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スーパー劇的おもしろ大作である。笑える。 95点。 香港が舞台の前作、ロマンス編を見ていないと繋がりが分からないかもしれない。 コメディと割り切って見ると非常に面白い。 ガクトや北王子欣也やその他キャストが物凄い。 これではお蔵入り出来ないから、東出昌大の不倫のほとぼり冷めるまで公開を延期していたのに、東宝さんはあたかもコロナ感染拡大が理由で延期してた様に見せかけた。。 うまい。 長澤まさみは大女優の風格が出てきた。この作品で貫禄というかドッシリと揺るぎない大女優に完成された気がする。12〜3年前に、常盤貴子がある時突然ドッシリと大女優の風格が出てきたのに似ている。常盤貴子は最近はあまり出てこなくなってしまったが、、、(いったい何様の批評なのか?) 三浦春馬の遺作かと思う。前作のロマンス編よりも登場時間は短いけど、春馬の登場部分は全て秀逸に笑える場面である。本来そのはずだが、この後、自ら死を選んだ事を鑑みると心底は笑えなかった。。 白濱亜嵐なんかド下手を出さなきゃいいのになあーと思うけど興業的に入ってきちゃったのかな??最近LDHが映画に進出してきてウザい。(いったい何様なのか?見なきゃいいのによ!) 最後の最後、、1982年公開、蒲田行進曲のオマージュみたいなシーンがある。見た事無い若者はせめて池田屋の階段落ちのシーン、風間杜夫が、ヤスっ!!上がって来いー!と平田満に叫ぶシーン、松坂慶子が、あんたーっ!と叫ぶシーンくらいはYouTubeなどで見ておいた方がいい。この時の監督役、蟹江敬三なんだな。
2020.09.02
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ストーリー・オブ・マイ・ライフは2019年のアメリカ映画。アカデミー衣装デザイン賞を受賞した。日本では20年6月公開。次女ジョー役の主演はシアーシャ・ローナン。この女優は、二人の女王メアリーとエリザベス、で演技力の高さに驚いたが、この映画でも大女優の風格がある。独特の顔で誰にでも好かれるという風貌ではないが。ハーマイオニーのエマ・ワトソン、メリル・ストリープ、ティモシー・シャラメなどが脇を固める。1860年代の南北戦争当時のマサチューセッツ州とニューヨークの美しい風景と街の活気、キリスト教の影響、人々の思想、衣装、生活様式、とても重厚な素晴らしい映画である。名作かもしれない。感動的。97点。recommend
2020.07.27
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「1917 命をかけた伝令」 は2019年のイギリス/アメリカ映画。今日公開された。 サム・メンデス監督。 第92回アカデミー賞では作品賞、監督賞を含む10部門でノミネートされたが、付録的な撮影賞、録音賞、視覚効果賞のみの受賞だった。前哨戦のゴールデングローブ賞では、映画ドラマ作品賞・映画監督賞を受賞している。(映画コメディ作品賞はワンスアポンナタイムインハリウッッド) 92回アカデミー賞の作品賞は「パラサイト半地下の家族」が獲ったけど、これは何かの間違いだと思う。パラサイトは作品賞を獲るほどの重厚な作品ではない。これが獲るなら「カメラを止めるな!」(2017)が獲ってもおかしくないぐらいである。もちろん「カメラを止めるな!」はアカデミー作品賞には相応しくないのだが。 話しがそれた。 1917年のヨーロッパ西部戦線ではドイツ対イギリス・フランス連合軍が戦っていた。ドイツ軍が意図的に14.5キロ後退し、イギリス軍をおびき出して待ち構えて壊滅させようと、罠を張る作戦を実行した。それを飛行機で連合軍が確認した。しかし連合軍D連隊1600人が敵の撤退を機に、明朝敵に突撃しようと、つまり罠にかかろうとしている。 将軍はD連隊隊長の大佐に知らせようとしたが、ドイツ軍に電話線を切られていたため、連絡がつかない。そこで朝までにD連隊に知らせる伝令2人が選ばれた。というおはなし。 やや作為的な映画である。全ての映画は作為的であるが、私は沢山の映画を観て来て、この映画は群を抜いて作為的だと感じる。 戦争映画でヒューマンドラマである。このジャンルでは、プライペート・ライアンの足元にも及ばない。だからこの映画がアカデミー作品賞に選ばれなくて、消去法でパラサイトが取ったのかもしれない。でも、価値観は人それぞれではあるが、 アカデミー作品賞は最大公約数的に客観視して、ジョーカー で良かったのではないだろうか?? ジョーカーはマーベル作品だから取れなかったんだと思う。 なんだかんだ言っても、最後の方、少し泣いた。。 90点ぐらいか。
2020.02.14
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2019 年にアメリカで公開されたミステリ映画。プロットに破綻が少なく、極めて秀逸であり、各役者の演技も映像も素晴らしい。 93点! お勧め出来る! 007のダニエル・クレイグが、老作家の自殺or他殺?事件の解明を依頼された探偵ブノワ・ブラン役として出ている。 ミステリ映画とは映画の中で謎解きが主題になっている物。サスペンス映画は観客がサスペンデッド、つまりハラハラする物。この映画は観客が一体どうなるのかとハラハラするからサスペンス映画でもある。 原題は、ナイフの複数形+アウト・OUT、である。この原題の意味は、ナイフが出ている、だろうか? ナイフが鞘から出ているのか、折りたたみナイフが開いている、なのか?。ナイフがアウト・オブ・オーダー、使い物にならないという意味もあったのだろうか?。難解だ。 つまらない邦題、名探偵と刃の館の秘密 が付けられた。これが映画の格を下げたようで、申し訳なく感じる。かといって、ナイブスアウト という題だけでは日本の観衆はあまり惹かれないし観ないので、名探偵、とか、館、とか、秘密、というワードを散りばめて、何だろう?!と思わせるマーケティング手法で観客を少しでも呼ぼうとしたのだな。 亡くなったハーランの財産は6000万ドルと言ってたから現預金だけで66億円。それと屋敷。これを家族に1円も遺さないという事があり得るだろうか。ま、どーでもよし。 大おばあちゃんが、ランサム、もう帰るのかい?とか、また帰って来たのかい?と言う。有名な俳優が途中まで見せ場無く過ぎてゆく。この辺りが鍵だ。 で、こっからはネタバレ要注意!! 疑問) フラン(家政婦)はなぜわざわざランサムを ひとけのない所に呼び出したのか。脅迫するため? あんなところに呼び出しては危険ではないか? そして、ランサムはなぜマルタを同じあの場所に呼び出したのか。 フラン殺しの罪を着せるためか? でも約束の時間の直前まで一緒にいたし、予定外に警察に拘束されたからフランに薬物を打つことは出来なかったはず。では誰がフランに薬物を打ったのだ? マルタが行くより長くても10分前には注射してなきゃフランは死んでたはずだけど。
2020.02.06
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弁護士役のサム・ロックウェルはどこかで見たなーとおもったら、2009年のSFスリラーの名作、 月に囚われた男 の主人公を演じた俳優で僕と同い歳だった。 新聞記者のオリヴィア・ワイルドはつい最近のライフ・イットセルフで、オスカー・アイザックの妻で交通事故で死んでしまうアビー役を演じていた。 このサム・ロックウェルやオリヴィア・ワイルドらを筆頭に俳優陣の演技力の高さがこの映画の格を押し上げているように思う。 FBIという正に国家権力によって冤罪を着せられた容疑者が無実を勝ち取って行く内容はストーリーとしては平凡で単純だ。しかしそれまでのリアリティーや演技によってとても感動的な話しに纏まっている。 クリントイーストウッド監督作品。 95点!
