草加の爺の親世代へ対するボヤキ

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2020年02月13日
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普通であること、当たり前で居られることの非凡性、卓越性に就いて考えてみたいと思う。

 ちょっと考えると、普通であること、当たり前の状態であることと、非凡や卓越が結びつくことは、矛

盾している。そう思える。

 ところが、さにあらず。我々命の中に生かされてある者は、既にそのこと自体で奇跡と呼んでよい、有

り得べからざる現象なのであり、それは地球上の各種の生命体の在り方、生き方を仔細に観察するならば

ば、容易に首肯出来る事でありましょう。

 私の体一つを例に取ってみようか。私は何処から来たとも、何時から意識して生き始またのかも分から

ずに、物心がつき、幾多の生命の危機をそれと意識せずに乗り越え、今日に至っている。

 医学的には、大脳から指令が出て、体の諸器官が機能する云々、と誠しやかに、理路整然と説明されて



行われているのか、ちょっとばかり疑問を発したならば、全てが説明不可能な何かに行き着くことにな

り、それを我々人間は「創造の神の働き」と称して、一応の回答として来ている。

 実は、何も回答は得られていない。何も、明らかにされてはいないのだ。人知を超えた不可思議な現象

だから、それは人知を遥かに超えた存在者の手に委ねる。誠に理に叶った、賢明至極な処置であり、舌を

巻くしかない。しかし、である。事態は依然として不明のままで残されている。理解しているのは全能者

のみであって、死すべき運命にある、有限の存在の典型である我々の能力を、遥かに超えた埒外に置かれ

たまま、理解不能の状態は、永遠に続くしかない。人間の果敢で天晴れな不断の努力が、営々と続けられ

ているにも拘らずなのだ。

 いっそのこと、理解などというそもそもが不可能な行為を潔く断念して、外の道を行こう。その一つが

仏教の坐禅を主体とした、宇宙との一体化の行為である。自己を客観的な対象と捉えるから不可能になる

のであるのなら、対象も主観もない、彼我一如の境地に没入するなら、最初の疑問は物の見事に解消され



 つまりは、実に不可思議な現象としての我々の生存がクローズアップされる。どこまで行っても、この

繰り返しに終始してしまう。

 つまり、普通であることは、金輪際普通などとは言えないのだし、当たり前であること自体が、当たり

前などと、のんきに呼称し、形容してなどいられないわけなのでありました。

 ところで、旧約の読みは「列王記」に入ろうとしている。イスラエルの民の苦難に満ち満ちた歴史が、



はいる。

 自己との対話とは、実は「神」との対話でもある。私の神は私に無理なこと、残酷なこと、その他理不

尽なことを要求することは、絶えてなかった。いつも「背後から」そっと私に寄り添って、背中を押し続

けていてくれる。そんなイメージがある。それに最近では、悦子という守り神が加わって、応援してくれ

てもいる。だから、とても心強い気がして、死すらも厭わない感じになれている。有難い事であります。

 この世が居ながらにして極楽と変じている。これ、念のために申し添えるなら、誰にでも起こりうるこ

と。ごく普通で、あえて言えば当たり前な現象なのだ。

 人生そのものが矛盾とパラドックスに満ち満ちている。だから、普通は極めて非凡に通じているわけで

ある。自分を素直に「普通だ」と思える人はそれで良いし、異常だ、特殊だ、例外的な存在だと感じてい

る人もまた、それ自体素晴らしい事だと認識して生活すべきであろう。誰もが人生の主役であり、同時に

また単なる端役でしかないという事実。この矛盾背反がなんら支障なく同時に成り立っている事に、注目

しよう。

 それはまた、個人が主体でありながら、社会全体があたかも一つの生命体であるかのような、奇妙な、

実に奇妙奇天烈なあり方を、現に我々の生存は示している。そのありのままを、素直に受け入れ、素晴ら

しいトータルとしての生命のあり方を、心の底から賛美しよう。そして、その中に生かされてあることの

奇跡を、素直に、心の底から賛嘆しようではないか。

 この世は実に美しく、魅惑に溢れた存在であることに、そしてそれがごく普通にまかり通っている事実

に、注目しようではありませんか。

 あなたがいて、私がいる。何と言う嬉しいことであり、何と言う無償の恵みの中に、生かされてあるこ

とか。誰か、私の書いたことに異論、クレームの有るお方がおいででしたら、どうか、真摯にご自分と向

き合い、静かに自問自答されることを、衷心より希望致します。

 生きているって、無条件に素晴らしいですね。





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最終更新日  2020年02月13日 18時28分28秒
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