人の行動パターンがすべてわかってしまい、さぼろうものならいっぺんに知れてしまいます。小さいコミュニティーほど個人レベルの情報交換は密になり、帰国時は、昭和基地→観測船→日本と情報や人が増えるにつれ個人的な関係は薄れてしまいます。 日本に帰り久しぶりに観測隊員と会うと話題に花咲くことは想像がつくことでしょう。どこか戦友に似たような面もあります。観測「隊」ですから!PEN
Dec 20, 2005
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今日の話題は、「南極とロケット」です。 南極とロケットにどういう関係があるのでしょうか?と疑問に思われる話題ですが昭和基地ではプロジェクトを組んで、オーロラを直接観測したり高い高度の気温や風を測定するため、ロケットを打ち上げます。 オーロラ観測用ロケットは、約100km~200kmの高度まで打ち上げオーロラが発光する元となるイオン化した空気の密度などを計ります。この高度まで上げるために長さ約10m直径約30cmのロケットを打ち上げます。この大きさになると打ち上げ時には地響きがします。打ち上げは、オーロラがちょうどロケットの軌道と一致しなくてはなりません。また、一般的に地磁気が荒れていないとオーロラは出現しませんし、天候が良くなければ発射できませんので、発射待機をして打ち上げない毎日が続きました。 もういっぽうの気象観測用ロケットは、約70kmまでの高度の大気の温湿度、風向、風速などを測定します。このロケットは、長さ約2m直径約15cmですので鉛筆に似た形をしていることからペンシルロケットとも呼ばれます。打ち上げ時にはミサイルのような感じで高い音とともに打ちあがります。このロケットは、年間に10数本を打ち上げ南極の高層の気象現象を解明するため使用されました。 ロケットは、いづれも固体燃料を搭載しています。発射するときは固体燃料に点火球と呼ばれる点火装置が接続され電気を通すと破裂して燃料に引火して発射されます。この点火球はたった1Vの電圧(電池一個分)で破裂しますので取り扱いは、きわめて慎重を要します。静電気には特に注意が必要となります。 しかし、ロケットを打ち上げる以外の隊員は、高みの見物で花火を見るような騒ぎです。PEN
Dec 19, 2005
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今日の話題は、「南極とアンテナ」です。 昭和基地のあるオングル島は、ダム工事現場の様でもありアンテナ島でもあります。基地についてダム工事現場と思う次にビックリするのがこのアンテナの多さです。日本との通信用の短波帯(少し前まで電報は電信で行っていました)のアンテナ、小型ですがインマルサット衛星用のアンテナ、電離層観測アンテナ、電波オーロラ観測用アンテナ、イメージングリオメータアンテナ、衛星受信用アンテナ(黒い丸型のドームに入っている大型のパラボラアンテナ)、アマチュア無線用アンテナなどがあります。 こういったワーヤーを張ったアンテナの支柱やTVアンテナのようなエレメントが沢山あるアンテナが数多く並んでいます。私は職務上、アンテナを見るとおおよそどう言った目的で、どういうアンテナかは理解できるのですが、医者や調理担当には、何故こんなにアンテナが必要なのかと思われていたことでしょう。 アンテナ建設作業にもたづさわりましたが、アンテナの数がたくさんあればより良いデータが得られることは頭の中ではわかっているのですが、それにしてもその数は、多く大きいのです。また、建設にはプロのトビの親方も夏隊員として参加してもらっていますが、その他は、工事などしたことがない観測隊員です。 こうして、素人が建設したアンテナは毎年増え続け、昭和基地のアンテナ群となっています。時には、ブリザード(地吹雪)によって倒れることもあります。そういたときは建て直しです。こういった苦労をして良い観測成果を生み出しています。日本の観測隊は、研究者、観測者、設営の隊員らによって世界に負けな良い観測成果を出しています!PEN
Dec 18, 2005
