山田維史の遊卵画廊

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☆Tadami Yamada's Paintings 無量寿経シリーズ


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Tadami Yamada's Painting


Tadami Yamada's Painting


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☆Tadami Yamada's 光瀬龍、宇能鴻一郎、泡坂妻夫、志水辰夫他カバー


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☆Tadami Yamada's 絵のない装丁


☆Tadami Yamada's ドラキュラ叢書


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☆Tadami Yamada's Part5『洪水伝説』他


☆Tadami Yamada's Part6 児童書その他の挿画


☆Tadami Yamada's Part7 『心霊術入門』その他


☆Tadami Yamada's Part8『別冊宝島仕事の本』


☆Tadami Yamada's Part9 初期雑誌挿画


☆Tadami Yamada's ドラキュラ叢書『ジャンビー』挿画


☆Tadami Yamada's ドラキュラ叢書『幽霊狩人カーナッキ』


Tadami Yamada's monochrome cuts -#1


Tadami Yamada's monochrome cuts -#2


■Yamada's Article(1)卵形の象徴と図像


■Yamada's Article(2)ユングの風景画


■Yamada's Article(3)画家ムンクの去勢不安


■Yamada's Article(4)夢幻能と白山信仰


■Yamada's Article (5) 城と牢獄の論理構造


■Yamada's Article(6)ムンク『叫び』の設計と無意識


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■Yamada's Article(10)狐信仰とそのイコノグラフィー


■Yamada's Article (11) 江戸の「松風」私論


■Yamada's Article (12) 伊勢物語「梓弓」について


■(13)英語訳論文「ムンクの『叫び』の設計と無意識」


■(14)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(14-2)英語訳論文『狐信仰とそのイコノグラフィー』


■(15)英語訳論文『卵形の象徴と図像について』


■(16)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(1)


■(16-2)英語訳論文『夢幻能の劇構造と白山信仰との関係考』(2)


■(17)英語訳論文『モンドリアンの自画像について』


■(18)英語訳論文『霧に対する感性の考察』(1)


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■(19-1)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(1)


■(19-2)英語訳論文『エドヴァルド・ムンクの去勢不安』(2)


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■(21)英語訳論文『C.G.ユングの風景画をめぐって』


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Nov 30, 2010
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カテゴリ: 日常雑感
 今朝はたいへんだった。


 私は急いで、吸引ポンプをセットし、ベッドの28度にしてあった上体を水平にした。じつは家には私ひとりだけで、医者に緊急電話をする人手がなかった。吐瀉物が気管支から肺に逆流するのが最も危険なことなので、それをくいとめるには一刻をあらそう適切な処置が必要である。

 吸引カテテールを吐瀉物があふれている口の中に入れると、かえってオエーッとむせてさらに嘔吐をうながすことになるので、枕をはずし水平にした母の身体と顔を右を下にし、口の中の吐瀉物は自然に口の端から外に流れだすようにした。同時に鼻からカテテールを挿入。吐瀉物を吸引しながら、横倒しにしたまま身体を逆さまにするようなぐあいに、片手で下半身をもちあげ、肺が頭より上になるように、母の腰のあたりを私の片膝立てた膝のうえに抱えあげ、上半身が折曲らないように枕で支えた。もちろんその間にも、左手でカテテールを鼻腔から咽喉深く挿入しながら吸引しつづていた。

 私はあまり動転するたちではない。が、とにかく咽喉や鼻腔につまっている吐瀉物・・・それは吸引しつづけている間も間欠泉のようにあふれでてきた・・・を取りのぞかなくては窒息してしまう。そしてカテテール吸引の経験があるかたはお分かりになろうが、吐瀉物はかならずしも喉をいっぱいに塞いでいるわけではない。どこにカテテールをつっこんでも吐瀉物に行き当たるというわけではないのだ。しかもカテテールの太さは1.2mm。3っつの小さな穴があいている。そこから吸い込むのである。まだるっこいと言えばまだるっこい。右手でチューブをくるくる捩るように操作し、深くさしこむときは左手でカテテールと吸引機のチューブとの連結部を押さえて瞬間瞬間で吸引を止める。そうしなければ、吸引圧によってカテテールが喉や食道や気管支の内壁に吸着してしまうのである。

 ・・・そうして吸引しつづけること2時間あまり。
 なにしろ視認できないので、カンにたよるしかないのだが、少しでも吐瀉物が喉や気管にへばりついて残っていると、やがてそれが固まってしまい、やっかいなことになる。気管支でそのような状態になると、気管支炎や肺炎になるであろう。2時間もかかったのはそういう心配があったからだ。
 吸引をつづけているうちに、赤かった母の顔が通常の色にもどった。窒息はまぬがれた、と思った。
 吐瀉物も出てこなくなったので、一旦吸引をやめ、聴診器で肺の音を確認した。左肺の音はきれいであった。右肺にプツプツという音が入り、それが気になった。背中から肺のあたりをトントンと軽くたたきつづけ、それから右に向けていた身体を左に向けた。


 汚れたシーツやアンダーシャツやパジャマを取り替えた。
 1時間後。まだ目をつむったままだが眠りから醒めたようなので、呼びかけてみた。数度呼び掛けると、かすれた声で「ハイ」と返事をした。「大丈夫?」と聞くと、「大丈夫」と言う。
 それからさらにしばらくして、何事かを言った。聞き取れなかったので、「どうしたの?」と聞くと、「楽しいね」と言う。「そう、楽しい? お母さんが楽しいと、僕も楽しいよ。だから、もっと楽しませてね」
 ・・・もう、たいじょうぶだろう。心配ない、と私は思った。

 人間の身体はよくできていると思うことがある。しかし、気管支と食道とは、口から喉にかけて同じ管であって、とちゅうで分岐する。この仕組みが問題だ。食道から逆流した吐瀉物が気管支に入り肺に入り、最悪の場合は肺炎をひきおこす。老人の死亡原因で肺炎が多いのは、じつは嚥下機能が衰えて誤嚥したり、食道から気管支への逆流によるのである。
 このように一つの道が二つに分岐する器官としては、ほかに排泄器官と生殖器官がある。こちらのほうは、死にいたるような誤働はなさそうだが、食道と気管支の部分は、まあ、神の失敗かもしれません。





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Last updated  Dec 1, 2010 02:15:47 PM
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Comments

AZURE702 @ Re[1]:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) shiwashiwa1978さんへ  拙作をご覧くださ…
shiwashiwa1978@ Re:山田維史の「蝶」が出てくる作品(07/03) 素敵です。 作品集は無いのでしょうか。
AZURE702 @ Re:「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに)(08/21) 三角野郎(絵本「マンマルさん」)さんへ …
三角野郎(絵本「マンマルさん」)@ 「比叡おろし」(汚れちっまた悲しみに) ≪…【ヴィークル】…≫の用語が、[ 実務と…
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