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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Nov 1, 2016
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米国連邦政府のGDP統計 2016年7~9月期について

 新聞に米国の7~9月期の実質GDPが踊っている。

 本当に新聞に書かれていることが起きているのだろうか。

 原本をトレースする。

 まずは、下記をURLに入れてから米国の国民所得統計を見よう。

'U.S.Department of Cmmerce  Bureau of Economic Analysis(=bea)'

  ↓

'U.S.Economic Accounts'

  ↓



  ↓

'Gross Domestic Product(GDP),3rd quarter 2016 (advance estimate)'

 実質季節調整済み、年率の四半期別(=Quarterly)速報値を

伸び率から見てみる。

この図表は小さいので、いつものように、表の上で右クリックして下さい。

 そして「新しいタブで画像を開く」を選択してください。

 右上に、数字が並んだような「タブ=栞」が見えるのでクリックすると

大きな表が現れます。

 その大きな表をご覧ください。









 新聞に書かれているようにトレースしていきます。

1.米国の 四半期別 実質GDPは年率季節調整済みで推移 をみると、

  2014年第一四半期(=1Q)に ▲1.2%を記録した後は、

10四半期連続でプラスとなっている。

  今7~9月期には 2.9%
を示し、

  新聞には「米GDP堅調2.9%増」の文字が踊っている。

  中国はこの3期には連続して6.7%を続けており、勢いが落ちたと言われている。

  成熟期にある米国は堅調であろうか。

  2014年2Qからの推移は、4.0%~5.0%~2.3%



  2016年に入っては0.8%~1.4%~2.9%となっている。

  7~9月期の市場予想は2.5%であったからそれよりは高くなっている。

      ( 2014年 2.4%、2015年 2.6%、2016年1Q~3Q平均 1.7% )



 個別の構成項目を見てみよう・・・

1.GDPの構成項目では、

  GDPの約7割(=69.1%)を占める 個人消費支出 は  2.1%の伸びで、

      寄与度(%ポイント、以下省略)は1.47%
と高かった。

1.1  自動車などの耐久消費財が9.5%の伸びで、寄与度は0.69% と大きく、

1.2   非耐久消費財は▲1.4%の減少で、寄与度は▲0.21%だった。

   食品以外のガソリンや他のエネルギー品など足を引っ張っている。

   家事サービスなどは寄与度が0.99%と増加した。

2.懸念されていた民間投資は、GDPの16.8%を占めるが、

  3.1%増加であり、寄与度は0.16%であった。

2.1  非住宅は1.2%の増加で、寄与度は0.15% であった。

2.1.1 非住宅の中を見ると、

  構造物は前期の▲2.1%から5.4%増加で、寄与度は0.14%、

  設備は4期続いてマイナスであり▲2.7%で、寄与度は▲0.16%、

知的財産は4.0%の伸びで寄与度は0.16% であった。



2.2住宅は▲6.2%と二期続いての減少であった。

2.3在庫変動は寄与度が0.61%であった。

3.輸出入は寄与度が0.83%であった。

3.1輸出は10.0%増加し、寄与度は1.17%であった。

3.1.1財貨輸出は14.5%増加し、寄与度は1.08%、

     サービス輸出は2.1%の増加、寄与度は0.09%であった。

3.2輸入は2.3%増加し、寄与度は▲0.34%であった。

3.2.1財貨輸入は0.9%増加し、寄与度は▲0.11%、

3.2.2サービス輸入は8.8%増加し、寄与度は▲0.23%

4.政府の消費支出・投資は0.5%増加し、寄与度は0.09%であった。

 新聞報道は、米経済を堅調で評価している。

 しかし、設備機械投資(4四半期)、

 住宅投資(2四半期)はマイナスの伸びが続いており、

 知的財産投資(13四半期)、自動車など耐久消費財(2四半期)が伸びたこと、

 輸出(2四半期)が伸びたことで

 全体として、2.9%の増加を達成できている。

 つまり、新聞は期待しても米国経済を覆う暗雲は国際社会と同様に

晴れ間はクッキリとは見えていないのである。



 これだけでは金利引き上げ(→円安)とはならないであろう。



  実額で見てみよう。

 2015年の実質GDPは 16.4兆ドルであり、

 2016年の実質GDPが4Qの伸び率が3Qと同じなら

 16.7兆ドル程度となろう。

  2015年の名目GDPは 18.0兆ドルであり、

 2016年の名目GDPが4Qの伸び率が3Qと同じなら 18.7兆ドルとなろう。

////

      世界第二位の中国の名目GDPは日本の外務省によると

 2015年は 10.9828兆ドル(約67兆6708億元)とされる。

  2016年は中国が 6.7%の年率で伸びると 11.7兆ドルと推定される。


///

同じ名目で「米国/中国」の両国を比較すると、

  「米/中のGDP比率」は2015年に 1.64倍→2016年に 1.60倍となる。

   人口は2015年で、米国3.216億人、中国13.735億人だから

   「2015年1人当たりGDP」では米国56,084ドル、中国7,996ドルだから

   米/中比率は 7.0倍である。











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Last updated  Nov 2, 2016 09:25:40 PM
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