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このところ、ずっと宗二の入学準備に追われて健三に構うことが少なくなったからだろう。何かにつけて因縁じみた絡みかたをしてきたり体育すわりで両手を目に当ててスンスン泣いたり、布団の中で丸くなり、この世の終わりのような泣き方で自分の事をアピールする。宗二は宗二で「俺、1年生だもんね」と自覚がついていたのか自分でやろう、という意欲を見せれば見せるほど、その兆候が強くなってきた。調子がいい時は自分も年中さんになったから、と張り切るし、宗二不在の保育園でも何とかその部分に折り合いをつけてお友達との関係も大体うまくやっているようだ。どうしても外れない夜のオムツも「もう買わないで!」と拒否するようになった。宗二は今までずっと靴下を履かない子だった。だが、さすがに学校に通うようになってからは靴下くらい履いた方がいいんじゃないか、と宗二に選ばせて靴下を買った。(こんなに大きくなった子に靴下の履き方をレクチャーするとは思わなかったが。)普段、子どもたちは旦那と一緒にお風呂に入る。そしてそのあとあたしが一人でお風呂に入るのが定番になってきたのだが、ここの所連日、あたしが風呂に入ると健がやってくる。そしてお風呂場の入り口に座りこみ、愚痴とも恨み節とも言えるようなことをず~~~~~~~~~~~~とつぶやくようになった。そして、今まで靴下を履いていなかった健も同じように靴下を履きたいと思っていたらしい。「おりぇ(俺)もね、くつちた、ほしかった。おりぇね、かぶとむちのくつちたがはきたいの。」なぜその場で言わない?と突っ込みたくなったが、彼は彼なりにグッとこらえていたんだろう、と思うとなんだかいじらしくてかわいそうになってくる。シャンプーを洗い流してから「健、もう一度ママと一緒にお風呂で暖まる?」と聞くと顔を見られたくないのかサッと逃げてしまう。ドアを閉めるとまたやってきて恨み言…教会に懺悔に来ているんじゃないんだからさぁ。そこで、「じゃあ、ママ明日、健と一緒に靴下買いに行こうかな」そういうととても嬉しそうな声になった。だが、靴下を買ったからと言って恨み言がなくなったわけではなく、その日に保育園であった嫌なことなどを話すのには変わりなかった。きっと何か吐き出したいんだろうな、と思ったのでお風呂タイムは口から吐き出される蜘蛛の糸のようなか細くて頼りない、でも強くてなかなか切ることができない、意思を持った呪詛を聞き続けることになりそうで、それがまた嬉しくもあったりする。4月17日この日は広告代理店の人との打ち合わせ。少し肌寒い日だったので温まるものを。●クリームシチュー●ガーリックライス にんにくのみじん切りとフレッシュパセリ、 パプリカをオリーブオイルでご飯と炒め、 味付けは塩コショウのみのシンプルなもの。●サーモンのカルパッチョ お刺身用のサーモンが安かったので、新玉ネギのスライスと イタリアンドレッシングで。4月18日なんだっけ、この日も忙しくてあるものをかき集めた感じの夕食。夜遅くなってからホッシーがふらっとやってきたのは覚えているが。●皿うどん 皿うどんの素が売っていたので、残り野菜とエビ・イカを使って。●ホイコーロー これもクックドゥを使用。●海苔のお吸い物 とろろ昆布と焼き海苔を細かくしたもの、 すりごまと麺つゆを入れてお湯を入れただけ。4月19日この日、やっと宗二の座布団カバーやら色々作る事が出来た。●パパ寿司 ちょうどテレビで白魚の踊り食いをしているのを見た龍一が 「俺も白魚食べてみたい!」というのでスーパーに買いにいくと また真鯛が安かったので1匹購入。 白魚は軍艦で、真鯛は握りで。 ●枝豆 生の枝豆が売っていた。(とはいえ台湾産) 迷っていたら「台湾じゃ大丈夫だろう」と言う旦那の声。 やはり冷凍とは美味しさが違う。●鯛のカブト焼き●あら汁4月20日この日、いただき物が2種類。畑から掘り出して来たばかりのみずみずしい大根と天然、採り立てのたらの芽。早速夕食の食卓に。●てんぷら たらの芽・レンコンのかき揚げ・ 新玉ネギと春菊、ニンジンのかき揚げ。●ざる蕎麦●むかご 塩茹でした物。 子どもたちは恐るおそる口にしたが、 食べてみると美味しいとわかったらしくよく食べた。 確か、去年は「むかごご飯」にしたと思ったが…●ホタルイカの沖漬け この時期だけのホタルイカ。 「ちおから」大好きの健三はもちろんお気に入りの味に。 翌朝も「おきづけごあん」とリクエスト…4月21日●肉豆腐 昼間に作っておいて、 じっくりとお豆腐に味を染み込ませた肉豆腐。 新玉ネギもしんなりして砂糖とは違う甘みがじんわり。