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コントラバスのソリッドボディ版としてフェンダーが1951年(異説あり)に発売したプレシジョン・ベースのインパクトは凄まじく、職業別電話帳に「フェンダー・ベース奏者」という欄が作られたほどです。伝統的にベース・ギターは4弦なのですが、様々な目的のためその弦は数を変えています。・5弦ベース:さらに低いB音まで出るよう弦を増やしたものと、反対に高い音を出すために増やした物があります。・6弦ベース:ギターの1オクターブ下のチューニングができるフェンダーの「VI」タイプと、4弦ベースの上下に1本ずつ弦を追加した物があります。・8弦ベース:4弦ベースのそれぞれの弦に隣り合うよう1オクターブ高い弦を張り、1カ所押さえると1オクターブずれた音が同時に出せるようにしてあるもの。4コース8弦等と言います。また等間隔に8本の弦を並べたものも出ています。ここまでは弦の数を増やしたもののお話。5弦6弦8弦弦を増やす方向というのはメロディックなフレーズを弾きたいとか、和音を出したいとか表現の幅を広げる考え方に基づいていますが、もう一方の考え方に「シンプルに奏でる」考え方があり、これを追求すると弦が減ってしまいました。また弦をグリスする奏法で滑らかな音移動を聴かせる目的でも用いられます。1弦ベースも存在します。2弦フェンダーVIには興味あるなぁ。
2007.01.30
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フジテレビ「とくダネ」のオープニングで小倉智昭さんが「今朝起きたら目がしょぼしょぼで『今年も来た』と感じた」と言ってらしたので、関東地方でも敏感な方なら感知できる量のスギ花粉が飛び始めた模様。幸いまだ感じていないのですが、今年は去年並みに少ないとのこと。いつもなら始めている薬も今年はまだ様子を見ている状態です。そうそう、泡盛の摂取は始めました。これで軽減すればいいなぁ。
2007.01.29
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海外の製品が日本で流通するには輸入をしなければなりません。ギブソンのギター等を輸入する時、今までは山野楽器が輸入代理店として輸入し、そこから各小売店が仕入れて販売していました。しかし中には並行輸入製品もあり、山野楽器発行の保証書が付かないルートもありました。その山野楽器ですが、ギブソン社との代理店契約が終了したことがアナウンスされております。ギブソン社からは、これ以降直接各ディーラーに製品を供給すると発表しています。価格は上がるのか下がるのか、修理や部品の供給はどうするのか等いろいろ分からないことは残りますが、これからの動向に注目したいと思います。私自身は山野楽器経由で買ったギターが一本もないので、保証書がどのような役に立ったのか全然知りません。ギブソン・エレクトリックギブソン・アコースティック
2007.01.28
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ギターのスケールについては書きましたが、ベースにもスケールがあります、当然。・フェンダーのプレシジョン・ベース、ジャズベースが採用しているのが34インチのロングスケール・同じフェンダーでもショートスケール30インチでムスタング・ベース等が出ています。・ギブソンのEB-3他は30.5インチのショートスケールと34インチのロングスケールの両方が出ているので注意。・ロングとショートの中間のミディアムスケール(32インチ前後)も各社から出ています。・多弦ベース等にはスーパーロングスケール(35インチ前後)のものもあります。でギブソンのショートスケールなんですが、気持ちいいんですよ、弾いてて。私身長が175cmあって、ロングスケールを弾くのに不自由は感じないんですが、ショートスケールは弾きやすい。フェンダーのショートスケールは音の張りが失われますが(それはそれでいい味)、ギブソンはマホガニーボディ&ネックが音に粘りを与えるのかブンブン鳴りますね。やはり運指は楽ですし。いつもと違うスケールで弾いてみるのも新たな刺激となって、インスピレーションが湧いたりして。またロングスケールでは弾きにくいのに我慢しているプレーヤー、いかがですか。
2007.01.26
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ギターの音程を決めるフレット、フェンダー系では21、ギブソン系では22という数が一般的です。1フレットが半音、12フレットで1オクターブ上、24フレットなら2オクターブですね。フェンダー系でも指板を伸ばし22フレットにしたモデルもあり、欲しくてもフレット数で断念するという必要はなくなりました。あまり高音になるとフレット同士の間隔が狭くなり指を置けなくなってきます。高域は指板だけでフレットを省略するモデルもありますね。エフェクターで高い音を作り出す方法もありますが、どうしても自分の指で弾きたい方は、フレット数がギター選択の決め手になります。24フレットのギターは使っていますが、あると嬉しいですね。22フレット24フレット24フレット26フレット27フレット31フレット