2020.01.22
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遂に、スターウォーズ 9 3回目を観てしまった。。 観るごとに素晴らしい映画だと思える。また、こだわりやプロットの理由が理解できてくる作品だ。 92点。 分からなかった フィンがレイに伝えたかった事、、フィンが砂丘に飲み込まれる時のレイへの言葉が英語でI have never told...みたいに聴こえた。だから、今まで決して言ってかったけど、ってな意味だと思うので、そうなると、好きだ、愛してるっ!って事ではないだろう。ってことは、フィンがフォースを感じる、とかナビシステムの発信源が地上から空母に移ったときフィンが直ぐそれを感知したりしていた事から、俺もフォースを感じるようになったんだっ!と伝えたかったんだろうな??って思った。 ま、正直どーでも良し! 最後、ポーがゾーリに対して、うなづき合って、顎で何か誘った様な仕草をして、ゾーリが首を横に振って断った様に見えるシーン、何が言いたいかわからなかったんだけど、、、やっぱり分からなかった。 でもそれは、もしかするとひょっとして、ミレニアムファルコンのパイロットにならないか??と誘っていたのではないだろうか?? というのはファルコン号のパイロットは元々はハン、ソロであった。副操縦士はチューバッカであり、今も250歳でチューイは生きている。一瞬だけ今回はランドカルリジアン将軍が操縦しだけど、将軍はもうパイロットやる必要無いし老人の歳である。ポーはレジスタンスの責任者になったからパイロットどころではない。だからファルコン号のパイロットをやらないか??ではないか?と思った次第。 確信は無いがスターウォーズ、spin-off次回作への布石かもしれない。 布石と言えば、最後の場面で途中からレジスタンスに加わった元ストームトルーパー脱走兵の黒人女性、ジャナが、カルリジアン将軍に対して、将軍は何処の出身ですか?と聞いて、ゴールド星系だよ、君は?と聞き返すと、ジャナは、わからないんです。と答え、カルリジアンが、じゃあ探しに行こうっ。と言う。ジャナは嬉しそうに笑う。というシーンが、わざわざ挿入されていた。これは次回作への布石以外には考えられない。 一説によると、ジャナは将軍の孫?とかいう予想もあるようだが、フィンの妹説もあるようだ。
2020.01.19
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カンヌ映画祭パルム・ドール受賞とのこと。かなり洗練されたユーモアを爆発させている。この映画はコメディーなのか?クライムスリラー映画なのか?ジャンルがよくわからないぞ。とても面白いとは思うが、大絶賛!というにはリアリティーが少し足りないかなー。だから95点ぐらい。。以下ネタバレ注意!この映画の面白さの理由は、1.ラストに大規模大パニックな刃傷沙汰が起こること。2.先に人が居たこと。大きくはこの2点に集約されるだろう。頻繁に映画を観ている私には、1.は他の映画でも良くある手法で、2もあまり無いけど想像の範囲である。と言える。だけど、この映画の優秀なとこ、面白いのはそこに至るまでの過程である。80分ぐらいは秀逸なコメディーで、半地下の家族が先の家族を始末しようと考えるに至り、逆に反撃されて、1に発展するストーリーが非常に素晴らしい組み立てであった。社長の夫婦が寝てしまい、お父さんが這って逃げる時、社長の息子がテントから無線を送って音が出たとき、それと、息子がケーキ食ってるとき地下から「幽霊」が上がってくるの、爆笑したなあ〜〜。社長の息子は「モールス信号の助けて」気付いて、ノートに書いていた。朝になって社長はそれを見ても反応しなかった。あれで気がついて長男にこれなに?って訊けばな。もっと前にも長男がニオイの事を言ったけど、そこでも気付いていればなあ~。。 早く下に居る奴を発見してれば惨事を防げたのに、インディアンの格好して馬鹿可愛がりしてたから惨劇が起きたんだ。という設定か??
2020.01.16
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俺ら日本の50代男性は車が今より身近な存在だったし、車が無いと何もできない世代だった。今乗ってる車は8台目だし、我々はクルマに対する情熱や郷愁が強いと思う。 かつて50Km制限の道路で145Kmでパトカーに捕まった事があるが、ワタシら50代の男性は昔、一般道でも高速でもアクセルを一番下まで踏み込む事が何度もあったと思う。所謂ベタ踏みという動作である。例えばNAのDOHCシルビアで甲府盆地の中央道直線で長くベタ踏みしても、175Kmしか出なかった経験があるが、その時心拍数が非常に高くなった記憶がある。何故かと言えば、その音の大きさだろう。ぶっ壊れるんじゃ無いか?と不安になる程のエンジンの爆音と風切り音、路面からの振動などの音が混ざって視界は狭まり、なんとも言えない高揚感があった。 車の音ってのはなんとも言えない高揚感をもたらして素晴らしい! エンジン音、排気音、タイヤの軋む音、が3大要素だが、ドライバーには空気を斬り裂く音が加わる。。 この映画の時代は1960年代後半。その時代に深夜のフランスで漆黒の闇の中、時速320キロで爆走する時、ドライバーの心拍数はどうなるのだろうか?今にもエンジンが爆発するかもしれない中で、時速320キロ出すのは狂人の仕業である。2人のドライバーで24時間そんな狂った操縦をするのに必要な体力はどれほどなのか?? 単純なストーリーだが素晴らしい! 当時の車の再現力とリアリティーが素晴らしいっ! 90点!
2020.01.14
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12/24に初めてこの映画を観た時には86点を付けているが、見直してみると90点はつけられる。スーパーSFビューリフォーファンタジーなのかもしれない。1度観たけではわからない部分もある。2度観ても未だにわからない事もある。フィンの伝えたいことという台詞とポーがゾーリに送った最後のサインのことだけど。。ここでチューイが拐われて、裏切り者のスパイがこいつで、ここでレイアがレンに語りかけて、、ランド男爵が皆んなを助けて、、とかいうプロップが先にあって、そこに合わせてあり得ない程都合よく物語が展開していく、所謂 ご都合主義が満載の嫌になる程出来過ぎの、酷い、リアリティーが滅茶苦茶な映画なのだ。リアリティーがない点は突っ込み所が68箇所もある。例えばチューイが捕まって飛行艇が飛んでいくけど崖の上の宇宙船を盗もうとしてる奴らを何で全く無視してんの? とか。。しかしそれに目をつぶってしまう程の感動がある。例えばC3POが友達をメモリーに焼き付けていると言うシーン、ハンソロがレンの前に現れるシーン、ランド将軍がこっちはもっと多いぞポー!と叫んで現れるシーン、レンがジェダイ風の消え方をするシーン、全て涙無しには観られない場面である。特にレイがスカイウォーカーと言うシーンは大団円に相応しい。レイはレンのフォースで命と引き換えに蘇生する。スカイウォーカー家の命を引き継いだ、だからこそレン・スカイウォーカーと答えたのだ。90点。さて、主役と呼ぶべきデイジー・リドリー(レイ)は今後スター・ウォーズシリーズには出演しないと言ったそうである。と、いうことは、スター・ウォーズ シリーズは終わったのではないのか?? ルーカスフィルムは『スター・ウォーズ』シリーズの全く新しい3部作を製作すると発表したそうである。「エピソード1~9」として描かれてきたスカイウォーカーのサーガとは別物で、これまで『スター・ウォーズ』シリーズで探究されることのなかった新しいキャラクターたちを描くといい、レイがそもそも登場する余地があるのかないのかは不明だそうである。
2020.01.08
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スーパーSFアクション映画。 サラ・コナーが不死身だったり、不思議だが、細かい事考えなければ素晴らしい。91点! おかしな点は多々ある。しかし、SF映画でおかしな点がない映画なんて無い。スターウォーズなんて無重力なのに爆弾投下!とかやってるから、そう考えるとよく出来ている方だと思う。
2019.12.27
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12月は良作が揃うのに忘年会やら何やらで出遅れた為、ここに来て 固め観 している。 アニメ映画はそんなには観ないが、このコミックは私の息子が、 彼方のアストラ と、ドラゴンボール と共に頂点のコミック3つに入る!、と言っている。 私は漫画は1巻の半分しか読んでいないのに観に行った。 過去に観た全てのアニメ映画の中で、ダントツだった オトナ帝国の逆襲 を超えた! 超弩級スーペリア ヒーロー映画だと断定する!! 号泣した!! 97点!! 素晴らし過ぎる!! 恐らく、50歳を超えてこの映画を、1人で、映画館で観てる人間は日本で3000人ぐらいではなかろうか。 ま、会社で何か知らんがコラボしてたりして、多少関係あるというのもある。でも会社でこの映画観た人間は3人いるかいないかだろう。映画を観てもいないのに「ヒロアカね 」とか、聞きかじりかネットの知識で 知ったかブリ をしたり顔で語る人間の何と多い事か! 知らないなら黙っているべきだ。 滑稽で 情けない。 エンタメ産業の今を知るには自分の金と時間と労力を使うしかない。。
2019.12.23
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青春ファンタジーアクションコメディー。 グレイト! 92点。 かなり本気で笑える。 うーむ。映像もアクションも素晴らしいっ! 前回も95点を付けているが、甲乙付けがたい。どうだろう。
2019.12.20
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最高クラスに面白い! ヤバイっ! 98点!! 2019年 フランス映画 ファリップ・ラショーという監督。 シティーハンターという漫画はよく知らないけど、それでもスゲー面白い! 40歳以上ならこの映画に完全にマッチするし、20代でも行ける人は行ける?? 今年、映画館で観た43番目の映画。この後、大晦日にかけて物凄い映画観賞ラストスパートかけるつもりなので。乞うご期待! 何が? シティーハンターは日本の漫画だが、これを気に入ったフランス人の映画監督が映画化を熱望!許可されてフランス人俳優で固めて実写版で今年の3月に映画化した。それを日本でもウケるように日本の声優陣を使って吹き替え版しか公開しないっつう変化球劇場公開バージョン。 普通おらーこんなの観ない。けどみてよかったー!掘り出し物!