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今日の話題は、「南極と氷海」です。 氷山は、南極大陸に積もった雪が自らの重みで氷になり堆積し、氷河となって海に注がれ出てきたものを言います。ですから、純粋な水でできています。海に浮かぶと海水面から見えている部分は、全体の10分の1でしかありません。 観測船で南極に近づくと氷山が見ます。観測船の中では毎年氷山初視認の日時を当てるクイズを行っています。これがなかなかむつかしいのです。何せ相手は海に浮いていますから、偶然早めに見つかることもしばしばです。 観測船は、氷山にぶつかてもタイタニックのように沈まない構造になっていますが、基本的にはぶつからないように航行しています。よって、氷海に近づいたら氷山のワッチ(見張ること)をおこたれません。船は、24時間航行していますので夜中はワッチは大変です。 そうして氷山が沢山見える頃になると、アザラシやペンギンが氷の上でお休みしている姿が見えます。 それがまた、愛らしいんです。PEN
Dec 15, 2005
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今日の話題は、「南極とアザラシ」です。 アザラシといえば「ごまふアザラシのたまちゃん」を想像する方が多いかと思います。北極にもアザラシはいますが南極にも生息しています。ところで、南極に白熊がいると思っている人はいませんか?実は白熊は北極にしかいないんですよ。 さて、南極での大型の生物としてアザラシがいます。昭和基地近くに住んでいるアザラシには、「ウェッデルアザラシ」と「カニ食いアザラシ」がいます。大きいので乱暴もののような気もしますが、性格はおとなしいです。ただし、子育てをしているときに近寄ると怒ります。イヌ科の動物だそうで、子の顔つきは犬にそっくりです。 南極の夏(11月頃から2月頃まで)には、ペンギンと同じ時期にアザラシも子育てをします。ペンギンとは違いアザラシは、海氷上にいることが多い様です。親のアザラシは海氷の割れたところから海にもぐって餌をとって、乳や餌を子にあげるようです。 自然は厳しいため、アザラシの子は親とはぐれるとすぐに死んでしまいます。観測隊員は自然の摂理を壊してはならないので、あきらかにはぐれたアザラシであってもそのままにしておきます。後日、その場所に行くと子が死んでいることもあります。また、それを餌にする盗賊カモメなども生息しています。PEN
Dec 13, 2005
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今日の話題は、「南極と音楽」です。 人にとって音楽は何処に行っても欠かせないものです。個人の趣味によってずいぶん違いますが音楽を愛する気持ちは同じです。昭和基地に越冬する隊員もそれぞれ好きな曲をテープやMDにしたりCDを持ち込んで聞いておりました。 中波やFMのラジオ局が無いので個人で持ち込んだテープを聞いていますが越冬の最初であきてしまいます。そうすると、今度はメディアの貸し借りをします。 でも、それがこうじると、そのうちにだれの持ち物かわからなくなってしまいます。観測棟には、以前の隊員が置いていったテープのライブラリもあります。ここは持ち出し禁止!となっているところもあります。 沿岸旅行に出かける時も音楽があるとハッピーです!なにせ、風邪の音以外はなにもしませんから!そう、南極って後で気がついたのですが、人がいないと音がないんです。雪上車や発電機があると何となく落ち着いたりもします。音や音楽って大切ですね! 今、BGMでビートルズ聞いてます!!ではでは!PENペンギンさんのクリスマスグッズ
Dec 11, 2005
