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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Oct 27, 2020
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​​​​​​ 宇治見氏の特別寄稿:

ケインズVSハイエクの思い出(その2)

 「戦後米国での活躍」


   < 歴代大統領への影響>


       *


 ​​​​​1945年4月12日には~

​​Harry S.Truman​​ 第33代大統領

(=民主党) になった。

(ミドルネーム S は父方・母方の両祖父に S が付くから。
 父方の祖父=Anderson  S hippe Trumanと母方の祖父
   = S olomon Youngのどちらかに合意できなかった。
 彼は、民主党副大統領候補として、大統領候補4期目の
 F.ルーズベルト=Franklin Delano Roosevelt 
と共に
直後の大統領の逝去で
 繰り上がった。
  戦後、唯一の大学に進学しなかった大統領である。)

 趣味はピアノを弾くことである。

 経済学には関心が薄く、経済学者を重視しなかった。

やがて、 朝鮮戦争(1950/6/25~1953/7/27休戦)

が始まった。

 この戦争は ケインジアン に格好の機会を与えた。

彼等は 軍事産業 を中心とする 特需 を奨励した。

​(ノーベル経済学賞)​ ​​
 1947年、 Paul Samuelson は“経済分析の基礎”を刊行、

翌年『 経済学 (Economics: An Introductory Analysis)』

でケインズ主義を宣伝した。

 爆発的な売れ行きで、

ケインジアンのバイブルとなった。​​​​​


1953年1月20日~

​​​​​次の 第34代大統領 は、 Dwight David Eisen​hower

​​(=共和党)
である。

 彼は、当初ケインズの提唱する政策には懐疑的で、

ハイエクの考え方に近く、失業よりもインフレを恐れ た。

 しかし、 朝鮮戦争が終結した1954年、不況が襲 った。


 ​ 結局 Eisenhowerは、共和党の大統領

最初の ケインジアンとなり、ケインズ政策を推進 させた。

 1956年、国内の都市間を結ぶ高速道路網の建設し、

更に、東西冷戦の最中、ロシアが1957年10月4日

人口衛星Sputnikを発射させると、軍事費を増やした。

 Eisenhowerは、F.Roosevelt(第32代)以上に

軍事費に金をつぎ込んだ大統領である。

 やがて未曾有の繁栄の時代が到来、

冷蔵庫、洗濯機が飛ぶように売れた。

 しかし、1960年4月、再度、不況に突入し、

結局共和党は人気をなくした。​​​​​

​​​​​​​​ 1961年1月20日からの

第35代大統領 は民主党、 John Fitzgerald Kennedy

の時代である。

 彼は ハーバード大学で、John Kenneth Galbraith

から教えを受けたが、結局経済学は苦手だった。

 そこで、彼は自分の周りにGalbraithを筆頭に、

ケインジアンを集結 させた。

 Kennedyの目的は、

いかに成長のギャップを埋めるか

Bridge the Growth Gap )にあった。

 1962年10月には、キューバ危機が勃発*、

軍事費及び宇宙開発費が増額された。

(*ソビエト連邦がキューバに核ミサイル基地を建設して
 いることが発覚、アメリカ合衆国がカリブ海でキューバ
 の海上封鎖を実施し、米ソ間の緊張が高まり核戦争寸前
 まで達した一連の出来事のこと。)

 この時代、 Neo- Keynesian主義 が起こった。

1.“Harrod-Domar Model” *

*   Gw:保証成長率=(s/v) ー [資本減耗率]
              s:貯蓄率[S/Y]、v:資本係数[K/Y]
      Gn:自然成長率=[労働人口増加率]+[技術進歩]

最適成長条件 :Gw=Gn・・・財市場均衡&完全雇用 

 [s/v]ー[資本減耗率]=[労働人口増加率]+[技術進歩率]
        ↓            
   <不安定性原理;ナイフエッジ原理> )  


2. “Phillips Curve”  などが登場した。​

 “Phillips Curve”では失業とインフレが 

「Trade-Offの関係 」にあることが主張された。​​​​​

 ( 短期において「失業率を低下させようとすれば
  インフレーションが発生」し、「インフレーション
  を抑制しようとすれば失業率が高くなる」と
  いうことを表した曲線である。​​​
​ ​​​​さて、Kennedyが不慮の死を遂げると、