2019.12.09
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プロレスの最高峰WWEを目指すある種のスポコン映画。 昔、ねこまんまねこ氏から非常に高く評価された、コーチ・カーターという名作があった。バスケのNBAを目指す黒人選手のスポーツ・ドラマであるが、あの映画の90パーセント掛けしたぐらいの映画だから、90点。 最後少し泣く。普通の感覚の持ち主なら泣く。 原題は ファイティング ウィズ マイ ファミリー、という。 題名を邦題の、ファイティング ファミリー と言ってしまうと、戦う家族、レスラー家族、みたいな意味だと捉えてしまう。しかし、原題の、ファイティング ウィズ マイ ファミリーだと、家族で戦う、皆んなで戦っている、みたいな意味になってくるから、意味が違う。だから邦題付ける時に題名の与える影響って大事。誰だオラ?
2019.12.03
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下北沢の或る劇団の定番演目を映画化したものだという。 今年映画館で鑑賞した41作品目となる。年間40の目標を早々にクリアした私はどれだけヒマ人なのか。 単なる御涙頂戴映画かと思いきや、、、修羅場に次ぐ修羅場、修羅場の連続。 みんな演技が上手い。 94点! 大洗町、舞台設定が合ってるなぁー。 ひとよ。とは、一夜の意味であり、その一夜は赤の他人にとっては何の変哲も無い一夜、つまり人の夜なのだという。ひとよ、人よ、という意味も当然在るんだろなー。 子を持つ親に、目一杯オススメ出来る!
2019.11.18
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きのう観た 、〜その瞬間、僕は泣きたくなった〜 が酷かったから、ランチで不味い店に入った翌日、今日こそ絶対に失敗したくないと塾考して入る店を決めるように、今日の映画を決めた。 何度も予告を見させられ、合わせて100歳超えたカップルの恋愛映画なんて絶対観ない!と心に決めていたが、意外に評価が高い。 最高級に美しい芸術的な映画である! 97点!! この年代になったからこそ分かる各人の気持ち、考え方、行動、かもしれないから、若い人には面白くないのかも。 原作読んでないが、架空の題名の映画 幸福の硬貨 とか、マキノがギターを演奏中に闇が迫って来るところ、原作ではもっともっと重要なんだろうな。 40才以上既婚者なら確実に最高面白く見れる。 全編に渡ってギターの音色が被さった映像は構図から小道具からとても考えられていて素晴らしい!! 音楽好きなので、このような音楽劇風な作りも良い。役者の演技力も抜けている。特に板谷由夏、古谷一行、桜井ユキの、脇を固める役者が素晴らしい! これこそが映像と音楽の融合というのだっ! 昨日のLDHのアホ共コレを見ろっ!頭冷やせっ!
2019.11.12
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極度に完成度の高いクライム映画である。 素晴らしい! 95点。クエンティンタランティーノが監督と出演もしている。 当然ながら永久不滅映画パルプフィクションに通づるモノがある。 レザボア の意味はよく分からない。製作側も自由に解釈してくれたら、みたいな。 ドッグスは、警察の犬、という意味もあり、野良犬のような男達という意味でもあるらしい。
2019.11.07
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12/20に、スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け、が公開されるので過去の作品を見直している。 ジェダイの復讐として1983年に日本公開されたが、原題は「ジェダイの帰還」だったという。 No,I am your father. と、エピソード5でダースベイダーがルークに言う。衝撃であった。この時点ではルークも我々もまだ何の事やらさっぱり分からなかったけれど、エピソード6 の中ではルークはベイダーが父親であることを既に受け入れているようだった。 父の中に善の部分が残っていると信じているルーク スカイウォーカー。父が善に戻るのを期待するこのシーンは素晴らしい。 スターウォーズ シリーズは壮大な宇宙を背景にして、実はキリスト教世界を描いているように感じる。キリスト教は、外野の教徒でもない俺が敢えて簡単に言わせてもらえば、預言者イエスや絶対的な神を信じる1神教の形をとりながら、神は善、悪魔は悪、の2つの強大な神を信じている 2神教である。キリスト教徒は神を崇拝しながら、常に自分が悪の世界に引っ張られ堕ちて行くのを恐れて、悪の神、つまり悪魔を意識している。意識しているという事は悪魔を信じている。だから2神教。 この映画は悪のサイドに堕ちる人間や、悪の誘い、危うい瞬間を細かく描いている。 そしてダースベイダーはルークとの闘いで、最後に 善 の面を見せる。 ルークが、父であるダースベイダーを火葬にして終了。素晴らしい。94点
2019.11.01
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素晴らしいっ!! 100点満点中 98点。 良い意味で期待を裏切る中身の詰まった映画だった。ビートルズの曲をそんなに知らなくても楽しめる。 予告で、自分以外誰もビートルズを知らない世界になってしまった、何じゃそりゃ ? ぐらいの知識で来たけど、この映画には、 夢と現実、成功と挫折、才能、幸運、ショービジネス、友人、恋、愛、家族、幸せ、善と悪、誠実さ、傲慢さ、つまり人生、、、全てが含有されている。相当泣ける! マーケティング総合会議?!とか、少しアメリカ を馬鹿にしている感じがするのもイギリス映画らしくて良い。 ウェンブリースタジアムはクイーンのボヘミアン・ラプソディーでも最後演奏した場所。イギリスでは、日本で言えば東京ドームみたいなアーティストがライブをやりたい究極の「殿堂」なんだろうな。 2007年にジェフ・スタージェス主演で、ビートルズの曲を33曲使ったミュージカル映画、アクロース ザ ユニバースという映画があり、90点を付けた記憶がある。それ以上に素晴らしい!
