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ねこまんまねこ氏は、2015年の、マッドマックス 怒りのデスロード を100点満点&永久不滅映画に認定している。https://plaza.rakuten.co.jp/sfujikake/diary/201507080000/それは何故かというととにかくディストピアの絶望に満ちた狂った世界観が素晴らしく表現されていたし、映像も完璧な出来だったから。このフュリオサは怒りのデスロードに至るまでのフュリオサが成長する過程が描かれている。サーガ と題名にあった。評価としては90点!!かな?撮影はオーストラリアで行われた。つまりこの映画は、怒りのデスロードがまずあり、それに至るフュリオサの周囲を描いていて、マックスはほぼ出てこない。なので怒りのデスロードの世界観に寄せてというか、どうしてもその世界ありきで展開していく。したがって、あーあのマシンね、あーあの人達ね、とオリジナリティーがどうしても低くなってしまう。その点で怒りのデスロードには遠く及ばないのだが、それでもアクション、カーヒート、狂った世界観、そういう造り込みは素晴らしい。充分な価値、観るに耐える価値ある素晴らしい娯楽作品と評価できる。観た後にすぐに「怒りのデスロード」が観たくなる。どうだったっけ?と観たくなって見る。するとマッドマックス2はどうだったっけ?と見たくなる。。疑問、怒りのデスロードでも、フュリオサは婦人たちを「東」へ連れて行こうとしていた。東に緑の楽天があるからだ。フュリオサの故郷は、つまり緑の楽園は、ディメンタスの手下が馬を捕まえにきた森、、馬肉を食べるためだと思われる。そこは果物が豊富な一面緑の完全な森で動物も豊富な場所だったが、だったらもっとディメンタスの手下が動物とかいろいろ取りに来てもよいはず。。そこでフュリオサは果物を妹に取ってて、合図の笛が聞こえる距離にサンクチュアリ的集落があった。と、いうことは、ディメンタスのテント村~(バイクで馬を積んで肉が腐らない程度の距離{2日ぐらい?})~森~(笛が聞こえる距離)~聖域の村バイクで2日の距離は砂の砂漠だから、せいぜい500キロ程度??500キロだったら、東京から岩手ぐらいだよ。。そこに行けば、馬とか、ウサギとか、肉とか果物があるんなら、、、ディメンタスの手下どもは馬肉を持ってきたジジイどもを締め上げて場所を聞き出して、砂漠に居続けるんじゃ無くて森に来れば良いのでは無いか??そうすれば秘密の村の場所もすぐわかるのでは?どーでもいい。。
2024.06.02
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石原さとみさんはもう37歳になったのか。15年前に新橋演舞場で「幕末純情伝」という石原さとみ主演の舞台を観た。つかこうへいのこの舞台は古くさい全く面白くない劇だったが、主演の石原は新撰組の沖田総司が女性だったという設定で、当時21歳か、とても難しい役柄を懸命に演じていたし、才能を感じた。それを観たことだけが収穫だった。石原さとみの映画では、主演は永野芽郁だったけど「そして、バトンは渡された」という映画で石原さとみは既に大女優の風格だった。このブログを見返すと私は98.6点を付けている。何故0.6点を刻んだのかわからないが、大泣きしたのを覚えている。このミッシングの石原さとみの演技は日本一と言っても言い過ぎではない。同年代で超一流の長澤まさみや新垣結衣、綾瀬はるかに比肩するか、もしくは抜いた。ねこまんま氏は石原さとみの成長と共に歩んでいる(意味不)。ミッシングは、さあ泣きなさいっ、これ見てお泣きなさいっ!という映画だと思い込んで観に行った。ねこまんま氏は涙もろい。泣くって意外とスッキリする。泣くって究極のリラックスなのだよ。だから俺は泣く!と強い決意で見に行ったのだが、やや当てが外れた。これは名優たちの震えるほどの技量に根底から支えられたスーパー社会派ドラマだった。私たちは、心を失くしてしまったのか と書かれている。心を失くした人々が30人以上出て来る気がする。しかし時に心ある人が何人か現れる。そこに一縷の望み、希望と光明、救いがある。。監督の技量と人間洞察力も相当に高いと考える。ミッシングとは、娘の 失踪=ミッシング ではなく、心を失くしていく=ミッシング なのか??人間には善人と悪人、賢者と愚者しかいないのだ。しかし面倒なことに善人は常に善人ではない。私はオルモスト善人で賢者だが、時には悪人になり、愚者にもなる。時に、である。人間は好き嫌いや快適、不適な環境があり、それが善悪の判断を歪める。そこが人間の難しい複雑なところだ。最初数分、国道1号線の景色で映画の舞台が沼津市である事がわかった。昨日ねこまんまねこ氏は沼津に居たので凄いシンクロ度だった。娘が失踪したカブトムシ公園は高尾台公園という加藤学園の横にある公園だし、全編沼津で撮影しているという事は沼津市が撮影誘致したのかもしれない。その目的は観光客を増やしたいのか移住者を増やしたいのか、分からないが、結果から言うとこの映画は沼津市の印象を良くしないで寧ろ悪くしたのではないかな。沼津市は隅から隅まで30回ぐらい行ったけど、田子の浦の手前から戸田まで沼津だからとても広くて海岸線の長い海の国でどっちかといえば住みやすい良い街だろう。しかし殺伐とした地方都市の印象を与えている。勿体無い事をした。何の話しかわかんなくなってきたね。ミッシングの感想は、何を書いても先入観を生むので、、94点! 点数のみ。涙を流し続けて映画を見続ける方法。使い捨てマスク着用→ティッシュ2枚を棒状にくるくる巻く→マスク上部のワイヤーに横に挟んで涙止めダムを完成させる。監督は吉田恵輔。出演、石原さとみ、中村倫也、青木崇高、森優作、小野花梨、細川岳ほか
2024.05.22
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人間の境界 は2024年5月に日本公開されたポーランド映画で、2021年から2022年のポーランドとベラルーシ国境付近の出来事を描いている。アフガニスタンやシリア、北アフリカ諸国から様々な理由でヨーロッパへ亡命或いは知人を頼って移住したい人々と、それを国境で押し戻したいポーランド国境警備隊や警察、移民を援助する人権擁護民生組織を描いている。しばしば映画の宣伝文句に「衝撃の」という言葉が使われるがそういう映画が衝撃だった試しは少ない。この映画は衝撃のと言って良い内容となっている。ヨーロッパやアジアは陸続きの国が並んでいる。ベラルーシやポーランドもいくつもの国との間にボーダーがあり、金網しかない長い国境からいつ誰が来るか、その緊張感は我々日本人には理解できない。考えさせられる。暗いけど映画らしい映画。92点!