1963年11月22日には~

第36代大統領  Lyndon Baines Johnson=民主党

が後を継いだ。

 しかし彼は経済にはまったく疎かった。

 彼は、好況を背景に、 “Great Society” を提唱した。

 この時代は ケインジアンの奇跡 といわれ、

Johnsonは追い風に乗った。

 ベトナム戦争が拡大した。

          つまず
 結局  彼等の [躓き] は、経済が原因ではなく、

戦争への深入り であった。


 “Great Society”は終焉する。
​​​​​
​​ ​​​​​ そして、 ​第37代大統領 Richard Milhouse Nixon

=共和党
​​ が1969年1月20日に登場する。

 直前1968年に、 Milton Friedman はニクソンの

経済アドバイザーになる。

 金本位制からの離脱が起こる(1971年8月)。

 ここに Breton Woods の金本位制

(ドルと金との関係が固定されている)は 崩れた


 そして1973年、1974年にかけて、原油価格が4倍に

跳ね上がる危機が、OPECによって仕掛けられた。

 “Phillips Curve”はもはや適応しなくなった。

 ”Stagflation”の発生とともに

ケインズ政策の効き目はなくなった。

 Stagflation時代の到来 である。

 Watergate盗聴事件により

ニクソンは失脚することになる。​​​​​

​​
​ 1974年8月9日、これを引き継いだのは、

第38代大統領  Gerald Rudolph Ford Jr.

= 共和党 であった。


 フットボールの名選手だったが、

とんだ貧乏くじを引くことになった。

 Alan Greenspan は超保守派に属するが、

経済諮問委員長に就任。

 しかし Gerald Ford に対しては何もしてやれなかった。

​​         ​(ノーベル経済学賞)​
​ 1974年  Friedrich August von Hayek はノーベル賞

をもらう。

​      
​(ノーベル経済学賞)​
​ 1976年、 Milton Friedmanもノーベル賞受賞

 ​1977年 1月20日には~

第39代大統領
​Jimmy Earl Carter​=民主党

登場する。


 だが彼は、1979年のイラン革命、

第2次石油危機により、政権を追いやられる。

​​
​​  英国では1979年 Margaret HildaThatcher が

英国首相
になる。

 ハイエク80歳。

 この頃 ハイエクとサッチャーと親密 になる。​​

​ 1981年 1月20日には~

第40代大統領  Ronald Wilson Reagan

の登場、 共和党の復活 が始まる。

 ​​実は  Milton Friedman は、1967年、 レーガン

カリフォルニア知事の時、彼の信任を得る。

 知事の依頼により、当時のカリフォルニア州政府

の規模削減に尽力した。

​​
​​  ​1968年、彼は、 ​ニクソン​​の非公式経済アドバイザー

にも就任した。

​​​
​​  Milton Friedman は、こうして ニクソン レーガン

両共和党大統領のブレーンになるのである。

​​
​  レーガン は、サッチャーの選挙戦の勝利、

それを支えたハイエクの思想を自分の選挙戦にも応用し、

1980年の大統領選挙を勝ち抜いた。

​​  “Laffer Cueve”が急遽注目 された。

 減税こそ収入を増加させる。

 レーガノミックスの要 となった。​​


 1989年 1月20日には~

第41代大統領 George Herbert Walker Bush

=共和党が登場する。

 1991年ソビエト連邦崩壊。

 1992年3月23日 ハイエクは92歳で死去。 

​ 1993年 1月20日には~

第42代大統領 ​”​ Bill” Clinton

William Jefferson Clinton )=民主党 が登場する。

​ 2001年1月20日には~ 

第43代大統領 George Walker Bush

=共和党
就任

 (父は第41代米大統領ジョージ・H・W・ブッシュ

​​ ​ 2009年1月20日には~  

​(ノーベル平和賞)​
第44代大統領 ​Barack Hussein Obama​ II

=民主党 が
就任。

2017年1月20日には~ 

第45代大統領 Donald John Trump

=共和党 が
任し、現職。 ・・・・

​​​
 ​ ​​結論的には 「米大統領と両者の経済理論」 は~

 ニクソン時代に ケインズ主義は衰退

代わって 、レーガン時代にハイエク​​
主義が

にわかに脚光を浴びる 。 

​★

大雑把だが大統領との関連では下記の様か・・・

ケインズ主義(マクロ)

​トルーマン、アイク、ケネデイ、ジョンソン​​

​​ ケインズ主義の衰退

フォード、カーター ​​


ハイエク主義(ミクロ) 

​レーガン、クリントン​​


ケインズ主義への回帰 

​ブッシュ(子)​​



現職”POTUS”および存命中の元大統領




WIKIPEDIA


★​​





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Last updated  Feb 6, 2021 09:07:23 PM
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