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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Oct 26, 2020
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​​​ ​​​ 宇治見氏の特別寄稿:

 そのむかし両者を対比した本を読んだことを

      思い出す。

 紀伊国屋書店で購入した本の名は下記でした。

  ["Keynes Hayek : The clash that defined

            modern econonomics" ]

             by Nicholas Wapshott

(New York,NY:W.W.Norton & Company) 



 As the stock market crash of 1929 plunged the world
into turmoil,
two men emerged with competing claims
on how to restore
balance to economies gone awry.
 John Maynard Keynes, the mercurial Cambridge
economist, believed that
government had a duty
to spend when
others would not.
 He met his opposite in a little-known Austrian
economics professor, Freidrich
Hayek,
who considered attempts to
intervene both pointless
and potentially
dangerous.
 The battle lines thus drawn, Keynesian economics
would dominate for decades
and coincide with an era
of unprecedented
prosperity, but conservative economists
and political leaders would eventually embrace
and execute Hayek's contrary
vision.
 From their first face-to-face encounter to the heated
arguments between their
ardent disciples,
Nicholas Wapshott here
unearths the contemporary
relevance of
Keynes and Hayek, as present-day
arguments over the virtues of the free market
and government intervention rage
with the same ferocity
as they did in the 1930s.




Amazon Primeより

翻訳試行
「1929年、株式市場が大暴落した時、2人は全く異なる再建案をもって
登場した。
  ケインズは、当時、気鋭の、ケンブリッジ大学経済学者であった。
  彼は、だれも
やらないのであれば、代わって政府が消費をし、
景気を刺激すべきと主張した。
  一方ハイエクは、当時、駆け出しのオーストリア出身経済学者であった。
  その考
え方はさえないものだった。
 ケインズ学派経済学は、当時一世を風靡し
経済は未曽有の繁栄を謳歌していた。
 しかし、やがて、保守的経済学者や、政治家は、ハイエクの考え方に
傾いていっ
た。
 著者、Wapshottは、自由市場への介入がどうあるべきか、
1930年代と現代を
比較し、両者の考え方の違いを論じた。」


         ★

「ケインズVSハイエク」の思い出(1)


1.環境条件の比較

ケインズ

 英国に生まれた。

 名門ケンブリッジに学び、2番で卒業、インド省

 (首席であれば大蔵省に入省だが)に入った。

 大学時代、哲学者ムーア(G.E.Moore)を信奉する

 クラブに入会(Bloomsbury Group)、

 この仲間(Duncan Grant, Virginia Woolf ,

 Vanessa Bell 他)とは終生付き合い刺激しあった。

 当初は数学者志望だったが経済学に転向、

 マーシャルを中心とする英国伝統の古典派経済学を

 学んだ。

 発想が豊かで多くの論文を書いた。

 第1次世界大戦での戦勝国英国に生まれ、英語が母国語

 であるということが、彼にどれだけ幸いしたことか。


ハイエク

 旧オーストリア領のイタリア、ベネチアで生まれた。

 したがって、言語はイタリア語でありドイツ語であった。

 英語圏に生まれなかったため、彼が背負う英語に対する

 ハンデイーは終生付きまとった。

 ウイーン大学で学んだが、すぐに母国は崩壊、

 ウイーン学派(Carl Menger, Ludwig Von Mises,

 Wieser他)の学問はその地で発展することは困難で、

 彼も英国に移住することになる。

 異国では、やはり歓迎されない。

 まして主流は英語を話す連中であり、自分の思想を

 上手く英語で伝えるのは至難の技だった。

 ロンドン大学に奉職できたが、この大学は、もともと、

 英国の海外植民地を統治することを目的に創設された

 大学でおのずと伝統のある、ケンブリッジにはかなわ

 なかった。


2.友人関係の比較

ケインズ

 上記ブルームズベリーの友人たちと哲学思想を通じ

 終生交流があったが、更に学者になってからは、

 良い弟子に恵まれた。

 カーン(Richard F. Kahn)、ロビンソン夫妻

 (Austin & Joan Robinson)、ハロッド(Harrod),

 他で、この弟子たちは、彼の「一般理論」構築に

 あたり、協力を惜しまなかった。

 特にカーンの尽力はすごい。

 この弟子たちは毎週非公式なゼミナールを開催、

 経済学に関し口角泡を飛ばして議論した。

 このグループは“Cambridge Circus*”と呼ばれている。

(*または、 ケインズサーカス (英: Keynes's Circus)


ケインズサーカス

ケインズサーカス:WIKIPEDIA

<ケインズ・サーカスから
  ノーベル経済学賞:J.ミード、J.ヒックス>


ハイエク

 友人はロビンズ(Robbins)等数人に限られた。

 ケインズのような大学時代から続く友人のグループの

 支えもなかった。


3.チャンスの比較

ケインズ

 ケインズ革命はやがてアメリカに飛び火し、

 熱病のように蔓延した。

​(ノーベル経済学賞)​
 Paul Samuelsonによる宣伝効果も大きい。

 ​

ハイエク

(ノーベル経済学賞)
 Milton Friedmanによってレーガン大統領等に紹介され、

 レーガノミックスを支えることになる。

4. 終生の比較

ケインズ

 英国を後ろ盾に時代の要請に応え華やかな生涯を送った。


(ノーベル経済学賞) ​​
ハイエク

 敗戦国側に生まれ、重いハンデイに苦しんだが、

 ノーベル賞を勝ち得た。
​​


(ノーベル経済学賞では、賞を貰うべき二人:
  ケインズサーカスのジョーン・ロビンソン女史、
  制度派経済学者として名高いジョン・ケネス・ガルブレイス
  が抜けていることで、その「権威」が疑われている。)

★​





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Last updated  Feb 6, 2021 09:03:42 PM
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