2024.05.13
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幾田りら 門出(声の出演)あの おんたん(声の出演)ねこまんまねこはアニメーション映画をほぼ観ない。しかし今週観たいと思う映画が全くなくて、宇宙人が飛来して来るSFというので少し興味湧いて。。昔、鉄コン筋クリート というアニメ映画を、何の知識もなくふらっと観たら思いのほか感動した事があり、それ以来、フラッとアニメを観る事もあるにはある。こういうのが流行ってるのかな?と勉強になるし、アニメ映画を観ることで、世代間のモノの考え方も少し考えさせられる。千と千尋、は100点満点永久不滅映画だったし、日本の漫画・アニメ文化には、あまり見ないとはいえ、敬意は持ってるつもり。。この映画のデベ子というキャラクターの声を、亡くなったTARAKOさん(ちびまる子ちゃん)が演じてたという。あのも主役級の出演だし。デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション は、ビッグコミックスピリッツに連載されていた漫画で、通称「デデデデ」というらしい→知らんがなー浅野いにお という茨城県出身の漫画家の作品だという。3年前の8/31に全長5000メートルの円盤が館山から東京湾を通って、蒲田でアメリカ軍の核ミサイルを受けて弱ってずっと渋谷の上空に停滞する。渋谷といっても直径5キロだから永福あたりまで円盤の下になってる。下高井戸の高校に通う門出らは円盤に慣れてしまっているし、大学受験とかを普通に考えている。しかし実はその5年前に主人公の2人は中1で、真鶴半島の岩海岸に、塾の勉強強化合宿に来ており、夜、墜落したUFOと宇宙人を目撃していたのである。。不思議なストーリー。門出=かどで は13階から飛び降りたのではなかったか。首相は大臣の時に殺されたのではなかったか。サスペンス要素が満載ではないか。あまり注目されていない映画と思ったがその割にご丁寧に前・後半に分かれており、後章は5月24日に公開される。まあ楽しみだ。 91点!観終わって何日か経過しても何となくこの映画を思い出す。DUNE PART2なんかほぼ思い出さないのに。これは良い映画なのかも。。
2024.03.25
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ゴールド・ボーイ は、2024年3月8日公開の日本のサスペンス・クライム映画。一体どうなってしまうのかと全く先の読めない非常にスリリングな展開で、骨太の映画である。 98点ーーっ!! 2日続けて98点だが、片や製作費300億円の全世界注目のSF超大作、片方は地元日本ですらほぼ注目されていないクライム映画。。舞台は沖縄の浦添市、沖縄市、読谷村あたりで、やや退廃的ムードが漂っている。誰が観ても非常に面白い傑作だと断言できる。原作は中国のベストセラー作家、紫金陳、ズー・ジェンチン の小説「悪童たち」で、2020年に中国国内で黄金少年という題でテレビドラマ化されたという。岡田将生と対峙する3人の少年少女を「リボルバー・リリー」の羽村仁成、星乃あんな、「ラーゲリより愛を込めて」の前出燿志が演じ、黒木華、松井玲奈、北村一輝、江口洋介らが脇を固めている。特に星乃あんなという子役は将来大女優になる気配を感じる。そして瞳の大きさが地球人離れしている。他の俳優も1人を除き演技が素晴らしく良いのだが、98点のマイナス2点は松井玲奈の大根役者ぶりのせいである。これだけは年齢的なこともあり改善の見込みが全くなさそうだ。岡田将生は、容疑者なので、嘘をつきながらのわざとらしい表情を、本気で演技しているのか、素で演じたのが下手くそで丁度わざとらしく見えるのか?謎。
2024.03.12
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DUNE PART2 は、ストライキの影響でアメリカ公開日は2024.3.01、日本公開は2024.3.15に、約4ヶ月延びた。そのためアカデミー賞は2025年が対象となる。撮影、特殊効果、作曲、音響、美術、衣装デザイン、メイクアップなど全て取るのではないか。スペースオペラ映画であり、叙事詩的SF超大作である。400席が満席で3割は外国人だった。それだけ世界中で期待されていた映画なのだろう。ティモシー・シャラメは超一流の演技者になった。音楽、映像、キャスト、世界観、何もかもが壮大で非常に世界観がしっかりしておりSFとしてはほぼ完璧!大変満足出来る! 98点!! 2021年のDUNE1と本作DUNE2の監督はドゥニ・ヴィルヌーブ(ブレードランナー2049他)であり、宇宙SFでありながらなるべく特撮を避けて実写で撮る方針から、ヨルダン・アブダビ・ノルウェー・イタリアの過酷な砂漠と自然の中で撮影を敢行し、ハンガリーに巨大なセットを作って撮影したようだ。そのため非常に美しい映像美が完成している。超大画面のIMAXレーザーで鑑賞。 DUNE 砂の惑星 はクランク・ハーバードという人による小説シリーズだという。1965年から発刊された。1984年にデヴィット・リンチ監督により映画化されたが、あまりにも壮大な世界観を描ききることが出来なかったと監督本人も言っているし、評価も低かった。映画興行的に大成功したスター・ウォーズシリーズは、例えば「砂の惑星タトウィーン」の住民「タスケンレイダー」や「モス・アイズリー宇宙港」など、DUNEから49もの着想(小説からの盗用とまでは言わないけど「着想」)98点の、マイナス2点が何故かは、少し辻褄が合わないような箇所があるところ。西暦10192年というとてつもない未来なのに、PART1でもそうだったけど、意見が割れたら、決闘だっ!とかになってナイフで1対1で殺し合い、、、騎士道精神なのか?2024年の現代でもそんな事もう無いじゃん?あとさ、核ミサイルって西暦10190年でも最大の武器なのかね? もっとレーザー砲みたいな方が威力ありそうだったけどな。ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、レベッカ・ファーガソン、ジョシュ・ブローリン、オースティン・バトラー、フローレンス・ピュー、デイヴ・バウティスタ、クリストファー・ウォーケン、レア・セドゥ
2024.03.09
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梟 フクロウ は2022年の韓国のサスペンス・スリラー映画。日本では2024年2月に公開された。1645年から1649年ごろの李氏朝鮮王朝の宮殿内での権力闘争とそれに巻き込まれる人々を描いている。非常によく考えられた正にサスペンススリラーという良作。95点。この作品に登場する王様は李氏朝鮮16代の仁祖というクーデターによって王位に就いた、韓国ではあまり評判の良くない王である。2023年・第59回大鐘賞映画祭で新人監督賞・脚本賞・編集賞、第44回青龍映画賞で新人監督賞・撮影照明賞・編集賞を受賞するなど、同年の韓国国内映画賞で最多受賞を記録した。もうすぐ上映終了になるので是非急いで見てほしい。リュ・ジョンヨルアン・ウンジンキム・ソンチョルチョ・ユンソチェ・ムソン
2024.03.06
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DUNE砂の惑星PART1 はティモシー・シャラメ主演の叙事詩的SF超大作映画。8200年後の西暦10191年の未来を描いている。叙事詩的、とは歴史的事件や英雄の軌跡などを長大に描くものであり、これに匹敵するSF映画はうーん、ん、スターウォーズは少し違うかな。ロード・オブ・ザ・リングかな。SFではないか。。2001年宇宙の旅か。95点!美しい壮大な映像、映像に相応しい音楽、独創的な衣装など、どこを切り取っても映像が綺麗。素晴らしい。制作費は1億6500万ドルというから、当時130円としても220億円はかかっている。手抜きがない。アカデミー賞6部門受賞、但し作曲、美術、撮影などであり主要な賞は取れていない。レベッカ・ファーガソンの演技は素晴らしい。ジェイソン・モモアゼンデイアオスカー・アイザック
2024.03.03
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猫のアルフィーを入れるカバンの巨大オブジェ。誰がこんなオブジェを作ろうと考えるんだろ?アーガイル は本日公開されたスパイ、アクション、コメディー映画。キングスマン・シリーズと同じマシュー・ヴォーンが監督。ジェイソン・ボーンとかのスパイ映画とはシリアス度が全く異なる。キングスマン1.2.3もちょっとコメディータッチだけど、アーガイルはコメディー度が突き抜けていてかなり笑える。キャメロン・ディアスのナイト&デイやミッション・インポッシブル・デッドレコニングをパロってる感じもある。テキトー過ぎてて、だけどストーリーはギリギリ破綻しないのが素晴らしい!! 楽曲もわざと80年代に合わせて来たようで中年には非常に耳触りが良い。つまり、93点!!(人によって感じ方が違うとは思います)頭の悪い俺でも95%は理解できたと思う。。ギリシアの海沿いの街→アメリカのシカゴから300キロぐらいの何処か→ロンドン→フランスの南東部のピノノワールのワイナリー(ブルゴーニュではないピノノワールなんてあるのか?)→サウジアラビア→どっかの海洋。アーガイルはアーガイル柄の事ではなくて、エリーが書くスパイ小説の主人公の名がアーガイルという。エリーが飼っている猫の名がアルフィーといい、アーガイル柄のリュックに猫を入れている。出演)作家エリーをブライス・ダラス・ハワード(アポロ13、バックドラフトなどの監督ロン・ハワードの娘)エージェント、エイダンをサム・ロックウェルエリーが書いた小説の主人公エージェント・アーガイルをヘンリー・カビル(アンクルの主役)サミュエル・L・ジャクソンシンガーソングライターのデュア・リパらちなみにスパイの事を英語で一般的にはエージェント、シークレット・エージェントというが、堅苦しく云うと espionage エスピオナージ ともいう。エスピオナージにはスパイ活動という意味もある。アリスの曲にエスピオナージってあったよな。。
2024.03.01