2007.01.26
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大学生が作ったOSがIBMに採用されたことをきっかけに、世界一の大富豪に上り詰めたビル・ゲイツを筆頭に、アメリカン・ドリーム目指してチャレンジする機運やまないアメリカですが、並のチャレンジャーはそこまで大それたことは考えていません。「会社を興してヒットを飛ばし、大企業に買い取らせて引退」が並のチャレンジャーのゴールです(言い切っていいのか不安ではあります)。ヘッドレス・ベースでベース革命を起こしたスタインバーガーですが、現在ギブソンに買収されブランドは存続しています。もともと楽器を弾かないネッド・スタインバーガーが工業デザイナーの視点からベース・ギターを見たときに、ヘッドが重い構造を修正しようとして開発されたヘッドレス・デザインで、実験にはメイプル材が使われていました。製品版はカーボングラファイト一体成形で、デザインとともに素材でもユーザーに衝撃を与えてくれました。その後木製ボディと組み合わせたり、ギターやバイオリンも出したのですが、1992年にギブソンによって買収されました。ギブソン買収以降、オール樹脂製ギターやベースは姿を消し、どんどん木の素材感を前面に出す方向に向かいます。また安価な製品をアジアで作成して、一時アメリカでの生産は止めていました。いまさらアメリカが「物を作って売る」ビジネスを行う必要はありませんし、生産国がアジアなら買わないといったブランド志向とも無縁な製品だと思います。ネッド・スタインバーガーは幸福なゴールを迎えたのでしょうか?
2007.01.25
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池袋を歩いているといろんなチラシやティッシュをもらいます。もらったものは一応見ます。消費者金融や携帯電話の広告が多いです。今日もらったものは「ティッシュ配布アルバイト募集」の広告でした。広告入れ用
2007.01.24
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ギターは木製です、ほとんどは。木以外のマテリアルも色々研究され、商品化もされてきていますが、主流はやはり木です。古くは1950年代のマカフェリ・プラスチック・ギターからトラヴィスビーン、クレーマーのアルミネック、ベレノ・アルミニウム・ギター、ギブソンのセカンドブランドであるカラマズーのマゾナイト・ボディ・ギター等、音質面やコスト対策で様々な素材が使用されてきました。現在一番メジャーなのはスタインバーガーのものでしょう。最近ネック&ボディ一体成形のモデルを出してくれないのが寂しいです。で、ウェブで見つけたプラスチックのギターがスイッチ・ギターのステルス・オスカー。デザインが気に入りましたね。気になって仕方がないので、空き時間に楽器店に行って試奏してきました。「悪くない!」中国製の安価なモデルですが安っぽさは全然なく、フレットの処理も丁寧でした。ジャンボフレットだと思います。ボディはちょっと薄いレス・ポールといった厚さですが密度が高いため十分重く低音はしっかり出ます。試奏に使ったアンプの特性のせいか広域が抜けませんでしたが、本来キンキンした音が出るらしいです。指板がエボナイトで滑りが悪いですが、これはオイルを塗る等の対策が可能ですからあえて欠点と言うほどのものではありません。ボディとネックが一体成形なのでレス・ポールのセットネックよりヒールを薄く出来、ハイポジションも違和感がありません。4万以内で間違いなく最高のギターです。それくらいの予算でギターを探している友人がいれば間違いなくステルス・オスカーを勧めます。手持ちのギターとキャラクターが同じで買わずに帰ったんですが、やっぱり気になるよぉぉぉ。
2007.01.22
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ギブソンのアコースティック・ギターと言えばジャンボ・ボディのJ-200かラウンドショルダーのJ-45というのが定番ですね。なかでもなで肩のJー45は吉田拓郎さんの使用でおなじみで、お父さん世代には特別な思い入れのあるギターらしいです。もともとマーチンのDシリーズ(ドレッドノート)に対抗する目的で作られたジャンボ・ボディのカテゴリーに属するのですが、マーチンのスクエアショルダーとは一目で区別の出来るルックスです。サイド&バックがマホガニーなのでマーチンでいうD-18と同等ですが、マーチンはマーチンの、ギブソンはギブソンの音がするところが何とも味わいですね。ところがこのJ-45、ギブソンの他モデルと同様1969年以降大幅に仕様を変更されます。1969年 ネックのマホガニーが1ピースから3ピースになり、ヘッドの付け根にボリュートがつく。同年 ラウンドショルダーからスクエアショルダーへシェイプが変更される。