関連サイト:アメリカ・トランプ政権がパリ協定からの離脱を決定
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今回のパリ協定離脱の大統領令を受け、全米24州の知事が参加する州知事連合「United States Climate Alliance(米国気候同盟)」は、直ちに気候変動枠組み条約のサイモン・スティール事務局長に公開レターを出し、「パリ協定の目標達成と気候汚染の削減に向けたアメリカの取り組みを継続することを、条約事務局と世界に明確に伝えます」と宣言しています。 この24州の知事連合は、米国経済の約60%、米国人口の55%を代表する超党派の知事連合であり、そのアメリカの大半がレターの中で、「2005年比で温室効果ガスの正味排出量を2025年までに少なくとも26-28%、2030年までに50-52%、2035年までに61-66%削減し、できるだけ早期に、遅くとも2050年までには温室効果ガスの正味ゼロ排出を達成すること」を誓約しています。 この州知事連合は、2017年の第一次トランプ政権時に発足しましたが、その時よりも十分準備が整っており、「アメリカ憲法の下で持つ広範な権限を活用して、革新的かつ効果的な気候変動対策を推進し続けていること」を強調しています。そしてパリ協定に定められたように、対策の進捗状況を国際社会に報告することを約束し、2025年末にブラジルで開催される国連気候変動会議(COP30)でもその進展を共有すると締めくくっています。 ・・・・ 世界的に見ると、COPに集まる機関投資家や企業、自治体などの非国家アクターの国際連盟は増加し、ますます力強くなっています。2024年12月、アメリカ大統領選の直後に、アゼルバイジャン・バクーで開催されたCOP29においても、上述のU.S Climate AllianceやClimate Mayors、AMERICA IS ALL INは揺るぎない気候変動対策へのコミットメントを発表していました。また、COP29期間中に行われたAMERICA IS ALL IN主催のイベントでは、アメリカの大手食品企業MARSのチーフ・サステナビリティ・オフィサーのバリー・パーキン氏が、「自ら掲げたネットゼロへの移行計画を進めるにはまだ数十年あり、そのうちに政権は何度も変わる。政権にかかわらず、我々はやるし、やれる」と力強く述べていました。
さらに、企業のためのパリ協定の目標と整合する温室効果ガス排出量削減目標の国際スタンダードであるScience Based Targets (SBT)の認定取得または2年以内に認定取得することをコミット(約束)する米国企業の数はすでに1100社を超えるなど、米国の主だったグローバル企業はパリ協定に沿って脱炭素化を進めています。