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コヴェナントは、ガイ・リッチー監督、ジェイク・ギレンホール主演の、戦争、アクション、サスペンスの要素が強い映画。イギリス・スペインの合作。2018年のアメリカ軍が駐留しているアフガニスタンを舞台にアメリカ兵とアフガニスタン人通訳との絆を描いている。よく出来ていると思う。90点! タリバンはアメリカ軍撤退後2021年にはにアフガニスタンを実効支配した。その後、アメリカ軍に協力した通訳300人とその家族がタリバンに殺されたというし、現在も潜伏している通訳も居るというから、社会派ドラマの要素もある。
2024.02.27
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エックセレントーっ! 95点っ!!「ゴールデンカムイ」は2024年1/19日公開のスーパーサバイバル&バトル実写映画。ねこまんまねこ氏はマンガは苦手でほぼ読まない。しかし、常に発売と同時に最新刊を買い続けたコミックがこのゴールデンカムイとキングダム(キングダムは継続中)。そのほかにチューザレ、ヒストリエ、チ、、、、読んでんじゃん。実写映画化はキングダムよりも難しいと思われたが、よくぞ原作に忠実に実写映画化したもんだ。再現度がものすごく高い。キングダムの「信」役を演じた山崎賢人がゴールデンカムイでも主人公、杉本佐一を演じた。ほかに誰か居ないのかね?アシリパ役の山田杏奈もイメージが違うと思ったが、まあ観ているうちにアシリパさんに見えて来たから不思議。とはいえそんなにミスキャストもなく、尾形の眞栄田郷敦とか土方歳三の舘ひろしとか、二階堂兄弟の柳俊太郎、はキャラが相当マッチしてて素晴らしい!原作がようやく完結したと思ったらヤバイ奴らの実写映画が連作で始まっちまった。。しばらく付き合わないとな。。コミックを読んでない人にも当然面白いっ。山崎賢人、山田杏奈、眞栄田郷敦、矢本悠馬、工藤阿須加、栁俊太郎、大谷亮平、勝矢、玉木宏、舘ひろし、監督=久保茂昭。
2024.01.23
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TOHOWednesdayで混んでいた。客は女性が8割で芸能人みたいな人が10人はいた。12/8に、アメリカより1週間早く公開された珍しいパティーン。スーパーファンタジックミュージカルコメディーマジカルアドベンチャー超大作である。99点!映像と想像力が素晴らしい!コメディー要素強く笑えるんだけど、、涙腺が弱いので、ウォンカのお店がオープンしてお客が入り始めた時、少し泣く。最後にお母さんがくれたチョコレートを開けた時、、書いてある秘密を読んで泣かない人はいるのかな。。。99点とはいえ、ミュージカルが苦手という人には耐えられない映画かもしれないし、ファンタジーが苦手という人にはもっと耐えられない。この映画は夢を理解できる人が楽しむべき映画。この映画が面白くない人とねこまんま氏は気が合わないだろな。マイナス1点は、ミュージカルとしては楽曲が少し大人しい。多分ティモシー・シャラメが歌う楽曲が多いため、音域を抑えて高音を無くし歌い易く作ったから曲にドラマティックさが出ないのだ。かつてジョニー・デップが演じた、少年の頃のウィリー・ウォンカをティモシー・シャラメが演じた。この俳優は板垣李光人に少し似ていると思うのはねこまんま氏だけだろうか。ヒュー・グラントがウンパルンパを演じ、サリー・ホーキンスやオリビア・コールマン、ローワン・アトキンソンらが共演。監督はポール・キング、製作は「ハリー・ポッター」シリーズのデビッド・ハイマン。
2023.12.14
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トレイルブレイザー社というLCC航空会社の、シンガポール発東京行きの飛行機がフィリピンの島に不時着する。この映画は、航空パニック+クライム・アクション+サスペンス+戦争+ヒューマンドラマ、の要素が盛り込まれており、非常に面白い。97点!!それぞれの、グループにリーダーがしっかり居た。機長、本社の緊急対策本部、傭兵部隊、反体制ゲリラ組織、、、パーサーの女性。リーダーシップ論でいうと、、機長と行動を共にしてる時のガスパール、も、機長の行動を制してリーダーシップを発揮していた、つまりリーダーシップの転移がよく現れていた。今出ていくな!とか。。ガスパールが50万ドル持って茂みに逃げるとき、なんとなく「ショーシャンクの空に」と少しだけ被った。非常に面白い映画だった。GODZILLA-1.0 ぐらい誰が観ても面白いはず。。トランス機長 ジェラルド・バトラー犯罪者、ガスパール マイク・コルター監督 ジャン・フランソワ・リシェ。傭兵部隊 元ネイビーシールズの皆さん
2023.12.03
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ナポレオンの伝記映画。1789年のフランス革命から、実質1815年のワーテルローの戦いで英国のウェリントン公爵に敗北するまでを描いている。戦争映画ともヒューマンドラマとも、いろんな要素が混在していて、トゥーロン港の奪還戦やアウステルリッツの会戦やワーテルローの戦いなどを描いた戦闘シーンは非常に壮大なスケール。上の戴冠式のシーンは、2枚目のルーブルにある、ルイ・ダヴィッドのナポレオン戴冠式を描いた絵とまるで同じ空間に俳優達がいるかのような美しい映像だった。また1800年前後のフランスや各国の衣装が素晴らしく再現されていた。ホアキン・フェニックスはグラディエーターのコモデュス役をやった時に全体的にトーンが似ていた。映画としては87点だけど、映像の美しさと衣装などで90点とする。
2023.12.01
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人は鎧を着ている。例えばトヨタの社員ならば、トヨタの社員という鎧を纏っている。しかし本当の自分とは何なのか?という本題。ねこまっくは、ワインが好き、旅行が好き、拓本、映画、釣り、絵、野球が好き、と至って普通の指向である。。でも世の中には、水しぶきが異常に好きな人がいたり、つららが異常に好き、とかいう人も極少数いるのかもしれない。そういうお話し。 朝7:00時に起きて混んだ電車で新橋、東京を通り過ぎて会社まで行き、帰りに19時に映画館の館内が暗くなった時、普通の映画だと、ねこまっくは何度かレム睡眠に落ちかかって、慌ててストーリーに戻るのだが、、、この映画は、一切、眠くならなかった。暗めのストーリーだが、新垣結衣の魅力が大爆発している!!演技力が凄すぎる!目力が凄い!可愛い。眠くならないのは新垣結衣の演技のせいだった。多分原作の小説が柴田錬三郎賞を取ったように、筋がしっかりしているんだと思う。これまで3年間、サントムーン柿田川又はららぽーと沼津まで往復2時間かけて映画を見に行ってたねこまんまねこ氏にとって、沼津西高校出身の磯村勇斗は活躍して欲しい役者だ。が、凄く上手な役者かどうか?はまだ何年か見極めが必要だな。まあまあ上手いとは思うが、、それよりも佐藤寛太、東野絢香というプリンシパル級の役者が激嵌りのスーパーな演技をしていた事でこの映画は引き締まったと思う。稲垣吾郎は、元アイドルだから、役者としては牧瀬里穂にひゅうひゅうだよ!と言われていた二十歳の約束、から全く演技力が伸びていないのだ。またE-girlsの坂東希というダンスサークルのリーダー役の人も俳優ではないから、所詮はアイドルだから、演技は下手くそだった。プリンシパルで半数以上の演技が本物だと映画が締まって来ると思う。〜〜〜『桐島、部活やめるってよ』(観てないけど)の原作で知られる朝井リョウの柴田錬三郎賞受賞作を映画化。息子が不登校になった検察官、ある秘密を抱えた販売員、心を閉ざして生活する大学生など、一見無関係な人々の人生が、ある事件をきっかけに交差し始める。岸善幸が監督。『窓辺にて』などの稲垣吾郎、『くちびるに歌を』などの新垣結衣、『ビリーバーズ』などの磯村勇斗、『軍艦少年』などの佐藤寛太。あと東野 絢香らが出演。。113分と丁度良い時間。ねこまっくがこれだけ長く映画の批評を書くのは珍しい。それだけ面白かったという事だ。94点かな。
2023.11.13
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ドミノ は、2023年10/27公開のSFアクションスリラー映画。アメリカでは5月に公開された。ベン・アフレック主演。アメリカでの原題はヒポノティック。HYPONOTICとはフランス語で催眠の意味。ドミノ、というのはベン・アフレック演ずる刑事ロークの娘の名がドミニクだったのでドミノになったらしい。いわゆる催眠術を操る達人が複数いて、彼らは生まれながらにある程度能力があり、目線や合図、声の力で人を催眠状態に出来る。それを利用して世界を操ろうとする政府機関があるというSF設定。本当にあるのかも。SFが好きなので、この映画は92点とする。いきなり街がせり上がっていく所はインセプションを思い出させる。時間潰しには最適な映画。
2023.11.08
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マンガを発刊日に全て買っているねこまんま氏にとって、映画化されるだけでも嬉しいのだが、非常に忠実に再現されており本当に素晴らしい。キャストが多少違和感あるがマンガをヒトで再現するのは無理だから仕方ない。こんなに泣ける映画は久しぶり。98点!!キャストの違和感がマイナス2点かなあー。吉川晃司は怪人みたいな役しか嵌まらなくなってきた。ジョイランドシネマ三島という映画館に初めて行った。カオス。。東京の平和島サンシャインシネマよりも場末感満載だった。紀元前200年の話しなのに北条義時が出てきて少し混乱したぜ。
2023.08.03