2019.10.29
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スリラー映画とは、観客の不安を掻き立てる様に企図された映画を指す。正にハラハラし通しの息詰まる120分である。 全体的に陰惨で、バイオレンスシーンと衝撃で観終わった後に疲れがくる。 ホアキン フェニックスはつい最近ではビューティフル・デイ、ゴールデン・リバーで見ていたが、よく言えば野生的、悪く言えば下品な印象の役者で、更に本作によって、完全なる 狂気 が加わりシャイニングのジャック・ニコルソンみたいになってきた。クルマとか街並みとか、1960年代から70年代辺りのニューヨークの世界観を忠実に再現しながら、素晴らしい楽曲を散りばめた映像と音楽は、役者の演技と相俟って印象的なシーンを多数産みだしている。そのシーンは美しく絵画的で芸術作品の様である。暗く陰惨なストーリーであるが、とても重厚な映画である。 94点。 しばしば映画の完成度は高いものの後味が悪くお勧め出来ないという、例えば セブン seven の様な映画があるが、似ている。うーん、何故かお勧めは出来ない。 ところで、エンドロールで流れるセンド・イン・ザ・クラウンズ は、スティーブン・ソンドハイム作曲の、リトル ナイト ミュージックというミュージカルの曲である。簡単に言えば、ピエロを中に入れろ!という意味で、舞台が上手く進行しなかった時に、間をつなぐ為に ピエロを送れ! ピエロを出せ!と言う言い回しだ。このミュージカルでは、主人公の女性が人生に上手く行かずにピエロを入れて欲しいというような心境で歌う曲である。 ピエロは、劇中の主役ではなく、あくまでも道化役という意味の曲なので、この曲をエンドロールに使う事で、この映画は重苦しかったけど、これはあくまでも映画ですよ、物語ですよ、とエクスキューズしている、と、私はそう捉えたがどうだろうか。 アメリカでは有名な曲で、私は大竹しのぶのこのミュージカルを観たのでこの曲を知っていたが、toho日比谷の1番シアターで、この曲を知っていた人が何人居ただろうか。ほとんど居ないのではないか?? また、バットマンが活躍するゴッサムシティーは架空の街で、アメリカではニュージャージー州の何処かにあるとされているそうだが、どこなのだろう。映画の中で証券マンの人達を、ウォール・ストリート・ガイズ!又はウォール・ストリート・ボーイズ?と呼んでいたが、ウォール街はニューヨークにあるので、ゴッサムシティーとニューヨークは並立して存在していると考えられるが、どうなのだろうか。 荒んだ地下鉄の車内や駅から、ニューヨークの地下鉄を舞台にした1979年の映画、ザ・ウォリアーズ を思い出したのは私だけだろうか??。というのは、アーサーの家の近くに大きな観覧車が見えたシーンがあり、ニューヨークの辺りで観覧車と言えば、ウォリアーズの本拠地、コニーアイランドが思い出されるからである。 他にも私が気が付かなかった点が多数あるはずで、映画ファンには懐かしさとか、面白いかもしれない。とにかく考えさせられる映画だった。
2019.10.07
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昔 、1920年代のニューヨークを描いたワンス アポン ア タイム イン アメリカという名作があったが、この映画は1969年の8月のハリウッドを描いている。俺が1歳の時か。 この映画はアメリカの50歳以上の人をターゲットにした映画だと思う。日本でも50歳以上の人はとても共感できる。 ブルースリーやクリントイーストウッドが出てくる。 ブルースリーがカシアス・クレイより俺の方が数段強い!と言ったとき、クリフが笑った為にブルース・リーとクリフが戦う事になったシーン。ここ最高だったな。カシアス・クレイはモハメド・アリの本名だし、ここでクリフがブルース・リーを「上等だっ、カトー!」と呼ぶが、これは人気テレビシリーズ「グリーン・ホーネットで加藤を演じていたのがブルース・リーだったからだ。大脱走でイーストウッドが独房に何度も入れられた事なんかも観てないと辛いかな。そういう年代の為の映画である。アメリカンじゃないから、わかってないシーンも多分相当たくさんある。 この映画は、ジャンルは何に当てはまるのか??。1969年に有名な女優が殺された事件を題材にしているので最終的にはサスペンス映画だと思うのだが、ウェスタン映画なのか、コメディなのか、いやハリウッド映画なのかもしれない。 とにかく素晴らしい。音楽も素晴らしい。 最後泣いた。 98点! クエンティン・タランティーノ監督では、パルプフィクションが永久不滅映画に入っているが、この映画もやがて入るかもしれない。
2019.09.01
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アラジン はディズニーピクチャーがアニメに続いて実写映画化したもの。 映像が非常に良く出来ていて、配役とかダンスとか大変素晴らしい!! 94点!! 感動で2回泣いた。。大枠ではストーリーは同じだけど、アニメとはかなり異なる印象、曲もジャスミンが歌う新曲やジーニーが歌う曲も挿入されてミュージカルっぽさが増大していた。 ジャスミン王妃役の ナオミ・スコットという女優!素晴らしい。 イギリス出身で母親はウガンダ人だという。凄い気品と美しさ!! ウィル・スミスも主役か??という活躍!!
2019.06.24
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overlord の意味は大権力者。ノルマンディー上陸作戦からパリ進行までの連合軍の作戦名をオペレーション オーヴァーロード=大君主作戦と言っていたそうだ。 軍曹がカラヒー!と叫ぶのは101空挺部隊の訓練地ジョージア州の山脈の名前がカラヒだからだそう。 この映画のジャンルは何なのか??! 始まってから落下傘部隊が降下するまで、コリャーどえらい戦争映画がおっぱじまったーっ!と戦争映画ファンの私は期待で胸踊るのであった。が、徐々に戦争映画感は薄れてホラー映画化していく。不思議な映画であり、映画だからこその展開の早さと手前勝手なストーリー。でもかなり面白い。 90点。。 突っ込み処満載)最初の方に、犬でもないジャッカルでもない哺乳類の皮が剥かれたばかりの死骸が出てきたがあれは何の意味があったのか?? 。叔母が教会に行って帰った後とても重い病気でというが、皮膚が黒く固くただれて何の病気に罹っているのか?。実験で何故生きて帰宅出来たのか??仲間の兵士が捕まって教会でぶっとい針を胸に刺されていたが、何を入れられてたの??など。 1番の収穫はマティルド・オリヴィエという25歳の女優、今後は凄い大物になるし、その予感しかしない。
2019.05.15
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ちょっと変わったスーパーヒーロー映画。 これはヤバイっ!。 スーパーウルトラ級に面白い! フィラデルフィアが舞台になっており、少なくともロッキー1で、シルベスタ・スタローンがトレーニング中に階段を駆け上ってガッツポーズするシーンは知ってた方がいいかも。 クイーンのドントストップミーナウが最高である。少し悲しいけどヒューマンドラマの側面もある。少年の気持ちを持つ人なら97点は付けられるはず。あなたは少年の気持ちを持っているだろうか?? 試してみて欲しい。。
2019.04.22
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キングダム は私がただ2つだけ買い続けているコミックでもう一つは言うまでもなくゴールデンカムイである。 54巻まで出ているコミックで言うと僅かに1巻から4巻ちょっと までの映画だった。この初期の舞台設定は、平原で軍隊同士がぶつかり合う壮大な戦闘が起こらないので、映像化し易かったかもしれない。コミックのファンには物足りないかもしれないが、それにしても原作に忠実に、ムタとの戦いなど上手く映像化したものだと思う。 期待が大きかったので不満な部分もあるが、感動もあり、、、、91点! 良かったのは大沢たかお、吉沢亮、橋本じゅん、要潤、長澤まさみ、満島真之介。それ以外は平凡又は酷い演技だったかな。山崎賢人は市原隼人みたいにヘボだった。吉沢亮は素晴らしかった。 続編があるか無いかはわからないが、あるとして5巻の途中から続けなくても、15巻でも30巻からでも50巻からでも、信と政さえ居ればどこからでも続けられる様な気がしている。 2年前に一人で兵馬俑まで行った。昔から行きたいとは思っていたが、後ろから押してくれた漫画だった。。今年も1人で行く!