1975年頃 ネックがマホガニー3ピースからメイプル3ピースへ変更される。ブリッジやピックガードにも細かい変更があったのですが、シェイプの変更はまるで別モデルかというほどの変更で、ファンに衝撃を与えました。別モデルといえば、スクエアショルダーのハミングバードにそっくりになってしまいました。(ピックガードのハチドリを見れば違いは分かりますけどね。)という訳でいまいち評価が高くない1970年代のJー45、逆に言えば安く入手できるということでもあるんですよ。(異論はあるでしょうが)1970年代と言えば立派なヴィンテージ。これが普通の中古と同じくらいの価格で入手できるって考えてみればすごいことです。ギターは安定するまで10年はかかるというのが持論なんですが、1970年代なら問題なし。コレクターでなくプレーヤーなら購入候補に入れてもいいと思いますがいかがでしょう。ラウンドショルダーのJ-45スクエアショルダー・バージョンのJ-45最初からスクエアショルダーのハミングバード
2007.01.21
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勉強が急に難しくなって、親と上手くいかないってこともなく、かといって子供の頃のような信頼感はなく、体の真ん中にモヤモヤしたものがあって。高校生だった頃の話。1970年代後半はハードなロックは受け入れられていなかったので、このモヤモヤはどうしたら?という状態でありました。雑誌ではジューダス・プリーストというものすごいヘヴィメタル・バンドがあって、ツイン・リード・ギターとハイトーン・ヴォイスが驚異的らしい。既にアルバムは2枚リリースされているものの国内未発売という情報。3枚目のSIN AFTER SIN(背信の門)から国内発売になったのでレコード店に直行。カッティングレベルが低く、ダイナミックレンジも不足していたので、残念ながらそのアルバムでジューダス・プリーストのすごさは分かりませんでしたが、その後のレザー・ファッション導入によりメタル・アイコンとなり、メタル・ゴット宣言によりヘヴィメタルの権化となりました。
2007.01.19
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レジ袋を減らす目的で、その有料化が検討されています。東京都杉並区のサミットでは1枚5円という設定で実験中です。うちの近所にあるポロロッカでは「レジ袋要りません」と告げると買い物の合計から2円引いてくれます。5円で買わされるか2円のご褒美をもらうか、どちらにしても金額が問題なのではなくゴミの総量を減らすきっかけにする目的で行われていますのでお間違えないよう(わかってるって)。以前から私は職場に行くにもリュックサックで出掛けており、たいていの買い物はレジ袋なしで済ませることが出来るのですが、スーツにリュックは絶対嫌だという人や、和服でお出かけのときにもリュックを背負いなさいというのも無理な注文です。和服の時は風呂敷というすばらしい汎用容器があるので、これを使いこなせると粋でカッコいいんじゃないですかね。スーツに風呂敷というのも結構いいかもしれません。フロシキバッグ
2007.01.17
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「少年アシベ」や「ここだけのふたり」、毎日新聞夕刊の「ウチの場合は」でクセのあるキャラクターによるホームドラマを4コマで表現している天才 森下裕美さんのストーリーもの。もともと4コマに収まりきれないバックグラウンドを抱えた(であろう)登場人物が普通に生活しようとして生じるズレみたいな部分で笑わせてくれていたんですが、大阪ハムレットではキャラクターのバックグラウンドを正面から描いております。同居しているおっちゃんと母の間に妹が出来ちゃった男子中学生、女性になる宣言をした男子小学生、周りが気を使わせまいとしているのが気になる不妊に悩む妻、男子中学生と恋愛する高校教師、不倫している姉を持つ女子中学生、母親とうまくいかないバレエ教師、母の再婚を理解したい中学生…背景だけを見ると深刻で滅入りそうな設定だらけなんですが、それを明るく力強くしてくれるのが絵と大阪弁。言葉にはパワーがあるといいますが、逃げ出したくなってもやっていかなければならない時、大阪弁で発想すると前向きになれる気がします。40過ぎて涙腺も緩んできたという方、電車内なんかで読んだら泣き顔見られてはずかしいですよ。
2007.01.17