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映画「リバー、流れないでよ」は、京都北部の貴船神社とその前の川床料理屋さん「ふじや」を舞台としたSFコメディヒューマンドラマ。98点!! お金に例えれば3.000円以上の価値がある。ミッションインポッシブル デッドレコニングパート1 が、北極海を含む世界中を舞台としているのに対して、この映画は貴船神社の本宮鳥居から半径200メートル以内から出ないという、一見非常に狭い場所が舞台で登場人物もせいぜい13.4人なのに、実はミッションインポッシブルより広い世界の話である点が面白い。ヨーロッパ企画という劇団は京都が拠点だという。この映画はストレート劇の舞台作品の様である。とても面白い。考えさせられる。貴船神社へは、コロナ下の2021年に訪問し、京都の街中とは全く異なるとても特殊な世界観の場所だと感動したし、最も北の奥の院は強いパワースポットだという。行く途中で道に飛び出してきた二頭の鹿を轢きそうになったので山深さも非常に印象に残っている。
2023.07.24
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MISSION: IMPOSSIBLE - DEAD RECKONING - PART ONEパートワンということは続編があるということで、途中で終わってしもうだが、それでも2時間46分もある。あっという間。サスペンスアクション映画として群を抜いて素晴らしい。ほぼ100点に近い99点。1点のマイナスは、やや辻褄が合わない(明らかに崖より高い所を飛んでいたり、飛び降りた高度より高いところをハンググライダーで飛んでいたり)部分と、トムの表情がトップガンに比べて整形でもしたのか豊かではなくなった点。しかし元がテレビシリーズの「スパイ大作戦」だから辻褄なんか合う訳無いけど。。。「RECKONING」という単語を知らなかったので久しぶりに旺文社の辞書を引くと、1.計算・勘定・見積2.勘定書3.清算・決済・報復となっている。RECKONというのは動詞で、計算する・勘定に入れる。DEAD は死んだ、死んでいる、という形容詞なので、デッド・レコニングでは、死んでいる計算となる。つまり死ぬ必定、死んだ計算、死を見込んでいる、死の報い、、、みたいな感じだろうか??多くの人は映画の題名をあまり考えないで観ると思うけど、おりゃー非常に気になる。。と思ったら最初に潜水艦が出てきて、デッド・レコニングとは現在の位置と移動距離から推測して航行する推測航法の事だという。この潜水艦が遭遇するアメリカの潜水艦が移動したり消えたりする事はストーリーの肝になりそうなんだけど、デッド・レコニングの副題の意味は、推測航法の他、搭乗人物達の現在の位置からの移動、死の報い、など色々な意味がありそう。この映画の続編、パート2 は、2024年6月28日に公開予定だという。
2023.07.21
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最後まで行く は2015年の韓国映画のリメイクだという。相当オモシロイ!ジャンルとしてはクライムサスペンスとなっているが、私が感じたジャンルは「ギャグサスペンススリラー」。中国、フランス、フィリピンなどでもリメイク映画が作られているそうだから、それなりにどの国でも面白いあらすじなのだろう。最初から最後までとても楽しめるし笑いありで時間がたつのが速い。頭が悪いから分かり難い点もあるがギリギリ分かるのでまあ丁度良い。岡田准一と綾野剛の演技も良い。沼津出身の磯村勇斗がほぼ死体役で出ている。駿河太郎も出ている。駿河太郎は名前から静岡県出身なのかと思ったら兵庫県出身で、駿河は本名だった。杉本哲太=普通だが安定。広末涼子(ヘタクソ過ぎる)。かなり上位にランクされる私はオススメするが、感じ方は人によると思う @93点
2023.05.27
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元宇多田ヒカルの夫、紀里谷和明監督は私と同じ歳だそう。かなり素晴らしい作品なのではないだろうか?ワインと映画は余韻が長いほど良いのだが、何日かしてもこの映画のことを考えて思い出してその世界観の余韻を楽しんでいるという事はこの映画は95点は付けられる。もしかすると100点なのかもしれない。この映画は、ジャンルとしてはSFに相当するのだろうか?「SFヒューマンドラマ」「SFサスペンス」?ジャンルは難しい。ユキ・ハナ・ソラという主要人物、ラギ、シロ、ムゲン、老婆、佐伯、、、キャラが立っている。シロはチューバッカに似ているし、老婆は千と千尋の湯婆婆に似ている。ソラ「宇宙はひとつじゃないってこと、君も知りたくない」。ひとつじゃないのか。。。理解出来ない点はあるものの、輪廻師=死ぬ、無限=死なない、人間=死ぬ、時間と空間は伸びたり縮んだりする、という世界の中でこの話は動いている。秀作である。【作品情報】原作・脚本・監督:紀里谷和明出演:伊東 蒼、毎熊克哉、 朝比奈 彩、 増田光桜、冨永 愛、 高橋克典、 北村一輝、夏木マリ撮影:神戸千木照明:阿部良平プロダクションデザイナー:赤塚佳仁(A.P.D.J)衣装:福士紗也佳衣装デザイン(老婆/小人/ソラ):丸山敬太録音:島田宜之音響効果:大塚智子編集:江橋佑太 紀里谷和明音楽:八木信基装飾:坂本朗製作:KIRIYA PICTURES制作プロダクション:ブースタープロジェクト ポリゴンマジック協賛:ORBIS ネスレ日本株式会社配給:ナカチカ
2023.05.14
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すずめの戸締り は2022年の日本映画。東日本大震災で親を失い、岩手県を離れ宮崎県に住む女子高校生すずめを主人公とするアニメーション・ロードムービーである。廃墟に存在する「常世=とこよ」とこの世をつなぐ「扉」の鍵を締めて歩く戸締師のムナカタという大学生とすずめが宮崎県で出会い、扉を守っている要石かなめいしをすずめが抜いてしまった事から、扉から出て来てしまった震災の元「ミミズ」を鎮めながら、2人が猫に化けた要石を追いかけて旅をする物語である。なんのこっちゃ? だな。かなり面白い!! 94点/100点。君の名は 100点→永久不滅映画 天気の子 100点上記の2作品には届かないかもしれないが、天気の子にはないリアル感もあって、優れた仕上がりの映画になっている。日本国民は、日本という国を小さいと思っているが、実は非常に大きく広い。広いというのは島が細長いから面積はともかくとして、南北、東西に広がりが大きい。稚内から那覇まで2400キロ以上ある。(ちなみに北京からシルクロードの果ての敦煌までだって1900キロしかない。←意味不明)これだけ広い土地に海や山や都会や畑や温泉が散らばり、人口は酷く減少していて、東京圏だけが増え続けている。と、いうことは、、地方に住む人間は若者を中心に激減しつつある。=だから何??地方の活性化と言ったって、人口が減り東京集中であるからには活性化なんかしない。=だから何?新海誠の映画には一貫して地方の再生を願う姿勢がある様な気がする。ねこまんまリコメンド
2022.12.19
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9/9今日公開された.あまり話題にもなっていない映画だが、少し気になっていた。理由は西島秀俊、玉城ティナ、宮沢氷魚らが出ているから。かなり面白い。94点!/100点中Goodbye cruel world とは、Cruel=悲惨な、凄惨な、という形容詞のようだが、狂える世界 という意味の方が大きいのだろうか?Cruel=悲惨なと掛けたか?さよなら狂った世界!という事。多分そうだろうな。原色のポスターからぱっと見ギャグ映画だと思ったが、真面目なクライムサスペンスで、スピード感というか何とも言えない退廃ムードがある。あーこんな人達いるよなーというリアリティーに共鳴する気持ちにもなるし、一方リアリティーの欠如も散見される。宮沢氷魚と玉城ティナが喫茶店に入って行くシーンは、ねこまんまねこ氏の選んだ永久不滅映画のひとつパルプ・フィクションの冒頭、アメリカのファミレスで男女が強盗を始めるシーンに酷似しており、脚本者或いは監督のオマージュを感じる。もともとパルプフィクションのパルプとは、紙の事で、薄っぺらなという意味。つまり薄っぺらい作り話みたいな題名なので、さよなら狂える世界、にも被っている。特に目立って上手い演技は無かったか。。斎藤工ぐらいか。奥野瑛太という俳優、トチ狂ったチンピラの演技が半端なく凄かった。将来有望。大森南朋が大事な役どころだが、監督は大森南朋の二つ上の兄で、この兄弟の父は麿赤兒だという。芸能一家。
2022.09.09
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キングダム、はねこまんまねこ氏が発売と同時に全冊買ってきたコミック。(あとゴールデンカムイとチューザレもそうでした)マンガは64巻まで進んでいるが、この映画は、コミックで言うとまだ5~7巻ぐらいのおはなし、、、。ということは、、、映画はあと何作作られるのかいな?わざわざ佐藤浩一よ呂不韋を最後に登場させたり、色々次回作への伏線を用意したからには、スターウォーズみたいに9作目とか行くのかな?行ってもおかしくないぐらい面白い映画ではある。ミスチルのテーマ曲「生きろ」も素晴らしい!多少粗い特撮もあるものの、よくぞこのシーンを映像化したな!と思わされる箇所ばかり。澤さんの役に濱津隆之(カメラを止めるな)を当てたのはドンピシャだし、姜カイ役の清野奈名も少し悲しげな顔がドンピシャである。しかし、敵将、呉慶役の小澤征悦はしまりのない顔で凄みがまったくないし、高嶋政宏も要潤の騰も合ってない。つまりミスキャストも目立つ。93点。
2022.08.13