●だし巻き卵 いただき物の大根おろしを添えて。●菜飯 大根の葉っぱは細かくみじん切りにし、 塩でもんでアクを出し、 炊きたてのご飯にごまと一緒に混ぜ込んだもの。 葉っぱが大きくて少しエグミがある時は サッと湯通しするといいと思う。●ホタルイカの沖漬け●味噌汁 具は豆腐と生海苔。4月22日●大根サラダ 大根は細かい千切りにして水にさらしておく。 水分を充分切ってもみのりを乗せて。●ジャーマンポテト 新じゃがをまるごと茹でて、 新玉ネギ・ウインナー・ニンニクのみじん切り・ ローズマリーと一緒に炒めたもの。●チキントマト煮 トマト煮をオムレツを乗せたご飯に添えてみた。●コーンポタージュ4月23日久々に、こんにゃくを手作りした。去年はとても上手に出来たのに、今年は少し空気が入ってしまったのか滑らかさがいまいち足りない気がする…●刺身こんにゃく つけダレは酢味噌とごま油に岩塩を挽いたものの2種類。●とろろ もみのりと生卵入り。●ウドのキンピラ●焼き魚 義実家からもらった塩引き鮭。●味噌汁 具は大根となめこ。そして翌日に健三が希望するクワガタの刺繍の入った靴下を一緒に買いに行ったのだが、それがとても嬉しかったようで、寝るときにもはいて寝る。こういうことをされると本当に嬉しくなる。買ってよかったな~と心の底からしみじみとそう思わせてくれる。…と、自分を考えると…あたしはあまり嬉しい感情を出さない、というか出せない子だった事を思い出す。祖母のやっていた割烹料理店では、よくお客さんからお小遣いをいただいた。だが、親が受け取るのを遠慮するのを見て、あたしも最後まで固辞する子だった。子供なんだから遠慮しつつもどこかで折れて、にっこり笑って「ありがとうございます!」と言えたらきっとお客さんも嬉しかっただろうし、あたしも嬉しかったはずだ。結局受け取ることになったときにはにっこり笑うのではなく、多分、困った顔をしていたはずだ。もちろん、内心は嬉しい。でもそれを顔に出すこと、行動に出す事をあまりしなかった。だからそこをよく母親から指摘されていたが、こうして子供を持ち、やっと気づいた。(やっとかよ。)あたしが小学生になった時、両親があたしにランドセルを買ってくれた。そのときも「背負ってごらん」と言われるまでじっと見ているだけだった。そして背負ってもすぐにおろしてしまう。「もっと喜んでくれるかと思ったのに。」そう言われたが、もちろん、嬉しい。だが、どうしてもそれを出すことができずに母達が見ていないときにそっとランドセルを背負い、姿見で自分の姿を見てニヤニヤしている子だった。今年、同じ光景を見た。そう、宗二がそっくり。奴もランドセルが届いた当日はあたしが言われた事をそのまま言ってしまったのだが、翌朝は早起きしてパジャマ姿でランドセルを背負い、テレビを見ているのを目撃してしまったときには思わず吹き出してしまった。
2009年04月24日
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毎年、アメリカの求人サイト、CareerBuilder.comが行なっている「遅刻に関する調査」というものがある。(参考サイトはこちら)今年も発表されたのだが、雇用主が回答した「最低な遅刻の言い訳」というものを読んだ。●暖房の電源が切れたので、 ペットのヘビを暖めるため、家にいなければならなかった ●夫が仕事に出掛ける前に私の鍵を隠すことが 愉快だと思っている ●玄関を出るとき、蜘蛛の巣に引っかかってしまったったので、 家に戻ってシャワーを浴びなければならなかった ●息子がトランクに閉じ込めた ●クルマの左折方向指示器が壊れたので会社までの道のりを すべて右折でたどり着かなければならなかった ●救急車から担架が落ちて交通渋滞が起きた ●アライグマの襲撃に遭い、 狂犬病に感染していないかを検査するため 病院に立ち寄らなければならなかった ●定刻に出社したら皆と同じだと感じてしまう ●父親が起こしてくれなかったから ●ウッドチャック(リス科の動物、マーモット)が 自転車のタイヤに噛み付いてパンクしてしまった ●通勤経路が昨夜の雨で流されてしまった ●ビンゴゲームに行かなければならなかった●育児ストレスの奥さんに付き合って 毎日、朝の3時まで一緒に飲んでいた。…さて、ここで問題です。この中で、うちの従業員、西郷どんが言い放った遅刻のいい訳はどれでしょうか? 最近のあたしのブログではDプロジェクトのイベントで盛り上がったが、以前はうちのダメ従業員話で盛り上がった時期もあった。そう、このブログの歴史は従業員の歴史、と書いても過言ではないくらい、まぁ、癖のある人がたくさんうちにやってきた。