2019.04.19
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クリントイーストウッド監督、主演作品。かなりの傑作。 人生を考えさせられる、最後の方あなたはは泣くだろう。 アンタッチャブル・ゴッドファーザー3 等のアンディ・ガルシア、アメリカンスナイパーのブラッドリークーパー、マトリックスなどのローレンス・フィッシュバーンが脇を固めて締まっている。 アメリカの園芸家で85歳から運び屋を始めた実際の人物に着想を得たそう。 92点
2019.03.18
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スーパーSF! 凄まじき映画。10分毎に驚きの展開が待っている。映像も美しい!日本の 銃夢 というマンガが原作となっていて、かなり原作に忠実に作られているようだ。しかしながら、そこかしこにあの映画に似ているなというシーンが出てくる。例えばブログ参加以前の1993年シルベスタースタローン主演映画「クリフ・ハンガー」と酷似したシーンが終わりの方にある。その他「ベン・ハー」、「ファントム・メナス」、「007」、「マトリックス1」、「ミッション・インポッシブル1」にかなり影響を受けていると思われる。最後の方、アリータが人間に見えてくるから不思議だ。というかローサ・サラザールというキューバ系の女優が演じているそうだから当たり前か。しかし目の大きさとか全て加工されてるけど、この場合この女優が主演と言っても良いのだろうか?かつてエクス・マキナというアンドロイドをテーマとした映画にもやや戦慄したが、遠くない未来、アンドロイドとか頭は人間で身体はアンドロイド?という生物、そして生身の人間が共存する社会が来るのだろうなぁ。監督は「スパイ・キッズ」等のロバート・ロドリゲス。過去の映画のシーンの移植が有った為少し評価を下げて、93点かな。
2019.03.03
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「天国でまた会おう」はフランスのピエール・ルメートルの小説であり、最高峰の傑作であることは以前書いた。https://plaza.rakuten.co.jp/sfujikake/diary/?ctgy=25この小説が本国フランスで映画化された。そして3/1から日本でも単館上映されたので早速行ってみた。 上・下巻の長い小説を2時間の映画にまとめるのは難しいという事がよくわかる。これだけの大作をよくぞ映画化したものだと感心する。しかし、上・下二巻あるので、原作では登場人物のそれぞれの生い立ちから心の機微や、場面毎の繊細な詳述があり理解が進み素晴らしかったけれども、映画ではああもうこの場面かと展開が速く人物描写も繊細には出来ていなかった。特にメルランが告発に至り宿敵が没落するまでが惜しい! 映画だけを観る人には展開が速く感じるかもしれない。一方で、映画への脚本で原作と異なる部分もかなり多くあり、それがまた上手くハマっていた。最後の方、感動で涙した。 94点。
2019.03.01
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日本映画をあまり観てこなかったので知らなかったが阪本潤治という監督は大変な大物らしい。木下工務店は住宅メーカーかと思ったらメディアにかなり進出しているのですね。木下ホールディングスが傘下においた「キノフィルムズ」という映画制作会社の作品らしき。稲垣吾郎、長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦ほか。。 三重県で撮影されたという。三重県なんて30年前に一回行ったっきり。日本はちょっと都会を外れると一気に田舎で過疎になるんだな。炭火焼職人とは、備長炭を作る職人のことらしい。そして備長炭とはウバメガシという樫の木を原料とした炭のことだという。備長炭とは良く聞くけど詳しくは全く知らなかったな。。まず1200度の高温でウバメガシを焼く、そして取り出して炭の粉をかけて冷ますから白くなるらしい。何故1回焼いた木が炭として長時間再び燃えるのか???全くわからない。分からない事だらけの世の中。 この映画はプロットは緻密ではない。稲垣吾郎も長谷川博己も上手くはかもしれないが、意外な驚きに満ちている。半世界とは、実は全世界ではないか?? 優秀・優良な映画と思われ。。 91点!
2019.02.25
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期待して観なかったせいか意外に面白かった。 92点! 舞台となるホテルの名前は、コルテシア東京 でありマスカレード・ホテルではない。 マスカレードとは仮面舞踏会の事で、ホテルの客は全て仮面を被り日常とは違う自分を演じているというような意味らしい。 多少の疑問はあるものの、よく出来ている。詳しくは述べないがキムタクの演技は武士の一分よりもかなり幅が広がった。当たり前か。。生瀬勝久の演技がかなり素晴らしい。 ここからややネタバレ注意。 地名や場所は全て北緯と経度で表す事ができる。例えば高田馬場駅は北緯35.42493 東経139.42148 。 よく戦争映画で爆弾や空爆の場所をこの数字で指示している。最初に暗号が出て来たときにすぐに緯度と経度だなとは思ったが、そこから日付を引くと犯行現場になるのは解せなかった。つまり犯行日がわからないのに何故緯度と経度が算出できるのか?がである。
2019.02.15
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クリード 2 はロッキー・バルボアと対戦したアポロ・クリードの息子がボクサーになったクリード1の続き。と言っても私はクリード1 は見ていない。 個人的にはもう少しロッキーのテーマがガンガン流れても良かったけど、ラップばっか挿入されてた。カラードにウケるためか。。また、イワン・ドラゴの息子ヴィクターが、父親のドルフ・ラングレンにも母親のブリジット・ニールセンにも全く似ていない、という課題はあるものの、、全体的にはかなり面白い。 90点ぐらい。。 ワールドシリーズでもライスボウルでもスーパーボウルでも、2年連続同じ対戦相手はほぼ無い。しかしボクシングというスポーツは再戦がとても多い。何故か? 相手を選べるスポーツだから。 だからボクシングは物語がわかりやすい! この映画は、ボクシング映画であると同時に、それ以上に家族の物語だった。父と子、母と子、その子供。 今日上の息子が成人式を迎えたという事もあるが、家族の物語が胸を打った。 20歳の息子にこのアホな父親はどう映っているのだろうか。 子を誇りに思いたかったら先ず子から尊敬される父にならなければならない。しかし我が言動を顧みればこれは非常に難しい。
2019.01.14
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この映画は、、、、アウトスタンディング!!実に素晴らしい!!パソコンの画面上だけでストーリーが展開?!?? ふんっ!とんだキワモノだろ?! と思っていた。。傑作だった。。とてもハラハラする。子育てが不安になる映画かもしれない。97点!!ミッドタウン日比谷のイルミネーションは、ミッドタウン六本木を小さくした同じ物だった。。。
2018.11.19
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何世代にも亘る人々が出てくるせいでキャストが物凄い。 アンディ・ガルシア から 横澤夏子まで出ている。 アマンダ・セイフライドの老けっぷりも見事だ。TIME の頃は妖精だった。。しかしこの映画は歳を取る事はその歳にならないと分からない事があり、素晴らしい年月の積み重ねである事を教えてくれるから老けてゆく過程が見える方がいい。 一作目もとても素晴らしい映画だったが、それを上回ったと思われる。アバ楽曲の選曲も素晴らしい。 普通の人間の感情を持ち合わせている人という条件付きで最後の方涙腺が崩壊すること間違いない。 98点!! 今年最高かもしれない。イヤ、今年最高は カメラを止めるな! イヤ 、 レディプレイヤーワンだったな。でもレベル的に最高クラスに入った。
2018.10.22
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2時間で描ききれない部分が沢山あったように思われる。それを考慮して考えると相当な秀作と感じた。描ききれない部分を理解できないため、一般に評価は低いようだ。。第二次世界大戦の、ビルマ-インド戦線で日本軍が壊滅的打撃を被った「インパール作戦」という無謀な行軍作戦があったという。キムタク(最上検事)の祖父と、松重豊(すわべ=犯罪ブローカー)の父は、共にこのインパール作戦の生き残り日本兵で、キムタクの祖父は帰国後にインパール作戦を描いた「白骨街道」という本を書いた。平岳大(丹野代議士)の義父は極右政治家で全体主義者みたいな描かれかた。このあたりがキーになっている。(戦場からハーモニカを持ち帰っている)リアリティはイマイチだが、人間というものはそれぞれの事情を抱えた複雑な生物である事は現れている。100点満点で88〜90点は付けられる。主役級の3人の演技は普通として、脇の役者がしっかり締まっていて、全体をまとめた。そういう計算通りのキャスティングだろう。
2018.09.03
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98点!! ミッションインポッシブル全作品の中で最高だと思う。 トムって何歳なのだ?? 最初パリのグラン・パレ目掛けてパラシュート降下するのに、雷雲が、とか言って少し遅れて降下し、更に降下中に失神するなどトラブル連発したのに何故グラン・パレの屋根に降っこちているのか?? などおかしな点はややあるものの、、面白い!! 登場人物が多すぎて若干カタカナの名前が誰が誰だか混乱するケースもあると思われるが、あまり深く考えずに流れに身を任せれば大団円を迎えられる。 パリのカーバイクアクションが素晴らしい!!