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DCやマーベルの映画は、あまりにも数が多いため、2019年ごろから一切見ない事にしていた。てっきりこの映画が話題になったころは、バットマンのブルース・ウェインに息子が出来て、その息子がバットマンを継いだ物語かと思っていた。そのぐらいDCには疎かった。まあとにかく、この映画は、バットマンの誕生から2年目を描いた全く新しい解釈の映画なんだということらしいので、見てみる事にした。ちなみに私はバットマン物は「ダークナイト」しか見ていないが、それでもこの映画は、まあまあ楽しめる内容になっていた。ただし、時々理解できない内容も多かった。アクションシーンは素晴らしく、特にバットマンの車が登場するシーンでは感動で泣く人もいるはず。。私が感じたのは、この映画はヒーロー物ではなく、これは一種のサイコ映画であり、「サイコ」(昔の1960年のヒッチコックの)、「ゾディアック」、「羊たちの沈黙」、「ケープ・フィアー」などに通じるし、映画全体の背景の印象は「ブレードランナー」に酷似している。雨のシーンが多く、4DXスクリーンは雨のシーンでは雨が、水が降ってくるし、バイクに乗れば風が吹いてくるし、エンジンが唸ればケツが振動する。だから他のことをあまり考えないで済む。ゴッザムシティはニューヨークの様でもあり、シカゴの様でもある。93点/誰もが楽しめる映画で3時間はあっという間だろう。
2022.03.18
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パコ・デルガド、はカナリア諸島出身のスペイン人衣装デザイナー。この映画の衣装やアクセサリーは凄まじい。これまで、映画で最も衣装がすごいと思ったのは、アンタッチャブルのラルフローレンであり、当然のようにアカデミー衣装デザイン賞にノミネートされたが、ラストエンペラーに負けて取れなかった。この映画はアカデミー衣装デザイン賞を取るかもしれない。映画のストーリーは、まあ、あり得ないお話し。でもでも、まあエンターテイメントとしては面白い。ワンダー・ウーマンに主演している、イスラエル人女優の、 ガル・ガドット。スカーレット・ヨハンソンに似ている。テイラー・スウィフトにも似ている。。エマ・マッキーはエマ・ストーンに似ていて、名前と風貌が共に似ているから何が何だかわからなくなる。。92点!特に、わたくしは32年前、エジプトに8日間ぐらい行ったので、とても懐かしい。 上の写真で、ピラミッドに登り始めて、兵隊に笛吹かれて怒られたのだが、、こんなところで、映画の様に「凧揚げ」なんてしないし、出来ないと思うよ。下の写真は、「サッカラ」という地域の、ジュゼル 王の階段ピラミッドの近くだと思うが、遠くにギザのピラミッドが写っていて、その上空にUFOが写っている。この後、ルクソールまで、エジプトの飛行機で往復8000円ぐらいで行った。上空から見るとナイル川の両側にだけ緑があり、畑があり、あとは全て砂漠だった。。ルクソールでは、ホテルの部屋で蚊の大群に襲われて、500箇所は刺された。カルナック神殿は壮大で、考えられない規模だったなあ。ナイル川を船で渡って対岸に「ハトシェプスト葬祭殿」や「王家の谷」を見に行った。全部観光客向けに白タクが案内していて、交渉が面倒だったなあ。エジプトはこの映画では優雅な風に描かれているが、こんなに優雅に観光出来る国ではない。いまは分からないけどね。
2022.03.17
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1961年の映画版ウェストサイドストーリー(ロバート・ワイズ監督)は、当ブログ、ねこまんま猫の日記のカテゴリー@永久不滅映画.に堂々と入っている傑作であった。本作はこの1961年の映画をリメイクしたものなのか、1957年のミュージカルを映画化したものなのか?定かでは無いが、スティーブン・スピルバーグが1961年の映画版に深く影響を受けている事は間違いないだろう。1961年の映画では、映画の始まりや終わりに、とてつもない緊張感、緊迫感を感じた。本作もその緊張感は踏襲している。トゥナイト、やアメリカのダンスシーンは素晴らしい!特にダンスの中に見るバレエ要素は素晴らしく、キレがある。レミゼラブルに通じる群像劇や躍動感、民衆の力を感じさせる。我々の年代には音楽含めてノスタルジーがあるし、堪らない作品であるが、しかし現代の世界の若者がこの映画を見て面白いと思うだろうか??1960年代のマンハッタン島の市街を再現したスタジオ?や衣装や多くの車や扇風機や全ての調度品、背景の特撮映像には恐れ入る。私は2014年ごろに一度ニューヨークに行ったがマンハッタン島は非常にきれいな建物で埋め尽くされていて、この映画のように、横浜赤レンガ倉庫の外壁のような建物が並んでいるブリックな世界観は無い。このニューヨークの世界観は「レント」の頃に終わりを迎えたと思われる。91点 しかし、1961年のウェストサイド物語の方が数段良い。
2022.02.21
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キングスマン ファースト・エージェント は、2021年の英国アメリカ合作のスパイアクション映画。日本での公開は2021/12/22日。かなり素晴らしい!第一次世界大戦の事を描いているため、1914年に始まったこの戦争の、ヨーロッパでの参戦国と対立の構図。ロシア帝政(ニコライ2世)の終わりとレーニンの台頭、ニコライ2世がラスプーチンを重用していたこと。ベリョースカと呼ばれる、スーッと動く「浮上歩行」をするロシアのダンス。コサックダンスも。あと第一次大戦のきっかけとなった「サラエボ事件」を少しは知らないとこの映画をよく楽しめない可能性がある。 ストーリーはあまり現実的ではない話ではあるが、夢があって楽しい。多分今年の映画の見納めとなる。 93点
2021.12.27
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この現実世界が実は作り出された虚構世界であり、本当の現実世界は、700年後の地球がコンピューターと機械に征服され、人間は培養器に入れられ動力源となっている世界であるというパラダイム転換が、当時としては革新的であったからだ。第4作となるこの映画は、評価が思ったほど伸びていない。マトリックスのリアル世代ではない場合、ネオが何故なかなか覚醒しないのか、良く分からないかもしれない。マトリックスを知らない世代にとっては、分かりにくいし、何かよく分からないオバハン、オッサン、おじいさん?が沢山出て来て何じゃこりゃ?になりかねない。マトリックス世代の我々からすると、そう、例えれば、浜田省吾のライブ映像を観ているような、ZARDの曲を聞いているような、そんな懐かしさに溢れている。また、新鮮な驚きに満ちている。設定が第3作から60年後となっていた。ナイオビは年を取り、モーフィアスは?何だったのか。。ちょっと理解不能。それでも、泣きそうになる程感動的な場面が二回ある。かなり素晴らしい。94点!レクシー役のエレンディラ・イバラという女優の演技と髪型が素晴らしい!~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~楽天ブログでは携帯からの投稿が出来なくなった為、下記のアドレス(アメブロ)に引っ越しいたします。https://ameblo.jp/nekomannmaneko楽天さん。8年間有難うございました。このブログは残しますが、残念無念です。
2021.12.19
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この映画は、2020年にアマゾンプライムVIDEOに登場したスリラーホラー映画らしい。その後評判が良いのでアメリカ以外の外国では何ヵ国かで劇場公開されたという。 そういうケースも出てくるのだな。 非常に精巧に出来ていると思う。 羊たちの沈黙を思わせるビジュアルマーケティングであるが、そこまで恐怖を感じる事はない。ホラー嫌いの俺でもちょうど良い。 絶対観客は騙されると思う。 91点。
2021.11.16
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ウルトラスーパーグレイトヒューマンドラマ! 97%が泣くという触れ込みで、私は確実に泣くだろうと思い、少し早く席に着いて、ティッシュでマスクの上部に涙を止めるダムを慎重に作ってから観た。 ダムが無かったら大変な事になってたし、 私は息子が2人なので、もし娘が居たらもっともっと大変な事になっていたと思う。 家族の物語だが、ピアノと料理がモチーフになっている。 100点に近い。98.6点。お勧め出来る。 役者の演技、キャストがものすごい。 永野芽郁は昨年春の。仮面病棟、では下手クソなのではないかと思ったが、この作品で大女優への道を歩み始めた。 石原さとみ。安定の名演技。 大森南朋。90点 田中圭。 95点 市村正親。どーしても舞台役者の性で、大袈裟に見えてしまうんだなあー。レンズ越しなんだから、舞台から遠くの客席まで伝えようとする演技をしなくていいんだよ。もはや誰も注意出来ないんだろうなあー。 戸田菜緒。 素晴らしい。 岡田健史だけはもっと修行が必要だ。去年、望み でも一本調子感があったけど、声の抑揚含めて表情にもっと自然体を出して行かないと。 期日前投票しにわざわざ東京に帰ったよ。 国は絶対に個人の投票率、投票実績を全部記録してると思うんだよね。 黄綬褒章とか貰えるかどうか?ってときに決め手になる気がする。 貰えるわけないけどさ。。
2021.10.30
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この映画の原題は「The Last Duel」という。 フランスで、法的に認められた「最後の決闘」という意味だと思う。 ドキドキした映画は久しぶり! 14世紀後半のフランスは英国と100年戦争の真っ最中であり、劣勢に立たされるケースが多かった。 その頃の軍隊の組成、社会の風俗、貴族階級の生活、衣装、そういう事柄をうまく描いていて歴史好きの私には極めて興味深い。 権力者から能力を認められて成りあがる者。逆に疎まれて遠ざけられる者。 美しい女性とその周辺に常に起こるトラブル。 いつの時代でも、どこの国でも、人の業は変わらないようだ。現代でも全く同じ事の繰り返し。 良い映画とは、良いワインと同様に余韻がとても長い。見終わってもその映画の事を思い出し、考え、また、思い出し、意図を考え直す。。内容の薄い映画は2度と思い出さないものだ。この映画は何度も思い出す。したがって推奨出来る。 この映画は、見る者の立場によって感想が異なるだろう。 男性・女性。 支配階級・被支配階級(今の日本には表向きそんなのないけど)。 戦争を決めて送り出す者、戦争に派遣される者。 95点/100点!
