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東北には、まだ"観光客に荒らされていない"温泉がある。
林道の奥、地図に載らない集落、川沿いの湯小屋。
そこへ辿り着けるのは、悪路を厭わないジムニーだからこそだ。
今回は東北の秘湯を中心に、ジムニーで走る2泊3日のルートを紹介する。
走行距離・路面状況・給油ポイント・冬季通行止め情報まで、実用情報を詰め込んだ。
① このルートの魅力と特徴
② 2泊3日モデルルート概要
③ 1日目:黒川温泉エリアへ
④ 2日目:乳頭・玉川温泉を巡る
⑤ 3日目:帰路と八幡平ドライブ
⑥ 舗装率・路面情報まとめ
⑦ 給油ポイント・冬季通行止め
⑧ 持ち物チェックリスト
東北の秘境温泉が「秘境」たる理由は、アクセスの悪さにある。
県道から外れ、砂利道を数キロ走ったその先に、源泉掛け流しの湯がある。
普通の車では諦めるしかないが、ジムニーなら難なく踏み込める。
このルートの概要を整理しよう。
✅ 総走行距離:約700〜800km
✅ 舗装路比率:約80%/未舗装路:約20%(林道含む)
✅ 難易度:★★★☆☆(悪路経験者向け)
✅ おすすめ時期:5月〜10月(冬季は多くの林道が通行止め)
出発地は東京・仙台を想定。ルートの全体像は以下の通りだ。
| 日程 | 主なルート | 泊まる場所 |
|---|---|---|
|
1日目
|
自宅発→東北道→秋田市→黒川温泉(最上町) | 黒川温泉 一軒宿 |
|
2日目
|
黒川温泉→乳頭温泉郷→玉川温泉 | 玉川温泉 周辺宿 |
|
3日目
|
玉川温泉→八幡平アスピーテライン→東北道→帰宅 | (日帰り) |
総走行距離は約700km前後。
ジムニー(JB64)の燃費は約14km/Lなので、満タン(40L)で約560km走れる。
途中2回の給油を計画に組み込もう。
黒川温泉(山形県最上郡最上町)は、国道から数キロ入った山間に湧く秘湯だ。
一軒宿が2〜3軒あるだけで、共同浴場はない。 予約は必須だ。
▼ ルートのポイント
✅ 東北道:古川ICまたは仙台宮城ICから北上
✅ 国道47号→国道108号で最上峡を通過
✅ 湯沢市方面への分岐手前から黒川温泉への林道(約4km・砂利路面)
宿のチェックインは14時〜が一般的だ。
早着した場合は近隣の赤倉温泉(日帰り入浴¥500前後)で時間を潰すのがおすすめ。
夕食後は露天風呂に再び浸かる。黒川温泉の泉質は硫黄系で、体の芯から温まる。
翌朝の疲労感が驚くほど軽い。
2日目のメインは秋田が誇る「乳頭温泉郷」と「玉川温泉」だ。
どちらも日本屈指の名湯だが、泉質は正反対に近い。
乳頭温泉郷は7つの一軒宿からなる温泉地で、それぞれ異なる源泉を持つ。
日帰り入浴が可能な宿も多いので、気分でハシゴするのが楽しい。
| 温泉名 | 泉質 | 日帰り入浴 | ポイント |
|---|---|---|---|
|
鶴の湯
|
含硫黄・重曹泉 | ◎(¥600) | 最も有名。早朝が空いている |
|
黒湯温泉
|
単純硫黄泉 | ◎(¥600) | 露天が絶景。紅葉時期は格別 |
|
大釜温泉
|
酸性緑礬泉 | ◎(¥500) | 強酸性で殺菌力が非常に高い |
|
玉川温泉
|
強酸性硫黄泉(pH1.2) | ◎(¥800) | 日本最強の酸性泉。皮膚注意 |
乳頭温泉郷から玉川温泉へは車で約30分。
山深いエリアなので燃料計を必ずチェックしよう。
3日目は玉川温泉から八幡平アスピーテラインを走って帰路につく。
標高1,541mまで一気に駆け上がる、東北屈指の絶景ルートだ。
✅ 全長:約27km(全線舗装)
✅ 最高地点:見返峠(標高1,541m)
✅ 冬季通行止め:例年11月中旬〜翌4月下旬
✅ 所要時間:約45分(ゆっくり走る場合)
頂上付近では雲の上を走る感覚が味わえる。
10月は紅葉と雲海のコラボが見られることもある。
ただし10月でも早朝は路面が凍結することがあるため、出発は日が昇ってからが安全だ。
下山後は盛岡ICから東北道へ。
途中の安達太良SAで最後の一休みを入れて帰宅するのがお決まりのパターンだ。
ジムニーとはいえ、悪路の事前確認は最優先だ。各区間の路面状況を整理した。
| 区間 | 路面 | 難易度 | 注意点 |
|---|---|---|---|
|
東北道〜国道108号
|
全舗装 | ★☆☆ | 特になし |
|
黒川温泉への林道
|
砂利(約4km) | ★★☆ | 雨後は泥濘・落石注意 |
|
乳頭温泉郷内道路
|
舗装(一部砂利) | ★★☆ | 冬季積雪・路面凍結 |
|
八幡平アスピーテライン
|
全舗装 | ★☆☆ | 10月以降は霜・凍結注意 |
林道走行後は車体の下回りへの泥・石の跳ね上げを確認しよう。
帰宅後のアンダーボディ洗車が必須だ。
特に排気管周辺に泥が堆積すると危険になる。
東北の山間部はガソリンスタンドが極端に少ない。以下のポイントで必ず給油しよう。
▼ 推奨給油ポイント(東京出発の場合)
★ 秋田市内(1日目・正午前後):山間部入り前に必ず満タンに
★ 湯沢市内(1日目・夕方):黒川温泉エリア最後の補給地点
★ 鹿角市内(2日目・夕方):玉川温泉エリア唯一の補給ポイント
★ 盛岡市内(3日目・帰路):東北道乗る前に最終確認
10月の東北山間部は朝晩5℃以下になることも多い。以下を必ず準備しよう。
▼ 車載必須装備
✅ 牽引ロープ/スコップ(林道で万が一はまった場合に備えて)
✅ 空気入れ・パンク修理キット
✅ チェーンまたは冬用タイヤ(10月以降の高地走行には必須)
▼ 温泉道具
✅ タオル×2(一軒宿は有料貸し出しが多い)
✅ ゴーグル(玉川温泉の強酸性泉対策)
✅ 着替え×2日分
▼ その他
✅ モバイルバッテリー(山間部はスマホのナビ負荷が大きい)
✅ 現金(林道近くの宿はカード非対応のことがある)
✅ 防寒着(ダウン・フリース・ネックウォーマー)
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