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今日の話題は、「南極とバー」です。 昭和基地の「バー」には伝統があり、毎年バー係の担当が決められバーテンダーを応募して「バー」を開いています。担当者は、店長で仕入れからサービスまで担当します。また、「バー」の名前を決めることができます。 私の越冬した隊では、「しのぶ」とか「南十字星」という名前をつけています。「しのぶ」の由来は、店長の地元のなじみのお店の名前?にした様です。「南十字星」の由来は、南十字星をサザンクロスとも言いますし、この隊は第33次隊でもあったことから、別名サンザンクロウスルというしゃれで名づけられました。ちなみにこの隊の店長は、自分で決められなかったので公募により決定しました。ユニークな由来ですよね! さて、私が行った時代のバーの中はどんな感じかといいますと、基本的にはカウンター席になっているプールバーでした。飲み物は、各種ありましたがバーテンダーの腕の見せ所はカクテルつくりです。本を見て作ったり、独学で作ったりして楽しんでいます。中には隊員持込の焼酎のかめが置いてあることもありました。 他にはパチンコ台やスロットを持ち込んでいます。景品は出ないのでスリルはありません、よってほとんどインテリア代わりです(ちなみに、観測隊ではギャンブルはご法度です)。プールバーですのでビリヤードは良く楽しんでいました。このようにして、毎夜楽しい日々は過ぎていきます。PEN
Dec 10, 2005
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今日の話題は、「南極と航路」です。 南極観測隊が南極に行く方法は、昔から少しづつ変わってきています。基本的には観測船で南極行くのですが、寄港地が変わったり越冬隊員と夏隊員(南極の夏の間だけ観測等を行う隊員)では帰国する方法が違います。 南極観測船(防衛庁では砕氷艦と呼ぶ)は、宗谷(海上保安庁)、ふじ(防衛庁)、しらせ(防衛庁)が運用してきた。初期の頃から往路は、東京港からでて西オーストラリアの寄港地フリーマントル港に停泊し、1週間かけて食料等の物資を補給して南極へ向かいました。 最近では観測隊だけ成田から航空機でオーストラリアのパースまで行き、フリーマントル港で観測船に乗り込んでいます。 そして、揺れる暴風圏を抜けて、南極へ到着して上陸します。上陸するには、昔は雪上車で海氷をわたっていきましたが、最近では物資と共にヘリコプターで行くことが多くなりました。 復路は、初期は南アフリカを使用しておりました。政情が不安定になってからモーリシャス(アフリカの東の諸島)を使用するようになりました。越冬隊員は、なるべく早く帰国するために航空機でアフリカからヨーロッパ経由で日本に帰国していました。いっぽう、夏隊はそのまま観測船に乗って日本へ帰国していました。 15年前ほどから復路の寄港地はオーストラリアのシドニーへ行き、そこから。越冬隊・夏隊共に航空機で成田に戻ります。今や優雅な南極への船旅は無くなってしまいました。PENペンギンの子供・ベビー用品を集めてみました!
Dec 9, 2005
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今日の話題は、「南極と気象観測」です。 南極昭和基地の気象観測は、南極基地が数十基地しかないことから南極の気象情報は重要な役目を持っています。昭和基地では気温、気圧、風向、風速、日射量、オゾン量、高層気象などのデータを取っています。観測は、気象観測の隊員5名により3勤交代で24時間行われています。 気象観測の装置は、気象棟にあります。気象棟には、24時間誰かはいますので他の観測隊員が良く遊びに行きます。6月1日には、気象記念日があり電波の日とともにお祝いを行います。伝統的にこの日は、気象棟横のドリフト(雪の吹き溜まり)にかまくらを掘り中でお茶(お酒の場合もあり)をします。 また、隊員の誕生日には高層気象用のバルーン(直径3mぐらい)放球をさせてもらえます。風のある日は電柱や建物に引っ掛けて割らないように走りながらうまく放球します。自分で上げたバルーンから送られてくる高層気象情報がうまく取れていると、とてもうれしく感じます。 昭和基地は極地ですのでその特有の気象情報を絶え間なく取得するのは大変です。ちなみに気象観測隊員は富士山測候所(今はありません)や南鳥島(マーカス)勤務の人が多いのは南極観測隊員としても素質があるのでしょうか?!暑いとこやら寒いとこやらご苦労様なことです!(笑)PENゴルフグッズ集めてみました!