自ら飛び降りて、両足骨折したイカロスや出入り禁止を喰らった途端、その会社の社長に不幸が降りかかることとなったりやめる前日に交通事故を起こしたイッシー、かろうじて採用はしなかったがどこも「会社都合」で会社を潰す廃業請負人、近所から10年以上のいやがらせを受け、不眠症になっても家のことが気になって仕方がなかった拓三ブラックな組織の借金を踏み倒しても平気だったバークレー、そしてカテゴリーまで作り、このブログを読んでいるみんなから生暖かい失笑をいただいた執事。唯一まともだったのは、バイトで来てくれていたM君くらいのものだろうか。ブログを始める前に働いていたKさんは、お父様の看病のためにうちの仕事をやめ、実家がある東海地方に帰ってしまったが、今でも賀状のやり取りは続いている。鹿児島出身の西郷どんは、確かに力もあるし、働きっぷりは執事とは比べ物にならないくらいよく働いてくれる。(比較することが間違い?)だが、遅刻が多すぎて閉口する部分もずっとあったのだ。今年に入ってからはその頻度がかなり多くなった。例えば2月の西郷どんの実働日数は21日。うち、遅刻した日数が7日。三日坊主とはよく言ったものだ、と昔の人の観察眼には感服する。毎回給料日には遅刻の事を注意していたが、全然改善される兆しはなかった。そして、3月5日の給料日。いつもよりもかなりきつくその旨を話す旦那。「このまま遅刻が続くようでは、辞めてもらうしかない」そこまで言うまでになってしまった。はっきり言って、このご時勢、うちもよく仕事があるよな、と感心するくらい不景気だ。公共工事を請けている所も今年の3月まではいいが4月になったら仕事がない、と泣いている人ばかりだ。そして連日ニュースで流れる解雇の単語。普通の人ならば、そんな時に引導を渡されたらどうするだろう?給料日の翌日、6日。この日は天気予報の通り、雨だった。小雨ならば仕事ができるので、朝判断して連絡する、と旦那が言ったのに、電話しても出やしねえ。そしてその日は西郷どんから折り返しの電話はなかった。翌7日。遅刻。これは普通の神経なんでしょうか?誰かおせーて。遅刻の理由を聞くと必ずこう言うのだそうだ。西郷どんの奥さんは生まれたばかりの子供の育児ストレスがあり、そのストレスを発散するのは、帰宅してから西郷どんと一緒にお酒を飲むことだ。仕事で疲れているからと先に寝ると不機嫌になり喧嘩になってしまう。だから毎晩3時頃まで一緒に付き合って飲まないとならない、と。そうはいってもこの奥さん、自分の連れ子3人も含めて もうすでに5人もの子がいる。一番上の子は通信制の学校に通っているから家にいて、それでなぜそんなに大変なのだ?お弁当だって、飲んで寝る3時頃作り、(それも毎回ではなく気が向いたときだけ)朝、起きてこないという。小学校に通っている子は勝手に起きて学校に通うらしいし、普通に聞けばネグレクト…ただ、もしその話が本当だとしても、さすがに旦那がクビになるかもしれない、と思えば何とか考えるはずじゃなかろうか…?その上、奥さんは車の運転ができないということで子供の検診の時は必ず西郷どんが休みを取り、検診に行き、子供が病気になれば休んで病院に連れて行く…遅刻だけではなく、平日の休みも多く取っている。これじゃ、パートじゃん。自分の車も持っていないので、通勤にうちの軽トラックを使わせているが、それだと家族でどこにも出かける事が出来ないので車を買いたい、と奥さんは言っているそうだ。だが、ブラックでローンが組めない、と来ている。そこで、実は安い車を買おうとあたしは貯金をしていた。そしてうちが車を購入し、毎月の給料から払える分だけ返済してもらい、完済したら名義変更すればいいと思っていたのだ。でも、そんな事情で稼げなければ車だって買う事は出来ない、弁当を持って来なければ支出も増える、それなら公共の交通機関なりタクシーを使って旦那を働かせたほうがプラスになるはず。そんな基本的なことがなぜ分からないのだろうか?うちだってそこまで考えて、できることはしてあげたいと思っている気持ちも踏みにじられたような気分だ。ただ、ここまでの話は全て旦那と西郷どんとの間で交わされた話であり、奥さんが本当にそこまで強制するのか、そして遅刻の件でここまで言われている事を知っているのか、真実がどうなのかは分からない。うちの旦那は給料日の説教から2日目に遅刻をしたときには本当にクビにしたかったらしい。ただ、やはり気になるのは西郷どんの家族のことだ。生まれたばかりの乳飲み子を抱え、免許もない奥さんが今すぐに働くことは出来ないだろうし、そうなれば子供達がかわいそうだ。そこで、忘れもしない3月11日、仕事が終わったあとに旦那は西郷どんを呼んで話をした。