2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全4件 (4件中 1-4件目)
1
講師のマイケルによる第3セッションのデモの日。第3セッションは表層へのアプローチのしめにあたり、身体の側面を扱う。マイケルのデモは、なんというか、とても芸術的だ。まったく威圧感がなく、身体の力がよい感じで抜けていて、自然にクライアントに同調し、無理なく確実に変化を起こしていく。こんなにpeacefulでnaturalな何かを見たことっていままでにあっただろうか。見ているだけで、こちらまで憑き物が落ちるような、しっとり落ち着いた気分になる。彼のデモを13回(ロルフィング10回とロルフ・ムーブメント3回)見学できるだけでも、ここまで来たかいがあったような気がする。クラスメートの何人かも同じ感想を持っていた。クラスモデルのロバートは26歳で、ブラジルの格闘技カポエラが趣味の小柄な男性だ。クラス内という環境もあるのだろうけど、いつもちょっと緊張しているような、硬い印象がある。が、このセッションの後、ロバートが施術台から立ち上がると、その緊張の殻が消え、全身がやわらかいオーラにつつまれて、すっかり安心して居心地のよさそうな、別人のような彼がいた。目の前で生まれ変わった人を見ているようで、こちらまでなんだかすごく幸せな気分になった。ロルフィングでは身体構造の変化を扱うので、クラスではセッションの前後に構造の変化をこまかく分析したりするのだが、ここまで全体的な印象の変化が大きいと、個々のパーツの分析など問題ではないように思えてくる。いつもセッション後にロバートの身体を観察しながらこまかな解説や調整を加えるマイケルも、今回は、この結果を見てもらえれば十分とばかりに、午前中のクラスを終わりにした。この日はもうただただ「これがロルフィングなんだー」「こんなことを仕事にできるロルファーってなんて幸せな職業だろう」という思いで頭が満たされていた。これからたいへんなことはたくさんあるだろうけど、今日の経験を忘れなければ、きっとよい感じでこの仕事を続けていけるだろう。
2005.09.05
コメント(0)
友人のヤスコさんとそのボーイフレンドのアレが通っている日本茶のクラスにお呼ばれした。お手前を教えているのは京都出身のヨウコ先生。青い着物の似合う、姿も立ち居振る舞いもとてもきれいな先生だ。実際に御茶屋に入ってお茶を立ててもらうなんてまったく初めての経験で、作法もなにも知らなかったけど、客としての手順を教えてもらいながら、手作りの水羊羹とお抹茶をおいしくいただいた。庭に設えられた日本式の御茶屋とヨウコ先生がかもしだす雰囲気は、アメリカのど真ん中でそこだけぽっかり異世界のようで、実際の日本ともまた違う、不思議に居心地のよい空間になっていた。アメリカの小都市に来て日本文化のひとつを初体験するなんて、おもしろいというか、皮肉というか。日本でお茶を経験しようと思ったら、費用も手間ももっとかかるだろうし、この不思議な居心地のよさ感はないかもしれない。お茶に限らず、こちらでは、日本や東洋のよい部分がうまく生活に取り入れられていて、日本にいるときよりも、古き良きオリエンタルな要素に触れる機会が多いような気がする。ヨウコ先生は日本の初期のロルファーの方々がボルダーでトレーニングをしていたときに通訳としてお手伝いをしていたとのこと。ご主人のデイビッドさんはクラスモデルとして日本人生徒からロルフィングを受けられたとか。またひとつおもしろいつながりだ。
2005.09.04
コメント(0)
5年近く習っているアルゼンチン・タンゴのフェスティバルがデンバーであるというので、ボルダーのタンゴ練習会で知り合ったロルファー兼ダンス教師のダロウとその友人たちと一緒に出かけてきた。ボルダーからデンバーまでは車で1時間弱。午後3時からニュータイプのミロンガ(タンゴでは踊り場のことをこう呼ぶ。ダンス・パーティーのようなもの)、7時からタンゴと空中技をミックスしたショー、午後10時からトラディショナルなタイプのミロンガと、盛りだくさんの内容で、帰りの車の中ではみな口をきく気力もなくなっていた。ロルフ・インスティテュートのコースの最終週にそれぞれテーマに沿ったプレゼンをするのだが、私はタンゴを踊る人の足についてケース・スタディをすることにした。タンゴでは女性は約8センチのハイヒールをはいて踊る。重心を内側に置くように教えられることが多いので、親指の付け根に無理がかかってひどい外反母趾になる人が多い。