Dec 8, 2005
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今日の話題は、「南極と氷床」です。 氷床(ひょうしょう)という言葉は、あまり耳なれないかと思います。氷床とは南極大陸や北極のグリーンランドに積もった雪が氷となって大きなかたまりとなったものを言います。南極の氷床は、最高峰で約4000 mあります。平均すると約2400 mになります。 この氷床の中には、過去の地球上で発生した火山活動が火山灰層として記録されています。それによって、その氷の深さは何百年前のものであると言う事ができます。地層のように記録がされています。 深いとこでは、百何万年もの年代に達します。もし、南極大陸の氷が解けてなくなったとすると海の海抜は、今より約70 m上がるといわれています。また、南極大陸は、陸地ですが氷の重さで沈下しているといわれていて、もし氷床がなくなると地面が何十メートルも隆起するといわれています。 こんなことが起こったら人類に多大な影響がありますね。でも全部解けるまでに何千年か何万年かかかりますのでご心配なく! 追伸:氷床は、氷河となって最後に海に流れ出て氷山となります。この氷をオンザロックにすると氷の中から空気がはじけ飛んで、飲むときに南極の風景が浮かびます!PEN
Dec 7, 2005
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今日の話題は、「南極とダム工事現場」です。 観測隊員は、南極観測船で約1ヶ月、真っ白な氷山や氷海を見て心はもうすでに「白銀の世界南極」のイメージでいっぱいです。そして、ヘリコプターで上陸。ようやく到着した南極ですが「あれ?雪がない!」ヘリポートはアスファルト、周りは岩だらけ。スキー場のイメージでいたもののどちらかというと月面に近いといった感じが第一印象です。 そして、昭和基地のメインベースまでは、トラックの荷台に揺られて到着。前の観測隊と交代するまで夏宿舎に仮住まいです。建物は断熱効果の高い壁でできていますがプレハブのような建物ですし、ベットは簡易式の2段ベット!これじゃここは「ダム工事現場!」の様なもんじゃないの!と誰かが言うようになりました。 まさに、外は砂ほこりだらけの中ですし、宿舎は2段ベット。ロマンチストの隊員(自分?)はちょとがっかりです。 基地の周辺は、夏の建設作業のため次の越冬隊が来る前に砂巻きをして雪解けさせていたのです。ですからタイヤで走行するトラックは通りやすくなっています。そして、昭和基地は建設ラッシュを迎えたダム工事現場と化すのです。 建物用の鉄骨やパネル、アンテナの鉄塔から食料、はたまた雪上車まで大きなものから小さなものまで基地に運び込まれます。 建設の合間に食料の搬入が行われます。その中に一際目立つ大量の物資、それは何と一年分の観測隊員用ビールの箱の山です。「誰がこんなに飲むの!」と文句が出るぐらい大量の缶ビールの箱が運び込まれますがこれが無くなってしまうから不思議なものです。夏作業が終わる頃には日焼けして顔だけ真っ黒です。 ちょっと、昭和基地や越冬隊の印象悪くなったかな?PEN
Dec 6, 2005
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今日の話題は、「南極と地震」です。 南極には、エレバス山などの火山があります。火山があると言うことは、火山性の地震もあります。昭和基地では有感地震はほとんどありません。しかし、南極大陸以外の大陸プレートが動いて地震になった波は昭和基地まで届きます。 昭和基地は比較的地震が少ないことと、雑音になる震動が少ないことから、地球上のどこかで大きな地震があった時、昭和基地で観測することができます。こうして地球規模の地震観測を行っています。 いっぽう、昔は南極氷床の厚さを計測するため人工地震観測が行われていました。大陸のある地点に地震を起こすため爆薬を設置し、数キロ離れた点に数か所地震計を設置しておきます。そうすることによって直接伝わる地震の波と氷の下の基盤から反射してきた波を測定することにより、その差から反射点の氷の表面から基盤までの厚さを計測していました。 現在では、この人工地震観測に変わって、氷の厚さを測る道具として電波を用いたアイスレーダが活躍しています。このレーダ観測を南極で実施したのは筆者です。アイスレーダの話は、後日、日記にしたいと思います。エレバス山http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/volc/erebus/gaiyou.htmPEN