「うちは、お前の家庭や夫婦のことに口を挟む気も介入する気も全くない。だけど、家庭のことが理由で遅刻が多くて仕事に支障が出てきている今、一度、奥さんも交えて現状がこうだということとこれからどうするつもりなのか話をしたい」と。あまりにも理解しがたい奥さんの行動があたしたちには信じられず、奥さんの言い分を聞きたい、というか西郷どんの話がどこまで本当なのか知りたい、ということもあった。実はあたしはあたしで求人誌の担当のIさんに求人出すかも、と連絡をしておいた。すると、仕事が速くて機転の利くIさん、「前回の原稿を元にざっとこんな感じで作ってみました~」と我が家にやってきて西郷どんとバッティング。リビングで旦那と西郷どん、ダイニングであたしとIさん、と平行して話をしていたので詳しい話は分からなかったが、奥さんを交えて、と言った瞬間、西郷どんの顔色が変わったのだけははっきりと分かった。この日、旦那は仕事関係の人たちとの飲み会という名のけん制ごっこがあったので出かけてしまったのだが、夜9時頃、家の電話が鳴った。西郷どんの奥さんからだった。「あの~、今日は7時頃帰ると聞いていたんですが、まだ帰ってこないんですけど。」「え?うちを出たのが多分、7時頃でしたよ。」そう言って電話を切ったが、なんとな~く いや~な予感は、した。そして、翌朝、7時にうちの駐車場に集合だったが西郷どんは来なかった。 家にも帰宅していなかった。そう、怒涛の3月は、ここから始まってしまったのかもしれない。
2009年04月23日
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宗二の通っていた保育園の保護者会の副会長という肩書きが外れた途端、今度は1年生のPTA役員に立候補した。今回は、一昨年も引き受けたPTA新聞作りをチョイスした。一番初めに手を挙げたから選択肢が多く色々な役の中から選ぶ事が出来て良かった~。うちの子どもたちは学年が2つ違う。そして、保育園では年長さんの保護者が全員保護者会の役員を引き受けることになっている。だから、保育園と小学校と毎年1年ごとに引き受けるかたちを取らないと高学年でPTAに参加するハメになってしまう。どうせやらなきゃならない。やるんならできるうちにやっておこう、という魂胆。これはもう、「やりたい」「やりたくない」の次元の話ではない。また来年になれば、今度は健三が年長になり、また保護者会の役員することになっているのだから。あたしは年に数回、学校行事に協力する事くらいでギャーギャー言っている人の気が知れない。例えば、運動会で自分の子供の最高の笑顔を撮影できるのだって、バザーで安い商品を買う事ができるのだって、全て裏方で動いている人がいる。その人たちの努力の上に成り立っているのを忘れている人がどれだけ多いんだろう。忙しいのはお互い様。大変、とか忙しいなんて尺度で計れるものではない。みんな同じように子育てをしてきた。だから、小さい子がいて大変ならば手を伸ばして助けることもできるし、そのあたりの事情を慮って楽な仕事に回ってもらうことだって厭わない。あたしだってそうやって助けてもらったんだから自分が出来るときにはそうして助けてあげたいと思っている。でも、はじめから「ムリ!」といってしまう人は…運動会でくつろいでいる資格はねぇよ。4月10日龍一がこんな事を言い出した。「俺ね~、空手をすると肉が食べたくなるんだよな~。だからね、今度から空手の日は肉にしてね」出た、肉々星人。これ以上、かあちゃんを太らせてどうすんじゃい。っつーことでリクエスト夕食。忘れてしまったが、この日も何か打ち合わせがあって遅い夕食。●から揚げ レタスとトマト添え●きゅうりとちくわのマヨ和え きゅうりとちくわは縦半分に切ってから斜め切り。 きゅうりは塩もみしてしんなりさせてから すりごまと醤油チョロッとマヨで和えたもの。●おかかしらす和え●味噌汁 具はなめこと大根と長ねぎ。4月11日この日、うちで使ってくれないか?とデザイナーをしている人から連絡があり、うちで夕方から打ち合わせをした。うちにしてみれば願ったり、の話だったが、なんだか話がうますぎる。何を聞けば答えが出るのか分からない不安も多少あったが、うちのデザイン設計部門が出来そうな話になった。今、仕事のことでタイミングがいい、というかなぜこのタイミングで?ということが立て続けに起こっている。その延長線なのだろう、この話も。話が長引き、夕食の下ごしらえも仕度もしていなかったのでスーパーに駆け込むが何も売っていない。仕方がないのであるもので見繕って作った夕食。●焼き鯖押し寿司●刺身 〆鯖とかつお。●ホルモン炒め これは「美味しいから食べてみて!」