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カラフルなエレクトリック・ギターは見てるだけで楽しいけれど木が見えない物は「悪い材を使ってるんじゃないの?」という人がいます。音響的に劣る材を使用するメーカーは問題外ですが、見た目に美しい材はなかなか見つけにくいので、塗りつぶし塗装のギターに美しい材は使われていないと考えていいと思います。ただし木の美しさと楽器の音質とは直接の関係はないと考えています。せっかく見つけた美しい木材ならカラーを使わずそれを見せるように塗装したいと思いますよね。そういったギター塗装を「ナチュラル仕上げ」とか呼んだりします。自然な風合いということですか。ところが面倒臭いことにギブソンのナチュラルをコレクターはブロンドBlondと呼びます。フェンダーのブロンドはテレキャスターに見られるような、木目が透けて見える白を言います。デビュー時のブロンドは白が黄色く変化したためバタースカッチ・ブロンドと呼ばれています。フェンダーのナチュラルはブロンドとは別に用いられます。Blondには[金髪の、色白の]といった意味があり、ナチュラルは色白、バタースカッチ・ブロンドやギブソンのヴィンテージなんかは金髪の方がイメージされます。カラフルなギターも楽しいし、木目の美しいギターも好き。物欲限り無し。ギブソンのナチュラルフェンダーのナチュラルとブロンド
2007.01.16
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ギターのスケールのはなし。といってもイオニアン・スケールとかフィジリアンとかいう音階のことではなく、ブリッジからナットまでの弦の長さのお話です。エレクトリックの場合、フェンダーがロングでギブソンがミディアムだと言われています。具体的には フェンダーの大半:25.5インチ(648mm) ギブソン の大半:24.75インチ(628mm)です。「大半」としているのは例外があるからです。フェンダーの場合テレキャスター、ストラトキャスターといった代表機種はロングでいいんですが、ジャガーはギブソンより短いショートスケール(24インチ:610mm)ですし、ムスタング等はショートとミディアムの両モデルが出ていました。またストラトキャスターをミディアムやショートで作ったモデルも少量発売されています。ギブソンのソリッドボディはほとんどミディアムで問題ないんですが、フルアコースティックのsuper400等はロング、ByrdlandやES-350等はショートです。たかだか数センチのことで何か違いがあるかと思ってらっしゃる方もあるかと存じますが、実際に弾くと結構違いが分かります。ミディアムよりロングの方が指を広げる必要があり、手の小さな人には大変だろうと感じます。ギター雑誌に女性ギタリストが載っていて、高くない身長の人がロングスケールのフェンダー系モデルを使用していたりすると、やはりギターが大きく見えてしまいますね。押さえるのは大変じゃないかとか余計なお世話でしょうけど、そこがまた力強く見えたりして。マーク・ボラン(T.Rex)も身長が低く、ストラトキャスターが大きく見えます。レス・ポールを弾く写真が多いのは、ルックス的なバランスを考えていたのかもしれません。音の違いはと言うと、ロングの方は張りの強い感じがビンビン出ますし、ミディアムの方は粘る感じがします。これは張る弦の太さやメーカーである程度調整できます。両スケールとも同じ感じで弾きたい人はロングよりミディアムに太い弦を張ります。スケールの違いを際立たせたい場合は逆にします。ギター選びの基準の一つにスケールを加えてみてください。ショートスケールのムスタングショートスケールのジャガーロングスケールのSuper400ショートスケールのByrdland
2007.01.15
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フェンダーが開拓したソリッドボディ・ギター市場が認知されていくにつれ、形や色に対する気持ちの制約がなくなっていき、ギターのカラフルな時代がやってきます。1950年 フェンダー社ブロードキャスター:白(ブロンドと呼んでいた)1952年 ギブソン社レス・ポール:金色1953年 グレッチ社デュオジェット:黒1954年 ギブソン社レス・ポール・カスタム:黒1955年 グレッチ社ホワイトファルコン:白1955年 グレッチ社シルバージェット:銀ラメ1955年 グレッチ社ジェットファイアーバード:赤1960年 フェンダー社がそれまで特別オーダーで受けていたデュポン社のDuco Color仕上げをレギュラーモデルにも採用開始。グレッチはドラムキットも製造していたので、胴の装飾材には事欠かなかったようで、ラメのスパークルカラーを採用したり、牛革を鋲で打ち付けたラウンドアップ等思い切ったルックスを発表しました。フェンダーは革新的ギターを世に出しましたが色までラジカルにすると顧客が着いて来れないと考えたのか、1958年まで特注品以外はテレキャスターならブロンド、ストラトキャスターならサンバーストかブロンドでした。ストラトキャスターを2色のサンバーストから3色に変更したのと同時に、特注カラーを増やしていき、1960年にはレギュラーラインに加わりました。ギブソンはゴールドでデビューさせたレス・ポールをサンバーストという伝統的カラーに戻しますが(1958年)、同時にフライングV、エクスプローラーという直線的なデザインも発表します。しかしこれらは木の色を生かしたカラーで、カラーリングの冒険は1960年代まで退行します。レス・ポールは上位機種のカスタムには黒、下位機種であるスペシャル、ジュニアにはチェリーレッドやTVイエローを使用しています。今でこそギターが何色に塗られていても驚かなくなっていますが、誕生して間もないソリッドボディ・エレクトリック・ギターを普及させるために各社が工夫した結果そうなっているということですね。ヴィンテージの世界でレア・カラーものにはまってしまうと、それでなくてもお金がかかるというのにさらに数倍の資金が必要となりますから、新品で満足した方がいいですよ。グレッチのきれいどころフェンダーのきれいどころギブソンのきれいどころ