2021.10.21
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いやあ〜内容がよく分からなかった。後から気付いたが全部見て来たつもりが前作2015年の、007スペクター を見ていなかった。 痛恨のあり得ないミスをしてしまった。 それでも通常の007ならば連作ではないので、何とかわかるはすかなのだが、ダニエル・クレイグ最後のジェームズ・ボンドとあってほぼ前回の続きみたいな内容も多くて混乱してしまったよ。 美しい映像、車、アクションは素晴らしい。 89点ぐらいか。 帰って辻褄合わせにスペクター観ないと。 続き。 帰ってスペクターを観たら、なんと!2度ビックリ! 全てのシーンで既視感が。つまりスペクターやっぱり映画館で見ていた。 6年の歳月で記憶が全て吹っ飛んでいただけだった。 あなおそろし。 多分、推測。スペクターは007としても非現実的であまりにも有り得ない展開なため、面白くなかったから、記憶に残らなかったんだと思われた。
2021.10.13
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ワイルドスピードは、2001年の初回作から今回で8作目になるらしい。 アメリカではおそらく知能指数80未満の人間しか観ないと思われる。それほどあり得ないストーリーとロジック無視、突っ込み所満載のバカバカしい映画である。 しかし、今作は一部にどんな馬鹿でもわかる親子愛家族愛の伏線があり泣けた。 また車というのは美しく古い車は特にスタイルが荘厳だ。ナスカーの馬力とか重厚さにはかつての工業国アメリカの凄みを感じる。 アメ車だけでなくロータスやランドローバーやスカイラインまで出すところも憎い演出だから車好きなら尚楽しめる。 バカバカしさを通り越してロケや映像やらが雄大であり金がかかっている感も素晴らしい。 91点! その点シャン・チーテンリングスは特撮ばかりで大したことない。
2021.09.05
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ザ・プロム は、ネットフリックス独占配信映画というものの、12/11からイオンシネマで全国映画館公開もしているという意味の分からないアメリカ映画である。 内容は悪くない 90点! 元々は舞台のミュージカル作品で初演は2016年のアトランタとの事。その後ブロードウェーで半年間300回以上上演されたらしい。アトランタ発のミュージカルなんてあるんだなと驚いた次第。 話題作りにメリル・ストリープとニコール・キッドマンを出演させている。メリルの方はマンマミーアにも出演した様に多少歌は出来るし、71歳で動きも悪くないのだが、ニコールの方は歌は1曲で上手くもなく、いかにも客寄せ感が半端なかった。 ハイスクール・ミュージカルとグリーとヘア・スプレーを混ぜ合わせた様な学園モノで、且つ人種差別撤廃を呼びかける点でヘア・スプレー感がある。 黒人差別からLGBT差別に変わっただけ。そんで面白いのはインディアナ州が差別的でど田舎とバカにされまくっているところ。 最初の方滅茶苦茶笑った!
2020.12.23
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座席の左右ずっと空席なこともあって、、顔面のあらゆる筋肉が痙攣して壊れてしまうのではないか?と思うほど号泣した。 望み は、きのう10/9公開された日本のサスペンス&ヒューマンドラマ映画である。 98点!!エックセレントッ! この映画がツボに嵌るかどうか、それは見る人の環境による。 私は息子達と異常に仲良しなので、もしコレが自分だったらと身につまされる。横隔膜の中心辺りから手が出てきて心臓を掴まれたような苦しく耐えがたいストーリー展開。開始1時間で耐えられず泣く。そしてやがて号泣する。。 良い映画とは、良いワインと同様に余韻がとても長い。見終わってもその映画の事を思い出し、考え、また、思い出す。内容の薄い映画は2度と思い出さないものだ。絶賛出来る。 しかし、粗探しもしておきたい。 この映画の主役は堤真一、石田ゆり子なのだが、本当のキーマンは加藤雅也だったのではないか? この映画は、いうなれば、少しクサイ。 その臭さこそ100点でなく、マイナス2点の原因であるが、その臭い演技をしているのは松田翔太、竜雷太の2名が主犯、石田ゆり子、岡田健史がクサさの助太刀をしていた。 加藤雅也の登場回数は確か4回、まともな台詞は3回か? しかし、この映画をピリッと締まったモノにしたのは加藤雅也である。よってMVPは加藤である。 竜雷太、、昭和の形で演技が古臭い。ま、そうしろと言われているのだが、、もっと自然にやれ。 松田祥太、、自分だけが独りよがりの演技をしていてこの映画のキャストに入り込んでいなかった。。ま、そうしろと言われたのかもしれない。 堤真一、はとても頑張っていた。 岡田健史は演技がどうとかいう登場回数、台詞は無かった。 もう少し付け加えると、この映画の舞台となった街は架空の町で、どこかわからないが、何となく埼玉県南部を想定している。蕨市、坂戸市、狭山市などをイメージしているっぽい。ちなみに、エンドロールに撮影地協力で、片野邸 と出ていた。この家族が住んでいた家だろうか?美しいし機能的な家だった。自分の家が撮影の中心になるなんて夢だろうな。 兎に角この映画。とてもお勧め出来る。評価は上がっていくだろう。
2020.10.10
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テネットは今日9/18公開されたSFサスペンス映画。 恥ずかしながらストーリーについて行けてなかった。 最初から2回観させようとした映画なのか??コロナ禍で映画館は客席を半分しか売っていない。だから2回観に来てくれる映画の公開は映画館には嬉しいかもしれない。 主演はデンゼル・ワシントンの息子、ジョン・デビッド・ワシントン。 これまで多くの映画を観てきたし、SFも見慣れている私がこんなにも理解不能になるなんて。。舐めてた。。今までで最も難解な映画だったかもしれない。他の映画との比較で例えると、2001年宇宙の旅、や、インターステラー、時計仕掛けのオレンジ、インセプション、未来世紀ブラジルよりも難解である。多分わたしの頭は普通ぐらいの理解力はあるだろうから、ほとんどの人はこの映画を一回では理解出来ないと思う。 逆にこの映画を何の予備知識もなく一回で理解出来たらスーパー優秀な頭脳の持ち主だ。 現段階でもう一度見るかどうかは分からない。その価値があるのか?? 映画館でストーリーに付いて行けないストレスはかなり辛い。2度そうなると辛いな。 インターステラーは2度見たが、その価値が十分あった。 現段階では91点/100点。 時間が戻る話しである。 ただし、戻った時点から、時間の流れに順行する場合と、逆行する場合がある。 順行する場合は赤。逆行する場合は青と覚えると良い。 時間が戻る映画はこれまでにも数多あったが、この映画は割とリアリティがある。リアリティを出すために舞台をウクライナやエストニア、ノルウェー、北海といったアメリカや西側の人がほとんど行かない様な現実感の薄い場所に設定していたのだと思う。 以下に、ネタバレ気味に、キーワードを伝えるとするが、、これを読んでも一回で理解出来るかどうか??? 自分の理解力を試したい人は読まないように。 主人公の名もなき男は、キエフのクラシックコンサートテロ事件まではCIAエージェントだった。 科学者バーバラの説明によると、バーバラや名もなき男は、第三次世界大戦を防ぐために働く、らしい。 プリヤというインド人女性によると、第三次世界大戦は未来からの攻撃である、らしい。大規模な時間の逆行を起こせる道具は、9つのパーツから成るアルゴリズムという武器らしい。 第三次世界大戦は大規模な時間の逆行によって地球の全生物が死滅する、らしい。 9つのパーツは、未来の原子力科学者が考案したがその危険性から、過去の核施設にバラバラに隠した、らしい。ちょっとこの辺りが辻褄が合わない。 未来の勢力と交信?繋がっているのはセイターというロシア人武器商人である。 未来の勢力と繋がる方法は、メール、記録、録音、そういうもので、返信が来るのだ、という。 セイターは9つ目のパーツを見つけてアルゴリズムを完成させ、スタルスク12という核廃棄物格納施設で起動させるつもりだったらしい。 過去に向かって逆行する人間はその時間の空気は吸えないから、酸素マスクを付けて行動しないと死んでしまう。 オスロの空港、エストニアの港、海の発電所のような所に逆行装置があった。 以上。
