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雪も降らないこの街にやたらと雪の模様が目立つ頃になると僕は急にこの年がすでに襟のあたりまで暮れていることに気が付くそして安いリボンで飾り付けられたショウウインドウにまで昨年と何も変わらなかった自分を見せつけられるとたちまち閉店間際のスーパーの客のように急がされもう何をカゴに入れたのかさえ解らない春の日の午後にぼんやりと霧雨を眺めていたことや風呂屋の煙突の向こうの入道雲や一度だけ行った遊園地やそんなものたちがグルグルとまわって僕をひっくりかえし「がんばった」なんて言葉を僕から奪い去るのだ十二月見上げる空に舞い始めた綿埃りのような灰色の影はこの詩さえをも笑おうとしている
November 28, 2007
僕はニューヨークに行ったことがないからニューヨークの思い出なんてものは持っていないのだがいくつかの映画で観たかぎりではあの街はうるさ過ぎるだから僕は今日も来慣れた公園の芝の上で見慣れたいわし雲を数えているそうして空が笑い出したら誰かがニューヨークに似せて建てたのっぽのビルにでかいゴリラを登らせてみるゴリラはとんがり屋根に抱きついてどこか寂しそうにアメリカの方を見つめていた
November 26, 2007
名も知らぬ白い花を北風がゆらしている真冬に咲く花の意味を僕は考えないように歩く凍りそうな指先をポケットの中でにぎって張りつめた曇り空に鳥が羽ばたくのを見るあの雲の上にはいつも青空がひろがっている冷たい雨が降りる日も果てしのない青がつづいている比喩でもなんでもなくそれだけのことなのにその事実が僕を前に進ませるそんな日がある
November 19, 2007
誰にもリクエストされたわけではないのですが、なんとなく読んでいて絵が浮かんだのでつくってみました(^_^)、「猿と翼」。製品にするかどうかは別として、絵にしたのだからアップしたいと思います。これからもこんな感じで気軽にビジュアルと組み合わせていけたら楽しいだろうな。なんて思うのですw
November 12, 2007
人々が暖かなベットで眠る中僕は今日も何十年も前に固められた冷たいアスファルトの上を歩きつづける人は最後に帰る場所があるから生きていけるのかもしれない赤信号の下にとまった空車のタクシー真夜中の3秒あれに乗れば僕も帰るべき場所へとたどり着けるそんな気がした運転手の「どちらまで?」という問いを想像するまでの間だが
November 12, 2007
5分遅れで滑り込んできた列車のその屋根の向こうに青空がひろがっている中学の頃によく聞いた歌を誰かが歌っている思い出はいつも風に運ばれまぶたの裏を通り過ぎるから僕は目の前の空を眺めつづけている
November 7, 2007
リクエストの多かった、っていっても見事にばらけましたので2票ですがw「トランス」をつくってみました。初めから昭和の雰囲気で書いたので、イラストもテイストをそれっぽくしてあります。もっとうまく描けたらよかったのですがwイラストって難しいですね(T_T)商品化は難しいですが、こんな感じになるといいなという<言い訳w
November 1, 2007
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