2018.08.15
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素晴らしいっ! 93点!! 帝国軍と反乱軍がまだ組織として完成していない時期。どちらも黎明期のおはなし。 ものすごい乗り物や武器は出てこないが、よく出来ている。 キーラ役の、エミリア・クラークは広瀬アリスと西田ひかるを足して2で割った顔。アメリカで最も美しい顔100のトップに選ばれたという。31歳。
2018.07.09
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舞台はアメリカのマンハッタン島とかニュージャージー辺りのようだ。 イラクかアフガニスタン帰還兵が殺し屋みたいな稼業をしているが、想像を絶する事件に巻き込まれていく話し。 音楽とかバイオレンスシーンが怖い。 ある意味脚本に頼って特撮の少ない映画らしい映画。 90点ぐらいか。
2018.06.02
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4月は劇場公開映画に6回行けたので、今年の劇場公開映画鑑賞回数は16回となった。今年の目標40回に向けて上々の滑り出しと言える。 いぬやしき は2018年4/20に公開された日本のSFアクション映画である。 少なくとも1000人は死んでいるように、日本のSF映画としては殺戮スケールが大きいし映像もまあまあ。 高2の二男はこの映画を1人で観に行って泣いたそうだ。 原作の漫画は10巻で完結だという。 スマホの画面越しに弾が飛んで見てる人が撃たれるなどかなり不可解な点もあるが、面白い!! 94点!!! 木梨憲武・佐藤健が主演。三吉彩花、斉藤由貴らが脇を固めている。佐藤健の演技は るろうに剣心 と同じ風情であり、伊勢谷友介もいつも同じトーンのほぼ伸びしろが無い、限界に差し掛かりつつあるプアな演技力を露呈する中で、特に木梨の女の子役を演じた三吉彩花の演技は秀逸。大物の兆しありだった。と思ったら三浦春馬と熱愛報道が。やっぱ大物だったわ。
2018.05.01
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最近、主演のリーアム・ニーソンは肉体派アクション老俳優としての地位を確保している。彼の作品では93年のシンドラーのリストが永久不滅映画入りしている。この映画は原題はコミューター=通勤電車、というらしいが、珍しく邦題が内容にピッタリはまっている。いくつかオカしな点もあるもののテンポ良くスリリングで飽きさせない。期待していなかっただけに映像や格闘シーンもど迫力である。NYのグランドセントラル駅の内観だけは見た事があるが、そこを出発した列車がヤンキースタジアム駅を超えて終点までこんな路線があって列車が走って行く風景も興味深い。90点!
2018.04.16
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青春アクションコメディヒューマンファンタジー! 素晴らしい!!拍手!。 95点/100点 ジュマンジ は一作目が画期的な新機軸映画だった。この次作は、画期的という意味では、ゲームの中に入る或いは入ってしまう設定は今や全く画期的ではない。しかし映像のSFXとの合致具合とか音楽とのマッチングが素晴らしいし、配役も素晴らしい。 上の写真がジュマンジ世界、下が現実世界。 ジュマンジ世界のルビー・ラウンドハウス役のカレン・ギランという女優さん。スコットランドのネス湖ほとり出身とのことだが、透明感があってゲーム世界のキャラクターそのものの美貌とスタイルで素晴らしい!!腹筋割れててそこばっかり見ちゃったよ。 大いに笑えるし、最後泣ける。最後泣けない人は可哀想だ。。
2018.04.09
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バーフバリの1作目、伝説誕生の続編。叙事詩映画である。「バーフバリ~伝説誕生~」は、インパクトの大きい映画だった。この2作目は、それを上回る壮大な物語かもしれない。この映画は時系列の理解が難解である上、インド人の顔かたちが似ているし、インド風の名前が覚えにくいのもあって、誰が誰やらわからなくなる恐れがある(私はなった)。突然出てきたニューキャラが普通に戦っていたりするが、気にせずついて行こう。最後には分かるようになっている。。映画好きなら観るしかない! 92点!マヒシュマティ王国(古代インドの架空の大国)建国者:ヴィクラマデーヴァ王ヴィクラマデーバの兄:ビッジャラデーバ=后:シヴァガミ ヴィッジャラデーバとシヴァガミの子:バラーラデーヴァ建国者の子(王子):アマレンドラ・バーフバリ=后:デーヴァセーナ アマレンドラ・バーフバリとデーヴァセーナの子: マレンドラ・バーフバリ マレンドラの后となりそうな女戦死:アヴァンティカマヒシュマティ王国の奴隷で武器工場長で武芸の達人:カッタッパ
2018.03.24
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2018年10作目の劇場鑑賞。 アカデミー主題歌賞、長編アニメーション映画賞を受賞したミュージカル映画である。 歌の場面では元の英語バージョンが流れると考え、まあいいやと時間の都合で吹き替え版を観てしまったが、歌も日本人の吹き替えだった。アニメ映画はまず観ないから知らなかったよ。 知らなかったと言えば、最初にアナと雪の女王の続編みたいのがいきなり25分続いたが、こんな映画観てないから全く分からず、しかも季節外れのクリスマスの話で寝てしまった。。 リメンバーミーに切り替わった所で起きたからよかったものの危ないところだった。 メキシコやラテンアメリカ諸国では11月1日が死者の日で、マリーゴールドで道を作るらしい。 この映画は、 素晴らしい! 95点!! 字幕版も観なきゃならん。 コレドで桜トンネルという装飾やってた。。
2018.03.19
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2012年のレ・ミゼラブルでバルジャン役を演じ、下手の横好きで歌が得意と思いこんだヒュー・ジャックマンが主演するミュージカル映画である。ヒューの歌は進歩していないが、仕上がりとか楽曲の出来とか素晴らしいと思う! 94点/100点!ヒュージャックマン演じるフィニアス・ティラー・バーナムという人物は実際に1800年代のニューヨークでサーカス一座を始めた人らしい。ミュージカル映画を嫌いな人は、レ・ミゼラブルのように全編歌っ!みたいな映画にはついて行けないのだろうけど、この映画は、歌→ストレート→歌→ストレート→歌→ストレート、、、と程よく展開して感情強めに印象付けたいポイントで歌に入るので万人受けする映画になっている。ま、ストーリーは大勢に影響が無いからどうでも良く、歌とか映像に身を任せる映画である。 レミゼやジャージー・ボーイズやマンマ・ミーアのように舞台がヒットしてそれをミュージカル映画化するのがほぼ普通の流れのところを、この映画の凄いとこは、映画からオリジナルで作っていきなりミュージカル化したところだ。 ザ・ミリオン・ショー 、ア・ミリオン・ドリームス 、ディス・イズ・ミー 、ネヴァー・イナフと、覚えやすい高品質楽曲が4つもあり、その珠玉さ、映画の出来と評判ならば、ブロードウェイで舞台化されてもおかしくはない。というか絶対ミュージカル舞台化されるであろう。特にネヴァー・イナフには大感動したが、実際に歌っているのはレベッカ・ファーガソンではなくローラン・オルレッドというアメリカ人らしい。 この映画はアメリカの批評家からは評価が低いらしい。それはどこかで見たシーンが幾つかあるから模倣と取られるからではないだろうか? 例えばレベッカ・ファーガソンがネヴァーイナフを歌い出すシーンでは、僕はフィフス・エレメントの青い宇宙人が歌うシーンを想起した。あとは 、フラッシュ ダンス? エレファント・マン? レミゼラブル? 正確にはわからないが、なんか似てるシーンが幾つもある。。 ハイスクール・ミュージカルであどけなさの残ったザック・エフロンが髭の剃り跡も濃いあんちゃんになっていた。。アンを演じたゼンデイヤという女優は見慣れると美しいしスタイルが超絶。人間か??
