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ノーベル物理学
を受賞された方の講演会を
地下鉄「竹橋」駅近くの
会館の2Fで聴講した。
・・・
小生は少し足が悪いので
開始1時間前に現地について
指定席が3列までの後の1番席に
着席した。
ここなら何とかプロジェクターが
みえるのである。
★
講師は、言わずと知れた
東京大学特別栄誉教授・小柴昌俊氏で
2002年にノーベル物理学賞を受賞、
現在は公益財団法人平成基礎科学財団理事長を務める。
大正15年9月生まれだから米寿をお迎えである。
とてもにこやかな好々爺にみえる。
杖を付いておられて、少しご不自由そうであるが、
やや大柄な体格だ。
・ ・ ・
詳細は、版権が財団の所有となっている
著書「ニュートリノの夢」;岩波ジュニア新書(税込み800円)を
ご覧下さいとのこと。
司会者によると「ジュニア」新書であるが小生達のシニアにも
判りやすく書かれているそうである。
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<ニュートリノの概念:東京大学宇宙線研究所HPより>
・物質の基本粒子の種類
・ニュートリノのサイズ比較
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★
小生が理解した範囲を呆けなりに記してみる。
1.「やればできる」、と人はいうが、どうやればいいのであろうか。
要は自分が積極的な気持ちになることが大事である。
2.自分は、大学の成績では「実験分野では優れていたが」その他の
分野では決して抜きん出ていたわけではない。
むしろ「評価」は低かったものが多い。
3.研究分野での成功如何は、
「生まれ持った能力」X「その分野への積極的な取り組み」
2つの「積」で決まるのであって、天才が全てではないことを、
自分の生涯が証明している。
特に自分の場合は「口惜しさ」、「お金が欲しい」、「責任感」などが
積極さを湧き出させた。子供の頃の小児麻痺は「仕方がない」諦め観
ももたらしたが、その分、リハビリなどの努力で自分による克服努力
を生み出した。
4.生涯で良い人達との遭遇に恵まれた。
同性間での「相思相愛とでもいうような利害を離れた交際」が
度々、人生を結実させてきたようだ。
自分の能力を底上げして評価してくれたおかげで、機会が膨らんだ。
朝永先生達や、海外の友人、イデオロギーを超越した友人達の存在は
「人間同士の付き合い」であった。
5.宇宙と素粒子は同じような見方が出来ることに気がついた。
いっぽう人間は甚だ不可解な存在である。
<宇宙の星を素粒子レベルで数える*1億倍=ニュートリノの数>
素粒子を直接見ることは出来なくてもその粒子の飛跡を
原子核乾板や霧箱で見る方法がある(名古屋大学丹羽公男教授Gの実験画像:WEBより)。
6.日本で生まれた天体物理学の概念を進歩させられたのは
科学分析対象の中の「雑音=放射線放出」を除去できたことで、
分析精度・感度が飛躍的に高まったことである。
鉛(銅、亜鉛、マンガン、金、銀)鉱山である
神岡鉱山の有利(雑音少な)さを利用できた、
静かな水を大量に利用できた(酸性の鉄鉱山では水が問題)、
光電管の感度を飛躍的16倍に高めることが出来た
(浜松ホトニクスとの共同研究)
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日本がこれから留意すべきこと:
1. 苦学から成功する精神が大切(当人自身がやる気にならないといけない)
2. 陸軍VS海軍をみても、僅かの期間であっても海外を知ることは
大切である。日本は海外の研究者を招くことを考えるよりも、
日本の若い研究者を短期間であっても海外に行かせて体験させるべきである
3. 基礎科学は文明国として国民一人一人の寄付で進めなければならない
(財団の意義)楽しむ科学教室で牽引していきたい
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質問、雑談時間:
1. 福島原発事故は本当に恥ずかしい。
このような事故を起こさないようにしたいが、自分も年取った。
2. ダークマター、ダークエネルギーなどの正体は判らないのに
口する学者が居るが当人は判らずに名前を付けているだけ。
「命名よりも研究」こそが大事である。
その他・・・
以上が、混乱した纏めである。
「低級レジメ」とお笑い下さい。
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