と サト子ちゃんいただいたもの。 長ねぎの斜め切りを一緒に炒めた。 本当に美味しかった。●お吸い物 とろろ昆布・しらす干し・焼き海苔をちぎって 麺つゆを入れてお湯を入れた即席のお吸い物。4月12日●パパ寿司 この日は本っ当に久々に夕方からの予定が入っていなかった。 ここ一月ほどずっと子供たちには我慢をさせていたので 鯛が安かったので1匹購入し、 前からリクエストされていたパパ寿司を握ってもらった。 ちょうど産卵期で脂が乗ってとっても美味しい。●カブト焼き 頭は半分に切り、塩をパラリと振って塩焼きに。●あら汁 腹骨などのあらを塩と酒を入れて作ったもの。 仕上げに醤油少々とあさつき。4月13日この日はPTAの専門部会の会議が夜から行われた。予定は分かっていたので何か作ろうと冷蔵庫を見ると、アジとかぼちゃ。●アジフライとかぼちゃコロッケ コロッケには茹でたジャガイモも入れて増量。 プラス隠し味にカレー粉。 千切りキャベツを添えて。●セリのおひたし セリもそろそろ終わりかな。●味噌汁 なめことえのきと豆腐。揚げ物を終わらせて、速攻で学校に行った。前期と後期それぞれから責任者を選び責任者が部長と副部長になるのだがやはり「長」がつくとなかなか手を挙げる人もいない。そしてみんながそれぞれ出来ない理由を言い出す。みんな、もっともだ。そりゃムリだよね~。だったらそれぞれの事情はどうあれみんな同じスタートラインなんだから公平にじゃんけん。はい、揚げ物に手間取って少し遅刻して皆さんをお待たせした上、一番初めに勝ち抜けしてしまい、本っ当に申し訳ない。そのかわり、遅刻のお詫びに一番みんながやりたくないものをあたしがやると申し出て、和やかに会議も終了。4月14日またデザイナーとの打ち合わせ。この日、大体の流れとこれからの方向性がまとまった。そこで打ち合わせのあと、うちの夕食に誘う。●アクアパッツァ また登場したアクアパッツァ。 簡単で見栄えがよく、勝手に美味しくなってくれる。 あっという間に骨だけになったので、 このあと茹でたパスタと絡めて出した。●ポパイエッグ 茹でたほうれん草とベーコンをバターでソテし、 卵を割り入れてレンジで半熟に。●エビサラダ 本当はアボカドと合わせたかったのだが、 みるとまだ硬くつかえない。 そこでオニオンスライスと きゅうりのスライスと一緒に合わせた。4月15日またこの日は広告の打ち合わせ。もう連日のことでいい加減嫌気がさしてくる…●まるごとロールキャベツ 柔らかい春キャベツを使って。 いちいち巻くのが面倒だったので、 茹でたら一枚一枚にハンバーグダネを塗りつけて 元の形に復元。 キューブコンソメと刻んだベーコンと白ワインを入れて コトコト柔らかく煮込んだもの。●レンコンのキンピラ 豚肉の切りおとしを細切りにして ごま油と一緒に炒め、レンコンに油が回ったら 砂糖・醤油・ミリン・酒で炒りつける。●帆立フライ 他に献立が思い浮かばず、冷食をチン。●カレー これだけでは申し訳ないと思い、 これまたレトルトのカレーをチン。 疲れもたまって思考能力、ゼロ。4月16日家事も、掃除洗濯でやっとの状態で、庭をみるゆとりもなかった。卒園式の時に宗二からもらった鉢植えも寄せ植えにしようと他に買っておいた花と一緒に放置してある。これじゃいかん、と庭を見ると去年は株を肥やそうと放置しておいたアスパラがニョキニョキ生えていて驚いた。一番下のものが、普通にスーパーで売られている太さ。一番上の物は本当に太くてご立派♪そんなわけで早速食卓に。●茹でアスパラ もう、みずみずしくて甘くてとても美味しい。●ヒレかつ&ジャガイモフライ 連日揚げ物の比率が多くなっている気がする。 揚げ物を下ごしらえをしておけば揚げるだけなので すぐできる、という考えだと思うのだが。 マカロニサラダと千切りキャベツを添えて。 ●卵焼き 朝お弁当に使った残り。●レンコンキンピラ 前日の吉兆。●味噌汁 具は玉ネギと豆腐。卒園式では子供から鉢植えをもらい、入学式では木の苗をもらう。龍一の時にはガーベラとソメイヨシノの苗をもらった。ガーベラは火の手のあたしには珍しく、枯れかけたことは何度もあったが、龍一が感謝の気持ちを込めて渡してくれた大事な大事な花だ。かろうじて危機を脱出していた。ソメイヨシノの苗は義実家に持って行き、畑に植えてもらった。そして今年はラナンキュラの鉢植えとあじさいの苗をもらった。それにしても、と思う。このあたしですらがんばって枯らすまい、としている。だって、龍一が、宗二が、今までの感謝を込めて渡してくれた鉢植えだから。大切に育てているのを知って子供たちも喜ぶ。今年、畑に植えたソメイヨシノも咲いたそうだ。