2018.02.27
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ダークタワーはスティーブン・キング原作の小説を映画化した2017年のSFファンタジーアドベンチャー映画。 SF映画としてストーリーに破綻が無く、物語の展開が早くサスペンス要素十分でSF好きの私には飛び抜けて面白い! 99点/100点! 原作は全16巻の長大な物語らしいが映画は95分と短いため、原作の序盤を描いて続編を狙ったと思われる。最後のガンスリンガーであるローランド役イドリス・エルバは素晴らしい! この映画はヤフー映画等では評価が低いようだ。ハリウッドでもややコケたという噂だ。アメリカ人や日本の凡人にはこの面白さを理解出来ないのだろうか? SFやファンタジーで細かいとこをつついては駄目である。疑問に引っかかってると先に進めなくなってしまうからだ。スターウォーズ 最後のジェダイを観て、宇宙空間は無重力なのに爆弾投下するのは無理だ!などと指摘をする人がいるが、そんなことはどーでもいー事なのだ。みんながハッピーならそれでいい。 かく言う私でも、100点満点を逃したのは、ローランドはアーサー王の末裔で、アーサー王の剣、エクスカリバーを鍛造して造った45口径のリボルバー拳銃を操っている? というのがどうしても解せなかったからだ。 ローランドは人間なのだろうか? ローランドの居た中間世界は人間の世界なのか?アーサー王は人間世界の人だけど、何故ローランドがアーサー王の末裔なのか? アーサー王は伝説の人物だから、アーサー王は中間世界からポータルを通って根本世界に来たのかな。
2018.02.04
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主役のエルキュール ポワロ役は、ハリーポッターと秘密の部屋でギルデロイ・ロックハート教授を演じたケネス・ブラナー、信じられない美しい女性と思ったら、スター・ウォーズ フォースの覚醒のレイ 役 デイジー・リドリーだった。 ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、ミッシェル・ファイファーまで出ている。ミッシェル・ファイファーの迫真の演技でかつてのスーパームービー、ヘアースプレーなどを思い出し月日は百代の過客にしてなどと想いを馳せて少し泣いてしまった。。 昔、ねこまんまねこ氏21才の時、列車で、ウィーンからブダペスト、ブカレスト、ソフィア、イスタンブールまで各都市に途中下車しながら8日間で旅した事がある。この列車は1937年の話だが、その逆コースをイスタンブールからフランスのカレーまで走る豪華列車らしい。 このオリエント急行はいかにもイスタンブールから出発した様に見せたいのか、アヤ・ソフィアとブルーモスクの間を走って出発していったがあんな所に鉄道の線路は無かった。もっと海沿いを線路は走っているはずだ。そんなことはどーでもいい事かもしれないが、まあ、この映画は非常に面白い! 1927年に大西洋ノンストップ横断飛行を達成したリンドバーグは、有名人となった後、結婚。1932年にニュージャージー州の自宅から1歳の長男を誘拐された。そして身代金を支払ったが結局10週間後に長男は遺体となってリンドバーグの家の前に捨てられていたという事件があった。後に捕まった犯人は死刑となったが、共犯者がドイツに逃げたらしいのと、共犯者は結局逮捕されなかった。この事件とこの映画は直接は関係無いのだが、アガサクリスティーの原作はイギリス人やアメリカ人なら当然全員知っているこのリンドバーグ事件を題材にしている。 ねこまんまねこ氏はリンドバーグ事件を知っていたのでこの映画の筋がよくわかったが、リンドバーグ事件を知らない日本人が観たら少しキツイかもしれない。その辺りがこの映画の評価が今ひとつ上がらない原因かもしれない。多分日本人には植民地インドやイギリスやエルサレムやイスタンブールや宗教や人種などの事がよくわからないのだ。だから少なくともリンドバーグ事件ぐらいは下調べして知っておいた方が映画を観てより楽しめると思う。 この様に書くといかにも国際教養人気取りっぽい書き方で嫌味ったらしいのだが、ねこまんまねこ氏は共通一次試験で世界史98点、通算27カ国、世界遺産50箇所訪問していて且つ古今東西のアートと芸術と舞台芸術に精通している紛れもなく国際教養人なのでやむなし仕方なしなのだ。 この映画は、40年前の焼き直し映画だが、98点!