2007.01.14
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ギターといえばボディに空洞があって弦振動を増幅させる楽器だと誰もが信じていた1950年に、いきなりただの板きれにピックアップが付いたものを見せられた当時の人たちは驚き、戸惑ったんだろうなと想像します。これってフェンダーのブロードキャスター(のちのテレキャスター)なんですが、フェンダーという新興メーカーがやった冒険だ程度に考えていると、当時既に50年の実績を持つ老舗ギブソンからもソリッドボディのギターが出て、それがしかも金色のボディだっていうんだから、やっぱり驚きを持って迎えられたんじゃないでしょうか、レス・ポール・モデル。よっぽど素っ頓狂な色だったのでしょうか、ライバル社であるグレッチの社長からギブソンの社長宛に「ソリッドボディは止めた方がいいよ」と電話があったらしいです。(でもレス・ポールの成功を見たグレッチからはもっと能天気なカラーのギターが出ることになりますが。)弾きやすさと音質の追求の結果3度の仕様変更を経て、金色ギターは伝統的なサンバースト・カラーへと変えられてしまうのですが、ギブソンにとって金色というのは特別なカラーであるようです。いったん製造中止された後、再生産が始まったときに選ばれた色もゴールドでした。以前持っていたことがあったのですが、事情があって手放してしまいました。やっぱり欲しいよう。レス・ポールが最初に変更したのはブリッジ。ブランコ型を改めラップアラウンド型のストップ・テールピースがブリッジをかねています。当時のものを出来る限り忠実に再現したモデル。レス・ポールの第3弾、チューン・オー・マチック&テールピース仕様でP-90というシングルコイル・ピックアップが搭載されているモデルを現代流アレンジで再現したもの。第4弾はピックアップの変更。シングルコイルから新作のハムバッキング・ピックアップへ。1957年途中から1年間作られたものを出来る限り忠実に再現したモデル。
2007.01.12
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本日発売開始のマクドナルド「メガマック」いただきました。今年一番口を開けたなぁ。ビッグマックよりビーフパティが2枚多い4枚のハンバーガー。これ店で食べるの不可能ですよ。崩壊しないように食べるのは至難の業。私?テイクアウトして家で食べました。アゴが痛い。フェアトレーディングの話を書いた翌日にマクドナルドだし、このブログの信用度は高くないな。
2007.01.12
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コーヒーはここ10年 飲む直前に電動ミルで挽いていれる。朝一番のコーヒーはほっとすると同時に、一日がんばろうという気にさせてくれる。コーヒー豆の生産者は全然儲からないらしい。豆は極端に安く、それを焙煎した段階で高くなる。適切な価格で買おう、というフェアトレードの動きも細々とではあるが存在する。コーヒーが飲めるというのは、社会がそれなりに成熟しているからなのだろう。食うや食わずの状態ではコーヒーにお金を使えないわけだ。ブラジル (Brazil) 、ロシア (Russia) 、インド (India) 、中国 (China) の頭文字を合わせたBRICsという国の経済発展が著しいが、その中のブラジルはご存知世界最大のコーヒー豆生産国である。そのブラジル、経済発展のおかげでコーヒーが飲まれるようになってきたらしい。生産地なのに?という声も聴こえてきそうだが、生産しているのは商品なのだ。現地の人はいままでクズ豆に砂糖を大量に入れたコーヒーを飲んできたのだ。それが都市を中心に「おいしいコーヒー」を楽しむことを始めたのだ。アメリカの某コーヒーチェーンも上陸したらしい。そういう訳で、ブラジルからコーヒーが出て行かなくなる恐れがある。地産地消だ。今日コーヒーがおいしいのは今日だけのことかもしれない。ありがたくいただく。コーヒ、ココアを見る
2007.01.11