2020.09.18
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スーパー劇的おもしろ大作である。笑える。 95点。 香港が舞台の前作、ロマンス編を見ていないと繋がりが分からないかもしれない。 コメディと割り切って見ると非常に面白い。 ガクトや北王子欣也やその他キャストが物凄い。 これではお蔵入り出来ないから、東出昌大の不倫のほとぼり冷めるまで公開を延期していたのに、東宝さんはあたかもコロナ感染拡大が理由で延期してた様に見せかけた。。 うまい。 長澤まさみは大女優の風格が出てきた。この作品で貫禄というかドッシリと揺るぎない大女優に完成された気がする。12〜3年前に、常盤貴子がある時突然ドッシリと大女優の風格が出てきたのに似ている。常盤貴子は最近はあまり出てこなくなってしまったが、、、(いったい何様の批評なのか?) 三浦春馬の遺作かと思う。前作のロマンス編よりも登場時間は短いけど、春馬の登場部分は全て秀逸に笑える場面である。本来そのはずだが、この後、自ら死を選んだ事を鑑みると心底は笑えなかった。。 白濱亜嵐なんかド下手を出さなきゃいいのになあーと思うけど興業的に入ってきちゃったのかな??最近LDHが映画に進出してきてウザい。(いったい何様なのか?見なきゃいいのによ!) 最後の最後、、1982年公開、蒲田行進曲のオマージュみたいなシーンがある。見た事無い若者はせめて池田屋の階段落ちのシーン、風間杜夫が、ヤスっ!!上がって来いー!と平田満に叫ぶシーン、松坂慶子が、あんたーっ!と叫ぶシーンくらいはYouTubeなどで見ておいた方がいい。この時の監督役、蟹江敬三なんだな。
2020.09.02
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ストーリー・オブ・マイ・ライフは2019年のアメリカ映画。アカデミー衣装デザイン賞を受賞した。日本では20年6月公開。次女ジョー役の主演はシアーシャ・ローナン。この女優は、二人の女王メアリーとエリザベス、で演技力の高さに驚いたが、この映画でも大女優の風格がある。独特の顔で誰にでも好かれるという風貌ではないが。ハーマイオニーのエマ・ワトソン、メリル・ストリープ、ティモシー・シャラメなどが脇を固める。1860年代の南北戦争当時のマサチューセッツ州とニューヨークの美しい風景と街の活気、キリスト教の影響、人々の思想、衣装、生活様式、とても重厚な素晴らしい映画である。名作かもしれない。感動的。97点。recommend
2020.07.27
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「1917 命をかけた伝令」 は2019年のイギリス/アメリカ映画。今日公開された。 サム・メンデス監督。 第92回アカデミー賞では作品賞、監督賞を含む10部門でノミネートされたが、付録的な撮影賞、録音賞、視覚効果賞のみの受賞だった。前哨戦のゴールデングローブ賞では、映画ドラマ作品賞・映画監督賞を受賞している。(映画コメディ作品賞はワンスアポンナタイムインハリウッッド) 92回アカデミー賞の作品賞は「パラサイト半地下の家族」が獲ったけど、これは何かの間違いだと思う。パラサイトは作品賞を獲るほどの重厚な作品ではない。これが獲るなら「カメラを止めるな!」(2017)が獲ってもおかしくないぐらいである。もちろん「カメラを止めるな!」はアカデミー作品賞には相応しくないのだが。 話しがそれた。 1917年のヨーロッパ西部戦線ではドイツ対イギリス・フランス連合軍が戦っていた。ドイツ軍が意図的に14.5キロ後退し、イギリス軍をおびき出して待ち構えて壊滅させようと、罠を張る作戦を実行した。それを飛行機で連合軍が確認した。しかし連合軍D連隊1600人が敵の撤退を機に、明朝敵に突撃しようと、つまり罠にかかろうとしている。 将軍はD連隊隊長の大佐に知らせようとしたが、ドイツ軍に電話線を切られていたため、連絡がつかない。そこで朝までにD連隊に知らせる伝令2人が選ばれた。というおはなし。 やや作為的な映画である。全ての映画は作為的であるが、私は沢山の映画を観て来て、この映画は群を抜いて作為的だと感じる。 戦争映画でヒューマンドラマである。このジャンルでは、プライペート・ライアンの足元にも及ばない。だからこの映画がアカデミー作品賞に選ばれなくて、消去法でパラサイトが取ったのかもしれない。でも、価値観は人それぞれではあるが、 アカデミー作品賞は最大公約数的に客観視して、ジョーカー で良かったのではないだろうか?? ジョーカーはマーベル作品だから取れなかったんだと思う。 なんだかんだ言っても、最後の方、少し泣いた。。 90点ぐらいか。
2020.02.14
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2019 年にアメリカで公開されたミステリ映画。プロットに破綻が少なく、極めて秀逸であり、各役者の演技も映像も素晴らしい。 93点! お勧め出来る! 007のダニエル・クレイグが、老作家の自殺or他殺?事件の解明を依頼された探偵ブノワ・ブラン役として出ている。 ミステリ映画とは映画の中で謎解きが主題になっている物。サスペンス映画は観客がサスペンデッド、つまりハラハラする物。この映画は観客が一体どうなるのかとハラハラするからサスペンス映画でもある。 原題は、ナイフの複数形+アウト・OUT、である。この原題の意味は、ナイフが出ている、だろうか? ナイフが鞘から出ているのか、折りたたみナイフが開いている、なのか?。ナイフがアウト・オブ・オーダー、使い物にならないという意味もあったのだろうか?。難解だ。 つまらない邦題、名探偵と刃の館の秘密 が付けられた。これが映画の格を下げたようで、申し訳なく感じる。かといって、ナイブスアウト という題だけでは日本の観衆はあまり惹かれないし観ないので、名探偵、とか、館、とか、秘密、というワードを散りばめて、何だろう?!と思わせるマーケティング手法で観客を少しでも呼ぼうとしたのだな。 亡くなったハーランの財産は6000万ドルと言ってたから現預金だけで66億円。それと屋敷。これを家族に1円も遺さないという事があり得るだろうか。ま、どーでもよし。 大おばあちゃんが、ランサム、もう帰るのかい?とか、また帰って来たのかい?と言う。有名な俳優が途中まで見せ場無く過ぎてゆく。この辺りが鍵だ。 で、こっからはネタバレ要注意!! 疑問) フラン(家政婦)はなぜわざわざランサムを ひとけのない所に呼び出したのか。脅迫するため? あんなところに呼び出しては危険ではないか? そして、ランサムはなぜマルタを同じあの場所に呼び出したのか。 フラン殺しの罪を着せるためか? でも約束の時間の直前まで一緒にいたし、予定外に警察に拘束されたからフランに薬物を打つことは出来なかったはず。では誰がフランに薬物を打ったのだ? マルタが行くより長くても10分前には注射してなきゃフランは死んでたはずだけど。
2020.02.06
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弁護士役のサム・ロックウェルはどこかで見たなーとおもったら、2009年のSFスリラーの名作、 月に囚われた男 の主人公を演じた俳優で僕と同い歳だった。 新聞記者のオリヴィア・ワイルドはつい最近のライフ・イットセルフで、オスカー・アイザックの妻で交通事故で死んでしまうアビー役を演じていた。 このサム・ロックウェルやオリヴィア・ワイルドらを筆頭に俳優陣の演技力の高さがこの映画の格を押し上げているように思う。 FBIという正に国家権力によって冤罪を着せられた容疑者が無実を勝ち取って行く内容はストーリーとしては平凡で単純だ。しかしそれまでのリアリティーや演技によってとても感動的な話しに纏まっている。 クリントイーストウッド監督作品。 95点!