2017.12.09
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素晴らしい映画。95点!! 主演はホワイトハウス・ダウンのチャニング・テイタム、弟役にスターウォーズ・フォースの覚醒でカイロ・レン役を演じた顔面長驚異の40センチ級のアダム・ドライバー、007のジェームズ・ボンド ダニエル・クレイグ、エルビスプレスリーの孫で、マッドマックス 怒りのデス・ロードなどのライリー・キーオ、という物凄いキャストでぶっこんで来たクライムサスペンス映画である。 コカコーラ600 という毎年シャーロット モーター スピードウェイという場所で開催されるナスカー最高峰レース。毎年14万人が来場するこのイベントで、サーキットの売上金を盗む設定になっている。このレースは超有名なインディ500というレースと毎年同日開催されるのが有名で、インディ500の終了後、概ね2時間後にスタートする。これらは日本で言えば高校野球甲子園決勝ぐらいの国民的イベントと言って過言ではない。500とか600とはマイルを意味する。コカコーラ600は960Km走るわけだ。稀にインディ500とコカコーラ600に両方出場するレーサーがいるが、両方完走したのは現在まで1人だけである。インディアナポリスからシャーロットまでは車で2時間では移動出来ないからヘリで飛んで来てレースに乗るらしい。両方完走すると1760Km走る計算になる。狂ってる。 レースだけではなく、この映画には車が多数出てくる。3700CC、V8エンジン、マニュアル(英語でスティックと呼ぶらしい)などの用語が多数出てくるので車が好きな人には更にオススメ出来る。逆に車を知らない人にはやや流れに乗るのがキツイかも。 また、日本ですらキャンディーズなどがカバーした テイクミーホーム、カントリーロード というジョン・デンバーのあまりにも有名な曲があり、この曲にはウェストバージニア州を讃える歌詞がふんだんに挿入されているが、州から引っ越しで離れようとする元妻、愛娘が歌うこの曲、などのシーンでは意味がわからないとキツイ。意味が分かると泣ける。。 メモリアルデーは戦没軍人追悼の祝日で、死ななかったがイラクで腕を失ったローガン弟との連想や、アメリカンフットボールの優秀選手でクォーターバックだったローガン兄の悲哀、逆転したい気持ちなど、アメリカ人でないと感情移入が難しいのかも。 この映画はヤフー映画の評価で3.6前後と良くも悪くもない、あまり高い評価ではない様だ。それはアメリカ人なら当然知ってるこのような背景、歌、離婚、再婚、異父兄弟、スポーツ選手やレーサー、アスリートへの尊厳などのベース情報を知らない為に付いて行けない人が居るからだろう。本当は素晴らしい映画である。
2017.11.23
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1982年の ブレードランナー はねこまんまねこ氏の永久不滅映画にランクインした。大きな理由は当時として考え得る想像力の限界点にある近未来世界を圧倒的な映像で再現したことによる。今作はその続編にあたる。実際の時間で35年経過しているが、映画の中では30年が経過している。この世界で35年経過しているわりには、映画内の全体の枠組みは35年前のままで、登場エリアはロスアンジェルスの他にはサンディエゴとラスベガスが拡がったとはいえ、圧倒的な想像力で世界観を表現しているとは言えない。 車から更にドローンが飛び出して探索したり、アンドロイドと人間が同期したりするなんて現代でも行われていそうだ。想像力の進化をSF映画の中に見出すのはSFファンの真骨頂の部分であるが、そこがあまり感じられない内容だったので評価は高くは出来ない。ただしストーリーは複雑で見所があり、レプリカントの子が誕生しレプリカントの反逆が予感される興味深い内容となっている。また、映像はとても美しく且つ音響効果は凄まじい。91点。
2017.11.12
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新鮮な作られ方をしている戦争映画。凄くリアルだとか、没入感が半端無いとか宣伝されているが、大騒ぎする程ではない。面白いし良い映画だとは思うが。90点かな??。 新鮮というのは、このダンケルクの戦いはイギリス、フランス連合軍対ドイツ軍の激しい戦闘のはずだが、ドイツ兵士は一人も画面に出てこない。私の知る限り、敵兵が出て来ない映画なんかこれまでに無かった。 ドイツ軍からの銃弾、銃声、砲撃、メッサーシュミットなどの機影しか出て来ない。最後一瞬だけトム・ハーディが下りた時ドイツ軍がボヤけて出てくるだけ。 圧倒的な兵力が包囲していて、逃げ場が無いという臨場感を敵の姿を見せない事で観客の恐怖を煽るカタチで表現したのかも。。また、音楽というか、音、それも不安を増長する 音、が使われている。 以下ネタバレ。 残念だがこの映画は現実のスケールが全く表現されていない。史実では包囲された連合軍は40万人。包囲したドイツ軍が80万人、計120万人だ。合わせて京都市の人口ぐらい居たわけだね。 時代は違うが日本で過去最大の関ヶ原の戦いで東西20万の兵が集結したという。ダンケルクにはその6倍の兵が密集していた訳だ。しかし映画ではこのスケールは全く表現出来ていない。 また、チャーチルは3万人撤退出来ると予想したが結果は36万人が撤退出来たという。史実ではイギリス、オランダなどの民間の漁船、ヨット、商船、ハシケ、など900隻がダンケルクの救出に向かった結果だという。しかし映画ではヨットや漁船が30隻ぐらいダンケルクに救出に来た感じだった。よしんばこの小舟に50人ずつ乗ったって1500人しか助からないよね。実際には900隻に平均300人ずつ乗ってやっと27万人ぐらい助かる訳だから、計算が成り立たないのだ。ヨーロッパでは観客は計算出来ないからいーけど日本人は計算出来るんだからノーラン監督も舐めて貰っては困る! また、航空機も史実では連合軍の撃墜された戦闘機は100機以上、ドイツの戦闘機も100機落ちている。しかし映画ではわずか数機ずつが戦っていたかのように描かれ、トム・ハーディだけが英雄の様に描かれている。 そういう訳で、この映画は予算不足というか、ダンケルクの撤退の有様ではなく、ニュアンスを、戦闘機パイロット、助けに行った民間船、逃げた兵隊、の3つの視点から上手く表現しただけに過ぎないコンパクトな映画なのであった。しかし出来はそんなに悪くはない。 と、書いたものの、、2.3日経過しても何度もこの映画の事を思い出して考える自分がいる。かなり余韻が長い映画なのかもしれない。IMAXだったから映像がこびり付いたのかもしれない。 93点に格上げ。
2017.09.19
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今日公開された。空前絶後の面白さ。素晴らしいスーパーヒーロー&コスプレ映画である。良い意味笑える部分もある。この映画に低い評価を付ける人は映画を見慣れていないのだろう。 96点!! この映画は女性のリーダーシップを推進する力になる。 監督もパティ・ジェンキンスという女性だ。 予想に反してトランプ大統領が誕生してしまったが、もしかすると、ヒラリー・クリントン大統領が誕生する事を見越して、その時期に合わせて作られた可能性もあるのではないか?? とにかく女性が主で男性が従という構図が映画の中で続く。 いや、時々、戦争の作戦会議などで女は出て行け!的なこれまでの社会観丸出しのシーンが挿入されるが、出て行くどころか男達の意見をぶった斬りする。 これまでも女性のリーダーシップを描いた例えばミラ・ジョボビッチのジャンヌダルクのような映画は沢山あったが、それらは主人公が、女性にしては大いに良くやった!的な内容だったと思う。 この映画は主人公ダイアナが信念の人となって完全に世界をリードしていく。 つまり女性の社会進出という段階を飛び越えて指導者として女性が有能であるという前提・定義がベースに流れているのだ。そういう意味で革命的なこの映画は、永久不滅映画入りしてもおかしくはない。しかし、今は評価が定まらない為に永久不滅映画とはしない。 ダイアナを演じるガル・ガドットはイスラエル出身とのことだが、177センチと大きな身長とストライドを活かした走りが素晴らしい!スライディングヒールキックが得意っぽい。 セミスキラ島でのドイツ軍との戦闘シーンは非常に美しい。セミスキラ島はスペイン東部沖のバレアレス海にあるらしい。 見るのならば、少なくとも第一次世界大戦の知識は欲しい。 また、スタートレックシリーズのクリス・パインが準主役で出演している。なお、続編がガル・ガドット主演で2019年12月13日公開と決まった。それまでは生きたい。
2017.08.27
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「バードマン」などの マイケル・キートン主演。「幸せの隠れ場所」、「オールド・ルーキー」などのジョン・リー・ハンコックが監督。 邦題は、ファウンダー だけだと創業者という意味が分からないと思ったのか、ハンバーガー帝国のヒミツ。と何やら少し恥ずかしい感じの副題が付けられている。クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲、みたいじゃないか? マクドナルドの黎明期から創業者?となる人が活躍する真実が丁寧に描かれている。マクドナルドはカリフォルニア州の田舎町、サンバーナーディノ でマックとディックのマクドナルド兄弟により創業されたという事らしい。彼らが30秒で提供出来るオペレーションを考案した。そこへ目を付けたレイ・クロックというイリノイ州のミキサーのセールスマンがフランチャイズ化を図り、やがては契約を破棄させマクドナルドの暖簾や営業権まで乗っ取るまでの話。 乗っ取ると言うと音葉が悪い。ビジネスには様々な局面がある。乗っ取る側からすれば買収する。乗っ取られる側からすれば売却する。レイ・クロックが居なければマクドナルドはカリフォルニアの片田舎のバーガー屋で終わっていた。日本人が口にする事も無かった。この映画に良いも悪いも無い。 90点。いろいろ考えさせられる。。
2017.08.16
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