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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Nov 29, 2014
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カテゴリ: 中東地区

原油指標である北海ブレンド先物価格は11月27日終値で

72.58ドルと大幅な低水準に落ち込んでいる。

石油という天然資源に恵まれた国々は、

石油掘削でその財政の大半を賄っているから、

豊富な埋蔵量が枯渇しないうちに

できるだけ収入を多く獲得したいので、

石油輸出国機構(OPEC)として共同で価格維持を図ってきた。

★ 

原油産出国では収入を原油に依存するから、

その国の財政収支が均衡するのは原油価格如何によっている。

財政収支が各国の事情で変動するのに対して、

国際価格である原油価格は需要供給で決定されるから、

OPECは、その「独占価格」の決定権を享受してきたのである。 

しかし、最近は、非OPEC産油国が増産し、

特に、原油がシェール層で埋蔵されている米国、カナダなどの国々が

増産に入ったことで、供給超過の状態にあることから

世界的な工業生産の沈滞もあって、原油先物市場は値下がりしている。

OPEC総会が11月27日に開かれたが、

財政負担を石油に依存するベネズエラの

「現行生産目標=日産3000万バレル」引き下げ案」は却下され、

OPECの価格安定操作機能に綻びが生じ初めている。

ベネズエラ、リビア、エクアドルなどは減産を主張したが、

OPECの3割を占めるサウジアラビアの盟主としての発言

「減産は、シェールオイルなどの非OPECを利するのみ」

にUAE,クウェートなどが同調したためである。

サウジアラビアは今年6月での、「1バレル=95~110ドル」の

適正価格水準を放棄したことになる。 

シェールオイルの増産を後押しした過去の原油高騰ではあるが、

OPECが減産せずに、原油の価格低下を認めることは、

サウジアラビアにとってはイランなどの

敵対意識を更に増幅する危険がある。

即ち、スンニ派の王制を敷くサウジアラビアは、シーア派宗主・イランと

宗教的にも敵対しているのである。

「イラン側にいるロシア、反米のベネズエラ などと」、「親米のサウジアラビア」

の対立図式が強まるかも知れない。

しかし、サウジアラビアにとっても、新聞報道でもあるように、

大量の外貨準備はあるものの、

原油価格低下は経済財政力の悪化をもたらし、

シリア反体制派支援などの中東影響力が

弱体化する懸念もありそうである。 


 財政均衡想定原油価格(*)と原油日産量でみる中東情勢など

 (*各国独自の財政収支が均衡する想定原油価格)

国名

財政均衡点=1バレルあたりのドル表示価格

(IMF試算の場合)

10月原油日産量

(同2009年時点) 

単位:万バレル 

備考

中東の政権宗派

@:親米国家 

 カタール

 71ドル

        (121)

 スンニ派@

 クウェート

 76  (54.2)

 280 (250)

 スンニ派@

 UAE

 80

 277 (280)

 スンニ派@

 サウジアラビア

 99  (97.5)

 965 (976)

 スンニ派@

 ロシア

100 

       (993) 

 <イラン支援>

 オマーン

101 

     (82)

 中立(両派に敵対)@

 ナイジェリア

126 

        (221)

 イラン

130 (130.5) 

 282 (418)

 シーア派

 バーレーン

136 

       (4)

 スンニ派(国民の大半はシーア派)@

 ベネズエラ

162 

       (247)

 イラク

    (111.2) 

 323 (240)

 シーア派(国民の4割はスンニ派)@

 USA

      (914)
 全世界

  (8,439)


(出所は: 読売新聞、ドイツ銀行、IMF、米エネルギー情報庁など
呆けのWeb検索だからミスもあるので確認してください。
★ 
この原油価格低下は日本にとっては有り難い話である。
政権・日銀にとっては、「物価上昇、大企業利益増大、
分配率一定なら労働者も潤う」という図式を描くので、
上手く写らないのかも知れない。
しかし、原発は当てにならず、電力の供給には原油に大きく依存する
日本のエネルギー体質のなかで、中小企業・国民にとっては
救いの神ではないだろうか。
コストアップ・インフレーションがお陰で幾分か押さえられるのである。 
石油は産業連関では幅広い影響力を及ぼすから。
物価を上げることだけに日銀は役割があるのではありません。
本当にお金ジャブジャブの「円安」を目指していいものでしょうか? 
儲けるのはミセスワタナベですが・・・
日銀が特区で大量にシェール石油を輸入、備蓄することはできませんか? 
良い政治家が欲しいですね!
★ 
おっと、今日は「早朝テニス」の忘年会!
一時間に1本のバスで出かけます。
帰りは、電車で大迂回旅行です。 
明日で、今シーズンは終了で、来年4月からです。 
呆けの小生も冬籠もり?
早朝テニス以外は続きます。 
★ 






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Last updated  Nov 30, 2014 04:22:12 PM
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