2020.01.22
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遂に、スターウォーズ 9 3回目を観てしまった。。 観るごとに素晴らしい映画だと思える。また、こだわりやプロットの理由が理解できてくる作品だ。 92点。 分からなかった フィンがレイに伝えたかった事、、フィンが砂丘に飲み込まれる時のレイへの言葉が英語でI have never told...みたいに聴こえた。だから、今まで決して言ってかったけど、ってな意味だと思うので、そうなると、好きだ、愛してるっ!って事ではないだろう。ってことは、フィンがフォースを感じる、とかナビシステムの発信源が地上から空母に移ったときフィンが直ぐそれを感知したりしていた事から、俺もフォースを感じるようになったんだっ!と伝えたかったんだろうな??って思った。 ま、正直どーでも良し! 最後、ポーがゾーリに対して、うなづき合って、顎で何か誘った様な仕草をして、ゾーリが首を横に振って断った様に見えるシーン、何が言いたいかわからなかったんだけど、、、やっぱり分からなかった。 でもそれは、もしかするとひょっとして、ミレニアムファルコンのパイロットにならないか??と誘っていたのではないだろうか?? というのはファルコン号のパイロットは元々はハン、ソロであった。副操縦士はチューバッカであり、今も250歳でチューイは生きている。一瞬だけ今回はランドカルリジアン将軍が操縦しだけど、将軍はもうパイロットやる必要無いし老人の歳である。ポーはレジスタンスの責任者になったからパイロットどころではない。だからファルコン号のパイロットをやらないか??ではないか?と思った次第。 確信は無いがスターウォーズ、spin-off次回作への布石かもしれない。 布石と言えば、最後の場面で途中からレジスタンスに加わった元ストームトルーパー脱走兵の黒人女性、ジャナが、カルリジアン将軍に対して、将軍は何処の出身ですか?と聞いて、ゴールド星系だよ、君は?と聞き返すと、ジャナは、わからないんです。と答え、カルリジアンが、じゃあ探しに行こうっ。と言う。ジャナは嬉しそうに笑う。というシーンが、わざわざ挿入されていた。これは次回作への布石以外には考えられない。 一説によると、ジャナは将軍の孫?とかいう予想もあるようだが、フィンの妹説もあるようだ。
2020.01.19
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カンヌ映画祭パルム・ドール受賞とのこと。かなり洗練されたユーモアを爆発させている。この映画はコメディーなのか?クライムスリラー映画なのか?ジャンルがよくわからないぞ。とても面白いとは思うが、大絶賛!というにはリアリティーが少し足りないかなー。だから95点ぐらい。。以下ネタバレ注意!この映画の面白さの理由は、1.ラストに大規模大パニックな刃傷沙汰が起こること。2.先に人が居たこと。大きくはこの2点に集約されるだろう。頻繁に映画を観ている私には、1.は他の映画でも良くある手法で、2もあまり無いけど想像の範囲である。と言える。だけど、この映画の優秀なとこ、面白いのはそこに至るまでの過程である。80分ぐらいは秀逸なコメディーで、半地下の家族が先の家族を始末しようと考えるに至り、逆に反撃されて、1に発展するストーリーが非常に素晴らしい組み立てであった。社長の夫婦が寝てしまい、お父さんが這って逃げる時、社長の息子がテントから無線を送って音が出たとき、それと、息子がケーキ食ってるとき地下から「幽霊」が上がってくるの、爆笑したなあ〜〜。社長の息子は「モールス信号の助けて」気付いて、ノートに書いていた。朝になって社長はそれを見ても反応しなかった。あれで気がついて長男にこれなに?って訊けばな。もっと前にも長男がニオイの事を言ったけど、そこでも気付いていればなあ~。。 早く下に居る奴を発見してれば惨事を防げたのに、インディアンの格好して馬鹿可愛がりしてたから惨劇が起きたんだ。という設定か??
2020.01.16
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俺ら日本の50代男性は車が今より身近な存在だったし、車が無いと何もできない世代だった。今乗ってる車は8台目だし、我々はクルマに対する情熱や郷愁が強いと思う。 かつて50Km制限の道路で145Kmでパトカーに捕まった事があるが、ワタシら50代の男性は昔、一般道でも高速でもアクセルを一番下まで踏み込む事が何度もあったと思う。所謂ベタ踏みという動作である。例えばNAのDOHCシルビアで甲府盆地の中央道直線で長くベタ踏みしても、175Kmしか出なかった経験があるが、その時心拍数が非常に高くなった記憶がある。何故かと言えば、その音の大きさだろう。ぶっ壊れるんじゃ無いか?と不安になる程のエンジンの爆音と風切り音、路面からの振動などの音が混ざって視界は狭まり、なんとも言えない高揚感があった。 車の音ってのはなんとも言えない高揚感をもたらして素晴らしい! エンジン音、排気音、タイヤの軋む音、が3大要素だが、ドライバーには空気を斬り裂く音が加わる。。 この映画の時代は1960年代後半。その時代に深夜のフランスで漆黒の闇の中、時速320キロで爆走する時、ドライバーの心拍数はどうなるのだろうか?今にもエンジンが爆発するかもしれない中で、時速320キロ出すのは狂人の仕業である。2人のドライバーで24時間そんな狂った操縦をするのに必要な体力はどれほどなのか?? 単純なストーリーだが素晴らしい! 当時の車の再現力とリアリティーが素晴らしいっ! 90点!
2020.01.14
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12/24に初めてこの映画を観た時には86点を付けているが、見直してみると90点はつけられる。スーパーSFビューリフォーファンタジーなのかもしれない。1度観たけではわからない部分もある。2度観ても未だにわからない事もある。フィンの伝えたいことという台詞とポーがゾーリに送った最後のサインのことだけど。。ここでチューイが拐われて、裏切り者のスパイがこいつで、ここでレイアがレンに語りかけて、、ランド男爵が皆んなを助けて、、とかいうプロップが先にあって、そこに合わせてあり得ない程都合よく物語が展開していく、所謂 ご都合主義が満載の嫌になる程出来過ぎの、酷い、リアリティーが滅茶苦茶な映画なのだ。リアリティーがない点は突っ込み所が68箇所もある。例えばチューイが捕まって飛行艇が飛んでいくけど崖の上の宇宙船を盗もうとしてる奴らを何で全く無視してんの? とか。。しかしそれに目をつぶってしまう程の感動がある。例えばC3POが友達をメモリーに焼き付けていると言うシーン、ハンソロがレンの前に現れるシーン、ランド将軍がこっちはもっと多いぞポー!と叫んで現れるシーン、レンがジェダイ風の消え方をするシーン、全て涙無しには観られない場面である。特にレイがスカイウォーカーと言うシーンは大団円に相応しい。レイはレンのフォースで命と引き換えに蘇生する。スカイウォーカー家の命を引き継いだ、だからこそレン・スカイウォーカーと答えたのだ。90点。さて、主役と呼ぶべきデイジー・リドリー(レイ)は今後スター・ウォーズシリーズには出演しないと言ったそうである。と、いうことは、スター・ウォーズ シリーズは終わったのではないのか?? ルーカスフィルムは『スター・ウォーズ』シリーズの全く新しい3部作を製作すると発表したそうである。「エピソード1~9」として描かれてきたスカイウォーカーのサーガとは別物で、これまで『スター・ウォーズ』シリーズで探究されることのなかった新しいキャラクターたちを描くといい、レイがそもそも登場する余地があるのかないのかは不明だそうである。
2020.01.08
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スーパーSFアクション映画。 サラ・コナーが不死身だったり、不思議だが、細かい事考えなければ素晴らしい。91点! おかしな点は多々ある。しかし、SF映画でおかしな点がない映画なんて無い。スターウォーズなんて無重力なのに爆弾投下!とかやってるから、そう考えるとよく出来ている方だと思う。
2019.12.27
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12月は良作が揃うのに忘年会やら何やらで出遅れた為、ここに来て 固め観 している。 アニメ映画はそんなには観ないが、このコミックは私の息子が、 彼方のアストラ と、ドラゴンボール と共に頂点のコミック3つに入る!、と言っている。 私は漫画は1巻の半分しか読んでいないのに観に行った。 過去に観た全てのアニメ映画の中で、ダントツだった オトナ帝国の逆襲 を超えた! 超弩級スーペリア ヒーロー映画だと断定する!! 号泣した!! 97点!! 素晴らし過ぎる!! 恐らく、50歳を超えてこの映画を、1人で、映画館で観てる人間は日本で3000人ぐらいではなかろうか。 ま、会社で何か知らんがコラボしてたりして、多少関係あるというのもある。でも会社でこの映画観た人間は3人いるかいないかだろう。映画を観てもいないのに「ヒロアカね 」とか、聞きかじりかネットの知識で 知ったかブリ をしたり顔で語る人間の何と多い事か! 知らないなら黙っているべきだ。 滑稽で 情けない。 エンタメ産業の今を知るには自分の金と時間と労力を使うしかない。。
2019.12.23
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青春ファンタジーアクションコメディー。 グレイト! 92点。 かなり本気で笑える。 うーむ。映像もアクションも素晴らしいっ! 前回も95点を付けているが、甲乙付けがたい。どうだろう。
2019.12.20
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最高クラスに面白い! ヤバイっ! 98点!! 2019年 フランス映画 ファリップ・ラショーという監督。 シティーハンターという漫画はよく知らないけど、それでもスゲー面白い! 40歳以上ならこの映画に完全にマッチするし、20代でも行ける人は行ける?? 今年、映画館で観た43番目の映画。この後、大晦日にかけて物凄い映画観賞ラストスパートかけるつもりなので。乞うご期待! 何が? シティーハンターは日本の漫画だが、これを気に入ったフランス人の映画監督が映画化を熱望!許可されてフランス人俳優で固めて実写版で今年の3月に映画化した。それを日本でもウケるように日本の声優陣を使って吹き替え版しか公開しないっつう変化球劇場公開バージョン。 普通おらーこんなの観ない。けどみてよかったー!掘り出し物!
2019.12.09
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