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ギブソンのレス・ポール・カスタムなどの「黒&金」の組み合わせは仏壇にも通じる荘厳さを併せ持った豪華さを演出してくれます。では「白&金」は?もちろん派手です。お金がかかってる感じがします。しかしちょっと堅気じゃない香りがしませんか?(笑)そこまでいかなくても、乗りこなすのにセンスが要りそうなアメ車の豪華なやつ。ガソリンを馬鹿食いするし、大きすぎて小回りが利かないし。グレッチのギターはまさにアメ車テイストです。ドラムの胴の装飾材を大胆にギターに使用した素っ頓狂なまでの派手さ。見事!でも実は出る音はかなり繊細で、真空管アンプをやや歪み気味にセッティングして軽く弾くとフェンダーとは違った透明感が出ます。レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテがライブで実に印象的なグレッチ・サウンドを聴かせています。 シングルカッタウェイ ピックアップ違い ダブルカッタウェイ スティーヴン・スティルス2001年頃のライブ
2007.01.10
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レッド・ホット・チリ・ペッパーズのライブDVDの続き。ジョンのギターソロでハウリングぎりぎりの倍音たっぷりな音が聴けますが、そのときに使用しているギターはストラトキャスターではなくテレキャスターです。しかも通常のアッシュ・ボディではなくアルダーに3トーン・サンバーストを施したカスタム・テレキャスターです。アルダー・ボディにシングルコイル・ピックアップを積んでいることから、ストラトキャスター寄りの音を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、リアの鉄板上にマウントされたピックアップの影響でどう聴いてもテレキャスターでしかありえない音がします。それでもアッシュ・ボディより粘っこいアタックがカスタム・テレキャスターの魅力です。このギターをフィードバックするポイントにセッティングしてあるのがジョン・フルシアンテのハードなソロ音ですね。もちろんストラトキャスターでのソロにもフィードバックぎりぎりのものがありますが、若干マイルドじゃないですか?テレキャスターのに比べると。
2007.01.09
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前日ストラトキャスターでいい音を出しているギタリストにロリー・ギャラガーとスティーヴィー・レイ・ヴォーンを上げましたが、二人とも故人です。演奏も映像も残っているのでいつでも触れることができそうですが、同時代を生きることは出来ないわけですね。現役でストラトキャスター弾きなら、ジョン・フルシアンテはどうでしょう。ディストーション・レベルの低いソリッドな音と、時にヘケンペケンと鳴るノンエフェクトなソロ。ハード寄りロックのギターソロに歪みのない音を選ぶセンスと勇気に感心。ディストーションの効いたソロももちろんあります。今風じゃなくて古い感じの歪み音なんですが、それが世界一売れているロックバンドの音なところが不思議。ライヴ・アット・スレイン・キャッスル / レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
2007.01.08
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去年オーダーしていたDVD「ロリー・ギャラガー/ライヴ・アット・コーク・オペラ・ハウス」が届いたので鑑賞。彼の曲を聴いたことのない人も結構いらっしゃることでしょうが、ギター好きならボロボロに塗装の剥げたストラトキャスターを見たことがあるんじゃないですか。アイルランド生まれでブルースに根差したロックを演奏します。ピッキングがはっきり聴こえるギターで、非常に心地いいトーンを紡ぎだします。(私の思うストラトキャスターのベストな音はロリーとスティーヴィー・レイ・ヴォーンです。)ギターを弾く人ならお分かりかもしれませんが、「『ピッキングのアタック音が強い』イコール『ピッキングが激しい』」ではありません。弦を弾くだけなら数ミリ右手が動けばいいだけですから。ロリーの右手も動きませんね。DVD ロリー・ギャラガー・モデルちょっと太めになっちゃったけど、おかげで声がいいですよ。真空管アンプとストラトキャスターさえあればロリー・ギャラガーの音が出ると思ってましたよ、学生時代。ある意味正解なんだけど、上手に歪ませられないとそうはいかないな。
2007.01.07
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表参道とか秋葉原とか吉祥寺とか、とにかく支店が忙し過ぎて閉店状態だった柳麺ちゃぶ屋@護国寺が、昨年末より営業を再開しました。1月10日からは昼も営業するそうですが、現在は暫定的に夜だけの営業です。安易なフランチャイズ制は採らず、自社で仕込んだスタッフで運営する姿勢は評価されてもいいですよね。経済番組に景気回復に伴う人材不足を語る経営者として社長さんが出演されていました。社長を含め、こちらのスタッフはみんな男前でいらっしゃる。豚骨の某店のようなハチマキの似合う方じゃなく、オシャレ系です。以前からBGMはBOSEのスピーカーでジャズを流してたし、コの字型カウンターには一人一人に照明がピンスポットで当たるようになっていたし、おしゃれな店でした。今回のリニューアルでオシャレ度はよりパワーアップしていました。