さて、そこでこれをご覧いただきたい。これはお隣のバカ夫婦のお宅の駐車場。よ~く見ると赤い物がついている鉢がある。これが、卒園式にもらってきた鉢植えの末路だ、と知ったらどう思うだろう?そして、一番右手側に2本、シュッと立っているもの。これがあじさいの苗。ご近所さんみんなが信じられない、と呆れていた。「あんなに大切な物を枯らすなんてどういう神経をしているんだろう?」それに、あじさいってどのくらいの大きさになるのか知らないのだろうか?敷地の他の場所にも植えられているというのに。うちの旦那もあじさいの苗に気づいたようで「あんな所に植えたら邪魔だし車にこすれるよな、絶対に。どうするか様子を見ているか。」とつぶやいた。「あ、あそこに一緒にある枯れた鉢植え、この前の卒園式でもらった奴だよ。もらって嬉しくなかったのかな?」と言ったらしばし絶句し、「だって子供に興味も感動もない親達だからいいんじゃないの?」はい、ごもっとも。
2009年04月17日
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4月3日この日は入学式前日。なのに、保育園役員の収支報告書の打ち合わせだそうな。それを聞いたのが、この日の朝7時。で、「じゃ、書類はどうすんの?」まだ肝心な書類が出来ていない。というよりも、うちが作る手はずになっていたのだが、領収書すら届いてないじゃん。会長はすっかり忘れていたようで、あたしは一日かけてこの打ち合わせに間に合うように役員の家を回り書類を集めて子供たちを連れてきたルビーちゃんちのダーリンとああでもない、こうでもないと話し合いながら夕方までにはなんとか仕上げる。お泊りしていた上2人を送ってくれた義母には「なんでここの家の子供がいないのに他の家の子供がいるのか?」と訳の分からない嫌味まで言われて…あたしも今日はやりたいことがあったよ。宗二の入学準備の買い物だって出来ていない状態だったから。でも、優先順位を考えればやらなければならないじゃん。そんなわけで旦那は不在にて簡単に。●冷やしトマト●三色野菜のナムル ほうれん草・ニンジン・もやしはさっと茹で、 冷めたら塩コショウ・砂糖と醤油少々・すりごまをドバッと入れ、 混ざった所でごま油を入れて仕上げる。 これがあたしのビールのつまみ。●ビビンバ丼 ナムルをご飯の上に敷き、焼き肉のタレで焼いた牛肉と 温泉卵をのせたもの。 これは子供用。●わかめスープ 今回はかつおだしベース。 これにウエイパーと酒少々を入れ、塩で味を調える。 わかめや半端に残ったナムルの具を入れて出来上がり。4月4日この日は入学式。式が終わり、お赤飯などを義実家に届け、遅い昼食を水棲妖怪回転寿司屋でとる。帰宅してスーツを脱ぎ、片付けを終えて「ちょっくら家族全員で昼寝でもするか!」と寝て…あたしが気付いたのは10時。もちろん、夜。やらねばならんことが片付きホッとしたのとそれまでの疲れがドッと出てしまったんだろうな。旦那を起こすも「子どもたちは寝かせてやれ」といいつつ奴もそのまま寝てしまった。そこであたしは戸締りをしてビールを一本飲んで寝た。4月5日この日、やっと宗二の入学準備の品物を買いに行けた。だが、雑巾縫いだの、袋作りは出来ていないどころか布さえまだ買っていない始末。みんな、前日には全て持って来て、ロッカーに片付けたというのに…●お赤飯 入学式の夜にいただこうと思っていたお赤飯。 寝過ごしてしまったので1日遅れでいただいた。●ブリの塩焼き●お好み焼き 上の2品は前日用に準備しておいたものだったのだが、 買い物をしていたら無性にお好み焼きが食べたくなったので ちぐはぐな献立だが、お好み焼き。●大根の漬物 市販品。●チャンジャ これも市販品だが、とてもおいしかった。 大量買いしておいてよかった。4月6日うちの登校班ではピカピカの一年生が3人。黄色い帽子をかぶり、大きいランドセルを背負って、元気に登校した。この日はお迎え当番。ほんの3時間ほどだったのに、子どもたちはやり遂げた嬉しさというのか、知っている親の顔を見てホッとしたというのか、今までしたことのないような表情を見せて、なんだか大人びてみえた。●トンカツ 一口とんかつ用、というもも肉の部分。 財布が軽いので節約ということで。 千切りキャベツと新じゃがサラダを添えて。●サラダ トマトと板ずりして麺棒でブッ叩いたきゅうりを すりおろしなんとか、というドレッシングで和えて。●大根の漬物&チャンジャ 前日と同じ。●味噌汁 具は大根と油揚げ。4月8日この日もお迎え当番。早速宗二は隣に座っている子と喧嘩して先生に怒られた話をする。「でもね、みんながおしゃべりしていた時に俺だけ先生の話を聞いていたら『宗二君すごいね』って褒められたの~」と嬉しそう。