山田維史の遊卵画廊

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Tadami Yamada's Painting


Tadami Yamada's Painting


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Tadami Yamada's monochrome cuts -#1


Tadami Yamada's monochrome cuts -#2


■Yamada's Article(1)卵形の象徴と図像


■Yamada's Article(2)ユングの風景画


■Yamada's Article(3)画家ムンクの去勢不安


■Yamada's Article(4)夢幻能と白山信仰


■Yamada's Article (5) 城と牢獄の論理構造


■Yamada's Article(6)ムンク『叫び』の設計と無意識


■Yamada's Article (7) 病める貝の真珠


■Yamada's English Article (8) 能の時空間の現代性


■Yamada's Article (9)『さゝめごと』に現われた十識について


■Yamada's Article(10)狐信仰とそのイコノグラフィー


■Yamada's Article (11) 江戸の「松風」私論


■Yamada's Article (12) 伊勢物語「梓弓」について


■(13)英語訳論文「ムンクの『叫び』の設計と無意識」


■(14)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(14-2)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(15)英語訳論文『卵形の象徴と図像について』


■(16)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(1)


■(16-2)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(2)


■(17)英語訳論文『モンドリアンの自画像について』


■(18)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(1)


■(18-2)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(2)


■英語訳エッセー『柔らかい建築 Soft Architecture』


■(19-1)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(1)


■(19-2)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(2)


■(20)英語訳論文 『伊勢物語の「梓弓」について』


■(21)英語訳論文『C.G.ユングの風景画をめぐって』


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Jun 27, 2007
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 先日買ったDVDの『透明人間』を観た。いやァおもしろかったです。

 導入部がいい。真っ黒い防寒コートに身をつつみ、帽子をかぶった男が雪が霏霏(ひひ)と降る田舎道を行く。黒い眼鏡をかけた繃帯をぐるぐる巻きにした顔がちらりと見える。たどりついたのは小さな酒場兼旅籠〈ライオン・ヘッド亭〉・・・
 科学者助手が功名心にかられて秘かに研究していたのは、生き物を透明にしてしまう薬品の製造だった。自らを実験台にして、それは見事に成功した。が、元にもどる薬がまだ研究途上にあった。透明になってしまった助手は、研究室にいるわけにはゆかず、田舎の旅籠にこもって研究をつづけるつもりであった。
 しかし、旅籠の女将にじゃまされて思うように研究がはかどらない。苛々はつのり、のみならず透明薬は心性を凶暴化する作用もあった。彼は宿の亭主を殴り倒したのを手始めに、やがて20人の警察官を殺害し、列車を転覆させて大量の乗客を殺害する。殺人鬼と化した科学者は、恐怖政治による世界征服の野望を抱く。
 警察の抱囲網をかいくぐり、文字どおりの神出鬼没。
 農家の納屋に隠れ、藁のなかにもぐりこんで眠っていると、やってきた農夫が寝息をたてる敷き藁にびっくり仰天。警察に駆け込む。そして・・・納屋に火が放たれれ・・・

 先日も少々述べたが、ジェイムズ・ホール監督のこの『透明人間』はホラー映画史のなかに新しいキャラクターを創りだすことに成功した。それだけではなく、恐怖のなかに思わぬ笑いをもたらすことにも成功した。それはかつての恐怖映画にはなかった新局面だったのである。
 たとえば、納屋の異変におどろいた農夫が警察に駆け込んで言うセリフ。‘There's breathin' in me barn!’(ワシの納屋が息してるでやんす!)
 あるいは、夜道を農婦が悲鳴をあげて走ってくる。その後ろから顔も手足も見えないパジャマだけが大声で‘Here we come gathering nuts in May’(ぼくらは胡桃を拾いにここに来るのさ、5月だよ)と唄いながらスキップしながらついて来る。‘nuts’という言葉には「変わり者」という意味がある。そりゃそうだ、顔も手足も見えないパジャマだけの存在なんて、「変わり者」以外の何者でもない!


 この作品を透明人間ものの嚆矢(こうし)として、以後、近年まで透明人間映画は創られつづける。
 もちろん日本でも製作されている。戦時中の昭和17年(1942)に山本嘉次郎監督の『ハワイ・マレー沖海戦』で特撮監督だった円谷英二の戦後復帰第一作として企画されたのが、大映作品『透明人間現わる』である。

 『透明人間現わる』 昭和24年(1949) 大映作品
  企画:奥田久司、監督:安達伸生、原案:高木彬光、脚本:安達伸生、特撮:円谷英二、撮影:石本秀雄、音楽:西梧郎、美術:中村能久、照明:岡本健一、編集:西田秀雄、出演:月形龍之介、杉山剛、喜多川千鶴、水の江滝子、夏川大二郎、羅門光三郎、上田吉二郎。

 つづいて昭和29年(1954)に東宝がやはり特撮監督円谷英二で『透明人間』を製作した。私は初公開より2,3年後にこの映画を観ている。我が八総鉱山小学校の、土曜日に映画館になった講堂兼体育館においてである。

 『透明人間』 昭和29年(1954) 東宝作品
  製作:北猛夫、監督:小田基義、原案:別府啓、脚本:日高繁明、特撮:円谷英二、音楽:紙恭輔、出演:河津清三郎、三條美紀、土屋嘉男、村上冬樹、高田稔、近藤圭子、藤原釜足。

 さらにもう一本、

 『透明人間と蠅男』 昭和32年(1957) 大映作品
  監督:村上三男、特撮:的場徹。

 これはもう、ストーリーの細部はともかくアイデアはハリウッド映画の模倣といってよかろう。


 故淀川長治氏がジェイムズ・ホール監督の『透明人間』を観て、繃帯がくるくると解かれてまるで提灯の内側をみるような具合になってゆく過程を、どうやって撮影したのだろうと不思議に思ったと言っている。金次第でCGで何でも可能になってしまう現代の映画作りと違い、映画人たちが鳩首を寄せて工夫していたのだ。それを想像すると、私は胸に熱いものがこみあげてくる。





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Last updated  Jul 6, 2007 09:50:12 AM
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Comments

AZURE702 @ Re[1]:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) shiwashiwa1978さんへ  拙作をご覧くださ…
shiwashiwa1978@ Re:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) 素敵です。 作品集は無いのでしょうか。
AZURE702 @ Re:「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに)(08/21) 三角野郎(絵本「マンマルさん」)さんへ …
三角野郎(絵本「マンマルさん」)@ 「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに) ≪…【ヴィークル】…≫の用語が、[ 実務と…
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