箸とレンゲは一人一人の席の引き出しに一人分ずつ。流行の円錐形どんぶりにはソーサーが付きました。水はワイングラスに給仕が注いでくれます。それまでの食券をやめ、食事後に清算するシステムに変わりました。自家製麺はつるつるのストレート麺。スープには焦がしエシャロットと2種類のネギが。間違いなく先端を行っている味です。そしてラーメンは900円に。チャーシューメンにしたら1,100円です。この店は間違いなく現在のラーメン・シーンをリードしている店の一つだと思います。「ラーメンでも食うか」という客を相手にしていないことは確実です。テレビが点けっぱなしで、カウンター下にはマンガとスポーツ紙が置いてある店と正反対。ラーメンの地位を向上させようとしている姿勢を感じました。安藤百福さんにどう思うか聞いてみたいもんです。私は帰ってからチキンラーメンを食べました。フタなし2分製法で。
2007.01.06
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インスタントラーメンを世界で初めて商品化した安藤百福さんが亡くなられました。安藤さんは日清食品(株)創業者会長で、96歳。毎日チキンラーメンを召し上がっていらしたそうです。インスタント麺が健康に悪いというのは間違いなんでしょうね。熱湯をかけフタをして3分で出来るチキンラーメン、私はフタをせず2分で食べます。今日は絶対に食べる。
2007.01.06
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ギターを始めた1970年代はグレコという国産ブランドの全盛でした。ギブソンのレス・ポールのコピーから火がついて、他にフェンダー等もコピーしていましたし、オリジナル・モデルも健闘していました。他にはフェルナンデスがフェンダーのロゴまでそっくりに作ってて、これはちょっと危ない臭いがしましたね。トーカイがエレクトリック・ギターに再参入したとき、コピーはレプリカ(複製)の域まで達し、アメリカのメーカーも法的措置に乗り出すことになったようです。フェンダーは日本に製造工場を置くフェンダージャパンを設立し、コピーモデルの存在意義を亡きものにしました。ギブソンも正式な抗議と訴訟に出ました。ちなみにフェルナンデスのレス・ポール・コピーに関しては現在問題なしという判決が出ていて、日本国内法においては違法性はありません。ギブソンもオービルというセカンドブランドでギブソン承認製品を販売し、ギブソンと同じモデル名を名乗らせました(他社は名乗れません)。その後エピフォンへ引き継がれます。国産ブランドはコピーから脱却しオリジナル・デザインへとシフトしていきましたが、そもそも楽器のデザインというのは誰のものなのでしょう。バイオリンと言えば誰でも思い浮かべるあの形。他のデザインは考えられません。誰が作っても問題ありません。でもストラディバリの頃までは様々なデザインがあったようですね。マーチンのフォークギター・デザインもコピーされまくっていますが、法的に問題が生じたというのは聞いたことがありません(知らないだけ?)。もともとクラシック楽器を製造していたドイツのヘフナーがエレクトリック・ベースを発表したのが1956年。コントラバスを小さくしたような中空のボディにピックアップを搭載したものでした。ソリッドボディのバイオリンシェイプは先にギブソンが製品化していましたね。ヘフナーのバイオリンベースは様々なメーカーにコピーされます。現在でもあのエピフォンからコピーモデルが出ています。権利関係ってどうなってるんでしょうね。エピフォン へフナーHofner 500/1 V63 Hofner Violin Bass 500/1 Vintage63 HOFNER VINTAGE 58/511B
2007.01.05
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初代ウルトラマン放映時は幼稚園、ウルトラセブンは小学生というウルトラ世代です。今ほど玩具が買ってもらえなかった頃、友達の持っているソフビの人形がうらやましかったのを覚えています。でも僕も買ってもらったことがあります。ウルトラマンの「ジョーロ」。そうです、パチものです。円谷プロの許諾のない製品です。空を飛ぶカッコウをしていながら、背中に水を入れる穴と取手がついている、左右の指先から水が出るジョーロです。正直そんなに似ていませんでした。でもウルトラマン以外にも見えないからウルトラマンです。買ってもらったときはすごく嬉しかったなぁ。でも帰宅して問題点が浮上しました。「空を飛ぶ格好しかできない」怪獣相手にチョップも打てなきゃ、スペシウム光線も放てません。第一立ってもくれません。今なら飾っておくという楽しみ方が出来ますがそこは幼稚園生、触って遊ばずにはいられません。腕を強引に折り曲げて遊んでいるうちに肩と肘が破れ、いつしか紛失してしまいました。今なら大丈夫だから。ウルトラマン飛行形態ウルトラセブン飛行形態
2007.01.04
