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今日は春の彼岸の墓参。昼前に家を出たのだが、帰宅したのは4時。墓苑の駐車場がなかなかの混雑で、スペースが空くまで30分ばかり待たなければならなかった。幸い好天にめぐまれ、道中は花盛りだ。桜、花桃、辛夷、山茶花、椿、さんしゅゆ、木瓜、連翹、つつじ、とさみずき------。川辺から白鷺が舞いたって-----。
駐車スペースが空くまで、のろのろ運転で車窓から墓地をながめていたのだが、墓石に刻まれたそれぞれの建立者の念いがうかがえてなかなか面白い。死者への想いなのか、建立者の人生観なのか。あるいは生者であるがゆえのロマンティシズムなのか-----。「日日新(ひびあらた)」と刻んだのがあった。「想」というのがあった。なぜかビル街の風景を刻んだ墓石もあった。-----そういえば作家・谷崎潤一郎の墓は「寂」の一字、映画作家・小津安二郎の墓は「無」と刻んでいる。
帰宅した途端に訪問客があり、「たったいま、墓参から帰ったばかりです」と言うと、客はなぜかじっと私の顔を見て、「ご両親のお墓ですか?」と言った。そうだと応えると、「そうですか」と-----。
ハハハ、私が墓参りするような人間に思えなかったのかな? 私は合理的主義のドライな人間だからなー。
亡父は剣で仕えた武士の家系、亡母は代々続いた僧侶の家系。私の心身には相反する血が流れ、いつも鬩ぎあっている-----
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