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小生は広島にも勤務したことがあり、
平和公園を訪れたこともあり、
県対抗のマラソンもそのそばで観戦した記憶がある。
己斐港で、誰も食べない小魚を釣って、
そのせいか知らないが頸椎に異常が発生して
広島原爆病院の外国人医師に切除手術を薦められた。
怖いので首の牽引を1年くらい続けて
免れた苦い思い出もある。
そのときは、体の左半分が動きが悪くなった。
(そのずーっと後に脳幹梗塞になり、体の右半分に麻痺が残った。
だから、広島での麻痺は、脳梗塞なのか、魚のせいなのか原因は不明である。)
日本人は忘れたがり屋であろう。
どっこい、放射能の半減期は種類により数日もの、十年もの、百年もの、
万年モノと多岐にわたり、忘れたくても、どこかに潜んでいる。
「質量不変の法則?」で簡単に消えてはくれない。
広島、長崎の原爆被害者は、
二度とこのような人類が人類を無差別に殺戮し、
殺戮しないまでも人体を蝕み続ける原爆放射能爆弾を投下することのない
新しい世界を希求していよう。
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時代劇に「忠臣蔵」がある。
主君が大名間の個人的な仕打ちに堪忍袋の緒が切れて
殿中刃傷に及び、一方的な判定で主君が切腹を命令される。
藩のお取りつぶしで、無職となった47人の武士が
生き残った大名隠居を仇討ちで仕留める。
仇討ちは公儀の一方的判定に抗議した「美談」ともて囃されるが、
公儀は公儀の威光が崩れかねないと「四十七士」に切腹を命ずる。
このように、「仇討ち免許状」の時代が封建時代には
存在した。
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「仇討ち」のようなことは、
理由が何であれ、「暴力VS暴力」である。
「戦争VS戦争」と異ならない。
そこには「民心の平和な生活」の希求は微塵もない。
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戦争は、古来から人類に纏わり続けてきた。
フン族(中国)は西進し、ゲルマン民族を西に押し出し、
古代ローマは滅び、イスラム民族がアフリカ~イベリア半島を
支配し、カール大帝が出て初めて欧州が成立した。
モンゴル帝国(中国)がアジア~東欧まで席巻、
日本上陸を試みたが台風で二度も失敗し中止した。
日本も、朝鮮半島の百済を支援し敗れて、
豊臣秀吉の時代には朝鮮半島まで戦いを進めたが
撤退、近代には朝鮮、満州も併呑したこともある。
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「米国の原爆投下」、「日本の真珠湾攻撃」、「南京事件」、
「アウシュビッツ事件」、「ロシアの南下政策」、「南北戦争」、
「蒙古来襲」、「アレキサンダー王大遠征」
などなど、戦争に纏わる事件は数え切れない。
現代社会では、「仇討ち免許状」のように「被害者」は「加害者」に
「仇討ち」できるという正当性は認められない。
「仇討ち」そのものが連鎖的な暴力による償いを要求する。
平和を希求する行為とは魔逆なのが「仇討ち=リベンジ」では
ないだろうか。
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米国では、原爆投下は第二次世界大戦を終了するための必要悪という。
しかし、原爆投下自体は、既に日本が敗戦を認めて戦意を失っている
状態で行われたことは明白なのだ。
あえてその実用性を確認するために行われたに過ぎない。
原爆がどのようなモノなのかを戦時で確認したかった一部科学軍人の
思惑が、あえて投下に及んだに過ぎない。
厳密に考えれば不要でもあった原爆投下は広島・長崎になされた。
考え方を変えれば、原爆は日本が戦意喪失した段階でなければ、
日本の大都市・東京・大阪に投下される可能性もあったかも知れない。
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ノーベルは火薬(ダイナマイト)という爆弾の元を発明した。
1.それは爆発で人をも殺傷する能力を革命的に進歩させたが、
2.鉄砲という道具で人類が動物の頂点となる契機を作り出し、
3.発破で鉱山の採掘を容易にさせるなど作業効率を飛躍的に
高めるのに役立った。
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原爆も其れを持つと言うことで他国が戦意を失うという
戦時相打ちの効果=「戦争の勝利者無き、無意味な戦争」で
極限的な平和維持の効果 が期待できるかもしれない。
しかし、「狂人に刃物を渡しては危険」なように、
原爆が狂人の手に渡ることを世界は避けなければならないであろう。
「核拡散防止」の意味は「狂人」が現れることを危惧し、
「原爆」を世界の警察が武器として専有することを正義のために
認めるモノであろう。
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「正義の人」がもつ「専有武器」は判るが、
原爆数万発は、あまりにも多すぎる数であり、
地球がいくつあっても足りないくらいの破壊力である。
「正義の人」といっても、
「自国の核心的利益」を最優先にする人だと、
世界の警察の資格はないと判断される。
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オバマ米大統領の心情の吐露は、
「仇討ち的な思惑を自国の核心的利益に利用とする人々の予想に反し」、
「仇討ち的な見返り感情=お詫びの表明」を離れている。
戦争に使われた原爆を憎み、
其れを投下するに至る「核戦争を無くするための努力」を一生をかけて
行いたいという「ノーベル平和賞」受賞者ならではの声明である。
「言動不一致」と揶揄する人もいるが、
人類が心がけなければならない「平和の心構え」を感じるべきであろう。
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自分自身が行ったことには「侘びる姿勢が相応しい」が、
自分の親、祖父、曾祖父達が行った行為については、
侘びるよりも、「平和の心構え」を構築する姿が美しく見える。
「平和の心構え」がなく、「仇討ち免許状」を獲得したい輩は
オバマ米大統領の演説を聴いて、反省して貰いたいモノである。
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呆けの小生は、広島で通訳をされていた女性が、
オバマ大統領の言葉を翻訳するにあたり、
なぜか感激して涙声になっていたように感じた。
呆けの勘違いかも知れないが・・・
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[ 参考 ]
1. 放射能の壊変
和歌山大学教育学部化学教室N.木村研究室の「Web講義」から
2.福島原発事故地域
<NHK ETV特集:ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2か月~>
WIKIPEDIAによれば、
木村真三博士獨協医科大学準教授の試算(2011.9)によると、
「最も線量の高い双葉町の放射性セシウム」の空間線量が
年間1ミリシーベルト(=毎時0.1マイクロシーベルト)に減衰するには
167年を要するという。
3.物理学教室
脳幹梗塞の小生には以上の数式は理解不可能であるから
下記をご覧下さい。理科の元教師による詳しい説明があります。
「FNの高校物理」・・http://fnorio.com/index.htm
4. 除染しなくなった東北奥地の放射能?
福島では、除染を重点的に元居住区域を中心に行っている。
しかし、山奥に留まってくれるはずの放射能は、
高いところから、低地にいずれは流れ下るのが自然の流れである。
今のうちに奥地の調査をドローンを利用して行い、
下流への放射能の影響・対処方法を
調査・構築しておくべきではないだろうか。
風評被害だけを恐れているような気がする。
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