●新じゃがの煮物●トマトとウインナーと卵の炒めもの●ハタハタの塩焼き●味噌汁 具はキャベツと油揚げ。 最近こればっか。 でも、キャベツの甘みがとても美味しい、と 子供達がよく飲むのでまぁ、いいや。●チャンジャ4月9日今日は誰かさんの誕生日。ということで一品増量&ケーキワンホール付き。●かに 生のカニが売っていたので 10分ほど塩を入れたお湯で茹でた。●豆腐ステーキ もやし・えのき・シメジで作ったあんをたっぷりかけて。●マグロブツ 先日いただいたマグロの頭の所。●味噌汁 具はわかめと大根入学式は卒園式とうって変わってとても楽しい式になった。まず、式が始まるまで他のおかあさんと話をしていたあたしはある人を発見して吹き出してしまった。そこで隣にいたサト子ちゃんにこう聞いてみた。「ねぇねぇ、あの人、これから壇上にあがってYes,We Can!って演説するのかな?」え?という感じであたしが指した人を見たサト子ちゃんはブッと吹き出した。もうね、オバマそっくりな父兄がいたのよ。多分、ブラジルの人だと思うのだが、式のためにスーツを着ているし、どう見てもオバマにしかみえない。彼に気付かれないように二人で肩を震わせているとそろそろ式が始まる、というアナウンスが。そして緊張した面持ちで入場してくる子供たち。あたしたちは真ん中辺りに座っていたのだが、子供達が席につくのを見届けてふとあたしの左手側を見ると斜め前にオバマが座っていた。今度は旦那に「ねぇ、オバマは貴賓席に座るんじゃないのかな?」と振ってみると、今度は旦那が肩を震わせる。子供を撮る振りをしてオバマの写真を撮ろうと思ったのだが、右手前方に子供がいるのに左を向いて写真を撮るのは不自然なので断念。でも、本当に誰がみてもそっくりだというくらい似ていた。式も中盤にさしかかり、笑いの発作がおさまった頃。今度は隣に座っていたユーヤのとうちゃんがこんな事をつぶやいた。「ユーヤ、上を向いて寝てるわ。」このつぶやき声はかなりの広範囲に広がったようでこれを聞いて確認した瞬間、あたり一帯の人波がいっせいに肩を震わせて揺れた。笑いの波は波紋を描くように徐々に周りに広がっていく。そして、多分、みんなこう思っただろう。いつ起きるんだろう?もうこうなれば、自分の子供どころじゃない。そしてその瞬間がやってきた。「それでは新一年生たちが歌を歌います。起立!」みんなが一斉に立ち上がる中、上を向いて口をあけて寝ていたユーヤは慌てながら駆け寄った先生に揺り起こされ、そのざわめきの中、やっとみんな声を出して笑うことができたのだった。
2009年04月10日
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おかげさまで宗二が無事、卒園した。思い返せば入園当時はいつも部屋から脱走し、石をひっくり返してはバケツいっぱいのだんご虫の採集。行きも帰りもひっくり返す石とその順番は決まっていた。両手を合わせて胸に置き昼寝をしている宗二のその手をそっと開いた先生は、まるで舌きりすずめの大きな箱を開けたかのように手の中からたくさんの虫が這い出てきた様を見て、大声を出してお昼寝を中断してしまったこと。宗二の襟足の毛が動いているのでよく見ると首筋に這わせておいたカミキリ虫の触角で、同様に先生が悲鳴をあげたこと。毎日、虫が出て来る紙芝居を先生にせがみ、宗二のクラスの子たち全員に、その紙芝居を一言一句間違いなく暗記させてしまったこと。宗二に褒められたくて、年上のお兄ちゃんたちまでが捕獲した虫を見せに行き、「こんなの簡単に捕まえられるからダメ」とダメ出しを出していたこと。花壇の花の植え替えの時、土を掘り返すと幼虫が出てくるので先生達が呼ぶ宗二のあだ名は「地雷処理班」であること。ああ、思い出しても虫がらみの事しかないや。3月27日卒園式が終了してから、父兄を交えての謝恩会。近所の居酒屋に集合し、みんなで乾杯。ああ、やっと終わったねー、と一息ついて今までの話で盛り上がるが、少しすると子供たちが騒ぎ出す。さて、今度は子供たちのビンゴ大会だ。あっちこっち走り回り右往左往していると「宗二のママ~、宗二が大変!」としっかりした女の子集団があたしを呼びに来る。みるとビンゴの前でブレイクダンスを踊る宗二。全然自分の番号を呼ばれない、と悔しがって泣き叫んでいた…「あ~の~ね~、自分の思う通りにならないことは世の中にはたくさんある。そんなに都合よく行かないんだよ、それが人生。もう仕方ねーなー。当たるまで、ママ、ここで一緒に応援してあげるから。あ、ほら、当たったじゃん。ビンゴ、ビンゴ~!うちの大事な大事な宗二お坊ちゃんが当たったから景品選ばせてくださ~い。」