こんぱすコーチの全方位日記

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2013年08月18日

今日は日本コーチ協会・埼玉チャプター
いつも盛況な『パーソナル・ファウンデーション』がテーマでした。
パーソナル・ファンデーション、直訳すると『自己基盤』。

解説では「自分自身の基盤を整えることであり、
自分自身の人生の質を画期的に高めるための
システマティックなアプローチ」とあります。

コーチング・スキルを極める上で、
同時に学んだほうがパフォーマンスが格段に上がる、

そして、自己基盤が強固なほど、
「自分の人生を思い通りに描くことができ、行動できる」
とあります。

ただしこのワークは、
自分の嫌な面やウイークポイントを正視することが求められるので、
受講して、気分が晴れやかになったり、スッキリすることが
あまりありません。
どちらかというと、モヤモヤ感が残る、後味の悪い結果になります。
講師の近藤真樹コーチに言わせると、それが当たり前であり、
そのモヤモヤ感を持ち続けないと、
パーソナル・ファウンデーションはきちんと会得できないそうな。

その動機が、
「○○を達成したい」
「○○を体験したい」
「○○を自分のものにしたい」
「○○を取得したい」

言い換えれば、成果を得る手段として、
さまざまなスキルを求めがちです。

この図式でアプローチする限り、限界があります。
というのは、体験することはともかく、
「達成したい」「自分のものにしたい」「取得したい」
というのは、完全に自分のコントロール下に置けないからです。

たとえば「高校野球選手権で優勝を達成したい」と思っても、
参加している他の学校も相応に優秀なわけですから、
一枚も二枚も上のレベルの強豪と当たったときに、
その願いが達成される確率は決して100％ではありません。
どんなに自己基盤を確立するワークを受けていても、
達成できないものは達成できない。
ここに大いなる矛盾というか、新たなストレスを囲うことになり、
「ダメな自分」という新たなレッテルを貼ってしまう
きっかけになります。
自分のコントロール下におけない、という事象にフォーカスするのは、
限界があるのではないか、と思うのです。

そこへいくと、同じ「……たい」でも、
「自分はこういう人間でありたい」という
自分のあり方を追求するアプローチのほうがしっくりくると感じます。
自分のあり方については、相手のある話ではありません。
あくまでも自分自身の内面の話です。
ですから、完全に自分のコントロール下です。

達成するもしないも、相手のある話ではなく、
あくまでも自分自身の内面と向き合う話。
他人の介在することでは決してありません。

これが『パーソナル・ファウンデーション』の本当の狙いなのかなぁ、
と思います。
自分のあり方、自分の生き方、
これが確立していると、どんな結果に対しても、
ぶれることなく受け入れることができると思います。
その場その場の結果で、表面的に一喜一憂することがない、
ネガティブな結果でも、それを素直に受け止めることができる。
そういう姿勢でいられることが、結果的に
「自分の人生を思い通りに描くことができ、行動できる」
ことにつながるのではないか、そう思いました。

ということで、自分も今後は
「自分はどういう人間でありたいか」
これを念頭に置き続けていきたいと思います。