Dec 5, 2005
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今日の話題は、「南極と氷床」です。 氷床(ひょうしょう)という言葉は、あまり耳なれないかと思います。氷床とは南極大陸や北極のグリーンランドに積もった雪が氷となって大きなかたまりとなったものを言います。南極の氷床は、最高峰で約4000 mあります。平均すると約2400 mになります。 この氷床の中には、過去の地球上で発生した火山活動が火山灰層として記録されています。それによって、その氷の深さは何百年前のものであると言う事ができます。地層のように記録がされています。 深いとこでは、百何万年もの年代に達します。もし、南極大陸の氷が解けてなくなったとすると海の海抜は、今より約70 m上がるといわれています。また、南極大陸は、陸地ですが氷の重さで沈下しているといわれていて、もし氷床がなくなると地面が何十メートルも隆起するといわれています。 こんなことが起こったら人類に多大な影響がありますね。でも全部解けるまでに何千年か何万年かかかりますのでご心配なく! 追伸:氷床は、氷河となって最後に海に流れ出て氷山となります。この氷をオンザロックにすると氷の中から空気がはじけ飛んで、飲むときに南極の風景が浮かびます!PENインフルエンザが流行してきましたね。乾燥には注意です! ダストやダニもばい菌やウイルスの温床ですね。
Dec 4, 2005
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今日のテーマは、「南極と隕石」です。 南極で発見された隕石は約17000個あります。隕石は南極大陸の氷の上でたくさん見つかっています。 日本の南極観測隊によって南極にたくさんあることが証明されました。現在、世界でもっとも多く隕石を持っているのは日本国です。 南極でこのようにたくさん隕石が見つかるかのは、南極氷床上のいろいろな場所に隕石が落下します。そして、南極の氷の中に沈み氷床の流れとともに海に向かって運ばれて多くは海の中に落ちてしまいます。 沿岸近くに運ばれた隕石は山脈などによって氷の流れがせき止められ氷の上へと押し出されます。そこを観測隊の地学の研究者が発見するのです。昭和基地に近くにはこういった隕石のたまり場があるのです。 南極で見つかった隕石は、大部分が、火星と木星の間にある小惑星から来たものと考えられていますが、中には月や火星からの隕石も見つかっています。PEN
Dec 3, 2005
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今日のテーマは、「南極とお風呂」です。 暖かくて寒いお話をします! 日本人は、温泉が大好きですね!とても良い文化だと思います。さて、この温泉好きの日本人が南極へ越冬しているのですから、温泉に入りたくないわけがありません。じゃ!作っちゃえ!ということでわざわざ南極昭和基地で一番寒い季節の6月に発電棟のお隣に雪を掘ってその上にビニールシートを張り、発電棟からパイプでお湯を循環させ温泉を作り上げちゃいました!露天風呂です。 この露天風呂に入るには、裸にならなくてはならないのですが、-20度で服を脱ぐのには勇気がいります。湯船につかったら一安心ですが…。温度調節は、熱いときには周りの雪を入れます。ぬるければ湯温を上げます。 入っているときにオーロラが見えたら最高です!残念ながらオーロラは、このときには見えませんでしたが夜空の星がとてもきれいでした。 一番の難関が出るときです。入っているときからぬれた頭は少し凍っています。出るときは、体が冷えないようにすばやく発電棟の中にあるお風呂までいきます。だがこれが寒い。濡れたままですとすぐに凍ってしまいます。服を着ている暇がないのでそのまま走って行く人が多いですね。 内陸旅行を数ヶ月している人たちもドラム缶風呂を作って入ったりもしています。根性入ってますよね! 寒くなっても、南極ではヴィルスが活動していないので風邪はひきませんけれど…(笑)。PEN
Dec 2, 2005
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