それをどう解決していくか。だいたいの構想はできているのだけど、もう少しつっこんで考えてみたい。ちょうどダロウが再来週、足についてのワークショップをするというので、それにも参加してみようと思う。フェスティバルには全米からダンサーが集まってきていて、思いがけずニューヨークの友人、ロビンに再会した。ロビンと彼のガールフレンドのルミコさんとは、2年前の12月にニューヨークのミロンガで知り合った。踊りのスタイルは違うのだけど、フィーリングが合って、去年の6月にニューヨークに語学留学したときもよく一緒に踊ったりした(ルミコさんは女性ながらリードもうまい)。それ以降はボディワークの勉強を始めたこともありばたばたしていてあまり連絡を取っていなかった。久しぶりに踊ってみると、ロビンのリードは相変わらずユニークで楽しいが、なんだか前より身体が小さくなったような気がする。ロビンにも「ヨシコ、背が高くなったんじゃない?」と言われる。ロルフィングのおかげで背がのびたのか、縮まっていた身体が開いて大きくなったのか? ほかにも、「なんだか感じが変わったね。何だろう、前よりリラックスしているみたい」と言われた。これはわかる。いまは本当に自分のやりたいことをやっているという気がする。たとえば筋膜に接しているだけで、なんだかすごく落ち着くのだ。それにしても、前にロビンに会ったときは、翻訳の仕事にゆきづまりを感じていて暗中模索の状態だったなーとしみじみ。不意に昔の自分(といってもほんの1年ちょっと前なのだけど)に出会ったような、不思議な感じだった。
2005.09.03
コメント(0)
あっというまに3週間の授業が終了した。2週目以降、授業は月曜から木曜までなので、3日間の週末があるわけだが、復習、宿題、勉強、練習など、やることは山積みだ。2週目からは生徒どうしでのロルフィング10セッションの実技が始まった。2週目の初めにそれぞれ「自分がセッションを受けたい人」を3人紙に書き、それを元に講師のマイケルとケンが組み合わせを決めることになった。1週目の授業ではほとんどお互いに施術することはなかったので、紙に書く相手を選ぶのも簡単ではない。同じ相手から続けて10セッションを受けるのだから、合わない相手にあたったらかなりきつい。また、自分が施術を行う相手を選ぶことはできない。水曜の朝に組み合わせが発表されたが、クラスの1人が「この人に施術するのはいやだ」とマイケルに訴え、午前中に組み合わせが変更された。ただでさえみなナーバスになっているところにこのひと悶着で、ややぎくしゃくしたすべりだしとなった。実際に始めてみると、やはりクラスのあちこちで小さな摩擦が生じてきたが、なんとかそれぞれ折り合いをつけ、今週、第3セッションまで終了した。私はオーストリアのカリンからセッションを受け、ノルウェーのマリアに施術することになった。カリンとは初日から意気投合してクラス外でもなにかと一緒に行動している。セッションもお互いに学びあう感じで予想以上に充実した内容になっているが、マリアへの施術では、1回ごとの身体の変化は見られるものの、どうも心理的な面でずれがある。性格的にもエネルギー的にも施術の仕方でもマリアと私はかなりちがうタイプなので、なぜ彼女が私を選んだのか謎だ。おまけに、ほかのクラスメートから、ちょっとした誤解からマリアが私のことをよく思っていないということまで聞かされてしまった。ますます謎である。が、ともかくベストを尽くすしかない。ほかの人とだったらもっとすんなり施術できただろうとは思うが、難しい相手に当たることで学ぶことも多いだろう。ロルフィングではクライアントとの関係のとりかたも重要な要因になるので、マリアとの関係をどう作っていくか、自分の感情をどうコントロールしていくかのよい訓練にもなるだろう。クラスメートのトッドはコース中に授業外で4人の友人を相手にそれぞれ10セッションを練習すると言う。授業と宿題だけでもかなりのエネルギーを使うのだから、たいへんなことだ。が、トッドもクラスでは難しい相手に施術することになったので、そちらはそちらでがんばりつつも、ほかにももっと自分がリラックスできる条件で練習しておきたいと言う。私も週末を使って友人とそのボーイフレンドに練習させてもらうことにした。小さな摩擦や問題はいろいろありつつも、コース全体の内容や講師とクラスメートとの交流はそれを補ってあまりある。あと5週間で終わりなんて、いまから名残惜しい。
2005.09.01
コメント(0)
全4件 (4件中 1-4件目)
1