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第二次世界大戦中のドイツ陸軍は、自軍が開発・採用した吸着地雷を敵軍も採用すると考え、自軍の戦車にデコボコのコーティングを施しました。これがドイツ戦車作成の一番の壁、または見所であるツィンメリット・コーティングなわけですが、これを見逃すサードパーティーではありません。車体に貼付けたり、パーツごと取り替えたりしてコーティングが実現するようなアフターパーツが色々販売されています。私が中学生の時、ラッカーパテを車体に塗り、乾く前にマイナスドライバーの先でスジを刻んでいったものでしたが、最近ではマイナーな手法のようです。エポキシパテを塗って、乾く前にノコギリ状の板で削り取ったり、ギザギザのローラーで凹ましたりするのが今日的(って言っても60年前の戦車を表現してるんですけど)。面倒なことをわざわざやるのが模型作りなんで、コーティングの手間をお金で買うのか?という意見もありますが、そもそもキットを買うってことも、ゼロから作ることを考えると手間を買っている行為と言えます。どこまでお金をかけたいかですよね。エッチング付きコーティングローラー
2007.01.04
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足の指を圧迫しない独特なデザイン、足裏のアーチをサポートする中敷で有名なドイツのビルケンシュトックですが、ユーロ高のせいで買いにくくなって…正月の初売りで安かったので、前から欲しかった「メンフィス」を入手しました。嬉しい。世界各地の都市名がモデル名になっているビルケンシュトックですが、メンフィスは紐靴タイプのプレーントウ。外見は足先が広いだけの普通の靴ですが、中敷はおなじみのサンダルと同じものが使われていて、それがフラットな靴底の上に乗っています。つまりヒールがあるように見える外見ながら、履くとサンダルを履いた状態の「逆シークレットシューズ」。ビジネスマンの早足を尻目に、悠然と歩くのに適しています。ビルケンシュトックはサイズ表記がヨーロッパ基準で、35(22.5-23cm)36(23-23.5cm)37(23.5-24cm)38(24-24.5cm)39(24.5-25cm)40(25.5-26cm)41(26-26.5cm)42(26.5-27cm)43(28cm)(おおよその値で、店によっても判断が異なります)ところが、モデルによってはおなじ41なのに、26cmの靴を普段はいている人にきつかったりするのが厄介です。中敷を覆う形で靴が作られていますが、その形によってゆるくなったりきつくなったりしてしまうらいいです。また独特の親指を頂点としたそら豆型(オブリーク・トウ)のせいで、親指より人差し指の方が長い人(ギリシャ型というらしい。親指が一番長い人はエジプト型)には人差し指がきつく感じることも。私がそうなんですけど。メンフィスは表記よりきつめに感じました(主観)。ビルケンシュトックは店によるオーダーを受け付けてくれるので、店毎にオリジナルモデルが存在するのも魅力です。同じモデルと思えないほどの仕上げ、カラーリングの違いが楽しめます。
2007.01.04
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バスに乗ったとき、同乗していた家族の娘さん(推定2歳)が、おなかが減ったと言うお父さんに向かって「お父さんは『おしりのレストラン』で食べて。」と窓の外を指差しました。その先にあったのは、バーミヤンの桃が描かれた看板でした。バーミヤン
2007.01.03
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定番オモチャってのはすごいですよね。プラレールなんか親子2代のコレクターとかよく聞きますし。基本設計がしっかりしていて、規格変更がないというのが長寿のポイントなのかも。でも一般的には玩具はどっと作ってそれっきり、一度買い逃したオモチャは手に入れるのが大変というパターンが多く、必死になってオークションを探している方もいらっしゃるのでは?最初からオークションに出す目的で購入する人までいるもんだから、人気高が予想されるオモチャなんか一度も店頭で見ることなく売り切れてしまうこともありますね。一度は目で見て手に取ってから購入を決定したいもんですが、そうも言ってられないので、雑誌やネットで情報を集め、予約で買うのが確実なんですね。首尾よく入手できたオモチャ、もったいなくて開封できずにいると「好評につきリペイントで再登場」とかなって、しかもそれがオリジナルより出来が良かったりすると、ちょっと悲しい小市民的な自分を発見することになります。もともとオークションに出す気もなかったんだったら、多くの人が手に出来ることをお祝いしてあげればいいのに。それでもなんか悔しい、っていうならリペイントの方も買っちゃえ(そしてそれを開封して遊べ)。ケロン軍脅威のメカニズム リペイントシールが大型化され、色も見直されているそうです。モノがいいのは確認済みなので安心(?)
2007.01.01
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