そういうと女の子達はクスクス笑い、宗二はよけい怒り狂う。あぁ、これじゃ逆効果じゃん…席に戻り一息つくとそろそろ宴会も中締め。あたしは誰も誘わなかったのだが、気がついたらうちには8家族もが乱入。よく家に収納できたな~。ひとり抜け、二人帰り、という感じでだんだん数も少なくなり、残されたのは宴会の残骸と空になった皿やら空き袋。ひとりで座って、やっと、宗二が卒園した実感がわいてきた。3月28日●ブリの塩焼き●もやしのナムル●砂肝とにんにくの芽の炒め物●枝豆●しらすおろし●味噌汁 具はわかめと油揚げ。3月29日この日は旦那の友人、死神改め「おくりびと」ジョジョの結婚式。ホッシーと一緒に行く予定だったので、ホッシーの奥さんのMちゃんを家に誘い、昼すぎから宴会。●手作りピザ 久しぶりに粉からピザを作った。 玉ネギ・ピーマン・コーン・サラミ・ベーコン・ ブラックオリーブ・エリンギなどからお好みの物を乗せて。●フライドチキン&フライドポテト 子供たちの食いつきは最高。 Mちゃんにも「ケンタッキーみたい」と褒められた。●ハネムーンサラダあとは乾物や漬物、お菓子など適当に。3月30日今月中にしなきゃならないことがあったよなーとしばし考えて気付いた。あ、MRワクチンを今月中に宗二に打たないと!あわてて病院に電話し、ワクチン接種。なんだか後手後手に回っているな。●塩ラーメン●茹でアスパラ●軟骨炒め●キムチ●チャーシューメンマ3月31日この日はあたしの保険の契約。今回、全ての保険の見直しでお世話になった会社は昔からのお付き合いがある所で、その仕事の内容も、保険自体の内容もとても良く、安心してお願いすることができた。国内生保と違い、この保険は保険年齢ではなく実年齢で保険に加入できるので、駆け込み契約を。そして遅くなる事を予測して、作り置いておいたメニュー。●チキントマトカレー●新じゃがサラダ 新じゃがの風味を生かすため、マヨネーズは極力少なく。 その代わり茹で汁は普段より気持ち塩を多くして、 食べる直前に挽き立ての粗挽きコショウを。●卵とハムのサラダんが、健の具合があまりよくなく、彼だけお茶漬け。4月1日この日、龍一と宗二は義実家にお泊り。新しい年度だー!新しい月だー!どうか3月の色々が後を引きませんように、と旦那と誓う。そして乾杯したのは近所の居酒屋。先日この店で、龍一の具合が悪くなり中座してビール半分しか飲めなかったリベンジを果たした。4月2日義実家から電話があり、「2人をもう一日泊めるよ」という願ってもいない申し出。よし、なんかとびきり辛いものを食べよう!●麻婆豆腐 豆板醤と花椒をたっぷり入れたやつ。 健の分は別鍋で、辛みがないものを。●エビチリ これまた豆板醤とニンニク・しょうががたっぷり。 健はエビマヨに変更。●焼き鳥●きゅうりと鯖味噌煮缶の和え物●味噌汁 具はわかめと玉ネギ。もう二回目だし、龍一の時のように感極まる、ということもなかろうと思って挑んだ卒園式。園児の数も少なく、未満児もいるので式自体も短い。どうも、泣き顔を人に見られるのが嫌いなので他のお母さんのように号泣する事が出来ない。式の一番初めに担任の先生が卒園児の名前を呼ぶ。だが先生、もう5人目あたりで声を詰まらせてしまい、それを見たお母さん達は一斉に涙が吹き出す。あたしも慌てて心もち顔を上にあげ、まばたきで涙を撤収。次の難関は呼びかけ。だが宗二は自分の台詞になると早口で呼びかけた。あぁ、宗二も緊張しているんだなぁ、とハラハラドキドキしていたらここは軽くパス。そして、毎年歌うこの歌。この歌を聞くと、生まれたときの事を鮮明に思い出す。「ありがとうこころをこめて」(作詞・作曲 山崎浩)いつのまにか ぼくたちはひとりであるいていたよ6ねんまえに このよにうまれたちいさなこのいのちはれたひにも ゆきのひにも げんきなときも びょうきのときもかわらないやさしい まなざしがぼくたちをつつんでくれたよきがつけば はるのかぜが あんなにうたっているよありがとうこころをこめて ありがとう そしてさよなら宗二が生まれてから今日までの思い出が次々に浮かんでは消えていく。そして次がやばい。そう、一人ひとりが花の鉢を持ち、それを母親に渡すのだ。「お母さん、今まで育ててくれてありがとう」困ったような、少し上気した顔でラナンキュラの鉢植えを渡されたとき、思わず手を差しのべて…宗二を抱きしめた。「宗二、ママたちの子で生まれてくれてありがとう」宗二が離れた次の瞬間、あたしは握っていたハンカチで目頭を押さえた。
2009年04月03日
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